JP3614309B2 - ローラユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置におけるローラユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機、プリンタ等の画像形成装置の給紙装置において、例えば、用紙を給紙する給紙ローラは、磨耗や汚れにより次第に劣化する。従って、ほとんどの画像形成装置では、装置自体の寿命を迎えるまでに、給紙ローラを何回か交換することが多い。給紙ローラを交換するときは、給紙装置から給紙ローラを外して、新しい給紙ローラを給紙装置に取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、給紙ローラを交換する際、ゴム等の部材で構成されている給紙ローラの表面に作業者等の手が触れると、皮脂等が給紙ローラの表面に付着してしまい、給紙ローラの劣化及び性能低下等を招いてしまう虞があった。
【0004】
そこで、本発明は、交換作業時等にローラの表面を保護できるローラユニットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、画像形成装置に取り付けられる交換用のローラと、ローラ表面を覆うシート状の保護部材とを備えるローラユニットであって、保護部材の一端部には、取手部と、一端部に対向する他端部が粘着剤により貼られる貼付部とが、端から順に設けられ、他端部を貼付部に貼り付けて、保護部材がローラ表面を覆うことを特徴とする。
【0006】
この請求項1に記載の発明では、画像形成装置のローラを交換するときには、古いローラを画像形成装置から外して、ローラユニットを画像形成装置に取り付ける。次いで、保護部材の取手部を引っ張って、交換用のローラから保護部材を取り外す(剥がす)。こうして、ローラの交換が終了し、保護部材を外した交換用のローラは使用可能となる。
【0007】
交換用のローラが、保護部材で覆われていることにより、取り付け作業時に、交換用のローラの表面に、皮脂等が付着しにくくなるので、交換用のローラの表面を保護できる。また、交換用のローラの表面の保護ができるので、ローラユニットの保管時に、交換用のローラの劣化の進行を遅らせることができる。更に、保護部材には、取手部が設けられていることにより、保護部材を持ちやすいので、取り付け作業が簡単になる。また、取手部を引っ張るだけの簡単な作業で、交換用のローラから保護部材を取り外すことができる。
【0008】
なお、ローラユニットを画像形成装置に装着するとき、取手部を持って、装着するのが好ましく、この場合、皮脂が交換用のローラの表面に更に付着しにくくなるので、交換用のローラの劣化や性能低下等を招く虞が更になくなる。また、粘着剤は、貼付部に直接施してもよいし、他端部に直接施してもよい。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記他端部には、切り欠き状の凹みが形成されていることを特徴とする。
【0010】
この請求項2に記載の発明では、他端部が凹みが形成されていることにより、取手部の面積が広くなるので、保護部材が更に持ちやすくなる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記取手部は、一端部の端から突設する凸形状に形成されていることを特徴とする。
【0012】
この請求項3に記載の発明では、取手部が凸形状に形成されていることにより、取手部の面積が広くなるので、保護部材が更に持ちやすくなる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記取手部は、一端部の端から突設する凸形状に形成されており、前記他端部は、取手部の凸形状と一致する形状の切り欠き状の凹みが形成されていることを特徴とする。
【0014】
この請求項4に記載の発明では、保護部材は、シート状の材料を連続してせん断して製造されており、このように製造すると保護部材の凸形状と凹みとが一致する。即ち、一つの凸形状の切断刃を用いてせん断すると、切り離された材料の切り口はそれぞれ、凸形状と凹みとをなし、凹みの部位は一方の保護部材の他端部となり、凸形状の部位は他方の保護部材の取手部(一端部)となるのである。材料を連続してせん断するだけで保護部材が製造できるので、保護部材の製造が容易であり、しかも、保護部材の製造時において切り屑等のごみをなくすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、第一実施の形態を説明する。図1に示す複写機(画像形成装置)1は、後述するように原稿を走査して読み取り、デジタル化して記録媒体(以後、「用紙」という)に複写するいわゆるデジタル複写機としての機能の他に、図示しない制御装置により、原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能を併せ持つ多機能を保持している。
【0016】
複写機1は、胴内排紙型の複写機であり、上から読み取り部3、画像形成部5、給紙部7の順に配置されている。画像形成部5と読み取り部3との間の空間は、排紙収納部4として形成され、画像形成された用紙が、排紙収納される。
【0017】
画像形成部5は、ドラム状をした感光体9の周囲に、感光体9の表面に帯電処理を行う帯電装置11、画像情報を感光体9表面にレーザ光で照射する露光装置13、感光体9の表面に露光されて形成された静電潜像を可視化する現像装置15、感光体9上で現像されたトナー像を用紙に転写する転写装置17、転写後、感光体9表面に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置19等がそれぞれ配置されている。感光体9と帯電装置11と現像装置15とクリーニング装置19とは、一つの現像ユニット21を形成している。
【0018】
また、画像形成部5は上述したものの他に、トナー像を転写された用紙上のトナーを定着処理する定着ユニット23がある。この定着ユニット23は、現像ユニット21の上方に配置され、定着ローラ24と排紙装置25とで構成されている。定着ユニット23を通過した用紙は、排紙装置25により排紙収納部4に排紙収納される。
【0019】
現像ユニット21と定着ユニット23と露光装置13とは、本体内の樹脂製の構造体26(図2参照)により支持されており、現像ユニット21と定着ユニット23とは、本体に対し脱着可能になっている。
【0020】
読み取り部3は、原稿照明用光源とミラーとからなる読み取り走行体27が、コンタクトガラス29上に積載される原稿に対し、往復移動して、原稿の読み取り走査を行う。この読み取り走行体27により走査された画像情報は、レンズ31の後方(図中右方)に配置されているCCD(電荷結合素子画像センサ)33に画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、デジタル化され画像処理される。
【0021】
画像処理された信号に基づいて、露光装置13内のLD(レーザダイオード)の発光による光信号は、ポリゴンミラーやレンズを介して感光体9に至り、感光体9の表面に静電潜像が形成される。
【0022】
複写機1の後方(図中右方)に位置する側壁は、本体に対して開閉可能であり、給紙ローラ39の交換やトナーの交換等のメンテナンスの際には、この側壁47を開ける。側壁47の近傍には、手差し給紙装置49が配置され、図中矢印A方向にスライド可能な用紙積載板51上に積載された用紙は、ピックアップローラ53により、レジストローラ43へ搬送される。
【0023】
給紙部7は、給紙カセット35と用紙搬送部(図2参照)40とで構成されている。給紙カセット35には、未使用の用紙が収納されており、回動可能に支持された底板37が最上の用紙を給紙ローラ39に押し付けるようばね41が加圧する。後述する給紙ローラ39の回転により、最上紙は給紙カセット35から送り出され、ガイド板45を介してレジストローラ43へと搬送される。レジストローラ43は、感光体9表面のトナー像と用紙の先端との位置関係が所定の位置になるよう、タイミングをとって、用紙を感光体9に搬送する。
【0024】
図2は、側壁47を開けて、現像ユニット21と定着ユニット23とを本体から脱着した状態を示す斜視図である。なお、手差し給紙装置49は、この図2においては省略している。
【0025】
用紙搬送部40は、図2に示すように、側壁47の近傍に配置されており、給紙ローラ39と、駆動部55で構成されている。また、用紙搬送部40は、図3に示すように、構造体26より延出している各壁部57a〜cに支持されている。このように、給紙ローラ39は、側壁47の近傍に配置されており、側壁47を開けたとき、すぐに給紙ローラ39が見えるので、給紙ローラ39の取り外し作業、及び後述するローラユニット87の取り付け作業が簡単である。
【0026】
構造体26は、図3に示すように、壁部57a〜cを有しており、壁部57aには、後述するローラ軸59の一端部59aが嵌合するボス(嵌合部)61が給紙ローラ39の方向に延出している。このボス61内には、ばね67により給紙ローラ39の方向に付勢されている押圧ピン65が配置されている。押圧ピン65の先端は、ボス61の給紙ローラ39側に形成された孔69を介して、ローラ軸59の一端部59aに当接している。また、壁部57aには、ボス61の下方に、給紙ローラ39の方向に延出しているリブ63が形成されており、給紙ローラ39の落下を防止している。
【0027】
壁部57bには、後述するガイド部材75を通す孔79が形成され、この孔79にガイド部材75が配置されている。壁部57cには、後述する駆動軸73を通す孔83が形成され、この孔83に、躯動軸73の軸受85が嵌合している。
【0028】
給紙ローラ39は、後述する駆動軸73からの回転力を伝達されたローラ軸59により回転する。ローラ軸59の一端部59aには、凹部71が形成されており、ボス61と嵌合する。このとき、凹部71の略中央の位置には、押圧ピン65の先端が当接している。
【0029】
ローラ軸59の他端部59bは、断面が略D型の中空をなしており、後述するガイド部材75内を通って、駆動軸73と嵌合している。このため、他端部59bと駆動軸73とは、互いに回転不能な状態にある。また、ローラ軸59と駆動軸73との軸心は、一致している。
【0030】
駆動部55は、駆動軸73とガイド部材75とで構成されている。駆動軸73は、図中において、左右にスライド可能であり、図示しない駆動源からの駆動力をローラ軸59に伝達する。駆動軸73の給紙ローラ39側の端部は、ローラ軸59の他端部59bの形状に嵌合する略D型の突起状をなしており、後述するガイド部材75内を通って、ローラ軸59の他端部59bと嵌合している。従って、駆動軸73は、他端部59bとの嵌合と軸受85とにより支持されている。また、ガイド部材75内の駆動軸73には、溝部73aが形成されており、この溝部73aに後述する爪部75bが噛合っている。
【0031】
ガイド部材75は、中空の円柱状をなしており、壁部57bに形成された孔79に配置されている。ガイド部材75は、駆動軸73と給紙ローラ39の他端部59bとを連結し、支持している。ガイド部材75の給紙ローラ39側の一側で、且つ上部には、取手部材77がガイド部材75と一体に形成され、下部は、給紙ローラ39の方向に延出している延出部75aが形成されている。この延出部75aと上述のリブ63とで、給紙ローラ39の落下を防止している。
【0032】
ガイド部材75は、上述の押圧ピン65のばね67よりも、強い付勢力を持つばね81により、給紙ローラ39の方向に付勢されている。従って、通常、このばね81の付勢力により、ローラ軸59の一端部59aは、矢印a方向にスライドして、ボス61と嵌合している。
【0033】
ガイド部材75の内部において、下方に延出している爪部75bが形成されており、駆動軸73の溝部73aと噛合っている。これにより、駆動軸73とガイド部材75とは、一体にスライドする。なお、爪部75bと溝部73aとは、単に噛合っているだけなので、駆動軸73の回転には、影響を与えない。なお、ガイド部材75を構成する材料は、特に限定しないが、樹脂等の材料で構成されていることが好ましく、本実施の形態において、ガイド部材75は、樹脂で構成されている。
【0034】
次に、本発明の特徴部分について説明する。図4は、本発明に係るローラユニット87を示す斜視図である。ローラユニット87は、交換用のローラ89と、保護部材91とで構成されており、給紙ローラ39が磨耗或いは劣化したときには、給紙ローラ39を外して、この交換用のローラ89を取り付ける。
【0035】
交換用のローラ(以後、単に「ローラ」という)89は、上述の給紙ローラ39と略同一であり、ローラ89のローラ軸90の一端部90aは、ボス61と嵌合し、他端部90bは、駆動軸73と嵌合する。
【0036】
保護部材91は、シート状をなしており、ローラ89の表面を覆っている。この保護部材91の一端部91aには、取手部91cと、後述する糊代部91eが貼られる貼付部91dとが、一端部91aの端から順に設けられており、一端部91aと対向する保護部材91の他端部91bには、粘着剤が施された糊代部91eが設けられている。糊代部91eには切り欠き状の凹みが形成されており、糊代部91eを、一端部91bの貼付部91dに貼り付けて、保護部材91がローラ89の表面を覆っている。
【0037】
即ち、保護部材91において、一端部91aと他端部91bとのそれぞれの先端は、一致しておらず、糊代部91eを有する他端部91bを、一端部91aの端から間隔をおいて貼りつけることにより、一端部91aには取手部91cと貼付部91dとが設けられるのである。
【0038】
取手部91cは、ローラユニット87を複写機1に取り付けるときに、使用者が保持するところである。取手部91cには、「ここを持ってください」という表示が付されており、この表示を付することにより、使用者は迷うことなく取手部91cを持つことができる。また、保護部材91には、▲1▼〜▲3▼の番号が付いた矢印が付されており、この番号は、ローラユニット87を取り付けるときの手順を示している。このように表示することで、使用者は、迷うことなくローラユニット87を取り付けることができる。
【0039】
なお、糊代部91eに施された粘着剤の粘着力は、ローラユニット87における複写機1への取り付け作業に耐えられる程度であればよい。また、本実施の形態では、粘着剤を糊代部91eに施したが、貼付部91dに粘着剤を施しても良い。
【0040】
次に、上述した構成に基づいて第一実施の形態の作用を説明する。
【0041】
通常、給紙ローラ39は、ローラ軸59の一端部59aがボス61と嵌合した状態で回転し、給紙カセット35に収納されている用紙を感光体9に搬送している。給紙ローラ39が磨耗劣化したときには、給紙ローラ39をローラ89と交換する。
【0042】
給紙ローラ39をローラ89と交換するときは、先ず、側壁47を開けて、給紙ローラ39の上方に位置する現像ユニット21と、定着ユニット23とを本体から離脱させる。これらを離脱させると、図2に示すように、給紙ローラ39の上方に一定の空間が形成される。給紙ローラ39の上方に一定の空間が形成されるので、給紙ローラ39が外部より視覚で確認できるようになり、作業スペースも確保できるので、給紙ローラ39の取り外し作業、及びローラユニット87の取り付け作業が簡単になる。
【0043】
現像ユニット21と定着ユニット23とを脱着させた後、ガイド部材75の取手部材77を持ち、ガイド部材75を壁部57bの方向に移動させる。こうすると、ガイド部材75と駆動軸73とは一体に右方にスライドし、給紙ローラ39は、押圧ピン65により、右方に押される。給紙ローラ39が右方に押されると、ローラ軸59の一端部59aとボス61との嵌合が解除され、給紙ローラ39を取り出すことができるようになる。ガイド部材75を右方にスライドさせるだけで、給紙ローラ39を取り出せる状態になるので、給紙ローラ39の取り外しが更に簡単になる。
【0044】
給紙ローラ39を取り出した後、ローラユニット87を取り付ける。ローラユニット87を取り付けるときは、先ず、ガイド部材75を壁部57bの方向に移動させるとともに、保護部材91の取手部91cを持って、ローラユニット87を矢印▲1▼の表示に従って移動させる。次いで、矢印▲2▼の表示に従ってローラユニット87を下げると、ローラ軸90の他端部90bと駆動軸73とが嵌合する。
【0045】
ローラ軸90の他端部90aと駆動軸73とが嵌合した後、ローラユニット87を矢印▲3▼の表示に従って(図3の矢印a参照)移動し、ローラ軸90の一端部90aをボス61と嵌合する。このようにして、ローラ軸90の各端部90a、90bとをそれぞれ嵌合させた後、取手部91cを上方に引っ張って、ローラ89から保護部材91を取り外す(剥がす)。こうして、ローラユニット87の取り付けが終了し、保護部材91を取り外したローラ89は使用可能となる。即ち、取手部91cを上方に引っ張ると、糊代部91eは、貼付部91dから剥がれることにより、ローラ89から保護部材91を取り外せるのである。
【0046】
ローラ89が、保護部材91で覆われていることにより、ローラ89の表面を保護できる。即ち、ローラ89の表面に、グリース(潤滑剤)、或いは使用者等の手が触れることで付着する皮脂等が付着しにくくなるので、例えば、ローラ89の劣化や性能低下等を招く虞がなくなり、ローラ89の表面の保護ができるのである。また、ローラ89の表面の保護ができるので、ローラユニット87の保管時に、ローラ89の劣化の進行を遅らせることができる。
【0047】
更に、保護部材91は、取手部91cを有していることにより、保護部材91を持ちやすいので、取り付け作業が簡単に行える。また、取手部91cを引っ張るだけの簡単な作業で、ローラ89から保護部材91を取り外すことができる。
【0048】
次に、第二実施の形態を説明するが、その説明にあたり、上述の部分と同一の部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0049】
図5は、第二実施の形態に係るローラユニット87の斜視図である。第二実施の形態においては、保護部材91の一端部91aの取手部91cが、一端部91aの端から弧状に突出する凸形状に形成され、他端部91bが、取手部91cの凸形状と一致する形状の切り欠き状の凹みが形成されていることが上述の実施の形態と異なる。他端部91bを凹形状にし、取手部91cを凸形状にすることにより、取手部91bの面積が広くなるので、保護部材91が更に持ちやすくなる。
【0050】
この保護部材91は、図6に示すように、シート状の材料93を、連続してせん断して製造されており、このように製造すると保持部材91の凸形状と凹形状とが一致する。即ち、一つの凸形状の切断刃(図示せず)により、材料93を連続してせん断すると、その切り口93aを介して一方の保護部材91Aと、他方の保護部材91Bとが製造される。
【0051】
図を見ても明らかなように、一方の保護部材91Aは、切り口93A側の部位において凹形状をなしており、一方の保護部材91Aの他端部91b(糊代部91e)となる。同様に、他方の保護部材91Bは、切り口93A側の部位において凸形状をなしており、他方の保護部材91Bの一端部91a(取手部91b)となるのである。なお、この加工法は、一般にチップレス加工と呼ばれている。
【0052】
材料93を一つの切断刃で連続してせん断するだけで、保護部材が製造されるので、保護部材の製造が容易であり、しかも、保護部材の製造時において切り屑等のごみをなくすことができる。また、材料93をせん断するための切断刃の形状が簡単である。
【0053】
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形が可能である。
【0054】
例えば、本実施の形態において、ローラ軸59の一端部59aを凹型にして、ボス61と嵌合させたが、一端部59aを突起状にして、ボス61の変わりに、壁部57aに凹部を形成して、互いに嵌合させても良い。これは、ガイド部材75の爪部75bと駆動軸73の溝部73a、及びガイド部材75の係止爪75cとローラ軸59の係合溝59cについても同様である。
【0055】
また、保護部材の形状は、上述の実施の形態に限定されず、例えば、図7に示すように、取手部91cの形状を一端部91aから矩形に突出する凸型にし、他端部91bを、矩形の凸型と一致する凹形状にしてもよい。更に、他端部91bを面一の形状にし、一端部91aを凸形状にしてもよい。
【0056】
更に、本実施の形態においては、ローラユニット87を、給紙ローラ39の交換用として用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、レジストローラ43、ピックアップローラ53等、複写機1において使用されるローラの交換用として用いることができる。また、本発明は、多機能の複写機1に適用したが、これに限定されず、例えば、単なる複写機、プリンタ、ファクシミリ等に適用しても、同様の作用効果を得る。
【0057】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、交換用のローラが、保護部材で覆われていることにより、取り付け作業時に、交換用のローラの表面に、皮脂等が付着しにくくなるので、交換用のローラの表面を保護できる。また、ローラユニットの保管時に、交換用のローラの劣化の進行を遅らせることができる。更に、保護部材には、取手部が設けられていることにより、保護部材を持ちやすいので、取り付け作業が簡単になる。また、取手部を引っ張るだけの簡単な作業で、交換用のローラから保護部材を外すことができる。
【0058】
請求項2に記載の発明では、他端部が凹みが形成されていることにより、取手部の面積が広くなるので、保護部材が更に持ちやすくなる。
【0059】
請求項3に記載の発明では、取手部が凸形状に形成されていることにより、取手部の面積が広くなるので、保護部材が更に持ちやすくなる。
【0060】
請求項4に記載の発明では、保護部材の製造が容易であり、しかも、保護部材の製造時において切り屑等のごみをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機を概略的に示す構成図である。
【図2】図1の複写機の側壁を開けた状態を示す斜視図である。
【図3】給紙ローラの近傍を拡大して示す断面図である。
【図4】第一実施の形態に係るローラユニットを示す斜視図である。
【図5】第二実施の形態に係るローラユニットを示す斜視図である。
【図6】図5の保護部材の製造方法を説明する斜視図である。
【図7】変形例に係るローラユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置)
87 ローラユニット
89 交換用のローラ
91 保護部材
91a 一端部
91b 他端部
91c 取手部
91d 貼付部
93 材料

Claims (4)

  1. 画像形成装置に取り付けられる交換用のローラと、ローラ表面を覆うシート状の保護部材とを備えるローラユニットであって、
    保護部材の一端部には、取手部と、一端部に対向する他端部が粘着剤により貼られる貼付部とが、端から順に設けられ、他端部を貼付部に貼り付けて、保護部材がローラ表面を覆うことを特徴とするローラユニット。
  2. 前記他端部には、切り欠き状の凹みが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のローラユニット。
  3. 前記取手部は、一端部の端から突設する凸形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のローラユニット。
  4. 前記取手部は、一端部の端から突設する凸形状に形成されており、前記他端部は、取手部の凸形状と一致する形状の切り欠き状の凹みが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のローラユニット。
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