JP3614258B2 - 半導体素子、および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体素子、および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶素子、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
単一電子素子は究極の高集積低電力素子として期待されているが、これまで極低温でしか動作しないという大きな障害があった。1993年、日立の矢野等は、超薄膜多結晶Siトランジスタを用いることにより、世界で始めて単一電子素子(単一電子メモリ)の室温動作に成功した。以下、矢野等が開発した単一電子素子(単一電子メモリ)の構造とその製造方法の概要を、図9〜図11を用いて説明する。
【0003】
図9に超薄膜多結晶Siトランジスタの平面図(a)、及びそのA−A’断面図を(b)、(c)に示す。先ず最初に、単結晶Si基板401を熱酸化して500nmのSiO膜402を形成した後、ジクロルシラン(SiHCl)とアンモニア(NH)を原料ガスとする減圧化学気相成長法(LP−CVD法)により、50nmのSi膜403を堆積する。続いて、モノシラン(SiH)とフォスフィン(PH)を原料ガスとするLP−CVD法により、リンを含んだ多結晶Si膜404を100nm堆積した後、周知のリソグラフィー及びドライエッチング法により、上記リンドープ多結晶膜404を所望の形状に加工してソース配線404(a)、ドレイン404(b)配線を形成する(図9(b))。ソース配線404(a)は、隣接するメモリセルの共通ソース線404(a)として用いられている。
【0004】
次に、SiHを用いたLP−CVD法により、チャネル層405となる平均膜厚が約4nmの非晶質Si膜を堆積した後、750℃の窒素雰囲気中で熱処理を行ない、上記非晶質Si膜を多結晶Si膜405に変換する(図9(c))。SiHの熱分解により形成した約10nm以下の非晶質Si膜は、微視的な膜厚の不均一性が非常に大きい。すなわち、巨視的には平均膜厚が約4nm程度の膜厚であっても、膜が形成されていない領域や、膜が極端に厚く(約8nm以上)形成される領域が混在する。この膜厚の揺らぎにより、多結晶Si膜405の微細なグレイン内に強いランダムポテンシャルが生じる。超薄膜多結晶Siトランジスタを用いた単一電子メモリは、この現象を利用して、情報の記憶を行なっている。
【0005】
次に、電子線(EB)リソグラフィー技術により、所定の形状にレジストパターン407を形成した後、ドライエッチング技術を用いて上記チャネル多結晶Si膜405を加工する(図10)。このときチャネル層の幅は、極力小さいことが望ましく、具体的には約100nm以下であることが好ましい。
【0006】
次に、LP−CVD法によりゲート絶縁膜408となるSiO膜408を約20nm、ゲート電極409となるリンドープ多結晶Si409を100nm堆積した後、周知の技術によりリンドープ多結晶Si408を加工し形成しゲート電極409とする(図11)。この後、ワード線、ソース線、データ線を形成し、超薄膜多結晶Siトランジスタの作製を終了する。
【0007】
次に、超薄膜多結晶Siトランジスタを用いた単一電子メモリの動作原理の概要について記述する。図12に示したように、ソース、ドレイン間に電位差を与え、ゲート電極に正電圧を印加すると抵抗の最も小さい経路、すなわち多結晶Si膜の膜厚の厚い場所に沿って超薄膜多結晶Siトランジスタの電流経路(チャネル)が形成される(図12(a))。このチャネルの幅は、多結晶Si膜のグレインサイズと同等の大きさであり、幅が約4〜10nmと極めて細いチャネルが形成される。すなわち、チャネル層の幅は約100nmであるが、実行的なチャネル幅は、約4〜10nmとなる。
【0008】
ゲート電圧を更に印加していくと、チャネル領域から電子が弾き出され、チャネル近傍のグレイン内(蓄積ノード)に電子が注入される。この電子によりチャネルと蓄積ノードの電位差が無くなり、電子は蓄積ノードに閉じ込められることになる(図12(b))。これが情報の書き込みに対応する。このような状態になると、閉じ込められた電子とのクーロン反発力によりドレイン電流が減少する。
【0009】
一方、蓄積ノードの電子の引き抜きは、ゲート電極に負電圧を印加することにより行なわれる。すなわち、蓄積ノードの電子を無くすことで、ドレイン電流は増加する(図12(a))。これは、蓄積ノード内の電子の有無によりトランジスタのしきい電圧がシフトすることを意味しており、しきい電圧を測定することにより情報(1又は0)を判定することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
超薄膜多結晶Siトランジスタを用いた単一電子メモリの特性を左右する要因の一つは、チャネルが形成される多結晶Si膜の幅(W)である。図13に示したように、チャネルが形成される多結晶Si膜の幅(W)が大きい場合は、同層内にチャネルが複数形成される確率が大きくなる。また、個々のチャネルに対応する蓄積ノードの場所(チャネルからの距離)も、それぞれ異なる。複数のチャネルが同じしきい電圧であれば特に問題は起らないが、しきい電圧が異なっていたり、遮断されていないチャネルが存在すれば、書き込み/消去後のしきい電圧のバラツキは大きくなる。従って、チャネル多結晶Si層の幅(W)を可能な限り小さくし、チャネルが複数形成されないようにするため、EBリソグラフィーにより微細(100nm)なパターニングを行なっていた。
【0011】
一方、超薄膜多結晶Siトランジスタを用いた単一電子メモリの最大の利点は、構造が単純で作り易いことと、工程の殆どに従来技術を適用できる点である。このため、フラッシュEEPROM等と同様に、不揮発性の大容量メモリとして期待されている。しかし、チャネル層の加工に関しては、上述した理由によりEBリソグラフィーに頼らざるをえない。
【0012】
現状のEBリソグラフィー技術は、スーループットや再現性及び技術的な面で未だ問題点が多く、大容量のメモリを量産化する際の障害となる。
【0013】
本発明の目的は、大量生産が可能なエキシマレーザリソグラフィーにより、100nm以下のチャネル形成領域を安定して供給し、書き込み/消去後のしきい電圧のバラツキを小さくすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、ソース領域とドレイン領域を結ぶチャネル多結晶Si膜の一部の領域だけの電界を強くして、チャネルが形成される領域を限定することによって達成される。具体的には、チャネル層となる超薄膜多結晶Si膜上に、第1のゲート絶縁膜であるSiO膜を形成する工程と、上記SiO膜/多結晶Si膜を同じレジストをマスクとして所定の形状に加工する工程と、ウットエッチング法により、上記SiO膜の側壁部をレジストパターンエッジから選択的に後退させる工程と、レジストを除去した後、第2のゲート絶縁膜となるSiO膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程を少なくとも含み、チャネル多結晶Si層パターンエッジのゲート絶縁膜の厚みだけを、他の領域より選択的に薄くして、その領域のゲート電界を増大させることにより達成される。
【0015】
本発明によれば、チャネルが形成される領域が、第1のゲート絶縁膜のサイドウエットエッチング量と、第2の絶縁膜の厚さで決まるので、チャネル多結晶Si膜の加工幅(W)に依存しなくなる。従って、光リソグラフィーを用いても、微細なチャネル領域を形成することが可能となり、しきい電圧のバラツキを小さくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
本発明の第1の実施例を、図1〜図6を用いて説明する。まず図2において、単結晶Si基板101を周知の熱酸法により酸化して500nmのSiO膜102を形成した後、ジクロルシラン(SiHCl)とアンモニア(NH)を原料ガスとするLP−CVD法により、50nmのSi膜103を堆積した。上記Si膜103は、温度770℃、圧力80Paの条件で堆積を行なった。続いて、モノシラン(SiH)とフォスフィン(PH)を原料ガスとするLP−CVD法により、リンを含んだ多結晶Si膜104を100nm堆積した後、周知の光リソグラフィー及びドライエッチング法により、上記リンドープ多結晶膜104を所望の形状に加工してソース104(a)、ドレイン104(b)配線を形成した(図2(a),(b))。本実施例では、上記リンドープ多結晶Si膜104を、温度630℃、圧力60Paの条件で堆積を行ない、膜中のリン濃度を4×1020/cmとした。
【0017】
次に、ウエーハの洗浄を行なった後、LP−CVD法によりチャネル層105となる非晶質Si膜を4nm堆積した。上記非晶質Si膜の形成は、150cc/分のジシラン(Si)と2000cc/分の窒素(N)を縦型反応炉に導入し、温度450℃、圧力70Paの条件で堆積を行なった。従来法では、上記非晶質Si膜の堆積にSiHを用いていたが、10nm以下の薄い連続膜を均一性良く形成する上では、Siを用いることが好ましく、その形成も500℃以下の温度で堆積することが望ましい。続いて、850℃の窒素雰囲気中で30分の熱処理を行ない、上記非晶質Si膜を多結晶Si膜105に変換した。その後、LP−CVD法により、第1のゲート絶縁膜106となるSiO膜106を30nm堆積した(図2(c))。上記SiO膜106の形成には、原料ガスとしてSiHと亜酸化窒素(NO)を用い、温度750℃、圧力110Paの条件で堆積を行なった。本実施例では、非晶質Si膜を結晶化した後、第1ゲート絶縁膜106を形成したが、絶縁膜106を形成した後、結晶化することも可能である。
【0018】
次に、位相シフト法を併用したクリプトンフロライド(KrF)エキシマレーザリソグラフィー技術により、レジストパターン107を所定の形状に形成した後、該レジストパターン107をマスクとして、上記SiO膜106/多結晶Si膜105を異方性ドライエッチング法により加工した。本実施例では図3(a)に示したように、多結晶Si膜105の下層にあるソース104(a)、ドレイン配線104(b)がエッチングにより消滅しないように、同配線104(a),104(b)上にもレジストパターン107を配置した。また、そのチャネル層105の幅に対応するレジストパターン107の短辺の幅を150nmとした。続いて、フッ酸緩衝液を用いて、上記第1ゲート絶縁膜106であるSiO膜106の側壁部をウェットエッチングし、レジストパターン107エッジから約50nm後退させた。フッ酸緩衝液では、多結晶Si膜105やSi膜103はほとんどエッチングされないので、第1のゲート絶縁膜106となるSiO膜106の側壁部だけが選択的にエッチングされる。本実施例におけるフッ酸緩衝液の組成比は、フッ酸(HF)/フッ化アンモニウム(NHF)=1/40とし、80秒のエッチングを行なった(図3)。
【0019】
次に、レジストパターン107を除去した後、LP−CVD法により第2のゲート絶縁膜108となる20nmのSiO膜108、及びゲート電極109となる100nmのリンドープ多結晶Si膜109を順次堆積した。続いて、位相シフト法を併用したKrFエキシマレーザリソグラフィー、及びドライエッチング技術により、上記リンドープ多結晶Si膜109を所定の形状に加工してゲート電極109を形成した(図1)。この後、ワード線、データ線、ソース線等を周辺回路と接続し、64ビットの単一電子素子を形成した。
【0020】
図4及び図5に、本実施例による単一電子素子と従来方法による素子の比較を示した。図4(a)、(b)に示したように、従来法ではゲート絶縁膜の膜厚がチャネル層全面において同じであるため、チャネル層にかかるゲート電界も同様にチャネル層全面においてほぼ均一になる。すなわち、従来法ではチャネルが形成される領域(Wc)は、多結晶Si層の加工幅(W)と同等となる(Wc≒W)。このため、EBリソグラフィーを用いて、100nm程度の微細なパターンを作製する必要があった。
【0021】
これに対し本発明では、図5(a)、(b)に示したようにゲート絶縁膜の膜厚をチャネル層の両端部で薄くしている。従って、この領域のゲート電界が大きくなり、この領域近傍だけにチャネルが形成されることになる。すなわち、本発明によれば、第1ゲート絶縁膜のサイドエッチング量(X)と第2ゲート絶縁膜の膜厚(d)により、チャネルが形成される領域(Wc)を限定することが可能となるので、チャネルが形成される領域が多結晶Si層の加工幅(W)に依存しなくなる(Wc≒2(X−d))。
【0022】
図6は、チャネル形成領域幅(Wc)と第2ゲートSiO膜208の膜厚(d)の関係を、第1ゲートSiO膜206のサイドエッチング量(X)をパラメータとしてプロットしたものである。本図より、第1ゲートSiO膜206のサイドエッチング量(X)と第2ゲートSiO膜208の膜厚(d)を制御することで、任意のチャネル形成領域幅(Wc)を得られることが分かる。だだし、フッ酸緩衝液によるエッチングを長くしすぎると、レジストパターン107と第1ゲートSiO膜106の接触面積が小さくなるため、パターン剥がれが生じる。本実施例では、サイドエッチング量(X)が約60nm以上の領域でパターンが剥がれる不良が生じた。これは、レジストパターンの最小幅と相関があり、パターン幅が大きいほど裕度が大きくなる。しかし、サイドエッチングの制御性の面や、素子の微細化を考慮すると、サイドエッチング量は60nm以下であることが好ましい。
【0023】
本実施例では、第1ゲート絶縁膜のサイドエッチング量(X)を50nm、第2ゲート絶縁膜の膜厚(d)を20nmとしているので、チャネルが形成される領域は、チャネル層両端で60nm程度となる。
【0024】
本実施例で作製した単一電子素子の電気的特性を評価したところ、しきい電圧のバラツキにおいて、従来法で形成したそれと同等以上の良好な結果を得た。
【0025】
(実施例2)
次に、本発明の第2の実施例について説明を行う。本実施例により作製した単一電子素子の形成方法は、ゲート電極のレイアウトを除いて、実施例1で示した方法と全く同じである。
【0026】
図7に、本実施例で作製した単一電子素子の平面図と断面図を示す。ここで、203はSi膜、204(a)は共通ソース配線、204(b)はドレイン配線、205はチャネル多結晶Si層、206は第1ゲートSiO膜、208は第2ゲートSiO膜、及び209はゲート電極である。実施例1との相違点は、ゲート電極209の配置が、チャネル多結晶Si層205の片側の端部だけを覆っている点である。
【0027】
実施例1では、チャネル多結晶Si層105の両端部とゲート電極109が平面的に重複しているため、チャネルが形成される領域(Wc)は、第1ゲートSiO膜106のサイドエッチング量(X)と第2ゲートSiO膜108の膜厚(d)の差の2倍、すなわち、Wc≒2(X−d)となり、Wc≒60nmであった。これに対し、本実施例では、ゲート電極209がチャネル層205の片側の端部だけを覆っているので、チャネルが形成される領域をWc≒30nmと半分まで微細化できた。
【0028】
本実施例で作製した単一電子素子の、書き込み/消去後のしき電圧のバラツキを評価したところ、実施例1の素子よりも更に低減できた。
【0029】
(実施例3)
次に本発明の第3の実施例を説明する。本実施例も、単一電子素子の形成方法は、実施例1とほとんど同じである。唯一の相違点は、レジストパターンをマスクとして第1ゲートSiO膜とチャネル多結晶Si膜をドライエッチングする際、チャネル多結晶Si膜下地のSi膜も同時にエッチングした点である。
【0030】
図8に、本実施例で作製した単一電子素子の平面図と断面図を示す。ここで、302はSiO膜、303はSi膜、304(a)は共通ソース配線、304(b)はドレイン配線、305はチャネル多結晶Si層、306は第1ゲートSiO膜、308は第2ゲートSiO膜、及び309はゲート電極である。実施例1との相違点は、チャネル多結晶Si層305の下層にあるSi膜303も、チャネル多結晶Si膜と同じレジストパターンでドライエッチングした点である。
【0031】
図8に示したように、下層のSi膜303をエッチングすることにより、ゲート電界は、チャネル層305の側壁部からもかかるようになる。このように、チャネル層305の側壁部からも電界を与えることによって、チャネルが形成される領域を更に限定することが可能となる。
【0032】
本実施例で作製した単一電子素子の、書き込み/消去後のしき電圧のバラツキも、実施例1の素子よりも小さくすることができたた。
【0033】
【発明の効果】
本発明により、光リソグラフィーを用いても、EBリソグラフィーと同等以上の微細なチャネル領域を形成することが可能となった。これにより、単一電子素子の量産性を飛躍的に向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明する平面図と断面図。
【図2】本発明の第1の実施例を説明する平面図と断面図。
【図3】本発明の第1の実施例を説明する平面図と断面図。
【図4】従来法による単一電子素子の構造を説明する図。
【図5】実施例1で作製した単一電子素子の特徴を説明する図。
【図6】チャネル形成領域の制御法を説明する図。
【図7】本発明の第2の実施例を説明する平面図と断面図。
【図8】本発明の第3の実施例を説明する平面図と断面図。
【図9】従来の方法を説明する平面図と断面図。
【図10】従来の方法を説明する平面図と断面図。
【図11】従来の方法を説明する平面図と断面図。
【図12】単一電子素子の動作原理の概要を説明する図。
【図13】従来法の問題点を説明する図。
【符号の説明】
101,201,301,401−−−−−−−−単結晶Si基板
102,202,302,402−−−−−−−−SiO
103,203,303,403−−−−−−−−Si
104(a),204(a),304(a),404(a)−−−−共通ソース配線
104(b),204(b),304(b),404(b)−−−−ドレイン配線
105,205,305,405−−−−−−−−チャネル多結晶Si層
106,206,306−−−−−−−−−−−−第1ゲート絶縁膜
107,207,307,407−−−−−−−−レジストマスク
106,206,306,406−−−−−−−−第1ゲート絶縁膜
108,208,308−−−−−−−−−−−−第2ゲート絶縁膜
109,209,309,409−−−−−−−−ゲート電極。

Claims (6)

  1. 第1導電層と第2導電層に接続された、チャネル領域が形成されるチャネル層を備え、前記チャネル層内にキャリア閉じこめ領域を有し前記キャリア閉じこめ領域にキャリアを保持することにより、しきい電圧を変化させるゲート電極を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタにおいて、前記チャネル領域は前記チャル層の一部分にのみ形成され、前記チャネル領域は前記チャネル層の片端または前記チャネル層の両端に形成されることを特徴とする半導体素子。
  2. 請求項1に記載の半導体素子において、前記チャル領域は50nm以下であることを特徴とする半導体素子。
  3. 請求項1または2に記載の半導体素子において、前記ゲート電極は少なくともチャル層の一部分を覆うことを特徴とする半導体素子。
  4. 第1導電層と第2導電層に接続された、チャネル領域が形成されるチャネル層を備え、前記チャネル層内にキャリア閉じこめ領域を有し、前記キャリア閉じこめ領域にキャリアを保持することにより、しきい電圧を変化させるゲート電極を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、
    前記絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、
    半導体層上に前記半導体層より幅が狭い第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に前記第1の絶縁膜より幅が広い第2の絶縁膜を形成することにより半導体層上の絶縁膜の一部分の膜厚が他の部分より薄くなるように絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上に導電膜を形成する工程とを含む工程により形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体層は多結晶シリコンからなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、前記導電膜は少なくとも前記半導体層の一部分を覆うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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