JP3613308B2 - テープキャリアパッケージコネクタ及びそれを使用した半導体装置、ならびにテープキャリアパッケージの実装方法 - Google Patents

テープキャリアパッケージコネクタ及びそれを使用した半導体装置、ならびにテープキャリアパッケージの実装方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3613308B2
JP3613308B2 JP02711097A JP2711097A JP3613308B2 JP 3613308 B2 JP3613308 B2 JP 3613308B2 JP 02711097 A JP02711097 A JP 02711097A JP 2711097 A JP2711097 A JP 2711097A JP 3613308 B2 JP3613308 B2 JP 3613308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
tape carrier
carrier package
tcp
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02711097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10223697A (ja
Inventor
渡邊  悟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP02711097A priority Critical patent/JP3613308B2/ja
Publication of JPH10223697A publication Critical patent/JPH10223697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3613308B2 publication Critical patent/JP3613308B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/365Assembling flexible printed circuits with other printed circuits by abutting, i.e. without alloying process

Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープキャリアパッケージ(以下では、「TCP」とも称する)技術で供給されたマイクロプロセッサ(以下では、「TCPマイクロプロセッサ」とも称する)を、基板上に搭載するための技術に関する。より具体的には、本発明は、TCPマイクロプロセッサを基板上に搭載するためのコネクタ(本明細書中では、「テープキャリアパッケージコネクタ」或いは「TCPコネクタ」とも称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のマイクロプロセッサでは、その端子ピンが、極めて狭小なピッチで配置されている。従って、そのような狭小ピッチの端子ピンを直接的に使用してマイクロプロセッサをプリント基板の上に実装することは、一般的に極めて困難である。
【0003】
そこで、マイクロプロセッサをプリント基板などの上に搭載するにあたって、ピングリッドアレイ(PGA)技術やボールグリッドアレイ(BGA)技術が使用され得る。PGA技術の場合には、マイクロプロセッサを内蔵しているパッケージの下面にアレイ状の端子ピンを設けて、この端子ピンをプリント基板上に設置したPGAソケットの対応するコンタクト部に挿入し、マイクロプロセッサのプリント基板への実装を実現する。一方、BGA技術の場合には、マイクロプロセッサを内蔵しているパッケージの下面とプリント基板とを、アレイ状のはんだバンプを介して直接的に接続する。
【0004】
これらのPGA技術或いはBGA技術では、アレイ状の端子ピンやはんだバンプのピッチは、マイクロプロセッサ本体におけるピンピッチに比べて大きく設定されており、実質的に、マイクロプロセッサのピンピッチの拡大が実現されている。
【0005】
しかし、上記のようなPGA技術或いはBGA技術では、プリント基板の表面からマイクロプロセッサを内蔵しているパッケージの表面までの高さが、比較的に高くなる。また、実装面積も比較的に大きくなる。これらは、機器の小型化の実現のためには、適当ではない。
【0006】
そこで、実装面積や実装に要する高さを低減するために、TCP技術が実用化されてきている。
【0007】
図1は、典型的なTCP10の構成を模式的に示す平面図である。なお、ここで使用する「TCP」という用語は、「TCP技術を用いて供給されたマイクロプロセッサを含むパッケージの構成」を意味しており、以下、本願明細書では、同様な意味で使用する。
【0008】
TCP10では、マイクロプロセッサ(TCPマイクロプロセッサ)12は、キャリアと呼ばれる薄膜フィルム11に実装された状態で供給される。TCPマイクロプロセッサ12の内部回路は、薄膜フィルム11の表面に沿って設けられた複数のリード13に接続されている。各リード13は、さらに、薄膜フィルム11の表面に設けられたテストパッド14に接続されている。このテストパッド14は、薄膜フィルム11に実装された状態でTCPマイクロプロセッサ12の動作試験を行うためのものであって、これらのテストパッド14にプローブ(不図示)を接触させることによって、動作試験のための電源の供給や信号の入出力が行われる。
【0009】
薄膜フィルム11の所定の位置には、スリット15が設けられている。このスリット15に相当する箇所では、各リード13の周囲に薄膜フィルム11が存在しない。
【0010】
図2(a)〜(c)は、図1に示すTCP10を基板上に実装する工程を説明するための模式的な断面図である。なお、図2(a)〜(c)において、図1と同じ構成要素には同じ参照番号を付しており、その説明はここでは省略する。
【0011】
TCPマイクロプロセッサ12は、テストパッドにプローブを接触させて行われる動作試験の終了後に、図1に示す点線16に沿って薄膜フィルム11から切断される(カット工程)。図2(a)には、そのようなカット工程後のマイクロプロセッサ12の形状を模式的に示す。図2(a)で参照番号17として示している箇所は、図1を参照して説明したスリット15に相当する箇所である。すなわち、この箇所17では、リード13に接する薄膜フィルム11が存在せず、リード13が露出している。
【0012】
さらにその後に、リード13に曲げ加工を施すフォーミング工程を行って、図2(b)に示すような適切な角度を有する形状にリード13を変形する。具体的には、スリット15に相当していた箇所17を図面中で下方に変形させる。
【0013】
そして、フォーミング工程の実施後のマイクロプロセッサ12は、図2(c)に示すように、リード13のうちの箇所17を接続部分として、リフローはんだ付けなどによって基板18の上に実装される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなTCP技術においては、PGB技術やBGA技術で問題になっていた実装面積や実装時の高さの問題が解決される。しかし、その代わりに、以下のような幾つかの問題点が存在する。
【0015】
第1に、TCPマイクロプロセッサを基板の上に実装可能な状態にするためには、上述のようにカット工程やフォーミング工程などを必要とする。従って、その一連の工程は複雑である。
【0016】
第2に、TCPマイクロプロセッサは、一般には、上述のように基板の上に直接的にはんだ付けされる。従って、TCPマイクロプロセッサが一旦基板の上に実装された後に、交換などの目的で再度基板から取り外すことは、困難である。
【0017】
第3に、TCP実装されたマイクロプロセッサ12を上述のようなプロセスで基板18の上に実装するにあたって、図2(c)におけるリード13の接続箇所17のピッチ(すなわち、図1のスリット15の部分におけるリード13のピッチ)に対応する基板18の上での実装パターンのピッチは、現状では典型的には約0.25mmである。このようなピッチでの実装を実現するにあたって、専用の実装機やクリーンルームの使用が必要とされている。これらは、必然的に製造コストの増加を招いている。
【0018】
従って、TCP技術を使用しているマイクロプロセッサの実装効率の向上や、実装に関連するコストの低減のためには、上記のような問題点を解決することが望まれる。
【0019】
しかし、その一方で、現状のTCP形状を大きく変更することは、必ずしも好ましいことではない。
【0020】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、現在のTCP形状を生かしながら、容易に且つ効率的に、さらに省スペースで、TCP技術を用いて供給されたマイクロプロセッサを基板上に実装できる技術を提供することである。具体的には、本発明は、(1)上記の従来技術における課題を解決することができる、TCPマイクロプロセッサを基板上に実装する際に使用されるコネクタ(以下では、「テープキャリアパッケージコネクタ」或いは「TCPコネクタ」とも称する)、(2)上記TCPコネクタを使用した半導体装置、及び、(3)上記TCPコネクタを使用したTCPの実装方法、を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明のある局面によれば、複数のコネクタピースが組み合わされて構成されているハウジングを有し、該ハウジングに嵌合された複数のコンタクト片を用いてテープキャリアパッケージを基板上に実装する、テープキャリアパッケージコネクタが提供され、そのことによって上記目的が達成される。
【0022】
ある実施形態では、前記ハウジングが4辺形形状をしており、前記複数のコネクタピースの数は2つであって、それぞれが該4辺形形状の隣接する2辺を構成する。或いは、前記ハウジングが4辺形形状をしており、前記複数のコネクタピースの数は4つであって、それぞれが該4辺形形状の各辺を構成する。
【0023】
前記複数のコンタクト片の隣接する2つは、同一方向から前記ハウジングに嵌合され得る。或いは、前記複数のコンタクト片の隣接する2つは、お互いに相対する方向から前記ハウジングに嵌合され得る。
【0024】
好ましくは、前記複数のコンタクト片のそれぞれは略コ字状の形状をしており、前記テープキャリアパッケージとの接触点を形成する湾曲領域を含む先端部分と、該先端部分に引き続いて前記ハウジングの上面に沿って位置する直線領域と、を備える。
【0025】
好ましくは、前記複数のコンタクト片は、前記テープキャリアパッケージに設けられているテストパッドに接触して電気的接続を形成する。
【0026】
本発明の他の局面によれば、TCP技術によって供給された半導体チップを含むテープキャリアパッケージが上述のテープキャリアパッケージコネクタによって基板上に実装されている半導体装置が提供され、そのことによって上記目的が達成される。
【0027】
上記半導体装置は、好ましくは、前記テープキャリアパッケージの上に搭載された押さえ部材をさらに備える。
【0028】
本発明のさらに他の局面によれば、テープキャリアパッケージを基板上に実装する方法が提供される。該方法は、複数のコネクタピースを組み合わせてテープキャリアパッケージコネクタのハウジングを構成するステップと、該ハウジングの上面に該テープキャリアパッケージを搭載するステップと、該テープキャリアパッケージの上に押さえ部材を搭載するステップと、該テープキャリアパッケージを該テープキャリアパッケージコネクタと該押さえ部材との間に固定するステップと、該テープキャリアパッケージコネクタを該基板上に実装するステップと、を包含しており、そのことによって上記目的が達成される。
【0029】
好ましくは、前記テープキャリアパッケージコネクタは、前記ハウジングに嵌合された前記複数のコンタクト片を用いて前記テープキャリアパッケージを前記基板上に実装する。
【0030】
ある実施形態では、前記ハウジングが4辺形形状をしており、前記コネクタピースの数は2つであって、それぞれが該4辺形形状の隣接する2辺を構成する。或いは、前記ハウジングが4辺形形状をしており、前記コネクタピースの数は4つであって、それぞれが該4辺形形状の各辺を構成する。
【0031】
前記複数のコンタクト片の隣接する2つは、同一方向から前記ハウジングに嵌合され得る。或いは、前記複数のコンタクト片の隣接する2つは、お互いに相対する方向から前記ハウジングに嵌合され得る。
【0032】
好ましくは、前記複数のコンタクト片は、前記テープキャリアパッケージに設けられているテストパッドに接触して電気的接続を形成する。
【0033】
【発明の実施の形態】
図3(a)は、本発明のTCPコネクタ100の実使用状態を模式的に示す斜視図である。また、図3(b)は、TCPコネクタ100を用いてTCP30が基板18の上に実装されている状態を模式的に示す断面図である。
【0034】
具体的には、実装にあたって、TCPコネクタ100の上に実装対象であるTCP30を載置し、その上にさらに押さえ部材40を載置する。TCPコネクタ100は、TCP30の形状にあわせて四角形の枠状の形状を有していて、その4つのコーナには、固定用のねじを通すためのねじ留め孔110が設けられている。さらに、TCP30及び押さえ部材40にも、TCPコネクタ100のねじ留め孔110に対応する位置に、同様にねじ留め用の孔32及び42が設けられている。そして、先に述べたように順に載置されたTCPコネクタ100、TCP30、及び押さえ部材40を、それぞれのねじ留め孔110、32及び42を利用して一括してねじ留めして、TCP30をTCPコネクタ100に固定する。このようにしてTCP30が搭載されたTCPコネクタ100は、基板18の上でTCP30を実装すべき所定の位置に、例えばリフローはんだ付け処理によって固定される。
【0035】
本発明のTCPコネクタ100に実装されるTCP30は、基本的には、従来技術に関連して図1を参照して説明したTCP10と同様の構成を有している。具体的には、TCP30では、マイクロプロセッサ(TCPマイクロプロセッサ)12は、キャリアと呼ばれる薄膜フィルム11に実装された状態で供給される。TCPマイクロプロセッサ12の内部回路は、薄膜フィルム11の表面に沿って設けられた複数のリード13に接続されている。各リード13は、さらに、薄膜フィルム11の表面に設けられたテストパッド14に接続されている。このテストパッド14は、薄膜フィルム11に実装された状態でマイクロプロセッサ12の動作試験を行うためのものであって、これらのテストパッド14にプローブを接触させることによって、動作試験のための電源の供給や信号の入出力が行われる。
【0036】
薄膜フィルム11の所定の位置には、スリット15が設けられている。このスリット15に相当する箇所では、各リード13の周囲に薄膜フィルム11が存在しない。
【0037】
但し、本発明のTCPコネクタ100を使用してTCP30(すなわち、TCPマイクロプロセッサ12)を基板18に実装するにあたっては、TCPマイクロプロセッサ12は、先に示した図1で実線20として示している線に沿って、薄膜フィルム11から切断される。この切断線20は、図1で点線16として示している従来技術における切断線16よりも、外側に位置している。
【0038】
TCPコネクタ100は、複数のコンタクト片(図3には不図示)を有していて、切断されたTCP30のテストパッド14とこれらのコンタクト片とが接触して、電気的に導通する。TCPコネクタ100は、これらのコンタクト片と基板18の上の所定のパッド(不図示)とが電気的に導通するように基板18の上に搭載されており、これによって、TCPマイクロプロセッサ12と基板18の上の回路パターン(不図示)とが、本発明のTCPコネクタ100を介して電気的に接続される。なお、TCPコネクタ100のコンタクト片に関しては、後にあらためて詳細に説明する。
【0039】
上記のようにして本発明のTCPコネクタ100を使用する場合には、従来技術では最終的に切断して廃棄されていたTCP30の上の動作試験用のテストパッド14を、TCPマイクロプロセッサ12の基板18への実装に使用する。テストパッド14は、従来技術によるTCPマイクロプロセッサ12の実装時に使用していたスリット15の部分におけるリード13に比べて、より広い幅を有している。これによって、結果的に本発明では、従来技術による実装時に比べて、実装ピッチがより広くとれることになる。この結果、実装工程が容易に行える。
【0040】
また、動作試験用のパッド14をTCPコネクタ100を介した基板18への実装に使用することによって、従来技術によるスリット15の部分に相当するリード13を使用した実装時に必要であったリード13のフォーミング工程が、不必要になる。この結果、実装に関する工程数が減り、実装に要するコストが削減される。
【0041】
本発明のTCPコネクタ100は、四角形の枠状の全体形状(以下では、このような全体形状を、「TCPコネクタのハウジング」、或いは単に「ハウジング」とも称する)を1つのピースとして形成してもよい。しかし、そのような場合には、ハウジングの薄肉化に伴う「反り」が発生して、ハウジング全体の平坦度を維持することが困難になる可能性がある。ハウジングに反りが生じると、基板への確実な実装が困難になる。
【0042】
上記のような問題を防ぐため、本発明では、好ましくは、必要となる総部品点数は増加するものの、TCPコネクタ100のハウジングを複数のピース(以下では、そのような個々のピースを「コネクタピース」とも称する)に分割して製造し、実装にあたってそれらを1つのハウジングに組み立てる。使用されるコネクタピースの形状や総個数は、特に特定のものに限られるものではないが、個々のコネクタピースがいずれも同形状を有するようにすれば、製造や組立工程が容易に行えるようになる。従って、例えば、TCPコネクタ100のハウジング全体を2つ(隣接する2辺を含む形状)或いは4つ(個々の一辺ごと)に分割して個々のコネクタピースとすることが、好ましい。特に、ハウジング全体を4つに分割して、個々のコネクタピースがハウジング全体のうちの各辺に相当する形状を有するようにすれば、個々のコネクタピースの長さが比較的に短くなるので、製造時の反りの発生が効果的に抑制される。これは、実装時の平坦度の維持に効果的であり、好ましい。
【0043】
図4(a)〜(c)は、上記のようにTCPコネクタ100の全体を4つに分割して得られる個々のコネクタピース120の構成を示す図である。具体的には、図4(a)はコネクタピース120の上面図であり、図4(b)はコネクタピース120の断面図であり、図4(c)はコネクタピース120の下面図である。また、図5(a)及び(b)は、図4に示すコネクタピース120を組み合わせて本発明のTCPコネクタ100の全体ハウジングを構成した状態を模式的に示す上面図及び斜視図である。
【0044】
各コネクタピース120は、その両端部に、先述のねじ留め孔110が設けられている。また、中央部分には、各コンタクト片(図4には不図示)を組み込むための凹凸形状が設けられている。
【0045】
これらのコネクタピース120(すなわち、TCPコネクタ100)は、例えば、LCP、PPS、ナイロン6Tなどの樹脂材料を成形することによって、形成される。典型的には、コネクタピース120(すなわち、TCPコネクタ100)は、LCPから形成される。
【0046】
個々のコネクタピース120の両端部は、図4(b)に示されるように、非対称に薄肉化されている。すなわち、図4(b)に示されるように、コネクタピース120の一端(例えば、図4(b)の右側の端131)では、コネクタピース120の下側から薄肉化され、一方、他端(例えば、図4(b)の左側の端132)では、コネクタピース120の上側から薄肉化されている。このような非対称性によって、図5(b)の斜視図に具体的に示されているように、4つのコネクタピース120を組み合わせてTCPコネクタ100の全体ハウジングを構成する際に、各コネクタピース120を「たすき掛け状態」で組み合わせることができる。この結果、複数のコネクタピース120を組み合わせてTCPコネクタ100の全体ハウジングを構成しても、組み合わせ後の全体ハウジングの上面及び平面を、基板の表面に対して実質的に平行な位置関係に維持することが可能になる。
【0047】
先にも述べたように、TCPコネクタ100のハウジングを構成するコネクタピースには、複数のコンタクト片が嵌合されて、TCPマイクロプロセッサと基板との間の電気的導通を確保する。図6(a)〜(c)は、そのようなコンタクト片125のコネクタピース120への異なった嵌合状態をそれぞれ示す、模式的な断面図である。
【0048】
コンタクト片125は、例えば、ベリリウム銅、リン青銅、黄銅などの合金材料から形成される。典型的には、コンタクト片125は、ベリリウム銅合金から形成される。
【0049】
図6(a)〜(c)に示しているいずれの構成においても、コンタクト片125は「略コ字状」に形成されて、コネクタピース120に圧入される。但し、後述するように、この圧入は、コネクタピース120のハウジングへの「仮留め」にすぎない。
【0050】
圧入されたコンタクト片125の一方の先端部分127は、ハウジングからやや浮いた状態に位置する。そのようにして浮いている先端部分127の湾曲領域126が、実際にTCP(より詳細には、そこに含まれるテストパッド)と接触するコンタクト部分として機能する。
【0051】
図6(a)の構成では、コンタクト片125は、コネクタピース120のハウジングに横方向から圧入されたままの状態である。従って、コンタクト片125は、上下からハウジングを挟み込む力のみによって、仮留め時の位置に保持される。
【0052】
これに対して、図6(b)の構成では、コネクタピース120のハウジングのうちで個々のコンタクト片125の圧入口に相当する箇所に、突起状部分122が形成されている。この結果、個々のコンタクト片125は、この突起状部分122を乗り越えるようにして、ハウジングに圧入される。従って、コンタクト片125は、この乗り越え時に、一旦は外向き(図6(b)の紙面では上下方向)に広げられることになる。この結果、圧入後の仮留め位置におけるコンタクト片125には、コネクタピース120のハウジングを上下から挟み込むような方向の力が作用して、図6(a)の構成に比べて、より強固に仮留め位置に保持されることになる。
【0053】
さらに、図6(c)の構成では、図6(b)に示すように仮留めされたコンタクト片125を、さらにテープ状の押さえ材130によって固定する。これによって、コンタクト片125を仮留め位置にさらに強固に保持することが可能になる。押さえ材130は、例えばポリイミド、PETなどの材料で形成することができる。典型的には、押さえ材130は、ポリイミドから形成される。
【0054】
上記のような図6(a)〜(c)に示すいずれの構成においても、先述のように、コンタクト片125は、コネクタピース120のハウジングに仮留めされているに過ぎない。コンタクト片125のハウジングへの本質的な固定は、TCPコネクタ100(すなわち、組み合わされた状態のコネクタピース120)を基板へ実装する際のはんだ付けによって行われる。
【0055】
図7は、図6(c)の構成を例にとって、コンタクト片125の基板18へのはんだ付けの様子を模式的に示す断面図である。
【0056】
図7において、はんだ140によってコンタクト片125と基板18との接続が確保されている。さらに、本発明のTCPコネクタ100を基板18へ実装するためのはんだ付け(例えばリフローはんだ付け)は、TCPコネクタ100の基板18への固定(すなわち、コンタクト片125と基板18の上の回路パターンとの間の電気的接続の確保)という目的に加えて、コネクタピース120のハウジングに対するコンタクト片125の本質的な固着という目的も果たしている。なお、図7において、図6に示されている構成と同じ構成要素には同じ参照番号を付しており、その詳細な説明はここでは省略する。
【0057】
個々のコンタクト片125は、先述のように、略コ字状にコネクタピース120のハウジングに固着される。ここで、図6(a)〜(c)のいずれの構成においても、コンタクト片125では、TCPマイクロプロセッサ12との実際のコンタクト部分として機能する湾曲領域126を含む先端部分127に引き続いて、ある長さの直線領域128が設けられる。このような直線領域128を設定することによって、先端部分127がTCPマイクロプロセッサと接触して図7の紙面中で下方に押し下げられても、それに伴うストレスが、コンタクト片125のうちで基板18へのはんだ付けに使用される領域(コンタクトピース120のハウジングの端面に沿った領域129)に及ぼされることがない。この結果、コンタクト片125と基板18との間のはんだ140に、実装にともなうコンタクト片125の変形によるストレスに起因するクラックの発生などが抑制されて、安定したはんだ付けが実現される。また、上記のようなストレスの発生を心配してコンタクト片125へのTCPマイクロプロセッサ12の接触力を低めに抑える配慮を行う必要がなく、コンタクト片125とTCPマイクロプロセッサ12との間の十分な接触力を確保することが可能になる。
【0058】
複数のコンタクト片125をコネクタピース120に組み込むにあたって、すべてのコンタクト片125をコネクタピース120の同一方向から圧入してもよい。或いは、隣接するコンタクト片125がコネクタピース120のお互いに相対する側から圧入される千鳥状の配置としてもよい。
【0059】
先に参照した図4は、上記の千鳥状のコンタクト片125の配置の場合を示している。この場合、具体的には、図4(a)に示すように、あるコンタクト片が矢印Aによって示される方向から圧入されると、それに隣接する次のコンタクト片は、矢印Bによって示される方向から圧入される。このような方向A及びBからの圧入が、順に繰り返される。
【0060】
すべてのコンタクト片125を同一方向からコネクタピース120に圧入する場合には、コンタクト片125のピッチは、接続相手であるTCPのテストパッドと同じピッチ、典型的には約0.4mmピッチになる。この場合においても、従来技術による実装方法での基板への実装ピッチである約0.25mmピッチよりも広く設定することができて、実装工程が、より容易に実施される。さらに、コンタクト片125を千鳥状に配置すれば、隣接するコンタクト片125の間の距離を同一方向配置の場合の2倍とすることができ、約0.8mmピッチを実現することが可能になる。従って、実装工程をさらに容易に実施することが可能になる。
【0061】
図8は、本発明のTCPコネクタ100を使用して基板18に実装されているTCPマイクロプロセッサ12に対して、動作時の放熱性をさらに向上させることを目的とした構成例である。図8で、これまでに参照した図に示した構成においてと同じ構成要素には同じ参照番号を付しており、その説明は、ここでは省略する。
【0062】
一般に、基板上に実装されたTCPマイクロプロセッサ12では、動作時には、基板18に相対している面の温度が約90℃程度にまで昇温することがある。TCPマイクロプロセッサ12の温度がこのような高温になると、動作特性に好ましくない影響が及ぼされる可能性がある。従って、動作時に発生する熱を効果的に放熱することが、重要である。
【0063】
そこで、図8に示す構成では、先に図3(b)として説明した実装状態において、TCPマイクロプロセッサ12と基板18との間に、熱伝導性に優れた熱伝導シート210を挿入する。この熱伝導シート210は、例えば、シリコン、アルミニウムなどの材料からなるシートであり、典型的には、アルミ箔からなる厚さ約100μmのシートであって、TCPマイクロプロセッサ12の下面と対向する基板18の上面とにそれぞれ接触して、両者の間の熱伝導を実現する。或いは、熱伝導性シート210に代えて、放熱性シリコングリスなどの材料からなる熱伝導性ペーストを、TCPマイクロプロセッサ12と基板18との間の空間を充填するように設けてもよい。
【0064】
図8の構成で、基板18には、1つ或いはそれ以上のビアホール220を設ける。そして、基板18の裏面側には、例えばダイカストで構成された放熱部材200を設置する。放熱部材200としては、電子部品の分野で一般的に使用されている放熱フィンやヒートシンクを使用することもできる。また、図8には図示していないが、内部に適切な気体や液体が流れるヒートパイプを放熱部材200にさらに設置して、放熱性を向上させてもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、現在のTCP形状を生かしながら、容易に且つ効率的に、さらに省スペースで、TCP技術を用いて供給されたマイクロプロセッサ(TCPマイクロプロセッサ)を基板上に実装できる技術が提供される。具体的には、TCPを基板に実装するために使用されるTCPコネクタ、及びそれを使用したTCPの実装方法、さらにそれによって得られる半導体装置が得られる。
【0066】
また、本発明のTCPコネクタを使用することによって、TCPを一旦基板に実装した後に故障や欠陥などの理由でTCPの交換が必要になった場合であっても、基板からの取り外しや再装着を、容易に且つ効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的なテープキャリアパッケージ(TCP)の構成を模式的に示す平面図である。
【図2】(a)〜(c)は、図1のTCPを基板上に実装する工程を説明する模式的な断面図である。
【図3】(a)及び(b)は、それぞれ、本発明のテープキャリアパッケージコネクタ(TCPコネクタ)の使用状態を模式的に示す斜視図及び断面図である。
【図4】(a)〜(c)は、それぞれ、本発明のTCPコネクタを構成する個々のコネクタピースの形状を示す上面図、断面図、及び下面図である。
【図5】(a)及び(b)は、それぞれ、図4のコネクタピースを組み合わせて本発明のTCPコネクタを構成した状態を模式的に示す上面図及び斜視図である。
【図6】(a)〜(c)は、それぞれ、本発明のTCPコネクタで使用されるコンタクト片の異なる形状及びコネクタピースへの嵌合状態を示す断面図である。
【図7】コンタクト片の基板への接続状態を模式的に示す断面図である。
【図8】放熱部材を使用したTCPの基板への実装状態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 テープキャリアパッケージ(TCP)
11 キャリア(薄膜フィルム)
12 マイクロプロセッサ(TCPマイクロプロセッサ)
13 リード
14 テストパッド
15 スリット
16 従来技術における切断線
18 基板
20 本発明のための切断線
30 テープキャリアパッケージ(TCP)
32 ねじ留め孔
40 押さえ部材
42 ねじ留め孔
100 TCPコネクタ
110 ねじ留め孔
120 コネクタピース
122 コネクタピースのハウジングの突起状部分
125 コンタクト片
126 コンタクト片の湾曲領域
127 コンタクト片の先端部分
128 コンタクト片の直線領域
130 押さえ材
140 はんだ
200 放熱部材
210 熱伝導シート
220 ビアホール

Claims (16)

  1. 複数のコネクタピースが組み合わされて構成されているハウジングを有し、該ハウジングに嵌合された複数のコンタクト片を用いてテープキャリアパッケージを基板上に実装する、テープキャリアパッケージコネクタ。
  2. 前記ハウジングが4辺形形状をしており、前記複数のコネクタピースの数は2つであって、それぞれが該4辺形形状の隣接する2辺を構成する、請求項1に記載のテープキャリアパッケージコネクタ。
  3. 前記ハウジングが4辺形形状をしており、前記複数のコネクタピースの数は4つであって、それぞれが該4辺形形状の各辺を構成する、請求項1に記載のテープキャリアパッケージコネクタ。
  4. 前記複数のコンタクト片の隣接する2つは、同一方向から前記ハウジングに嵌合されている、請求項1から3のいずれかに記載のテープキャリアパッケージコネクタ。
  5. 前記複数のコンタクト片の隣接する2つは、お互いに相対する方向から前記ハウジングに嵌合されている、請求項1から3のいずれかに記載のテープキャリアパッケージコネクタ。
  6. 前記複数のコンタクト片のそれぞれは略コ字状の形状をしており、前記テープキャリアパッケージとの接触点を形成する湾曲領域を含む先端部分と、該先端部分に引き続いて前記ハウジングの上面に沿って位置する直線領域と、を備える、請求項1から5のいずれかに記載のテープキャリアパッケージコネクタ。
  7. 前記複数のコンタクト片は、前記テープキャリアパッケージに設けられているテストパッドに接触して電気的接続を形成する、請求項1から6のいずれかに記載のテープキャリアパッケージコネクタ。
  8. TCP技術によって供給された半導体チップを含むテープキャリアパッケージが請求項1から7のいずれかに記載のテープキャリアパッケージコネクタによって基板上に実装されている、半導体装置。
  9. 前記テープキャリアパッケージの上に搭載された押さえ部材をさらに備える、請求項8に記載の半導体装置。
  10. テープキャリアパッケージを基板上に実装する方法であって、該方法は、
    複数のコネクタピースを組み合わせてテープキャリアパッケージコネクタのハウジングを構成するステップと、
    該ハウジングの上面に該テープキャリアパッケージを搭載するステップと、
    該テープキャリアパッケージの上に押さえ部材を搭載するステップと、
    該テープキャリアパッケージを該テープキャリアパッケージコネクタと該押さえ部材との間に固定するステップと、
    該テープキャリアパッケージコネクタを該基板上に実装するステップと、
    を包含する、テープキャリアパッケージの実装方法。
  11. 前記テープキャリアパッケージコネクタは、前記ハウジングに嵌合された前記複数のコンタクト片を用いて前記テープキャリアパッケージを前記基板上に実装する、請求項10に記載の実装方法。
  12. 前記ハウジングが4辺形形状をしており、前記コネクタピースの数は2つであって、それぞれが該4辺形形状の隣接する2辺を構成する、請求項10または11に記載の実装方法。
  13. 前記ハウジングが4辺形形状をしており、前記コネクタピースの数は4つであって、それぞれが該4辺形形状の各辺を構成する、請求項10または11に記載の実装方法。
  14. 前記複数のコンタクト片の隣接する2つは、同一方向から前記ハウジングに嵌合されている、請求項10から13のいずれかに記載の実装方法。
  15. 前記複数のコンタクト片の隣接する2つは、お互いに相対する方向から前記ハウジングに嵌合されている、請求項10から13のいずれかに記載の実装方法。
  16. 前記複数のコンタクト片は、前記テープキャリアパッケージに設けられているテストパッドに接触して電気的接続を形成する、請求項10から15のいずれかに記載の実装方法。
JP02711097A 1997-02-10 1997-02-10 テープキャリアパッケージコネクタ及びそれを使用した半導体装置、ならびにテープキャリアパッケージの実装方法 Expired - Fee Related JP3613308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02711097A JP3613308B2 (ja) 1997-02-10 1997-02-10 テープキャリアパッケージコネクタ及びそれを使用した半導体装置、ならびにテープキャリアパッケージの実装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02711097A JP3613308B2 (ja) 1997-02-10 1997-02-10 テープキャリアパッケージコネクタ及びそれを使用した半導体装置、ならびにテープキャリアパッケージの実装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10223697A JPH10223697A (ja) 1998-08-21
JP3613308B2 true JP3613308B2 (ja) 2005-01-26

Family

ID=12211949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02711097A Expired - Fee Related JP3613308B2 (ja) 1997-02-10 1997-02-10 テープキャリアパッケージコネクタ及びそれを使用した半導体装置、ならびにテープキャリアパッケージの実装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3613308B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011033667A1 (ja) * 2009-09-18 2011-03-24 株式会社 東芝 半導体連想メモリ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10223697A (ja) 1998-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3881488B2 (ja) 回路モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する電子機器
JP3410396B2 (ja) 高性能集積回路チップパッケージ
US8827730B2 (en) Socket and semiconductor device provided with socket
JP3510709B2 (ja) 取り外し可能なフリップチップパッケージを用いた直接チップ接続
JPH07263092A (ja) 電気的組立体および電気部品と回路板の間で電気的接続を行う方法
JP2018174017A (ja) ソケット
JP5788166B2 (ja) 接続端子構造及びその製造方法、並びにソケット
JP3000307B2 (ja) 冷却装置付き半導体装置およびその製造方法
US20110300746A1 (en) Socket
JP3079773B2 (ja) 熱伝導スペーサーの実装構造
JP3613308B2 (ja) テープキャリアパッケージコネクタ及びそれを使用した半導体装置、ならびにテープキャリアパッケージの実装方法
JP2004247589A (ja) 半導体装置
JPH0997661A (ja) 電子部品用ソケット
JP2002151634A (ja) 基板放熱装置
JPH08274228A (ja) 半導体搭載基板、電力用半導体装置及び電子回路装置
KR20060041900A (ko) 분리형 전자 소자 및 그 조립방법
JP4913798B2 (ja) 熱伝導体を具備するシステム及び組立てる方法
JP4173717B2 (ja) 駆動用集積回路の温度センサ取付構造
JP2936845B2 (ja) 集積回路の実装構造
CN111146096B (zh) 一种双面散热半导体器件及其单次回流的焊接方法
JPH113955A (ja) 半導体チップ搭載ボード
JP3714808B2 (ja) 半導体装置
CN214154942U (zh) 电路板组件
CN220753407U (zh) 一种功率管组件及pcb组件
JPH07297236A (ja) 半導体素子実装用フィルムと半導体素子実装構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040921

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20041015

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees