JP3613181B2 - マルチチャンバ装置における生産管理方法 - Google Patents

マルチチャンバ装置における生産管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の処理チャンバを持つマルチチャンバ装置における生産管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な製造分野において、複数のチャンバを有し、これらのチャンバで同一処理や連続処理を行うように設計された製造装置が利用されている。この製造装置(以降、マルチチャンバ装置と称する)においても、その性能を安定して維持するためにメンテナンスが必要である。このメンテナンスは通常、装置の稼動状況(例えば、成膜装置であれば成膜回数や累積成膜膜厚等、また、エッチング装置であればエッチング回数や累積エッチング時間等)をオペレータが手動で管理するか、またはマルチチャンバ装置の外部もしくは内部に設置した制御部によって自動的に管理し、そのマルチチャンバ装置が安定稼動を維持する上で限界となる稼働状況(例えば、成膜装置であれば成膜回数が規定回数に達したときや累積成膜膜厚が規定累積膜厚に達したとき、また、エッチング装置であればエッチング回数が規定回数に達したときや累積エッチング時間が規定累積時間に達したとき等)に至ったときに、オペレータもしくは装置内外の制御部がこのマルチチャンバ装置に対してメンテナンス指示を出していた。
【0003】
ここで、従来のマルチチャンバ装置における生産管理方法を、図7と図8を用いて説明する。
【0004】
図7は、従来の生産管理方法のフローチャートである。このフローチャートは、製品処理日時およびメンテナンス日時抽出工程S701と、製品処理日時およびメンテナンス日時設定工程S702と、製品処理日時およびメンテナンス日時指示工程S703を有している。
【0005】
図8は、従来の生産管理方法のフローチャートによるマルチチャンバ装置のメンテナンス指示状況を示すタイムチャートである。ここで、タイムチャート図8(a)は、チャンバX1、X2のそれぞれのメンテナンス指示状況を示しており、タイムチャート図8(b)は、チャンバX1、X2で構成されるマルチチャンバ装置X全体のメンテナンス指示状況を示している。
【0006】
以上のように構成された従来の生産管理方法においては、ある一定期間において、チャンバX1ではメンテナンスX1,X2と製品処理可能時間△Tx11があり、チャンバX2ではメンテナンスX3と製品処理可能時間△Tx21,△Tx22がある。ここで、図8からわかるように、チャンバX1でメンテナンスX1を実施している間にチャンバX2で△Tx21の製品の処理可能時間があり、同じくチャンバX1でメンテナンスX2を実施している間にチャンバX2で△Tx23の製品の処理可能時間があり、逆にチャンバX2でメンテナンスX3を実施している間にチャンバX1で△Tx12の製品の処理可能時間があるにもかかわらず、実際には、装置X全体として製品処理可能時間は△Tx1のみとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、装置X全体として製品処理可能時間は△Tx1のみとなるのは、あるチャンバのメンテナンスを実施している最中に同一装置内の別チャンバを稼動状態にすることは危険であり、安全上好ましくないからである。
【0008】
したがって、現実にはマルチチャンバ装置Xとしては製品の処理可能時間が△Tx1となり、チャンバX1、X2における各々の製品の処理可能時間△Tx11,△Tx21,△Tx22の合計と比べてはるかに短い△Tx1しか製品処理可能時間を得られないという課題を有していた。
【0009】
また、このマルチチャンバ装置において製品の連続処理を行う場合には、連続処理のうちの1処理がいずれかのチャンバのメンテナンス時間に重複しているだけで連続処理全てを行うことができないという課題を有していた。
【0010】
その結果、所定時間内での製品処理可能回数が減少し、必然的に製品の処理待ち時間が長くなって製品のリードタイムが長期化するという問題が発生していた。
【0011】
本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、所定時間内での製品の処理可能回数を増加して製品の処理待ち時間を短くし、製品のリードタイム短縮を図ることが可能となるマルチチャンバ装置の生産管理方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のマルチチャンバ装置における生産管理方法は、複数のチャンバを有するマルチチャンバ装置における製品処理とメンテナンスのシーケンスを決める生産管理方法であって、複数のチャンバの各々における当初計画された製品処理日時およびメンテナンス日時を抽出する工程と、複数のチャンバのうちで最初にメンテナンス日時に到達するチャンバのメンテナンス開始予定日時に合わせて、その他のチャンバのメンテナンス開始予定日時を同期させるように調整する工程と、調整された各チャンバのメンテナンス完了日時に基づいて各チャンバの製品処理日時を調整する工程と、調整された製品処理日時およびメンテナンス日時を複数のチャンバに指示する工程を備えている。
【0013】
また、本発明のマルチチャンバ装置における生産管理方法において、各チャンバの製品処理日時を調整する工程は、各チャンバにおいて当初計画された製品処理日時が調整された各チャンバのメンテナンス時間のうち最長のメンテナンス時間と重複するときには、最長のメンテナンス時間を要するメンテナンスが完了した後に、製品処理を開始することが好ましい。
【0014】
また、本発明のマルチチャンバ装置における生産管理方法において、マルチチャンバ装置で製品の連続処理を行う場合に、各チャンバにおいて当初計画された製品処理日時が調整された各チャンバのメンテナンス時間のうち最長のメンテナンス時間と重複するときには、最長のメンテナンス時間を要するメンテナンスが完了した後に、連続処理を行う製品の最初の処理を開始することが好ましい。
【0015】
このようにすれば、所定時間内での製品の処理可能回数が増加するため、製品の処理待ち時間が短くなり、製品のリードタイム短縮を図ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明のマルチチャンバ装置における生産管理方法について、以下に図面を用いて説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る生産管理方法は、複数の処理チャンバにおいて同一処理を行う場合に適用される。
【0018】
図1に本発明に係る生産管理方法のフローチャートを示す。図1に示すように、製品処理日時およびメンテナンス日時抽出工程S101、メンテナンス日時同期工程S102、製品処理日時調整工程S103、製品処理日時およびメンテナンス日時指示工程S104によって構成されている。
【0019】
また、マルチチャンバ装置は図2に示すように、同一処理をする複数の処理チャンバで構成されるマルチチャンバ装置201は、チャンバA1(202)、チャンバA2(203)、チャンバA3(204)およびカセットBOX(205)で構成されている。
【0020】
次に、図3を用いて第1の実施形態の生産管理方法を説明する。図3(a)に示すように、マルチチャンバ装置Aの各チャンバA1,A2,A3において、装置内部または外部に設けた制御部によって、当初計画されたその装置での製品処理を行う日時およびメンテナンスを行う日時を、ホストコンピュータ上の記憶部に記憶されたその装置に関する製品処理およびメンテナンスのスケジュールデータから抽出する。
【0021】
この時点では、各チャンバ毎に独立して製品処理日時およびメンテナンス日時が計画されているため、例えばチャンバA2における製品L22およびチャンバA3における製品L32はチャンバA1におけるメンテナンスA1と処理日時が重複している。ここで、先に述べたように、マルチチャンバ装置において同時に並行して製品処理とメンテナンスを行うことは危険であり、安全上許されないため、実際には製品L22および製品L32は処理できないことになる。同様に、チャンバA1における製品L14およびチャンバA3における製品L35はチャンバA2におけるメンテナンスA2と処理日時が重複し、チャンバA1における製品L15およびチャンバA2における製品L25はチャンバA3におけるメンテナンスA3と処理日時が重複するために、いずれも実際には処理できない。
【0022】
次に、図3(b)に示すように、制御部が、各チャンバA1,A2,A3の中で最も早くメンテナンスを行うチャンバ(第1の実施形態ではチャンバA1)を検索し、検出した該当するチャンバ(第1の実施形態ではチャンバA1)のメンテナンスA1の開始日時に、他の各チャンバA2,A3のメンテナンスA2,A3の開始日時を合わせるように、各々メンテナンス日時を繰り上げて移動調整する。これと同時に、制御部は、上記メンテナンスA2,A3の移動調整に合わせて、各チャンバA2,A3において当初計画されていた製品処理日時と移動調整後のメンテナンス日時とが重複する場合には、メンテナンスを優先させて製品処理日時をメンテナンス後に後退させる移動調整を行う。
【0023】
なお、この調整時に制御部は、メンテナンスA1,A2,A3のうち最長のメンテナンス時間を要するチャンバ(図3ではチャンバA2)でのメンテナンス(図3ではメンテナンスA2)が終了した後に、各チャンバでのメンテナンス後の製品処理が開始されるように調整を行う。これは、製品処理が必ず全てのチャンバにおいてメンテナンスが完了した後に開始されるように設定するためである。
【0024】
この調整結果をホストコンピュータ上の記憶部に、調整後の製品処理日時およびメンテナンス日時の計画として再記憶させる。
【0025】
このように制御部によって製品処理日時とメンテナンス日時の調整が行われた後、制御部が調整後の各チャンバの製品処理日時およびメンテナンス日時に従って製品処理およびメンテナンスを行うようにマルチチャンバ装置に指示を出す。この結果、上記の調整前においては処理できない状況にあった製品L14,L15,L22,L25,L32,L35が、いずれも調整前と同じ所定期間内において処理できるようになる。
【0026】
さらに、上記第一回目のメンテナンス処理が完了した後の第二回目のメンテナンス処理は、第一回目のメンテナンス処理が完了後の最初の製品処理時から、装置の稼動状況(例えば、成膜装置であれば成膜回数や累積成膜膜厚等、また、エッチング装置であればエッチング回数や累積エッチング時間等)を制御部によって自動的に監視し、そのマルチチャンバ装置の複数のチャンバの中で最も早く安定稼動を維持する上で限界となる稼働状況(例えば、成膜装置であれば成膜回数が規定回数に達したときや累積成膜膜厚が規定累積膜厚に達したとき、また、エッチング装置であればエッチング回数が規定回数に達したときや累積エッチング時間が規定累積時間に達したとき等)に至るチャンバをスケジュールデータから抽出し、このチャンバに対して計画された第二回目のメンテナンス日時に合わせて、他のチャンバのメンテナンス日時を上記のやり方で調整および指示を行う。
【0027】
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、各チャンバのメンテナンス日時を同期させることによって、マルチチャンバ装置全体としてのダウンタイムを少なくすることができ、結果的に所定時間内での製品の処理可能回数が増加するため、製品の処理待ち時間が短くなり、製品のリードタイム短縮を図ることが可能となる。
【0028】
また、本実施形態では、最初にメンテナンス日時に到達するチャンバのメンテナンス開始予定日時に合わせて、その他のチャンバのメンテナンス開始予定日時を同期させるように調整しているが、メンテナンスの都合に合わせて、最初にメンテナンス日時に到達するチャンバのメンテナンス開始予定日時以前に、全チャンバのうち最長のメンテナンス時間が必要なチャンバのメンテナンス開始予定日時を設定し、最長のメンテナンス時間が必要なチャンバにおけるメンテナンス時間内に、その他のチャンバのメンテナンスが開始されかつ完了するように調整することも可能である。
【0029】
なお、本実施形態では、同一処理をする複数の処理チャンバのみで構成されるマルチチャンバ装置におけるメンテナンス指示方法を説明したが、図4に示すように同一処理をする複数の処理チャンバ402,403を一部に含む複数のチャンバで構成されるマルチチャンバ装置Bにおいても同様に成立する。
【0030】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る生産管理方法は、複数の処理チャンバにおいて連続処理を行う場合に適用される。
【0031】
図1に本発明に係る生産管理方法のフローチャートを示す。図1に示すように、製品処理日時およびメンテナンス日時抽出工程S101、メンテナンス日時同期工程S102、製品処理日時調整工程S103、製品処理日時およびメンテナンス日時指示工程S104によって構成されている。
【0032】
また、マルチチャンバ装置は図5に示すように、連続処理をする複数の処理チャンバで構成されるマルチチャンバ装置501は、チャンバC1(502)、チャンバC2(503)、チャンバC3(504)およびカセットBOX(505)で構成されている。
【0033】
次に、図6を用いて第2の実施形態の生産管理方法を説明する。図6(a)に示すように、マルチチャンバ装置Cの各チャンバC1,C2,C3において、装置内部または外部に新たに設けた制御部によって、当初計画されたその装置での製品処理を行う日時およびメンテナンスを行う日時を、ホストコンピュータ上の記憶部に記憶されたその装置に関する製品処理およびメンテナンスのスケジュールデータから抽出する。
【0034】
この時点では、各チャンバ毎に独立して製品処理日時およびメンテナンス日時が計画されているため、例えばチャンバC2における製品L21の第2処理およびチャンバC3における製品L21の第3処理はチャンバC1におけるメンテナンスC1と処理日時が重複している。ここで、先に述べたように、マルチチャンバ装置において同時に並行して製品処理とメンテナンスを行うことは危険であり、安全上許されないため、実際にはチャンバC2における製品L21の第2処理およびチャンバC3における製品L21の第3処理は処理できないことになる。この製品L21は連続処理しなければならないため、実際にはチャンバC1における製品L21の第1処理も処理できないことになる。同様に、チャンバC3における製品L22の第3処理はチャンバC2におけるメンテナンスC2と処理日時が重複するために、この製品L22も全ての処理ができないことになる。
【0035】
次に、図6(b)に示すように、制御部が、各チャンバC1,C2,C3の中で最も早くメンテナンスを行うチャンバ(第2の実施形態ではチャンバC1)を検索し、検出した該当するチャンバ(第2の実施形態ではチャンバC1)のメンテナンスC1の開始日時に他の各チャンバC2,C3のメンテナンスC2,C3の開始日時を合わせるように、各々メンテナンス日時を繰り上げて移動調整する。これと同時に、制御部は、上記メンテナンスC1,C2の移動調整に合わせて、各チャンバC2,C3において当初計画されていた製品処理日時と移動調整後のメンテナンス日時とが重複する場合には、メンテナンスを優先させて製品処理日時をメンテナンス後に後退させる移動調整を行う。
【0036】
なお、製品処理は連続処理であるため、この調整時に制御部は、メンテナンスC1,C2,C3のうち最長のメンテナンス時間を要するチャンバ(図6ではチャンバC2)でのメンテナンス(図6ではメンテナンスC2)が終了した後に、連続処理の最初の処理を行うチャンバC1での製品処理が開始されるように調整を行う。これは、製品処理が必ず全てのチャンバにおいてメンテナンスが完了した後に開始されるように設定するためである。
【0037】
この調整結果をホストコンピュータ上の記憶部に、調整後の製品処理日時およびメンテナンス日時の計画として再記憶させる。
【0038】
このように制御部によって製品処理日時とメンテナンス日時の調整が行われた後、制御部が調整後の各チャンバの製品処理日時およびメンテナンス日時に従って製品処理およびメンテナンスを行うようにマルチチャンバ装置に指示を出す。
【0039】
この結果、上記の調整前においては処理できない状況にあった製品L21およびL22の連続処理が、いずれも調整前と同じ所定期間内において処理できるようになる。
【0040】
さらに、上記第一回目のメンテナンス処理が完了した後の第二回目のメンテナンス処理は、第一回目のメンテナンス処理が完了後の最初の製品処理時から、装置の稼動状況(例えば、成膜装置であれば成膜回数や累積成膜膜厚等、また、エッチング装置であればエッチング回数や累積エッチング時間等)を制御部によって自動的に監視し、そのマルチチャンバ装置の複数のチャンバの中で最も早く安定稼動を維持する上で限界となる稼働状況(例えば、成膜装置であれば成膜回数が規定回数に達したときや累積成膜膜厚が規定累積膜厚に達したとき、また、エッチング装置であればエッチング回数が規定回数に達したときや累積エッチング時間が規定累積時間に達したとき等)に至るチャンバをスケジュールデータから抽出し、このチャンバに対して計画された第二回目のメンテナンス日時に合わせて、他のチャンバのメンテナンス日時を上記のやり方で調整および指示を行う。
【0041】
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、各チャンバのメンテナンス日時を同期させることによって、マルチチャンバ装置全体としてのダウンタイムを少なくすることができ、結果的に所定時間内での製品の処理可能回数が増加するため、製品の処理待ち時間が短くなり、製品のリードタイム短縮を図ることが可能となる。
【0042】
また、本実施形態では、最初にメンテナンス日時に到達するチャンバのメンテナンス開始予定日時に合わせて、その他のチャンバのメンテナンス開始予定日時を同期させるように調整しているが、メンテナンスの都合に合わせて、最初にメンテナンス日時に到達するチャンバのメンテナンス開始予定日時以前に、全チャンバのうち最長のメンテナンス時間が必要なチャンバのメンテナンス開始予定日時を設定し、最長のメンテナンス時間が必要なチャンバにおけるメンテナンス時間内に、その他のチャンバのメンテナンスが開始されかつ完了するように調整することも可能である。
【0043】
なお、本実施形態では同一処理をする複数の処理チャンバのみで構成されるマルチチャンバ装置におけるメンテナンス指示方法を説明したが、連続処理をする複数の処理チャンバを一部に含む複数のチャンバで構成されるマルチチャンバ装置においても、図示はしないが同様に成立する。
【0044】
なお、本発明の第1および第2の実施形態は、半導体製造分野におけるマルチチャンバ装置について説明したが、半導体に限らず液晶、その他のすべての製造分野において、複数の処理チャンバで構成されるマルチチャンバ装置または複数のマルチチャンバ装置を連結して構成される製造装置群に対しても同様に成立する。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のマルチチャンバ装置の生産管理方法によると、マルチチャンバ装置において各チャンバで同一処理を行う場合および連続処理を行う場合に、各チャンバのメンテナンス日時を同期させることによって、製品の処理可能回数を増加して製品の処理待ち時間を短くし、製品のリードタイムを短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチチャンバ装置における生産管理方法の手順を示す図
【図2】本発明の第1の実施形態における同一処理を行う複数チャンバで構成されたマルチチャンバ装置の構成図
【図3】本発明の第1の実施形態における製品処理日時およびメンテナンス日時指示状況を示すタイムチャート
【図4】本発明の第1の実施形態における同一処理を行う複数チャンバを一部に備えたマルチチャンバ装置の構成図
【図5】本発明の第2の実施形態における連続処理を行う複数チャンバで構成されたマルチチャンバ装置の構成図
【図6】本発明の第2の実施形態における製品処理日時およびメンテナンス日時指示状況を示すタイムチャート
【図7】従来のマルチチャンバ装置における生産管理方法の手順を示す図
【図8】従来のマルチチャンバ装置における製品処理日時およびメンテナンス日時指示状況を示すタイムチャート
【符号の説明】
S101 製品処理日時およびメンテナンス日時抽出工程
S102 メンテナンス日時同期工程
S103 製品処理日時調整工程
S104 製品処理日時およびメンテナンス日時指示工程
201 装置A
202 チャンバA1
203 チャンバA2
204 チャンバA3
205 カセットBOX
401 装置B
402 チャンバB1
403 チャンバB2
404 チャンバB3
405 カセットBOX
501 装置C
502 チャンバC1
503 チャンバC2
504 チャンバC3
505 カセットBOX
S701 製品処理日時およびメンテナンス日時抽出工程
S702 製品処理日時およびメンテナンス日時設定工程
S703 製品処理日時およびメンテナンス日時指示工程

Claims (6)

  1. 複数のチャンバを有するマルチチャンバ装置における製品処理とメンテナンスのシーケンスを決める生産管理方法であって、
    前記マルチチャンバ装置の内部或いは外部に組み込まれた制御部が、
    前記マルチチャンバ装置のチャンバ毎に、該チャンバが安定稼動を維持する上で限界となる稼働状況に至ったときに実施すべきメンテナンスの実施日時を決定して第1の記憶部に記憶する第1ステップと、
    前記第1の記憶部から、前記チャンバ毎に決定された各メンテナンス日時を抽出し、前記各メンテナンス日時のうちで最も早いメンテナンス日時を有するチャンバのメンテナンス開始予定日時に合わせて、その他のチャンバのメンテナンス開始予定日時を同期させるように調整する第2ステップと、
    前記調整された各チャンバのメンテナンス完了日時のうち最も遅いメンテナンス完了日時を有するチャンバのメンテナンス完了日時に合わせて、前記各チャンバにおいて再開する製品処理日時を調整する第3ステップと、
    前記調整された各チャンバのメンテナンス日時および製品処理日時を第2の記憶部に記憶する第4ステップと、
    前記第2の記憶部から、前記チャンバ毎に前記メンテナンス日時および前記製品処理日時を抽出し、前記各チャンバに前記メンテナンスおよび製品処理の実行を指示する第5ステップと、
    を備えていることを特徴とするマルチチャンバ装置における生産管理方法。
  2. 複数のチャンバを有するマルチチャンバ装置における製品処理とメンテナンスのシーケンスを決める生産管理方法であって、
    前記マルチチャンバ装置の内部或いは外部に組み込まれた制御部が、
    前記マルチチャンバ装置のチャンバ毎に、該チャンバが安定稼動を維持する上で限界となる稼働状況に至ったときに実施すべきメンテナンスの実施日時を決定して第1の記憶部に記憶する第1ステップと、
    前記第1の記憶部から、前記チャンバ毎に決定された各メンテナンス日時を抽出し、前記各メンテナンス日時のうちで最も早いメンテナンス日時を有するチャンバのメンテナンス開始予定日時以前に、前記各チャンバのうち最長のメンテナンス時間が必要なチャンバのメンテナンス開始予定日時を設定し、前記最長のメンテナンス時間が必要なチャンバにおけるメンテナンス時間内に、その他のチャンバのメンテナンスが開始されかつ完了するように調整する第2ステップと、
    前記最長のメンテナンス時間が必要なチャンバのメンテナンス完了日時に合わせて、前記各チャンバにおいて再開する製品処理日時を調整する第3ステップと、
    前記調整された各チャンバのメンテナンス日時および製品処理日時を第2の記憶部に記憶する第4ステップと、
    前記第2の記憶部から、前記チャンバ毎に前記メンテナンス日時および前記製品処理日時を抽出し、前記各チャンバに前記メンテナンスおよび製品処理の実行を指示する第5ステップと、
    を備えていることを特徴とするマルチチャンバ装置における生産管理方法。
  3. 前記第3のステップは、前記各チャンバにおいて当初計画された製品処理日時が前記調整された各チャンバのメンテナンス時間のうち最長のメンテナンス時間と重複するときには、前記最長のメンテナンス時間を要するメンテナンスが完了した後に、前記製品処理を開始することを特徴とする請求項1または2記載のマルチチャンバ装置における生産管理方法。
  4. 前記製品処理が連続処理の場合において、前記各チャンバにおいて当初計画された製品処理日時が前記調整された各チャンバのメンテナンス時間のうち最長のメンテナンス時間と重複するときには、前記最長のメンテナンス時間を要するメンテナンスが完了した後に、前記連続処理を行う製品の最初の処理を開始することを特徴とする請求項1または2記載のマルチチャンバ装置における生産管理方法。
  5. 前記第1のステップにおいて、前記チャンバが安定稼動を維持する管理項目として、成膜装置では成膜回数か累積成膜膜厚のうちの少なくとも一方、エッチング装置では累積エッチング回数か累積エッチング時間のうちの少なくとも一方を設定し、前記管理項目に関して予め所定値を製品処理時の限界値として設定することを特徴とする請求項1または2記載のマルチチャンバ装置における生産管理方法。
  6. 前記第1乃至第5の一連のステップを繰り返すことを特徴とする請求項1または2記載のマルチチャンバ装置における生産管理方法。
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