JP3612988B2 - サスペンション構造 - Google Patents

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    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/10Type of spring
    • B60G2202/15Fluid spring
    • B60G2202/152Pneumatic spring
    • B60G2202/1524Pneumatic spring with two air springs per wheel, arranged before and after the wheel axis

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のサスペンション構造、特に、車軸の下側に左右一対の下側ラジアスロッドを連結し、車軸の上側に上側ラジアスロッドを連結して成るリンク機構を介して車軸を車体に連結するようにした車両のサスペンション構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両、例えばバスのリアサスペンションは、左右の後車輪を枢支したリアアクスルをその左右端近傍に配した左右エアスプリングを介し左右のサイドレールに連結する。しかもリアアクスルの上側及び下側には複数の上下ラジアスロッドがそれぞれピン結合され、これらの各ラジアスロッドの他端は車体側にそれぞれピン結合され、これにより車体に対しリンク機構を介し後車輪を枢支したリアアクスルが連結される。このようなリアサスペンションの一例が本出願人による特開平9−24716号公報に開示される。
【0003】
ところで、このようなリアサスペンションを備えたバスの走行中において、同バスが路面継目や凹凸部を通過した場合、各車輪は車体に対して相対的に上下変位を行い、異音や振動の発生、所謂、ハーシュネスを生じ、乗り心地を悪化させている。この場合、各ラジアスロッドの目玉状部に対してリアアクスルあるいは車体側部材に結合されているピンとの間にはゴムブッシュが介装される。このため、ゴムブッシュの弾性力を比較的小さいものに設定しておけば、凹凸部を通過した際に、ゴムブッシュの弾性変形によって車体に対して車輪側が後方に相対変位するという挙動が得られ、これにより車速を低下させたと類似の効果が生じ、ハーシュネスを低減できている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにハーシュネスを低減すべくゴムブッシュの弾性係数を低いものに設定した場合、路面から加わる走行抵抗力の変動に応じてゴムブッシュが比較的大きく弾性変形し、左右の後車輪を枢支したリアアクスルの車体前後方向中心線に対する直角度が比較的頻繁に変位を繰返し、操縦安定性が低下することと成る。
【0005】
このようにゴムブッシュの弾性係数の設定において、ハーシュネス低減と操縦安定性とは相反する特性のため、両者を両立させる上では、ゴムブッシュをある程度硬くする必要があり、妥協的なチューニングをせざるを得ない状況であった。
本発明の目的は、操縦安定性を保持した上で車両走行時のハーシュネスの発生を十分に低減出来るサスペンション構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
サスペンション構造として、車軸の左右輪近傍の下側部に基端が連結され先端が前方へ延びる左右一対の下側ラジアスロッドと、上記車軸の上側部に一端が連結されて他端が車体側に連結された上側ラジアスロッドとを具備し、上記車体に基端側が揺動可能に支持されるレバー部材である左右1対の変位検出部材とこれら両変位検出部材を互いに同方向に揺動するよう連結する前後変位伝達部材を備え、上記左右一対の下側ラジアスロッドのいずれか一方に車体前後方向の変位が生じた時に上記両変位検出部材及び前後変位伝達部材を介し他方に上記変位と同等の変位量を生起させる左右変位等量化手段を有し、上記左右1対の下側ラジアスロッドの先端が夫々対向する上記左右1対の変位検出部材のみにピン結合されたことを特徴とする。
【0007】
この場合、各下側ラジアスロッドのいずれか一方に車体前後方向の変位が生じると、左右変位等量化手段により、その変位を生じた側と反対側の下側ラジアスロッドに対し一方の変位量と同等の変位量を生起させる。このため、左右の各下側ラジアスロッドの基端に連結される車軸側の左右車輪は車体前後方向における相対変位差を生じることが無く、常に車軸側車体前後方向中心線に対する直角度を保持出来、操縦安定性を確保できると共に凹凸面通過時に車体に対する車輪側の速度を低下させたと同様の作用を車軸に作用させてハーシュネスの発生レベルを低減させることができ、乗り心地を改善できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1には本発明の第1の実施形態例としてのサスペンション構造を適用したリアサスペンションを示した。このリアサスペンション1は図示しないバスの床下構造体中の後部フレームメンバ3に装着され、後車輪2側を前後左右の変位を規制し上下動可能な状態で連結している。なお、このバスの床下構造体は、後車輪2を支持する後部フレームメンバ3と、図示しない前車輪を支持する前部フレームメンバと、両者間に介装される図示しない中間フレームメンバとで構成されている。
【0009】
図1に示すように、後部フレームメンバ3は車両の前後方向Xに延び車幅方向Yに所定間隔を介して互いに並設された左右のサイドレール4,5と、これらサイドレール対を一体結合し車幅方向Yに長い複数のアウトリガ6,7(二つのみ示した)及び複数のクロスメンバ12(一つのみ示した)とを備える。
【0010】
一対のサイドレール4,5はその前部において後車輪2からの路面反力による衝撃を緩和するリアサスペンションと、図示しないエンジン及びそれに接続されたクラッチ、ミッション等を載置する。このエンジン側より延びる動力伝達系10の端部が後述のデファレンシャル9に接続される。ここで、サイドレール対4,5の前端と後車輪2の後方位置には第1,第2アウトリガ6,7がそれぞれ一体結合される。第1、第2アウトリガ6,7は角柱状のフレームとフレーム間に配備される鋼板とによって隔壁状に組立てられる。ここで第1アウトリガ6はその後壁面側にサイドレール対4,5を接合される。更に、第1アウトリガ6とサイドレール対4,5の各前端の結合部周縁で車幅方向Yの外側位置には、エアサスペンション8の前部のばね受け部材11が接合される。左右ばね受け部材11はその下面にエアサスペンション8の上端部を固定し、その周縁の適所には図示しない補強部材としての縦板を結合し、これにより剛性強化を図っている。
【0011】
第2アウトリガ7の前壁面と左右のサイドレール対4,5との結合位置近傍には、エアサスペンション8の後部のばね受け部材13が一体的に接合される。左右ばね受け部材13はその下面にエアサスペンション8の上端部を固定し、その周縁の適所には図示しない補強部材としての縦板を結合し、これにより剛性強化を図っている。
【0012】
上述の前部左右のばね受け手段11及び後部左右のばね受け部材13は、リアサスペンション1を介し後車輪2からの路面反力を受けるように構成される。
【0013】
ここでリアサスペンション1は後車輪2を枢支するリアアクスル15、リアアクスル15の左右に一体結合され前後方向に延出する一対のサスペンションアーム16、左右の各サスペンションアーム16の前後端に形成され一体的にエアサスペンション8の下端部が結合されたバネ受け161、各サスペンションアーム16の中央よりでリアアクスル15の前後部位に下端がピン結合され、上端がサイドレール対4,5の膨出部401,501にピン結合される複数のショックアブソーバ17、全体がV字形に形成されると共にリアアクスル15の中央のデファレンシャル9に球面継手18を介して後端が連結され、前端が左右のサイドレール4,5と一体の左右上側ブラケット30にピン結合される上側ラジアスロッド19、リアアクスル15の前側壁に図示しない水平ピンを介し連結されて前方に延出するたがいに平行な左右一対の下側ラジアスロッド21とで構成される。
【0014】
図1乃至図2に示すように、V字形に形成される上側ラジアスロッド19はリアアクスル15をその車幅方向Yの変位及び前後方向Xの変位を規制し上下動を許容した状態で車体に連結することが出来る。一方、左右の下側ラジアスロッド21の各先端は左右変位等量化手段Aとしての変位検出部材22,23と前後変位伝達部材24と引っ張りばね27とを介し車体側の第1アウトリガ6に連結される。
ここで、左右一対の変位検出部材22,23は車幅方向Yに延びるレバー状部材であり、それぞれの車体外方側の端部が第1アウトリガ6の後向き面に縦向きピン25及び左右の各ブラケット26を介し連結されている。左右一対の変位検出部材22,23の車体中央側の端部は互いに相対変位可能にピン結合される。しかも各変位検出部材の中間部にはそれぞれ、縦ピンp1を介し中間部材mが、その中間部材mには横ピンp2を介し左右の下側ラジアスロッド21の各先端が連結される。このため、左右の下側ラジアスロッド21は各変位検出部材22,23に上下左右の相対変位可能に連結される。
【0015】
ここで、左の変位検出部材22の車体中央側の端部は上下に二股状を成す二股連結部221を、右の変位検出部材23の車体中央側の端部は二股連結部221に摺動自在に嵌挿される直状連結部231を形成される。両中央連結部221,231にはそれぞれに相互に対向する長穴aが形成され、同長穴aには縦ピンである前後変位伝達部材24が離脱不可に遊嵌される。二股連結部221の先端には一端が第1アウトリガ6に係止される引っ張りばね27の他端が係止される。更に、二股連結部221及び直状連結部231の中央前向き面には第1アウトリガ6に支持されたゴム製のストッパ28が当接する。ここで二股連結部221及び直状連結部231は引っ張りばね27でストッパ28に当接する方向(車体前方)に付勢され、ストッパ28の弾性力で車体後方に付勢され、それら弾性力の釣合い位置が基準位置(図1に実線で示す位置)に設定されている。この基準位置に左右変位検出部材22,23が保持される状態において、各下側ラジアスロッド21と上側ラジアスロッド19に連結されるリアアクスル15は車体前後方向中心線Lに対し直交状態に配備される。
【0016】
車両の走行時において、平坦路を通常走行する状態にあると、左右変位検出部材22,23は、ばね27及びストッパ28により基準位置に保持される。この場合、左右の各下側ラジアスロッド21と上側ラジアスロッド19とにより後部フレームメンバ3に連結されたリアアクスル15は車体前後方向中心線Lに対し直交状態に保持され、操縦安定性が確保される。
一方、走行時において道路の部分的に補修した継目のような凹部を右後車輪2が通過するとする。右後車輪2に上下方向の変位が発生し、左後車輪2が走行方向に進んで行くのに対し、上述の右後車輪2は後方へ遅れを生じてしまう。この遅れた変位量分だけ、右側の下側ラジアスロッド21がX方向の後方へ変位して、右変位検出部材22がピン25を中心にしてX方向の後方へ揺動する。この右変位検出部材22の揺動に伴い左変位検出部材23も同様にピン25を中心にして同方向に揺動して左側の下側ラジアスロッド21が後方へ押されるため上述の左後車輪2が右後車輪2の遅れ変位量と同量分だけX方向の後方へ強制的に変位する。
【0017】
このような挙動は瞬時に生じ、路面継目の通過後はばね27及びストッパ28の働きで左右の変位検出部材22,23が基準位置に戻る。なお、左の後車輪2が路面継目を通過した場合も左右対称で同様の挙動が生じる。
このように、図1のリアサスペンション1を用いた場合、左右いずれかの後車輪2が路面継目を通過した場合、リアアクスル15及び左右後車輪2は車体前後方向中心線Lに対し直交状態を保持したままで後部フレームメンバ3に対して相対的に車両後方に変位でき、ハーシュネスの発生レベルを低減させ、乗員の乗り心地が低下するのを防止できる。しかも、通常走行時も路面継目通過時も、常に、リアアクスル15は車体前後方向中心線Lに対し直交状態を保持でき、操縦安定性を確保出来る。更に、リンク機構のみを用いるので、機構の信頼性が高く、コスト低減を図りやすい。
【0018】
図1のリアサスペンション1で用いた左右一対の変位検出部材22の二股連結部221及び直状連結部231はばね27及びストッパ28で中立位置に保持されていたが、場合により、図4に示すような構成を採っても良い。この場合、第1アウトリガ6の後壁にガイド板31を突き出し状に支持する。このガイド板31は二股連結部221及び直状連結部231の直下に対向配備され、しかも、このガイド板には前後突部311,312を設け、これら各突部に一端が係止される前後ばね32,33の各他端が二股連結部221にそれぞれ係止される。ここで前後ばね32,33は通常走行抵抗を受けた状態で左右一対の変位検出部材22,23を実線で示す基準位置に保持出来るよう各弾性力が設定される。このような前後ばね32,33を用い左右変位検出部材22,23を基準位置に付勢するよう構成した場合も、図1のリアサスペンション1と同様の作用効果を得られる。なお、ここでの前後ばね32,33を圧縮ばねとして左右変位検出部材22,23を基準位置に付勢するよう構成しても良い。更に、図1、図4の各変位検出部材22,23と左右下側ラジアスロッド21との各連結部は第1ピンp1、中間部材m,第2ピンp2を介して連結されていたが、これに代えて、図示しない周知の球継手の一端を各変位検出部材22,23に連結し、他端を左右下側ラジアスロッド21の先端側に連結しても良い。この場合も各変位検出部材22,23に対し左右下側ラジアスロッド21を上下、左右に揺動可能に連結することが出来、図1のリアサスペンション1と同様の作用効果が得られる。
【0019】
図1のリアサスペンション1ではレバー状の左右一対の変位検出部材22を縦ピンである前後変位伝達部材24で連結した構成を採っていたが、これに代えて、図5に示すようなリアサスペンション1aを形成しても良い。このリアサスペンション1aは図1のものと同様に、後車輪2を支持する後部フレームメンバ3に装着され、ここでは同一部材を多く使用することより、同一部材には同一符号を付し、重複説明を簡略化する。
図5、図6に示す、前後変位伝達部材24aは車幅方向に長いバー状部材であり、その左右端は第1アウトリガ6の後向き面に一体結合された左右ブラケット40,41に軸受Bを介し枢支される。しかもこの前後変位伝達部材24aはその左右端近傍位置に下側に延出する左右一対のレバー状の変位検出部材22a,23aを備え、中央位置に下側に延出する中央レバー42を備える。
【0020】
ここで、第1アウトリガ6の後壁の中央位置の近傍にはガイド板43が突き出し状に支持される。このガイド板43は中央レバー42の直下に対向配備され、しかも、このガイド板には前後突部431,432を設け、これら各突部に一端が係止される前後ばね44,45の各他端が中央レバー42の揺動端側にそれぞれ係止される。ここで前後ばね32,33は通常走行抵抗を受けた状態で左右一対の変位検出部材22a,23aを実線で示す基準位置に保持出来るように各弾性力が設定されることとなる。
【0021】
一方、左右一対のレバー状の変位検出部材22a,23aはその下端である揺動端に球継手46,47の外殻を一体結合する。この球継手46,47の他端である図示しない球体部は左右の下側ラジアスロッド21aの各先端に一体結合されている。このため、左右の下側ラジアスロッド21aは各変位検出部材22a,23aに上下左右の相対変位可能に連結される。
このような構成のリヤサスペンション1aも、図1のリヤサスペンション1と同様に作動することより、重複説明を略す。
【0022】
このリヤサスペンション1aも走行時において路面継目のような凹部をバスが通過するとする。この場合、例えば、右の後車輪2に後方へ車輪を押し戻す抵抗力が比較的大きく急激に加わると、右の下側ラジアスロッド21aを介し右の変位検出部材23aが前ばね43の弾性力に抗して後方rに揺動Rし、その変位は前後変位伝達部材24aと一体の左の変位検出部材22aにも同時に等量伝わり、左の変位検出部材22aと連結されるリアアクスル15の左側部位をも後方rに押圧変位する。このような挙動は左右同時に生じ、路面継目の通過後は前後ばね44,45の働きで左右の変位検出部材22a,23aが基準位置に戻る。なお、左の後車輪2が路面継目を通過した場合も左右対称で同様の挙動が生じる。
【0023】
このように、図5のリアサスペンション1aを用いた場合、図1のリアサスペンション1と同様の作用効果を得られ、特にこの場合、前後変位伝達部材24aと左右の変位検出部材22aが一体のため、リアアクスル15の左右の前後方向のずれを修正する挙動が応答性良く行われるという利点がある。更に、ここでの左右変位等量化手段Aを成す変位検出部材22a,23aと前後変位伝達部材24aとは別部材を一体接合して形成したが、これらを1本の鋼棒を屈曲することにより形成しても良く、この場合、特に構成の簡素化を図れる。
【0024】
上述のところにおいて、左右変位等量化手段Aはリンク系のみで構成されていたが、場合により、図示しない左右各下側ラジアスロッドの前端側に図示しないリニアアクチュエータをそれぞれ取付けておき、この下側ラジアスロッドの一方に前後方向の変位が生じた場合に、同変位量を検知し、それと同等の変位を他方のリニアアクチュエータを介し他方の下側ラジアスロッドに生じさせるという、電動式の左右変位等量化手段を用いても良く、この場合も図1のサスペンション構造と同様に操縦安定性を確保できると共にハーシュネスの発生レベルを低減させ、乗り心地を改善できる。上述のところにおいて、サスペンション構造としてバスのリアサスペンション1,1aを説明したが、本発明としてのサスペンション構造はトラック等のリアサスペンションやトレーラのサスペンションにも同様に適用でき、場合により中間部やフロントのサスペンションにも使用可能である。
【0025】
【発明の効果】
請求項1の発明は、各下側ラジアスロッドのいずれか一方が車体前後方向に変位すると、左右変位等量化手段によって、その変位を生じた側と反対側の下側ラジアスロッドに対し一方の変位量と同等の変位量を生起させるので、左右の各下側ラジアスロッドに連結される車軸側の車輪は車体前後方向における相対変位を生じることが無く、常に車軸側が車体前後方向中心線に対する直角度を保持出来、操縦安定性を確保できると共にハーシュネスの発生レベルを低減させ、乗り心地を改善できる。
【0026】
特に、左右変位等量化手段を変位検出部材と前後変位伝達部材と弾性部材とで構成するので、操縦安定性を確保できると共にハーシュネスの発生レベルを低減させ、乗り心地を改善でき、しかも、リンク機構のみを用いるので、機構の信頼性が高く、コスト低減を図りやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例としてのリアサスペンションの要部概略平面図である。
【図2】図1のリアサスペンションの要部概略側面図である。
【図3】図1のリアサスペンションの左右一対の変位検出部材の正面概略断面図である。
【図4】図1のリアサスペンションの変形例で用いる左右一対の変位検出部材の要部概略平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態例としてのリアサスペンションの要部概略平面図である。
【図6】図1のリアサスペンションの要部概略側面図である。
【符号の説明】
1 リアサスペンション
2 左右後輪
3 後部フレームメンバ
4,5 サイドレール
6,7 アウトリガ
12 クロスメンバ
15 車軸
19 上側ラジアスロッド
21 下側ラジアスロッド
22,23,22a,23a変位検出部材
24,24a 前後変位伝達部材
27,32,33,44,45弾性部材
A 左右変位等量化手段
X 車体前後方向
Y 車幅方向

Claims (1)

  1. 車軸の左右輪近傍の下側部に基端が連結され先端が前方へ延びる左右一対の下側ラジアスロッドと、上記車軸の上側部に一端が連結されて他端が車体側に連結された上側ラジアスロッドとを具備したサスペンション構造において、
    上記車体に基端側が揺動可能に支持されるレバー部材である左右1対の変位検出部材とこれら両変位検出部材を互いに同方向に揺動するよう連結する前後変位伝達部材を備え、上記左右一対の下側ラジアスロッドのいずれか一方に車体前後方向の変位が生じた時に上記両変位検出部材及び前後変位伝達部材を介し他方に上記変位と同等の変位量を生起させる左右変位等量化手段を有し、上記左右1対の下側ラジアスロッドの先端が夫々対向する上記左右1対の変位検出部材のみにピン結合されたことを特徴とするサスペンション構造。
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