JPH06286443A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents
車両のサスペンション装置Info
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- JPH06286443A JPH06286443A JP9703593A JP9703593A JPH06286443A JP H06286443 A JPH06286443 A JP H06286443A JP 9703593 A JP9703593 A JP 9703593A JP 9703593 A JP9703593 A JP 9703593A JP H06286443 A JPH06286443 A JP H06286443A
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- suspension
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- B60G2204/148—Mounting of suspension arms on the unsprung part of the vehicle, e.g. wheel knuckle or rigid axle
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- B60G2204/1482—Mounting of suspension arms on the unsprung part of the vehicle, e.g. wheel knuckle or rigid axle on rigid axle by elastic mount
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- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/43—Fittings, brackets or knuckles
- B60G2204/4306—Bracket or knuckle for rigid axles, e.g. for clamping
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 操安性と音振性のチューニングの自由度を向
上させると共に、構造の簡素化による製造作業能率の向
上とコストの低廉化を図る。 【構成】 アクスルハウジング11の両端部11a,1
1b側に、車体前後方向に延出した一対のサスペンショ
ンアーム13,14の一端部13a,14aを連結して
いる。一方側サスペンションアーム13の一端部13a
は、アクスルハウジング11に溶接等によって剛体結合
されている。他方側サスペンションアーム14の一端部
14aは、防振ブッシュ21,21等からなる弾性支持
機構20を介して弾性結合されている。
上させると共に、構造の簡素化による製造作業能率の向
上とコストの低廉化を図る。 【構成】 アクスルハウジング11の両端部11a,1
1b側に、車体前後方向に延出した一対のサスペンショ
ンアーム13,14の一端部13a,14aを連結して
いる。一方側サスペンションアーム13の一端部13a
は、アクスルハウジング11に溶接等によって剛体結合
されている。他方側サスペンションアーム14の一端部
14aは、防振ブッシュ21,21等からなる弾性支持
機構20を介して弾性結合されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のサスペンション
装置の改良に関する。
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、車両のサスペンション装
置としては、操安性やロードノイズ性(音振性能)を含
む乗心地等を高次元でバランスさせるために、従来から
サスペンションリンクの形状や数あるいは連結方法等を
変化させた種々の型式のものが提供されている。
置としては、操安性やロードノイズ性(音振性能)を含
む乗心地等を高次元でバランスさせるために、従来から
サスペンションリンクの形状や数あるいは連結方法等を
変化させた種々の型式のものが提供されている。
【0003】その一つとして、例えば図5に示すよう
に、パナールロッド付4リンク式のリジッドリアサスペ
ンション装置がある。
に、パナールロッド付4リンク式のリジッドリアサスペ
ンション装置がある。
【0004】概略を説明すれば、図中1は両端部に車軸
が取り付けられるバンジョー型アクスルハウジング、
2,2は該アクスルハウジング1の両端側に設けられた
ショックアブソーバ、3,3はアクスルハウジング1の
両端上面のロアスプリングシート4,4に保持されたコ
イルスプリングであって、前記アクスルハウジング1の
両端上部と下部には、夫々車体の前後方向や傾斜方向の
動きを規制する各一対のアッパーリンク5,5,ロアー
リンク6,6の各一端部が連結されている。また、アク
スルハウジング1の一端側には、アクスルハウジングの
横振動を規制して所謂尻振りを防止するパナールロッド
7が連結されており、斯かる複数のリンク5〜6やパナ
ールロッド7によって車両の操安性等をさらに向上させ
るようになっている(「ニッサン・セドリック・グロリ
ア整備要領書」発行所・日産自動車(株)・発行日・昭
和54年7月・P249参照)。
が取り付けられるバンジョー型アクスルハウジング、
2,2は該アクスルハウジング1の両端側に設けられた
ショックアブソーバ、3,3はアクスルハウジング1の
両端上面のロアスプリングシート4,4に保持されたコ
イルスプリングであって、前記アクスルハウジング1の
両端上部と下部には、夫々車体の前後方向や傾斜方向の
動きを規制する各一対のアッパーリンク5,5,ロアー
リンク6,6の各一端部が連結されている。また、アク
スルハウジング1の一端側には、アクスルハウジングの
横振動を規制して所謂尻振りを防止するパナールロッド
7が連結されており、斯かる複数のリンク5〜6やパナ
ールロッド7によって車両の操安性等をさらに向上させ
るようになっている(「ニッサン・セドリック・グロリ
ア整備要領書」発行所・日産自動車(株)・発行日・昭
和54年7月・P249参照)。
【0005】また、他の従来例としては、3リンク式の
リジッドリアサスペンション装置がある。これはアクス
ルハウジングの両端側に一対のショックアブソーバが設
けられていると共に、車体前後方向に延出した一対のア
イソレーティッド・トレーリングリンクが設けられてい
る。この各トレーリングリンクは、各一端部がアクスル
ハウジングの下部に車体前後位置に設けられた2つの防
振ブッシュを介してアクスルハウジングに連結されてい
る一方、他端部も各1つの防振ブッシュによって車体に
連結されており、特に該トレーリングリンクの一端部の
特異な連結構造によって先の従来例のようなアッパーリ
ンクを不要としながら、左右車輪の異なる上下動にも追
従できるようになっている(「スズキセルボ」カタログ
・平成4年6月発行、発行所・スズキ(株)参照)。
リジッドリアサスペンション装置がある。これはアクス
ルハウジングの両端側に一対のショックアブソーバが設
けられていると共に、車体前後方向に延出した一対のア
イソレーティッド・トレーリングリンクが設けられてい
る。この各トレーリングリンクは、各一端部がアクスル
ハウジングの下部に車体前後位置に設けられた2つの防
振ブッシュを介してアクスルハウジングに連結されてい
る一方、他端部も各1つの防振ブッシュによって車体に
連結されており、特に該トレーリングリンクの一端部の
特異な連結構造によって先の従来例のようなアッパーリ
ンクを不要としながら、左右車輪の異なる上下動にも追
従できるようになっている(「スズキセルボ」カタログ
・平成4年6月発行、発行所・スズキ(株)参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前者の従来
例にあっては、一対のロアーリンクの他に一対のアッパ
ーリンクも設けているため、車両のリア側のスペース効
率が悪化するばかりか、多くの部品点数による構造の複
雑化が余儀なくされ、これによって製造作業能率の低下
やコストの高騰を招いている。
例にあっては、一対のロアーリンクの他に一対のアッパ
ーリンクも設けているため、車両のリア側のスペース効
率が悪化するばかりか、多くの部品点数による構造の複
雑化が余儀なくされ、これによって製造作業能率の低下
やコストの高騰を招いている。
【0007】また、後者の従来例にあっては、各トレー
リングリンクの各一端部とアクスルハウジングの間に、
夫々一対の防振ブッシュが介装されているため、この各
防振ブッシュには、上下方向に車輪からアクスルハウジ
ングを介して大きな制動モーメントや駆動モーメントが
入力される。特に急発進時のワインドアップ剛性を確保
するためには防振ブッシュのゴム体の剛性を十分に高く
設定しなければならない。そうすると、旋回による車体
のロールのように左右輪の異なる動きに対して抵抗とな
る。すなわちスタビライザー効果を生じてロール剛性に
影響を与えるようになる。又、音振性能が低下し、乗員
に不快感を与える惧れもある。
リングリンクの各一端部とアクスルハウジングの間に、
夫々一対の防振ブッシュが介装されているため、この各
防振ブッシュには、上下方向に車輪からアクスルハウジ
ングを介して大きな制動モーメントや駆動モーメントが
入力される。特に急発進時のワインドアップ剛性を確保
するためには防振ブッシュのゴム体の剛性を十分に高く
設定しなければならない。そうすると、旋回による車体
のロールのように左右輪の異なる動きに対して抵抗とな
る。すなわちスタビライザー効果を生じてロール剛性に
影響を与えるようになる。又、音振性能が低下し、乗員
に不快感を与える惧れもある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の各
サスペンション装置の問題点に鑑みて案出されたもの
で、両端部に車軸を保持するアクスルハウジングと、各
端部がアクスルハウジングの両端側に連結されて車体前
後方向に延出した一対のサスペンションアームとを有す
る車両のサスペンション装置において、前記一方側のサ
スペンションアームの一端部をアクスルハウジングに対
して剛体結合させると共に、他方側のサスペンションア
ームの一端部をアクスルハウジングに対して弾性支持機
構を介して弾性結合させたことを特徴としている。
サスペンション装置の問題点に鑑みて案出されたもの
で、両端部に車軸を保持するアクスルハウジングと、各
端部がアクスルハウジングの両端側に連結されて車体前
後方向に延出した一対のサスペンションアームとを有す
る車両のサスペンション装置において、前記一方側のサ
スペンションアームの一端部をアクスルハウジングに対
して剛体結合させると共に、他方側のサスペンションア
ームの一端部をアクスルハウジングに対して弾性支持機
構を介して弾性結合させたことを特徴としている。
【0009】
【作用】前記構成の本発明によれば、車両の制動モーメ
ントや駆動モーメントを、アクスルハウジングに対して
剛体結合した一方側のサスペンションアームによって確
実に支持することができる。このため、アクスルハウジ
ングのワインドアップ剛性が向上する。したがって、他
方側のサスペンションアームとアクスルハウジング間に
有する弾性支持機構の上下方向のばね定数を十分に低下
させることができる。この結果、ロール剛性等の操安性
と音振性のチューニングの自由度の向上つまり、性能の
向上が図れる。
ントや駆動モーメントを、アクスルハウジングに対して
剛体結合した一方側のサスペンションアームによって確
実に支持することができる。このため、アクスルハウジ
ングのワインドアップ剛性が向上する。したがって、他
方側のサスペンションアームとアクスルハウジング間に
有する弾性支持機構の上下方向のばね定数を十分に低下
させることができる。この結果、ロール剛性等の操安性
と音振性のチューニングの自由度の向上つまり、性能の
向上が図れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
する。
【0011】図1は本発明に係るサスペンション装置の
一実施例を示し、3リンク式のリジッドリアサスペンシ
ョンを基体構成としている。
一実施例を示し、3リンク式のリジッドリアサスペンシ
ョンを基体構成としている。
【0012】図中11はバンジョー型のアクスルハウジ
ング、12はアクスルハウジング11の後側に略並行に
配置されたパナールロッド、13,14はアクスルハウ
ジング11の両端側に配置されて車体前方向に延出した
一対のサスペンションアームであって、前記アクスルハ
ウジング11は、略円筒状を呈し、中央部に差動ギアケ
ース15を有すると共に、両端部11a,11bにスピ
ンドルを内部に収納したブレーキドラム受け部16,1
6が設けられている。前記パナールロッド12は、直角
状に折曲した一端部12aがアクスルハウジング11の
一端側に連結され、他端部12bが図外の車体に連結さ
れてアクスルハウジングの横振動を規制するようになっ
ている。
ング、12はアクスルハウジング11の後側に略並行に
配置されたパナールロッド、13,14はアクスルハウ
ジング11の両端側に配置されて車体前方向に延出した
一対のサスペンションアームであって、前記アクスルハ
ウジング11は、略円筒状を呈し、中央部に差動ギアケ
ース15を有すると共に、両端部11a,11bにスピ
ンドルを内部に収納したブレーキドラム受け部16,1
6が設けられている。前記パナールロッド12は、直角
状に折曲した一端部12aがアクスルハウジング11の
一端側に連結され、他端部12bが図外の車体に連結さ
れてアクスルハウジングの横振動を規制するようになっ
ている。
【0013】前記両サスペンションアーム13,14
は、細長い略平板状に形成されて、車体前後方向へ縦型
に並設されており、各一端部13a,14aがアクスル
ハウジング11に連結され、他端部13b,14bが防
振ブッシュ17,18を介して車体に連結されている。
は、細長い略平板状に形成されて、車体前後方向へ縦型
に並設されており、各一端部13a,14aがアクスル
ハウジング11に連結され、他端部13b,14bが防
振ブッシュ17,18を介して車体に連結されている。
【0014】即ち、一方側サスペンションアーム13
は、上方に拡大形成された一端部13aの中央に挿通孔
13cが形成されていると共に、他端部13bに内外筒
16a,16bと該両者間に介装されたゴム体16cと
からなる前記防振ブッシュ16が直角方向から固定され
ている。そして、前記一端部13aは、挿通孔13cに
挿通したアクスルハウジング11の一端部11aに溶接
等によって直接的に剛体結合されている。
は、上方に拡大形成された一端部13aの中央に挿通孔
13cが形成されていると共に、他端部13bに内外筒
16a,16bと該両者間に介装されたゴム体16cと
からなる前記防振ブッシュ16が直角方向から固定され
ている。そして、前記一端部13aは、挿通孔13cに
挿通したアクスルハウジング11の一端部11aに溶接
等によって直接的に剛体結合されている。
【0015】また、他方側サスペンションアーム14
は、他端部14bに内外筒17a,17bと該両者間に
介装されたゴム体17cとからなる防振ブッシュ17が
固定されている一方、上方へ拡大された一端部14c
は、図2に示すように上部中央にアクスルハウジング1
1の他端部11bが非接触状態に遊嵌する凹部18が形
成されていると共に、その前後に突起部19,19が形
成されており、この両突起部19,19に支持された弾
性支持機構20を介してアクスルハウジング11の他端
部11bに弾性的に結合されている。
は、他端部14bに内外筒17a,17bと該両者間に
介装されたゴム体17cとからなる防振ブッシュ17が
固定されている一方、上方へ拡大された一端部14c
は、図2に示すように上部中央にアクスルハウジング1
1の他端部11bが非接触状態に遊嵌する凹部18が形
成されていると共に、その前後に突起部19,19が形
成されており、この両突起部19,19に支持された弾
性支持機構20を介してアクスルハウジング11の他端
部11bに弾性的に結合されている。
【0016】具体的に説明すれば、前記弾性支持機構2
0は、図1及び図2に示すように、前記突起部19,1
9中央の貫通孔19a,19aに貫通固定された一対の
防振ブッシュ21,21と、アクスルハウジング11の
他端部11bに車体前後方向に水平に突設されて、両防
振ブッシュ21,21の各両側に連結された前後各一対
のブラケット22,22、23,23とから構成されて
いる。前記防振ブッシュ21,21は、夫々貫通孔19
a,19aの内周縁に固定される金属製の外筒21a,
21aと、該外筒21a,21aの内部に同軸状に設け
られた金属製の内筒21b,21bと、該内外筒21
a,21b間に介装された防振ゴム21c,21cとか
らなり、前記内筒21b,21bの両端部が各ブラケッ
ト22,22、23,23の先端部に固定されている。
0は、図1及び図2に示すように、前記突起部19,1
9中央の貫通孔19a,19aに貫通固定された一対の
防振ブッシュ21,21と、アクスルハウジング11の
他端部11bに車体前後方向に水平に突設されて、両防
振ブッシュ21,21の各両側に連結された前後各一対
のブラケット22,22、23,23とから構成されて
いる。前記防振ブッシュ21,21は、夫々貫通孔19
a,19aの内周縁に固定される金属製の外筒21a,
21aと、該外筒21a,21aの内部に同軸状に設け
られた金属製の内筒21b,21bと、該内外筒21
a,21b間に介装された防振ゴム21c,21cとか
らなり、前記内筒21b,21bの両端部が各ブラケッ
ト22,22、23,23の先端部に固定されている。
【0017】前記各防振ゴム21c,21cは、図3に
も示すように円柱状を呈し、その内部上下位置に円弧状
の空間部21d,21dが貫通形成されており、この空
間部21d,21dによって防振ゴム21c,21cの
上下方向のばね定数を低下させるようになっている。
も示すように円柱状を呈し、その内部上下位置に円弧状
の空間部21d,21dが貫通形成されており、この空
間部21d,21dによって防振ゴム21c,21cの
上下方向のばね定数を低下させるようになっている。
【0018】したがって、この実施例によれば、車両の
走行中に車輪からアクスルハウジング11を介して両サ
スペンションアーム13,14に上下方向の大きな駆動
モーメントM1や制動モーメントM2が作用するが、斯
るモーメントM1,M2を、アクスルハウジング11に
剛体結合した一方側のサスペンションアーム13によっ
て確実に支持することができる。つまり、一方側サスペ
ンションアーム13の剛体結合により、アクスルハウジ
ング11のワインドアップ(回転矢印方向)の剛性が向
上する。
走行中に車輪からアクスルハウジング11を介して両サ
スペンションアーム13,14に上下方向の大きな駆動
モーメントM1や制動モーメントM2が作用するが、斯
るモーメントM1,M2を、アクスルハウジング11に
剛体結合した一方側のサスペンションアーム13によっ
て確実に支持することができる。つまり、一方側サスペ
ンションアーム13の剛体結合により、アクスルハウジ
ング11のワインドアップ(回転矢印方向)の剛性が向
上する。
【0019】この結果、弾性支持機構20の防振ゴム2
1cの上下方向のばね定数を、前述のように両空間部2
1d,21dを形成することによって十分に低下させる
ことが可能になる。したがって、該他方側のサスペンシ
ョンアーム14は、一端部14aが図4に示すように車
輪の上下動に伴いアクスルハウジング11を支点として
弾性支持機構20により柔軟に揺動し、ロールによる左
右輪異なる上下動にも追従できる上、音振性能も大巾に
向上する。
1cの上下方向のばね定数を、前述のように両空間部2
1d,21dを形成することによって十分に低下させる
ことが可能になる。したがって、該他方側のサスペンシ
ョンアーム14は、一端部14aが図4に示すように車
輪の上下動に伴いアクスルハウジング11を支点として
弾性支持機構20により柔軟に揺動し、ロールによる左
右輪異なる上下動にも追従できる上、音振性能も大巾に
向上する。
【0020】換言すれば、アクスルハウジング11に対
する一方側サスペンションアーム13の剛体結合と、他
方側サスペンションアーム14の弾性結合とによって操
安性と音振性のチューニングの自由度が向上する。
する一方側サスペンションアーム13の剛体結合と、他
方側サスペンションアーム14の弾性結合とによって操
安性と音振性のチューニングの自由度が向上する。
【0021】しかも、装置全体の構造が簡素化されてい
るため、製造作業能率の向上とコストの低廉化が図れ
る。
るため、製造作業能率の向上とコストの低廉化が図れ
る。
【0022】また、前記従来の3リンク式のリアサスペ
ンションに比べ、防振ブッシュを2つ減らすことができ
るので、部品点数の削減により、製造作業能率の向上や
コストの低廉化が助長される。
ンションに比べ、防振ブッシュを2つ減らすことができ
るので、部品点数の削減により、製造作業能率の向上や
コストの低廉化が助長される。
【0023】更に、車体前後方向の荷重入力時のコンプ
ライアンス特性は、防振ブッシュ16の前後ばね定数=
1/{1/(防振ブッシュ17の前後ばね定数)+2/
(防振ブッシュ21,21の前後ばね定数)}と設定す
ることにより左右のサスペンションアーム13,14の
ばね特性を同一にすることができる。このため、アクス
ルハウジング11全体の前後方向コンプライアンス特性
を平衡にチューニングすることが可能になる。尚、前記
防振ブッシュ21,21の前後ばね定数は、上記以外の
制約は基本的に受けない。
ライアンス特性は、防振ブッシュ16の前後ばね定数=
1/{1/(防振ブッシュ17の前後ばね定数)+2/
(防振ブッシュ21,21の前後ばね定数)}と設定す
ることにより左右のサスペンションアーム13,14の
ばね特性を同一にすることができる。このため、アクス
ルハウジング11全体の前後方向コンプライアンス特性
を平衡にチューニングすることが可能になる。尚、前記
防振ブッシュ21,21の前後ばね定数は、上記以外の
制約は基本的に受けない。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る車両のサスペンション装置にあっては、アクスルハ
ウジングに対する一方側サスペンションアームの剛体結
合と、他方側サスペンションアームの弾性支持機構によ
る弾性結合とによって操安性と音振性のチューニングの
自由度が向上し、両性能を満足させることが可能となっ
た。
係る車両のサスペンション装置にあっては、アクスルハ
ウジングに対する一方側サスペンションアームの剛体結
合と、他方側サスペンションアームの弾性支持機構によ
る弾性結合とによって操安性と音振性のチューニングの
自由度が向上し、両性能を満足させることが可能となっ
た。
【0025】しかも、全体の構造が、従来の4リンク式
や3リンク式に比較して、部品点数の削減により極めて
簡素化され、製造作業能率の向上とコストの低廉化が図
れる。
や3リンク式に比較して、部品点数の削減により極めて
簡素化され、製造作業能率の向上とコストの低廉化が図
れる。
【0026】また、全体構造の簡素化により、サスペン
ション装置のスペース効率も向上する。
ション装置のスペース効率も向上する。
【図1】本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本実施例に供される弾性支持機構の防振ブッシ
ュを示す側面図である。
ュを示す側面図である。
【図4】本実施例の作用説明図である。
【図5】従来のサスペンション装置を示す斜視図であ
る。
る。
11 アクスルハウジング 11a 一端部 11b 他端部 13,14 サスペンションアーム 13a,14a 一端部 13b,14b 他端部 20 弾性支持機構
Claims (1)
- 【請求項1】 両端部に車軸を保持するアクスルハウジ
ングと、各一端部がアクスルハウジングの両端側に連結
されて車体前後方向に延出した一対のサスペンションア
ームとを有する車両のサスペンション装置において、前
記一方側のサスペンションアームの一端部をアクスルハ
ウジングに対して剛体結合させると共に、他方側のサス
ペンションアームの一端部をアクスルハウジングに対し
て弾性支持機構を介して弾性結合させたことを特徴とす
る車両のサスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9703593A JPH06286443A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 車両のサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9703593A JPH06286443A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 車両のサスペンション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286443A true JPH06286443A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14181275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9703593A Pending JPH06286443A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 車両のサスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06286443A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1595725A1 (fr) * | 2004-05-14 | 2005-11-16 | Peugeot Citroen Automobiles S.A. | Train de véhicule de type semi-rigide à barre stabilisatrice au comportement homogène |
KR100650321B1 (ko) * | 2004-11-17 | 2006-11-27 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 후륜 현가장치 |
CN110053437A (zh) * | 2019-05-15 | 2019-07-26 | 核心驱动科技(金华)有限公司 | 车辆及其悬架系统 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP9703593A patent/JPH06286443A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1595725A1 (fr) * | 2004-05-14 | 2005-11-16 | Peugeot Citroen Automobiles S.A. | Train de véhicule de type semi-rigide à barre stabilisatrice au comportement homogène |
FR2870162A1 (fr) * | 2004-05-14 | 2005-11-18 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Train de vehicule de type semi-rigide a barre stabilisatrice au comportement homogene |
KR100650321B1 (ko) * | 2004-11-17 | 2006-11-27 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 후륜 현가장치 |
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CN110053437B (zh) * | 2019-05-15 | 2023-11-03 | 浙江盘毂动力科技有限公司 | 车辆及其悬架系统 |
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