JP3611956B2 - 画面ウィンドウの表示方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプロセス監視装置で使用される表示装置の画面内に複数のウィンドウを表示する画面ウィンドウの表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータのマルチウィンドウ表示の仕方として、タイル表示と呼ばれる方法がある。これは、画面上に開かれた各ウィンドウを重ねることなく各ウィンドウの面積が均一になるように表示するものである。
このようなタイル表示は、特にプロセス制御において頻繁に用いられている。プロセス制御の場合、複雑なプロセス情報を同時に監視するには、複数の画面が必要になる。そこで、タイル表示を利用して、複数のプロセス情報を同時に把握できるようにすることが提案されている(特開昭61−11615号公報)。
【0003】
タイル表示の状態で、1つのウィンドウに警告表示が現れたときに、そのウィンドウを拡大するには、ウィンドウの枠の一部にマウス・ポインタを合わせ、ボタンを押しながらマウスを移動させればよい。このとき、サイズが大きくなるのはそのウィンドウのみで、他のウィンドウは元の大きさのままである。したがって、拡大したウィンドウの下に他のウィンドウが隠れてしまうため、警告表示に関連した他のウィンドウのデータも同時に確認しようとすると、これらのウィンドウのサイズと位置を調節しなければならない。
また、プロセス情報の重要度や複雑さの相違により各ウィンドウの要求される最適なサイズが異なる場合は、タイル表示が利用できないので、初期設定で各ウィンドウのサイズと位置を調節しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来の表示方法では、あるウィンドウを拡大したときに、他のウィンドウの内容も同時に確認しようとすると、各ウィンドウのサイズと位置を調節しなければならないという問題点があった。
また、各ウィンドウの要求される最適なサイズが異なる場合は、各ウィンドウのサイズと位置を入力する面倒な初期設定が必要になるという問題点があった。本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、煩雑な初期設定が不要で、各ウィンドウの適切な再配置が可能な画面ウィンドウの表示方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載のように、第1のウィンドウの境界上の領域が選択され境界の移動が指示されたときに、各ウィンドウを重ねることなく、第1のウィンドウと他のウィンドウの面積を上記境界の移動に応じて変化させるようにしたものであり、前記第1のウィンドウに隣接する第2のウィンドウと接し、かつ前記第1のウィンドウと接しない第3のウィンドウが存在するとき、前記選択された境界を含む第2のウィンドウのうち、前記第1のウィンドウの横方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更前の横方向の長さをA0、前記第1のウィンドウの縦方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更前の縦方向の長さをC0とし、前記第3のウィンドウのうち、前記横方向に存在する第2のウィンドウのさらに横方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更前の横方向の長さをB0、前記縦方向に存在する第2のウィンドウのさらに縦方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更前の縦方向の長さをD0とし、前記横方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更後の横方向の長さをA1、前記縦方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更後の縦方向の長さをC1とし、前記横方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更後の横方向の長さをB1、前記縦方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更後の縦方向の長さをD1とし、A0:B0=A1:B1、C0:D0=C1:D1を成立させることにより、前記選択された境界を含む第2のウィンドウと前記第3のウィンドウの面積比を保ったまま各ウィンドウの面積を変化させるようにしたものである。このように、第1のウィンドウの境界上の領域が選択され、境界(辺又は交点)の移動が指示されると、第1のウィンドウのサイズが変更され、同時に各ウィンドウの重なりがない状態を維持しながら、他のウィンドウのサイズも相応のサイズに変更される。また、第3のウィンドウが存在するときには、第1のウィンドウに隣接する第2のウィンドウだけでなく、第3のウィンドウのサイズも変化させる。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施の形態の1.
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を適用したプロセス監視装置のブロック図である。
プロセス監視装置は、図示しないプロセスより圧力、液量、温度等の計測値を取得する複数のセンサ1、各センサ1からの計測値を受けてプロセスの運転・監視用の画面を編集作成するコンピュータ2、コンピュータ2からの表示データを受けて運転・監視用の画面を表示する表示装置3、運転操作やパラメータ設定のためのキーボード等の入力装置4、表示装置3に表示された画面を指し示すことにより入力を行うマウス等のポインティング装置5から構成されている。
【0007】
プロセスの状態を示す計測値はセンサ1で検知され、コンピュータ2に入力される。コンピュータ2は、各計測値に基づいて運転・監視用の画面に必要な画像データを編集作成し、表示装置3に出力する。これにより、表示装置3にプロセスの運転・監視用の画面が表示される。
【0008】
このとき、表示装置3に現れるのは、図2に示すように、各ウィンドウが均一なサイズで配置(タイル表示)されたマルチウィンドウ表示の画面10である。各ウィンドウには、プロセス全体の状況を示すオーバビュー(図2のウィンドウ10a)、各計測値の履歴を示すトレンド(ウィンドウ10b)、プラントの構造に計測値や警告などを重ね合わせて表示した計装図(ウィンドウ10c)、特定のループの状況を示す詳細図(ウィンドウ10d)等が表示される。
【0009】
次に、特定のウィンドウのサイズを変更したい場合、プロセス監視装置のオペレータは、画面上のポインタをポインティング装置5の操作によって特定のウィンドウの境界に合わせ、ポインティング装置5のボタンを押しながら所望の方向へ移動させる。
コンピュータ2は、ポインティング装置5の出力信号に応じて上記画像データを編集し直す。こうして、各ウィンドウが表示画面上に再配置される。
【0010】
例えば図3(a)のように、4つのウィンドウ10a〜10dの境界(交点)にポインタ11を合わせて、ポインティング装置5のボタンを押しながらポインタ11を矢印の方向に移動させると、第1のウィンドウ10aのサイズが大きくなる。同時に、他のウィンドウ10b,10c,10dは、選択された境界の移動に応じて自動的に相応のサイズに調節される(図3(b))。
ポインタ11を図3(a)と逆の方向に移動させてウィンドウ10aを縮小する(ウィンドウ10dを拡大する)場合も、同様にしてウィンドウを再配置することができる。
【0011】
以上のように本実施の形態によれば、オペレータがサイズ変更の対象となる第1のウィンドウの境界を選択して、この境界の移動を指示することにより、第1のウィンドウのサイズが変更され、同時に各ウィンドウの重なりがない状態を維持しながら、他のウィンドウのサイズも相応のサイズに変更されるので、オペレータが第1のウィンドウ以外のウィンドウのサイズを調節する必要がなくなる。また、各ウィンドウの面積比を容易に変更できるので、初期設定としてはタイル表示を指定しておけばよく、初期設定を簡略化することができる。
【0012】
実施の形態の2.
図4は本発明の他の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を用いたウィンドウの再配置を説明するための図である。実施の形態の1では、4つのウィンドウの境界にポインタを合わせたが、2つのウィンドウの境界にポインタを合わせてもよい。
【0013】
つまり、図4(a)のように、2つのウィンドウ10a,10cの境界(交線)にポインタ11を合わせて、ポインティング装置5のボタンを押しながらポインタ11を矢印の方向に移動させると、コンピュータ2の画像データの再編集により、第1のウィンドウ10aのサイズが大きくなる。同時に、ウィンドウ10cは、選択された境界の移動に応じて自動的に相応のサイズに縮小される(図4(b))。
ポインタ11を図4(a)と逆の方向に移動させてウィンドウ10aを縮小する(ウィンドウ10cを拡大する)場合も、同様にしてウィンドウを再配置することができる。
【0014】
実施の形態の3.
図5は本発明の他の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を用いたウィンドウの再配置を説明するための図である。実施の形態の1,2では、オペレータによるサイズ変更操作の対象となる第1のウィンドウと、これに隣接する第2のウィンドウのみが存在した。本実施の形態では、第1のウィンドウと接しない第3のウィンドウが存在する場合について説明する。
【0015】
ここで、表示装置3に表示されるのは、図5(a)に示すように、各ウィンドウが均一なサイズで配置されたマルチウィンドウ表示の画面20である。
オペレータが4つのウィンドウ20a,20b,20d,20eの境界(交点)にポインタ11を合わせて、ポインティング装置5のボタンを押しながらポインタ11を矢印の方向に移動させると、コンピュータ2の画像データの再編集により、第1のウィンドウ20aのサイズが大きくなる(図5(b))。
【0016】
同時に、他のウィンドウ20b,20c,20d,20e,20f,20g,20h,20iは、選択された境界の移動に応じて自動的に相応のサイズに縮小される。このとき、コンピュータ2は、第2のウィンドウ20b,20d,20eと第3のウィンドウ20c,20f,20g,20h,20iの面積比を保ったまま、各ウィンドウの面積が変化するように画像データを編集し直す。
【0017】
つまり、サイズ変更前の第2のウィンドウ20bの横方向の長さをA0、第2のウィンドウ20dの縦方向の長さをC0、第3のウィンドウ20cの横方向の長さをB0、第3のウィンドウ20gの縦方向の長さをD0とし、サイズ変更後のウィンドウ20bの横方向の長さをA1、ウィンドウ20dの縦方向の長さをC1、ウィンドウ20cの横方向の長さをB1、ウィンドウ20gの縦方向の長さをD1とすると、次式が成立する。
A0:B0=A1:B1 ・・・(1)
C0:D0=C1:D1 ・・・(2)
【0018】
以上のように、第1のウィンドウと接しない第3のウィンドウが存在するときには、第2のウィンドウとの面積比を保ちながら、第3のウィンドウのサイズを変化させるので、第1のウィンドウの拡大に伴って第2のウィンドウだけが小さくなってしまうことがなく、各ウィンドウを平均的に監視することができる。
各ウィンドウの面積比を変えたい場合には、比を維持しないモードに設定すればよい。この場合には、第1のウィンドウのサイズ変更に伴って、第2のウィンドウのサイズだけが実施の形態の1,2と同様に変更される。
【0019】
なお、以上の実施の形態では、プロセス監視装置を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、マルチウィンドウ表示を利用した画面であれば、本発明を適用できることは言うまでもない。
また、図3〜図5では、ポインタ11を常時表示しているが、ウィンドウの境界に接近したときだけ現れるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、請求項1に記載のように、第1のウィンドウの境界上の領域が選択され境界の移動が指示されると、第1のウィンドウのサイズを変更し、同時に各ウィンドウの重なりがない状態を維持しながら、他のウィンドウも相応のサイズに変更するので、画面上には重なりのないウィンドウが常に表示され、オペレータが第1のウィンドウ以外のウィンドウのサイズを調節する必要がなくなる。また、任意の画面構成を容易に作成できるので、初期設定を簡略化することができる。
【0021】
また、請求項2に記載のように、第1のウィンドウと接しない第3のウィンドウが存在するときには、第2のウィンドウとの面積比を保ちながら、第3のウィンドウのサイズを変化させるので、第1、第2のウィンドウのサイズだけが変化することがなく、各ウィンドウを平均的に監視することができる。これにより、特にプロセス監視装置においては、全体監視という機能を損なうことなく第1のウィンドウを注視できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を適用したプロセス監視装置のブロック図である。
【図2】表示画面の1例を示す図である。
【図3】ウィンドウの再配置を説明するための図である。
【図4】本発明の他の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を用いたウィンドウの再配置を説明するための図である。
【図5】本発明の他の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を用いたウィンドウの再配置を説明するための図である。
【符号の説明】
1…センサ、2…コンピュータ、3…表示装置、4…入力装置、5…ポインティング装置、10、20…表示画面、10a〜10d、20a〜20i…ウィンドウ、11…ポインタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプロセス監視装置で使用される表示装置の画面内に複数のウィンドウを表示する画面ウィンドウの表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータのマルチウィンドウ表示の仕方として、タイル表示と呼ばれる方法がある。これは、画面上に開かれた各ウィンドウを重ねることなく各ウィンドウの面積が均一になるように表示するものである。
このようなタイル表示は、特にプロセス制御において頻繁に用いられている。プロセス制御の場合、複雑なプロセス情報を同時に監視するには、複数の画面が必要になる。そこで、タイル表示を利用して、複数のプロセス情報を同時に把握できるようにすることが提案されている(特開昭61−11615号公報)。
【0003】
タイル表示の状態で、1つのウィンドウに警告表示が現れたときに、そのウィンドウを拡大するには、ウィンドウの枠の一部にマウス・ポインタを合わせ、ボタンを押しながらマウスを移動させればよい。このとき、サイズが大きくなるのはそのウィンドウのみで、他のウィンドウは元の大きさのままである。したがって、拡大したウィンドウの下に他のウィンドウが隠れてしまうため、警告表示に関連した他のウィンドウのデータも同時に確認しようとすると、これらのウィンドウのサイズと位置を調節しなければならない。
また、プロセス情報の重要度や複雑さの相違により各ウィンドウの要求される最適なサイズが異なる場合は、タイル表示が利用できないので、初期設定で各ウィンドウのサイズと位置を調節しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来の表示方法では、あるウィンドウを拡大したときに、他のウィンドウの内容も同時に確認しようとすると、各ウィンドウのサイズと位置を調節しなければならないという問題点があった。
また、各ウィンドウの要求される最適なサイズが異なる場合は、各ウィンドウのサイズと位置を入力する面倒な初期設定が必要になるという問題点があった。本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、煩雑な初期設定が不要で、各ウィンドウの適切な再配置が可能な画面ウィンドウの表示方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載のように、第1のウィンドウの境界上の領域が選択され境界の移動が指示されたときに、各ウィンドウを重ねることなく、第1のウィンドウと他のウィンドウの面積を上記境界の移動に応じて変化させるようにしたものであり、前記第1のウィンドウに隣接する第2のウィンドウと接し、かつ前記第1のウィンドウと接しない第3のウィンドウが存在するとき、前記選択された境界を含む第2のウィンドウのうち、前記第1のウィンドウの横方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更前の横方向の長さをA0、前記第1のウィンドウの縦方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更前の縦方向の長さをC0とし、前記第3のウィンドウのうち、前記横方向に存在する第2のウィンドウのさらに横方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更前の横方向の長さをB0、前記縦方向に存在する第2のウィンドウのさらに縦方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更前の縦方向の長さをD0とし、前記横方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更後の横方向の長さをA1、前記縦方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更後の縦方向の長さをC1とし、前記横方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更後の横方向の長さをB1、前記縦方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更後の縦方向の長さをD1とし、A0:B0=A1:B1、C0:D0=C1:D1を成立させることにより、前記選択された境界を含む第2のウィンドウと前記第3のウィンドウの面積比を保ったまま各ウィンドウの面積を変化させるようにしたものである。このように、第1のウィンドウの境界上の領域が選択され、境界(辺又は交点)の移動が指示されると、第1のウィンドウのサイズが変更され、同時に各ウィンドウの重なりがない状態を維持しながら、他のウィンドウのサイズも相応のサイズに変更される。また、第3のウィンドウが存在するときには、第1のウィンドウに隣接する第2のウィンドウだけでなく、第3のウィンドウのサイズも変化させる。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施の形態の1.
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を適用したプロセス監視装置のブロック図である。
プロセス監視装置は、図示しないプロセスより圧力、液量、温度等の計測値を取得する複数のセンサ1、各センサ1からの計測値を受けてプロセスの運転・監視用の画面を編集作成するコンピュータ2、コンピュータ2からの表示データを受けて運転・監視用の画面を表示する表示装置3、運転操作やパラメータ設定のためのキーボード等の入力装置4、表示装置3に表示された画面を指し示すことにより入力を行うマウス等のポインティング装置5から構成されている。
【0007】
プロセスの状態を示す計測値はセンサ1で検知され、コンピュータ2に入力される。コンピュータ2は、各計測値に基づいて運転・監視用の画面に必要な画像データを編集作成し、表示装置3に出力する。これにより、表示装置3にプロセスの運転・監視用の画面が表示される。
【0008】
このとき、表示装置3に現れるのは、図2に示すように、各ウィンドウが均一なサイズで配置(タイル表示)されたマルチウィンドウ表示の画面10である。各ウィンドウには、プロセス全体の状況を示すオーバビュー(図2のウィンドウ10a)、各計測値の履歴を示すトレンド(ウィンドウ10b)、プラントの構造に計測値や警告などを重ね合わせて表示した計装図(ウィンドウ10c)、特定のループの状況を示す詳細図(ウィンドウ10d)等が表示される。
【0009】
次に、特定のウィンドウのサイズを変更したい場合、プロセス監視装置のオペレータは、画面上のポインタをポインティング装置5の操作によって特定のウィンドウの境界に合わせ、ポインティング装置5のボタンを押しながら所望の方向へ移動させる。
コンピュータ2は、ポインティング装置5の出力信号に応じて上記画像データを編集し直す。こうして、各ウィンドウが表示画面上に再配置される。
【0010】
例えば図3(a)のように、4つのウィンドウ10a〜10dの境界(交点)にポインタ11を合わせて、ポインティング装置5のボタンを押しながらポインタ11を矢印の方向に移動させると、第1のウィンドウ10aのサイズが大きくなる。同時に、他のウィンドウ10b,10c,10dは、選択された境界の移動に応じて自動的に相応のサイズに調節される(図3(b))。
ポインタ11を図3(a)と逆の方向に移動させてウィンドウ10aを縮小する(ウィンドウ10dを拡大する)場合も、同様にしてウィンドウを再配置することができる。
【0011】
以上のように本実施の形態によれば、オペレータがサイズ変更の対象となる第1のウィンドウの境界を選択して、この境界の移動を指示することにより、第1のウィンドウのサイズが変更され、同時に各ウィンドウの重なりがない状態を維持しながら、他のウィンドウのサイズも相応のサイズに変更されるので、オペレータが第1のウィンドウ以外のウィンドウのサイズを調節する必要がなくなる。また、各ウィンドウの面積比を容易に変更できるので、初期設定としてはタイル表示を指定しておけばよく、初期設定を簡略化することができる。
【0012】
実施の形態の2.
図4は本発明の他の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を用いたウィンドウの再配置を説明するための図である。実施の形態の1では、4つのウィンドウの境界にポインタを合わせたが、2つのウィンドウの境界にポインタを合わせてもよい。
【0013】
つまり、図4(a)のように、2つのウィンドウ10a,10cの境界(交線)にポインタ11を合わせて、ポインティング装置5のボタンを押しながらポインタ11を矢印の方向に移動させると、コンピュータ2の画像データの再編集により、第1のウィンドウ10aのサイズが大きくなる。同時に、ウィンドウ10cは、選択された境界の移動に応じて自動的に相応のサイズに縮小される(図4(b))。
ポインタ11を図4(a)と逆の方向に移動させてウィンドウ10aを縮小する(ウィンドウ10cを拡大する)場合も、同様にしてウィンドウを再配置することができる。
【0014】
実施の形態の3.
図5は本発明の他の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を用いたウィンドウの再配置を説明するための図である。実施の形態の1,2では、オペレータによるサイズ変更操作の対象となる第1のウィンドウと、これに隣接する第2のウィンドウのみが存在した。本実施の形態では、第1のウィンドウと接しない第3のウィンドウが存在する場合について説明する。
【0015】
ここで、表示装置3に表示されるのは、図5(a)に示すように、各ウィンドウが均一なサイズで配置されたマルチウィンドウ表示の画面20である。
オペレータが4つのウィンドウ20a,20b,20d,20eの境界(交点)にポインタ11を合わせて、ポインティング装置5のボタンを押しながらポインタ11を矢印の方向に移動させると、コンピュータ2の画像データの再編集により、第1のウィンドウ20aのサイズが大きくなる(図5(b))。
【0016】
同時に、他のウィンドウ20b,20c,20d,20e,20f,20g,20h,20iは、選択された境界の移動に応じて自動的に相応のサイズに縮小される。このとき、コンピュータ2は、第2のウィンドウ20b,20d,20eと第3のウィンドウ20c,20f,20g,20h,20iの面積比を保ったまま、各ウィンドウの面積が変化するように画像データを編集し直す。
【0017】
つまり、サイズ変更前の第2のウィンドウ20bの横方向の長さをA0、第2のウィンドウ20dの縦方向の長さをC0、第3のウィンドウ20cの横方向の長さをB0、第3のウィンドウ20gの縦方向の長さをD0とし、サイズ変更後のウィンドウ20bの横方向の長さをA1、ウィンドウ20dの縦方向の長さをC1、ウィンドウ20cの横方向の長さをB1、ウィンドウ20gの縦方向の長さをD1とすると、次式が成立する。
A0:B0=A1:B1 ・・・(1)
C0:D0=C1:D1 ・・・(2)
【0018】
以上のように、第1のウィンドウと接しない第3のウィンドウが存在するときには、第2のウィンドウとの面積比を保ちながら、第3のウィンドウのサイズを変化させるので、第1のウィンドウの拡大に伴って第2のウィンドウだけが小さくなってしまうことがなく、各ウィンドウを平均的に監視することができる。
各ウィンドウの面積比を変えたい場合には、比を維持しないモードに設定すればよい。この場合には、第1のウィンドウのサイズ変更に伴って、第2のウィンドウのサイズだけが実施の形態の1,2と同様に変更される。
【0019】
なお、以上の実施の形態では、プロセス監視装置を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、マルチウィンドウ表示を利用した画面であれば、本発明を適用できることは言うまでもない。
また、図3〜図5では、ポインタ11を常時表示しているが、ウィンドウの境界に接近したときだけ現れるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、請求項1に記載のように、第1のウィンドウの境界上の領域が選択され境界の移動が指示されると、第1のウィンドウのサイズを変更し、同時に各ウィンドウの重なりがない状態を維持しながら、他のウィンドウも相応のサイズに変更するので、画面上には重なりのないウィンドウが常に表示され、オペレータが第1のウィンドウ以外のウィンドウのサイズを調節する必要がなくなる。また、任意の画面構成を容易に作成できるので、初期設定を簡略化することができる。
【0021】
また、請求項2に記載のように、第1のウィンドウと接しない第3のウィンドウが存在するときには、第2のウィンドウとの面積比を保ちながら、第3のウィンドウのサイズを変化させるので、第1、第2のウィンドウのサイズだけが変化することがなく、各ウィンドウを平均的に監視することができる。これにより、特にプロセス監視装置においては、全体監視という機能を損なうことなく第1のウィンドウを注視できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を適用したプロセス監視装置のブロック図である。
【図2】表示画面の1例を示す図である。
【図3】ウィンドウの再配置を説明するための図である。
【図4】本発明の他の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を用いたウィンドウの再配置を説明するための図である。
【図5】本発明の他の実施の形態となる画面ウィンドウの表示方法を用いたウィンドウの再配置を説明するための図である。
【符号の説明】
1…センサ、2…コンピュータ、3…表示装置、4…入力装置、5…ポインティング装置、10、20…表示画面、10a〜10d、20a〜20i…ウィンドウ、11…ポインタ。
Claims (1)
- 表示装置の画面内に複数のウィンドウを重ねることなく配置する画面ウィンドウの表示方法において、
第1のウィンドウの境界上の領域が選択され境界の移動が指示されたときに、各ウィンドウを重ねることなく、第1のウィンドウと他のウィンドウの面積を前記境界の移動に応じて変化させるようにしたものであり、
前記第1のウィンドウに隣接する第2のウィンドウと接し、かつ前記第1のウィンドウと接しない第3のウィンドウが存在するとき、前記選択された境界を含む第2のウィンドウのうち、前記第1のウィンドウの横方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更前の横方向の長さをA0、前記第1のウィンドウの縦方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更前の縦方向の長さをC0とし、前記第3のウィンドウのうち、前記横方向に存在する第2のウィンドウのさらに横方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更前の横方向の長さをB0、前記縦方向に存在する第2のウィンドウのさらに縦方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更前の縦方向の長さをD0とし、前記横方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更後の横方向の長さをA1、前記縦方向に存在する第2のウィンドウのサイズ変更後の縦方向の長さをC1とし、前記横方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更後の横方向の長さをB1、前記縦方向に存在する第3のウィンドウのサイズ変更後の縦方向の長さをD1とし、A0:B0=A1:B1、C0:D0=C1:D1を成立させることにより、前記選択された境界を含む第2のウィンドウと前記第3のウィンドウの面積比を保ったまま各ウィンドウの面積を変化させることを特徴とする画面ウィンドウの表示方法。
Priority Applications (1)
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JP29599297A JP3611956B2 (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 画面ウィンドウの表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29599297A JP3611956B2 (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 画面ウィンドウの表示方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11134159A JPH11134159A (ja) | 1999-05-21 |
JP3611956B2 true JP3611956B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=17827740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29599297A Expired - Fee Related JP3611956B2 (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 画面ウィンドウの表示方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3611956B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10521110B2 (en) | 2012-12-06 | 2019-12-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display device including button configured according to displayed windows and control method therefor |
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