JP3611352B2 - 燃焼機器の検査システムおよびそのシステムを構成する燃焼機器とデータ導入装置 - Google Patents
燃焼機器の検査システムおよびそのシステムを構成する燃焼機器とデータ導入装置 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、給湯器や風呂釜等の燃焼機器の動作状態の検査(故障や異常の診断を含む)を自動的に行う燃焼機器の検査システムおよびそのシステムを構成する燃焼機器とデータ導入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃焼機器に異常が生じたときや、異常が生じなくとも、定期的に燃焼機器の検査が行われている。この燃焼機器の検査を人手により行うのは作業性が悪く、最近の高度化した燃焼機器の検査を行うには熟練を必要とし、経験の浅い作業者では手に負えないという事情もあって、検査の自動化が推進されている。燃焼機器の自動検査を行う方式としては、一般的には、検査、プログラムを燃焼機器自身に装備させるか、あるいは外部入力によって与え、燃焼機器に装備されているセンサのデータを解析して検査を行い、燃焼機器の異常箇所等を表示部に表示するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近においては、燃焼機器の高性能化に伴って、よりきめ細かな検査が要求されるようになっており、燃焼機器に装備されているセンサの情報のみに基づいて検査を行う方式では検査できる項目に限度があり、よりきめ細かな検査を行うことができないという問題があった。
【0004】
もちろん、これらのきめ細かな検査を行うのに必要な検査専用のセンサ類を燃焼機器に初めから装備して工場出荷することも考えられるが、検査専用のセンサ類は通常の燃焼運転制御には不必要であるため、検査のためにだけ使用するセンサ類を初めから燃焼機器に装備することは燃焼機器の生産の作業工程が増える等して、生産効率が悪く、また、燃焼機器のコストが高騰するという問題が生じる。
【0005】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、燃焼機器に初めから検査専用のセンサ類を装備することなく、その検査専用のセンサ類を装備した場合と同等のきめ細かな検査を行うことができる燃焼機器の検査システムおよびそのシステムを構成する燃焼機器とデータ導入装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、次のように構成されている。すなわち、第1の発明は、燃焼運転を制御する運転制御部と、この燃焼運転を行うためのデータが記憶されている制御データメモリとを備え、シーケンスプログラムに従い前記制御データメモリのデータを読み出して燃焼運転の制御が行われる方式の燃焼機器にデータ導入装置が信号接続される燃焼機器の検査システムにおいて、燃焼機器には検査プログラムと、この検査プログラムを駆動して検査指令を出力する検査指令出力部と、検査指令の動作によって自ら取得するデータを格納する取得データ記憶部と、検査指令の動作によって自ら取得できないデータを検知し、この不取得データに対し外部からの導入要求を指令出力する外部導入指令部と、この外部導入指令部の指令をデータ導入装置へ転送する外部導入指令転送部と、この外部導入指令によってデータ導入装置から導入されるデータを格納する外部導入データ記憶部と、前記取得データ記憶部のデータと外部導入データ記憶部のデータとを読み出して検査判断を行う検査判断部とが設けられ、データ導入装置には外部導入指令の表示部と、外部導入指令のデータ入力部と、入力された外部導入指令データを燃焼機器側へ出力する外部指令データ出力部とが設けられていることを特徴として構成されている。
【0007】
また、第2の発明は、燃焼運転を制御する運転制御部と、この燃焼運転を行うためのデータが記憶されている制御データメモリとを備え、シーケンスプログラムに従い前記制御データメモリのデータを読み出して燃焼運転の制御が行われる方式の燃焼機器において、この燃焼機器には検査プログラムと、この検査プログラムを駆動して検査指令を出力する検査指令出力部と、検査指令の動作によって自ら取得するデータを格納する取得データ記憶部と、検査指令の動作によって自ら取得できないデータを検知し、この不取得データに対し外部からの導入要求を指令出力する外部導入指令部と、この外部導入指令部の指令をデータ導入装置へ転送する外部導入指令転送部と、この外部導入指令によってデータ導入装置から導入されるデータを格納する外部導入データ記憶部と、前記取得データ記憶部のデータと外部導入データ記憶部のデータとを読み出して検査判断を行う検査判断部とが設けられていることを特徴として構成されている。
【0008】
さらに、第3の発明は、燃焼機器に信号接続して前記第1の発明の燃焼機器の検査システムを構成可能なデータ導入装置において、該データ導入装置には外部導入指令の表示部と、外部導入指令のデータ入力部と、入力された外部導入指令データを燃焼機器側へ出力する外部指令データ出力部とが設けられていることを特徴として構成されている。
【0009】
さらに、第4の発明は、前記第3の発明の構成に付加して燃焼機器側から検査判断結果のデータを受けてその検査判断結果のデータを格納する検査データ格納メモリを備えたことを特徴として構成されている。
【0010】
【作用】
上記構成の本発明において、燃焼機器の検査を行う場合には、燃焼機器にデータ導入装置を信号接続する。この状態で、燃焼機器に装備されている検査プログラムを駆動して、検査指令出力部から検査指令が出力されると、燃焼機器はこの検査指令に応じた動作を行い、検査指令によって要求されるデータが制御データメモリ等のメモリから取得され、その取得データは取得データ記憶部に記憶される。
【0011】
検査指令により、燃焼機器が装備しているセンサのデータによって対応できない検査項目の検査が要求されたときには、外部導入指令部はこの状態を検知し、その検査に必要なデータの導入要求をデータ導入装置側に要請する。
【0012】
データ導入装置側では、そのデータ導入要求の指令を読み取り、要求されたセンサ等のデータを燃焼機器側に出力する。燃焼機器側ではこの外部導入指令によって得られたデータを外部導入データ記憶部に記憶する。そして、燃焼機器側の検査判断部は取得データ記憶部に記憶されているデータと、外部導入データ記憶部に記憶されたデータとを読み出して、要求された検査判断を行う。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例の燃焼機器の検査システムは、燃焼機器を構成する各要素の検査を自動的に行うものである。以下、本実施例の説明を理解し易くするために検査の対象となる燃焼機器のモデル例を図4に示す。同図の(a)は、能力切り換え式の給湯器を示すもので、給水管1から入水する水はバーナ2の燃焼火力でもって、給湯熱交換器3を通るときに加熱されて湯にされ、この湯は、給湯管4を通して台所等の所望の給湯場所に導かれるものである。
【0014】
制御装置5は流量センサ6から入水信号を受けたときに燃焼ファン7を回転し、ガス供給通路19の主電磁弁8aと副電磁弁8bと比例弁10と能力切り換え弁11a,11bの少なくとも一方の11aを開けて、イグナイタを駆動してイグナイタ電極12から放電して点着火を行い、フレームロッド電極13で炎を検知した以降に、サーミスタ等の出湯温度センサ15で検出される出湯温度がリモコン14で設定される設定温度となるように比例弁10の開弁量を制御し、併せて、燃焼量に応じて燃焼ファン7の回転制御を行い、給湯運転を制御する。この給湯運転の制御に際し、制御装置5は、要求熱量に応じ、能力切り換え弁11a,11bを切り換え制御する。
【0015】
要求熱量が小さいときは能力切り換え弁11aのみを開けてバーナ2のA面の1面燃焼を行い、要求熱量が大きいときにはさらに能力切り換え弁11bを開けてA面とB面の多面燃焼を行う。なお、図中9は燃焼ファンのファン回転検出センサ、16は入水温度センサ、17は水量を調整する水量制御弁、69はガス流量を検出するガス流量センサを示している。
【0016】
図4の(b)は風呂釜を示すもので、前記同図の(a)に示す給湯器と同一の名称部分には同一符号を付してある。この種の風呂釜は、リモコン14等で、追い焚き運転が指令されると、制御装置5は、追い焚き循環管路18の循環ポンプ20を回転させて、浴槽21内の湯水を追い焚き循環管路18を介して循環させる。流水スイッチ22が湯水の流れを検知したときに、制御装置5は燃焼ファン7を回転し、電磁弁8a,8bを開き、点着火によりバーナ2を燃焼させて追い焚き熱交換器23を通る循環湯水を加熱して浴槽21内の湯水の追い焚きを行う。そして、風呂温度センサ24で検出される風呂温度がリモコン14によって設定される風呂設定温度に達したときに追い焚き運転を停止する。
【0017】
図4の(c)は追い焚き機能を備えた複合給湯器を示すもので、給湯熱交換器3側では同図の(a)に示すものと同様の動作を行って給湯運転を行い、また、追い焚き熱交換器23側では同図の(b)に示す風呂釜と同様な動作を行って浴槽21内の湯水の追い焚きを行う。この給湯と追い焚きの運転は制御装置5によって行われるが、この装置は、電磁弁等の注湯弁25を開けることにより、給湯熱交換器3側で作り出した湯を追い焚き循環管路18を介して浴槽21内に落とし込んで湯張りを行う機能を備えており、圧力センサ等を用いた水位センサ26により湯張りの水位がリモコン14等で設定される設定水位に達したときに注湯弁25が閉じられて湯張りの停止が行われ、次に循環ポンプ20を起動して追い焚き運転が行われるものである。
【0018】
図1には本実施例における燃焼機器の検査システムのブロック構成が示されている。同図において、27はモデル例に示した給湯器や風呂釜等の燃焼機器を示しており、28はマイクロコンピュータやパソコン等で構成されるデータ導入装置を示している。燃焼機器27の制御装置5には、運転制御部30と、制御データメモリ31と、モード変換部32と、入力部33と、取得データ記憶部34と、検査指令出力部35と、外部導入データ記憶部36と、初期データメモリ37と、検査データ出力部40と、外部導入指令部41と、外部導入指令転送部42と、検査データ格納メモリ43と、検査結果表示部44と、検査判断部45とを有して構成されている。これら、デー等を記憶するメモリ31,34,36,37,43は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、書き込みとその消去が電気信号によって自在に行われる不揮発性のEEPROM等の適宜のメモリ素子を用いて構成される。
【0019】
運転制御部30は、シーケンスの運転プログラムに従い、動作指令を出力し、メモリ31に格納されている指令されたデータを読み出して運転制御を行う。制御データメモリ31には、運転オン、運転オフ、循環ポンプオン、循環ポンプオフ等の各種アクチエータの動作データや、出湯温度センサ、入水温度センサ、流水スイッチ、風呂温度センサ、水位センサ、フレームロッド電極等の各種センサの取り込みデータ等の、運転制御を行うために必要なデータが所定のアドレス位置に格納されている。
【0020】
初期データメモリ37は燃焼機器を構成するセンサやアクチエータの仕様データや、検査のための規格値や、これらアクチエータやセンサの新製品状態時(燃焼機器27に組み込まれる前の新製品状態のデータ)等の初期データが記憶されている。
【0021】
モード変換部32は燃焼機器27とデータ導入装置28とが信号接続されたときに、通常の燃焼運転モードから検査プログラムの指令によって優先的に動作する検査モードへ動作モードを切り換える。このモード切り換えは、例えば、データ導入装置28側からパスワードが送られたとき、あるいはモード切り換え信号が加えられたとき等、適宜の信号をトリガー信号として行うことができるが、本実施例ではオープンループ回路38のハードスイッチ39がピンの差し込みによってショートされたときに、そのショート信号を受けて通常運転モードから検査モードへ切り換え、ピンが抜かれてオープン回路となったときに検査モードから通常運転モードへ復帰するように構成されている。
【0022】
検査指令出力部35は検査プログラムを内蔵し、この検査プログラムを駆動して検査プログラムに従った検査指令を出力し、燃焼機器27を検査指令に従って動作させる。取得データ記憶部34は検査指令に従い、運転制御によって取り込まれるセンサやアクチエータの動作状態のデータを制御データメモリ31から読み出して記憶する。
【0023】
外部導入指令部41は、検査指令に従い、要求される検査項目を行う上で、燃焼機器27が装備しているセンサ類やアクチエータのデータのみではデータが不足して検査を行うことができないものと判断したときには、その不足するデータを外部から導入する指令を出力する。具体例としては、検査指令が加えられたときに、その検査に必要なセンサやアクチエータのデータが取得データ記憶部(又は制御データメモリ31)に記憶されているかを検索し、検査を行う上で要求される自分自身で取得できない不足のデータがあるときにはこれを検知し、その不足データを外部から導入する指令を出力するのである。
【0024】
外部導入指令転送部42は、前記外部導入指令部41から外部からのデータ導入要求指令が出されたときに、その外部導入指令(外部導入要求指令)をデータ導入装置28側に転送する。
【0025】
入力部33は、データ導入装置28側から要求する外部導入データが加えられたときに、その外部導入データを外部導入データ記憶部36に加える。外部導入データ記憶部36はデータ導入装置28側から送られてくる外部導入データを記憶する。
【0026】
検査判断部45は取得データ記憶部34で記憶されている燃焼機器27自身で取得したセンサ類やアクチエータの取得データと、外部導入データ記憶部36に記憶された外部から加えられたデータと、必要に応じ初期データメモリ37のデータを読み出して検査判断を行う。
【0027】
検査判断部45の検査結果は検査データ格納メモリ43に来歴データとして記憶され、その一方で、検査結果表示部44により検査結果が例えば液晶画面上に文字、記号等により表示される。検査データ出力部40は検査判断部45の検査結果のデータをデータ導入装置28側に出力する。
【0028】
データ導入装置28は、検査データ格納メモリ46と、検査結果表示部47と、外部導入指令表示部48と、データ収集部49と、外部指令データ出力部52とを有して構成されている。検査データ格納メモリ46は、燃焼機器27側の検査データ出力部40から送られてくる検査結果のデータを記憶する。検査結果表示部47はその検査結果のデータを、例えば、液晶画面等に文字や記号で表示する。この検査結果表示部47はデータ導入装置28と分離して別個に設けられる場合もある。
【0029】
外部導入指令表示部48は燃焼機器27側の外部導入指令転送部42から転送されてくる外部導入指令の内容を同様に液晶画面等に文字や記号で表示し、検査をするものに、何のデータが要求されているかを表示する。
【0030】
データ収集部49は、外部導入指令の要求に応じたデータを収集するもので、要求されるデータを収集するセンサを接続するための外部センサ接続部50と、必要なデータをキーボードやメモリカード等によって入力するための操作入力部51を有している。外部センサ接続部52は検査を始める前から複数種類の外部センサを接続しておくことも可能であり、この場合には、データ収集部49は、複数の各種の外部センサの入力データのうち、外部導入指令により要求されるデータを選別して外部指令データ出力部52に収集データを加える。
【0031】
また、外部導入指令表示部48の表示により、検査をするものが、何のデータが要求されているかを表示部の表示により確認し、その要求されたデータを取得するための外部センサを外部センサ接続部50に接続することも可能であり、この場合には、その接続された外部センサのデータがデータ収集部49により収集されて外部指令データ出力部52に加えられることとなる。そして、この外部導入データは外部指令データ出力部52から燃焼機器27側の入力部33に加えられ、この入力部33を介して前記したように、外部導入データ記憶部36に記憶されるのである。
【0032】
図3は外部センサとして、電気的負荷検出センサ70の使用形態を示したものである。同図において、イグナイタ98と、主電磁弁8aと、副電磁弁8bと、燃焼ファン7と、比例弁10はそれぞれイグナイタ駆動制御回路71、主ガス電磁弁駆動制御回路72、副ガス電磁弁駆動制御回路73、ファン駆動制御回路74、比例弁駆動制御回路75の対応する回路によって駆動制御されており、これらの各回路71〜75の出力側には各駆動制御回路が正常時に流れる電流IR1〜IR5を既知の値に設定するための抵抗器R1 〜R5 が接続されている。この結果、イグナイタ98の正常駆動時には、イグナイタ98にI1 が流れ、駆動制御回路にはIR1の電流が流れる。同様に、主電磁弁8aの正常駆動時には電磁弁側にはI2 が、回路側にはIR2が、副電磁弁8bの正常駆動時には副電磁弁側にI3 が、回路側にはIR3が、燃焼ファン7の正常駆動時にはファン側にI4 が、回路側にIR4が、比例弁10の正常駆動時には比例弁側にI5 が、回路側にIR5がそれぞれ流れるようになっている。
【0033】
これら各制御対象要素の駆動電源には燃焼機器のAC100 Vの電源76が使用されており、この電源電圧はトランス77により二次側が降圧されており、イグナイタ98と電磁弁8a,8bと燃焼ファン7はトランス77の一次側のAC100 Vの電源により駆動され、比例弁10はトランス77の二次側の24Vの電源電圧により駆動されている。
【0034】
そして、イグナイタ98、電磁弁8a,8b、燃焼ファン7等の負荷検出対象要素に電気的に通じている電源76のハーネス配線78には電気的負荷検出センサとしての第1の電流検出プローブ79が着脱自在に装着されており、また、トランス77の二次側の負荷検出対象要素である比例弁10に電気的に通じているハーネス配線80には電気的負荷検出センサとしての第2の電流検出プローブ81が同様に着脱自在に装着されている。
【0035】
この電流検出プローブ79,81は、図2に示すように、開閉自在のリング状の挟み口82を有している。これらのプローブ79,81のプラグ99が対応する外部センサ接続部50に差し込まれることで、外部センサ79,81が外部センサ接続部50に接続される。電流検出プローブ79,81の挟み口82はコア84によって形成されており、このコア84にはコイル(図示せず)が巻かれている。一方、ハーネス配線78,80には電流検出プローブ79,81が装着し易いように、かつ、プローブの装着位置を分かり易くするために線を引き出し、バンド90で止めて略ループ状にしたセンサ装着部83が形成されており、このセンサ装着部83に電流検出プローブ79,81を挟み口82で挟み装着し、挟み口82の内部に配線78,80を通すことで、配線78,80に電流が流れると、コア84に磁界が発生し、この磁界によって挟み口82のコア84に巻いたコイルにハーネス配線78,80に流れる電流の大きさに応じた電流が発生し、この電流はA/D変換部29により、アナログ信号からデジタル信号に変換されて外部指令データ出力部52から入力部33へ加えられるようになっている。図3中、85はヒューズである。
【0036】
なお、燃焼機器27側とデータ導入装置28側の信号通信は、1チップマイコンの専用SIOポートを設け、このSIOポートに信号線を着脱自在に接続することにより行ってもよく、または、通常ポートと割り込みポートを備えたポートに信号線を接続して行ってもよく、さらには、モデムを用いた通信や、無線(光、磁気、電波、電磁波、音波)によって信号接続を行ってもよい。また、これらの信号通信は、シリアル通信、パラレル通信等、適宜の通信形態によって行われる。
【0037】
本実施例は上記のように構成されており、次に、検査の一例を簡単に説明する。まず、燃焼機器27にデータ導入装置28を信号接続し、ハードスイッチ39をピンの差し込みによりショートさせるとモード変換部32により、燃焼機器の動作モードは通常の運転モードから検査モードへ切り換わる。
【0038】
この状態で、検査指令出力部35により、検査プログラムが駆動されて、検査指令が出力され、検査指令に応じた検査動作が行われる。この検査で、出湯温度、入水温度等のセンサの検出値をモニタしたい場合には、それらの温度のモニタ指令が与えられて、それらのセンサ検出値のデータが制御データメモリ31から取得データ記憶部34に読み出されて記憶される。そして、この取得データが取得データ記憶部34から検査判断部45に読み出され、検査結果表示部44に表示されたり、あるいは、検査データ出力部40を介してデータ導入装置28側の検査データ格納メモリ46に格納された後、検査結果表示部47に表示される。その一方で、検査判断部45はセンサに異常があるか否かを解析して判断し、その判断結果を表示部44や47に表示する。なお、センサの異常の判断に際しては、初期データメモリ37からその検査対象のセンサの初期データと、検査判定値を読み出し、初期データと実際のセンサ検出データとを比較し、その差が基準判定値を越えているときには異常として判断される。
【0039】
検査指令により、負荷電流(負荷電力)のデータにより燃焼ファンや、イグナイタや、ガス電磁弁や、それらの駆動制御回路の検査指令が出されたとき、これらの負荷電流を検出するセンサを燃焼機器27は備えていないので、そのことが外部導入指令部41により不足データとして検知され、外部導入指令部41からこれらイグナイタやガス電磁弁や燃焼ファンの負荷電流データの外部導入指令が出される。この外部導入指令は外部導入指令転送部42を介してデータ導入装置28側に送られ、外部導入指令表示部48に要求されるデータが表示される。データ収集部49の外部センサ接続部50に電気的負荷検出センサの電流検出プローブ79,81が接続されていないときには、検査の作業員はこの外部導入指令表示部48の表示を見て、電流検出プローブ79,81を接続する。検査する前から電流検出プローブ79,81が接続されていたときには、これらの検出プローブ79,81のデータがデータ収集部49により自動選定されて、外部指令データ出力部52に加えられ、外部指令データ出力部52から燃焼機器27側の入力部33に送られ、この入力部33を介して外部導入指令のデータ、つまり、電流負荷のデータが外部導入データ記憶部36に記憶される。
【0040】
検査判断部45はこの外部導入データ記憶部36からデータを読み出してイグナイタとガス電磁弁と燃焼ファンの検査を行う。
【0041】
燃焼ファンの検査では、まず、燃焼ファン7の回転起動が行われ、燃焼ファン7のオン起動の前後で図3に示す第1の電流検出プローブ79で検出される電流値に変化が生じたか否かを判断する。イグナイタ98と電磁弁8a,8bがオフ状態であれば、燃焼ファン7が回転起動されることにより、燃焼ファン7が正常に動作すれば、第1の電流検出プローブ79の検出電流IT はトランス77の一次コイルに流れる電流I0 と、ファン駆動制御回路に流れる電流IR4と、燃焼ファンに流れる電流I4 との和の電流のIT (IT =T0 +IR4+I4 )の電流が検出されるはずであり、燃焼ファン7の回転起動前の検出電流I0 に対し、IR4+I4 の電流増加が検出されるはずである。この電流変化が検出されないときには、ファン駆動制御回路74が故障と診断する。電流変化が検出されたときには、その電流変化がIT の定格範囲内か否か、つまり、IT に対して予め与えられる許容範囲内か否かが判断される。電流変化が定格範囲内に入らないときには、燃焼ファンのコイル異常が生じたか、あるいは燃焼ファンのリード線に断線が生じたか、あるいは燃焼ファンの電気配線のコネクタの接触不良が生じたものと診断する。
【0042】
電流変化が定格範囲内であると判断されたときには、次に、燃焼ファン7のファン回転検出センサ9から検出信号が出力されているか否かを判断する。ファン回転検出信号が出力されていないときには、ファン回転検出センサ9のファン回転検出部の故障と診断する。ファン回転検出信号が出力されているときには、燃焼ファン7は正常であると診断する。
【0043】
主電磁弁8aの検査では、まず、主電磁弁8aに通電を行う。そして、主電磁弁の通電による電流変化が生じたか否かが判断される。この電流変化の判断は第1の電流検出プローブ79の電流検出値によって行われる。主電磁弁8aがオン起動されることにより、主電磁弁にI2 の電流が流れ、その駆動制御回路72側にはIR2の電流が流れることから、主電磁弁およびその回路が正常であるならば、I2 +IR2の電流変化が生じるはずであり、電流変化が生じないときには主ガス電磁弁駆動制御回路72の故障と診断する。電流変化が認められたときには、その電流変化が定格範囲内か否かが判断される。定格範囲内でないときには主電磁弁8aのコイル異常か、電気配線の断線か、電気配線のコネクタの接触不良かあるいは主電磁弁にかみこみが発生しているかのいずれかの故障が生じたものと診断する。
【0044】
イグナイタ系統の検査に際しては、イグナイタ98がオン駆動される。そして、前記の場合と同様に第1の電流検出プローブ79の電流検出信号に基づき、電流変化が生じたか否かが判断される。電流変化が生じないときにはイグナイタ駆動制御回路71の故障と診断する。電流変化が認められたときには、その電流変化が定格範囲であるか否かが判断される。定格範囲内でないときにはイグナイタ98に故障が生じたか、イグナイタ駆動制御回路71からイグナイタ98に接続されているリード線に異常が生じたか、あるいはイグナイタ98の電気配線の接続コネクタに故障が生じたかいずれかの故障が生じたものと診断する。また、比例弁10およびその駆動制御回路75の検査も第2の電流検出プローブ81の電流検出信号によって同様に検査される。
【0045】
この外部導入指令による外部導入データを用いた検査結果も、同様に、検査データ格納メモリ43や46に記憶されると共に、その検査結果が検査結果表示部44や47に表示される。
【0046】
本実施例によれば、燃焼機器27が装備していないセンサ等のデータを用いた検査が要求された場合には、外部導入指令部41によりデータ導入装置28側にデータの要求が指令され、データ導入装置28からその要求されたデータを送り込んで検査を行うように構成されているので、燃焼機器27が装備しているアクチエータやセンサのデータのみでは検査に対応できないよりきめ細かな検査を行うことが可能となり、検査の信頼性を充分に高めることができると共に、燃焼機器の高度化、高性能化を目指した次世代の燃焼機器にも十分対応できる検査システムの提供が可能となる。
【0047】
また、燃焼機器27側には検査のためにだけ使用するセンサ類を装備する必要はなく、これらの検査専用のセンサはデータ導入装置28側で備えればよいので、燃焼機器27側に大きな負担を掛けるということがなく、その分、燃焼機器27のコスト高騰を避けることができる。
【0048】
なお、本発明は上記実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施例では、図4に示す燃焼機器をモデルとして説明したが、本発明の燃焼機器はこれらのモデルのものに限定されるものではない。また、給湯器や風呂釜以外の、暖房機、冷房機、冷暖房機、空調機等、他の様々な燃焼機器の検査およびそのシステムに適用されるものである。
【0049】
また、上記実施例では燃焼機器27側に初期データメモリ37を設けたが、この初期データメモリ37は省略されることもある。初期データメモリ37を省略した場合に、検査に際して検査対象の構成要素の初期データが必要となるときには、外部導入指令部41から初期データの導入指令が出されることとなるが、この場合にはデータ導入装置28のデータ収集部49における操作入力部51から初期データを入力することにより、支障なく検査を行うことができる。
【0050】
さらに、上記実施例では、燃焼機器側に検査結果表示部44を設け、データ導入装置28側にも検査結果表示部47を設けたが、その一方又は両方を省略することも可能である。また、燃焼機器27側に検査データ格納メモリ43を設け、データ導入装置28側にも検査データ格納メモリ46を設けたが、その一方又は両方を省略することもできる。ただ、燃焼機器27側とデータ導入装置28側のいずれか一方に検査データ格納メモリを設けておくことにより、検査の来歴データが蓄積できることとなり、燃焼機器27に異常が生じたときに、その異常箇所を検査するような場合には、来歴データを見て、異常発生の頻度の高い構成要素の検査を優先的に行うことにより、検査の効率化が図れ、異常箇所を短時間で突き止めることができるという効果が得られる。
【0051】
さらに、上記実施例では、外部導入指令のデータ収集のセンサとして、負荷電流検出センサ(電流検出プローブ79,81)を例にして説明したが、燃焼機器27自身が自分自身で取得できない不取得データを収集する他の様々なセンサ類が使用されるものである。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、燃焼機器側に検査指令の動作によって自ら取得できないデータを検知してこの不取得データを外部に要求する外部導入指令部を設け、データ導入装置側には燃焼機器側からのデータ導入指令に対応するデータを燃焼機器側へ加えるように構成したものであるから、燃焼機器にデータ導入装置を信号接続することにより、燃焼機器側のセンサやアクチエータのデータによっては検査ができない検査も支障なく検査することが可能となり、これにより、今まで得られなかったきめ細かな検査が可能となり、検査の信頼性を格段に高めることができる。
【0053】
また、前記の如く、よりきめ細かな検査が可能となることで、燃焼機器のさらなる高性能化を目指した次世代の燃焼機器に対しても十分に対応できる検査システムを提供することが可能となる。
【0054】
さらに、燃焼機器側では検査時にのみしか使われないセンサ類を工場出荷段階で全て装備する必要はなく、これらのセンサ類はデータ導入装置側に装備すればよいので、燃焼機器側に大きな負担を強いることはなく、その分、燃焼機器のコスト高騰を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】データ導入装置側に接続されて燃焼機器側から要求されるデータを取得する電流検出プローブを示す説明図である。
【図3】図2の電流検出プローブを用いたデータの検出例を示す回路図である。
【図4】検査の対象となる各種燃焼機器のモデル例を示す説明図である。
【符号の説明】
27 燃焼機器
28 データ導入装置
30 運転制御部
31 制御データメモリ
34 取得データ記憶部
35 検査指令出力部
36 外部導入データ記憶部
45 検査判断部
49 データ収集部
Claims (4)
- 燃焼運転を制御する運転制御部と、この燃焼運転を行うためのデータが記憶されている制御データメモリとを備え、シーケンスプログラムに従い前記制御データメモリのデータを読み出して燃焼運転の制御が行われる方式の燃焼機器にデータ導入装置が信号接続される燃焼機器の検査システムにおいて、燃焼機器には検査プログラムと、この検査プログラムを駆動して検査指令を出力する検査指令出力部と、検査指令の動作によって自ら取得するデータを格納する取得データ記憶部と、検査指令の動作によって自ら取得できないデータを検知し、この不取得データに対し外部からの導入要求を指令出力する外部導入指令部と、この外部導入指令部の指令をデータ導入装置へ転送する外部導入指令転送部と、この外部導入指令によってデータ導入装置から導入されるデータを格納する外部導入データ記憶部と、前記取得データ記憶部のデータと外部導入データ記憶部のデータとを読み出して検査判断を行う検査判断部とが設けられ、データ導入装置には外部導入指令の表示部と、外部導入指令のデータ入力部と、入力された外部導入指令データを燃焼機器側へ出力する外部指令データ出力部とが設けられている燃焼機器の検査システム。
- 燃焼運転を制御する運転制御部と、この燃焼運転を行うためのデータが記憶されている制御データメモリとを備え、シーケンスプログラムに従い前記制御データメモリのデータを読み出して燃焼運転の制御が行われる方式の燃焼機器において、この燃焼機器には検査プログラムと、この検査プログラムを駆動して検査指令を出力する検査指令出力部と、検査指令の動作によって自ら取得するデータを格納する取得データ記憶部と、検査指令の動作によって自ら取得できないデータを検知し、この不取得データに対し外部からの導入要求を指令出力する外部導入指令部と、この外部導入指令部の指令をデータ導入装置へ転送する外部導入指令転送部と、この外部導入指令によってデータ導入装置から導入されるデータを格納する外部導入データ記憶部と、前記取得データ記憶部のデータと外部導入データ記憶部のデータとを読み出して検査判断を行う検査判断部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の燃焼機器の検査システムを構成可能な燃焼機器。
- 燃焼機器に信号接続して請求項1記載の燃焼機器の検査システムを構成可能なデータ導入装置において、該データ導入装置には外部導入指令の表示部と、外部導入指令のデータ入力部と、入力された外部導入指令データを燃焼機器側へ出力する外部指令データ出力部とが設けられていることを特徴とするデータ導入装置。
- 燃焼機器側から検査判断結果のデータを受けてその検査判断結果のデータを格納する検査データ格納メモリを備えた請求項3記載のデータ導入装置。
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- 1994-12-08 JP JP33119194A patent/JP3611352B2/ja not_active Expired - Fee Related
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