JP3611105B2 - 高速デ−タ伝送用ル−プアンテナ駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、高速データ伝送用ループアンテナ駆動装置、特に、極く小型の短距離通信用のル−プアンテナ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
波長に比べループ代表長さが極小さい、いわゆる微小ループアンテナにおいては、放射される電磁波のうち、主として、受信機までの距離の3乗に逆比例する磁界成分がデータ伝送に利用され、使用周波数は概ね1MHz以下の低い周波数となっている。この磁界成分Hは次のように表わされる。
【0003】
【数1】
【0004】
ここで、μe は実効比透磁率、nは巻数、Iはアンテナ電流、Sはループ面積、θはループ法線と、ループ中心と受信機を結ぶ直線のなす角である。
また、ループアンテナのインダクタンスLは次のように表わされる。
【0005】
【数2】
【0006】
ここで、Kcは形状に依存する係数である。
従来の送信アンテナ駆動回路を図12に示す。この図において、1は変調器で、変調信号である2値信号と搬送波との論理積を出力する、即ち100%振幅変調(ASK)信号を出力する。2は直流電源、3はスイッチング回路で、スイッチング素子3aと逆流防止ダイオード8との直列体と他のスイッチング素子3bとを直列接続して構成され、各スイッチング素子3a、3bの制御入力端子には、変調器1の出力が抵抗7を介して入力され、変調器1の出力によって制御されるようにされている。
【0007】
6はLCR共振回路で、ループアンテナのインダクタンスL、コイルの巻線抵抗分及び放射抵抗分並びに限流抵抗器分を含む駆動回路の全抵抗R及び使用周波数fで共振させるための容量Cとから構成されている。
図13は、図12の各部の波形を示すもので、(a)は変調器1の出力波形であり、(b)はLCR共振回路6に流れるアンテナ電流の波形である。
なお、図12の駆動回路におけるアンテナ電流Iは、直流電源2の電源電圧をEとすると定常状態では次のようになる。
【0008】
【数3】
また、その応答性の指標である時定数τは次式で表わされる。
【0009】
【数4】
なお、図15は、棒状のフェライトに巻かれた送信ループアンテナ70の例を示すものである。
【0010】
また、受信ループアンテナの受信部の等価回路を図14に示す。
この図において、Lrはループアンテナのインダクタンス、Rrはコイルの巻線抵抗分及び放射抵抗分並びに減衰抵抗器分を含む駆動回路の全抵抗、Crは使用周波数fで共振させるための容量であり、これらのLr ,Cr ,Rr によってLCR共振回路を構成している。この受信ループアンテナが一様な磁界H中に置かれると、Crの両端に発生する電圧Vrは次のように表わされる。
【0011】
【数5】
ここで、nr は巻数、Sr はループ面積、μ0 は真空透磁率、μerは実効比透磁率、Qは、回路のQ係数で略々=1/(2πfCr Rr )であるため、結局、式(5)は次の式(6)となる。
【0012】
【数6】
なお、図16は、棒状のフェライトに巻かれた受信ループアンテナ60の例を示すものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来のループアンテナ駆動装置は以上のように構成されており、確実に高速でデータ伝送を行うためには、設定通信領域内で充分な大きさの受信電圧Vrの確保と同時に、送受信回路にデータ伝送速度に見合った応答性が求められる。
しかしながら、受信電圧を大きくするために、送信側で、磁界Hを大きくすべく巻数nを増加すると、送信回路の時定数τが大きくなり応答性が劣化する。
一方、受信側で、受信電圧を大きくするために、巻数nr を増加させると、同様に、受信回路の時定数が大きくなり応答性が劣化する。また、送信アンテナ電流を増加させるために抵抗Rを減少させても、同様に応答性を劣化させるため限界がある。
【0014】
なお、電源電圧を増加させて送信アンテナ電流が増加できる場合は、応答性を変えないで、受信電圧だけを大きくすることができるが、電源電圧に制限がある条件下では、この受信電圧増大と応答性確保とのジレンマを避けるために、アンテナの大きさに制限がなければ、2乗に比例して応答性を悪くする巻数を減らして、ループ面積または、実効比透磁率を大きくする(例えばフェライトバーを長くする)ことで、応答性を劣化させないで、受信電圧を大きくすることができる。しかし、送受信アンテナの大きさに制限がある場合、例えば、受信機は、カード型の携帯機に収納しなければならないとか、送信アンテナは、自動車のドアのアウトハンドルに内蔵しなければならない場合には、アンテナ回路の応答性が不十分のため、必要な、データ伝送速度が得られなかったり、受信電圧が不十分のため、通信可能領域が狭くなってしまうという問題点があった。
【0015】
この発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、応答性を向上すると共に、ループアンテナの小型化が可能な高速データ伝送用ループアンテナ駆動装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる高速デ−タ伝送用ル−プアンテナ駆動装置は、2値信号をデューティ50%のパルス列からなる搬送波に同期化させるためのDフリップフロップ、このDフリップフロップの出力である同期化2値信号と上記搬送波との論理積である出力信号を生成する変調器、スイッチング素子及び逆流防止ダイオードの直列体と他のスイッチング素子とを直列接続すると共に、上記両スイッチング素子が上記変調器の出力信号によって制御されるスイッチング回路、上記スイッチング回路と変調器に、上記逆流防止ダイオードの陽極側が正極となるように直流電圧を印加する直流電源及び抵抗器とループアンテナとコンデンサとを直列接続すると共に、上記スイッチング回路の直列体と他のスイッチング素子との接続点並びに上記直流電源の負極の間に接続されたLCR共振回路を備えたものである。
【0017】
この発明に係わる高速デ−タ伝送用ル−プアンテナ駆動装置は、また、2値信号をデューティ50%のパルス列からなる搬送波に同期化させるためのDフリップフロップ、このDフリップフロップの出力である同期化2値信号と上記搬送波との論理積である出力信号を生成する変調器、スイッチング素子及び逆流防止ダイオードの直列体と他のスイッチング素子とを直列接続した第1のスイッチング回路、一対のスイッチング素子を直列接続した第2のスイッチング回路、上記第1、第2のスイッチング回路と変調器に、上記逆流防止ダイオードの陽極側が正極となるように直流電圧を印加する直流電源、抵抗器とループアンテナとコンデンサとを直列接続すると共に、上記第1のスイッチング回路の直列体と他のスイッチング素子との接続点及び上記第2のスイッチング回路の両スイッチング素子の接続点の間に接続されたLCR共振回路並びに上記変調器の出力信号にもとづいて上記第1、第2のスイッチング回路の各スイッチング素子を制御する駆動制御器を備えたものである。
【0018】
この発明に係わる高速デ−タ伝送用ル−プアンテナ駆動装置は、また、2値信号をデューティ50%のパルス列からなる搬送波に同期化させるためのDフリップフロップ、このDフリップフロップの出力である同期化2値信号と、50%以上のデューティの第2のパルス列からなる第2の搬送波との論理積である出力信号を生成する変調器、スイッチング素子及び逆流防止ダイオードの直列体と他のスイッチング素子とを直列接続すると共に、上記両スイッチング素子が上記変調器の出力信号によって制御されるスイッチング回路、上記スイッチング回路と変調器に、上記逆流防止ダイオードの陽極側が正極となるように直流電圧を印加する直流電源及び抵抗器とループアンテナとコンデンサとを直列接続すると共に、上記スイッチング回路の直列体と他のスイッチング素子との接続点並びに上記直流電源の負極の間に接続されたLCR共振回路を備えたものである。
【0019】
この発明に係わる高速デ−タ伝送用ル−プアンテナ駆動装置は、また、2値信号をデューティ50%のパルス列からなる搬送波に同期化させるためのDフリップフロップ、このDフリップフロップの出力である同期化2値信号と、50%以上のデューティの第2のパルス列からなる第2の搬送波との論理積である出力信号を生成する変調器、スイッチング素子及び逆流防止ダイオードの直列体と他のスイッチング素子とを直列接続した第1のスイッチング回路、一対のスイッチング素子を直列接続した第2のスイッチング回路、上記第1、第2のスイッチング回路と変調器に、上記逆流防止ダイオードの陽極側が正極となるように直流電圧を印加する直流電源、抵抗器とループアンテナとコンデンサとを直列接続すると共に、上記第1のスイッチング回路の直列体と他のスイッチング素子との接続点及び上記第2のスイッチング回路の両スイッチング素子の接続点の間に接続されたLCR共振回路並びに上記変調器の出力信号にもとづいて上記第1、第2のスイッチング回路の各スイッチング素子を制御する駆動制御器を備えたものである。
【0020】
この発明に係わる高速デ−タ伝送用ル−プアンテナ駆動装置は、また、駆動制御器は、変調器の出力と切換信号とを入力とするNAND素子及び抵抗から構成され、上記変調器の出力を上記抵抗を介して第2のスイッチング回路の各スイッチング素子のゲート端子に与えることにより、第2のスイッチング回路の各スイッチング素子を動作状態と動作停止状態に切り換え得るようにしたものである。
【0021】
この発明に係わる高速デ−タ伝送用ル−プアンテナ駆動装置は、また、搬送波を、LCR共振回路の共振周波数とほぼ同じ周波数で50%デューティの第1のパルス列と、共振周波数のほぼ1/2の周波数で、LCR共振回路と直流電源が閉回路を構成する割合が25%となるデューティの第2のパルス列とから構成し、第1のパルス列と第2のパルス列を切り換えて変調器に入力し得るようにしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施の形態1の構成を示す回路図、図7は、図1の各部の波形を示す波形図である。
この図において、9は2値信号を、デューティ50%のパルス列からなる搬送波に同期化させるためのDフリップフロップ(以下D−FFと略す)、1はD−FF9の出力である同期化2値信号で上記搬送波を変調するための変調器である論理積素子、2は直流電源、3は上アーム用スイッチング素子3aであるNチャンネルFET(以下N−FETと略す)及び逆流防止ダイオード8の直列体と下アーム用スイッチング素子3bであるPチャンネルFET(以下P−FETと略す)とを直列接続して構成されたスイッチング回路で、各スイッチング素子3a、3bのゲート端子には、変調器1の出力が抵抗7を介して入力され、変調器1の出力によって制御されるようにされている。
【0023】
6はLCR共振回路で、ループアンテナのインダクタンスL、コイルの巻線抵抗分及び放射抵抗分並びに限流抵抗器分を含む駆動回路の全抵抗R及び使用周波数fで共振させるための容量Cとから構成されている。
このような構成において、変調器1の電源は直流電源2であるため、その出力は、電源2の電圧Eと0Vの2値となる。
この出力が0Vの区間では、スイッチング素子3a(P−FET)が導通状態で、スイッチング素子3b(N−FET)が遮断状態となるので、直流電源2の正極からスイッチング素子3a(P−FET)、逆流防止ダイオード8を通して容量C,抵抗R、インダクタンスLからなるLCR共振回路6を経て直流電源2の負極に戻る経路でアンテナ電流Iが流れる。
変調器1の出力がEVの区間では、スイッチング素子3a(P−FET)が遮断状態で、スイッチング素子3b(N−FET)が導通状態となるので、アンテナ電流Iは、LCR共振回路6とスイッチング素子3b(N−FET)の経路で流れる。
【0024】
同期化2値信号が1から0になった瞬間は、図7(c)(d)に示すように、変調器1の出力が0V区間の終わりで、0VからEVに切り換わる瞬間であり、また、アンテナ電流が、図7(e)に示すように、+側(変調器1の出力が0Vの区間での電流の向き)から0レベルを横切るときで、容量Cの両端の電圧は、図7(f)に示すように、ほぼピークになっている。同期化2値信号が0では、変調器1の出力は0Vであるからスイッチング素子3b(N−FET)が遮断状態で、かつ逆流防止ダイオード8があるため、この容量Cのピーク電圧(例えば電源電圧の10倍程度)を放電する経路がないので、図7(f)に示す容量Cのピーク電圧が保持される。このようにして、アンテナ電流Iが0で、LCR共振回路6のエネルギーの全てが、容量Cに移動した瞬間に、容量Cの電荷を保持できる。
【0025】
次に、同期化2値信号が1になった場合は、スイッチング素子3b(N−FET)とLCR共振回路6の経路で、このピーク電圧からの放電サイクルになるため、アンテナ電流Iは、図7(e)に示すように、最初から略々定常状態の波形となる。
この発明によれば、図13(b)に示す従来の駆動回路のアンテナ電流のように、同期化2値信号が0から1になった直後や、1から0になった直後のLCR共振回路6の過渡状態をほとんど無くすことができる。 このことは、送信アンテナ設計において、従来の駆動回路では応答性を劣化させる要因であったインダクタンスLを自由に設計できる(大きくできる)ことになる。
【0026】
実施の形態1の変形例として、変調器1の出力を反転させた場合の構成を、図6に示す。この図において、図1と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。図1と異なる点は、変調器の構成と逆流防止ダイオードの接続位置である。即ち、図6において、1aはNAND素子を使用した変調器であるため、逆流防止ダイオード8aは下アーム用スイッチング素子3b側に挿入されている。動作は上述した図1の場合に比して変調器出力の極性が反対になるだけであるため、説明を省略する。
【0027】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を図2にもとづいて説明する。図2は、実施の形態2の構成を示す回路図である。この図において、図1と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。図1と異なる点は、スイッチング回路の構成を、実施の形態1の、いわゆるハーフブリッジ方式に対してフルブリッジ方式とした点及び駆動制御器を設けた点である。即ち、図2において、4はスイッチング素子3cと3dとを直列接続して構成される第2のスイッチング回路で、第1のスイッチング回路3と共にフルブリッジ方式のスイッチング回路を構成している。なお、スイッチング回路がフルブリッジ構成のため、LCR共振回路6の両端は、それぞれ、上アーム用スイッチング素子3a及び3cと下アーム用スイッチング素子3b及び3dの接続点にそれぞれ接続されている。
【0028】
また、10は変調器1の出力にもとづいて第1、第2のスイッチング回路3、4の各スイッチング素子を制御する駆動制御器である。
フルブリッジ構成での各スイッチング素子の制御信号は、対偶のスイッチング素子同士が同じ状態(導通または遮断状態)になるように、駆動制御器10は変調器1の出力を抵抗10bを介して、第1のスイッチング回路3の各スイッチング素子3a、3bのゲート端子に接続すると共に、変調器1の出力をNOT素子10aと抵抗10cを介して第2のスイッチング回路4の各スイッチング素子3c、3dのゲート端子に接続している。
この場合、定常アンテナ電流Iは次式となり、ハーフブリッジ対応の式(3)で示される値の2倍となる。
【0029】
【数7】
また、図2の各部の波形は、図1の波形を示した図7のうち、アンテナ電流(e)及び容量Cの両端電圧(f)が2倍になること以外は全く同じである。
【0030】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3を図にもとづいて説明する。図3は、実施の形態3の構成を示す回路図である。この図において、図2と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。図2と異なる点は、スイッチング回路を、ハーフブリッジ方式とフルブリッジ方式とに切り換えができるようにした点である。即ち、図3において、11は切り換え機能を有する駆動制御器で、変調器1の出力を抵抗11bを介して、第1のスイッチング回路3の各スイッチング素子3a、3bのゲート端子に接続すると共に、変調器1の出力をNAND素子11aと抵抗11cを介して第2のスイッチング回路4の各スイッチング素子3c、3dのゲート端子に接続し、更に、NAND素子11aのもう一方の入力に、LCR共振回路6をフルブリッジ方式で駆動するか、ハーフブリッジ方式で駆動するかの切換をおこなうための切換信号を入力している。
【0031】
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4を図にもとづいて説明する。図4は、実施の形態4の構成を示す回路図である。この図において、図1と異なる点は、同期化するためにD−FF9に入力する50%デューティのパルス列からなる搬送波と、変調器1に入力する50%以上のデューティの第2のパルス列からなる第2の搬送波とを有している点である。変調器でのデューティを変えてアンテナ出力を制御することは、例えば特開平11−32441号公報にも示されているように、良く知られていることである。式(3)、式(7)は上記第2の搬送波のデューティが50%のときの値で、デューティが50%を越して大きくなる程、上記各式の値より小さくなる。図4においては、アンテナ電流の大きさは、実施の形態1で説明したように、変調器1の出力が0Vの区間(LCR共振回路6と直流電源2とが閉回路を構成する区間)の割合に比例して大きくなる。ただしその割合の最大は、50%である。この0Vの区間の割合=オフデューティであるため、通常のオンデューティ表現では、第2の搬送波のデューティの範囲は50〜100%となる。
【0032】
図4の各部の波形を図8に示す。同図(d)に示す同期化2値信号が1から0になる瞬間と同図(f)に示すアンテナ電流Iが0となるタイミングを合わせるために、図中の破線で示すように、同図(a)に示す搬送波と同図(b)に示す第2の搬送波とは、オンデューティの中心で同期する必要がある。
実施の形態1でも説明したように、アンテナ電流Iが0で、LCR共振回路6のエネルギーの全てが、容量Cに移動した瞬間に、容量Cの電荷を保持するためには、上記搬送波で同期化した2値信号が必要である。上記搬送波と第2の搬送波とを図4のように構成することで、アンテナ電流が0になるタイミングで容量Cの電荷を保持させる機能とアンテナ電流を可変にする機能を兼ね備えることが出来る。このことは、LCR共振回路6をハーフブリッジ方式で駆動するか、フルブリッジ方式で駆動するかには無関係であることはいうまでもない。
【0033】
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5を図にもとづいて説明する。図5は、実施の形態5の構成を示す回路図である。この図において、図1と異なる点は、アンテナ電流を2段階に切り換えるために、2種類の搬送波を用意している点である。
ひとつは、実施の形態1で説明した50%デューティのパルス列からなる搬送波で、周波数は、LCR共振回路6の固有周波数とほぼ同じである。
もう一つは、周波数が半分で、75%デューティ(オフデューティ25%)のパルス列からなる搬送波である。後者の場合は、共振周波数の2サイクルに1回の割合で、LCR共振回路6と直流電源2とが閉回路を形成することになるので、アンテナ電流は約半分となる。
【0034】
実施例
以下、この発明の実施の形態を、車両のキーレスエントリーシステムに適用した実施例について説明する。図9は、車両のキ−レスエントリ−システムの構成を示すシステム構成図である。車両上の運転席ドアには、電動ドアロック装置40とドアコントロ−ルスイッチ43が装備され、電動ドアロック装置40は、車内のワイヤレスドアロック制御装置30の、CPUおよび入出力電気回路を含む電子制御装置(ECU)31に接続されている。ECU31にはLF送信器32およびUHF受信器34ならびにイグニションスイッチ51,キーリマインダ−スイッチ52、ドアカ−テシスイッチ53および起動スイッチ54が接続されている。また、ワイヤレスドアロック制御装置30には、LF送信アンテナ33とUHF受信アンテナ35を含む。携帯機20からワイヤレスドアロック制御装置30への通信はUHF(例えば315MHz)で、ワイヤレスドアロック制御装置30から携帯機20へは交信領域を、例えば1m以内に限定するためLF(例えば125KHz)が使用される。
【0035】
LF送信器32は、例えば図1に示す構成になっていて、2値信号と搬送波をECU31より受け取る。 図1の動作については説明ずみであるため省略する。ループアンテナであるLF送信アンテナ33の電気回路での特性値は図1のLとRの一部で、LF送信アンテナ33の形状例を図15に示す。
後述するID要求指令などのデータを担持した電波(搬送波125KHz)がLF送信アンテナ33から発射される。
【0036】
イグニションスイッチ51は、エンジンキ−がイグニション位置(エンジン動作位置)にあるときに閉(ON)、他の位置にあるときに開(OFF)であり、これを表わす信号IGをECU31に与える。
キ−リマインダースイッチ52は、エンジンキ−がエンジンキ−シリンダに差し込まれてロック位置にあるときに閉(ON)、キ−差し込みが無いかあるいはロック位置にないときに開(OFF)であり、これを表わす信号KRをECU31に与える。
ドアカ−テシスイッチ53は、運転席ドアが開のときに閉(ON)、閉のときに開(OFF)であり、これを表わす信号DSをECU31に与える。
起動スイッチ54は、運転席ドアのアウトハンドルに、人の手が触れたときに閉(ON)、触れていないときに開(OFF)であり、これを表わす信号TSをECU31に与える。
【0037】
ECU31には、ワイヤレスドアロック制御装置30上のすべての要素に動作電圧を与える動作電源回路およびECU31内のCPUのみに動作電圧を与える待機電源回路があり、動作電源回路のオン(動作電圧出力)、オフ(電源オフ)をCPUが制御する。また、CPUは、低速と高速の2つの動作クロック(例えば10MHzと32KHz)が選択できるようになっている。通常動作では、CPUは高速のクロックで動作するとともに動作電源はオンされた状態の高速モードに設定されている。エンジン停止中などで制御が不必要な状況では、車両のバッテリ消費量を少なくするため、CPUは低速のクロックで動作するとともに、必要な時以外は上記動作電源をオフしている状態の低速モードに切り換えられる。
【0038】
次に、図10のフローチャートにもとづいて、ワイヤレスドアロック制御装置30の動作を説明する。CPUがリセット状態から始まる場合はSTART(200)より始まり、ステップ201でCPUの初期設定を行う。初期設定ではCPUは高速モードに設定される。
次に、ステップ202でCPUモードをチェックして、低速モードならステップ203で、起動スイッチ信号TSの立ち下がりか、IGがオンか又はUHF受信があった場合は、ステップ204で、CPUを高速モードに切り換えてステップ205に行く。ステップ203でいずれの条件も成立していない場合はステップ202に戻る。また、ステップ202で既にCPUが高速モードの場合は、ステップ205に行く。
【0039】
ステップ205で、起動スイッチ信号TSの立ち下がりが検出された場合(乗車手続き開始)はステップ207へ、そうでない場合は、ステップ206でキーリマインダースイッチ信号KRがオンからオフに変化した後に、(運転席)ドアカーテシスイッチ信号DSがオフ→オン→オフの一連の信号変化が起きた場合(降車手続き開始)はステップ208へ、いずれの場合でもない場合はステップ209へ行く。
ステップ207では、携帯機20に、携帯機IDと所定データの暗号化した文を返信するよう要求する指令コードと上記所定データをLF送信してステップ217に行く。
【0040】
ステップ208では、車両が交信領域内にいるかどうかをチェックするために、携帯機20に、携帯機IDを返信するように指令コードをLF送信するとともに、携帯機20からの応答が所定時間内にあるかどうかで携帯機20が交信領域内から外に出たことを検知するための、応答タイマを設定、起動させ、ステップ217に行く。
ステップ209でUHF受信があって、IDが一致した場合(ステップ210)はステップ211で受信データ部分によって分岐し、受信データがロック指令である場合は、電動ドアロック装置40にロック信号(施錠指示信号)を出力(ステップ212)、受信データがアンロック指令である場合は、電動ドアロック装置40にアンロック信号(解錠指示信号)を出力(ステップ213)、受信データがID要求の応答である場合は、内容を照査して(ステップ214)正しければUNLOCK出力(ステップ213)、受信データが領域確認の応答ならばステップ208へ行く。
【0041】
ステップ210でIDが不正の場合は、ステップ217に行く。
ステップ209でUHF受信がない場合は、領域確認中かどうかチェックして(ステップ215)、ステップ216で、領域確認中で所定制限時間内に応答がなかった場合(応答タイマ2の値が0場合)、降車完了と見なして、ステップ212に行く。領域確認中でもなく(ステップ215)、または上記所定制限時間内(応答タイマ2の値が0でない)なら(ステップ216)ステップ217に行く。ステップ217では、図9には示されていない車速信号から停車の判断をして、停車していて、且つキーリマインダースイッチ信号KRがオフ(キーシリンダ内にキーがない状態)、且つドアカーテシスイッチ信号DSがオンで、且つロック状態で、且つ上記応答タイマ2が作動中でない場合(タイマ値が0)は、CPUを低速モードにする(ステップ218)。その他の場合はステップ202に行く。
図10のフローチャート中には示されていないが、各タイマは一定時間毎にダウンカウント処理(0で下限)が行われている。
【0042】
運転者(ドライバ)が携帯するエンジンキ−を装着したキ−ホルダには、極く小型の携帯機(携帯型無線機)20が組込まれている。この携帯機20は、いわゆる送,受信用リモコンであり、CPUおよび入出力回路を含む電子制御装置(ECU)21,電源用の電池22,ドアアンロック(解錠)指示キ−スイッチ23,ドアロック(施錠)指示キ−スイッチ24,UHF送信器27,UHF送信アンテナ28,LF受信器25およびLF受信アンテナ26を含む。
【0043】
ECU21には、携帯機20のすべての要素に動作電圧を与える動作電源回路およびECU21内のCPUに動作電圧を与える待機電源回路があり、動作電源回路のオン(動作電圧出力)、オフ(電源オフ)をCPUが制御する。
CPUが動作電源回路をオンにする動作をWAKE UPと称し、動作電源回路をオフにした状態を待機と称する。
ECU21内のCPUは動作電源回路をオフ(待機)にしているが、UHF送信器27を除く回路には待機電源回路が動作電圧を与えており、LF受信器25は動作しており、上記LF送信器32からのID要求指令等のデ−タを担持した電波を受信すると、LF受信器25は、受信電波よりデ−タを復調してECU21内のCPUに与える。
【0044】
図11のフローチャートにもとづいて、携帯機20の動作を説明する。
電池交換などでCPUがリセット状態から始まる場合はSTART(100)より始まり、ステップ101でCPUの初期設定を行いステップ102の待機になる。ステップ103でLOCKキー入力があれば、WAKE UP(ステップ104)してIDとLOCK信号を送信する(ステップ105)。送信終了後、ステップ102に戻る。ステップ103でLOCKキー入力がなければステップ106に行く。ステップ106でUNLOCKキー入力があれば、WAKE UP(ステップ107)してIDとUNLOCK信号を送信する(ステップ108)。 送信終了後、ステップ102に戻る。ステップ106でUNLOCKキー入力がなければステップ109に行く。
ステップ109でID要求の受信があれば、WAKE UP(ステップ110)してIDと応答信号を送信する(ステップ111)。送信終了後、ステップ102に戻る。ステップ109でID要求の受信がなければステップ102に行く。
【0045】
電動ドアロック装置40に与えられるロック信号が、ドアコントロ−ルリレ−回路41の正転駆動通電回路のリレ−を閉(オン)にするので、ドアロックモ−タ42に正転駆動方向の電流が供給されて該モ−タ42が正転し、運転席ドアの内部のロック機構をロック位置に駆動する。もし、ロック信号を与えたときに、ロック機構がロック位置にあれば、ドアコントロ−ルリレ−回路41の正転駆動通電回路に介挿された、ドアロック機構のロックリミットスイッチが機械的に開になっているので、正転駆動通電回路のリレ−が閉じても、モ−タ42には正転用の通電はない。
【0046】
電動ドアロック装置40に与えられるアンロック信号が、ドアコントロ−ルリレ−回路41の逆転駆動通電回路のリレ−を閉(オン)にするので、ドアロックモ−タ42に逆転駆動方向の電流が供給されて該モ−タ42が逆転し、運転席ドアの内部のロック機構をアンロック位置に駆動する。もし、アンロック信号を与えたときに、ロック機構がアンロック位置にあれば、ドアコントロ−ルリレ−回路41の逆転駆動通電回路に介挿された、ドアロック機構のアンロックリミットスイッチが機械的に開になっているので、逆転駆動通電回路のリレ−が閉じても、モ−タ42には逆転用の通電はない。
【0047】
【発明の効果】
この発明の高速デ−タ伝送用ル−プアンテナ駆動装置は、以上説明したように構成されているので、以下のような効果を奏する。即ち、2値信号を搬送波で同期化した同期化2値信号と搬送波の論理積出力で、LCR共振回路を制御するとともに、同期化2値信号の0区間(又は1区間)で、LCR共振回路の容量C(コンデンサ)のピーク電圧を保持する回路構成としたことにより、LCR共振回路の時定数と無関係に、ループアンテナ電流の応答性を向上することができるので(例えば搬送波125KHzで5Kbps程度)、高速データ伝送が可能になるとともに、ループアンテナのインダクタンスに対して応答性からの上限がないために、距離の3乗に逆比例する磁界の発生に対しては、形状の小型化が可能である。また、デューティ可変のPWM信号である搬送波を用いることにより、上記特徴を保持しながら、アンテナ出力(電流)を可変にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の構成を示す回路図である。
【図2】この発明の実施の形態2の構成を示す回路図である。
【図3】この発明の実施の形態3の構成を示す回路図である。
【図4】この発明の実施の形態4の構成を示す回路図である。
【図5】この発明の実施の形態5の構成を示す回路図である。
【図6】この発明の実施の形態1の変形例を示す回路図である。
【図7】図1の各部の波形を示す波形図である。
【図8】図4の各部の波形を示す波形図である。
【図9】この発明の実施の形態を車両のキーレスエントリーシステムに適用した実施例を示すシステム構成図である。
【図10】実施例におけるワイヤレスドアロック制御装置の動作を説明するためのフロー図である。
【図11】実施例における携帯機の動作を説明するためのフロー図である。
【図12】従来の送信アンテナ駆動回路の構成を示す回路図である。
【図13】図7の各部の波形を示す波形図である。
【図14】受信ループアンテナの受信部の等価回路を示す回路図である。
【図15】送信ループアンテナの一例を示す概略図である。
【図16】受信ループアンテナの一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 変調器、 2 直流電源、 3 スイッチング回路、
6 LCR共振回路、 8 逆流防止ダイオード、 9 D−FF。
Claims (6)
- 2値信号をデューティ50%のパルス列からなる搬送波に同期化させるためのDフリップフロップ、このDフリップフロップの出力である同期化2値信号と上記搬送波との論理積である出力信号を生成する変調器、スイッチング素子及び逆流防止ダイオードの直列体と他のスイッチング素子とを直列接続すると共に、上記両スイッチング素子が上記変調器の出力信号によって制御されるスイッチング回路、上記スイッチング回路と変調器に、上記逆流防止ダイオードの陽極側が正極となるように直流電圧を印加する直流電源及び抵抗器とループアンテナとコンデンサとを直列接続すると共に、上記スイッチング回路の直列体と他のスイッチング素子との接続点並びに上記直流電源の負極の間に接続されたLCR共振回路を備えた高速データ伝送用ループアンテナ駆動装置。
- 2値信号をデューティ50%のパルス列からなる搬送波に同期化させるためのDフリップフロップ、このDフリップフロップの出力である同期化2値信号と上記搬送波との論理積である出力信号を生成する変調器、スイッチング素子及び逆流防止ダイオードの直列体と他のスイッチング素子とを直列接続した第1のスイッチング回路、一対のスイッチング素子を直列接続した第2のスイッチング回路、上記第1、第2のスイッチング回路と変調器に、上記逆流防止ダイオードの陽極側が正極となるように直流電圧を印加する直流電源、抵抗器とループアンテナとコンデンサとを直列接続すると共に、上記第1のスイッチング回路の直列体と他のスイッチング素子との接続点及び上記第2のスイッチング回路の両スイッチング素子の接続点の間に接続されたLCR共振回路並びに上記変調器の出力信号にもとづいて上記第1、第2のスイッチング回路の各スイッチング素子を制御する駆動制御器を備えた高速データ伝送用ループアンテナ駆動装置。
- 2値信号をデューティ50%のパルス列からなる搬送波に同期化させるためのDフリップフロップ、このDフリップフロップの出力である同期化2値信号と、50%以上のデューティの第2のパルス列からなる第2の搬送波との論理積である出力信号を生成する変調器、スイッチング素子及び逆流防止ダイオードの直列体と他のスイッチング素子とを直列接続すると共に、上記両スイッチング素子が上記変調器の出力信号によって制御されるスイッチング回路、上記スイッチング回路と変調器に、上記逆流防止ダイオードの陽極側が正極となるように直流電圧を印加する直流電源及び抵抗器とループアンテナとコンデンサとを直列接続すると共に、上記スイッチング回路の直列体と他のスイッチング素子との接続点並びに上記直流電源の負極の間に接続されたLCR共振回路を備えた高速データ伝送用ループアンテナ駆動装置。
- 2値信号をデューティ50%のパルス列からなる搬送波に同期化させるためのDフリップフロップ、このDフリップフロップの出力である同期化2値信号と、50%以上のデューティの第2のパルス列からなる第2の搬送波との論理積である出力信号を生成する変調器、スイッチング素子及び逆流防止ダイオードの直列体と他のスイッチング素子とを直列接続した第1のスイッチング回路、一対のスイッチング素子を直列接続した第2のスイッチング回路、上記第1、第2のスイッチング回路と変調器に、上記逆流防止ダイオードの陽極側が正極となるように直流電圧を印加する直流電源、抵抗器とループアンテナとコンデンサとを直列接続すると共に、上記第1のスイッチング回路の直列体と他のスイッチング素子との接続点及び上記第2のスイッチング回路の両スイッチング素子の接続点の間に接続されたLCR共振回路並びに上記変調器の出力信号にもとづいて上記第1、第2のスイッチング回路の各スイッチング素子を制御する駆動制御器を備えた高速データ伝送用ループアンテナ駆動装置。
- 駆動制御器は、変調器の出力と切換信号とを入力とするNAND素子及び抵抗から構成され、上記変調器の出力を上記抵抗を介して第2のスイッチング回路の各スイッチング素子のゲート端子に与えることにより、第2のスイッチング回路の各スイッチング素子を動作状態と動作停止状態に切り換え得るようにしたことを特徴とする請求項2または請求項4記載の高速データ伝送用ループアンテナ駆動装置。
- 搬送波を、LCR共振回路の共振周波数とほぼ同じ周波数で50%デューティの第1のパルス列と、上記共振周波数のほぼ1/2の周波数で、上記LCR共振回路と直流電源が閉回路を構成する割合が25%となるデューティの第2のパルス列とから構成し、第1のパルス列と第2のパルス列を切り換えて変調器に入力し得るようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の高速データ伝送用ループアンテナ駆動装置。
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