JP3610783B2 - 内燃機関の可変動弁制御装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁制御装置 Download PDF

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関に設けた可変動弁機構の制御に関し、特に、内燃機関と電動モータを組み合わせたハイブリッド車両に好適な可変動弁制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から排気エミッションを低減するため、エンジンと電動モータを組み合わせて、いずれか一方または双方の駆動力により走行するハイブリッド車両が知られており、例えば、鉄道日本社刊「自動車工学」 VOL.46 No7 1997年6月号の第39頁〜52頁に開示されるものがある。
【0003】
このハイブリッド車両では、エンジンの熱効率が低下する低車速域では、主にモータによって車両の推進を行う一方、車速や負荷が増大するとエンジンを始動するとともに、主駆動源をモータからエンジンに切り換えている。
【0004】
加えて、エンジンには吸気カムシャフトの位相を連続的に変更可能な可変動弁機構を備えており、例えば、都市部などの走行で発進、停止を繰り返すような運転状況では、エンジンの停止と再始動が頻繁に行われるため、エンジンの始動時には吸気弁閉弁時期を遅らせてエンジンのフリクションを低減することで始動性を向上させ、同様に、エンジンを停止させる際にも、吸気弁閉弁時期を遅らせて、エンジンの実圧縮比を低下させ、起振力を低減させて振動の低減を図っている。また、部分負荷運転時では、バルブオーバーラップを大きく設定することで内部EGR率を高めて燃費の向上を図っている。
【0005】
また、減速時には吸気弁閉弁時期を遅らせて、吸気管内への吹き返しによるポンピングロスを低減することで、回生エネルギーを増大させて燃費の向上を図り、さらに、冷却水温が低いときには、吸気弁開弁時期を早めて体積効率を向上させている。
【0006】
また、特開平9−242520号公報に開示されるように、図10に示すように、吸気カムシャフトの位相を連続的に変更可能な可変動弁機構を備えたエンジンが知られている。
【0007】
これは、エンジン回転数、吸入空気量、スロットル開度及びエンジン冷却水温を検出し、これら検出した運転状態に応じて吸気カムシャフトの位相を変更することで、熱効率や運転性が向上するようにバルブタイミングを設定するもので、例えば、冷却水温が低いときには、吸気弁開弁時期を早めて体積効率を向上させ、始動時の安定性を確保している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例において、エンジン始動時の振動低減や部分負荷運転時の燃費向上を優先して吸気弁の位相(弁開閉時期)を設定した場合、特に、エンジン回転数が低いときに高負荷となると、吸気弁閉弁時期を早めているため、有効圧縮比が増大するためノッキング限界空気量が抑制されて、エンジントルクが低下するという問題があり、また、減速時に吸気弁閉弁時期を遅らせて吹き返しによるポンピングロスを低減する場合では、位相可変式の可変動弁機構では、開閉時期の相対関係は一定であるため、吸気弁開弁時期も遅延することになり、バルブオーバーラップが減少して吹き返しの低減を効率よく行うことができないという問題があった。
【0009】
さらに、冷却水温が低いときには、吸気弁開弁時期を早めているが、吸気弁閉弁時期も早まることになって有効圧縮比が低下し、燃料の気化が低下する低水温時始動性が低下したり、燃焼安定性が低下するという問題があった。また、この低水温時に減速が行われると、吸気弁閉弁時期が遅れるため、燃焼室から吸気管内への吹き返しによって、インジェクタ等に未燃焼燃料やオイル等が付着して作動不良を引き起こす原因となる場合があった。
【0010】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、可変動弁機構を備えた内燃機関を、燃費と出力の向上を両立させながら、運転性を向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、エンジンに配設されて吸気弁の開閉時期を変更する可変動弁手段と、運転状態を検出する手段と、この運転状態に応じて前記可変動弁手段を制御する吸気弁制御手段とを備えた内燃機関の可変動弁制御装置において、前記可変動弁手段は、吸気弁の作動角を最小作動角と最大作動角の間で変更可能であり、前記作動角を最小作動角としたとき前記吸気弁の開弁時期が最も遅くなるとともに、吸気弁の閉弁時期が吸気下死点に最も近くなり、前記作動角を最大作動角としたときに吸気弁の開弁時期が最も早くなるとともに、吸気弁の閉弁時期が吸気下死点から最も遅くなるように設定し、前記吸気弁制御手段は、運転状態が低回転高負荷域にある場合に前記作動角を小側に設定する一方、負荷の低減または回転数の増大に応じて作動角を増大する。
【0012】
また、第2の発明は、前記第1の発明において、前記可変動弁手段は、前記作動角を最小作動角としたときの前記吸気弁の閉弁時期が圧縮行程の前半に位置し、前記作動角を最大作動角としたときの吸気弁の閉弁時期が圧縮行程の後半に位置するよう設定される。
【0013】
また、第3の発明は、前記第2の発明において、前記可変動弁手段は、吸気弁の開弁時期の変化量に対して閉弁時期の変化量を大きく設定する。
【0014】
また、第4の発明は、前記第1の発明において、前記吸気弁制御手段は、車両の減速時、エンジン停止時またはエンジン再始動時に、吸気弁の作動角を大側に設定する。
【0015】
また、第5の発明は、前記第1の発明において、前記吸気弁制御手段は、エンジンの冷却水温を検出する手段を備え、この水温が所定値未満の低温でエンジンを始動する際には、水温に応じて吸気弁の作動角を変更する。
【0016】
また、第6の発明は、前記第5の発明において、前記吸気弁制御手段は、前記水温が所定値未満の低温でエンジンを始動する際には、前記水温が所定値以上の暖機状態の作動角に対して、吸気弁の作動角を小さくする。
【0017】
また、第7の発明は、前記第1の発明において、前記吸気弁制御手段は、エンジンの冷却水温を検出する手段を備え、この水温が所定値未満の低温で車両が減速する際には、前記水温が所定値以上の暖機状態の作動角に対して、吸気弁の作動角を小さくする。
【0018】
【発明の効果】
したがって、第1の発明は、低回転高負荷域では、吸気弁の作動角が小側に設定されて、吸気弁開弁時期が遅くなり、バルブオーバーラップを低減することで残留ガスを低減し、同時に、閉弁時期が早まることにより、吸気管内への吹き返し量を低減することで吸入空気量を確保して出力の向上を図り、運転性を向上することができる。そして、負荷の低減または回転数の増大に応じて作動角を増大することにより、吸気時間が短くなる高回転域では、吸気弁閉弁時期の遅延によって吸気の慣性による吸入空気量を確保でき、同時に、作動角の増大に呼応して吸気弁開弁時期が早められて、バルブオーバーラップが増大することにより掃気効果を高めて残留ガスを低減することが可能となり、エンジンの出力向上を図ることが可能となる。また、部分負荷時には、作動角の増大に応じてバルブオーバーラップが増加し、残留ガスを増大させて自己EGR率を高め、同時に、閉弁時期が遅くなることで吸気管への吹き返し量を増大させ、この吹き返しの増大に応じてスロットルバルブを開くことになってポンピングロスの低減を図り燃費の向上が可能となり、特に、エンジンとモータの駆動力を選択して車両の推進を行う一方、減速時にはモータによって回生を行うハイブリッド車両へ適用した場合では、出力の向上と燃費の向上を両立させることができる。
【0019】
また、第2の発明は、吸気弁の作動角が増大するにつれて、吸気弁の開弁時期を早めると同時に、閉弁時期を遅らせるようにしたため、バルブオーバーラップ量の制御と閉弁時期による吹き返し量の制御を同時に行うことができる。
【0020】
また、第3の発明は、吸気弁の開弁時期の変化量に対して閉弁時期の変化量を大きく設定することで、吸入空気量の確保による高出力化とポンピングロスの低減による燃費性能の向上を両立させることが可能となる。
【0021】
また、第4の発明は、車両の減速時、エンジン停止時またはエンジン再始動時に、吸気弁の作動角を大側に設定することにより、例えば、減速時では、バルブオーバーラップを増大させてポンピングロスを低減でき、ハイブリッド車両に適用した場合では、その分回生エネルギーを増大させて燃費性能をさらに向上でき、また、回生状態からエンジンを停止するような場合では、作動角を大側に維持することで、吸気弁閉弁時期を遅らせて有効圧縮比を低下させ、エンジン停止時には圧縮を起振源とするエンジンの振動を抑制でき、また、エンジンの再始動時にも大側に維持しておくことで、再始動時にはエンジンの始動時の振動を抑制することが可能となって、特に、エンジンの始動、停止を繰り返すハイブリッド車両に適用した場合には、静粛性の確保と燃費性能の両立を図ることができる。
【0022】
また、第5の発明は、エンジンの冷却水温が低温の状態で始動する際には、水温に応じて吸気弁の作動角を変更し、例えば、水温の低下に応じて吸気弁閉弁時期を早めれば、有効圧縮比を向上させて始動性と始動後の安定性を向上させることが可能となる。
【0023】
また、第6の発明は、水温が低温の状態で始動する際には、暖機状態の作動角に対して、吸気弁の作動角を小さくすることにより、バルブオーバーラップを減少して、吸気行程の初期に発生する燃焼室や排気管から吸気管内への吹き返しを低減でき、未燃焼燃料やエンジンオイルの付着及び体積を防止して、インジェクタバルブの作動不良や吸気弁のバルブデポジットを低減させてエンジンの耐久性を向上させると同時に、有効圧縮比を向上させて始動性と始動後の安定性を向上させることが可能となる。
【0024】
また、第7の発明は、水温が低温の状態でエンジンを始動する際には、暖機状態の作動角に対して、吸気弁の作動角を小さくすることにより、バルブオーバーラップを減少して、吸気行程の初期に発生する燃焼室や排気管から吸気管内への吹き返しを低減でき、未燃焼燃料やエンジンオイルの付着及び体積を防止して、インジェクタバルブの作動不良や吸気弁のバルブデポジットを低減させてエンジンの耐久性を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0026】
図1は、本発明を適用可能なハイブリッド車両の一例を示し、エンジンまたは電動モータのいずれか一方、または双方の駆動力を用いて走行するものである。
【0027】
図1において、太実線は機械力の伝達経路を示し、破線は電力の経路を示し、さらに、細実線は制御系統を示し、二重線は油圧系統を示している。
【0028】
この車両のパワートレインは、モータ1、エンジン2、クラッチ3、モータ4、無段変速機5、減速装置6、差動装置7及び駆動輪8から構成される。モータ1の出力軸とエンジン2の出力軸及びクラッチ3の入力軸は互いに連結されており、また、クラッチ3の出力軸、モータ4の出力軸及び無段変速機5の入力軸は互いに連結されている。
【0029】
クラッチ3の締結時には、エンジン2とモータ4の少なくとも一方が車両の推進源となり、クラッチ3の解放時には、モータ4のみが車両の推進源となる。これらエンジン2またはモータ4の駆動力は、無段変速機5、減速装置6及び差動装置7を介して駆動輪8へ伝達される。
【0030】
ここで、クラッチ3は、例えば、パウダークラッチ等で構成され、解放状態から締結状態までの間で、任意のクラッチ容量に設定することができ、例えば、中間容量のときには、クラッチ3をスリップさせながらトルクを伝達する一方、締結時(最大容量)には、入力軸と出力軸を結合してトルクの伝達を行う。
【0031】
なお、Vベルト式やトロイダル式で構成された無段変速機5には、油圧装置9の図示しないポンプから圧油が供給されており、このポンプはモータ10によって駆動される。
【0032】
モータ1(第2モータ)は、主としてエンジン2の始動と発電に用いられ、モータ4(第1モータ)は、主として車両の推進と運動エネルギーの回生に用いられる。
【0033】
もちろん、クラッチ3の締結時には、モータ1を車両の推進と回生に用いることもでき、モータ4をエンジン2の始動や発電に用いることもできる。なお、モータ1、4、10は交流機で構成され、それぞれインバータ11〜13を介してバッテリ15に接続される。
【0034】
上記パワートレインは、マイクロコンピュータを主体に構成されたコントローラ16によって制御され、このコントローラ16は、図2に示すように、インバータ11を介してモータ1による発電やエンジン2の始動を制御するモータ制御部30、エンジン2の燃料噴射量や点火時期の制御に加え、ソレノイド41を介して吸気カムシャフトの作動角可変機構50を制御するエンジン制御部31、クラッチ3の締結、解放を制御するクラッチ制御部32、インバータ12を介してモータ4による推進や回生を制御するモータ制御部33、車両の運転状態に応じて無段変速機5の変速比を制御するため、インバータ13、モータ10を介して油圧装置9を駆動するCVT制御部34から構成される。
【0035】
ここで、運転状態としては、アクセル開度センサ22が検出したアクセルペダルの踏み込み量Acc、エンジン回転数センサ27が検出したエンジン2の回転数Ne、エアフローメータ25が検出した吸入空気量Qa、水温センサ28が検出したエンジン2の冷却水温Tw、カム回転角センサ29が検出した吸気カムの作動角α(開弁から閉弁までのクランク角。以下同様)、入力軸回転センサ23が検出した無段変速機5の入力軸回転数Ni、車速センサ24が検出した車速VSP、バッテリ状態センサ26が検出したバッテリ15の充電状態(SOC=State of charge)、バッテリ温度センサ21が検出したバッテリ15の温度Tbatや図示しないブレーキスイッチが検出したブレーキペダルの踏み込み状態等がコントローラ16へ入力される。
【0036】
上記運転状態に基づいて、コントローラ16は、エンジン2とモータ4の駆動力を選択して車両の駆動を行う一方、アクセルペダルが解放されたときにはモータ4で回生を行い、また、バッテリ15の状態に応じてエンジン2とモータ1で発電し、バッテリ15の充電を行うもので、この駆動力制御は、例えば、次表のように設定される。
【0037】
【表1】
Figure 0003610783
【0038】
ここで、エンジン2に配設された可変動弁機構としては、図3に示すように、吸気カム51の作動角(開弁期間及び閉弁時期)を連続的に変更可能なカム作動角可変機構50を採用した場合について説明する。
【0039】
これは、特開平9−242520号公報や特開平9−268930号公報に開示されるものと同様に、エンジン制御部31に制御されたソレノイド41からの油圧に基づいて、偏心軸53を軸回りに駆動するアクチュエータ52と、ハウジング54を介してこの偏心軸53に連結された吸気カム51から構成され、回転する吸気カム51に対して偏心軸53を軸回りに揺動させることで、図4に示すように、吸気カム51の作動角を変更して吸気弁(図示せず)の開弁期間及び開閉時期を最大作動角から最小作動角の間で連続的に変更する。
【0040】
そして、吸気カム51の作動角は回転角センサ29によって検出され、エンジン制御部31は運転状態に応じた値となるようにソレノイド41を駆動して、吸気カム51の作動角を制御している。
【0041】
いま、カム作動角可変機構50が、図4の一点鎖線に示すように、最小作動角のときには、図示しないピストンの上死点TDCで吸気弁を開弁させた後、下死吸気弁が開弁する。一方、図4の実線に示すように、最大作動角のときには、図示しないピストンの上死点TDCより前のθ2(吸気弁開最大進角位置)で吸気弁を開弁させた後、下死点BDC後のθ3(吸気弁閉最大遅角位置)で閉弁させ、期間αmaxの間だけ吸気弁が開弁し、このとき、クランク角で表される吸気弁開最大進角位置θ2と吸気弁閉最大遅角位置θ3は、
θ2<TDC
BDC<θ1<θ3
のように設定される。
【0042】
したがって、作動角αの変化に伴って、吸気弁開弁位置は図4において、最大進角位置θ2から上死点TDCの間で変化すると同時に、吸気弁閉弁位置は最大値角位置θ3から最大進角位置θ1の間で変化することになる。
【0043】
また、排気カムと吸気カム51のオーバーラップは、最小作動角αminのとき0°に設定される一方、最大作動角αmaxのときには、吸気弁開最大進角位置θ2から上死点TDCまでの期間が最大オーバーラップΔθに設定される。
【0044】
ここで、上記エンジン制御部31で行われる吸気カム51の作動角制御の一例について、図5のフローチャートを参照しながら以下に詳述する。なお、図5のフローチャートは、所定時間毎、例えば、10msec毎に実行されるものである。
【0045】
まず、ステップS1では、上記図2に示したエンジン回転数センサ27からエンジン回転数Neを読み込んで、ステップS2で、現在のエンジン回転数Neが所定値Ne0よりも大きいか否かを判定する。
【0046】
そして、エンジン回転数Neが所定値Ne0(例えば、アイドル回転数)よりも大きい場合には、作動角制御を行うべくステップS3へ進んで、アクセル開度センサ22が検出したアクセル踏み込み量Accを読み込む一方、そうでない場合には、そのまま処理を終了する。
【0047】
ステップS4ではアクセルペダルの踏み込み量Accが所定値Acc0よりも大きいか否かを判定し、踏み込み量Accが所定値Acc0を超える場合にはステップS5へ進んで、エアフローメータ25から吸入空気量Qaを読み込む一方、そうでない場合にはステップS9以降の処理へ進む。
【0048】
ステップS6では、上記吸入空気量Qaとエンジン回転数NeからエンジントルクTeを求め、次にステップS7では、エンジントルクTeとエンジン回転数Neより図6に示すマップに基づいて作動角αを設定する。
【0049】
なお、図6のマップは、エンジン回転数Neが低くエンジントルクTeが大きいときに最小作動角αminに設定され、エンジントルクTeの低下またはエンジン回転数Neの増大に伴って作動角αが、α0、α1、α2…αmaxと順次増大するように設定される。ただし、αmin<α0<α1<α2<……<αmaxである。
【0050】
こうして求めた作動角αとなるように、ステップS8では、図3に示したソレノイド41を駆動して吸気カム51の作動角を設定する。
【0051】
一方、上記4の判定で、踏み込み量Accが所定値Acc0以下の場合、すなわち、アクセルペダルの解放状態等では、ステップS9の処理へ進んで、水温センサ28からエンジン2の冷却水温Twを読み込み、ステップS10で、現在の冷却水温Twが所定値Tw0を超えているか否かを判定する。
【0052】
暖機が終了して冷却水温Twが所定値Tw0を超えていれば、ステップS11へ進んで作動角αを最大作動角αmaxに設定してから上記と同様に、ステップS8へ進んでカム作動角可変機構50の駆動を行う一方、冷却水温Twが所定値Tw0以下の低水温時には、ステップS12へ進んで、図7に示すマップより、冷却水温Twに応じた作動角αに設定した後に、ステップS8へ進んでカム作動角可変機構50の駆動を行うステップS8へ進んでカム作動角可変機構50の駆動を行う。
【0053】
いま、アクセルペダルの踏み込み量Accが所定量Acc0以上踏み込まれた状態では、図6のマップに基づいて作動角αが決定され、エンジン回転数Neが低くエンジントルクTeが大きい低回転高負荷域では、最小作動角αminに設定されるため、吸気弁開弁時期は最遅角位置である上死点TDCとなって、バルブオーバーラップを低減することで残留ガスを低減し、同時に、閉弁時期を最進角位置θ1に早めることにより、図示しない吸気管内への吹き返し量を低減することができるため、吸入空気量Qaを確保して出力の向上を図ることができる。
【0054】
例えば、吸気カム51の作動角αと吸気弁の開弁時期及び閉弁時期の関係を、図8、図9のように設定すれば、図中A点では、燃料消費率が最良となる領域で運転を行うことが可能となって、エンジン2の低回転域での熱効率を向上させることが可能となって、ハイブリッド車両の燃費性能を向上させることができる。
【0055】
ただし、エンジン回転数Neが増大する高回転域では、α1、α2と順次作動角αが増大し、吸気弁閉弁位置は、図4において、最大進角位置θ1から最大遅角位置θ3へ向けて遅延することにより、吸気時間が短くなる高回転域では、吸気の慣性によって吸入空気量Qaを確保できる。同時に、作動角αの増大に呼応して吸気弁開弁位置は、図4において、最大遅角位置TDCから最大進角位置θ2へ向けて早められ、バルブオーバーラップが増大することにより掃気効果を高めて残留ガスを低減することが可能となり、エンジン2の出力向上を図ることが可能となる。
【0056】
また、部分負荷時には、図4において、作動角αを高負荷域よりも増大するように設定したため、吸気弁開弁時期を早めることで、バルブオーバーラップを増加し、残留ガスを増大させて自己EGR率を高め、同時に、閉弁時期を遅くすることで吸気管への吹き返し量を増大させ、この吹き返しの増大に応じてスロットルバルブ(図示せず)を開くことになってポンピングロスの低減を図り燃費の向上が可能となる。
【0057】
一方、暖機中などで冷却水温Twが所定値Tw0以下の低水温時では、図7のマップに示すように、暖機後(Tw>Tw0)の作動角αよりも減少させることで、バルブオーバーラップを減少し、吸気行程の初期に燃焼室や排気管から吸気管内への吹き返しを低減でき、未燃焼燃料やエンジンオイルの付着及び体積を防止して、インジェクタバルブ(図示せず)の作動不良や吸気弁のバルブデポジットを低減させてエンジンの耐久性を向上させることができ、特に、アクセルペダルを解放する減速時に効果がある。
【0058】
また、同様に、冷間始動時にも吸気カム51の作動角αを減少することになり、吸気弁閉弁時期を早めることで有効圧縮比を向上させるとともに、圧縮圧力を増大して始動性と始動後の安定性を向上させることが可能となって、車速等に応じてエンジン2の始動、停止を繰り返すハイブリッド車両の運転性を向上させることが可能となる。
【0059】
さらに、上記制御に加えて、上記表1に示したように、高車速域でアクセルペダルを解放する減速、回生時のように、クラッチ3を締結している場合では、吸気カム51の作動角αを最大作動角αmaxに設定することで、バルブオーバーラップを増大させてポンピングロスを低減でき、その分回生エネルギーを増大させて、ハイブリッド車両の燃費性能をさらに向上できる。
【0060】
また、上記回生状態からクラッチを解放してエンジン2を停止するような場合では、吸気カム51の作動角αを最大作動角αmaxを維持して、吸気弁閉弁時期を最大遅角位置θ3とし、有効圧縮比を低下させ、吸入空気量Qaの低減によってエンジン停止時には圧縮を起振源とするエンジン2の振動を抑制でき、また、エンジン2の再始動時にも最大作動角αmaxを維持しておくことで、暖機後の始動時にはエンジン2の始動時の振動を抑制することができ、エンジン2の始動、停止を繰り返すハイブリッド車両の静粛性を確保することができる。
【0061】
そして、作動角αと吸気弁開弁位置及び吸気弁閉弁位置の関係は、図4に示すように、作動角αの変化に対して、吸気弁開弁位置の変化量(θ2とTDCの期間)よりも、吸気弁閉弁位置の変化量(θ1とθ3の期間)の方が大きくなるように設定されているため、吸入空気量Qaの確保による高出力化やポンピングロスの低減による燃費性能の向上を両立させることが可能となる。
【0062】
こうして、ハイブリッド車両のエンジン2に、吸気カム51の作動角αを連続的に変更可能、かつ、作動角αの増大に応じて開弁時期を早める一方、閉弁時期を遅らせる作動角可変機構50を備え、低回転高負荷時には最小作動角αminとし、負荷の減少またはエンジン回転数Neの増大に応じて作動角αを増大させることで、バルブオーバーラップの低減により吸入空気量Qaを確保し、全開出力を向上させるとともに、部分負荷時には自己EGR率の増大と、吸気管への吹き返しの増大によるポンプロスの低減によって、燃費の向上を図ることができ、出力性能と燃費性能を両立させるとともに、始動または停止時の振動を低減してハイブリッド車両の運転性を確保することができる。
【0063】
なお、上記実施形態において、吸気カム51の作動角可変機構として、作動角αを連続的に変更するものについて説明したが、図示はしないが、作動角αが異なる複数のカムを選択的に切り換えて、段階的に作動角αを変更するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すハイブリッド車両の概略構成図。
【図2】同じくコントローラの概略構成図。
【図3】吸気カムの作動角可変機構の概念図。
【図4】吸気カムの作動角と吸気弁開閉位置及び排気カムとのバルブオーバーラップの変化を示す特性図で、バルブリフトとクランク角の関係を示し、図中実線が最大作動角を、図中一点鎖線が最大作動角をそれぞれ示す。
【図5】エンジン制御部で行われる可変動弁制御の一例を示すフローチャート。
【図6】エンジントルクとエンジン回転数Neに応じた作動角のマップである。
【図7】エンジンの冷却水温と作動角の関係を示すマップである。
【図8】低回転時のエンジントルクをパラメータとした吸気カムの作動角及び吸気弁の開弁時期と閉弁時期の関係を示す特性図である。
【図9】燃料消費率をパラメータとした吸気カムの作動角と吸気弁の開弁時期及び閉弁時期の関係を示す特性図である。
【図10】吸気弁の位相を可変とした場合の、バルブリフトとクランク角の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1、4 モータ
2 エンジン
3 クラッチ
5 無段変速機
12 インバータ
15 バッテリ
16 コントローラ
22 アクセル開度センサ
25 エアフローメータ
27 エンジン回転センサ
28 水温センサ
29 カム回転角センサ
30 モータ制御部
31 エンジン制御部
32 クラッチ制御部
33 モータ制御部
34 CVT制御部
41 ソレノイド
50 カム作動角可変機構
51 吸気カム
52 アクチュエータ
53 偏心軸
54 ハウジング

Claims (7)

  1. エンジンに配設されて吸気弁の開閉時期を変更する可変動弁手段と、
    運転状態を検出する手段と、
    この運転状態に応じて前記可変動弁手段を制御する吸気弁制御手段とを備えた内燃機関の可変動弁制御装置において、
    前記可変動弁手段は、吸気弁の作動角を最小作動角と最大作動角の間で変更可能であり、前記作動角を最小作動角としたとき前記吸気弁の開弁時期が最も遅くなるとともに、吸気弁の閉弁時期が吸気下死点に最も近くなり、前記作動角を最大作動角としたときに吸気弁の開弁時期が最も早くなるとともに、吸気弁の閉弁時期が吸気下死点から最も遅くなるように設定し、
    前記吸気弁制御手段は、運転状態が低回転高負荷域にある場合に前記作動角を小側に設定する一方、負荷の低減または回転数の増大に応じて作動角を増大することを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
  2. 前記可変動弁手段は、前記作動角を最小作動角としたときの前記吸気弁の閉弁時期が圧縮行程の前半に位置し、前記作動角を最大作動角としたときの吸気弁の閉弁時期が圧縮行程の後半に位置するよう設定されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  3. 前記可変動弁手段は、吸気弁の開弁時期の変化量に対して閉弁時期の変化量を大きく設定したことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  4. 前記吸気弁制御手段は、車両の減速時、エンジン停止時またはエンジン再始動時に、吸気弁の作動角を大側に設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  5. 前記吸気弁制御手段は、エンジンの冷却水温を検出する手段を備え、この水温が所定値未満の低温でエンジンを始動する際には、水温に応じて吸気弁の作動角を変更することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  6. 前記吸気弁制御手段は、前記水温が所定値未満の低温でエンジンを始動する際には、前記水温が所定値以上の暖機状態の作動角に対して、吸気弁の作動角を小さくすることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  7. 前記吸気弁制御手段は、エンジンの冷却水温を検出する手段を備え、この水温が所定値未満の低温で車両が減速する際には、前記水温が所定値以上の暖機状態の作動角に対して、吸気弁の作動角を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
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