JP3610263B2 - 電子カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ本体に記録容量と電源容量とを増加させるための増設ユニットを装着可能な電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広く一般に普及しつつある電子カメラにおいては、CCDの開発に伴って画質、すなわち画像データの構成画素数が飛躍的に向上しており、これにしたがって画像データ1枚あたりのデータ量が増大している。
【0003】
そのため、不揮発性のフラッシュROMを有するメモリカードが記録媒体の主流となっている現在の電子カメラでは、記録容量に制限があるので、より容量の大きなメモリカードが相次いで開発、販売されるようになっている。
【0004】
このような状況下にあって、メモリカードに代えて、より大容量の画像データが記録できるハードディスク装置や光磁気ディスク装置を搭載した電子カメラも考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ハードディスク装置や光磁気ディスク装置を搭載した電子カメラは、記録媒体が回転部材を有するために、記録/再生毎にこれを回転起動させるための電力が余分に必要となり、容量の大きいバッテリが必須となる。そのため、該大容量の記録媒体も含めて電子カメラ全体が大型化してしまい、気軽に持ち歩くコンパクトタイプの電子カメラには不適であるという不具合があった。
【0006】
そこで、コンパクトタイプの電子カメラとしてカメラ本体のみを気軽に携帯することができ、また必要により高画質の画像データを撮影して大容量の記録媒体に記録させることもできる、ユーザの所望する状況に応じて使い分けることが可能な電子カメラ用の増設ユニットを用いることも考えられている。しかしながら、このような増設ユニットを装着した場合であっても、撮影した画像データの媒体への記録に要する時間自体はメモリカードの方が圧倒的に短く、特にシャッタチャンスが重要な要因となる撮影においては、メモリカードへの記録の方が有利となる。
【0007】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、回転部材を有するような大容量の記録媒体を増設設定した場合であっても、カメラ本体内に装着する半導体メモリを用いた記録媒体を有効に活用することが可能な電子カメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、撮影により得た画像データを記録する第1の記録媒体を装着するための第1の装着部と、カメラ本体に外部装着される、上記第1の記録媒体より容量が大きな第2の記録媒体及び電池を保持するようになされた増設ユニットを装着するための第2の装着部と、この第2の装着部への上記増設ユニットの装着を検出する検出手段と、この検出手段の検出信号に対応し、所定時間毎に上記第1の装着部に装着された第1の記録媒体での記録状態をサーチして、その空き容量が一定値以下となっていた際に、第1の記録媒体に記録されている画像データを上記第2の装着部に装着された増設ユニットに保持された第2の記録媒体に転送させる転送制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】
このような構成とすれば、第2の記録媒体としてHDD等の大容量記録媒体を有した増設ユニットが接続されている状態で、第1の記録媒体であるメモリカードの記録容量が一定値を超える場合に定期的にその内容を第2の記録媒体に転送させることにより、増設ユニットを装着した後にも継続して第1の記録媒体をより有効に活用することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記転送制御手段は、上記第2の装着部に装着された増設ユニットに保持された第2の記録媒体への画像データの転送を確認した後に上記第1の装着部に装着された第1の記録媒体の記録内容を一括消去することを特徴とする。
【0011】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、直ちに第1の記録媒体を用いた次の撮影に対する準備ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明をハードディスク装置を有した増設ユニットを装着可能な電子カメラに適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1はその外観構成を示すもので、1がカメラ本体、2がこのカメラ本体に装着する増設ユニットである。
【0016】
カメラ本体1は、直方体状の金属製筺体の前面に、レンズ鏡筒11、光学ファインダ窓12、AF送光窓13、AF受光窓14、ストロボ発光部15、及びセルフタイマランプ16を適宜配設するもので、またその上面には、撮影を指示するためのレリーズスイッチ(SW)17、ガイドパネル18、及び各種モードスイッチ(SW)19が設けられる。
【0017】
ガイドパネル18は、例えばセグメントタイプの液晶表示パネルで構成され、記録媒体に撮影可能な枚数やその時点で設定している画質モード、その他各種動作状態を数字、アイコン、シンボルマーク等で表示する。
【0018】
さらに、カメラ本体1の右側面から前面にかけてメモリカードスロットカバー20が設けられ、このメモリカードスロットカバー20を手指で開けることにより、このカメラ本体1の記録媒体である、後述するメモリカードを図示しないメモリカードスロットに着脱自在に挿入することができる。
【0019】
なお、ここでは図示しないが、カメラ本体1の背面には、光学ファインダやカラーTFT−LCDパネルによる電子ビューファインダ、電源スイッチ等が配設され、またカメラ本体1の底面には、三脚穴、増設ユニット2取付け用の位置決め穴、コネクタ部等が配設される。
【0020】
一方、増設ユニット2は、カメラ本体1を載置して取付けるための平板状のフラット部2aと、カメラ本体1の前面右端側前方に位置してグリップとなるグリップ部2bとが一体にして構成されるもので、フラット部2aの上面には、三脚ネジ21、位置決めピン22、コネクタ部(図示せず)が設けられている。
【0021】
また、グリップ部2bの上端面には、この増設ユニット2をカメラ本体1に装着することで操作しずらくなってしまう上記レリーズスイッチ17に代えて、撮影を指示するための同様のレリーズスイッチ23が配設される。
【0022】
増設ユニット2の位置決めピン22をカメラ本体1底面の位置決め穴に勘合させた状態で、フラット部2a底面側にあるつまみ(図示せず)を締付けて三脚ネジ21をカメラ本体1底面の三脚穴に螺合させると、増設ユニット2をカメラ本体1に装着することができ、当接された両コネクタ部を介して、増設ユニット2がカメラ本体1の記録媒体及び電源の容量を増大するためのユニットとして機能するようになる。
【0023】
増設ユニット2のフラット部2aには、大容量記録媒体としてのハードディスク装置と電子回路部とが内蔵される一方、グリップ部2bには大型バッテリが内蔵されるもので、この電子カメラ携帯使用時にユーザが把持するグリップ部2b内に重量物である大型バッテリを内蔵することにより、体感的な重量バランスを損なわないようにしている。
【0024】
次いで図2によりカメラ本体1及び増設ユニット2の回路構成を説明する。
【0025】
カメラ本体1において、記録モード時に被写体の光像が光学レンズ系31によってCCD32上に結像される。このCCD32の出力がA/D変換器33で各画素単位でデジタル化された後にバッファメモリ34に送られる。
【0026】
このバッファメモリ34は、ビットマップ形式の画像データを複数コマ分蓄えておくもので、ここに蓄えられた個々の画像データは随時、画像処理部35で所定のファイル形式、例えばJPEGに基づいてデータ圧縮が施されてファイル化され、その後にメモリ制御回路36に送られて、この電子カメラ6の記録媒体である、着脱自在に装着されるメモリカード37に書込まれる。
【0027】
このとき、バッファメモリ34から表示部39へも画素数を大幅に減少した画像データが読出され、表示部39はこの画像データに基づいて上記カメラ本体1背面に設けられる電子ビューファインダとしてのTFT−LCDパネルを表示駆動して、CCD32で撮像されている内容をリアルタイムで表示させる。
【0028】
一方、再生モード時には、メモリカード37に記録されている画像データのファイルがメモリ制御回路36により選択的に読出され、画像処理部35で上記圧縮処理とは反対の手順で伸長されてビットマップ形式に展開された後にバッファメモリ34に蓄えられる。
【0029】
このバッファメモリ34に蓄えられた画像データが表示部39に読出され、表示部39はこの画像データに基づいてTFT−LCDパネルを表示駆動することで、記録した画像の再生表示を行なわせる。
【0030】
しかして、上記CCD32、A/D変換器33、バッファメモリ34、画像処理部35、メモリ制御回路36、及び表示部39の動作をすべて制御部38が統括制御する。
【0031】
この制御部38は、カメラ本体1の全回路の動作制御を行なうもので、またユニット装着検出スイッチ40、キー入力部41、IEEE1394インタフェース(I/F)(以下文中では単に「インタフェース」と略称する)42、ガイドパネル18、及び充電制御部43とも接続され、これらを制御する。
【0032】
ユニット装着検出スイッチ40は、上述したカメラ本体1底面の位置決め穴に対して設けられ、増設ユニット2装着による上記位置決めピン22の挿入を検出するためのスイッチである。
【0033】
キー入力部41は、上記レリーズスイッチ17、各種モードスイッチ19と電源スイッチ等を含み、その操作信号を直接上記制御部38へ送出する。
【0034】
ガイドパネル18は、制御部38からの駆動制御信号に基づいて上述した如くこのカメラ本体1の各種動作状態を表示出力する。
【0035】
インタフェース42は、増設ユニット2をカメラ本体1に装着した場合に主として画像データの送受を行なうためのもので、IEEE1394規格に則って静止画あるいは動画の画像データファイルを増設ユニット2に送出して保存させ、あるいは増設ユニット2から送られてきた画像データファイルを制御部38に送出して表示部39で表示出力させる。
【0036】
充電制御部43は、二次電池でなるこのカメラ本体1のバッテリ44を接続し、その充電状態を制御すると共に、バッテリ44からカメラ本体1内の他の各回路への電力供給を行なう。
【0037】
一方、増設ユニット2は、カメラ本体1とのデータ通信のためのIEEE1394インタフェース(I/F)51、この増設ユニット2全体の動作制御を司る制御部52、大容量媒体としてのハードディスク装置(HDD)53、上記レリーズスイッチ23を含むキー入力部54、充電制御部55、及び二次電池でなる大容量バッテリ56を有する。
【0038】
制御部52は、ハードディスク装置53の空き容量をチェックし、インタフェース51を介してカメラ本体1から送られてくる画像データをハードディスク装置53に書込ませ、またハードディスク装置53から読出されてくる画像データをインタフェース51を介してカメラ本体1へ送信し、さらにキー入力部54を構成する上記レリーズスイッチ23が操作された際にはその操作信号も上記インタフェース51を介してカメラ本体1へ送信させる。
【0039】
ハードディスク装置53は、例えば1MB程度の容量を有し、制御部52により画像データファイルの書込み及び読出しがなされる。
【0040】
充電制御部55は、二次電池でなるこの増設ユニット2の大容量バッテリ56を接続し、その充電状態を制御すると共に、大容量バッテリ56から増設ユニット2内の他の各回路及びカメラ本体1への電力供給を行なう。
【0041】
次に上記実施の形態の動作として、増設ユニット2をカメラ本体1に装着する際の処理について説明する。
【0042】
図3は、カメラ本体1の電源がオンの状態で増設ユニット2を装着した場合には直ちに、またカメラ本体1の電源がオフの状態で増設ユニット2を装着した場合には次の電源オン直後に、主としてカメラ本体1の制御部38が行なう処理内容を示すものであり、その当初にはユニット装着検出スイッチ40からの信号があるか否かにより増設ユニット2の装着を待機する(ステップA01)。
【0043】
そして、増設ユニット2の装着があったことをユニット装着検出スイッチ40からの信号により判断すると、次に増設ユニット2の制御部52に対してハードディスク装置53の空き容量をチェックさせ、そのチェック結果を受取る(ステップA02)。
【0044】
こうしてハードディスク装置53の空き容量をチェックした制御部52は、その時点でメモリカード37に記録している全画像データファイルの容量と比較し、メモリカード37の全画像データファイルの容量がハードディスク装置53の空き容量以下であるか否かにより、メモリカード37に記録している全画像データファイルを増設ユニット2のハードディスク装置53に転送することが可能であるかどうかを判断する(ステップA03)。
【0045】
ここで、メモリカード37の全画像データファイルの容量がハードディスク装置53の空き容量より大きく、メモリカード37の全画像データファイルをハードディスク装置53に転送することができないと判断した場合には、表示部39での表示を行なっている際にはこの表示部39で例えば
「増設ユニットの空き要求が足りず、カメラ側の画像ファイルを転送することができません」
等のガイドメッセージを表示し、また表示部39の表示を行なっていない際にはガイドパネル18で、例えばハードディスク装置53を模したドラム型の表示セグメントを点滅表示させるなどしてハードディスク装置53の空き容量が足りないことを報知し(ステップA10)、一旦この処理を終了する。
【0046】
また、上記ステップA03でメモリカード37の全画像データファイルの容量がハードディスク装置53の空き容量以下であり、メモリカード37の全画像データファイルをハードディスク装置53に転送することができると判断した場合には、表示部39の表示を行なっている際には、直ちにメモリ制御回路36によりメモリカード37に記録されている全画像データファイルを順次読出させ、インタフェース42を介して増設ユニット2側へ読出した画像データファイルを転送してハードディスク装置53に保存させる(ステップA04)。
【0047】
このとき、表示部39での表示を行なっている際には同時にこの表示部39で例えば
「ただいまメモリカードの画像ファイルを増設ユニットに転送してします」
等のガイドメッセージを表示し、また表示部39の表示を行なっていない場合にはガイドパネル18で、メモリカード37を模したカード型の表示セグメント、ハードディスク装置53を模したドラム型の表示セグメント、及び該カード型のセグメントとドラム型のセグメント間に位置した、ドラム型のセグメント方向の矢印セグメントを一括して点滅表示させるなどして転送中であることを報知しながら、転送が終了するのを待機する(ステップA05)。
【0048】
そして、転送が終了し、メモリカード37に記録して一体全ての画像データファイルを増設ユニット2のハードディスク装置53に転送し終えたと判断した時点で、転送中にデータエラーを生じたか否か、すなわちハードディスク装置53への転送が確実に行なわれたか否かを判断する(ステップA06)。
【0049】
ここで、転送中にエラーが発生したと判断した場合には、上記転送処理でハードディスク装置53に新たに保存した領域の画像データファイルを全て一旦消去処理すると共に(ステップA09)、表示部39での表示を行なっている際には同時にこの表示部39で例えば
「増設ユニットへの転送でエラーが発生しました
もう一度増設ユニットを装着し直してください」
等のガイドメッセージを表示し、また表示部39の表示を行なっていない際にはガイドパネル18で、メモリカード37を模したカード型の表示セグメントとハードディスク装置53を模したドラム型の表示セグメントとの間の、ドラム型のセグメント方向の矢印セグメントに重畳して「×」の表示セグメントを点滅表示させるなどして、転送が失敗したことを報知し(ステップA10)、一旦この処理を終了して再び増設ユニット2が装着し直されるのを待機する。
【0050】
また、上記ステップA06で転送中にデータエラーを生じず、ハードディスク装置53への転送が確実に行なわれたと判断した場合には、表示部39での表示を行なっている際にはこの表示部39で例えば
「メモリカードから増設ユニットへの画像ファイルの転送が完了しました
メモリカードをクリアします」
等のガイドメッセージを表示し、また表示部39の表示を行なっていない際にはガイドパネル18で、上記ステップA04,A05の表示状態からハードディスク装置53を模したドラム型の表示セグメントのみを点滅表示させるなどして、転送が完了したこと、及びメモリカード37の内容を一括消去することを報知する(ステップA07)。
【0051】
その後、メモリ制御回路36によりメモリカード37の全領域を一括して消去し(ステップA08)、新たな画像データファイルの撮影に備えた状態として、以上でこの処理を終了する。
【0052】
このように、カメラ本体1への増設ユニット2の装着に際して、自動的にメモリカード37の記録している画像データファイルを増設ユニット2の大容量媒体であるハードディスク装置53に転送し、確実に転送されたことを確認した上でメモリカード37の記録内容を一括消去するようにしたため、メモリカード37の記録内容を保護しながら、直ちにメモリカード37を用いた次の撮影に対する準備も可能となる。
【0053】
なお、上記図3ではカメラ本体1に増設ユニット2を装着する際にのみ、メモリカード37の記録内容をハードディスク装置53に転送するものとして説明したが、カメラ本体1に増設ユニット2を装着した後も、カメラ本体1の電源がオンされている状態で一定周期、例えば10分毎にメモリカード37の空き容量をチェックし、一定量、例えば2MBを下回っている場合には同様にメモリカード37の記録内容をハードディスク装置53に転送させるものとしてもよい。
【0054】
図4は増設ユニット2を装着しているカメラ本体1の制御部38が電源オン状態で撮影処理とは別に、周期的に実施する処理であり、その当初には所定の時間周期が経過するのを待機する(ステップB01)。
【0055】
そして、所定の周期が経過すると判断すると、次にメモリ制御回路36によりメモリカード37の空き容量をチェックし(ステップB02)、その空き容量が予め定めた一定値以下であるか否かにより、メモリカード37の記録内容をハードディスク装置53へ転送する必要があるかどうかを判断する(ステップB03)。
【0056】
ここで、メモリカード37の空き容量が一定値より大きい場合には、まだメモリカード37の記録内容をハードディスク装置53へ転送する必要はないものと判断して、以上でこの処理を終了し、上記ステップB01に戻って、次の周期となるのを待機する。
【0057】
また、メモリカード37の空き容量が一定値以下である場合には、転送先の増設ユニット2の制御部52に対してハードディスク装置53の空き容量をチェックさせ、そのチェック結果を受取る(ステップB04)。
【0058】
こうしてハードディスク装置53の空き容量をチェックした制御部52は、その時点でメモリカード37に記録している全画像データファイルの容量と比較し、メモリカード37の全画像データファイルの容量がハードディスク装置53の空き容量以下であるか否かにより、メモリカード37に記録している全画像データファイルを増設ユニット2のハードディスク装置53に転送することが可能であるかどうかを判断する(ステップB05)。
【0059】
ここで、メモリカード37の全画像データファイルの容量がハードディスク装置53の空き容量より大きく、メモリカード37の全画像データファイルをハードディスク装置53に転送することができないと判断した場合には、表示部39での表示を行なっている際にはこの表示部39で例えば
「増設ユニットの空き要求が足りず、カメラ側の画像ファイルを転送することができません」
等のガイドメッセージを表示し、また表示部39の表示を行なっていない際にはガイドパネル18で、例えばハードディスク装置53を模したドラム型の表示セグメントを点滅表示させるなどしてハードディスク装置53の空き容量が足りないことを報知し(ステップB13)、一旦この処理を終了仕手、上記ステップB01からの処理に戻る。
【0060】
また、上記ステップB05でメモリカード37の全画像データファイルの容量がハードディスク装置53の空き容量以下であり、メモリカード37の全画像データファイルをハードディスク装置53に転送することができると判断した場合には、表示部39の表示を行なっている際には、直ちにメモリ制御回路36によりメモリカード37に記録されている全画像データファイルを順次読出させ、インタフェース42を介して増設ユニット2側へ読出した画像データファイルを転送してハードディスク装置53に保存させる(ステップB06)。
【0061】
このとき、表示部39での表示を行なっている際には同時にこの表示部39で例えば
「ただいまメモリカードの画像ファイルを増設ユニットに転送してします」
等のガイドメッセージを表示し、また表示部39の表示を行なっていない場合にはガイドパネル18で、メモリカード37を模したカード型の表示セグメント、ハードディスク装置53を模したドラム型の表示セグメント、及び該カード型のセグメントとドラム型のセグメント間に位置した、ドラム型のセグメント方向の矢印セグメントを一括して点滅表示させるなどして転送中であることを報知しながら、転送が終了するのを待機する(ステップB07)。
【0062】
そして、転送が終了し、メモリカード37に記録して一体全ての画像データファイルを増設ユニット2のハードディスク装置53に転送し終えたと判断した時点で、転送中にデータエラーを生じたか否か、すなわちハードディスク装置53への転送が確実に行なわれたか否かを判断する(ステップB08)。
【0063】
ここで、転送中にエラーが発生したと判断した場合には、上記転送処理でハードディスク装置53に新たに保存した領域の画像データファイルを全て一旦消去処理すると共に(ステップB11)、表示部39での表示を行なっている際には同時にこの表示部39で例えば
「増設ユニットへの転送でエラーが発生しました
もう一度増設ユニットを装着し直してください」
等のガイドメッセージを表示し、また表示部39の表示を行なっていない際にはガイドパネル18で、メモリカード37を模したカード型の表示セグメントとハードディスク装置53を模したドラム型の表示セグメントとの間の、ドラム型のセグメント方向の矢印セグメントに重畳して「×」の表示セグメントを点滅表示させるなどして、転送が失敗したことを報知し(ステップB12)、一旦この処理を終了して上記ステップB01からの処理に戻り、ハードディスク装置53の記録内容がユーザにより整理されるのを待機する。
【0064】
また、上記ステップB08で転送中にデータエラーを生じず、ハードディスク装置53への転送が確実に行なわれたと判断した場合には、表示部39での表示を行なっている際にはこの表示部39で例えば
「メモリカードから増設ユニットへの画像ファイルの転送が完了しました
メモリカードをクリアします」
等のガイドメッセージを表示し、また表示部39の表示を行なっていない際にはガイドパネル18で、上記ステップB06,B07の表示状態からハードディスク装置53を模したドラム型の表示セグメントのみを点滅表示させるなどして、転送が完了したこと、及びメモリカード37の内容を一括消去することを報知する(ステップB09)。
【0065】
その後、メモリ制御回路36によりメモリカード37の全領域を一括して消去し(ステップB10)、新たな画像データファイルの撮影に備えた状態として、以上でこの処理を終了する。
【0066】
このように、増設ユニット2がカメラ本体1に継続して装着されている状態でも、メモリカード37での画像データファイルの記録容量が一定値を超える場合には定期的にその内容をハードディスク装置53に転送させることにより、増設ユニット2の装着直後のみならず、装着した後にも継続してメモリカード37をより有効に活用することができる。
【0067】
なお、上記実施の形態では、カメラ本体1に装着される増設ユニット2に大容量媒体としてのハードディスク装置53を備えるものとして説明したが、これに限るものではなく、例えば光磁気ディスクを着脱可能な光磁気ディスク装置や多数の半導体固定メモリをアレイ状に配置したメモリセルアレイでもよい。
【0068】
その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0069】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、第2の記録媒体としてHDD等の大容量記録媒体を有した増設ユニットが接続されている状態で、第1の記録媒体であるメモリカードの記録容量が一定値を超える場合に定期的にその内容を第2の記録媒体に転送させることにより、増設ユニットを装着した後にも継続して第1の記録媒体をより有効に活用することができる。
【0070】
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、直ちに第1の記録媒体を用いた次の撮影に対する準備ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る電子カメラの外観構成を示す斜視図。
【図2】同実施の形態に係る電子回路の構成を示すブロック図。
【図3】同実施の形態に係る増設ユニット装着時の処理内容を示すフローチャート。
【図4】同実施の形態に係る増設ユニット装着後の処理内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…カメラ本体
2…増設ユニット
2a…フラット部
2b…グリップ部
11…レンズ鏡筒
12…光学ファインダ窓
13…AF送光窓
14…AF受光窓
15…ストロボ発光部
16…セルフタイマランプ
17…レリーズスイッチ(SW)
18…ガイドパネル
19…各種モードスイッチ(SW)
20…メモリカードスロットカバー
21…三脚ネジ
22…位置決めピン
23…レリーズスイッチ
31…光学レンズ系
32…CCD
33…A/D変換器
34…バッファメモリ
35…画像処理部
36…メモリ制御回路
37…メモリカード
38…制御部
39…表示部
40…ユニット装着検出スイッチ
41…キー入力部
42…IEEE1394インタフェース(I/F)
43…充電制御部
44…バッテリ
51…インタフェース
52…制御部
53…ハードディスク装置
54…キー入力部
55…充電制御部
56…大容量バッテリ

Claims (2)

  1. 撮影により得た画像データを記録する第1の記録媒体を装着するための第1の装着部と、
    カメラ本体に外部装着される、上記第1の記録媒体より容量が大きな第2の記録媒体及び電池を保持するようになされた増設ユニットを装着するための第2の装着部と、
    この第2の装着部への上記増設ユニットの装着を検出する検出手段と、
    この検出手段の検出信号に対応し、所定時間毎に上記第1の装着部に装着された第1の記録媒体での記録状態をサーチして、その空き容量が一定値以下となっていた際に、第1の記録媒体に記録されている画像データを上記第2の装着部に装着された増設ユニットに保持された第2の記録媒体に転送させる転送制御手段と
    を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 上記転送制御手段は、上記第2の装着部に装着された増設ユニットに保持された第2の記録媒体への画像データの転送を確認した後に上記第1の装着部に装着された第1の記録媒体の記録内容を一括消去することを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
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