JP3608593B2 - 振動型回転伝達装置とこれを用いたブラッシング装置 - Google Patents

振動型回転伝達装置とこれを用いたブラッシング装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は軸方向に振動するとともに回転を伝達する振動型回転伝達装置とこれを用いてロールを清掃するブラッシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、非鉄圧延機(例えばアルミニウム用)のワークロールに付着したスケールを除去するために、ロールの外周に合成樹脂のブラッシを設けたブラッシロールをワークロールに接触させ回転させるブラッシロール装置が用いられている。
【0003】
図7は従来のブラッシロール装置の一例を示す平面図である。ロール1は両端を軸箱2で軸支され軸箱2はハウジング3に取り付けられている。ブラッシロール5はロール1と平行にかつこれと接して回転するようになっており、両端をブラッシロール軸受6で軸支され、軸方向に振動(往復動)するとともに圧下シリンダ9によりロール1に常時押し付けられている。このように、ブラッシロール5は回転、軸方向への振動および軸と直角方向への移動という3つの動作が可能となっている。
【0004】
ロール1の図示しない固定装置に取付けられたロール駆動用モータ4側を駆動側、この反対側を操作側と称し、ブラッシロール5を軸方向へ振動させる振動装置17が操作側に設けられている。振動装置17は軸箱2に取り付けられ第3自在継手18を介してブラッシロール5に振動を伝達する。なお、第3自在継手18を設けたので、ブラッシロール5は圧下シリンダ9により軸と直角方向にも移動可能である。ブラッシロール5の駆動側には第1自在継手11を介して振動回転軸受装置16が設けられ、貫通軸を回転可能にかつ軸方向に振動可能に支持している。ロール1の交換や補修をする場合は、振動回転軸受装置16は軸系を分離できるようになっているので、ロール1とブラッシロール5を軸箱2と一体で操作側に抜き出しができる。振動回転軸受装置16は第2自在継手13を介して軸方向に伸縮して振動を吸収し、また、トルクを伝達する図示しない固定装置に取付けられた伸縮トルク伝達装置14と接続している。伸縮トルク伝達装置14はブラッシロール駆動用モータ15と接続し回転トルクを伝達する。
【0005】
図8は振動装置17の構成を示す縦断面図である。シリンダ70は図示しない締結体で軸箱2に固定されており、内径側のスリーブの中央部にはピストンを有するピストンスリーブ71が嵌合されている。ピストンの両側にはシリンダ内面に固定されたパッキング72が設けられている。シリンダ70には作動油を給排する給排路73が設けられ、ピストンとバッキング72間のリング状空間部に作動油を給排しピストンスリーブ71を軸方向に振動(往復動)させる。ピストンスリーブ71内には貫通軸74が設けられ、スラスト軸受75により貫通軸74とピストンスリーブ71は、軸方向には一体となり、回転自在となっている。
【0006】
図9は振動回転軸受装置16を示す縦断面図である。内面がスプライン加工されたスリーブ80は軸受81を介してハウジング82で支持され、ハウジング82は図示しない締結体で軸箱2に固定されている。なお、外周をスプライン加工した貫通軸83が設けられ、スリーブ80とスプラインで嵌合している。貫通軸83の駆動側には突起84が設けられ、突起は図9のように平面部(二面取り)85を有している。継手ブロック86は突起受孔87を有し、突起84と嵌合している。図10は図9のZ−Z断面で突起84と継手ブロック86の嵌合状態を示す。突起84および突起受孔87は平行線と円弧よりなる断面を有しており、トルクの伝達ができるような構造となっている。
【0007】
継手ブロック86は矢印Aで示すような力を伸縮トルク伝達装置から受けており、突起84を差し込むだけて回転を伝達でる。しかしこの力は軸方向の振動のストロークよりある程度長く突起84を引き抜くと消滅するので、突起84を継手ブロック86から大きく引き離すことにより、両者を分離できる。ロール1とブラッシロール5を軸箱2と共に操作側に引き抜き取り外す場合は、この継手ブロック86と突起84間で分離できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ロール1の操作側は作業をしたり監視カメラが設置されているので、振動装置17等があると作業の支障となることが多い。しかし、単に振動装置17を駆動側に移しただけでは軸系が長くなり複雑になる。このため回転を伝達しながら軸方向への振動を発生させしかも軸を切り離すことのできる振動型回転伝達装置が望まれていた。また、取り外したロール1、軸箱2およびブラッシロール5とを再び取り付ける場合、継手ブロック86と突起84を嵌合する際に、図10に示すように突起受孔87の回転方向の位置と突起84の回転方向の位置とを一致させた状態にして挿入するが、この位置合わせに作業時間を要していた。
【0009】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、軸方向に振動しかつ回転を伝達する振動型回転伝達装置を提供することを目的とする。またこの振動型回転伝達装置を用いたロールを清掃するブラッシング装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、ピストンが中空円筒のスリーブとなっているスリーブ型ピストンと、前記スリーブ内を貫通し一方の端に外歯歯車とその先端に突起を有した貫通軸と、前記スリーブに固定され前記貫通軸を回転自在にかつ軸方向にスリーブに固定するスラスト軸受と、前記外歯歯車と螺合する内歯歯車と前記突起周囲と嵌合し突起先端と当接する突起受孔を有し該突起を軸方向に押圧する押圧力を受けている継手ブロックと、を備えており、
前記スリーブ型ピストンは、外部に固定されたシリンダと、中空円筒で中央部に前記シリンダと嵌合するピストンを有するピストンスリーブと、前記シリンダの内側と前記ピストンスリーブの間に設けられピストンを挟んで所定距離離れてシリンダに固定されたパッキングと、該各パッキングとピストン間のリング状空間に作動油の給排を行うシリンダに設けられた給排路と、を備えている。
【0011】
スリーブ型ピストンのスリーブ内を貫通する貫通軸はスリーブ内面に固定されたスラスト軸受により回転自在に軸支されるが軸方向にはスリーブと一体となり移動する。これによりスリーブが軸方向に振動すれば貫通軸は回転しながら軸方向に振動する。貫通軸の一端には突起と外歯歯車が設けられ、継手ブロックの突起受孔と突起周囲で嵌合し突起先端で当接しており、継手ブロックの内歯歯車と外歯歯車が螺合しているので、継手ブロックは貫通軸に回転を伝達し一体になって回転するとともに、継手ブロックは突起を軸方向に押圧する押圧力を受けているので、貫通軸が軸方向に振動するとこれに追従して振動する。なお、押圧力は振動の振幅を十分カバーできる範囲働くがそれを越えれば働かないようにしてあるので、継手ブロックに対して貫通軸を引き離すことにより両者を分離したり、結合したりすることが容易に可能となる。
【0012】
スリーブ型ピストンは、ピストンを挟んでシリンダに固定されて設けられたパッキングとピストンとの間のリング状空間にそれぞれ設けられた給排路を通して作動油を交互に供給排出することにより振動する。この振動はスラスト軸受により貫通軸に伝達される。
【0013】
請求項2の発明では、前記外歯歯車と前記内歯歯車は自動調心継手となっている。これにより両歯車のトルクの伝達が円滑におこなわれる。
【0014】
請求項3の発明では、前記ピストンスリーブと前記ピストンの一方に固定され、他方に設けられた貫通軸方向の開口に摺動可能に嵌合し、ピストンスリーブの回転を防止する回り止めピンを備える。これによりピストンスリーブは貫通軸とともに回転することが防止され、パッキングが回転により損傷するのを防止できる。
【0015】
請求項4の発明では、ハウジングで支持された軸箱により軸支されるロールに接して回転し表面に設けられたブラッシでロール表面を清掃するブラッシロールと、該ブラッシロールの両端を回転自在にかつ軸方向に摺動可能に軸支するブラッシロール軸受と、該ブラッシロール軸受を前記ロールに接離するよう揺動可能に前記軸箱から支持する揺動部と、該揺動部を圧下して前記ブラッシロールを前記ロールに押圧する前記ハウジングに支持された圧下シリンダと、前記ブラッシロールの軸の一端を自在継手で接続した第1軸と、該第1軸と自在継手で接続し前記軸箱に前記シリンダを固定され軸方向に振動する請求項1記載の振動型回転伝達装置と、該振動型回転伝達装置の継手ブロックと自在継手で接続した第2軸と、該第2軸と自在継手で接続し軸方向に伸縮しかつ回転トルクを伝達する伸縮トルク伝達装置と、該伸縮トルク伝達装置にトルクを伝達するトルク発生機と、を備える。
【0016】
ロールの両端は軸箱により回転自在に軸支され、軸箱はハウジングによって支持されている。このロールに平行で回転しながら表面のブラッシでロール面を清掃するブラッシロールが設けられている。ブラッシロールの両端の軸受は摺動可能に回転支持するので、ブラッシロールは回転しながら軸方向に振動する。ブラッシロール軸受は揺動部により支持され圧下シリンダによりロールに押圧されているので、確実に清掃可能となる。第1軸はブラッシロール軸と振動型回転伝達装置を自在継手で接続しているのでブラッシロールの揺動を吸収して回転と振動を伝達する。
【0017】
請求項5の発明では、前記伸縮トルク伝達装置は、トルク発生機に接続された中空外筒軸と、該外筒軸の外周を回転可能に支持するハウジングと、外筒軸の内側と軸方向には摺動可能に嵌合し回転方向には固定された内筒軸と、外筒軸内に設けられ内筒軸を軸方向に押圧するばねと、を備える。
【0018】
外筒軸にはトルク発生機からトルクが伝達されハウジングにより回転自在に軸受により軸支されている。外筒軸の中空内には内筒軸が軸方向に摺動自在に嵌合しているが回転方向にはキーやスプラインにより外筒軸に拘束されている。また外筒軸中空部と内筒軸の間に軸方向に伸縮するばねが設けられているので、内筒軸は軸方向に伸縮可能でかつ回転トルクを伝達することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は第1実施の形態を示す振動型回転伝達装置の縦断面図である。本振動型回転伝達装置12は貫通軸24の回転を伝達するとともに貫通軸24に軸方向の振動(往復動)を与え、かつ着脱容易な軸継手を構成している。なお矢印Aで示す軸方向に所定のストロークの範囲を図示しないばねなどによる力を受けているものとする。
【0020】
シリンダ20は図示しない締結体で軸箱2に固定されている。ピストン部19を中央に有する中空円筒のピストンスリーブ21がシリンダ20と摺動可能に嵌合し、ピストン部19の両側にはシリンダ20内周部に固定されたパッキング22が設けられている。パッキング22とピストン部19との間に構成されるリング状の空間に作動油を供給し排出する給排路23をシリンダ20に設け、これに給排管23aを接続する。以上の部材19〜23aによりスリーブ型ピストンシリンダが構成される。
【0021】
ピストンスリーブ21内には貫通軸24が設けられ、貫通軸24とピストンスリーブ21の間にスラスト軸受28が設けられている。これによりピストンスリーブ21は軸方向の振動を貫通軸24に伝達するとともに貫通軸24を回転自在に支持する。
【0022】
貫通軸24の一端には円筒状の突起25が設けられこの突起25の後方に拡径部26があり、この拡径部26の外周には外歯歯車27が設けられている。シリンダ20とピストンスリーブ21を軸方向に貫通しいずれか一方に固定された回り止めピン29を設けピストンスリーブ21が回転するのを防止している。ピストンスリーブ21の両端には貫通軸24との間にシール30が設け、スラスト軸受28内にスケール等が進入するのを防止する。
【0023】
継手ブロック31は突起25と嵌合する突起受孔32と外歯歯車27と噛み合う内歯歯車33を有している。外歯歯車27と内歯歯車33とは自動調芯可能なテーパ形状となっている。また、外歯歯車27と内歯歯車33は歯幅の両端を丸くしておき外歯歯車27を軸方向から内歯歯車33に差し込むときに自動的に噛み合うようになっている。突起25の先端は突起受孔32の底面に当接しており、さらに矢印Aで示す軸方向の力を受けているので、振動によって外歯歯車27と内歯歯車33の噛み合いが外れることはない。またこの軸方向の力は所定のストロークまでしか働かないので、それ以上引き離せば貫通軸24と継手ブロック31を分離することができる。また結合するときは突起25を突起受孔32に差し込んでゆけば外歯歯車27と内歯歯車33とは噛み合うので接合できる。貫通軸24と継手ブロック31の接合部はラビリンス34とシールリング35によりシールされているので、スケール等の進入から歯車等を保護している。
【0024】
シリンダ20に振幅センサ36を取付け、一方貫通軸24の外周に移動指示片37を設け、ピストン部19がパッキング22の中心に有るとき移動指示片37が振幅センサ36の中心にくるように取付ける。ピストン部19がストロークS分だけ移動したとき振幅センサ36を外れるように設定する。振幅センサ36が移動指示片37の外れたことを検出する度に給排管23への作動油の供給と排出を切り替えることにより振動動作を行うことができる。振幅センサ36にはコネクタにより信号電線38を接続または切り離しできるようになっており、ブラッシロール5を取り外すときはこのコネクタを切り離す。
【0025】
次に第2実施の形態を説明する。本実施の形態は第1実施の形態振動型回転伝達装置を用いたブラッシング装置である。図2は第2実施の形態のブラッシング装置の一部断面を含む平面図を示す。非鉄金属のアルミニウムや銅を圧延するロール1は両端を軸箱2で軸支され、ロール用モータ4により回転される。ブラッシロール5は外周に合成樹脂のブラッシ等を設けたロールで、ロール1と平行に配置されロール1に接して回転するとともに軸方向に振動(往復動)し、さらに圧下シリンダ9でロール1に押し付けられている。
【0026】
ブラッシロール5の両端はブラッシロール軸受6で回転および軸方向摺動可能に支持される。図3は図2のX−X矢視図である。ブラッシロール軸受6は揺動部7により支持され、揺動部7は軸箱2から支持された揺動中心ピン8を中心に揺動する。揺動部7はハウジング3に固定された圧下シリンダ9により水平方向に押圧されブラッシロール5はロール1に押し付けられて回転および振動する。圧下シリンダ9のロッドを引き込むと上側のブラッシロール5はばね10によりロール1から離れ、下側のブラッシロールは自重によりロール1から離れる。
【0027】
図2においてブラッシロール5の駆動側は第1自在継手11を介して軸箱2に固定された振動型回転伝達装置12に接続され回転と軸方向の振動を伝達される。振動型回転伝達装置12は第2自在継手13を介して伸縮トルク伝達装置14に接続されている。伸縮トルク伝達装置14はブラッシロール駆動用モータ15からの回転トルクを伝達するとともに振動による軸方向の移動を吸収し振動型回転伝達装置12に対してブラッシロール5方向に所定のストロークの範囲ばねによる押圧力を与える。
【0028】
図4は伸縮トルク伝達装置14の構成を示す縦断面図である。ブラッシロール駆動用モータ15に接続された中空の外筒軸40は軸受42を介しハウジンク41により回転自在に軸支される。外筒軸40の中空部には内筒軸43が軸方向摺動自在に嵌合し、回転方向には中空部に設けられたキー溝44とこれに嵌合する内筒軸43に設けられたキー45により外筒軸40の回転が内筒軸43に伝達される。外筒軸40の中空部には内筒軸43との間に軸方向に伸縮するばね46が設けられ、内筒軸43に軸方向の押圧力を与える。内筒軸43のストロークはキー溝44とキー45の軸方向の間隙Sできまる。
【0029】
図5はブラッシロール軸受6の構成を示す断面図である。ブラッシロール軸50はスリーブ51と軸方向摺動自在に嵌合する。スリーブ51に設けられたキー溝52とブラッシロール軸50に設けられたキー53が嵌合しスリーブ51はブラッシロール軸50とともに回転する。ハウジング54とスリーブ51との間に設けられた軸受55によりスリーブ51は回転自在にハウジング54に軸支される。ハウジング54の下端は揺動中心ピン8で支持されこれを中心に揺動する。振動の片幅のストロークは図に示すS以内となる。
【0030】
図6は図2のY−Y断面図である。振動型回転伝達装置12は貫通軸24と継手ブロック31で分離でき、貫通軸側はブラッシロール5、ロール1および軸箱2と一体で操作側に引き抜かれ、継手ブロック31は継手ブロックレスト60により支持される。継手ブロックレスト60は中間で回動可能にピン支持されたレストアーム61と、このレストアーム61を回動するレスト用シリンダ62よりなる。レストアーム61は実線の位置で切り離された継手ブロック31を受け、また、接合時はこの位置で継手ブロック31に貫通軸24が挿入される。ブラッシロール5運転中は破線で示す位置に退避する。なお、振動型回転伝達装置12を分離するときは、図1に示す給排路23へ接続する配管23aや振幅センサ36に接続する信号電線38も分離されるので、これらをレストアーム61に載せられるようになっている。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明は、軸方向に振動を行うとともに回転を伝達しかつ着脱可能な継手を有する振動型回転伝達装置を実現する。また、この装置をブラッシロールに用いることにより、ブラッシロールの駆動側にのみ装置をまとめることができるので、操作側からの作業性や監視が容易になる。またこの振動型回転伝達装置を用いることにより継手ブロックでの結合を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す振動型回転伝達装置の縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施の形態を示すブラッシング装置の一部断面を含む平面図である。
【図3】図2のX−X矢視図である。
【図4】伸縮トルク伝達装置の縦断面図である。
【図5】ブラッシロール軸受の縦断面図である。
【図6】図2のY−Y断面で継手ブロックレストを示す図である。
【図7】従来のブラッシング装置の一部断面を含む平面図である。
【図8】振動機の縦断面図である。
【図9】振動回転軸受装置の縦断面図である。
【図10】図9のZ−Z断面図である。
【符号の説明】
1 ロール
2 軸箱
3 ハウジング
4 ロール用モータ
5 ブラッシロール
6 ブラッシロール軸受
7 揺動部
8 揺動中心ピン
9 圧下シリンダ
10 ばね
11 第1自在継手
12 振動型回転伝達装置
13 第3自在継手
14 伸縮トルク伝達装置
15 ブラッシロール駆動用モータ(トルク発生機)
17 振動装置
19 ピストン部
20 シリンダ
21 ピストンスリーブ
22 パッキング
23 給排路
23a 配管
24 貫通軸
25 突起
26 拡径部
27 外歯歯車
28 スラスト軸受
29 回り止めピン
30 シール
31 継手ブロック
32 突起受孔
33 内歯歯車
34 ラビリンス
35 シールリング
36 振幅センサ
37 移動指示片
38 信号電線
40 外筒軸
41 ハウジング
42 軸受
43 内筒軸
44 キー溝
45 キー
46 ばね
47 シール
50 ブラッシロール軸
51 スリーブ
52 キー溝
53 キー
54 ハウジング
55 軸受
60 継手ブロックレスト
61 レストアーム
62 レスト用シリンダ

Claims (5)

  1. ピストンが中空円筒のスリーブとなっているスリーブ型ピストンと、前記スリーブ内を貫通し一方の端に外歯歯車とその先端に突起を有した貫通軸と、前記スリーブに固定され前記貫通軸を回転自在にかつ軸方向にスリーブに固定するスラスト軸受と、前記外歯歯車と螺合する内歯歯車と前記突起周囲と嵌合し突起先端と当接する突起受孔を有し該突起を軸方向に押圧する押圧力を受けている継手ブロックと、を備えており、前記スリーブ型ピストンは、外部に固定されたシリンダと、中空円筒で中央部に前記シリンダと嵌合するピストンを有するピストンスリーブと、前記シリンダの内側と前記ピストンスリーブの間に設けられピストンを挟んで所定距離離れてシリンダに固定されたパッキングと、該各パッキングとピストン間のリング状空間に作動油の給排を行うシリンダに設けられた給排路と、を備えていることを特徴とする振動型回転伝達装置。
  2. 前記外歯歯車と前記内歯歯車は自動調心継手となっていることを特徴とする請求項1記載の振動型回転伝達装置。
  3. 前記ピストンスリーブと前記ピストンの一方に固定され、他方に設けられた貫通軸方向の開口に摺動可能に嵌合し、ピストンスリーブの回転を防止する回り止めピンを備えたことを特徴とする請求項1記載の振動型回転伝達装置。
  4. ハウジングで支持された軸箱により軸支されるロールに接して回転し表面に設けられたブラッシでロール表面を清掃するブラッシロールと、該ブラッシロールの両端を回転自在にかつ軸方向に摺動可能に軸支するブラッシロール軸受と、該ブラッシロール軸受を前記ロールに接離するよう揺動可能に前記軸箱から支持する揺動部と、該揺動部を圧下して前記ブラッシロールを前記ロールに押圧する前記ハウジングに支持された圧下シリンダと、前記ブラッシロールの軸の一端を自在継手で接続した第1軸と、該第1軸と自在継手で接続し前記軸箱に前記シリンダを固定され軸方向に振動する請求項1記載の振動型回転伝達装置と、該振動型回転伝達装置の継手ブロックと自在継手で接続した第2軸と、該第2軸と自在継手で接続し軸方向に伸縮しかつ回転トルクを伝達する伸縮トルク伝達装置と、該伸縮トルク伝達装置にトルクを伝達するトルク発生機と、を備えたことを特徴とするブラッシング装置。
  5. 前記伸縮トルク伝達装置は、トルク発生機に接続された中空外筒軸と、該外筒軸の外周を回転可能に支持するハウジングと、外筒軸の内側と軸方向には摺動可能に嵌合し回転方向には固定された内筒軸と、外筒軸内に設けられ内筒軸を軸方向に押圧するばねと、を備えたことを特徴とする請求項4記載のブラッシング装置。
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