JP3608103B2 - 検査治具の姿見形状作成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、製造された機械部品等の形状精度等を検査するための検査治具において、特に折曲形状部位を有する機械部品等に対する姿見形状の作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、自動車ボディ等の製造工程において、製造された部品等の形状精度などを検査するための検査治具が使用される。従来、このような検査治具の姿見形状を設計・製作する場合、NC加工を行うためにCADシステムが利用されている。
【0003】
ここで、図9は部品Wのための姿見100を作成する場合の例を示している。この例では部品Wは2つのフランジ面WおよびWを有し、これらのフランジ面W,Wは図示のように相互に折れ曲がっている。ここで部品Wの姿見100を作成するために、各フランジ面W,Wに対する姿見100,100とそれらの結合部100が必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の例において、姿見100はフランジ面W上にある法線の範囲に対して設定される。また姿見100は同様に、フランジ面W上にある法線の範囲に対して設定される。ところが、従来のCADシステムによれば姿見100および100の結合部100はそのままでは、形状が作れない範囲となってしまう。このため結合部100に対する姿見形状を作成するために多くの工数がかからざるを得なかった。
【0005】
この発明は以上の点に鑑み、精度よくしかも効率的に姿見形状を作成し得る検査治具の姿見形状作成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、折曲した連設フランジ面を有する部品を検査するための治具における姿見形状の作成方法であって、各フランジ面を延長し、延長された部分を含む各フランジ面に対する姿見形状を作成し、余分な形状を切除することにより姿見相互の結合部分を含む姿見形状を得ることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、好ましくは、フランジ面を延長する際、フランジ面の端末線に対する直交線を作成し、この直交線の両端を通ってフランジ面に接する法線を作成し、各法線をガイドとしたスイープ面を作成するように構成し得る。
請求項3に記載の発明では、上記姿見は、好ましくは上面、側面および底面を有する立体形状であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の構成において、上面を作成する際、基準面のエッジから指定ピッチごとの接線を作成し、これらの接線上のエッジから隙間幅の距離に点列を作成し、その点列を結ぶ曲線を作成し、各接線に上面幅の距離の点を作成し、それぞれの点を結ぶ曲線を作成し、各接線を前記曲線でトリムし、各接線と前記曲線とでN断面掃印面を作成し、このN断面掃印面を板厚補正の値により上面の面法線方向にオフセットすることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、好ましくは、側面を作成する際、上面の各端点に上面方向と逆方向に垂直線を作成し、垂直線と上面のエッジとでN断面掃印面を作成するように構成し得る。
さらに、請求項6に記載の発明では、底面を作成する際、好ましくは、上面の両端点が側面幅となる位置に平面を作成し、底面と側面とで相関線を作成し、それぞれをトリムすることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、各フランジ面を延長し、延長された部分を含む各フランジ面に対する姿見形状を作成し、余分な形状を切除することにより、極めて効率的かつ精度よく姿見相互の結合部分を含む姿見形状を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいてこの発明による検査治具の姿見形状作成方法の好適な実施の形態を説明する。
図1はこの発明方法を原理的に示している。なお、この実施形態において部品Wは2つのフランジ面WおよびWを有し、これらのフランジ面W,Wは前述した従来例と実質的に同様に相互に折れ曲がっている。そして、このような部品Wに対する姿見10を作成するものとする。
【0009】
この実施形態にあっては、図1(A)のようにフランジ面W,Wを自動的に延長し、延長された部分を含むフランジ面W,Wに対する姿見10,10を作成する(図2(A)参照)。そして図1(B)のように余分な形状を切除することにより(図2(B)参照)、姿見10,10相互の結合部分を含む姿見10が得られる。
【0010】
つぎに、本発明方法を詳細に説明する。
フランジ面W,Wを延長する場合、図3(A)において、フランジ面Wの端末線Wa1に対して直交するL線を作成する。
次に、図3(B)に示すように、L線の両端を通って、フランジ面Wに接する任意長さ(姿見10を延長すべき長さ)の法線L,Lを作成する。
次いで、図3(C)において、法線L,LをガイドとしたL線のスイープ面Pを作成する。
そして、図3(D)に示すように、フランジ面Wを延長したスイープ面Pが得られる。
【0011】
このようにして、延長されたスイープ面Pを含むフランジ面Wに対する姿見10を作成するが、ここで図4に示すような単純化したモデルを用いて、立体形状として姿見形状を作成する場合を説明する。姿見10のモデルは、上面10a1、側面10a2および底面10a3を有するものとする。
【0012】
上面の作成
(1)図5(A)に示すように、まず基準面のエッジから指定ピッチごとの接線を作成する。作成した接線同士が干渉した場合(基準面のピック点での面法線方向から見て)、つぎの曲線を作成する工程までを行い、ここでは姿見は作成しない。
(2)作成した接線上のエッジから隙間幅の距離に点列を作成し、その点列を結び曲線を作成する(なお、作成する接線の長さは、上面幅の隙間幅+上面幅+αの長さとする。)。
【0013】
(3)図5(B)において、各接線に上面幅の距離の点を作成し、それぞれの点を結ぶ曲線を作成する。
(4)各接線を上記(3)で作成した曲線でトリムする。
(5)各接線と上記(2)で作成した曲線とでN断面掃印面を作成する。
【0014】
(6)図5(C)において、作成した面を板厚補正の値により上面の面法線方向にオフセットする。
【0015】
側面の作成
(1)図6に示すように、上面の各端点に上面方向と逆方向に垂直となる線を作成する(なお、作成する線の長さは、側面幅の2倍の長さとする)。
(2)作成した線と上面のエッジとでN断面掃印面を作成する。
【0016】
底面の作成
(1)図7において、上面の両端点が側面幅となる位置に平面を作成する。
(2)底面と側面とで相関線を作成し、それぞれをトリムする。
【0017】
図8において、その他の面を作成し、各面を結合し立体を作成する。
【0018】
さらに、フランジ面Wについても、上述したフランジ面Wの場合と同様に姿見10の立体形状を作成する。フランジ面W,Wに対する姿見10,10の余分な形状を切除することにより、姿見10,10相互の結合部分を含む姿見10が得られる。
【0019】
なお、上記実施形態において自動車ボディ等の部品等を検査するための検査治具の例で説明したが、本発明方法はその他の機械部品に対しても同様に適用であり、上記実施形態を同様な作用効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、この種の検査治具において各フランジ面を延長し、延長された部分を含む各フランジ面に対する姿見形状を作成し、余分な形状を切除することにより、極めて効率的かつ精度よく姿見相互の結合部分を含む姿見形状を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を原理的に示す図である。
【図2】図1に示した本発明方法をさらに詳細に示す図である。
【図3】この発明方法におけるフランジ面の延長工程を示す図である。
【図4】この発明方法における単純化したモデルを用いて立体形状として姿見形状を作成する例を示す図である。
【図5】図4のモデルにおける上面を作成する工程を示す図である。
【図6】図4のモデルにおける側面を作成する工程を示す図である。
【図7】図4のモデルにおける底面を作成する工程を示す図である。
【図8】図4のモデルにおける各面を結合し立体を作成する工程を示す図である。
【図9】従来例による姿見を作成する場合の例を示す図である。
【符号の説明】
10,10,10 姿見
10a1 上面
10a2 側面
10a3 底面
直交線
,L 法線
W 部品
,W フランジ面
a1 端末線W

Claims (6)

  1. 折曲した連設フランジ面を有する部品を検査するための治具における姿見形状の作成方法であって、
    各フランジ面を延長し、延長された部分を含む各フランジ面に対する姿見形状を作成し、余分な形状を切除することにより姿見相互の結合部分を含む姿見形状を得ることを特徴とする検査治具の姿見形状作成方法。
  2. フランジ面を延長する際、フランジ面の端末線に対する直交線を作成し、この直交線の両端を通ってフランジ面に接する法線を作成し、各法線をガイドとしたスイープ面を作成することを特徴とする、請求項1に記載の検査治具の姿見形状作成方法。
  3. 前記姿見は、上面、側面および底面を有する立体形状であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の検査治具の姿見形状作成方法。
  4. 上面を作成する際、基準面のエッジから指定ピッチごとの接線を作成し、これらの接線上のエッジから隙間幅の距離に点列を作成し、その点列を結ぶ曲線を作成し、各接線に上面幅の距離の点を作成し、それぞれの点を結ぶ曲線を作成し、各接線を前記曲線でトリムし、各接線と前記曲線とでN断面掃印面を作成し、このN断面掃印面を板厚補正の値により上面の面法線方向にオフセットすることを特徴とする、請求項3に記載の検査治具の姿見形状作成方法。
  5. 側面を作成する際、上面の各端点に上面方向と逆方向に垂直線を作成し、垂直線と上面のエッジとでN断面掃印面を作成することを特徴とする、請求項3に記載の検査治具の姿見形状作成方法。
  6. 底面を作成する際、上面の両端点が側面幅となる位置に平面を作成し、底面と側面とで相関線を作成し、それぞれをトリムすることを特徴とする、請求項3に記載の検査治具の姿見形状作成方法。
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