JP3607402B2 - マルチメディア通信サービス制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマルチメディア通信サービス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器やコンピュータ技術および通信技術の発展に伴い、近年では音声のみならず画像(動画、静止画)やデータなど、様々なメディアの情報を端末間で送受することが可能になってきている。
【0003】
一方、従来の公衆および私設電話網では、会議、転送といった、音声通信における様々な付加サービスが提供されており、これらの付加サービスがマルチメディア通信においても同様に提供されることが望まれる。
【0004】
ところで、従来の電話網では、モノメディアであるため、呼とコネクションの状態を分離する必然性が少なく、呼制御によって提供されるこれらの付加サービスは、実質的にはコネクションの状態遷移によって制御されていた。このような方式を採用して、複数のメディアに対応してそれぞれコネクションを割り当てるような場合は、これを単一の呼として制御することができない。
【0005】
一方で、最近B−ISDNに関し、呼制御とコネクション制御を分離し、単一の呼で複数のコネクションを扱えるようにすることで、単一の呼によるマルチメディア通信サービス制御を提供する議論がある。しかし、単に呼制御とコネクション制御を分離するのみでは、メディアのコネクションへの収容方式が違う場合に異なる呼制御を行なう必要性が生じ、呼制御の論理が複雑化するという問題がある。
【0006】
この収容方式は、符号化されたメディアの情報ストリームをコネクションにどのように多重化するかという多重化方式により異なってくる。単純な場合を例にとると、音声と動画による通信を設定する場合、これが単一のコネクションに収容される場合は、呼制御はコネクション制御に対して1本のコネクションを設定するように要求すれば良いが、別々のコネクションに収容される場合は、2本のコネクションを設定するように要求しなければならない。更にこの呼を転送する場合を考えると、転送元と転送先の収容方式の違いの組み合わせにより4種類の場合分けをした呼制御の論理が必要となる。
【0007】
また、同一の通信の同一メディアに対して複数の符号化方式を利用するとき、送信側と受信側との間にメディアの符号化方式の変換機能を介在させるように、コネクションを設定するよう要求しなければならない。例えば音声の呼を転送する場合を考えると、転送前後で符号化の方式が送受信側で相違するかいなかの場合を考慮した呼制御の論理が必要である。エリアごとに方式が異なるときは、エリア間のゲートウェイで集中して変換の処理が可能であるが、様々な機能を持った端末がネットワーク内に自由に導入されるようになると、このような処理は困難になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このようにマルチメディア通信サービス制御を実現するにあたって、多様なメディアの符号化方式、コネクションへの多重化方式に対して、個々に場合分けしてサービス制御論理を開発すると、その複雑度が組合せ的に増大するという問題がある。
【0009】
このような多様性は、技術の発達、および通信の自由化などによりますます増大する傾向にあり、マルチメディア通信における様々な付加サービス制御の迅速な開発・導入を妨げる要因となっている。
【0010】
また、コネクション制御にこのような多様性を吸収させることも考えられるがコネクション制御の論理はファームウェア的な性格が強く変更することが困難な場合が多いため、この多様性を吸収させる対象としては好ましくない。
【0011】
本発明のマルチメディア通信サービス制御装置はこのような課題に着目してなされたものであり、マルチメディア通信サービス制御におけるサービス制御、メディア制御、およびコネクション制御を分離・階層化することによって、メディアの符号化方式、コネクションへの多重化方式の多様性に応じて、個々に場合分けしてサービス制御論理を開発する必要性をなくし、これによってマルチメディアサービス制御の迅速な開発と導入を図ることができるマルチメディア通信サービス制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、第1の発明は、1つあるいは複数のメディアを扱える複数の端末と装置を収容する通信システムを制御するマルチメディア通信サービス制御装置において、所定のサービス制御論理に従ってユーザからの通信サービス要求を分析することにより、通信に参加するユーザ、各ユーザと該各ユーザが利用するメディアとの対応関係、各メディア間の接続関係を定めるサービス制御手段と、このサービス制御手段によって各ユーザと該各ユーザが利用するメディアとの対応関係、各メディア間の接続関係が与えられたときに、前記メディアの処理のために各ユーザが使用できる端末の能力に基づいて前記各メディア間の接続関係の実現方式を求め、この接続関係の実現方式に応じて、端末及び装置間のメディア接続と、このメディア接続を収容するためのコネクションとの対応関係を定めるメディア制御手段と、このメディア制御手段によって対応付けられた前記コネクションを提供かつ制御するコネクション制御手段と、を具備し、前記サービス制御手段によるサービス制御と、前記メディア制御手段によるメディア制御と、前記コネクション制御手段によるコネクション制御のそれぞれは個別に機能する。
【0013】
また、第2の発明は、第1の発明において、前記サービス制御手段は、あるユーザのメディアの処理に利用される1つ以上の端末を定める機能をさらに具備している。
【0014】
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記メディア制御手段は、メディアの符号化方式がユーザが利用する端末間で異なる場合に、異なる実現方式間の変換を行なう変換装置を具備し、この変換装置と前記端末との間のメディア接続と、このメディア接続を収容するコネクションとの間の対応関係を定める。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係るマルチメディア通信サービス制御装置の構成を示すブロック図である。同図において、100はサービス制御手段、200はメディア制御手段、300はコネクション制御手段、400はサービス制御論理、500はユーザ端末対応管理手段、600は端末・装置資源管理手段、700はメディア収容方法決定手段である。
【0016】
これらのうち、サービス制御手段100は、サービス制御論理400に従って通信サービス要求を分析することにより、該通信サービスにおける、通信に参加するユーザ、各ユーザと該各ユーザが利用するメディアとの対応関係、各メディア間の接続関係を定める機能を有する。また、サービス制御手段100は、サービス制御論理400に従って通信サービス要求を分析することによって、あるユーザのメディアの処理に利用される1つ以上の端末を定める機能を有していても良い。
【0017】
メディア制御手段200は、通信に参加する各ユーザが利用するメディア間の対応関係、各メディア間の接続関係が与えられた時に、前記メディアの処理のために各ユーザが使用できる端末の能力に基づいて、各メディア間の接続関係の実現方式を求め、該実現方式に応じて端末および装置間のメディア接続と、該メディア接続を収容するためのコネクションとの対応関係を定める機能を有する。
【0018】
ここで各メディア間の接続関係の実現方式は、メディアの符号化方式、送信側と受信側間のメディアの符号化方式が異なる場合の変換方式、メディアの合成・分配方式、および符号化を実現する装置資源、符号化方式間の変換を実現する装置資源、メディアの合成・分配を実現する装置資源、およびこれらの装置資源間の接続(メディア接続)により構成され、これらに関する情報により定められる。メディア制御手段200の機能は、より詳細には、以下に記述するユーザー端末対応管理手段500、端末・装置資源管理手段600、メディア収容方法決定手段700を利用することによって実現される。
【0019】
コネクション制御手段300は、要求に応じてネットワークを制御して、メディア制御手段200によって対応付けられたコネクションを設定・開放・変更する機能を有する。
【0020】
ユーザー端末対応管理手段500は、ネットワークに収容される各ユーザとネットワークに接続される各端末に関し、各ユーザが利用可能な端末、各ユーザが利用中の端末の関係を管理し、問い合わせに対して応答する機能を有する。
【0021】
端末・装置資源管理手段600は、各端末・装置が有するメディア実現方式の構成要素の種別と、該実現方式の構成要素を利用するために必要な資源の利用状況、および各端末・装置が接続されるネットワークの種別と端末・装置に割り当てられたアドレスを管理し、メディア実現方式の構成要素の種別、資源の利用状況、ネットワークの種別と端末・装置に割り当てられたアドレスに関する問い合わせ、および資源の割り当て要求に対して適切な処理を行ない、応答する機能を有する。
【0022】
メディア収容方法決定手段700は、あるメディア接続をある種別のネットワークに収容する方法を決定する。具体的には、メディア接続のメディア種別、符号化方式、品質などの情報と、これを収納するネットワークの能力制御方法などの情報から、複数のメディア接続の多重化方法、帯域、遅延特性、ジッタ特性などのコネクションの属性と、該属性を持ったコネクションを設定するための制御メッセージ内容を決定する。
【0023】
図2〜4は本発明の実施の形態の一例としてのマルチメディア通信サービス制御装置に関する流れ図であり、図2はサービス制御手段の処理の流れ、図3はメディア制御手段の処理の流れ、図4はコネクション制御手段の処理の流れを示す。ここで、本発明の本質と無関係な複雑さを避けるため、これらの図と以下の説明は、マルチメディアの通信サービスを設定する要求があり、その要求が成功する場合のシナリオを実行するために必要な最小限の処理に限定している。
【0024】
図2に示すように、サービス制御手段100は、少なくとも、通信を希望する1人以上の相手ユーザ、1つ以上のメディア、および希望する通信サービスに関する情報を含む通信要求の入力をユーザから受け付け(S101)、サービス制御論理400に従って、入力されたサービス要求を分析し(S102)、通信に参加するユーザ、該ユーザと該ユーザが使用するメディア間の対応関係、および各ユーザの各メディア間の接続関係を決定する(S103)。次に、サービス制御手段100は、ユーザメディアの対応関係、および各メディア間の接続関係を指定して、各メディア間の接続関係の実現方式の候補を選択するように、メディア制御手段200に要求する(S104)。
【0025】
図3に示すように、メディア制御手段200はこの要求を受けて(S201)、各ユーザの使用可能な端末・装置による各メディア間の接続関係の実現方式を求め(S202)、選択された各メディア間の接続関係の実現方式の候補を要求に対する応答としてサービス制御手段100に返す(S203)。
【0026】
より具体的には、メディア制御手段200は以下のようにメディア実現方式を求める。まず、ユーザー端末対応管理手段500を用いて、あるユーザが使用できる端末・装置を求める。次に、端末・装置資源管理手段600を用いて、該端末・装置の中からユーザとメディアの対応関係で示されるメディアの符号化・復号化が可能な端末・装置を候補として選択する。このとき、サービス制御から指定されたメディアに対応する限り、符号化の方式の候補は複数種類でも構わない。また、ユーザが使用可能な限り、端末・装置の候補も複数でも構わない。
【0027】
更に各メディア間の接続関係に従って接続されるメディアを処理する端末資源の間で符号化の方式が同じ場合は、その関係をメディア接続とする。但し、各メディア間の接続関係がメディアの合成・分配を意味する場合、端末・装置資源管理手段600を用いて、メディア合成・分配を行なう適切な装置資源を求め、端末資源とメディア合成・分配を行なう該装置資源間をメディア接続とする。
【0028】
端末資源・装置資源の間で符号化の方式が異なる場合は、端末・装置資源管理手段600を用いて、符号化方式の変換を行なう適切な装置資源を求め、端末資源とメディア変換を行なう該装置資源の間、またはメディアの合成・分配を行なう装置資源とメディア変換を行なう該装置資源の間をメディア接続とする。次に、メディア接続に対応するメディアの符号化・復号化方式を指定して、メディア収容方法決定手段700に対し、該メディア接続を収容可能なネットワーク種別を求め、端末・装置資源管理手段600を用いて、各端末資源・装置資源が必要なネットワークに接続されているか否かを調べ、必要なネットワークに収容できないメディア接続とそれに関連する端末資源・装置資源をメディア接続の実現方式の候補から外す。
【0029】
このようにして残った可能な各メディア間の接続関係の候補を応答としてサービス制御手段100に返す。この場合、実現方式の具体的な内容はサービス制御手段100には見せる必要はない。但し、各メディア間の接続関係を終端するユーザの端末との対応については明らかにする。候補が複数ある場合は後の処理で区別するために適当な識別子を付ける。
【0030】
図2に戻って、サービス制御手段100はこの応答を確認して(S105)、サービス制御論理400に従い、各ユーザ毎のあるいはユーザ共通に適用される各メディア間の接続関係の実現方式を決定し(S106)、メディア制御手段200に対して、決定した実現方式を実行するために必要なメディア資源の確保と不要な資源(もしあれば)の開放を要求する(S107)。
【0031】
図3に示すように、メディア制御手段200は、この要求を受けて(S204)、決定されたメディア実現方式を実行するために必要なメディア資源を確保し、不要なメディア資源を開放し(S205)、サービス制御手段100にメディア資源確保・開放応答を返す(S206)。
【0032】
より具体的には、メディア制御手段200は、既に求めてある端末資源・装置資源の中から、決定されたメディア接続に対応する実現方式を実行するために必要な端末資源・装置資源を選択し、端末・装置資源管理手段600に対して、該資源の割り当てを要求し、従来確保していた資源で不要となる資源があれば開放を要求する。
【0033】
図2に戻ってサービス制御手段100は、メディア資源確保を確認し(S108)、メディア制御手段200に対し、各メディア間の接続関係を設定するように要求する(S109)。この際、実現方式を構成する個々のメディア接続ではなく、S104で指定した各メディア間の接続関係(この実現方式が複数ある場合は、S105で得たその識別子で区別する)の設定を要求するという形をとる。
【0034】
図3に示すように、メディア制御手段200はこの要求を受けて(S207)、要求された各メディア間の接続関係を構成するメディア接続を収容可能なネットワーク種別を求め(S208)、メディア接続とコネクションの対応関係を決定し(S209)、収容するべきメディア接続に応じてコネクション属性と該属性を持ったコネクションの設定方法を決定し(S210)、コネクション制御手段300に対し、決定した属性を有するコネクションの接続要求を行なう(S211)。
【0035】
より具体的には、メディア制御手段200は、端末・装置資源管理手段600により、メディア接続を終端する端末・装置が接続されるネットワーク種別を調べる。更に、メディア接続に対応するメディアの符号化方式とネットワーク種別により、メディア収容方法決定手段700を利用して、該メディア接続の該ネットの該ネットワークにおける多重化方式を調べ、該メディア接続と該ネットワークにおけるコネクションの対応関係を決定する。更に、メディア収容方法決定手段700を利用して、該メディア接続を収容するために必要なコネクションの属性とこの属性を持つコネクションの設定方法を調べ、コネクションの接続要求を行なう。
【0036】
図4に示すように、コネクション制御手段300はこの要求を受けて(S301)、ネットワークを制御しコネクションを設定し(S302)、メディア制御手段200に対してコネクション接続対応を返す(S303)。
【0037】
図3に示すように、メディア制御手段200はコネクション接続を確認すると(S212)、サービス制御手段100に対して各メディア間の接続関係の設定応答を行なう(S213)。
【0038】
図2に戻って、サービス制御手段100が各メディア間の接続関係の設定を認識すると(S110)、処理は終了する。
以下に、上記した実施形態の具体例として本発明の第1実施形態を詳細に説明する。
【0039】
図5は本発明の第1実施形態に係るマルチメディア通信サービス制御装置の構成を示す。図5は図1に示した手段等の具体的な装置への対応付けの一例であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲でこれ以外の対応付けも可能である。また、主に制御面を記述した図1の構成に加えて、図5は、情報の伝達、および伝達される情報の変換合成または分配に関わる構成要素(ネットワーク、メディア変換手段、メディア合成・分配手段)を含んでいる。
【0040】
図5において、端末1101,1102、および1105は、音声、動画を扱うことが可能なマルチメディア端末である。端末1103は音声、動画を扱うことが可能なTV電話端末であり、端末1104は音声を扱うことができる携帯電話端末である。
【0041】
マルチメディア端末1101,1102,1105は、音声の符号化方式A1と動画の符号化方式Vを実現するための資源を有する。TV電話端末1103は、音声と動画の符号化方式AVを実現するための資源を有する。携帯端末1104は音声の符号化方式A2を実現するための資源を有する。マルチメディア端末1101,1102はネットワーク種別Aのネットワーク1201に、TV電話1103、携帯電話1104、マルチメディア端末1105はネットワーク種別Bのネットワーク1202に収容されており、それぞれ、アドレスA1101,A1102,B1103,B1104,B1105が割り当てられている。これらの情報は、装置1107が有する端末・装置資源管理手段607に記憶されている。
【0042】
ユーザAは端末1101,ユーザBは端末1102、ユーザCは端末1103,1104,1105をそれぞれ使用可能である。この情報は、装置1107のユーザー端末対応管理手段507に記憶されている。
【0043】
装置1106は、サービス制御論理406を含むサービス制御手段106、メディア制御手段206、コネクション制御手段306を有する。
装置1107は、ユーザー端末対応管理手段507、端末・装置資源管理手段607、メディア収容方法決定手段707、メディア変換手段807、メディア合成・分配手段907、異種ネットワーク間接続手段1008を有し、ネットワーク種別Aのネットワーク1201と、ネットワーク種別Bのネットワーク1202に接続され、それぞれのアドレスとしてA1107とB1107が割り当てられている。
【0044】
装置1107のメディア変換手段807は、音声の符号化方式A1および動画の符号化方式Vと音声・動画の符号化方式AVとの間の符号化方式変換、音声の符号化方式A1から音声・動画の符号化方式AVへの符号化・復号化方式A1への変換、音声の符号化方式A1と音声の符号化方式A2との間の符号化方式変換を可能にする資源を有する。メディア合成・分配手段907は、n者間の音声の符号化方式A1の合成・分配、n者間の動画の符号化方式Vの合成・分配を可能にする資源を有する。これらの情報は、装置1107が有する端末・装置資源管理手段607に記憶されている。
【0045】
装置1106のコネクション制御手段306は、ネットワーク種別Aのネットワーク1201と、ネットワーク種別Bのネットワーク1202のコネクションの設定・変更・開放等の制御を行なう機能を有する。装置1107の異種ネットワーク間接続手段1008は、ネットワーク種別Aのネットワーク1201と、ネットワーク種別Bのネットワーク1202間の接続を可能にする機能を有する。
【0046】
以下に、上記した構成の具体的な動作を図2〜図4のフローチャートを参照して説明する。
サービス制御手段106は、ユーザAからのユーザBとユーザCとの音声と動画による3者通話の通信サービス要求の入力を受けると(S101)、サービス制御論理406に従って通信サービス要求を分析し(S102)、以下に示すユーザとメディアの対応関係、および各メディア間の接続関係を決定する(S103)。
【0047】
ユーザとメディアの対応関係:
ユーザA−音声入力A、音声出力A、動画入力A、動画出力A
ユーザB−音声入力B、音声出力B、動画入力B、動画出力B
ユーザC−音声入力C、音声出力C、動画入力C、動画出力C
各メディア間の接続関係:
音声入力Bと音声入力Cの合成→音声出力A
音声入力Cと音声入力Aの合成→音声出力B
音声入力Aと音声入力Bの合成→音声出力C
動画入力Bと動画入力Cの合成→動画出力A
動画入力Cと動画入力Aの合成→動画出力B
動画入力Aと動画入力Bの合成→動画出力C
サービス制御手段106は、上記ユーザーメディアの対応関係、および各メディア間の接続関係を指定して、各メディア間の接続関係の実現方式の候補を選択するように、メディア制御手段206に要求する(S104)。
【0048】
この要求を受けた(S201)メディア制御手段206は、ユーザー端末対応管理手段507を用いて、ユーザA,B,Cが使用可能な以下の端末・装置を求める。
【0049】
ユーザA:マルチメディア端末1101
ユーザB:マルチメディア端末1102
ユーザC:TV電話1103、携帯電話1104、
マルチメディア端末1105
次に、端末・装置資源管理手段607とメディア収容方法決定手段707を用いて、既に述べた手順に従って、与えられた各メディア間の接続関係の実現方式として図6、図7に示す構成に対応させた候補を求め(S202)、これらの各メディア間の接続関係の実現方式の候補を要求に対する応答としてサービス制御手段106に返す(S203)。
【0050】
サービス制御手段106は、この応答を確認して(S105)、サービス制御論理406に従い、各ユーザ毎に、あるいはユーザ共通に適用される各メディア間の接続関係の実現方式を決定する(S106)。ここで、ユーザCが利用する端末として端末1105を選択すると、図6に対応する各メディア間の接続関係の実現方式が選択され、端末1103を選択すると図7に対応する各メディア間の接続関係の実現方式が選択される。この選択はサービス制御論理406に記述された方式によって行なわれ、選択の規則はユーザ毎に異なっても構わない。また、ユーザの判断を仰いでも構わない。
【0051】
なお、メディア制御手段206から、サービス制御手段106に渡されるメディア接続の実現方式に関する情報として、図6,7に示される全ての情報が渡される訳ではなく、S104の要求に対しいくつの選択肢があり、選択肢毎にユーザはどの端末を利用することになるかという情報にとどまる。
【0052】
以下では、図6のメディア接続実現方式が選択された場合([場合1])と、図7のメディア接続実現方式が選択された場合([場合2])とに分けて説明を行なう。
[場合1]
サービス制御手段106は、メディア制御手段206に対して、決定した図6の実現方式を実行するために必要なメディア資源の確保を要求する(S107)。メディア制御手段206は、この要求を受けて(S204)、図6のメディア実現方式を実行するために必要な端末資源・装置資源を選択し、端末・装置資源管理手段607に対して該資源の割当を要求することで、必要な資源を確保する(S205)。具体的には、マルチメディア端末1101,1102、および1105の音声符号化方式A1のための資源と動画符号化方式AVのための資源、装置1107の3者間の音声合成・分配のための資源と3者間の動画の合成・分配のための資源を確保する。そして、サービス制御手段106にメディア資源確保応答を返す(S206)。
【0053】
サービス制御手段106は、メディア資源確保を確認し(S108)、メディア制御手段206に対し、各メディア間の接続関係を設定するように要求する(S109)。
【0054】
メディア制御手段206はこの要求を受けて(S207)、端末・装置資源管理手段607により、指定された各メディア間の接続関係を構成するメディア接続を収納可能なネットワーク種別を求める(S208)。この場合、図6の端末1101,1102と装置1107間の4本のメディア接続は、ネットワーク種別Aのネットワーク1201、端末1105と装置1107間の2本のメディア接続はネットワーク種別Bのネットワーク1202に収納可能である。
【0055】
次にメディア制御手段206は、メディア接続とコネクションの対応関係を決定する(S209)。具体的には、メディア接続に対応するメディアの符号化方式とネットワーク種別により、メディア収容方法決定手段706を利用して、該メディア接続の該ネットワークにおける多重化方式を調べ、該メディア接続と該ネットワークにおけるコネクションの対応関係を決定する。ここでは、ネットワーク種別A、ネットワーク種別B共に、音声符号化方式A1、動画符号化方式AVを多重化できない場合を考えるものとし、6本のメディア接続に1対1にコネクションを対応付ける。
【0056】
更にメディア制御手段206は、収容するべきメディア接続に応じてコネクション属性と該属性を持ったコネクションの設定方法を決定する(S210)。具体的には、メディア収容方法決定手段706を利用して、該6本のメディア接続を収容するために必要な6本のコネクションの属性とこの属性を持つコネクションの設定方法を調べる。ここで、音声符号化方式A1を収容するネットワーク種別Aのコネクションとネットワーク種別Bのコネクションでは、その属性および設定方法が異なっていても良い。動画符号化方式Vについても同様である。次に、メディア制御手段206は、コネクション制御手段306に対し、決定した属性を有するコネクションの接続要求を行なう(S211)。
【0057】
コネクション制御手段306はこの要求を受けて(S301)、ネットワーク1201を制御して4本のコネクションを、ネットワーク1202を制御して2本のコネクションを設定し(S302)、メディア制御手段206に対してコネクション接続応答に返す(S303)。
【0058】
メディア制御手段206はコネクション接続を確認すると(S212)、サービス制御手段106に対し、メディア接続の設定応答を行なう(S213)。
サービス制御手段106がメディア接続の設定を確認すると(S110)、3者通話の設定要求に対する処理は終了する。
【0059】
次に、現在の通信を、ユーザCが音声と画像を送受するマルチメディア端末1105から、音声を送受する携帯端末1104へ転送するように要求した際の処理を説明する。
【0060】
サービス制御手段106は、上記通信サービス要求の入力を受けると(S101)、サービス論理406に従って通信サービス要求を分析し(S102)、以下に示すユーザとメディアの対応関係、各メディア間の接続関係、メディアと端末の対応関係を決定する(S103)。
【0061】
ユーザとメディアの対応関係:
ユーザA−音声入力A、音声出力A、動画入力A、動画出力A
ユーザB−音声入力B、音声出力B、動画入力B、動画出力B
ユーザC−音声入力C1、音声出力C1、静止画像入力C(変更)
各メディア間の接続関係:
音声入力Bと音声入力Cの合成→音声出力A
音声入力Cと音声入力Aの合成→音声出力B
音声入力Aと音声入力Bの合成→音声出力C
動画入力Bと静止画入力Cの合成→動画出力A(変更)
静止画入力Cと動画入力Aの合成→動画出力B(変更)
メディアと端末の対応関係:
端末1101−音声入力A、音声出力A、動画入力A、動画出力A
端末1102−音声入力B、音声出力B、動画入力B、動画出力B
端末1104−音声入力C1、音声出力C1(変更)
任意端末・装置−静止画入力C(変更)
ここで、サービス論理406が、ユーザCからの動画の入力の代替として、ユーザCの適当な静止画をあてた場合を想定する。
【0062】
サービス制御手段106は、上記ユーザーメディアの対応関係、各メディア間の接続関係、およびメディアと端末の対応関係の内の差分(現在の関係と、上記で変更と明記された関係)を指定して、各メディア間の接続関係の実現方式の候補を選択するように、メディア制御手段206に要求する(S104)。
【0063】
この要求を受けた(S201)メディア制御手段206は、ユーザー端末管理手段507を用いて、ユーザCが使用可能な以下の端末・装置を求める。
ユーザC:携帯電話1104(マルチメディア端末1105から変更)
次に、端末・装置資源管理手段607とメディア収容方法決定手段707を用いて、既に述べた手順に従って、与えられた各メディア間の接続関係の実現方式として図8に示す候補を求め(S202)、これらの各メディア間の接続関係の実現方式の候補を要求に対する応答としてサービス制御手段106に返す(S203)。図8で、静止画入力Cは、動画合成・分配に組み込まれているとする。
【0064】
サービス制御手段106は、この応答を確認して(S105)、サービス制御論理406に従い、各ユーザ毎に、あるいはユーザ共通に適用される各メディア間の接続関係の実現方式を決定する(S106)。ここでは、選択の余地はないので図8の実現方式に決定する。
【0065】
サービス制御手段106は、メディア制御手段206に対して、決定した図8の実現方式を実行するために必要なメディア資源の確保を要求する(S107)。
【0066】
メディア制御手段206はこの要求を受けて(S204)、メディア実現方式を実行するために必要な端末資源・装置資源の図6と図8の間の差分を求めて端末・装置資源管理手段607に対して該資源の割当を要求することで、必要な資源を確保すると同時に、不要となる資源を開放する(S205)。
【0067】
具体的には携帯電話端末1104の音声符号化方式A2のための資源、装置1107の音声符号化方式A1と音声符号化方式A2の間の符号化方式変換のための資源を確保し、マルチメディア端末1105の音声符号化方式A1のための資源、動画符号化方式Vのための資源を開放する。そして、サービス制御手段106にメディア資源確保応答を返す(S206)。
【0068】
サービス制御手段106は、メディア資源確保を確認し(S108)、メディア制御手段206に対し、メディア接続を設定するように要求する(S109)。
【0069】
メディア制御手段206はこの要求を受けて(S207)、端末・装置資源管理手段607によりメディア接続を収容可能なネットワーク種別を求める(S208)。この場合、図8の端末1104と装置1107間の1本のメディア接続はネットワーク種別Bのネットワーク1202に収容可能である。
【0070】
次にメディア制御手段206は、メディア接続とコネクションの対応関係を決定する(S209)。既に述べた方法で、音声符号化方式A2はネットワーク種別Bのコネクションに1対1に対応付ける結論を得る。
【0071】
更にメディア制御手段206は、収容するべきメディア接続に応じてコネクション属性と該属性を持ったコネクションの設定方法を決定し(S210)、コネクション制御手段306に対し、決定した属性を有するコネクションの接続要求を行なうと同時に、不要となったコネクションの開放を要求する(S211)。
【0072】
コネクション制御手段306はこの要求を受けて(S301)、ネットワーク1202を制御して1本のコネクションを設定し、2本のコネクションを開放する(S302)、メディア制御手段206に対してコネクション接続応答を返す(S303)。
【0073】
メディア制御手段206はコネクション接続を確認すると(S212)、サービス制御手段106に対し、メディア接続の設定応答を行なう(S213)。サービス制御手段106がメディア接続の設定を確認すると(S110)、ユーザCの転送要求に対する処理は終了する。
[場合2]
サービス制御手段106は、メディア制御手段206に対して、決定した図7の実現方式を実行するために必要なメディア資源の確保を要求する(S107)。
【0074】
メディア制御手段206は、この要求を受けて(S204)、図7のメディア実現方式を実行するために必要な端末資源・装置資源を選択し、端末・装置資源管理手段607に対して該資源の割当を要求することで、必要な資源を確保する(S205)。
【0075】
具体的には、マルチメディア端末1101と1102の音声符号化方式A1のための資源と動画符号化方式AVのための資源、TV電話端末1103の音声・動画符号化方式AVのための資源、装置1107の3者間の音声合成・分配のための資源3者間の動画の合成・分配のための資源及び音声動画符号化方式AV−音声符号化方式A1・動画符号化方式Vの間の変換のための資源を確保する。そして、サービス制御手段106にメディア資源確保応答を返す(S206)。
【0076】
サービス制御手段106は、メディア資源確保を確認し(S108)、メディア制御手段206に対し、メディア接続を設定するように要求する(S109)。
【0077】
メディア制御手段206はこの要求を受けて(S207)、端末・装置資源管理手段607によりメディア接続を収容可能なネットワーク種別を求める(S208)。この場合、図8の端末1101,1102と装置1107間の4本のメディア接続は、ネットワーク種別Aのネットワーク1201、端末1103と装置1107間の1本のメディア接続は、ネットワーク種別Bのネットワーク1202に収容可能である。
【0078】
次にメディア制御手段206は、メディア接続とコネクションの対応関係を決定する(S209)。ここでは、ネットワーク種別Aが音声符号化方式A1、動画符号化方式Vを多重化できない場合を考えるものとし、ネットワーク1201に収容される4本のメディア接続と、ネットワーク1202に収容される1本のメディア接続に、1対1にコネクションを対応付ける。
【0079】
更にメディア制御手段206は、収容するべきメディア接続に応じてコネクション属性と該属性を持ったコネクションの設定方法を決定する(S210)。
次にメディア制御手段206は、コネクション制御手段307に対し、決定した属性を有するコネクションの接続要求を行なう(S211)。
【0080】
コネクション制御手段306はこの要求を受けて(S301)、ネットワーク1201を制御して4本のコネクションを、ネットワーク1202を制御して1本のコネクションを設定し(S302)、メディア制御手段206に対してコネクション接続応答を返す(S303)。
【0081】
メディア制御手段206はコネクション接続を確認すると(S212)、サービス制御手段106に対し、メディア接続の設定応答を行なう(S213)。
サービス制御手段106がメディア接続の設定を確認すると(S110)、3者通話の設定要求に対する処理は終了する。
【0082】
次に、現在の通信を、ユーザCが音声と画像を送受するTV会議端末1103から、音声を送受する携帯端末1104へ転送するように要求した際の処理を説明する。
【0083】
サービス制御手段106は、上記通信サービス要求の入力を受けると(S101)、サービス論理406に従って通信サービス要求を分析し(S102)、以下に示すユーザとメディアの対応関係、各メディア間の接続関係、メディアと端末の対応関係を決定する(S103)。
【0084】
ユーザとメディアの対応関係:
ユーザA−音声入力A、音声出力A、動画入力A、動画出力A
ユーザB−音声入力B、音声出力B、動画入力B、動画出力B
ユーザC−音声入力C1、音声出力C1、静止画入力C(変更)
各メディア間の接続関係:
音声入力Bと音声入力Cの合成→音声出力A
音声入力Cと音声入力Aの合成→音声出力B
音声入力Aと音声入力Bの合成→音声出力C
動画入力Bと静止画入力Cの合成→動画出力A(変更)
静止画入力Cと動画入力Aの合成→動画出力B(変更)
メディアと端末の対応関係:
端末1101−音声入力A、音声出力A、動画入力A、動画出力A
端末1102−音声入力B、音声出力B、動画入力B、動画出力B
端末1104−音声入力C1、音声出力C1(変更)
任意端末・装置−静止画入力C(変更)
ここで、サービス論理406が、ユーザCからの動画の入力の代替として、ユーザCの適当な静止画をあてた場合を想定する。
【0085】
サービス制御手段106は、上記ユーザーメディアの対応関係、各メディア間の接続関係、およびメディアと端末の対応関係の内の差分(現在の関係と、上記で変更と明記された関係)を指定して、各メディア間の接続関係の実現方式の候補を選択するように、メディア制御手段206に要求する(S104)。
【0086】
この要求を受けた(S201)メディア制御手段206は、ユーザー端末管理手段507を用いて、ユーザCが使用可能な以下の端末・装置を求める。
ユーザC:携帯電話1104(マルチメディア端末1105から変更)
次に、端末・装置資源管理手段607とメディア収容方法決定手段707を用いて、既に述べた手順に従って、与えられた各メディア間の接続関係の実現方式として図8に示す候補を求め(S202)、これらの各メディア間の接続関係の実現方式の候補を要求に対する応答としてサービス制御手段106に返す(S203)。図8で、静止画入力Cは、動画合成・分配に組み込まれているとする。
【0087】
サービス制御手段106は、この応答を確認して(S105)、サービス制御論理406に従い、各ユーザ毎に、あるいはユーザ共通に適用される各メディア間の接続関係の実現方式を決定する(S106)。ここでは、選択の余地はないので図8の実現方式に決定する。
【0088】
サービス制御手段106は、メディア制御手段206に対して、決定した図8の実現方式を実行するために必要なメディア資源の確保を要求する(S107)。
【0089】
メディア制御手段206はこの要求を受けて(S204)、メディア実現方式を実行するために必要な端末資源・装置資源の図6と図8の間の差分を求めて端末・装置資源管理手段607に対して該資源の割当を要求することで、必要な資源を確保すると同時に、不要となる資源を開放する(S205)。
【0090】
具体的には携帯電話端末1104の音声符号化方式A2のための資源、装置1107の音声符号化方式A1と音声符号化方式A2の間の符号化方式変換のための資源を確保し、TV電話端末1103の音声・動画符号化方式AVのための資源と、音声動画符号化方式AV−音声符号化方式A1・動画符号化方式Vの間の変換のための資源を開放する。そして、サービス制御手段106にメディア資源確保応答を返す(S206)。
【0091】
サービス制御手段106は、メディア資源確保を確認し(S108)、メディア制御手段206に対し、メディア接続を設定するように要求する(S109)。
【0092】
メディア制御手段206はこの要求を受けて(S207)、端末・装置資源管理手段607によりメディア接続を収容可能なネットワーク種別を求める(S208)。この場合、図8の端末1104と装置1107間の1本のメディア接続はネットワーク種別Bのネットワーク1202に収容可能である。
【0093】
次にメディア制御手段206は、メディア接続とコネクションの対応関係を決定する(S209)。既に述べた方法で、音声符号化方式A2はネットワーク種別Bのコネクションに1対1に対応付ける結論を得る。
【0094】
更にメディア制御手段206は、収容するべきメディア接続に応じてコネクション属性と該属性を持ったコネクションの設定方法を決定する(S210)。ここでネッワーク種別Bは、マルチメディア端末1105と装置1107間の既存のコネクションを、携帯電話端末1104と装置1107間の新規のコネクションに変更する機能を持っていたとする。メディア制御手段206は、コネクション制御手段307に対し、既存のコネクションを、決定した属性を有するコネクションに変更するように接続要求を行なう(S211)。
【0095】
コネクション制御手段306はこの要求を受けて(S301)、ネットワーク1202を制御して1本のコネクションを変更し、メディア制御手段206に対してコネクション接続応答を返す(S303)。
【0096】
メディア制御手段206はコネクション接続を確認すると(S212)、サービス制御手段106に対し、メディア接続の設定応答を行なう(S213)。
サービス制御手段106がメディア接続の設定を確認すると(S110)、ユーザCの転送要求に対する処理は終了する。
【0097】
以上のように、[場合1]と[場合2]では、ユーザCの利用する端末が異なることによって、3者通話を設定する際に、音声と画像のコネクションへの収容方法が異なるにも関わらず、これらの相違はメディア制御手段206が吸収しているために、サービス制御論理106の処理には相違がない。
【0098】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、マルチメディア通信サービス制御において、サービス制御、メディア制御、およびコネクション制御を分離・階層化したため、メディアの符号化方式、コネクションへの多重化方式の多様性に応じて個々に場合分けしてサービス制御論理を開発する必要がなくなり、マルチメディア通信サービスの迅速な開発と導入が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチメディア通信サービス制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本制御装置のサービス制御手段による処理の詳細を示す流れ図である。
【図3】本制御装置のメディア制御手段による処理の詳細を示す流れ図である。
【図4】本制御装置のコネクション制御手段による処理の詳細を示す流れ図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るマルチメディア通信サービス制御装置の構成を示すブロック図である。
【図6】各メディア間の接続関係の実現方式(1)を示す図である。
【図7】各メディア間の接続関係の実現方式(2)を示す図である。
【図8】各メディア間の接続関係の実現方式(3)を示す図である。
【符号の説明】
100,106…サービス制御手段、200,206…メディア制御手段、300,306…コネクション制御手段、400,406…サービス制御論理、500,507…ユーザー端末対応管理手段、600,607…端末・装置資源管理手段、700,707…メディア収容方法決定手段、807…メディア変換手段、907…メディア合成・分配手段、1101,1102,1105…マルチメディア端末、1103…TV電話端末、1104…携帯電話端末、1201…ネットワーク種別Aのネットワーク、1202…ネットワーク種別Bのネットワーク。

Claims (3)

  1. 1つあるいは複数のメディアを扱える複数の端末と装置を収容する通信システムを制御するマルチメディア通信サービス制御装置において、
    所定のサービス制御論理に従ってユーザからの通信サービス要求を分析することにより、通信に参加するユーザ、各ユーザと該各ユーザが利用するメディアとの対応関係、各メディア間の接続関係を定めるサービス制御手段と、
    このサービス制御手段によって各ユーザと該各ユーザが利用するメディアとの対応関係、各メディア間の接続関係が与えられたときに、前記メディアの処理のために各ユーザが使用できる端末の能力に基づいて前記各メディア間の接続関係の実現方式を求め、この接続関係の実現方式に応じて、端末及び装置間のメディア接続と、このメディア接続を収容するためのコネクションとの対応関係を定めるメディア制御手段と、
    このメディア制御手段によって対応付けられた前記コネクションを提供かつ制御するコネクション制御手段と、
    を具備し、前記サービス制御手段によるサービス制御と、前記メディア制御手段によるメディア制御と、前記コネクション制御手段によるコネクション制御のそれぞれは個別に機能することを特徴とするマルチメディア通信サービス制御装置。
  2. 前記サービス制御手段は、あるユーザのメディアの処理に利用される1つ以上の端末を定める機能をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のマルチメディア通信サービス制御装置。
  3. 前記メディア制御手段は、メディアの符号化方式がユーザが利用する端末間で異なる場合に、異なる実現方式間の変換を行なう変換装置を具備し、この変換装置と前記端末との間のメディア接続と、このメディア接続を収容するコネクションとの間の対応関係を定めることを特徴とする請求項1または請求項2記載のマルチメディア通信サービス制御装置。
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