JPH08340336A - Atm網の帯域割当方法 - Google Patents

Atm網の帯域割当方法

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JPH08340336A
JPH08340336A JP14586195A JP14586195A JPH08340336A JP H08340336 A JPH08340336 A JP H08340336A JP 14586195 A JP14586195 A JP 14586195A JP 14586195 A JP14586195 A JP 14586195A JP H08340336 A JPH08340336 A JP H08340336A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各VCCに付与する帯域を、必要に応じて時
々刻々変動させ、帯域の有効利用を図る。 【構成】 マルチポイント通信およびマルチコネクショ
ン通信等、一つの呼に対して複数の仮想チャネルコネク
ション(VCC)の設定を行なうATM網において、呼
の設定時、この呼を構成する各VCCの所定の組み合わ
せで共用する帯域を予約し、予約した共用帯域を、同じ
組み合わせの各VCCに、実際の各VCCでの通信状況
に対応させて、所定の割当条件で割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データや画像、および
音声等の情報の転送に適したATM(Asynchronous Tra
nsfer Mode、非同期転送モード)網に係り、特に、マル
チコネクションやマルチポイント等の多様な通信を効率
的に行なうのに好適なATM網の帯域割当方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】音声やデータ、画像等の情報転送を総合
的に扱う広帯域ISDN(総合ディジタル通信網;Inte
grated Services Digital Network)においては、例え
ば「日経コミュニケーション別冊 ISDN活用の手引
き」(1988年 日経BP社発行)の第168頁から
第177頁に記載のATM技術が用いられる。このAT
Mにおいては、固定長のブロックであるセルを用いるこ
とで、通信サービスの種別に依存しない総合的な通信網
を提供することできる。
【0003】ATM網は、端末と交換機、および、端末
や交換機を接続する伝送リンクを有する。伝送リンク
は、論理的に仮想パス(VP:Virtual Path)に分割さ
れている。そして、このVP内に、呼設定時に発端末と
着端末間に仮想チャネルコネクション(VCC:Virtua
l Channel Connection)が設定さる。各セルのセルヘッ
ダ内には、VPを特定する情報(VPI:Vertual Path
Identifier)と、VP内のVCCを特定する情報(VC
I:Vertual Channel Identifier))があり、交換機
は、このVPIとVCIにより、各セルがどのVCCに
対応する情報を運んでいるかが識別できる。
【0004】交換機には、セルの転送先を決めるセルヘ
ッダ変換テーブル(マッピング・テーブルともいう)
と、セルの交換処理を行なうスイッチ、および、VPI
/VCI決定やセルヘッダ変換テーブル設定および帯域
予約のための信号処理を行なうプロセッサが設けられて
おり、通信時に、端末間のVPI/VCI決定、およ
び、交換機上のセルヘッダ変換テーブル設定と、端末間
の帯域予約を行なう。
【0005】この帯域予約は、例えば(横川ディジタル
コンピュータ株式会社SI事業本部=著)「ATM入
門:マルチメディア時代へのパスポート」(1994
年、株式会社トッパン発行)の第62頁に記載のよう
に、輻輳を回避するために必要なものである。例えば、
150Mb/sの転送能力に対し、流入するセル量がそ
れを超えることのないように、予め、流入セル量相当分
の転送能力を確保するものである。
【0006】このように、ATM網においては、「VP
I/VCI決定」、「セルヘッダ変換テーブル設定」、
「帯域予約」を行なうことにより、端末と端末間の通信
を行なう。一般的な不特定加入者同士の通信の際には、
これらの処理を各通信に際して行ない、各通信の終了時
点で、「帯域解放」、「セルヘッダ変換テーブル設定解
除」、「VPI/VCI解放」を行なう。
【0007】図3にATM網の構成例を示す。本図にお
いて、1〜3は端末(図中、Tと記載)、4,5は交換
機(図中、EXと記載)、6〜13はVP、14〜19
はVCCである。端末1は、端末2との間で、それぞれ
片方向の通信路であるVCC18,19を、交換機4を
介して設定している。VCC18は、VP8内に端末2
と交換機4の間の通信容量(帯域)を有し、VP7内に
交換機4と端末1の間の帯域を有することで、端末2か
ら端末1への情報転送を可能としている。そして、本図
3の構成では、双方向通信を可能とするために、VCC
18とVCC19が、端末1,2間に設定されている。
【0008】VCCは、端末−交換機、交換機−交換
機、交換機−端末間で定義されるVCリンク(VCL)
の縦続接続からなる。例えば、VCC18に対して、端
末2−交換機4間が1つのVCL、交換機4−端末1間
が1つのVCLであり、VCC17に対しては、端末1
−交換機4間、交換機4−交換機5間、そして、交換機
5−端末3間が、各々1つのVCLである。
【0009】このようなATM網では、マルチコネクシ
ョン通信やマルチポイント通信といった多様な通信形態
を実現できる。例えば、マルチコネクション通信では、
1つの呼に対し1方向に複数のVCCを提供することに
より、音声や画像等のメディア毎の情報転送を可能とす
る。また、マルチポイント通信では、1つの呼で、複数
の相手先との通信を行なうことができる。例えば、端末
1〜3間でマルチポイント(双方向)通信を行なう場
合、1つの呼に対し、VCC14〜19を設定すれば良
い。
【0010】さらに、同一の情報を複数の相手先に提供
する場合は、図4に示すように、複数相手先を有するマ
ルチポイントVCC20を設定できる。但し、この場合
は、交換機4に、セルのコピー機能が必要となる。ま
た、現在の通信手順では、端末1と端末3(または端末
2)間にVCCを設定した後、端末2(または端末3)
を加えて、複数相手先VCC(マルチポイントVCC2
0)を提供することとなる。
【0011】さて、図3における端末1〜3間でTV会
議(マルチポイント通信)を行なっている場合、転送す
るべき情報は、発信側である発言者の音声情報と画像情
報である。発言者が端末1の場合、VCC17,19に
は十分な帯域が必要であるが、他のVCC(VCC14
〜16,18)には帯域は必要ない。同じように、発言
者が、端末2にいる場合は、VCC16,18に十分な
帯域が必要であり、端末3にいる場合には、VCC1
4,15に十分な帯域が必要である。このように、帯域
が必要なVCCは時々刻々変動する。
【0012】従来のATM機能では、各VCCについて
帯域を付与しているので、各端末を発言者として同等の
帯域を各VCCに付与することになる。そのために、図
3における端末1〜3間でマルチポイント通信を行なっ
ている場合には、各VCC14〜19のそれぞれに対し
て帯域(W)を確保しなければならない。その結果、端
末1と交換機4間、交換機4と交換機5間、交換機5と
端末3間、交換機4と端末2間のそれぞれには、実際に
は(1×W)の帯域で十分に対応可能であるにも係ら
ず、(4×W)の帯域が確保されることとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、一つの呼に対して複数の仮想チ
ャネルコネクション(VCC)の設定を行なうマルチポ
イント通信やマルチコネクション通信等において実際に
必要十分な帯域のみを確保することができない点であ
る。本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、
マルチポイント通信やマルチコネクション通信等におい
て帯域の有効利用を可能とするATM網の帯域割当方法
を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のATM網の帯域割当方法は、(1)マルチ
ポイント通信およびマルチコネクション通信等、一つの
呼に対して複数の仮想チャネルコネクション(VCC)
の設定を行なうATM網において、呼の設定時、この呼
を構成する各VCCの所定の組み合わせで共用する帯域
を予約し、この予約した共用帯域を、同じ組み合わせの
各VCCに、実際の各VCCでの通信状況に対応させ
て、所定の割当条件で割り当てることを特徴とする。ま
た、(2)上記(1)に記載のATM網の帯域割当方法
において、ユーザが設定した所定の組み合わせおよび所
定の割当条件を呼の設定時に発端末から通知し、呼を構
成する各VCCを設定した交換機は、組み合わせ条件に
合致するVCCがあれば、所定の割当条件に基づく共用
帯域の各VCCへの割り当てを行ない、この割り当てた
帯域を捕捉することを特徴とする。また、(3)上記
(1)もしくは(2)のいずれかに記載のATM網の帯
域割当方法において、共用帯域の割り当てを、各VCC
を構成し同じ仮想パス(VP)に収容される各仮想チャ
ネルリンク(VCL)単位に行なうことを特徴とする。
また、(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載の
ATM網の帯域割当方法において、組み合わせ条件と割
当条件は、呼を構成するVCCの数と、この各VCCへ
の共用帯域の具体的な割り当て方を示す情報と、この具
体的な割り当て情報の数とを少なくとも含むことを特徴
とする。また、(5)上記(1)から(3)のいずれか
に記載のATM網の帯域割当方法において、組み合わせ
条件と割当条件は、マルチポイント通信時の発端末数×
着端末数の総和と、共用帯域の具体的な割り当て方を示
す情報と、この具体的な割り当て情報の数とを少なくと
も含むことを特徴とする。また、(6)上記(4)もし
くは(5)に記載のATM網の帯域割当方法において、
共用帯域の具体的な割り振り情報は、各VCC別に付与
される重みと、予約帯域の値とを少なくとも含むことを
特徴とする。
【0015】
【作用】本発明においては、マルチポイント通信および
マルチコネクション通信等、一つの呼に対して複数のV
CCの設定を行なう場合、同一の組となる各VCCで帯
域(W)を共用する。すなわち、従来技術のように各V
CCのそれぞれに帯域(W)を予約するのではなく、各
VCCの組み合わせ単位にまとめて帯域(共用帯域
(W))を予約する。そして、実際の通信状況に合わせ
て、予約した共用帯域(W)を、各VCCに割り当て
る。例えば、マルチポイント通信では、一つの情報源か
らのVCCに対してのみ帯域が必要で、かつ、その情報
源が移動する。このような場合には、共用帯域(W)
を、移動した情報源からのセルが伝送されるVCCに割
り当てる。特に着端末においては、その着加入者線上は
一つの情報源が固定的にある場合と同じ帯域で通信可能
である。
【0016】このように、本発明によれば、他のn地点
とのマルチポイント通信において、情報源がこのn地点
の1つを時々刻々移動する場合、着加入者線上は、1つ
の情報源が固定的にある場合と同じ帯域で通信可能であ
り、従来技術の1/nの帯域で実現できる。このように
して、各VCCの必要最大帯域を捕捉することなく、通
信が実現でき、特に、着加入者回線の帯域を有効利用で
きる。また、マルチコネクション通信で、呼に対する必
要帯域が一定であるが、各VCCでの必要帯域が変化す
る場合においても、本発明を適用することにより、必要
帯域だけの捕捉で対応することができ、帯域の有効利用
が可能となる。尚、帯域を共用可能なVPリンク(VP
L)を網に通知することにより、必要十分な帯域をユー
ザのVP網に与えるVPサービスへの本実施例の拡張は
容易にできる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1および図2は、本発明のATM帯域割当
方法の本発明に係る動作手順例を示すフローチャート、
図3は、その動作手順を行なうATM網の第1の構成例
を示すブロック図である。図3に示すATM網は、従来
技術の項で説明したように、端末(図中、Tと記載)1
〜3と、交換機(図中、EXと記載)4,5からなり、
各端末1〜3および交換機4,5間にVP6〜13、各
端末1〜3間にVCC14〜19が設定され、また、V
CC18に対して、端末2−交換機4間および交換機4
−端末1間がそれぞれ1つのVCLであり、VCC17
に対しては、端末1−交換機4間、交換機4−交換機5
間、そして、交換機5−端末3間が、各々1つのVCL
である。
【0018】このような構成のATM網において、端末
1〜3間でTV会議(マルチポイント通信)を行なう場
合の本発明に係る動作を説明する。まず、図5に示すよ
うに、端末1〜3、および、交換機4,5間での呼設定
動作が行なわれる。すなわち、端末1から交換機4に通
知された端末2,3に対する呼設定は、交換機4から交
換機5および端末2に通知され、端末3へは交換機5か
ら通知される。通知を受けた端末2からのACK(応答
確認メッセージ)は交換機4を介して、また、端末3か
らのACKは交換機5と区間機4を介して端末1へそれ
ぞれ返送される。
【0019】この呼設定通知時に、本実施例において
は、帯域を共用することが可能なVCLを、端末1から
交換機4に通知する。従来技術の項で説明したように、
マルチポイント通信においては、音声情報と画像情報の
発信側である発言者が端末1〜3間で移動すると、帯域
が必要なVCCは時々刻々変動する。従来のATM機能
では、各VCCについて帯域を付与し、各端末を発言者
として同等の帯域を各VCCに付与しており、必要十分
な帯域以上の帯域が捕捉されていた。
【0020】本実施例においては、例えば、VP10
(交換機4と交換機5間)およびVP12(交換機5と
端末3間)内のVCC16,17に属するVCLに対し
ては、発言者1人分の帯域付与で十分であるので、この
ように帯域を共用することが可能なVCLを、呼設定時
に、端末1〜3から交換機4,5に通知することによ
り、必要十分なだけの帯域を各呼に与える。このように
して帯域の割当を行なうことにより、効率的な帯域の利
用が可能である。
【0021】以下、その動作を説明する。まず、端末1
は、呼設定時に、当該呼を構成する各VCCの属性(相
手先や帯域W)に加えて、各VCC間の帯域条件を、信
号リンク(簡単のため、図中には記載していない)によ
り、交換機4に通知する。帯域条件とは、ここでは、発
言者からのVCCにのみ帯域Wを与えれば良いという条
件であって、特に、着端末に着目すれば、帯域の共用条
件、すなわち各VCCの帯域の関係を示す条件として、 W(16)+W(17)=W ・・・(VCC16,17で帯域Wを共用) W(14)+W(19)=W ・・・(VCC14,19で帯域Wを共用) W(15)+W(18)=W ・・・(VCC15,18で帯域Wを共用) が通知される。
【0022】実際には、(i)VCCの「16」、「1
7」等の番号を使用できないことから、当該呼を形成す
るVCCのコーディネーション番号(例えば、コーディ
ネーション番号1〜6が各々VCC14〜19に対応す
る)を用い、(ii)条件式の形態は、当該呼を形成する
各VCCの帯域に、ある重みをかけたものが、ある値に
なっているという形であることから、その重みをコーデ
ィネーション番号順に並べた重みベクトルと、その値を
信号で転送することになる。
【0023】その結果、上述の条件は、「条件は3つあ
る」という情報要素と、 (0,0,1,1,0,0),W (1,0,0,0,0,1),W (0,1,0,0,1,0),W とにより構成される。尚、このような条件は、図6に示
すように、VCCの数を示す「コーディネーション
数」、条件が幾つ有るかを示す「条件数」、各条件の内
容を示す「第n条件サブフィールド」を有する「帯域条
件情報フィールド」の構成で通知される。
【0024】この条件に基づき、交換機4では、VP6
〜11内に各VCCの帯域が捕捉できるか否かの判定を
行なう。すなわち、各VCCは、この例では、帯域Wが
必要だが、帯域条件によっては、帯域W’の捕捉可否に
置換される。例えば、帯域条件が通知されているため、
VCC16に帯域が付与できた場合、VCC17につい
ては帯域は「0」で良い(すなわち、「W’=0」)こ
とが分かる。
【0025】そこで、交換機4は、VCC17について
は、帯域「0」の捕捉が可能か否かを判定する。その他
のVCCについては、「W’=W」とする。そして、各
VCCについて帯域捕捉が可能であった場合、呼設定通
知を、端末2および交換機5に、信号リンクにより通知
する。尚、もし捕捉できなければ呼損とする。通知を受
けた端末2は、呼設定に対するACKを交換機4へ返
し、交換機4は端末1へACKを返す。
【0026】一方、通知を受けた交換機5は、交換機4
からの呼設定通知を受けると、VP12,13内に、V
CC14〜17の帯域が捕捉できるか否かの判定を行な
う。その際、再び、帯域条件を参照し、VCC16の帯
域がVP12内に捕捉できた場合、VCC17の帯域
は、VP12内において「0」で良い(W’=0)。そ
の他のVCCについては「W’=W」とする。各VCC
について帯域捕捉が可能であった場合、呼設定通知を信
号リンクを介して着端末である端末3に送信し、そうで
なければ呼損とする。
【0027】通知を受けた端末3は、呼設定に対するA
CKを交換機5へ返し、交換機5は交換機4へ、交換機
4は発端末である端末1へACKを返す。このようにし
て、端末1〜3間にVCCが確立した後、ユーザ情報を
セルにて送付するが、この際には、発言者に対してのみ
帯域が付与されるようアプリケーションが動作していれ
ば、ATMレイヤにおいては、従来通り、各端末宛にセ
ルを送信すれば良い。
【0028】以下、このような動作の詳細説明を、図1
および図2を用いて説明する。図1において、発端末
(例えば図3の端末1)から発交換機(例えば図3の交
換機4)に呼設定通知が送信されると(ステップ10
1)、発交換機は、この呼設定通知に含まれる共用帯域
条件に基づく帯域の捕捉を行なう。すなわち、まず、コ
ーディネーション番号1のVCCの入VPの帯域Wの捕
捉を行ない、正常に捕捉ができれば(ステップ10
2)、コーディネーション番号1のVCCの出VPの帯
域Wの捕捉を行ない(ステップ103)、次のコーディ
ネーション番号(2)のVCCの捕捉動作に移る(ステ
ップ105)。尚、ステップ102およびステップ10
3において、帯域Wの捕捉ができなければ、呼損とする
(ステップ104)。
【0029】次のコーディネーション番号(i=2)
が、帯域条件として設定されているコーディネーション
数を越えて入なければ(ステップ106)、帯域条件に
基づきコーディネーション番号(i)のVCCの入VP
の必要帯域W’を見直し(ステップ107)、この入V
Pのコーディネーション番号(i)の帯域W’の捕捉を
行なう(ステップ108)。その後、帯域条件に基づき
コーディネーション番号(i)のVCCの出VPの必要
帯域W’を見直し(ステップ109)、この出VPのコ
ーディネーション番号2の帯域W’の捕捉を行なう(ス
テップ110)。帯域の捕捉が終了したならば、「i=
i+1」として、次のコーディネーション番号(i=
3)の帯域の捕捉に移る(ステップ112)。尚、ステ
ップ108およびステップ110においては、帯域W’
の捕捉ができなければ呼損とする(ステップ111)。
【0030】この動作を「i<コーディネーション数」
となるまで繰返し、すなわち、全ての対象VCCに対す
る帯域の捕捉が正常に終了したならば(ステップ10
6)、接続先の着端末(例えば図3の端末2)や交換機
(例えば図3の交換機5)に(ステップ113)、呼設
定通知を行なう。このようにして着端末に呼設定通知を
行なうと(ステップ114)、着端末から発交換機へA
CKが返送され(ステップ115)、発交換機は発端末
へACKを送信する(ステップ116)。
【0031】一方、図2において示すように、発端末か
ら呼設定通知された着交換機では(ステップ200)、
まず、コーディネーション番号1のVCCの着端末側
(例えば図3の端末3)のVPの帯域Wの捕捉を行ない
(ステップ201)、その後、次のコーディネーション
番号(i=2)のVCCの捕捉動作に移る(ステップ2
02)。このコーディネーション番号(i)が、帯域条
件として設定されているコーディネーション数を越えて
入なければ(ステップ203)、帯域条件に基づきコー
ディネーション番号(i)のVCCの着端末側VPの必
要帯域W’を見直し(ステップ204)、この入VPの
コーディネーション番号(i)の帯域W’の捕捉を行な
う(ステップ205)。そして、帯域の捕捉が終了した
ならば、「i=i+1」として、次のコーディネーショ
ン番号(i=3)の帯域の捕捉に移る(ステップ20
6)。尚、ステップ205においては、帯域W’の捕捉
ができなければ呼損とする(ステップ207)。
【0032】この動作を「i>コーディネーション数」
となるまで繰返し、すなわち、全ての対象VCCに対す
る帯域の捕捉が正常に終了したならば(ステップ20
3)、接続先の着端末に呼設定通知を行なう(ステップ
208)。このようにして着交換機から着端末に呼設定
通知を行なうと、着端末から着交換機へACKが返送さ
れ(ステップ209)、着交換機は発交換機へ(ステッ
プ210)、また、発交換機は発端末へACKを送信す
る(ステップ211)。このようにして、端末1〜3間
にVCCが確立した後、ユーザ情報の転送を開始する
(ステップ212)。
【0033】以上、マルチポイント通信における本発明
の説明を行なったが、次に、図7に示す構成でのマルチ
コネクション通信における本発明の実施例を説明する。
図7は、図1におけるATM帯域割当方法の動作手順を
行なうATM網の第2の構成例を示すブロック図であ
る。本第2の実施例では、図7に示す形態で、端末21
と端末22間で通信を行なっており、VCC31,33
は帯域「W1」の音声チャネル、VCC32,34は帯
域「W2」の画像チャネルであって、画像情報を精細化
する場合は、音声チャネル帯域を「W1’」に下げ、画
像チャネル情報を「W2’」に上げる状況を考える。
【0034】この場合、帯域共用条件は、「W=max
(W1+W2,W1’+W2’)として、 W(31)+W(32)=W ・・・(VCC31,32で帯域Wを共用) W(33)+W(34)=W ・・・(VCC33,34で帯域Wを共用) と設定する。すなわち、図6におけるフォーマットで
「コーディネーション数=4」、「条件数=2」、「第
1条件サブフィールド=1100W」、「第2条件サブ
フィールド=0011W」と設定し、図1における手順
で帯域を捕捉していけば良い。
【0035】次に、図8に示す構成での本発明の第3の
実施例を説明する。図8は、図1におけるATM帯域割
当方法の動作手順を行なうATM網の第3の構成例を示
すブロック図である。本第3の実施例では、図8に示す
形態で、端末41と端末42間、および端末41と端末
43間で通信を行なっている。端末41は、センタ機能
で決まった時刻に、端末42へデータ配信を行ない、そ
の合間に、端末43へもデータ配信を行なう。尚、端末
41から端末42および端末43へ同時に配信を行なう
ことはない。
【0036】VCC51,52は、端末41と端末42
間のデータ配信制御信号用チャネルであり、VCC51
は、データ自体も同チャネルで送信する。帯域は各々
「W」、「W’」である。同様に、VCC53,54
は、端末41と端末43間のデータ・データ配信制御信
号用VCC(帯域W)とデータ配信制御信号用VCC
(帯域W’)である。この場合、帯域共用条件は、 W(51)+W(53)=W ・・・(VCC51,53で帯域Wを共用) W(52)+W(54)=W' ・・・(VCC52,54で帯域W'を共用) であり、これを用いて、着側端末42,43のそれぞれ
に対して図1における手順で帯域を捕捉する。
【0037】以上、図1〜図8を用いて説明したよう
に、本実施例のATM帯域割当方法では、帯域を共用可
能なVCLを、呼設定時に、網に通知することにより、
必要十分な帯域を、各呼に与えることができる。このこ
とにより、マルチコネクション通信において呼に対する
必要帯域が一定であるが、各VCでの必要帯域が変化す
る場合や、マルチポイント通信において情報源からのコ
ネクションに対して帯域が必要で、その情報源が移動す
る場合等において、各コネクションの必要最大帯域を捕
捉することなく、必要帯域だけの捕捉で通信が実現で
き、帯域の有効利用が可能となる。特に、着加入者回線
の帯域が有効利用できる。例えば、他のn地点とマルチ
ポイント通信しており、情報源がこのn地点の1つを時
々刻々移動する場合でも、着加入者線上は、1つの情報
源が固定的にある場合と同じ帯域で通信可能であり、従
来技術の1/nの帯域で実現できる。
【0038】尚、本発明は、図1〜図8を用いて説明し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。例えば、図4に
示すマルチポイント通信時には、図6における共用帯域
条件のコーディネーション数は、マルチポイント通信を
行なう発端末数×着端末数の総和となる。また、複数の
ユーザ網インタフェース(UNI)間にVPを提供する
場合に、同一の伝送パス(バーチャルコンテナ)内のV
PCについて帯域の共用に関する条件を通知すること
で、VPCに対する効率的な帯域割当方法も実施できる
ことは容易に類推できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、各VCCに付与する帯
域を、必要に応じて時々刻々変動させることができ、帯
域を有効利用でき、マルチコネクション通信やマルチポ
イント通信等における通信効率を向上させ、経済的なA
TMサービスの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のATM帯域割当方法の本発明に係る動
作手順例の前半部分を示すフローチャートである。
【図2】本発明のATM帯域割当方法の本発明に係る動
作手順例の後半部分を示すフローチャート。
【図3】図1におけるATM帯域割当方法の動作手順を
行なうATM網の第1の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】図3におけるATM網でのマルチポイントVC
Cの設定状態例を示す説明図である。
【図5】図3におけるATM網での呼設定動作例を示す
シーケンス図である。
【図6】本発明に係る共用帯域条件のフォーマット例を
示す説明図である。
【図7】図1におけるATM帯域割当方法の動作手順を
行なうATM網の第2の構成例を示すブロック図であ
る。
【図8】図1におけるATM帯域割当方法の動作手順を
行なうATM網の第3の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1〜3:端末、4,5:交換機、6〜13:VP、14
〜19:VCC、21,22:端末、23,24:交換
機、25〜30:VP、31〜34:VCC、41〜4
3:端末、44:交換機、45〜50:VP、51〜5
4:VCC。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチポイント通信およびマルチコネク
    ション通信等、一つの呼に対して複数の仮想チャネルコ
    ネクション(VCC)の設定を行なうATM網におい
    て、上記呼の設定時、該呼を構成する上記各VCCの所
    定の組み合わせで共用する帯域を予約し、該予約した共
    用帯域を、同じ組み合わせの各VCCに、実際の各VC
    Cでの通信状況に対応させて、所定の割当条件で割り当
    てることを特徴とするATM網の帯域割当方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のATM網の帯域割当方
    法において、ユーザが設定した上記所定の組み合わせお
    よび上記所定の割当条件を上記呼の設定時に発端末から
    通知し、上記呼を構成する各VCCを設定した交換機
    は、上記組み合わせ条件に合致するVCCがあれば、上
    記所定の割当条件に基づく上記共用帯域の各VCCへの
    割り当てを行ない、該割り当てた帯域を捕捉することを
    特徴とするATM網の帯域割当方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載のATM網の帯域割当方法において、上記共用
    帯域の割り当てを、上記各VCCを構成し同じ仮想パス
    (VP)に収容される各仮想チャネルリンク(VCL)
    単位に行なうことを特徴とするATM網の帯域割当方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のATM網の帯域割当方法において、上記組み合わせ条
    件と割当条件は、上記呼を構成するVCCの数と、上記
    共用帯域の具体的な割り当て方を示す情報と、該具体的
    な割り当て情報の数とを少なくとも含むことを特徴とす
    るATM網の帯域割当方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のATM網の帯域割当方法において、上記組み合わせ条
    件と割当条件は、マルチポイント通信時の発端末数×着
    端末数の総和と、上記共用帯域の具体的な割り当て方を
    示す情報と、該具体的な割り当て情報の数とを少なくと
    も含むことを特徴とするATM網の帯域割当方法。
  6. 【請求項6】 請求項4、もしくは、請求項5のいずれ
    かに記載のATM網の帯域割当方法において、上記共用
    帯域の具体的な割り振り情報は、上記各VCC別に付与
    される重みと、上記予約帯域の値とを少なくとも含むこ
    とを特徴とするATM網の帯域割当方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6229820B1 (en) 1997-09-09 2001-05-08 Fujitsu Limited Network system and switching unit
US6738385B1 (en) 1998-09-02 2004-05-18 Nec Corporation ATM cell buffer read control system and control method
US6898640B1 (en) 1998-12-28 2005-05-24 Ntt Docomo, Inc. Communication system for mobile devices

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