JP3607144B2 - 光ファイバ心線接続部収納ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線接続部収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の光ファイバ心線接続部収納ケースの概略構成を図7及び図8に示す。図において、10は光ファイバ心線接続部収納ケース、12A、12Bは光ファイバ心線、14は光ファイバ心線12A、12Bの接続部である。16は光ファイバ心線接続部収納ケース10の底板、18は同じく外周壁、20は外周壁18の直線部と平行に形成された仕切り壁、22は光ファイバ心線12A、12Bの導入部である。底板16と、外周壁18の直線部と、仕切り壁20は、光ファイバ心線接続部14を収納する収納凹部24を構成している。外周壁18及び仕切り壁20の上端には、図8に示すように、内向きに接続部14の飛び出しを防止する突片26が形成されている。
【0003】
なお光ファイバ心線12A、12Bは複数ターン巻回した状態で収納ケース10に収納されるが、図7では図を簡略化するため、光ファイバ心線12A、12Bの巻回状態は図示を省略してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光ファイバ心線接続部収納ケース10は、以上のように収納凹部24に光ファイバ心線接続部14全体を落とし込む構造であるため、いったん光ファイバ心線接続部14を収納凹部24に収納してしまうと、収納凹部24から接続部14を取り出すことが困難である。このため保守作業等のために接続部14を収納凹部24から取り出す必要が生じたときは、接続部14を竹串などでこじって取り出すようにしているが、接続部14の取り出しに竹串などを使用すると、その付近の光ファイバ心線12A、12Bを傷つける危険性がある。
【0005】
したがって本発明の目的は、収納凹部に収納された光ファイバ心線接続部を容易に、安全に取り出すことが可能な光ファイバ心線接続部収納ケースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、底板と、そこから立ち上がる平行な壁によって形成された光ファイバ心線接続部の収納凹部を備えた光ファイバ心線接続部収納ケースにおいて、前記収納凹部の長さ方向の中央部から一端側に片寄った位置に接続部引き上げ片を設けてなり、この接続部引き上げ片は、前記収納凹部と同様に底板及び平行な壁を有し、一方の壁の上端部が前記収納凹部の一方の壁の上端部と一体化され、それ以外の部分が前記収納凹部の底板及び壁から切り離されて、一方の壁の上端部が固定端、他方の壁の上端部が自由端となっており、全体として可とう性を有していることを特徴とするものである(請求項1)。
このようにすると、接続部引き上げ片の自由端を引き上げることにより、収納凹部から光ファイバ心線接続部を取り出すことができる。また光ファイバ心線接続部を一端側から取り出すことができるので、取り出しが容易になる。
【0008】
また本発明の光ファイバ心線接続部収納ケースは、収納凹部の一方の壁に、接続部引き上げ片によって収納凹部から光ファイバ心線接続部の一端側が引き上げられたときに、光ファイバ心線接続部の下側へ入り込んで光ファイバ心線接続部の落ち込みを防止する弾性舌片が形成されている構成とすることが好ましい(請求項2)。
このようにすると、光ファイバ心線接続部の一端側を取り出した後、接続部引き上げ片の自由端を離しても、光ファイバ心線接続部が収納凹部に落ち込むことがなくなるため、取り出しが容易になる。
【0009】
また本発明の光ファイバ心線接続部収納ケースは、収納凹部の壁の上端に、光ファイバ心線接続部が収納凹部に収納されているときは光ファイバ心線接続部の飛び出しを防止し、接続部引き上げ片によって収納凹部から光ファイバ心線接続部の一端側が引き上げられたときは、光ファイバ心線接続部の下側へ入り込んで光ファイバ心線接続部の落ち込みを防止する突片が形成されている構成とすることもできる(請求項3)。
このような構成でも、光ファイバ心線接続部の一端側を取り出した後、接続部引き上げ片の自由端を離しても、光ファイバ心線接続部が収納凹部に落ち込むことがなくなるため、取り出しが容易になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔実施形態1〕
図1ないし図4は本発明の一実施形態を示す。図1ないし図4において、先に説明した図7及び図8と同一部分には同一符号を付してある。図1ないし図4では光ファイバ心線接続部収納ケースの収納凹部付近だけを示しているが、他の構成は従来公知の光ファイバ心線接続部収納ケースと同様である。
【0011】
この収納ケース10が従来のものと大きく異なる点は、収納凹部24の長さ方向の中央部から一端側に片寄った位置に、接続部引き上げ片30が設けられていることである。接続部引き上げ片30は、収納凹部24と同様に、底板16aと二つの平行な壁18a、20aとで凹形に形成されている(図3(a)参照)。
【0012】
この接続部引き上げ片30の一方の壁18aの上端部は、収納凹部24の外周壁18の上端部と一体化され、それ以外の部分は、収納凹部24の底板16、外周壁18及び仕切り壁20から切り離されている。すなわち、上記のような接続部引き上げ片30を形成するため、収納凹部24の底板16には穴32が形成され、外周壁18には1対のスリット34が穴32と連続して形成され、かつ仕切り壁20には途中に切欠き部が設けられている。これにより接続部引き上げ片30の一方の壁18aの上端部は固定端となり、他方の壁20aの上端部は自由端となっている。
【0013】
また接続部引き上げ片30の底板16a及び壁18a、20aの厚さは、収納凹部24を構成する底板24、外周壁18及び仕切り壁20の厚さより薄くなっており、これにより接続部引き上げ片30は全体として可とう性を有している。また接続部引き上げ片30の自由端側の壁20aは仕切り壁20の上端より高く突出しており、かつこの壁20aの上端には横方向にツマミ36が突設されている。
【0014】
また底板24に形成された穴32は、接続部引き上げ片30の片側で広くなっており、仕切り壁20の途中の切欠き部には前記穴32の上に位置するように弾性舌片38が形成されている。この弾性舌片38は図1(a)に示すように仕切り壁20から収納凹部24内に折れ曲がるように形成されている。また弾性舌片38の端部の上側角部には図1(c)に示すように面取り40が施されている。
なお42は光ファイバ心線接続部14の長さ方向の移動範囲を規制するストッパーであり、これは従来公知のものである。
【0015】
この接続部収納ケース10は以上のように構成されているため、光ファイバ心線接続部14が収納凹部24内に収納されているときは、図1(a)のように弾性舌片38が接続部14を外周壁18に押し付けるように作用するので、接続部14のガタつきが少ないという利点がある。そして、収納凹部24から接続部14を取り出すときは、ツマミ36を摘んで接続部引き上げ片30を図3(b)の二点鎖線ように引き上げると、図4のように接続部14の一端側が持ち上がり、これがある程度まで進行すると、弾性舌片38の復元力により面取り部40が接続部14の下側へ入り込むようになる。こうなると引き上げ片30を離しても接続部14が収納凹部24に落ち込まなくなるので、接続部14をつかんで簡単に収納凹部24外に取り出すことができる。
【0016】
〔実施形態2〕
図5は本発明の他の実施形態を示す。図5は実施形態1の図4に相当する図であり、図4と同一部分には同一符号を付してある。この実施形態は、引き上げ片30により接続部14の一端側を持ち上げたときに、接続部14の一端側が飛び出し防止用の突片26(可とう性がある)を押し退けて当該突片26の上に乗ることによって、接続部14が収納凹部24に落ち込まなくなるようにしたものである。このようにすると、実施形態1における弾性舌片38を省略することができる。
上記以外の構成は実施形態1と同様である。このような構成でも実施形態1と同様な効果を得ることができる。
【0017】
〔実施形態3〕
図6は本発明のさらに他の実施形態を示す。図6(a)、(b)は実施形態1の図1(a)、(c)に相当する図であり、図1と同一部分には同一符号を付してある。この実施形態は、外周壁18の内側に仕切り壁20を2本平行に形成することにより、2本の収納凹部24を設けたものである。接続部引き上げ片30及び弾性舌片38等は2本の収納凹部24の間で互い違いになるように形成されている。
【0018】
上記以外の構成は実施形態1と同様である。このような構成にすると、光ファイバ心線接続部14を2本収納することができ、実施形態1と同様な効果を得ることができる。同様にして仕切り壁20を3本以上形成すれば、3本以上の光ファイバ心線接続部を収納することが可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、収納凹部の長さ方向の中央部から一端側に片寄った位置に接続部引き上げ片を設けたことにより、収納凹部に収納されている光ファイバ心線接続部を、その付近の光ファイバ心線に傷をつけることなく、取り出すことができると共に、光ファイバ心線接続部を一端側から取り出すことができるので、取り出しを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ心線接続部収納ケースの一実施形態の要部を示す、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のA−A線における断面図。
【図2】図1(b)のB−B線における断面図。
【図3】(a)は図1(c)のC−C線における断面図、(b)は(a)の接続部引き上げ片を引き上げたときの状態を示す断面図。
【図4】図1(c)の状態から接続部引き上げ片を引き上げたときの状態を示す断面図。
【図5】本発明の他の実施形態で、接続部引き上げ片を引き上げたときの状態を示す断面図。
【図6】本発明のさらに他の実施形態の要部を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線における断面図。
【図7】従来の光ファイバ心線接続部収納ケースを示す平面図。
【図8】図7のA−A線における断面図。
【符号の説明】
10:光ファイバ心線接続部収納ケース
12A、12B:光ファイバ心線
14:接続部
16:底板
18:外周壁
20:仕切り壁
24:収納凹部
26:飛び出し防止用突片
30:接続部引き上げ片
16a:底板
18a、20a:壁
32:穴
34:スリット
36:ツマミ
38:弾性舌片
40:面取り部
Claims (3)
- 底板と、そこから立ち上がる平行な壁によって形成された光ファイバ心線接続部の収納凹部を備えた光ファイバ心線接続部収納ケースにおいて、前記収納凹部の長さ方向の中央部から一端側に片寄った位置に接続部引き上げ片を設けてなり、この接続部引き上げ片は、前記収納凹部と同様に底板及び平行な壁を有し、一方の壁の上端部が前記収納凹部の一方の壁の上端部と一体化され、それ以外の部分が前記収納凹部の底板及び壁から切り離されて、一方の壁の上端部が固定端、他方の壁の上端部が自由端となっており、全体として可とう性を有していることを特徴とする光ファイバ心線接続部収納ケース。
- 収納凹部の一方の壁に、接続部引き上げ片によって収納凹部から光ファイバ心線接続部の一端側が引き上げられたときに、光ファイバ心線接続部の下側へ入り込んで光ファイバ心線接続部の落ち込みを防止する弾性舌片が形成されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ心線接続部収納ケース。
- 収納凹部の壁の上端に、光ファイバ心線接続部が収納凹部に収納されているときは光ファイバ心線接続部の飛び出しを防止し、接続部引き上げ片によって収納凹部から光ファイバ心線接続部の一端側が引き上げられたときは、光ファイバ心線接続部の下側へ入り込んで光ファイバ心線接続部の落ち込みを防止する突片が形成されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ心線接続部収納ケース。
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