JP3282671B2 - 取手付果実類包装容器 - Google Patents
取手付果実類包装容器Info
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
収容して輸送するのに供するモールド抄製紙板による取
手付果実類包装容器に関するものである。
ールド抄製紙板による果実類包装容器は、従来は例えば
図11に示すようなものであり、モールド抄製紙板のト
レーT3に果実類を収容する複数個の椀形凹陥部3を設
け、ダンボール箱に2段に積載して輸送していた。ま
た、ダンボール箱から果実類を取り出す際には、トレー
T3の外周縁部2の一部に僅かの切欠部9が形成されて
おり、該切欠部9に指先を挿入して果実類を収容したま
まトレーT3全体を段ボール箱から抜脱していた。
の、しかも指先を僅かに挿入し得る程度なので、段ボー
ル箱からの抜脱作業は困難であった。たとえば、16個
所の椀形凹陥部3を有する標準的なトレーT3に林檎や
梨や柿等の果実類を16個収容した場合、全体の重量は
5kg程度となり、切欠部9に指先1本を挿入して段ボ
ール箱からの抜脱する際、無理が生じ、果実類を脱落さ
せたり、甚だしい場合にはトレーT3自体を切欠部9か
ら破損させてしまうこともあり、特に雨天時等にトレー
T3が含水した場合、破損の確率が高くなった。
の改良案(公知技術)で、外周縁部2に設けた切欠部1
0を指先2本分が入る半円形とし、該切欠部10の周囲
にリブ11を設けたトレーT4である。トレーT4にお
いては、段ボール箱からの抜脱が図11のトレーT3に
比較してやや楽になり、雨天時等にトレーT4が含水し
た場合でも破損の確率は低くなった。
a、図12bのトレーT4の構成は、切欠部10の補強
を主眼としたものであるため、切欠部10の周囲の裏面
は図12bに見るように殆ど凹凸のない板状の平面であ
り、指先Gを挿入したときに係止部分が全くなく、段ボ
ール箱から抜脱させる際の困難さが解消されたとは言い
難く、指先Gが滑り、果実類を脱落させる危険がやはり
高いものであった。また、切欠部10が半円形で、指先
Gを2本を並列させて挿入するためには無理がある形状
で、挿入した指先Gが半円形状に一部食い込んで痛み、
かつ切欠部10に余分な力がかかる等の難点があった。
するためになされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、指先だけでなく、指の2本以上を少なくとも第2
関節まで並列して挿入し得るよう略長方形状とした比較
的大きな切欠部を有し、挿入した2本の指を裏面で折り
曲げて係止させ得る程度の深さの凹部を該切欠部に隣接
させて配設し、指2本(両手では指4本)でトレー全体
を確実にかつ楽に保持できるようにするとともに切欠部
周辺の補強もさらに強化した取手付果実類包装容器を提
供する。
に説明する。 (第1実施例)以下、本発明の第1実施例の構成を、図
面を参照しながら詳細に説明する。図4は本発明の第1
実施例の外観斜視図である。角を丸くした略長方形状の
モールド抄製紙板製のトレーT1の本体1には16個の
椀形凹陥部3が設けられ、本体1の外周部分は帯状の外
周縁部2により囲繞されており、該外周縁部2の短片側
に取手部Hが夫々1箇所ずつ配設されている。
り、以下に詳述するとおりである。即ち、外周縁部2に
指を2本分並列して充分に深く挿入し得る大きさの略長
方形状の切欠部4が設けられ、外周縁部2は該切欠部4
に沿って屈曲している。また、該切欠部4に隣接して、
平面形状が略台形の凹部5が設けられている。
構成を示す。図1の平面図に示すように凹部5は切欠部
4から遠い位置にある指先係止部5aと切欠部4に近い
位置にある関節係止部5bより構成される。図2、図3
の断面図から明らかなように、指先係止部5aは浅く、
関節係止部5bは深く、全体として裏面で指先Fを係止
させるために最適の形状に構成するものである。さら
に、関節係止部5bには表面側に補強用のリブ6が2個
所渡設されている。
を参照しながら詳細に説明する。図5には第1実施例の
トレーT1の切欠部4に指2本を並列して挿入し、裏面
で折り曲げて凹部5の裏面に係止させ、トレーT1全体
を持ち上げている状態を示す。指は2本共取手部Hの切
欠部4に第2関節まで挿入され、指先の先端部は凹部5
の裏面に沿って屈曲し、切欠部4から外れることがな
い。
になっているが、図6に示すように本発明の第1実施例
のトレーT1を用いて積載すれば、図7に示すように指
2本(両手では4本)を並列して取手部Hに深く挿入し
て裏面にて折り曲げ、極めて楽にダンボール箱7より脱
抜できる。尚、図6、図7における8は緩衝用の段シー
トであるが、該段シート8は必ずしも用いる必要はない
ものである。
例の構成を、図面を参照しながら詳細に説明するが、取
手部Hを除くトレー全体の構成は第1実施例と同一であ
るので、相違点のある取手部Hの構成のみに説明を限
る。図8、図9、図10には本発明の第2実施例のトレ
ーT2の取手部Hの構成を示す。外周縁部2に指2本を
並列して挿入し得る大きさの略長方形状の切欠部4が設
けられ、外周縁部2は該切欠部4に沿って屈曲してい
る。また、該切欠部4に隣接して、平面形状が略台形の
凹部5が設けられている。
4に隣接して配置されており、補強用の2本のリブ6,
6が渡設されている。該凹部5は図9、図10の断面図
から明らかなように、指Fを裏面で係止させるために最
適の形状に構成するものである。尚、この第2実施例の
作用は第1実施例と略同一である。
方形状の切欠部に指2本を並列して充分に深く挿入し、
指を折り曲げ、凹部の裏面に係止させることができるの
で、ダンボール箱からの脱抜が極めて容易に、楽にでき
るようになった。それゆえ、切欠部にかかる余分な力が
大きく減少し、その結果として本体が破損を蒙る可能性
も大きく減少した。特に、雨天時等、本体が含水した場
合でも、本体の破損を気にすることなくダンボール箱か
ら脱抜できるようになった。
宜リブ等の補強手段を用いているので、取手部分の裏面
が殆ど平面であった従来の果実類包装容器に比較して、
強度的にもはるかに優秀である。にもかかわらず、1枚
の平面状のモールド抄製紙板を成形して製造できるの
で、製造手間は従来と全く同一で良い。
要部の平面図である。
図1に示す要部の平面図のA−A断面図である。
図1に示す要部の平面図のB−B断面図である。
外観斜視図である。
要部の外観斜視図である。
用いて果実類をダンボール箱に積載した状態の一部を欠
截した外観斜視図である。
果実類を収容したままダンボール箱から脱抜する方法を
示す参考正面図である。
要部の平面図である。
図8に示す要部の平面図のC−C断面図である。
の図8に示す要部の平面図のD−D断面図である。
ある。
面図である。 b 従来の果実類包装容器の一例の図12aに示す要部
の平面図のE−E断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 帯状の外周縁部に囲繞された本体部分に
林檎、柿、梨等の果実類を収容する複数の椀形凹陥部を
設けたモールド抄製紙板製トレーにおいて、外周縁部の
1箇所以上に指を2本以上並列して挿入し得る切欠部を
設け、挿入した指を折り曲げて裏面にて係止させ得る程
度の深さの凹部を該切欠部に隣接させて設け、かつ、該
凹部が切欠部から遠くの位置にある浅い指先係止部と1
箇所以上のリブを設けた切欠部から近い位置にある深い
関節係止部より構成された取手部分にて複雑な屈曲によ
り強度的に優秀としたことを特徴とする取手付果実類包
装容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33127199A JP3282671B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 取手付果実類包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33127199A JP3282671B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 取手付果実類包装容器 |
Publications (2)
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Family
ID=18241835
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33127199A Expired - Fee Related JP3282671B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 取手付果実類包装容器 |
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- 1999-11-22 JP JP33127199A patent/JP3282671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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