JP4619342B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、水槽内に回転自在に支持された回転ドラム内で洗濯、すすぎ、脱水等の各工程を行うドラム式洗濯機に関するものである。
このようなドラム式洗濯機は、図5に示す本発明の実施の形態のドラム式洗濯乾燥機1を参照して説明すると、洗濯物を収容して回転駆動される回転ドラム2が水槽3内に設けられ、一般に、この水槽3内の給水、排水及び前記回転ドラム2の回転の制御により洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施する。さらに図5に示すドラム式洗濯乾燥機は、前記各工程に加え、さらに、送風手段である送風ファン15により水槽3内の空気を、除湿手段、加熱手段を備えた循環送風経路5を通して循環させることにより洗濯物の乾燥工程を実施する高機能なものになっており(例えば、特許文献1)、本発明はこのような形式のドラム式洗濯機をも含む。
ところで、このようなドラム式洗濯機は水槽とドラムの二重構造から大きくて重い。乾燥機能を有する高機能機はさらに重く、除湿手段としての蒸発器と、加熱手段としての凝縮機と、圧縮機とを冷媒配管で繋いだ空調機を内蔵するものは特に重い。そこで、このようなドラム式洗濯機では運搬したり、設置場所を変えるために移動させたりするのに、筐体に取手部を設けて持ち上げ移動させやすくすることが行われる。しかも、多くの場合取手部は相対向し合ってドラム式洗濯機を持ち上げる作業者2人分が設けられる(特許文献2参照)。特許文献2に記載のものは2人分の取手部を筐体の左右の側面にそれぞれが片手を掛ける取手部を設け、空いた手は筐体の背面上部に後方へ斜め下向きに延びるように設けた舌部の左右部分にそれぞれ掛けて筐体を持ち上げ、運搬しまたは移動できるようにしている。また、作業者が1人の場合でも、両手を背部の舌部に掛けて洗濯機本体を前方へ傾斜させて洗濯機本体の前部を自身の腹部や大腿部に当てて引き上げるなどして移動できるとしている。
しかし、特許文献2に記載の舌部は筐体の背部壁から板状に一体に延びたもので、手掛け部は単純なエッジをなしており、これに手を掛けて筐体を持ち上げるには舌部のエッジ部が手に食い込み作業者に痛みを与える。また、単純に板状に延びた舌部は重い筐体、特に高性能な筐体を持ち上げるのに樹脂製では強度が弱く、金属製とする必要がある。また、金属製でもある程度の厚みがなければ揺れて不安定となり作業しにくい。
これに対応するのに本出願人は、図6に示すように樹脂製の表面板aに一体形成した下向きの手掛け縁部bを持った取手cを設けるのに、手掛け縁部bを前後壁の二重構造にして安定性を増し、また、ダブルエッジb1、b2により手掛け時の食い込みを緩和する技術を先に提案している。そして、このようなダブルエッジb1、b2を持った二重構造の手掛け縁部bは図6に示すような表面板aを上下型によって成形して型抜き上問題になることはない。
特開平8−243292号公報 特開平10−295998号公報
しかし、図6に示すようなダブルエッジb1、b2を持つ2重構造になった手掛け縁部bであっても、エッジb1、b2に手指を掛けるために、空調機を内蔵するなどした重いものほど手に食い込み作業者に痛みを与える。
本発明の目的は、筐体の外壁の一部が形成する手掛け縁が一体形成できる形態にて強度および手掛け時の食い込み回避性を満足できる取手部を有したドラム式洗濯機を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、洗濯物を収容して回転駆動される回転ドラムを内包した水槽が筐体内に設けられ、前記水槽内の給水、排水及び前記回転ドラムの回転の制御により洗濯、すすぎ、脱水の各工程を少なくとも実施するドラム式洗濯機において、筐体の前部の下部左右に設けられ外面側から手指を掛け前記筐体を持ち上げる手掛け縁を有した前部取手部と、この前部取手部と対をなして前記筐体の背部の上部左右に設けられ外面側から手指を掛け前記筐体を持ち上げる手掛け縁を有した背部取手部を備え、前記背部取手部はその外面から外方に立ち上がる補強リブを有して形成したことを基本的な特徴とする。
このような構成によれば、水槽とドラムが二重構造をなして洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施する大きくて重いものとなるドラム式洗濯機や、これに加え除湿手段、加熱手段を備えた循環送風経路を有して乾燥工程を実施するさらに重いいわゆるドラム式洗濯乾燥機、また除湿手段および加熱手段が冷媒配管により圧縮機と接続されて空調機をなす蒸発器、凝縮器である特に重いドラム式洗濯乾燥機などにおいて、筐体の外壁が形成する外面側から手指を掛けて筐体を持ち上げる背部取手部が、外面から外方に立ち上がる補強リブを有して形成したもので、外壁が樹脂材料よりなるものであっても下向きの手掛け縁を含め補強リブにより筐体の安定な持ち上げに十分な強度を確保して、しかも、補強リブが背部取手部の外面から外方に立ち上がる関係で背部取手部の手掛け縁から内側への手掛け域を面形態として手掛けに供し作業者の手への食い込みをなくせる。また、補強リブは背部取手部の外面から外方に立ち上がっているので、背部取手部を筐体の外壁に補強リブを有して一体成形するのに背部取手部を形成する外壁面に対して外方へ型抜きができる。さらに、筐体の前部の下部左右に設けられて手指を掛け筐体を持ち上げる前部取手部と対をなして、筐体の背部の上部左右に背部取手部が設けられているので、筐体の背部の上部左右に設けられた背部取手部を1人の作業者が両手を掛け、筐体の前部の下部左右に設けられた前部取手部に他の作業者が両手を掛け、両作業者が筐体をその前後において斜めに持ち上げて底重心にて運搬し、また移動させられる。
具体的には、背部取手部はその外面からほぼ側方へ立ち上がる補強リブを有して形成したことを1つの特徴とする。
このような構成によれば、基本的な特徴に加え、さらに、補強リブが背部取手部の外面から側方に立ち上がっていることにより、外壁における背部取手部を有している壁面が向く側方への型抜きが図れる。
また、背部取手部はその外面からほぼ上方へ立ち上がる補強リブを有して形成したことを別の特徴とする。
このような構成によれば、基本的な特徴に加え、さらに、補強リブが背部取手部の外面から上方に立ち上がっていることにより、外壁における背部取手部を有している壁面に沿った上方への型抜きが図れる。
また、背部取手部は、その外面からほぼ側方へ立ち上がる補強リブとほぼ上方へ立ち上がる補強リブの両方を有して形成したことを1つの特徴とする。
このような構成によれば、基本的な特徴に加え、筐体の持ち上げにさらに十分な強度を確保して安定に運搬や移動ができる。
背部取手部は、筐体の外壁の一部から外方への膨らみを有して立ち上がり下方に延びた後外方へ向く手掛け縁をなしている、さらなる構成によれば、背部取手部が外壁から立ち上がって下方へ延び手掛け縁をなしていることにより、手掛け縁に掛ける手指の内側への回りこみ空間を持った立体形状が外壁への一体形成によって得られるし、手掛け縁が背部取手部の下方に延びた後外方に向く形状によって非エッジ状の広い面域を確保して掛けた手指への食い込みを回避できる。
背部取手部は、筐体の外壁の継ぎ合わせ部間に形成している、さらなる構成によれば、背部取手部の手掛け縁が筐体の外壁の継ぎ合わせ縁が開放されていることを利用して、しかもその一部であるように容易に一体成形することができる
体の両側面部にも手指を掛けて筐体を持ち上げる側部の取手部が設けられている、さらなる構成によれば、筐体を背部および前部の取手部による前後からの持ち上げに加え、両側面部の取手部によって両側面側からも持ち上げられる。
本発明によれば、水槽とドラムが二重構造をなした大きくて重いドラム式洗濯機や乾燥工程をも実施するさらに重いドラム式洗濯乾燥機、乾燥工程に空調機を用いる特に重いドラム式洗濯乾燥機などにおいて、手指を掛けて筐体を持ち上げる背部取手部が補強リブを有して樹脂製外壁であっても筐体の持ち上げに十分な強度を確保して安定に運搬や移動ができる。また、補強リブが背部取手部の外面から外方に立ち上がって手掛け縁から内側への手掛け域を面形態にでき掛けた手指への食い込みをなくして作業者に痛みを与えるのを回避できる。さらに、補強リブは背部取手部の外面から立ち上がる外方への型抜きを図って外壁に対し難なく一体成形することができる。さらに、筐体の前部の下部左右に設けられて手指を掛け筐体を持ち上げる前部取手部と対をなして、筐体の背部の上部左右に背部取手部が設けられているので、筐体の背部の上部左右に設けられた背部取手部を1人の作業者が両手を掛け、筐体の前部の下部左右に設けられた前部取手部に他の作業者が両手を掛け、両作業者が筐体をその前後において斜めに持ち上げて底重心にて運搬し、また移動させられる。
本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯機の筐体の外壁に形成した取手部の1つの例を示す断面図。 図1の取手部の外観斜視図。 本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯機の筐体の外壁に形成した取手部の別の例を示す断面図。 図1の取手部を持った本発明の実施の形態に係る洗濯機能および乾燥機能を有したドラム式洗濯乾燥機の筐体を示す外観斜視図。 図4のドラム式洗濯乾燥機の概略構成と、その持ち上げ例を示す側面図。 先の提案に係る取手部の断面図。
以下図1〜図5を参照しながら本発明に係るドラム式洗濯機の実施の形態につき詳細に説明し、本発明の理解に供する。以下の説明は本発明の具体例であって特許請求の範囲の記載を限定するものではない。
本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機は、洗濯機能と乾燥機能とを備えた図5に示すようなドラム式洗濯乾燥機1をなしている。しかし、これに限られることはなく本発明は乾燥機能を持たない洗濯機能だけのドラム式洗濯機にも同様に適用して有効である。図5に示すようにドラム式洗濯乾燥機1は、筐体44内に図示しないサスペンション構造によって水槽3が宙吊り状態に配設され、水槽3内に有底円筒形に形成された回転ドラム2がその軸心方向を水槽3と共に正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設されている。しかし、回転ドラム2および水槽3の軸線の向きは水平でも垂直でもよい。水槽3の正面側には回転ドラム2の開口端に通じる衣類出入口11が形成され、筐体44の正面側に形成された上向き傾斜面に設けられた開口部を開閉可能に閉じる扉9を開くことにより、前記衣類出入口11を通じて回転ドラム2内に対して洗濯物を出し入れすることができる。扉9が上向き傾斜面に設けられているため、洗濯物を出し入れする作業を腰を屈めることなく実施でき、一般には横向きにある開口部から洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機の作業性の悪さが改善されている。
回転ドラム2には、その周面に水槽3内に通じる多数の透孔8が形成され、内周面の複数位置に攪拌突起(図示せず)が設けられている。この回転ドラム2は水槽3の背面側に取り付けられたモータ7によって正転及び逆転方向に回転駆動される。また、水槽3には、図示しない注水管路及び排水管路が配管接続され、注水弁及び排水弁の制御によって水槽3内への注水及び排水がなされる。
扉9を開いて回転ドラム2内に洗濯物及び洗剤を投入してドラム式洗濯乾燥機1の運転を開始させると、水槽3内には注水管路から所定量の注水がなされ、モータ7により回転ドラム2が回転駆動されて洗濯工程が開始される。回転ドラム2の回転により、回転ドラム2内に収容された洗濯物は回転ドラム2の内周壁に設けられた攪拌突起によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する攪拌動作が繰り返されるので、洗濯物には叩き洗いの作用が及んで洗濯がなされる。所要の洗濯時間の後、汚れた洗濯液は排水管路から排出され、回転ドラム2を高速回転させる脱水動作により洗濯物に含まれた洗濯液を脱水し、その後、水槽3内に注水管路から注水してすすぎ工程が実施される。このすすぎ工程においても回転ドラム2内に収容された洗濯物は回転ドラム2の回転により攪拌突起により持ち上げられて落下する攪拌動作が繰り返されてすすぎ洗いが実施される。
また、回転ドラム2内に収容した洗濯物を乾燥する機能上、水槽3内の空気を排気して除湿し、加熱した乾燥した空気を再び水槽3内に送風する既述した循環送風経路5が形成されている。この循環送風経路5の途中には図1に示すように蒸発器31などの除湿手段、凝縮器32などの加熱手段及び送風手段である送風ファン15が設けられる。この送風ファン15を回転駆動することにより、循環送風経路5に空気の流れが発生して洗濯物を収容した回転ドラム2内の空気は透孔8を通じて水槽3から送風ファン15側への循環空気導入管路16に排気され、送風ファン15の上流に位置する蒸発器31に水分を結露させて除湿することと、凝縮器32との熱交換により加熱することとで常に乾燥した高温の空気とされる。この乾燥した高温の空気は送風ファン15から水槽3への送風管路33に送り出されて水槽3内に送風される。水槽3内に送風された高温の乾燥空気は透孔8を通じて回転ドラム2内に入って衣類などの洗濯物に曝されながら水槽3へと抜け、再度循環空気導入管路16へと導入され、以上の循環送風経路5での空気の循環の繰り返しにより乾燥工程が実施される。
また、この循環送風経路5を利用した乾燥工程では、循環送風経路5を循環される空気中に主として衣類などの洗濯物から発生する糸くずなどの異物が混じって循環し、蒸発器31や凝縮器32の目詰まり、送風ファン15の回転部への噛み込み、送風ファン15の内面への堆積といった乾燥工程を実施するのに支障を来しやすく、面倒なメンテナンスを頻繁に行う必要があることから、循環送風経路5の途中に、具体的には蒸発器31、凝縮器32、送風ファン15の上流側、従って、図5に示すような循環空気導入管路16の途中に、循環空気中の異物を除去するフィルタを収容したフィルタ室36を設けることが一般的になっている。これによって、洗濯物を乾燥させた後の空気に異物が混入して蒸発器31側の循環空気導入管路16側に導入されてきても、フィルタ室36を通る際に主フィルタ35によって捕集され、下流側への循環空気に混入することはない。従って、蒸発器31、凝縮器32、送風ファン15の機能が長期に保全される。しかし一方では、フィルタ室36内の主フィルタ35には捕集された異物が堆積していき、循環空気の通過抵抗が徐々に増していき、乾燥機能を低下させる問題があるので、主フィルタ35は既述した特許文献1に記載のように着脱できるように設けられる。
なお、蒸発器31、凝縮器32はこれらに冷媒を循環させる冷媒回路で接続した圧縮機37と共に1つの器体38に収容した図1に示すような空気調和機39として取り扱い、この空気調和機39の導入空気を除湿及び加熱した後に排気する排気口41側に送風ファン15の吸気口42側を相互間の防振構造部を有して結合し一体化している。これにより、圧縮機37、蒸発器31、凝縮器32が器体38への収納により一纏めになった大量生産向きの機器となった空気調和機39と送風ファン15との2つの単独機器の結合で4つの機器、つまり圧縮機37、蒸発器31、凝縮器32、送風ファン15のそれぞれを循環送風経路5の一部をなして所定の機能を達成する空調・送風ユニット81として関係付けられる。
ここで、筐体44を例えば図5に示すように持ち上げる取手部101を設けるのに、図1、図2に示す例、図3に示す例のように筐体44の外壁44aの一部に外面側から手指102を掛けて筐体44を持ち上げる手掛け縁101aを有したものとして備え、この取手部101はその外面から外方に立ち上がる補強リブ101bを有して形成している。このようにすると、水槽3と回転ドラム2が二重構造をなして洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施する大きくて重いものとなるドラム式洗濯機や、これに加え除湿手段、加熱手段を備えた循環送風経路5を有して乾燥工程を実施するさらに重いいわゆるドラム式洗濯乾燥機1、また除湿手段および加熱手段が冷媒配管により圧縮機37と接続されて空調機をなす蒸発器31、凝縮器32である特に重い図4、図5に示すようなドラム式洗濯乾燥機1などにおいて、筐体44の外壁44aが形成する外面側から図1、図3に示すように手指102を掛けて筐体151を持ち上げる取手部101が、外面から外方に立ち上がる補強リブ101bを有して形成したもので、外壁44aが樹脂材料よりなるものであっても下向きの手掛け縁101aを含め補強リブ101bにより筐体44の安定な持ち上げに十分な強度を確保できる。しかも、補強リブ101bが取手部101の外面から外方に立ち上がる関係で取手部101の手掛け縁101aから内側への手掛け域101cをエッジを形成しない図1、図3に示すような面形態として手掛けに供し作業者の手へのエッジの場合のような食い込みをなくせる。また、補強リブ101bは取手部101の外面から外方に立ち上がっているので、取手部101を筐体44の外壁44aに補強リブ101bを有して一体成形するのに取手部101を形成する外壁面に対して外方へ型抜きができる。
この結果、手指102を掛けて筐体44を持ち上げる取手部101が補強リブ101bを有して樹脂製の外壁44aであっても重い筐体44の持ち上げに十分な強度を確保して安定に運搬や移動ができる。たま、補強リブ101bが取手部101の外面から外方に立ち上がって手掛け縁101aから内側への手掛け域101cをエッジのない面形態にでき掛けた手指102への食い込みをなくして作業者に痛みを与えるのを回避できる。さらに、補強リブ101bは取手部101の外面から立ち上がる外方への型抜きを図って外壁44aに対し難なく一体成形することができる。
具体的には、図1、図2に示す例では、取手部101はその外面からほぼ側方へ立ち上がる補強リブ101bを有して形成してあり、補強リブ101bが取手部101の外面から側方に立ち上がっていることにより、外壁44aにおける取手部101を有している壁面が向く側方への型抜きが図れる。また、図3に示す例では、取手部101はその外面からほぼ上方へ立ち上がる補強リブ101bを有して形成してあり、補強リブ101bが取手部101の外面から上方に立ち上がっていることにより、外壁44aにおける取手部101を有している壁面に沿った上方への型抜きが図れる。なお、補強リブ101bは、図2、図4に示すように縦横に走る格子状ないしはボックス状に形成するなどして、取手部101に対する補強度合を高められるが、前記型抜きを阻害することはない。
図1、図2に示す例、図3に示す例の何れの場合も、取手部101は外壁44aにおける図4に示すように筐体44の前面の下部を除く部分と上面を覆うほぼΓ形のカバー壁44a1の短かな背部壁44a2の左右に一体成形している。このような形態のカバー壁44a1は図1、図3に矢印で示すように上下に合わされ、また分離される上下型によって取手部101を含め一体成形できるが、図1、図2に示す取手部101の外面および補強リブ101bは、この補強リブ101bが開放している側方から進入し側方へ型抜きするスライド型によって成形でき、図3に示す取手部101の外面および補強リブ101bは、この補強リブ101bが開放している上方から進入し上方に型抜きされる上型で成形できるので図1、図2に示す例のような特別な型を必要としない利点がある。なお、図3に示す例の上方に開放した補強リブ101bでは水などが溜まるので、これを下部へ落す孔101dを設けてあり、水は溜まらないしごみは溜まりにくくなる。
さらに詳述すると、取手部101は図1、図3に示すように、筐体44の外壁44aの一部から外方への膨らみ部101eを有して立ち上がり下方に延びた後外方へ向く手掛け縁101aをなしている。このように、取手部101が外壁44aから立ち上がって下方へ延び手掛け縁101aをなしていることにより、手掛け縁101aに掛ける手指102の内側への回りこみ空間103を持った立体形状が外壁44a、本実施の形態ではカバー壁44a1の背部壁44a2への一体形成によって得られるし、手掛け縁101aが取手部101の下方に延びた後外方に向く形状によって非エッジ状の広い面域となる図1、図3に示すような手掛け域101cを確保して掛けた手指102への食い込みを回避できる。
また、取手部101は、筐体44における外壁44aの継ぎ合わせ部、本実施の形態では図1、図4に例示する既述したカバー壁44a1の背部壁44a2と筐体44の背部の金属ないしは樹脂などとする上部壁44a3との継ぎ合わせ部44b間における背部壁44a2の側に形成している。これにより、取手部101の手掛け縁101aが図4に示すように筐体44における外壁44aの継ぎ合わせ縁44a4が開放縁であることを利用しての一部であるように容易に一体成形することができ、整った外観が得られる。しかも、図1、図2、図4に示すように、継ぎ合わせる上部壁44a3の側に取手部101に対応する拡張凹部104を形成して取手部101への手掛けを容易にすることができるし、この拡張凹部104を取手部101の内側の必要な範囲まで図1、図2、図4に示すように入り込んで背部壁44a2側と繋いで取手部101の内側を閉じ空間とすることができる。もっとも、取手部101の内側を閉じ空間としない設計であれば、外壁44aの途中部分であっても図1、図3に示すような取手部101を一体成形することができ、閉じる場合は内側から塞ぎ板を当てがうなどすればよい。
以上の取手部101は図4に示すように、筐体44の前部の下部左右に設けられて手指102を掛け筐体44を持ち上げる前部の取手部105と対をなして設けてあるので、図5に示すように筐体44の背部の上部左右に設けられた取手部101を1人の作業者106が両手を掛け、筐体44の前部の下部左右に設けられた取手部105に他の作業者107が両手を掛け、両作業者106、107が筐体44をその前後において斜めに持ち上げて底重心にて運搬し、また移動させられる。特に、水槽3と回転ドラム2が軸線を水平または傾斜して配置されて衣類出入口11が筐体44の前面に開口するタイプの筐体44では、図4に示すように左右幅よりも前後の奥行き寸法の方が大きくなるので、この寸法の大きくなる筐体44の前後で作業者106、107が持ち上げて運搬し、また移動させることで通行幅が小さくなり、狭い場所での取り扱いに便利である。しかも、重心が2人の作業者106、107のほぼ中間に位置することになるので重量をほぼ均等に分担し合って持ち運べる。
しかし、図4に示すように筐体44の両側面部にも手指102を掛けて筐体44を持ち上げる側部の取手部108を前後に設けておくと、筐体44の背部および前部の取手部101、105による前後からの持ち上げに加え、両側面部の取手部108によって両側面側からも持ち上げられる。さらに、このような取手部108は図4に示すように筐体44の下半部に設けられることになるが、今1つの取手部109を図4に示すように筐体44の両側部の上部後側に1つずつ設けておくと、それらに1人の作業者が両手を掛け、筐体44を前方へ傾けて前部を自身の腹部などに当てがって持ち上げ運搬し、また移動させることができる。
本発明は、ドラム式洗濯機における重い筐体を持ち上げる取手部に関する技術であって、強度と手への食い込み防止とを確保して外壁に一体成形できる。
1 ドラム式洗濯乾燥機
2 回転ドラム
3 水槽
5 循環送風経路
7 モータ
8 透孔
15 送風ファン
16 循環空気導入管路
31 蒸発器
32 凝縮器
33 送風管路
36 フィルタ室
37 圧縮機
44 筐体
44a 外壁
44a1 カバー壁
44a2 背部壁
44a3 上部壁
44a4 継ぎ合わせ縁
44b 継ぎ合わせ部
101、105、108、109 取手部
101a 手掛け縁
101b 補強リブ
101c 手掛け域
101e 膨らみ部
102 手指
103 回り込み空間

Claims (7)

  1. 洗濯物を収容して回転駆動される回転ドラムを内包した水槽が筐体内に設けられ、前記水槽内の給水、排水及び前記回転ドラムの回転の制御により洗濯、すすぎ、脱水の各工程を少なくとも実施するドラム式洗濯機において、
    筐体の前部の下部左右に設けられ外面側から手指を掛け前記筐体を持ち上げる手掛け縁を有した前部取手部と、この前部取手部と対をなして前記筐体の背部の上部左右に設けられ外面側から手指を掛け前記筐体を持ち上げる手掛け縁を有した背部取手部を備え、前記背部取手部はその外面から外方に立ち上がる補強リブを有して形成したことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 洗濯物を収容して回転駆動される回転ドラムを内包した水槽が筐体内に設けられ、前記水槽内の給水、排水及び前記回転ドラムの回転の制御により洗濯、すすぎ、脱水の各工程を少なくとも実施するドラム式洗濯機において、
    筐体の前部の下部左右に設けられ外面側から手指を掛け前記筐体を持ち上げる手掛け縁を有した前部取手部と、この前部取手部と対をなして前記筐体の背部の上部左右に設けられ外面側から手指を掛け前記筐体を持ち上げる手掛け縁を有した背部取手部を備え、前記背部取手部はその外面からほぼ側方へ立ち上がる補強リブを有して形成したことを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 洗濯物を収容して回転駆動される回転ドラムを内包した水槽が筐体内に設けられ、前記水槽内の給水、排水及び前記回転ドラムの回転の制御により洗濯、すすぎ、脱水の各工程を少なくとも実施するドラム式洗濯機において、
    筐体の前部の下部左右に設けられ外面側から手指を掛け前記筐体を持ち上げる手掛け縁を有した前部取手部と、この前部取手部と対をなして前記筐体の背部の上部左右に設けられ外面側から手指を掛け前記筐体を持ち上げる手掛け縁を有した背部取手部を備え、前記背部取手部はその外面からほぼ上方へ立ち上がる補強リブを有して形成したことを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 洗濯物を収容して回転駆動される回転ドラムを内包した水槽が筐体内に設けられ、前記水槽内の給水、排水及び前記回転ドラムの回転の制御により洗濯、すすぎ、脱水の各工程を少なくとも実施するドラム式洗濯機において、
    筐体の前部の下部左右に設けられ外面側から手指を掛け前記筐体を持ち上げる手掛け縁を有した前部取手部と、この前部取手部と対をなして前記筐体の背部の上部左右に設けられ外面側から手指を掛け前記筐体を持ち上げる手掛け縁を有した背部取手部を備え、前記背部取手部は、その外面からほぼ側方へ立ち上がる補強リブとほぼ上方へ立ち上がる補強リブの両方を有して形成したことを特徴とするドラム式洗濯機。
  5. 背部取手部は、筐体の外壁の一部から外方への膨らみを有して立ち上がり下方に延びた後外方へ向く手掛け縁をなしている請求項1〜4のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  6. 背部取手部は、筐体の外壁の継ぎ合わせ部間に形成している請求項1〜5のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  7. 筐体の両側面部にも手指を掛けて筐体を持ち上げる側部の取手部が設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
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