JP3606762B2 - ペーパー搬送機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はペーパー搬送機構に関し、特にペーパーの搬送時に発生する蛇行を自動的に補正し得る機能を有するペーパー搬送機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば写真プリンタにおいて、感光剤を一方の面に塗布した長尺のペーパー(印画紙)をマガジンから引き出して所望の方向に搬送する場合、ペーパーの蛇行はジャミングの原因となるため、従来はペーパーの幅に応じた紙幅ガイドを設けて蛇行を補正していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ペーパーの搬送時に発生する蛇行を補正すべく紙幅ガイドを設ける場合、これら紙幅ガイドはペーパーとの間に僅かな隙間を持たせて設置される。したがって、ペーパーの搬送時において、ペーパーがガイドに接していない場合と、ガイドに触れて蛇行補正が行なわれながら搬送する場合とがあり、双方の場合で、その搬送負荷に差が生じることとなる。このことは、レーザースキャナ光学系のように搬送負荷の変動が画像品質に影響を与える系においては由々しい問題であった。
【0004】
上述の事情に鑑み、本発明は、ペーパーの搬送時に発生する蛇行を搬送負荷にむらを生じさせることなしに自動的に補正することが可能なペーパー搬送機構を提供することを目的するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるペーパー搬送機構は、同一速度で回転駆動されてペーパーを搬送する少なくとも左右一対の搬送ローラーが、それらの軸線をペーパーの搬送方向に谷を向けたV字状をなすように、かつペーパーの左右の中心線に関しほぼ対称となるように配置されていることを特徴とするものである。
【0006】
その場合、上記ペーパーを搬送ローラー上に押圧する複数のボールが、搬送ローラーの各軸線とほぼ平行な線上にそれぞれ一列に配置されているることが好ましい。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、同一速度で回転駆動されてペーパーを搬送する少なくとも左右一対の搬送ローラーが、それらの軸線をペーパーの搬送方向に谷を向けたV字状をなすように、かつペーパーの左右の中心線に関しほぼ対称となるように配置されていることにより、もしペーパーが蛇行して左右の搬送ローラーに不均等に進入した場合、偏って入った搬送ローラー側の方が他方側の搬送ローラーよりもペーパーとの接触面積が大きくなるから、進入側の搬送ローラーの面している方向に力が働き、ペーパーの搬送方向が反対側に曲げられることになる。そして、ペーパーは搬送ローラー上を横方向に滑りながら左右の搬送力が均衡するまで進み、それ以後は均衡状態を保って真っ直ぐに搬送されて行く。
【0008】
したがって、本発明によれば、極めて簡単な機構を用いながら、ペーパーの搬送時に発生する蛇行を搬送負荷にむらを生じさせることなしに自動的に補正することが可能になる。
【0009】
また、ペーパーを搬送ローラー上に押圧する手段として、搬送ローラーの各軸線とほぼ平行な線上にそれぞれ一列に配置された複数のボールを用いた場合には、ペーパーの進行方向が変わってもボールの回転が追従するので、左右の搬送ローラーに不均等に進入したペーパーを横方向に滑らせて搬送方向を補正する機能が容易に得られる利点がある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明によるペーパー搬送機構の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明によるペーパー搬送機構の一実施の形態を一部を断面で示す正面図、図2はその基台の底面図である。図において、ペーパーP(図3参照)の搬送方向に対し直交する方向にかつ水平方向に延びる細長い基台1上には、左右一対の細長いローラー支持台2,2が配設されている。各ローラー支持台2は、基台1の上面に植設された垂直な軸線を有するピボット軸3にそれぞれ軸支されて、水平面内での傾きを調整可能に設けられている。各ローラー支持台2にはローラー支持軸4の両端がそれぞれ固定されて、これら2本のローラー支持軸4,4が互いに直列状態となるように水平方向に延びている。
【0012】
各ローラー支持軸4には、外周にそれぞれゴム層を備えた長短2個の搬送ローラー5,6がそれぞれ回転自在に嵌装されており、搬送ローラー5,6の互いに対向する一端は、ローラー支持軸4に回転自在に嵌装された共通の歯付きプーリー7に固定され、他端はベアリング8,8を介してローラー支持軸4に回転自在に支持されている。各歯付きプーリー7はその中心がピボット軸3の軸線、すなわちローラー支持台2の回動軸線と一致する位置に配置されている。
【0013】
基台1の下方には、ローラー支持軸4,4と平行に延びる中間軸10が配置されており、この中間軸10は、基台1から延びる一対の支持部材11,11の下端に回転自在に軸支されている。この中間軸10には3個の歯付きプーリー12,13,12が固定されており、中間位置にある歯付きプーリー13と、搬送モーター14の回転軸15に固定された歯付きプーリー16との間には歯付きベルト17が架張されている。また、両端位置にある歯付きプーリー12,12と、ローラー支持軸4,4にそれぞれ回転自在に嵌装されている歯付きプーリー7,7との間にも歯付きベルト18,18が架張されている。そして少なくともこれら2本の歯付きベルト18,18には、捩じれに対する適応力を有するゴムベルトが用いられている。
【0014】
このような構成により、搬送モーター14の回転軸15の回転が歯付きベルト17を介して中間軸10に伝達され、この中間軸10の回転が歯付きベルト18,18を介して搬送ローラー5,6;5,6に伝達され、4個の搬送ローラー5,6;5,6が同一速度で回転駆動される。
【0015】
一方、基台1には、図2に示すように、各ピボット軸3を中心とした円弧状溝21,22が基台1を貫通して形成されており、基台1の底面側から円弧状溝21,22を通して各ローラー支持台2に螺装した固定用ネジ23によって、各ローラー支持台2が基台1に対し角度調整可能に固定されるようになっている。これにより、搬送ローラー5,6;5,6の軸線20L,20Rの水平面内でのペーパーPの面に沿った傾きを調整することが可能になっている。そして、各ローラー支持軸4上の歯付きプーリー7の中心がピボット軸3の軸線と一致した位置にあり、かつ搬送ローラーを駆動する歯付きベルト18が捩じれに対する適応力を有するゴムベルトで形成されているために、搬送ローラー5,6の軸線20L,20RがペーパーPの搬送方向と直交する方向に対しペーパーPの面に沿って傾くようにローラー支持台2,2をピボット軸3を中心に動かしても、搬送ローラー5,6に対する回転駆動力の伝達が支障無く行なわれるように構成されている。
【0016】
本実施の形態においては、図3に示すように、搬送ローラー5,6;5,6が搬送すべきペーパーPの左右の中心線Cに関しほぼ対称となるように配置され、かつ搬送ローラー5,6;5,6の軸線20L,20Rが、互いにペーパーPの搬送方向に谷を向けたV字状をなしている。そして、ペーパーPは、軸線20L,20Rと平行な線上に一列に整列した片側7個ずつのボール25によって搬送ローラー5,6;5,6上に押圧されている。
【0017】
上記ボール25はそれぞれボールホルダー26に転動可能に支持され、片側7個ずつのボールホルダー26は、それぞれスプリング27によって下方に付勢された態様でホルダーケース28内に収容され、左右一対のホルダーケース28,28は、ローラー支持台2,2のピボット軸3と軸線が一致するようにホルダー基台30の下面に植設されたピボット軸31,31にそれぞれ軸支されている。そして、ホルダーケース28,28も、図2に示したものと同様の、ホルダー基台30に対する位置調整・固定機構を備えていて、ボール25を搬送ローラーの軸線20L,20Rに沿って整列させ得るように構成されている。
【0018】
次に、本実施の形態のペーパー搬送機構の作用について説明する。
【0019】
いま、図3に示すように、ペーパーPが左右のペーパーガイドG,Gの間から正しい方向に搬送されている場合は、ペーパーPが片側6個ずつのボール25によって搬送ローラー5,6;5,6上に押圧された状態で均衡状態を保って真っ直ぐに搬送されて行く。
【0020】
もしペーパーPが左方へ蛇行し、図4に示すように、左右の搬送ローラーに不均等に進入した場合、図の左側の組の7個のボール25の全部がペーパーPに接しているの対し、図の右側の組のボール25は、そのうちの4個のみがペーパーPに接する状態となり、偏って入った搬送ローラー側の方が他方側の搬送ローラーよりもペーパーPとの接触面積が大きくなるから、進入側の搬送ローラーの面している方向に力が働き、ペーパーPの搬送方向が右方へ曲げられる。しかし,ペーパーPには「こし」があるので、ボール25による押圧力を適切に保つと偏向した状態で搬送が進む。そして、ペーパーPは搬送ローラー上を横方向に滑りながら左右の搬送力が均衡するまで進み、それ以後は図3に示す均衡状態を保って真っ直ぐに搬送されて行く。
【0021】
したがって、本実施の形態によれば、極めて簡単な機構を用いながら、ペーパーの搬送時に発生する蛇行を、搬送負荷にむらを生じさせることなしに自動的に補正することが可能になる。
【0022】
なお、本発明によるペーパー搬送機構は、プリンターのような写真処理機における感光剤が表面に塗布され裏面が平滑なペーパーの搬送に特に適してはいるが、種々のペーパーの搬送にも適用可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるペーパー搬送機構の一実施の形態を一部を断面で示す正面図
【図2】その基台の底面図
【図3】図1のペーパー搬送機構によってペーパーが正しい方向に搬送されている状態を概略的に示す平面図
【図4】ペーパーPが左方へ蛇行した状態を概略的に示す平面図
【符号の説明】
1 基台
2 ローラー支持台
3,31 ピボット軸
4 ローラー支持軸
5,6 ローラー
7,11,13,16 歯付きプーリー
10 中間軸
14 搬送モーター
15 モーター回転軸
17,18 歯付きベルト
20L,20R 搬送ローラーの軸線
25 ボール
26 ボールホルダー
27 スプリング
28 ホルダーケース
30 ホルダー基台

Claims (2)

  1. 同一速度で回転駆動されてペーパーを搬送する少なくとも左右一対の搬送ローラーが、それらの軸線を前記ペーパーの搬送方向に谷を向けたV字状をなすように、かつ該ペーパーの左右の中心線に関しほぼ対称となるように配置されていることを特徴とするペーパー搬送機構。
  2. 前記ペーパーを前記搬送ローラー上に押圧する複数のボールが、前記搬送ローラーの各軸線とほぼ平行な線上にそれぞれ一列に配置されていることを特徴とする請求項1記載のペーパー搬送機構。
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