JPH06144603A - 用紙給送装置 - Google Patents

用紙給送装置

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JPH06144603A
JPH06144603A JP4295419A JP29541992A JPH06144603A JP H06144603 A JPH06144603 A JP H06144603A JP 4295419 A JP4295419 A JP 4295419A JP 29541992 A JP29541992 A JP 29541992A JP H06144603 A JPH06144603 A JP H06144603A
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JP
Japan
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paper
roller
sheet
feeding roller
feeding
Prior art date
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Pending
Application number
JP4295419A
Other languages
English (en)
Inventor
Daishi Konishi
題詞 小西
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 斜行等を生じることなく、用紙に繰込ローラ
側への移動力を確実に付与できるようにして、用紙の円
滑な繰り込みを行う。 【構成】 給紙トレイ4の下端近傍において、給紙トレ
イ4上の原稿用紙の幅方向ほぼ中央部に対応する位置に
繰込ローラ5を配置する。給紙トレイ4の下端中央部に
は切欠き溝15を形成し、その切欠き溝15と対応する
位置においてプーリ16を配置する。繰込ローラ5のほ
ぼ中央部にはその周面に沿って掛装溝5aを形成し、こ
の掛装溝5aとプーリ16との間には断面円形状の細長
の搬送ベルト17を用紙移送方向に沿って掛装する。搬
送ベルト17を、切欠き溝15を通して給紙トレイ4の
上面へ若干突出させ、給紙トレイ4上の最下部の原稿用
紙Gに接触させる。掛装溝5aの深さを搬送ベルト17
の断面径より大きく設定し、搬送ベルト17が繰込ロー
ラ5の外周面より外方へ突出しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばファクシミリ装
置において原稿用紙を1枚ずつ給送する原稿用紙給送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置における原稿
用紙給送装置においては、原稿用紙を積層支持する支持
台が装置フレームの上面に傾斜状態で配置されている。
そして、その支持台の下端近傍に、原稿用紙に対して繰
り込み力を付与する繰込ローラが設けられるとともに、
積層された原稿用紙に対して繰り込み力に抗する力を付
与する分離パッドが設けられている。そして、繰込ロー
ラの回転に伴い、同繰込ローラと分離パッドとの協動作
用により、支持台上の原稿用紙が下から順に1枚ずつ分
離して装置内の原稿読取部に繰り込まれる。
【0003】又、支持台の傾斜角度が水平面に対して小
さい場合等には、原稿用紙の繰込ローラ側への移動力が
小さくなって、繰込ローラによる原稿用紙の繰り込みが
円滑に行われないことがある。これを解消するために、
支持台上における最下部の原稿用紙と接触するように、
同支持台の上面より突出する送り補助ローラを設け、そ
の送り補助ローラの回転により、原稿用紙に繰込ローラ
側への移動力を付与して、繰込ローラによる原稿用紙の
繰り込みを補助するようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この送り補
助ローラは、支持台上の原稿用紙の幅方向ほぼ中央部に
のみ接触するような長さに形成されており、送り補助ロ
ーラと原稿用紙との接触幅はそれほど大きなものではな
い。そのため、場合によっては、原稿用紙が送り補助ロ
ーラに充分に接触せずに、原稿用紙に繰込ローラ側への
移動力を充分に付与することができなくなるおそれがあ
る。そして、このような場合には、例え送り補助ローラ
を設けても、原稿用紙が繰込ローラと分離パッドとの間
へ円滑に繰り込まれなくなるおそれが生じるという問題
がある。
【0005】これを解消するために、送り補助ローラ
を、支持台上の原稿用紙の幅方向全体に接触するような
長さに形成することも考えられる。しかしながら、この
場合には、原稿用紙の湾曲等により、同用紙の幅方向の
両側で送り補助ローラに対する接触状態が異なっている
と、原稿用紙の両側に付与される移動力が互いに異なっ
てしまい、原稿用紙が斜行した状態で繰り込みローラ側
へ送り込まれてしまうおそれが生じる。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、斜行等が生じることが
なく、用紙に繰込ローラ側への移動力を確実に付与する
ことができて、用紙の円滑な繰り込みを行い得ることが
できる用紙給送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、用紙を積層支持する支持台の先端
近傍において同支持台上の用紙の幅方向ほぼ中央部に対
応する位置に繰込ローラを設け、その繰込ローラの上流
側にプーリを設けるとともに、繰込ローラのほぼ中央に
掛装部を設けて、その掛装部とプーリとの間には支持台
の上面より上方へ突出して用紙の繰り込み補助を行う細
長状の搬送ベルトを用紙移送方向に沿って掛装したもの
である。
【0008】
【作用】従って、本発明によれば、支持台上に積層支持
された用紙は同支持台より上方へ突出する搬送ベルトに
接触する。そして、その搬送ベルトは、繰込ローラのほ
ぼ中央に設けられた掛装部とその繰込ローラの上流側に
設けられたプーリとの間に用紙移送方向に沿って掛装さ
れている。即ち、従来の送り補助ローラとは異なり、用
紙が用紙移送方向に沿って長い範囲に亘って搬送ベルト
に接触するので、用紙と搬送ベルトとの用紙移送方向へ
の接触長さが大きくなる。従って、繰込ローラの回転に
伴い搬送ベルトが周回されると、その搬送ベルトの周回
により、用紙には繰込ローラ側への移動力が確実に付与
され、用紙は繰込ローラ側へ円滑に送られる。
【0009】又、搬送ベルトは支持台上の用紙の幅方向
ほぼ中央部に対応する位置に設けられているとともに、
その搬送ベルトは細長状に形成されて、用紙の幅方向に
対しては狭い幅で接触する。従って、用紙にはその幅方
向ほぼ中央部にのみ繰込ローラ側への移動力が付与され
るので、用紙の幅方向両側に付与される移動力が異なっ
て用紙が斜行するということがなく、用紙がバランスよ
く送られる。更に、搬送ベルトが細長状であるので、搬
送ベルトは周回時に幅方向に波うったりすることがな
く、用紙が安定してスムーズに送られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の用紙給送装置をファクシミリ
装置における原稿用紙給送装置に具体化した一実施例を
図面に基づいて説明する。
【0011】図1に示すように、装置フレーム1の上面
には原稿用紙Gの挿入口2が、同装置フレーム1の前縁
には原稿用紙Gの排出口3が形成されている。原稿用紙
Gを積層支持する支持台としての給紙トレイ4は、前記
装置フレーム1の上部において前記挿入口2と対応する
位置に傾斜状態で配置されている。
【0012】繰込ローラ5は前記給紙トレイ4の下端近
傍において装置フレーム1内に回転可能に支持され、そ
の回転軸には図2に示すように駆動モータ18の回転軸
が一体回転可能に連結されている。この繰込ローラ5
は、給紙トレイ4上の原稿用紙Gの幅方向ほぼ中央部に
対応する位置に配置されている。分離パッド6は、繰込
ローラ5と対向するように支持板7を介して装置フレー
ム1に固定されている。この分離パッド6は繰込ローラ
5の外周面と接触するように、図示しないバネ手段によ
り常に繰込ローラ5に向かって付勢されている。
【0013】そして、給紙トレイ4上に多数枚の原稿用
紙Gが積層支持された状態で、駆動モータ18により繰
込ローラ5が回転駆動されると、給紙トレイ4上の原稿
用紙Gのうち、繰込ローラ5に接している1枚の原稿用
紙Gにのみ繰り込み力が付与されて、同原稿用紙Gが装
置フレーム1内に繰り込まれる。このとき、他の原稿用
紙Gは分離パッド6により装置フレーム1内への繰り込
みが阻止されて、給紙トレイ4上の位置を保持される。
つまり、繰込ローラ5の回転に伴い、同繰込ローラ5と
分離パッド6との協動作用により、給紙トレイ4上の原
稿用紙Gが1枚ずつ分離して繰り込まれる。
【0014】一対のガイド板8は前記繰込ローラ5の下
流側に配置され、両ガイド板8間には前記繰り込まれた
原稿用紙Gの移送通路が形成されている。読取窓9は一
方のガイド板8に形成され、両ガイド板8間を移送され
る原稿用紙Gに、光源10から読取窓9を通して光が照
射される。そして、その原稿用紙Gからの反射光が読取
窓9を通して複数のミラー11及びレンズ12を介して
イメージセンサ13に導かれて、原稿用紙G上の画像の
読み取りが行われる。
【0015】複数の送りローラ14は、前記ガイド板8
の下流側に配設され、それらの回転により、画像読み取
り後の原稿用紙Gに送りが付与されて、同原稿用紙Gが
前記排出口3から装置フレーム1の外部へ排出される。
【0016】図1及び図2に示すように、前記給紙トレ
イ4の下端中央部には原稿用紙Gの移送方向に沿って切
欠き溝15が形成され、その切欠き溝15と対応する位
置においてプーリ16がその回転軸16aをもって装置
フレーム1内に回転可能に支持されている。このプーリ
16は、その外周に断面半円状をなす凹溝16bを有し
ている。又、前記繰込ローラ5のほぼ中央部にはその周
面に沿って掛装部としての掛装溝5aが形成され、この
掛装溝5aと前記プーリ16の凹溝16bとの間にはウ
レタン樹脂よりなる断面円形状の細長の搬送ベルト17
が用紙移送方向に沿って掛装されている。
【0017】この搬送ベルト17は、切欠き溝15を通
して給紙トレイ4の上面へ若干突出しており、同ベルト
17は給紙トレイ4上に積層支持された原稿用紙Gのう
ち、最下部の原稿用紙Gに接触する。又、繰込ローラ5
の掛装溝5aの深さは搬送ベルト17の断面径より大き
くなるように設定されており、搬送ベルト17が繰込ロ
ーラ5の外周面より外方へ突出しないようになってい
る。即ち、繰込ローラ5に対向配置された分離パッド6
は搬送ベルト17には接触せず、繰込ローラ5の外周面
にのみ接触する。
【0018】そして、駆動モータ18による繰込ローラ
5の回転駆動に伴い、搬送ベルト17が周回され、同ベ
ルト17の周回により、前記最下部の原稿用紙Gに対し
て繰込ローラ5側への移動力が付与される。
【0019】次に、前記のように構成された原稿用紙給
送装置の作用を説明する。さて、給紙トレイ4上に多数
枚の原稿用紙Gが積層支持された状態で、駆動モータ1
8が駆動されると、繰込ローラ5が回転されるととも
に、同ローラ5の回転に伴い搬送ベルト17が周回され
る。そして、搬送ベルト17の周回により、前記積層状
態の原稿用紙Gのうち最下部の原稿用紙Gに対して繰込
ローラ5側への移動力が付与される。
【0020】このとき、搬送ベルト17は繰込ローラ5
のほぼ中央部に設けられた掛装溝5aとその繰込ローラ
5の上流側に設けられたプーリ16との間に用紙移送方
向に沿って掛装されている。即ち、原稿用紙Gは用紙移
送方向に沿って長い範囲に亘って搬送ベルト17に接触
するので、前記従来の送り補助ローラを設けた場合と比
較して、原稿用紙Gと搬送ベルト17との用紙移送方向
への接触長さが大きくなる。そのため、原稿用紙Gが搬
送ベルト17に対して充分に接触し、原稿用紙Gにはそ
の搬送ベルト17の周回により、繰込ローラ5側への移
動力が確実に付与され、原稿用紙Gは繰込ローラ5側へ
円滑に送られる。
【0021】従って、原稿用紙Gを繰込ローラ5側へ確
実に送り込むことができ、繰込ローラ5の回転に伴い、
同繰込ローラ5と分離パッド6との協動作用により、給
紙トレイ4上の原稿用紙Gを1枚ずつ分離して原稿読取
側へ確実に送り込むことができる。
【0022】又、この実施例では、搬送ベルト17が繰
込ローラ5の中央部、即ち給紙トレイ4上の原稿用紙G
の幅方向中央部に対応する位置に設けられている。しか
も、その搬送ベルト17は断面円形状の細長に形成され
て、原稿用紙Gの幅方向に対しては狭い幅で接触する。
【0023】従って、例え原稿用紙Gが湾曲したりして
いても、前記従来とは異なり、原稿用紙の幅方向の両側
で送り補助ローラに対する接触状態が異なって、原稿用
紙の両側に付与される移動力が互いに異なってしまうと
いうことがない。即ち、本実施例では、原稿用紙Gには
その幅方向中央部にのみ繰込ローラ5側への移動力が付
与されるので、原稿用紙Gの湾曲等に係わらず、原稿用
紙Gを斜行することなくバランスよくスムーズに送るこ
とができる。加えて、搬送ベルト17が細長状であるの
で、搬送ベルト17は周回時に幅方向に波うったりする
ことがなく、よって原稿用紙Gを安定してスムーズに送
ることができる。
【0024】更に、この実施例では、搬送ベルト17が
繰込ローラ5の外周面より外方へ突出しないようになっ
ており、同ベルト17と分離パッド6との接触が阻止さ
れている。従って、繰込ローラ5と分離パッド6との協
動作用による原稿用紙Gの繰り込み動作を支障なく行う
ことができるとともに、搬送ベルト17と分離パッド6
との摩擦により搬送ベルト17や分離パッド6が磨耗す
ることを阻止することができる。
【0025】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例え
ば以下のような態様で具体化することも可能である。 (1)搬送ベルト17の断面形状を円形以外の形状、例
えば四角形状等に形成すること。 (2)搬送ベルト17をウレタン樹脂以外の摩擦係数の
大きい材料、例えばシリコンゴム等で形成すること。 (3)繰込ローラ5を中央で二分割するとともに、その
繰込ローラ5間において同ローラ5の回転軸に掛装部と
してのプーリを固定すること。 (4)この発明を原稿用紙給送装置以外の用紙給送装
置、例えばプリンタに具体化すること。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
斜行等が生じることがなく、用紙に繰込ローラ側への移
動力を確実に付与することができて、用紙の円滑な繰り
込みを行い得ることができるという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙給送装置を原稿用紙給送装置に具
体化した一実施例を示す部分断面図である。
【図2】繰込ローラとプーリとの間に掛装された搬送ベ
ルトを示す部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
4…支持台としての給紙トレイ、5…繰込ローラ、5a
…掛装部としての掛装溝、16…プーリ、17…搬送ベ
ルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を積層支持する支持台の先端近傍に
    おいて同支持台上の用紙の幅方向ほぼ中央部に対応する
    位置に繰込ローラを設け、その繰込ローラの上流側にプ
    ーリを設けるとともに、繰込ローラのほぼ中央に掛装部
    を設けて、その掛装部とプーリとの間には支持台の上面
    より上方へ突出して用紙の繰り込み補助を行う細長状の
    搬送ベルトを用紙移送方向に沿って掛装した用紙給送装
    置。
JP4295419A 1992-11-04 1992-11-04 用紙給送装置 Pending JPH06144603A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4295419A JPH06144603A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 用紙給送装置

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JP4295419A JPH06144603A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 用紙給送装置

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JPH06144603A true JPH06144603A (ja) 1994-05-24

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JP4295419A Pending JPH06144603A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 用紙給送装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160114991A1 (en) * 2014-10-27 2016-04-28 Avision Inc. Feeding device

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160114991A1 (en) * 2014-10-27 2016-04-28 Avision Inc. Feeding device
CN105775799A (zh) * 2014-10-27 2016-07-20 虹光精密工业股份有限公司 进纸装置
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