JP3606644B2 - ディジタル画像データの記録装置および方法ならびに再生装置および方法 - Google Patents

ディジタル画像データの記録装置および方法ならびに再生装置および方法 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
この発明は,一定周期で被写体を撮像し被写体像を表わす画像データを記録媒体に記録する装置および方法ならびにそのようにして記録された画像データの再生装置および方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
銀行などの金融機関では防犯上の理由から監視カメラが設けられている。監視カメラには,一定周期で撮影しマイクロ・フィルムに記録する静止画カメラ,固体電子撮像素子を用いて一定周期で撮影し被写体像を表わす画像データをビデオ・テープに記録するタイム・ラプスド・ビデオ・カメラと通常のビデオ・カメラとの組合せなどがある。監視カメラが配置されることにより,有事の際には犯人等の特定が容易となる。
【0003】
このような監視カメラのうち,マイクロ・フィルムに被写体像を記録する静止画カメラでは検索が困難であり迅速な検索ができない。一方,タイム・ラプスド・ビデオ・カメラと通常のビデオ・カメラとの組合せでは,撮影によって得られる画像データのデータ量が膨大となってしまうため長時間の記録ができないことがある。
【0004】
【発明の開示】
この発明は長時間の記録が可能な画像データの記録装置および方法を提供することを目的とする。
【0005】
またこの発明は,記録媒体に記録された画像データを比較的容易に検索することを目的とする。
【0006】
さらにこの発明は,所望の撮影時間の間被写体を表わす画像データを記録できるようにすることを目的とする。
【0007】
この発明によるディジタル画像データの記録装置は,第1の周期(たとえば1秒)で被写体を撮像し,被写体像を表わす撮像画像データを出力する撮像手段,上記第1の周期のn倍の周期の第2の周期(たとえば30秒)で上記撮像手段を用いて被写体を撮像することにより得られる被写体全体画像データを記録媒体に記録する第1の記録制御手段,上記第1の周期で上記撮像手段から出力される撮像画像データにより表わされる第1の被写体像と,その直前の上記第1の周期の時点で上記撮像手段から得られる撮像画像データによって表わされる前被写体像との間にある動きの部分を検出する動き部分検出手段,および上記動き部分検出手段により検出された動きの部分を表わす被写体部分画像データを,上記記録媒体に記録する第2の記録制御手段を備えていることを特徴とする。
【0008】
この発明はディジタル画像データの記録方法も提供している。すなわち,第1の周期で被写体を撮像し,被写体像を表わす撮像画像データを得,上記第1の周期のn倍の周期の第2の周期で被写体を撮像することにより得られる被写体全体画像データを記録媒体に記録する第1の記録制御処理を行ない,上記第1の周期で上記撮像によって得られる撮像画像データにより表わされる第1の被写体像と,その直前の上記第1の周期の時点で上記撮像によって得られる撮像画像データによって表わされる前被写体像との間にある動きの部分を検出し,上記動き部分検出処理により検出された動きの部分を表わす被写体部分画像データを,上記記録媒体に記録する第2の記録制御処理を行なうことを特徴とする。
【0009】
この発明によると,第1の周期で被写体が撮像され被写体像を表わす撮像画像データが得られる。第1の周期のn倍の周期の第2の周期で得られる撮像画像データについては被写体全体画像データとして記録媒体に記録される。
【0010】
第1の周期で得られる撮像画像データによって表わされる被写体像とその直前の第1の周期で得られた撮像画像データによって表わされる被写体像との間に動きがあるかどうかが検出され,動きがある部分の画像を表わすデータのみが記録媒体に記録される。
【0011】
第1の周期ごとに得られ,被写体像を表わす撮像画像データがすべて記録媒体に記録されるのではなく,第1の周期ごとに得られる撮像画像データについては動きがある部分の画像を表わすデータのみが記録媒体に記録されるので,実質的に多くの情報を記録媒体に記録でき,長時間の記録ができる。
【0012】
このようにして記録された画像データは次のようにして再生することができる。
【0013】
再生装置という観点では,記録媒体から上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データをそれぞれ読取る読取手段,および上記読取手段により読取られた上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データとを合成することにより,被写体全体像を表わす画像データを生成して出力する画像データ生成手段を備える。
【0014】
再生方法という観点では,上記記録媒体から上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データをそれぞれ読取り,読取られた上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データとを合成することにより,被写体全体像を表わす画像データを生成して出力することを特徴とする。
【0015】
これにより被写体の全体像が得られ,動きがある部分についても表わすことができる。
【0016】
上記において時刻を計測しておき,上記記録媒体に記録される上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データのそれぞれの撮影時刻を表わすデータを,上記記録媒体に記録してもよい。
【0017】
これにより,撮影時刻の確認が比較的容易となる。
【0018】
撮影時刻を表わすデータを上記記録媒体に記録するときには再生時間間隔を指定可能とし,上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データに加えて上記撮影時刻を表わすデータを読取り,上記画像データ生成処理において,上記再生時間間隔指定処理による再生時間間隔の指定に応じて,指定された時間間隔で上記被写体全体画像データと上記被写体部分画像データとを合成することにより被写体全体像を表わす画像データを生成して出力することとなろう。
【0019】
また,上記動き部分検出処理において,上記撮像画像データおよび上記被写体画像データの色データ,輝度データおよび色差データのそれぞれのデータの種類に応じて,異なるしきい値を用いて動きの検出をしてもよい。
【0020】
上記被写体画像データを,たとえばR(赤)データ,G(緑)データおよびB(青)データに分けた場合,Gデータに比べてRデータおよびBデータのS/Nが悪い。このためGデータ,RデータおよびBデータのそれぞれについて同じしきい値を用いて動き検出を行なうと適切な動き検出ができないことがある。
【0021】
上記においては色データ(Rデータ,Gデータ,Bデータなど),輝度データ,色差データ(R−Y,B−Y)などのデータの種類に応じて,データの種類に応じた適切なしきい値を用いているので適切な動き検出が可能となる。
【0022】
上記動き部分検出処理によって動きがあると判定された部分の画像における代表的な色を表わすデータを,上記記録媒体に記録することが好ましい。
【0023】
この場合には再生時において,色の指定を可能とし,上記読取処理により上記記録媒体から読取られた上記被写体部分画像データによって表わされる画像部分の代表的な色が,上記色指定処理により指定された色に相当するかどうかを判断し,上記画像データ生成処理を,上記代表色判定処理により上記色指定処理により指定された色が代表的な色と判断された画像部分を表わす上記被写体部分画像データと上記被写体全体画像データとを合成することにより被写体全体像を表わす画像データを生成して出力するものとする。
【0024】
再生して得られる画像中において所望の被写体像の色があらかじめわかっている場合には,指定された色が代表的な色と判断された画像部分を表わす上記被写体部分画像データと上記被写体全体画像データとが合成され,被写体全体像を表わす画像データが生成される。生成された画像データによって表わされる画像を表示することにより,動きのある部分のうち指定された色を有する動きの部分が表示されることとなる。所望の被写体像を迅速に探し出し再生することができる。
【0025】
また上記記録媒体に記録された記録済データの撮影時間と上記記録媒体の残りの記録可能な撮影時間とを加えた加算時間が,あらかじめ定められた一定時間以上かどうかを判断し,上記時間判定処理において,上記加算時間があらかじめ定められた一定時間以上と判断されたことにより上記加算時間が上記一定時間以下となるように上記記録媒体の残りの記録領域に単位撮影時間当りに記録される上記被写体全体画像データおよび上記部分画像データのうちいずれかのデータのデータ量を減少させてもよい。
【0026】
画像データ記録装置を監視用に用いる場合,記録すべき撮影時間をあらかじめ定め記録すべき撮影時間終了後に新しい記録媒体に画像データの記録を開始することが考えられる。しかしながら,被写体の動きの程度,被写体の粗密などにより単位撮影時間当りに記録媒体に記録される画像データ量は一定ではない。このためあらかじめ定められた記録すべき撮影時間を記録しないうちに記録媒体の未記録部分が無くなり記録できなくなることがある。
【0027】
上記加算時間があらかじめ定められた一定時間以上と判断されたときはあらかじめ定められた記録すべき撮影時間を記録しないうちに記録媒体の未記録部分が無くなることを意味する。上記のように上記加算時間があらかじめ定められた一定時間以上と判断されたときには,上記加算時間が上記一定時間以下となるように上記記録媒体の残りの記録領域に単位撮影時間当りに記録される上記被写体全体画像データおよび上記部分画像データのうちいずれかのデータのデータ量を減少させているので長時間の記録が可能となり,あらかじめ定められた撮影時間の記録が可能となる。常に一定の記録すべき撮影時間を確保でき,記録漏れを防止できる。
【0028】
上記画像データ量調整処理は,上記動きブロック判定処理による動き判定に用いられるしきい値の低下,上記第1の記録制御処理による上記被写体全体画像データの記録頻度の低下または上記撮像による撮像頻度の低下により実現することができる。
【0029】
また上記第1の記録制御処理による被写体全体画像データの上記記録媒体への記録および上記第2の記録制御処理による被写体部分画像データの上記記録媒体への記録が,データ圧縮を行ない上記記録媒体に記録する場合には,上記画像データ量減少処理は,上記データ圧縮処理における圧縮率を低下させることにより実現することができる。
【0030】
さらに上記動き部分検出処理は,上記第1の周期で得られた上記被写体全体画像データによって表わされる第1の被写体像と,上記第1の周期の直前およびさらにその前の2つの時点の第1の周期で得られる上記被写体全体画像データによって表わされる2つの被写体全体像とのいずれとも動きがあるかどうかを判定するものでもよい。
【0031】
動き部分検出処理においては,2つの画像間で動きを比べた場合,後の画像で被写体が動いた部分だけでなく,前の画像で,動いた被写体があった部分の両方の部分について動きがあると判断される。このため動きありと判断される部分の画像データ量が多くなる。上記のように2つの被写体全体像のいずれとも動きがあるかどうかを判断することにより,動きのある部分の検出の漏れを防ぎつつ動きありと判断される部分の画像データ量を少なくできる。このため記録すべき撮影時間を長くすることも可能となる。
【0032】
上記動き部分検出手段における動き部分の有無を判定するためのしきい値を設定するためのしきい値設定手段を設けてもよい。
【0033】
設定時,撮影状況が変更したときなどは動き部分の有無を判定するためのしきい値を調整する必要がある。上記のように,ディジタル画像データの記録装置にしきい値設定手段を設けることにより比較的容易にしきい値の調整が可能となる。このため常に適正なしきい値の設定が,比較的容易にできる。
【0034】
上記読取手段により読取られた上記被写体部分画像データによって表わされるブロックの画像の動きが一定の動きよりも大きいかどうかを判定し,上記画像データ生成処理を,上記動き量判定処理により一定の動きよりも大きいと判定されたことに応じて上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データとを合成し,被写体全体像を表わす画像データを生成して出力するようにしてもよい。
【0035】
動きの大きい部分が現われる画像が再生されることとなるので,真に必要な部分を迅速に探し出すことが可能となる。
【0036】
撮影範囲が平行移動するように上記撮像手段を制御し,この制御のもとに平行移動される撮影範囲の平行移動量を上記記録媒体に記録し,上記動き検出処理を,上記撮像制御手段にもとづく撮影範囲の平行移動が行なわれた場合に,上記第1の周期で上記撮像手段から出力される撮像画像データにより表わされる第1の被写体像と,その直前の上記第1の周期の時点で上記撮像手段から得られる直前の撮像画像データによって表わされる直前の被写体像との重複部分が対応するように上記直前の被写体像を構成し,その構成された直前の被写体像と上記第1の被写体像との間にある動きのある部分を検出するものとしてもよい。
【0037】
この場合は次のようにして再生する。再生装置という観点では,第1の周期(たとえば30秒)で撮像して得られる被写体全体像を表わす被写体全体画像データが上記第1の周期で記録媒体に記録され,かつ上記第1の周期の1/nの周期の第2の周期(たとえば1秒)で撮像して得られる被写体画像データによって表わされる被写体像とその直前の上記第2の周期で得られる被写体像データによって得られる被写体像との間に動きがある部分の画像を表わす被写体部分画像データが記録媒体に記録されている場合に画像データを再生する装置であり,上記記録媒体から上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データをそれぞれ読取る読取手段,ならびに上記読取手段により読取られた上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データとを合成することにより,被写体全体像を表わす画像データを生成して出力する画像データ生成手段を備えていることを特徴とする。
【0038】
再生方法という観点では,第1の周期(たとえば30秒)で撮像して得られる被写体全体像を表わす被写体全体画像データか上記第1の周期で記録媒体に記録され,かつ上記第1の周期の1/nの周期の第2の周期(たとえば1秒)で撮像して得られる被写体画像データによって表わされる被写体像とその直前の上記第2の周期で得られる被写体像データによって得られる被写体像との間に動きがあるかどうかを比較して,動きがあると判定された部分の画像を表わす被写体部分画像データが記録媒体に記録されている場合に画像データを再生する方法であり,上記記録媒体から上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データをそれぞれ読取り,上記読取られた上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データとを合成することにより,被写体全体像を表わす画像データを生成して出力することを特徴とする。
【0039】
監視カメラなどにおいては周期的に撮影範囲を変えることが好ましいが,撮影範囲を変えた画像部分についてはすべてが動きありと判断されるため,動きがある部分の画像データを記録媒体に記録したとしてもデータ量が多くなってしまう。このために頻繁に撮影範囲を変えることは難しい。
【0040】
上記においては撮影範囲を平行移動させ,平行移動によって生じる重複部分については動きがないものとして取扱っている。このため撮影範囲が変っても実質的に被写体が動いた部分についてのみ動きありと判断される。動きがある部分を表わすデータ量を少なくでき,比較的頻繁に撮影範囲を変えることも可能となる。
【0041】
【実施例の説明】
(1) 第1実施例
図1はこの発明の第1実施例を示すもので,監視カメラを備えた画像データの記録装置の電気的構成を示すブロック図である。図2は図1に示す画像データの記録装置における撮影および記録のタイム・チャートを示している。
【0042】
監視カメラを備えた画像データの記録装置は,図2に示すように監視カメラ11によって1秒ごとに被写体の撮影が繰返される。被写体の全体像を表わす画像データは30秒ごとに磁気テープMTに記録され,この被写体の全体像を表わす画像データの記録周期(30秒)の間においては,1秒周期の撮影によって得られた被写体像とその1秒前の被写体像との動きの有無が比較され,動きのある部分(後述のようにブロック)が磁気テープMTに記録される。撮影ごとに得られる被写体像を表わす画像データをすべて磁気テープMTに記録するのではなく,被写体の全体を表わす画像データについては撮影周期よりも遅い周期で磁気テープMTに記録し,撮影によりそのほかの時点で得られた画像データについては動きのある部分を表わす画像データのみが記録媒体に記録される。単位撮影時間当りに磁気テープMTに記録する画像データ量を多くでき,長時間の撮影および記録が可能となる。
【0043】
監視カメラ11によって1秒周期で被写体が撮影され,被写体像を表わす映像信号が出力される。映像信号はアナログ/ディジタル変換回路12においてディジタル画像データに変換され,フレーム・メモリ13に与えられ一旦記憶される。
【0044】
フレーム・メモリ13に記憶された画像データは読出されブロック化回路14に与えられる。ブロック化回路14はフレーム・メモリ13から出力される画像データによって表わされる画像が,複数のブロック(1ブロックはたとえば8画素×8画素)に分割されるように画像データをグループ化して出力する回路である。ブロック化回路14から出力される画像データは入力全画面画像データとして切替スイッチ15に与えられる。
【0045】
切替スイッチ15および16はいずれも被写体全体画像を表わすデータを磁気テープMTに記録するときにはa端子側が接続され,それ以外はb端子側が接続される。切替スイッチ15および16は30秒周期でa端子側が接続され,それ以外ではb端子側が接続されることとなる。
【0046】
切替スイッチ15および16のa端子側が接続されると被写体全体像を表わす入力全画面画像データは参照フレーム・メモリ22に与えられ一旦記憶される。
【0047】
また入力全画面画像データはDCT(Discrete Cosine Transform )回路17に与えられ,離散コサイン変換が施される。DCT回路17から出力される画像データは量子化回路18において量子化されハフマン圧縮回路19に与えられる。ハフマン圧縮回路19においてデータ圧縮された,被写体全体像を表わす画像データは磁気記録装置20に与えられる。磁気記録装置20によって被写体の全体像を表わす画像データが,30秒ごとに磁気テープMTに記録されることとなる。
【0048】
30秒の周期の時点以外の時点では,切替スイッチ15および16はいずれもb端子側が接続され監視カメラ11の撮影によって得られた入力全画面画像を表わす画像データは動き検出回路30に与えられる。動き検出回路30には,参照フレーム・メモリ22から参照全画面画像データも与えられている。動き検出回路30において,ブロック化回路14から出力される入力全画面画像データと参照フレーム・メモリ22から出力される参照全画面画像データとが比較され,入力全画面画像データによって表わされる撮影画像と参照全画面画像データによって表わされる参照画像との間に動きがあるかどうかが,ブロック化回路14において分けられたブロックごとに検出される。動きがあるブロックの画像については,その動きのあるブロックの画像を表わす画像データが,動き検出回路30から出力される。動き検出回路30から出力される動きブロック画像データは切替スイッチ16,DCT回路17,量子化回路18およびハフマン圧縮回路19を経て磁気記録装置20に与えられる。これにより磁気記録装置20によって動きブロック画像データが磁気テープMTに記録される。
【0049】
また動きブロック画像データは参照フレーム・メモリ22にも与えられる。動きブロック画像データが参照フレーム・メモリ22に与えられることにより被写体の動きに応じて参照フレーム・メモリ22は常に更新され,最新に動いた被写体像を表わす画像データが,参照フレーム・メモリ22に記憶され参照全画面画像データとして出力されることとなる。
【0050】
動きブロック画像データを検出するために使用した入力全画面画像データを表わす画像の撮影時刻のデータ,動きブロックの数を表わすデータ,動きブロックの位置を表わすデータおよび参照フレーム・メモリ22に記憶される画像データを更新したことを表わす全画面フラグ(参照フレーム・メモリ22に記憶される画像データが更新されたときには1にセットされ,未更新のときは0とされる)が動き検出回路30から出力され,ヘッダ作成回路21に与えられる。ヘッダ作成回路21において,与えられるデータから磁気テープMTに記録のためのヘッダ・データ(後述のAPP1マーカに記録されるデータ)が作成され,磁気記録装置20に与えられる。磁気記録装置20によってヘッダ作成回路21において作成されたヘッダ・データが磁気テープMTに記録される。
【0051】
磁気テープMTに記録されるデータの一例が図5に示されている。これらのデータは入力全画面画像データまたは動きブロック画像データが,磁気テープMTに記録されるごとに記録される。図5を参照して,マーカ・コード「0xFFD8」によって表わされるスタート・オブ・イメージは,図5に示すデータの開始を表わしている。マーカ・コード「0xFFE1」によって表わされるAPP1マーカはユーザが使用できる領域のデータである。この実施例ではAPP1マーカにヘッダ作成回路21において生成された全画面フラグ,時刻データ,動きブロック数を表わすデータおよび動きブロックの位置を表わすデータが配置される。マーカ・コード「0xFFD8」によって表わされる量子化テーブルは,量子化回路18において行なわれる量子化に用いられたテーブルのデータが配置される。マーカ・コード「0xFFC4」によって表わされるハフマン・テーブルは,ハフマン圧縮回路19において用いられたテーブルのデータが配置される。マーカ・コード「0xFFC0」によって表わされるスタート・オブ・フレームは画素の構成を表わすデータが配置される。マーカ・コード「0xFFDA」によって表わされるスタート・オブ・スキャンは,DCTからハフマン圧縮された画像データに関するデータが配置され,このスタート・オブ・スキャンに圧縮された画像データも配置される。マーカ・コード「0xFFD9」によって表わされるエンド・オブ・イメージは,図5に示すデータの終了を表わしている。
【0052】
図3は動き検出回路30の構成例を示し,図4は動き検出処理の手順を示している。
【0053】
図3および図4を参照して,動き検出回路30は制御装置37によって動作が統括される。この制御装置37にはタイマが含まれており,上述した時刻データが出力される。
【0054】
動き検出回路30に与えられる入力全画面画像データおよび参照全画面画像データは比較回路31に与えられる。比較回路31において,入力全画面画像データによって表わされる撮影画像と参照全画面画像データによって表わされる参照画像との間の動きの有無がブロックごとに判断される。また動きブロックの数も算出される(ステップ41)。算出された動きブロック数を表わすデータはメモリ32の領域34に記憶される。
【0055】
全画面更新の時刻となったかどうかが(30秒経過したかどうかが)判断される(ステップ42)。全画面更新の時刻となっていなければ(ステップ42でNO),メモリ32の領域33,34および35に記憶されている全画面フラグ,動きブロック数を表わすデータおよび動きブロックの位置を表わすデータが出力されヘッダ作成回路21に与えられる。全画面更新の時刻となると(ステップ42でYES ),全画面フラグは1にセットされメモリ32の領域33に記憶される(ステップ43)。この場合には1にセットされた全画面フラグがメモリ32から出力されることとなる(ステップ44)。
【0056】
図6は図1に示す画像データ記録装置を用いて画像データが記録された磁気テープMTを再生する装置の電気的構成を示すブロック図である。図7は図6に示す再生装置における読出制御の処理手順を示すフローチャートである。図8は,図6に示す再生装置から得られるマルチ・プリント画像の一例を示している。
【0057】
図6に示す再生装置は,読出制御回路50によって全体の動作が統括される。
【0058】
図6に示す再生装置では入力装置51から表示条件の入力が行なわれ,この表示条件に合致した場合にのみプリンタ71からのプリント出力または表示装置72における表示が行なわれる。表示条件はたとえば,一定時間ごとに表示する場合や,被写体像に動きがあった場合に表示することを示す条件である。
【0059】
再生装置に磁気テープMTがセットされ,磁気再生回路52により磁気テープMTに記録されている画像データその他のデータが読取られる(ステップ81)。磁気テープMTから読取られたデータのうち全画面フラグが1にセットされているかどうかが判断される(ステップ82)。
【0060】
全画面フラグが1にセットされていれば(ステップ82でYES ),磁気テープMTから読取られた画像データは,動きがあるブロックの画像を表わすデータではなく,被写体全体を表わす画像データということとなる。このためFIFOバッファ53に記憶されている画像データはクリアされる(ステップ82)。全画面フラグが1にセットされていなければ(ステップ82でNO),磁気テープMTから読取られた画像データは,動きがあるブロックの画像を表わすデータであるから,それのみでは被写体の全体像を構成することができず,FIFOバッファ53に記憶されている被写体全体像の画像データと組合わせることにより被写体全体像を構成することができる。このため全画面フラグが1にセットされていないときにはFIFOバッファ53はクリアされない。
【0061】
磁気再生装置52によって読取られた画像データはFIFOバッファ53に与えられ,順次記憶されていく(ステップ53)。
【0062】
入力装置51から与えられた表示条件に合致するかどうかが判断され(ステップ85),表示条件に合致しなければステップ81〜84の処理が繰返される(ステップ85でNO)。表示条件に合致すると(ステップ85でYES ),FIFOバッファ53に記憶されている画像データが出力される(ステップ86)。
【0063】
FIFOバッファ53から出力される画像データはハフマン伸張回路54に与えられ,ハフマン・テーブルのデータにしたがった伸張率でハフマン伸張が施される。ハフマン伸張回路54から出力される伸張画像データは逆量子化回路55において逆量子化され,かつ逆DCT回路56において逆DCTが施され画素変換および並び換え回路57に与えられる。画素変換および並び換え回路57は,画像データの記録時にブロック化回路14においてブロック化された画像データをもとの画素の配列の画像データに戻すとともに画像の走査順序にしたがった画像データの順序にする回路である。この画素変換および並び換え回路57により,表示およびプリントに適した画像データに画素変換および並び換えが行なわれる。画素変換および並び換え回路57の出力画像データはフレーム・メモリ58に与えられ一旦記憶される。
【0064】
フレーム・メモリ58に記憶された画像データはマルチ画面フレーム・メモリ59および切替スイッチ60のb端子側に与えられる。マルチ画面フレーム・メモリ59は複数の縮小画像を1つの画像として出力するためのもので,複数画像分の画像データを記憶することができる。マルチ画像フレーム・メモリ59に記憶された画像データは読出されることにより切替スイッチ60のa端子側に与えられる。
【0065】
切替スイッチ60においてa端子側が接続されるとマルチ画面フレーム・メモリ59に記憶された画像データがプリント出力回路61およびアナログ/ディジタル変換回路62に与えられ,プリンタ71から図8に示すようなプリントが得られ,かつ表示装置72に表示される。また切替スイッチ60においてb端子側が接続されるとフレーム・メモリ58に記憶された画像データがプリント出力回路61およびアナログ/ディジタル変換回路62に与えられ,プリンタ71からプリントが得られ,かつ表示装置72に表示される。
【0066】
いずれにしても図6に示す再生装置では,入力装置51から入力される表示条件にしたがい再生処理が行なわれることとなる。
【0067】
(2) 第2実施例
図9から図12はこの発明の第2実施例を示すものである。
【0068】
図9は監視カメラ付画像データ記録装置の電気的構成を示すブロック図である。図9において図1に示すものと同一物には同一符号を付して説明を省略する。図10は図9に示す画像データ記録装置における動き検出処理の手順を示すフローチャートである。図10においても,図4に示す処理と同一の処理については同一符号を付して説明を省略する。図11は代表色コードに変換する処理手順を示し,図12は磁気テープに記録されるデータの内容を示している。
【0069】
図9に示す画像データ記録装置は,輝度データYと色差データCとにおいてそれぞれ別個のしきい値を用いて動き検出処理を行なうものである。また図9に示す画像データ記録装置は,動きありと検出されたブロックの画像の代表的な色を表わすデータも磁気テープMTに記録される。
【0070】
フレーム・メモリ13に記憶された画像データは読出されYC変換回路23に与えられる。YC変換回路23は与えられる画像データから輝度データYならびにCb(=B−Y)およびCr(=R−Y)の色差データを生成して出力する回路である。YC変換回路23から出力される輝度データYならびにCbおよびCrの色差データは色間引回路24に与えられる。色間引回路24はCbおよびCrの色差データのデータ量を,輝度データのデータ量の半分になるように間引いて出力する回路である。たとえば撮影によって水平方向720 画素,垂直方向480 画素の画素数を表わす画像データが得られた場合には,YC変換回路23において水平方向720 画素,垂直方向480 画素の画素数を表わす輝度データYならびにCbおよびCrの色差データが生成されるが,CbおよびCrの色差データについては色間引回路24において色間引がなされ,水平方向360 画素,垂直方向480 画素の画素数の画像を表わす色差データとなる。
【0071】
輝度データYならびにCbおよびCrの色差データはブロック化回路14からブロックごとのデータとして出力され,切替スイッチ15を通過して動き検出回路30に与えられる。
【0072】
動き検出回路30に含まれる比較回路31(図3参照)には,輝度データYならびにCbおよびCrの色差データに応じて動き検出のためのしきい値がそれぞれ設定されている(ステツプ45)。動き検出のためのしきい値が,輝度データYならびにCbおよびCrの色差データに応じてそれぞれ設定されているので,データの種類,性質に応じて最適なしきい値を設定することができ,最適な動き検出が可能となる。動き検出処理において,輝度データYまたはCbもしくはCrの色差データのうち1種類のデータでも動きありと検出されたときにはそのデータが表わすブロックは動きありと判断され,そのブロックの画像を表わす輝度データYならびにCbおよびCrの色差データが動きブロック画像として動き検出回路30から出力される。
【0073】
ここで動きブロックの判定は各ブロックごとに次式にしたがって行なわれる。
【0074】
【数1】
Σ|Y−Y(t−1) |≧YTh ‥‥式1
【0075】
【数2】
Σ|Cr−Cr(t−1) |≧CrTh ‥‥式2
【0076】
【数3】
Σ|Cb−Cb(t−1) |≧CbTh ‥‥式3
【0077】
式1〜3において,Y,CrおよびCbは撮影によって得られた現在の輝度データ,Crの色差データおよびCbの色差データを示し,Y(t−1) ,Cr(t−1) およびCb(t−1) は1秒前の撮影によって得られた輝度データ,Crの色差データおよびCbの色差データを示し,YTh,CrThおよびCbThは輝度データ,Crの色差データおよびCbの色差データの動き検出に用いるしきい値をそれぞれ表わしている。式1〜式3のすべてが成立すれば動きありと判断され,式1〜式3のうち1つでも成立しなければ動きなしと判断される。
【0078】
また動き検出回路30において検出された動きブロックを表わす画像の代表的な色も,動き検出回路30において検出される。この代表的な色の検出は次のようにして行なわれる。
【0079】
図11を参照して,輝度データYならびにCbおよびCrの色差データは8ビットあり,これら8ビット・データのうち下位3ビット分のデータが切捨てられ,それぞれ5ビットの輝度データYならびにCbおよびCrの色差データとされる。動き検出回路30のメモリ32には色コード変換テーブルが含まれ,この色コード変換テーブルが参照されて輝度データYならびにCbおよびCrの色差データが表わす動きブロックの画像の代表的な色が検出される。この代表的な色を表わすデータは代表色コードとして動き検出回路から出力されヘッダ作成回路21に与えられる。
【0080】
ヘッダ作成回路21において,時刻データ,動きブロック数のデータ,動きブロック位置のデータ,および全画面フラグに加えて代表色コードについて磁気テープMTに記録されるようにデータが配列され,磁気記録装置20に与えられる。これにより図12に示すようにマーカ・コード「0xFFE1」で示されるAPP1マーカに動きブロックについての代表色コードが記録される。
【0081】
図9に示す画像データ記録装置によって記録された磁気テープMTは図6に示す画像データ再生装置を用いて再生することができる。
【0082】
図9に示す画像データ記録装置においては動きブロックの画像の代表的な色を表わす代表色コードが磁気テープMTに記録されているため,特定の色の部分のみを指定し,被写体の動いた部分のうち指定した色をもつ部分のみを動画として表示することができる。この場合にはまず図6に示す画像データ再生装置の入力装置を用いて色が指定される。
【0083】
磁気テープMTから被写体の全体像を表わす全画面画像データが読出されFIFOバッファに記憶される。また,磁気テープMTに記憶されている代表色コードも読出され読出制御回路50に与えられる。代表色コードが,入力装置50によって指定された色を表わしている場合にはその代表色コードをもつ動きブロックの画像データはFIFOバッファ53に記憶される。代表色コードが,入力装置50によって指定された色を表わしていない場合にはその代表色コードをもつ動きブロックの画像データはFIFOバッファ53に記憶されない。
【0084】
FIFOバッファ53に記憶された画像データは読出され,ハフマン伸張回路54,逆量子化回路55,逆DCT回路56,画素変換並び換え回路57,フレーム・メモリ58,切替スイッチ60およびアナログ/ディジタル変換回路62を介して表示装置72に与えられる。これにより表示装置72には,入力装置51において指定された色をもつ被写体の部分であって動きのある部分が動画として表示されることとなる。所望の被写体の動きを見たいときに,その被写体の色がわかっていれば被写体の色を指定するだけで,所望の被写体の動きを見ることができるようになる。
【0085】
(3) 第3実施例
図13から図18は第3実施例を示すものである。
【0086】
第3実施例は監視カメラの視野を移動させて広い範囲にわたる画像を記録しようとするものである。視野を広くするためにはズーム・アウトなどの方法があるが,この方法によると記録すべき画像データ量が多くなりかつ解像度も悪くなる。この実施例では監視カメラを移動させながら広い範囲にわたる画像データを得,かつ記録する画像データの量をできるだけ少なくしようとするものである。
【0087】
図13は監視カメラ付の画像データ記録装置の電気的構成を示すブロック図である。図13において図1に示すものと同一物には同一符号を付して説明を省略する。
【0088】
図13に示す監視カメラ付の画像データ記録装置においてはカメラ11に雲台10が設けられており,この雲台を制御することにより撮影方向を変えることができる。たとえば図17左上部に示すように被写体を撮影していた場合,雲台10を制御することによって右方向にΔX,下方向にΔYだけずれた範囲を撮影することができる(図17右上部の領域A参照)。
【0089】
図13に示す画像データ記録装置においては雲台10を制御するために雲台制御回路3が設けられている。
【0090】
図14は雲台制御の処理手順を示している。
【0091】
撮影方向を変える場合,撮影方向指示入力装置2により撮影方向の指示が入力される(ステップ81)。撮影方向指示入力を表わすデータは雲台制御回路3に与えられる。雲台制御回路3において,撮影方向指示入力装置2に与えられた撮影方向指示入力が現在の撮影方向と水平方向にどの位ずれているか(水平方向のずれ量をΔXとする),垂直方向にどの位ずれているか(垂直方向のずれ量をΔYとする)が算出される(ステップ82)。水平方向のずれ量ΔXおよび垂直方向のずれ量ΔYを表わすデータは記録制御回路7および動き検出回路6にそれぞれ与えられる。また水平方向のずれ量ΔXを表わすデータはX方向駆動回路4に与えられ,垂直方向のずれ量ΔYを表わすデータはY方向駆動回路5に与えられる。
【0092】
動き検出回路6は,雲台制御回路3から出力される,ずれ量ΔXおよびΔYを表わすデータを入力し,撮影方向の移動量を算出し,ずれ量ΔXおよびΔYがブロック化回路14において生成されるブロックの大きさの整数倍の大きさとなるように水平方向のずれ量ΔXの補正データおよび垂直方向のずれ量ΔYの補正データを生成して出力する回路である。動き検出回路6から出力される,ずれ量ΔXの補正データはX方向駆動回路4に与えられ,ずれ量ΔYの補正データはY方向駆動回路5に与えられる。X方向駆動回路4によって,ブロックの大きさの整数倍の大きさであって雲台制御回路3から与えられるずれ量ΔXにもっとも近い量に雲台10の水平方向が制御される。またY方向駆動回路5によって,ブロックの大きさの整数倍の大きさであって雲台制御回路3から与えられるずれ量ΔYにもっとも近い量に雲台10の垂直方向が制御される(ステップ83,84)。
【0093】
X方向駆動回路4およびY方向駆動回路5によって雲台10が制御されることにより,撮影方向指示入力装置2により指示された撮影方向をカメラ11が撮影するようになる。
【0094】
被写体を撮影して得られた画像データはブロックごとに動き検出回路30に与えられ,参照フレーム・メモリ22から与えられる参照全画面画像データとブロックごとに比較される。
【0095】
参照フレーム・メモリ22には30秒周期で更新され,被写体全体像を表わす参照全画面画像データが記憶されているから,カメラ11が動かされ少しでも撮影方向が変わると撮影によって得られた画像と参照フレーム・メモリ22に記憶されている参照全画面画像データによって表わされる画像とは対応する位置に対応する部分が無く,ずれてしまう。このため動き検出回路30における動き検出では被写体全体が動いたとみなされ,撮影によって得られた画像すべてが動きブロック画像として動き検出回路30から出力される。したがって撮影方向を頻繁に変更することはできない。たとえば図17の左下に示すように参照フレーム・メモリ22に記憶されている参照全画面画像データによって表わされる参照画像があり,図17の左上に示すようにこの参照画像と同じ方向がカメラ11によって撮影されているときには,実線で示す撮影範囲の中で動いた部分のみが動きブロックとして動き検出回路30において判断されるが,図17右上に示すように水平方向ΔX,垂直方向ΔYだけ撮影方向が動かされると,図17の左下に示す参照画像と図17の右上に実線で示す撮影画像とが比較されることとなる。これらの画像は撮影方向がずれているので,動き検出を行なう撮影範囲内の被写体すべてが動いたとみなされてしまう。
【0096】
このため図13に示す画像データの記録装置では,カメラ11の撮影方向のずれ量ΔXおよびΔYに応じて,参照フレーム・メモリ22に記憶されている参照全画面画像データの読出しを変更している。すなわち,カメラ11の撮影方向がずれた場合であっても,撮影画像と参照画像とで共通する画像部分については参照画像に対応するように参照フレーム・メモリ22から参照全画面画像データが読出される。たとえば図17の上部に示すように雲台10が制御され撮影方向がずれた場合において,参照フレーム・メモリ22には雲台10が制御される前に撮影によって得られた参照画像を表わす参照全画面画像データが記憶されているときには,雲台制御後の撮影画像と参照画像とのうち重複する領域(図17に示す場合は撮影画像の領域A03と参照画像の領域A13とが重複)が,ずれ量ΔXおよびΔYにもとづいて検索される。また雲台制御後の撮影画像と参照画像とのうち重複しない領域(図17に示す場合は撮影画像の領域A01とA02および参照画像の領域A11とA12)が検索される。参照画像のうち雲台制御後の撮影画像と重複する領域A13については,撮影画像の対応する領域A03と比較されるように参照フレーム・メモリ22の読出しが制御される。また参照画像のうち雲台制御後の撮影画像と重複していない領域A11およびA12については,図17の右下図に示すように1つの画像を構成するように参照フレーム・メモリ22からの画像データの読出しが制御される。たとえば図17に示す場合では,雲台制御後の撮影画像の領域A01およびA02が参照画像の領域A11およびA12と比較され,動き検出されるように参照フレーム・メモリ22から画像データの読出しが制御される。この場合,領域A01とA11および領域A02とA12とは全く異なる部分を表わしているのが一般的であるから,撮影画像の領域A01とA02については動き部分と判断されその領域A01とA02とを表わす画像データとして動き検出回路30から出力されることとなろう。
【0097】
また撮影方向のずれ量ΔXおよびΔYを表わすデータは記録制御回路7から磁気記録装置20に与えられる。磁気記録装置20により,時刻データなどのデータに加えてずれ量ΔXおよびΔYを表わすデータも磁気テープMTに記録される。このずれ量ΔXおよびΔYを表わすデータは図16に示すように時刻データと同様にAPP1マーカ中に記憶される。
【0098】
図13に示す画像データ記録装置において雲台制御処理がなされない場合には図4に示す処理手順で動き検出処理が行なわれる。
【0099】
図18は図13に示す画像データ記録装置において雲台制御が行なわれて記録処理がされた場合に,読出しの処理手順を示している。図18において図7と同一の処理には同一符号を付して説明を省略する。図13に示す画像データ記録装置を用いて画像データが記録された磁気テープMTであっても図6に示す画像データ再生装置を用いて再生することができる。
【0100】
磁気テープMTにずれ量ΔXおよびΔYが記録されている場合は,雲台制御により撮影方向が動かされ,上述のように参照フレーム・メモリ22の読出しが制御されて動き検出が行なわれている場合である。このためFIFOバッファ53に記憶されている全画面画像データをそのまま読出すともとの撮影画像を復元することができないこととなる。
【0101】
このため図18に示す読出制御の処理においては,磁気テープMTからAPP1マーカの各種データが読取られると(ステップ87),ずれ量ΔXおよびΔYが設定されFIFOバッファ53に記憶されている画像データの読出しが制御される(ステップ88)。たとえばFIFOバッファ53に記憶されている全画面画像データによって表わされる画像は図17の左下の参照画像であるが,記録時の動き検出において撮影画像と比較されている画像は図17の右下の参照画像である。このためFIFOバッファ53からは図17の右下の参照画像を表わす画像データが出力されるようにその読出しが制御される。
【0102】
FIFOバッファ53から画像データの読出しが行なわれるとFIFOバッファ53に記憶されているデータがすべて読出されたかどうかが確認される(ステップ89)。FIFOバッファ53に記憶されているデータがすべて読出されると(ステップ89でYES ),次のデータが読取られる。
【0103】
撮影画像に対応した画像が再生時に復元されることとなる。
【0104】
(4) 第4実施例
図19および図20は第4実施例を示すものである。
【0105】
図19は監視カメラ付画像データ記録装置の電気的構成を示すブロック図である。図19において図1に示すものと同一物には同一符号を付して説明を省略する。
【0106】
図19に示す画像データ記録装置は,単位撮影時間当りの記録画像データ量を増加することができる装置である。
【0107】
画像データ記録装置においては磁気テープMTに記録すべき撮影時間が予想されており,この記録すべき撮影時間経過後または磁気テープMTに未記録領域が無くなり記録ができなくなったときに新しい磁気テープMTと取替えられる。しかしながら被写体の動きの程度,被写体の粗密などにより単位撮影時間当りに磁気テープMTに記録される画像データ量は一定ではない。このためあらかじめ定められた記録すべき撮影時間を記録しないうちに磁気テープMTの未記録領域が無くなり記録できなくなることがある。このような場合に磁気テープMTに未記録領域が無くなったことがわからなければ新しい磁気テープMTと取替えられないので画像データの記録が続行できず,カメラ11を用いて撮影しても未記録の時間が生じてしまう。
【0108】
図19に示す画像データ記録装置は,磁気テープMTの残りの記録可能時間が少なくなりあらかじめ予想した記録すべき撮影時間の間記録ができなくなると単位撮影時間当りの記録データ量を少なくし,あらかじめ予想した磁気テープMTへの記録すべき撮影時間を確保するものである。
【0109】
図20は,単位撮影時間当りの記録データ量を変更する手順を示すフローチャートである。
【0110】
まず記録制御回路8によって,今までの撮影時間が算出される(ステップ91)。算出された撮影時間が,あらかじめ定められた判定時間になったかどうか判断され(ステップ92),判定時間となっていると(ステップ92でYES )磁気テープMTの残容量がチェックされる(ステップ93)。つづいて磁気テープMTの残容量にもとづいて画像データの記録が可能な撮影時間が算出される(ステップ94)。この記録可能撮影時間の算出は,今までの撮影時間と磁気テープMTに記録された画像データの量にもとづいて行なわれる。すなわち今まで撮影された被写体の平均的な粗密をもつ被写体が,今まで撮影された被写体の平均的な動きで動いたと仮定して磁気テープMTの残容量に記録可能な撮影時間が算出される。
【0111】
算出された記録可能な撮影時間と,あらかじめ定められた撮影時間記録するのに必要な残撮影時間とが比較される(ステップ95)。記録可能な撮影時間が,残撮影時間を上回っていれば(ステップ95でNO),あらかじめ予想した撮影時間の間記録ができるのでそのまま撮影および記録が続行される。記録可能時間が,残記録時間を下回っていると(ステツプ95でYES ),あらかじめ予想した撮影時間の間記録ができなくなる。したがってこの場合には,磁気テープMTに単位撮影時間当りに磁気テープMTに記録される画像データ量が少なくなるように記録量変更処理が行なわれる(ステップ96)。この記録量変更処理は,カメラ11の撮影周期の制御,参照フレーム・メモリ22に記憶される全画面画像データおよび磁気テープMTに記録される全画面画像データの記憶および記録周期の制御,動き検出回路30におけるしきい値の制御または量子化回路18における圧縮率の制御により実現できる。もちろん,これら制御のうち複数の制御を組合わせて記録量変更処理を行なってもよい。
【0112】
これら記録量変更処理のうち,まずカメラ11の撮影周期の制御について述べる。
【0113】
図19に示す画像データ記録装置は,通常は1秒周期で被写体の撮影が繰返されている。このような場合に撮影周期を少し遅らせても防犯のための監視という観点からは支障がない。このためカメラ11による撮影周期が遅れるように,記録制御回路8によるカメラ11が制御される。たとえば撮影周期を1秒周期から1.1 秒周期に遅らせることにより,単位撮影時間当り記録される画像データ量を1割程度削減することができる。
【0114】
次に参照フレーム・メモリ22に記憶される全画面画像データおよび磁気テープMTに記録される全画面画像データの記憶および記録周期を制御することにより,記録量を変更する処理について述べる。
【0115】
図19に示す画像データ記録装置は,通常は図2に示すように30秒周期で被写体の全体像を表わす画像データを磁気テープMTに記録し,かつ参照フレーム・メモリ22に記憶されている参照全画面画像データを更新するものである。30秒周期の間の時点では,撮影した被写体画像のうち動きのあるブロック画像データのみが記録される。被写体の全体像を表わす画像データを磁気テープMTに記録する周期を遅くするように切替スイッチ15および16,参照フレーム・メモリ22,DCT回路17,量子化回路18,ハフマン圧縮回路19ならびに磁気記録装置20を制御する。たとえば被写体の全体像を表わす画像データを磁気テープMTに記録する周期を30秒周期から60秒周期に遅らせることにより,単位撮影時間当り記録される画像データ量を2割程度削減することができる。この場合,参照フレーム・メモリ22も,磁気テープMTへの被写体像の全体像を表わす画像データの記録に合わせて更新される。
【0116】
次に動き検出回路30におけるしきい値を制御することにより,記録量を変更する処理について述べる。
【0117】
図19に示す画像データ記録装置は,撮影によって得られた入力全画面画像データによって表わされる画像と参照フレーム・メモリ22に記憶されている参照全画面画像データによって表わされる参照画像との間に動きがあるかどうかをブロックごとに検出し,動きがある部分についてはその動きがある部分を表わす画像データを磁気テープMTに記録している。この動き検出において動きがあるかどうかを判断するためにしきい値を用いている。このしきい値は小さくすれば小さな動きであっても動き検出ができる一方,小さ過ぎるとノイズ等の影響を受け動きがなくとも動きありと判断されるため,最適なしきい値が経験的に定められている。動き検出回路30におけるしきい値を大きくすることにより動き検出回路30において動きありと判断されるブロックの画像が少なくなる。このため磁気テープMTに単位撮影時間当りに記録される,動き部分を表わす画像データの量を削減することができる。
【0118】
次に量子化回路18における圧縮率を制御することにより,記録量を変更する処理について述べる。
【0119】
図19に示す画像データ記録装置においては,量子化回路18においてあらかじめ定められた量子化テーブルを用いて量子化された後,ハフマン圧縮されて磁気テープMTに記録される。量子化回路18において量子化ステップを上げることにより,単位撮影時間当りの画像データの記録量を削減することができる。
【0120】
いずれにしても単位撮影時間当りの画像データの記録量を削減することにより,あらかじめ定められた撮影時間の間画像データを記録することができるようになる。
【0121】
(5) 第5実施例
図21から図24は第5実施例を示すものである。
【0122】
図21は監視カメラ付画像データ記録装置の電気的構成を示すブロック図である。図21において,図1に示すものと同一物には同一符号を付して説明を省略する。図22は図21に示す画像データ記録装置における動き検出の処理手順を示すフローチャートである。図23(A) ,(B) および(C) は動き検出の様子を表わしている。
【0123】
図21に示す監視カメラ付画像データ記録装置では参照フレーム・メモリ22に加えてさらにもう1つの参照フレーム・メモリ25が設けられている。第1の参照フレーム・メモリ22にはカメラ11による撮影の直前に動いた参照画像を表わす第1の参照全画面画像データが記憶されている。この第1の参照全画面画像データは動き検出回路30に与えられる。また第1の参照フレーム・メモリ22に次の参照全画面画像データが記憶されるときには,第1の参照フレーム・メモリ22に記憶されていた第1の参照全画面画像データは第2の参照フレーム・メモリ25に与えられ記憶される。したがって第1の参照フレーム・メモリ22には撮影によって得られる入力全画面画像データの直前の参照全画面画像データが記憶され,第2の参照フレーム・メモリ25には第1の参照フレーム・メモリ22に記憶されている参照全画面画像データのさらに直前に動いた参照画像を表わす第2の参照全画面画像データが記憶される。
【0124】
たとえば現在の撮影によって得られる画像が図23(C) であり,その直前に動きがあった参照画像が図23(B) ,さらにその直前に動きがあった画像が図23(A) であったとすると,第1の参照フレーム・メモリ22には図23(B) に示す第1の参照画像を表わす第1の参照画像データが記憶され,第2の参照フレーム・メモリ25には図23(A) に示す第2の参照画像を表わす第2の参照画像データが記憶されている。
【0125】
第1の参照フレーム・メモリ22および第2の参照フレーム・メモリ25に記憶されている第1の参照全画面画像データおよび第2の参照全画面画像データは動き検出回路30に与えられる。動き検出回路30において,図23(C) に示す入力全画面画像と,図23(B) に示す参照全画面画像とが比較され,かつ図23(C) に示す入力全画面画像と図23(A) に示す参照全画面画像とが比較される。動き検出回路30においては,入力全画面画像が第1の参照全画面画像および第2の参照全画面画像のいずれの画像に対しても動きありと判断されるブロックの画像のみが,動きがあるブロックの画像と判断される。図23(A) ,(B) および(C) に示す例では,図23(C) に示す入力全画面画像のうち領域Aは図23(B) に示す参照全画面画像と比較した場合動きがあるが,図23(A) に示す参照全画面画像と比較した場合は動きがないため動きなしと判断される。一方,図23(C) に示す入力全画面画像のうち領域Aは図23(A) および(B) に示すいずれの参照全画面画像と比較しても動きがあるため動きありの領域として判断される。この領域Aを表わす画像データが動きブロック画像データとして動き検出回路30から出力される(図23(A) ,(B) および(C) に示す例では対象物Obのみが動く。動き検出部分はこの対象物Obのみであるが,便宜上領域Aおよび領域Aで表わしている)。
【0126】
図22を参照して,図21に示す画像データ記録装置における動き検出処理について説明する。
【0127】
まずカメラ11を用いた撮影によって得られた入力全画面画像(図23(C) )と第1の参照フレーム・メモリ22から読出される参照全画面画像データによって表わされる第1の参照全画面画像(図23(B) )とがブロックごとに比較される(ステップ101 )。この比較において動きがあるかどうかが判断される(ステップ102 )。動きが無ければ(ステップ102 でNO),次の撮影によって得られた入力全画面画像についての動き検出が行なわれる。動きがあると判断されると(ステップ102 でYES ),入力全画面画像(図23(C) )と第2の参照フレーム・メモリ25から読出される参照全画面画像データによって表わされる第2の参照全画面画像(図23(A) )とがブロックごとに比較される(ステップ103 )。この比較において動きがあるかどうかが判断される(ステップ104 )。動きがあれば,第1の参照全画面画像および第2の参照全画面画像の両方の画像に対し,入力全画面画像のブロックの画像が動いているので始めて動きありのブロックとされる(ステップ105 )。入力全画面画像(図23(C) )と第2の参照全画面画像(図23(A) )との間に動きが無ければ(ステップ104 でNO),入力全画面画像(図23(C) )と第1の参照全画面画像(図23(B) )との間に動きがあっても,動きありとは判定されず,次の撮影によって得られた入力全画面画像についての動き検出が行なわれる。
【0128】
図21に示す画像データ記録装置では,入力全画面画像が,第1の参照全画面画像および第2の参照全画面画像の両方の画像に対して動きありと判断されなければ,一方の画像に対してのみ動きありと判断されても,動きありとは判断されない。このため,動きのある対象物Obが動いたあとの領域Aは動きありと判断されるが,動きのある対象物Obが動く前に存在した領域Aは動き無しと判断される。このため被写体のうち実際に動いた対象物が動いた部分だけが動きありと判断され動きブロック画像を表わす画像データ量を実質的に削除することができる。
【0129】
図24は図21に示す画像データ記録装置における動き検出処理の他の処理手順を示すフローチャートである。
【0130】
図22に示す動き検出処理が入力全画面画像と第1の参照全画面画像との比較をし,動きありと判断されたブロック画像について第2の参照全画面画像との比較をしているのに対し,図24に示す動き検出処理は入力全画面画像と第1の参照全画面画像または第2の参照全画面画像との動きの有無にかかわらず,入力全画面画像と第1の参照全画面画像との比較と入力全画面画像と第2の参照全画面画像との比較を行ない動き検出を行なうものである。
【0131】
図24を参照して,動き検出回路30には切替スイッチ15を介して入力全画面画像を表わす画像データと,第1の参照フレーム・メモリ22から出力される第1の参照全画面画像データが与えられる(ステップ111 )。各ブロックごとに,入力全画面画像データと第1の参照全画面画像データとの差分和S1が算出される(ステップ112 )。
【0132】
また,動き検出回路30には切替スイッチ15を介して入力全画面画像を表わす画像データと,第2の参照フレーム・メモリ25から出力される第2の参照全画面画像データが与えられる(ステップ113 )。各ブロックごとに,入力全画面画像データと第2の参照全画面画像データとの差分和S2が算出される(ステップ114 )。
【0133】
これらの差分和S1およびS2のうち小さい方の差分和(これをSとする)が,動き検出のしきい値よりも大きいかどうかが判断される(ステップ115 ,116 )。差分和Sが,動き検出のしきい値よりも大きいときには動きありと判定され(ステップ117 ),動き検出のしきい値よりも小さいときには動きなしと判定される(ステップ118 )。
【0134】
図24に示す処理においても入力全画面画像が,第1の参照全画面画像および第2の参照全画面画像の両方の画像に対して動きありと判断されなければ,動きありとは判断されない。このため,図23(C) に示すように動きのある対象物Obが動いたあとの領域Aは動きありと判断されるが,動きのある対象物Obが動く前に存在した領域Aは動き無しと判断される。このため被写体のうち実際に動いた対象物が動いた部分だけが動きありと判断され動きブロック画像を表わす画像データ量を実質的に削減することができる。
【0135】
図21に示す画像データ記録装置は,動き検出回路30において用いられるしきい値をユーザが設定することもできる。このしきい値設定処理の手順が図25に示すフローチャートに示されている。図25に示すしきい値設定処理はしきい値制御回路10において行なわれる。しきい値制御回路10にはしきい値設定に用いられる入力装置10Aも設けられている。このしきい値の設定は,入力画像と参照画像とのデータの差分和が一定値以上のときに動き検出と判断する場合を前提としている。
【0136】
図21および図25を参照して,入力装置10Aを用いて撮影回数Nがセットされる(ステップ121 )。つづいてカメラ11を用いて,基準となる画像が撮影され基準画像を表わす画像データがフレーム・メモリ13から読出されしきい値制御回路10に与えられる(ステップ122 )。基準画像を表わす画像データのうち特定の複数の画素を表わす画像データが抽出される(ステップ123 )。ステップ122 および123 の処理が,入力装置10Aによって設定された撮影回数Nに到達するまで繰返される(ステップ124 )。
【0137】
N回の撮影によって得られたN枚の基準画像のうち,同一位置に存在する画素ごとに式1にしたがって標準偏差が算出される。
【0138】
【数4】
S={Σ(x−X)/N}1/2 ‥‥式4
【0139】
式4においてxは画素のレベル,Xは画素レベルの平均値である。
【0140】
式1から得られた標準偏差のうち最も大きい値Smax が選択される。この選択された値Smax の2倍の値がしきい値として動き検出回路30に設定される。このように設定することによりノイズのばらつきが正規分布にしたがうとすると,ノイズの影響をあまり受けることなく動き検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】監視カメラ付画像データ記録装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】撮影と記録のタイム・チャートである。
【図3】動き検出回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】動き検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】磁気テープに記録されるデータの内容を示している。
【図6】画像データ再生装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】読出制御の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】プリント画像の一例を示している。
【図9】監視カメラ付画像データ記録装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図10】動き検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】代表色コードを算出する処理手順を示している。
【図12】磁気テープに記録されるデータの一例を示している。
【図13】監視カメラ付画像データ記録装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図14】雲台制御の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】雲台制御が行なわれたときの動き検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】磁気テープに記録されるデータの一例を示している。
【図17】雲台が制御されたときの撮影画像と参照画像の一例を示している。
【図18】読出制御の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】監視カメラ付画像データ記録装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図20】あらかじめ定められた撮影時間の間記録する処理手順を示すフローチャートである。
【図21】監視カメラ付画像データ記録装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図22】動き検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図23】(A) および(B) は参照画像の一例を示し,(C) は入力画像の一例を示している。
【図24】動き検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図25】しきい値設定の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 カメラ
14 ブロック化回路
15,16 切替スイッチ
20 磁気記録装置
22 参照フレーム・メモリ
30 動き検出回路
MT 磁気テープ

Claims (28)

  1. 第1の周期で被写体を撮像し,被写体像を表わす撮像画像データを出力する撮像手段,
    上記第1の周期のn倍の周期の第2の周期で上記撮像手段を用いて被写体を撮像することにより得られる被写体全体画像データを記録媒体に記録する第1の記録制御手段,
    上記第1の周期で上記撮像手段から出力される撮像画像データにより表わされる第1の被写体像と,その直前の上記第1の周期の時点で上記撮像手段から得られる撮像画像データによって表わされる前被写体像との間にある動きの部分を検出する動き部分検出手段,および
    上記動き部分検出手段により検出された動きの部分を表わす被写体部分画像データを,上記記録媒体に記録する第2の記録制御手段,
    を備えたディジタル画像データ記録装置。
  2. 時刻を計測するための計時手段,ならびに
    上記記録媒体に記録される上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データのそれぞれの撮影時刻を表わすデータを,上記記録媒体に記録する撮影時刻データ記録制御手段,
    を備えた請求項1に記載のディジタル画像データの記録装置。
  3. 上記動き部分検出手段が,
    上記撮像画像データの色データ,輝度データおよび色差データのそれぞれのデータの種類に応じて,異なるしきい値を用いて動きのある部分を検出するものである,
    請求項1に記載の画像データ記録装置。
  4. 上記動き部分検出手段によって動きがあることが検出された部分の画像における代表的な色を表わすデータを,上記記録媒体に記録する代表色データ記録制御手段,
    を備えた請求項1に記載のディジタル画像データ記録装置。
  5. 上記記録媒体に記録された記録済データの撮影時間と上記記録媒体の残りに記録可能な撮影時間とを加えた加算時間が,あらかじめ定められた一定時間以上かどうかを判断する時間判定手段,ならびに
    上記時間判定手段において,上記加算時間があらかじめ定められた一定時間以上と判断されたことにより上記加算時間が上記一定時間以下となるように上記記録媒体の残りの記録領域に単位撮影時間当りに記録される上記被写体全体画像データおよび上記部分画像データのうち少なくとも一方のデータのデータ量を減少させる画像データ量調整手段,
    を備えた請求項1に記載のディジタル画像データ記録装置。
  6. 上記画像データ量調整手段が,上記動き部分検出手段による動き判定に用いられるしきい値の低下,上記第1の記録制御手段による上記被写体全体画像データの記録頻度の低下または上記撮像手段による撮像頻度の低下により,上記記録媒体の残りの記録領域に単位撮影時間当りに記録される上記被写体全体画像データおよび上記部分画像データのうち少なくとも一方のデータのデータ量を減少させるものである,
    請求項5に記載のディジタル画像データ記録装置。
  7. 上記第1の記録制御手段による被写体全体画像データの上記記録媒体への記録および上記第2の記録制御手段による被写体部分画像データの上記記録媒体への記録が,データ圧縮を行ない上記記録媒体に記録するものであり,
    上記画像データ量調整手段が,
    上記データ圧縮処理における圧縮率を低下させることにより,上記記録媒体の残りの記録領域に単位撮影時間当りに記録される上記被写体全体画像データおよび上記部分画像データのうち少なくとも一方のデータのデータ量を減少させるものである,
    請求項5に記載のディジタル画像データの記録装置。
  8. 上記動き部分検出手段が,
    上記第1の周期で得られた上記被写体全体画像データによって表わされる第1の被写体像と,上記第1の周期の直前およびさらにその前の2つの時点の第1の周期で得られる上記被写体全体画像データによって表わされる2つの被写体全体像とのいずれとも動きがあるかどうかを判定するものである,
    請求項1に記載のディジタル画像データの記録装置。
  9. 上記動き部分検出手段における動き部分の有無を判定するためのしきい値を設定するしきい値設定手段,
    を備えた請求項1に記載のディジタル画像データの記録装置。
  10. 撮影範囲が平行移動するように上記撮像手段を制御する撮像制御手段,および
    上記撮像制御手段の制御のもとに平行移動される撮影範囲の平行移動量を上記記録媒体に記録する平行移動量記録制御手段を備え,
    上記動き検出手段が,
    上記撮像制御手段にもとづく撮影範囲の平行移動が行なわれた場合に,上記第1の周期で上記撮像手段から出力される撮像画像データにより表わされる第1の被写体像と,その直前の上記第1の周期の時点で上記撮像手段から得られる直前の撮像画像データによって表わされる直前の被写体像との重複部分が対応するように上記直前の被写体像を構成し,その構成された直前の被写体像と上記第1の被写体像との間にある動きのある部分を検出するものである,
    請求項1に記載のディジタル画像データの記録装置。
  11. 第1の周期で撮像して得られる被写体全体像を表わす被写体全体画像データが上記第1の周期で記録媒体に記録され,かつ上記第1の周期の1/nの周期の第2の周期で撮像して得られる被写体画像データによって表わされる被写体像とその直前の上記第2の周期で得られる被写体像データによって得られる被写体像との間に動きがある部分の画像を表わす被写体部分画像データが記録媒体に記録されている場合に画像データを再生する装置であり,
    上記記録媒体から上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データをそれぞれ読取る読取手段,ならびに
    上記読取手段により読取られた上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データとを合成することにより,被写体全体像を表わす画像データを生成して出力する画像データ生成手段,
    を備えたディジタル画像データ再生装置。
  12. 再生時間間隔を指定する再生時間間隔指定手段を備え,
    上記記録媒体には,
    上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データの撮影時刻を表わす時刻データが,上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データに対応して記録されており,
    上記読取手段が,
    上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データに加えて,上記時刻データを読取るものであり,
    上記画像データ生成手段が,
    上記再生時間間隔指定手段による再生時間間隔の指定に応じて,指定された時間間隔で上記被写体全体画像データと上記被写体部分画像データとを合成することにより被写体全体像を表わす画像データを生成して出力するものである,
    請求項11に記載のディジタル画像データ再生装置。
  13. 色を指定する色指定手段,および上記読取手段により上記記録媒体から読取られた上記被写体部分画像データによって表わされる画像部分の代表的な色が,上記色指定手段により指定された色に相当するかどうかを判断する代表色判定手段を備え,
    上記画像データ生成手段が,
    上記代表色判定手段により,上記色指定手段により指定された色が代表的な色と判断された画像部分を表わす上記被写体部分画像データと上記被写体全体画像データとを合成することにより被写体全体像を表わす画像データを生成して出力するものである,
    請求項11に記載のディジタル画像データ再生装置。
  14. 第1の周期で撮像して得られる被写体全体像を表わす被写体全体画像データ,上記第1の周期の1/nの周期の第2の周期で撮像して得られる被写体画像データによって表わされる第1の被写体像とその直前の上記第2の周期で得られる被写体像データによって得られる第2の被写体像との間に動きがある部分の画像を表わす被写体像部分画像データ,および上記第1の被写体像が得られたときの撮影範囲と上記第2の被写体像が得られたときの撮影範囲との平行移動量を表わす平行移動量データがそれぞれ記録媒体に記録されている場合に画像データを再生する装置であり,
    上記記録媒体から上記被写体全体画像データ,上記被写体部分画像データおよび上記平行移動量データを読取る読取手段,ならびに
    上記読取手段により読取られた上記平行移動量データにもとづいて上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データから被写体全体像を表わす画像データを生成して出力する画像データ生成手段,
    を備えたディジタル画像データ再生装置。
  15. 第1の周期で被写体を撮像し,被写体像を表わす撮像画像データを得,
    上記第1の周期のn倍の周期の第2の周期で被写体を撮像することにより得られる被写体全体画像データを記録媒体に記録する第1の記録制御処理を行ない,
    上記第1の周期で上記撮像によって得られる撮像画像データにより表わされる第1の被写体像と,その直前の上記第1の周期の時点で上記撮像によって得られる撮像画像データによって表わされる前被写体像との間にある動きの部分を検出し,
    上記動き部分検出処理により検出された動きの部分を表わす被写体部分画像データを,上記記録媒体に記録する第2の記録制御処理を行なう,
    ディジタル画像データ記録方法。
  16. 時刻を計測しておき,
    上記記録媒体に記録される上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データのそれぞれの撮影時刻を表わすデータを,上記記録媒体に記録する,
    請求項15に記載のディジタル画像データの記録方法。
  17. 上記動き部分検出処理が,
    上記撮像画像データの色データ,輝度データおよび色差データのそれぞれのデータの種類に応じて,異なるしきい値を用いて動きがあるかどうかを,上記画像ブロック化手段により分けられたブロックごとに判定するものである,
    請求項15に記載の画像データ記録方法。
  18. 上記動き部分検出処理によって動きがあると判定された部分の画像における代表的な色を表わすデータを,上記記録媒体に記録する,
    請求項15に記載のディジタル画像データ記録方法。
  19. 上記記録媒体に記録された記録済データの撮影時間と上記記録媒体の残りに記録可能な撮影時間とを加えた加算時間が,あらかじめ定められた一定時間以上かどうかを判断し,
    上記時間判定処理において,上記加算時間があらかじめ定められた一定時間以上と判断されたことにより上記加算時間が上記一定時間以下となるように上記記録媒体の残りの記録領域に単位撮影時間当りに記録される上記被写体全体画像データおよび上記部分画像データのうち少なくとも一方のデータのデータ量を減少させる,
    請求項15に記載のディジタル画像データ記録方法。
  20. 上記画像データ量調整処理が,上記動き部分検出処理による動き判定に用いられるしきい値の低下,上記第1の記録制御処理による上記被写体全体画像データの記録頻度の低下または上記撮像による撮像頻度の低下により,上記記録媒体の残りの記録領域に単位撮影時間当りに記録される上記被写体全体画像データおよび上記部分画像データのうち少なくとも一方のデータ量を減少させるものである,
    請求項19に記載のディジタル画像データ記録方法。
  21. 上記第1の記録制御処理による被写体全体画像データの上記記録媒体への記録および上記第2の記録制御処理による被写体部分画像データの上記記録媒体への記録が,データ圧縮を行ない上記記録媒体に記録するものであり,
    上記画像データ量減少処理が,
    上記データ圧縮処理における圧縮率を低下させることにより,上記記録媒体の残りの記録領域に単位撮影時間当りに記録される上記被写体全体画像データおよび上記部分画像データのうち少なくとも一方のデータのデータ量を減少させるものである,
    請求項19に記載のディジタル画像データの記録方法。
  22. 上記動き部分検出処理が,
    上記第1の周期で得られた上記被写体全体画像データによって表わされる第1の被写体像と,上記第1の周期の直前およびさらにその前の2つの時点の第1の周期で得られる上記被写体全体画像データによって表わされる2つの被写体全体像とのいずれとも動きがあるかどうかを判定するものである,
    請求項15に記載のディジタル画像データの記録方法。
  23. 上記動き部分検出手段における動き部分の有無を判定するためのしきい値を設定可能とする,
    請求項15に記載のディジタル画像データの記録方法。
  24. 撮影範囲が平行移動するように上記撮像手段を制御し,
    上記撮像制御のもとに平行移動される撮影範囲の平行移動量を上記記録媒体に記録し,
    上記動き検出処理が,
    上記撮像制御手段にもとづく撮影範囲の平行移動が行なわれた場合に,上記第1の周期で上記撮像手段から出力される撮像画像データにより表わされる第1の被写体像と,その直前の上記第1の周期の時点で上記撮像手段から得られる直前撮像画像データによって表わされる直前の被写体像との重複部分が対応するように上記直前の被写体像を構成し,その構成された直前の被写体像と上記第1の被写体像との間にある動きのある部分を検出するものである,
    請求項15に記載のディジタル画像データの記録方法。
  25. 第1の周期で撮像して得られる被写体全体像を表わす被写体全体画像データが上記第1の周期で記録媒体に記録され,かつ上記第1の周期の1/nの周期の第2の周期で撮像して得られる被写体画像データによって表わされる被写体像とその直前の上記第2の周期で得られる被写体像データによって得られる被写体像との間に動きがあるかどうかを比較して,動きがあると判定された部分の画像を表わす被写体部分画像データが記録媒体に記録されている場合に画像データを再生する方法であり,
    上記記録媒体から上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データをそれぞれ読取り,
    上記読取られた上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データとを合成することにより,被写体全体像を表わす画像データを生成して出力する,
    ディジタル画像データ再生方法。
  26. 再生時間間隔を指定可能とし,
    上記記録媒体には,
    上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データの撮影時刻を表わす時刻データが,上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データに対応して記録されており,
    上記読取処理が,
    上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データに加えて,上記時刻データを読取るものであり,
    上記画像データ生成処理が,
    上記再生時間間隔指定処理による再生時間間隔の指定に応じて,指定された時間間隔で上記被写体全体画像データと上記被写体部分画像データとを合成することにより被写体全体像を表わす画像データを生成して出力するものである,
    請求項25に記載のディジタル画像データ再生方法。
  27. 色を指定可能とし,
    上記読取処理により上記記録媒体から読取られた上記被写体部分画像データによって表わされる画像部分の代表的な色が,上記色指定処理により指定された色に相当するかどうかを判断し,
    上記画像データ生成処理が,
    上記代表色判定処理により上記色指定処理により指定された色が代表的な色と判断された画像部分を表わす上記被写体部分画像データと上記被写体全体画像データとを合成することにより被写体全体像を表わす画像データを生成して出力するものである,
    請求項25に記載のディジタル画像データ再生方法。
  28. 第1の周期で撮像して得られる被写体全体像を表わす被写体全体画像データ,上記第1の周期の1/nの周期の第2の周期で撮像して得られる被写体画像データによって表わされる第1の被写体像とその直前の上記第2の周期で得られる被写体像データによって得られる第2の被写体像との間に動きがある部分の画像を表わす被写体像部分画像データ,および上記第1の被写体像が得られたときの撮影範囲と上記第2の被写体像が得られたときの撮影範囲との平行移動量を表わす平行移動量データがそれぞれ記録媒体に記録されている場合に画像データを再生する方法であり,
    上記記録媒体から上記被写体全体画像データ,上記被写体部分画像データおよび上記平行移動量データを読取り,
    上記読取られた上記平行移動量データにもとづいて上記被写体全体画像データおよび上記被写体部分画像データから被写体全体像を表わす画像データを生成して出力する,
    ディジタル画像データ再生方法。
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