JP3604895B2 - 伝送システムにおける受信インターフェース装置 - Google Patents
伝送システムにおける受信インターフェース装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声データ又は映像データ等の如き時系列データを時分割伝送する伝送システムに用いられる受信インターフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数の情報機器間において情報データの伝送を為すインターフェースとして、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers )1394−1995規格に基づく高速シリアルデータ転送インターフェースが注目されている。
【0003】
かかるIEEE1394−1995規格では、複数の情報機器(以下、ノードと称す)間をシリアルバス(以下、SBUSと称す)にて接続し、これら各ノード間での複数チャンネル分の情報伝送を時分割伝送するようにしている。従って、送信側のノードにおいては、音声(映像)データの如き時系列データに関してもこれを所定データ分毎にデータパケット化して時分割伝送することになる。よって、受信側のノードにおいては、この時分割伝送されてきたデータをリアルタイムにかつ正確に元の時系列データに再生することが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、時分割伝送されてきたデータをリアルタイムにかつ正確に元の時系列データに再生することが出来る伝送システムにおける受信インターフェース装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による伝送システムにおける受信インターフェース装置は、時系列データを複数のデータ群に分割して前記データ群中の各データを再生すべき時間を指定する再生指定時間データを前記データ群に付加してなるデータパケットを伝送バス上に時分割伝送する伝送システムにおける受信インターフェース装置であって、前記伝送バス上におけるバスサイクル時間を計数するサイクルタイマと、前記伝送バスを介して受信した信号から前記データ群及び前記再生指定時間データ各々を抽出する抽出手段と、前記データ群中の各データを順次取り込んで記憶して行きこれを再生クロックに応じて記憶した順に読み出す受信バッファと、 前記バスサイクル時間から前記再生指定時間データによって指定された時間を減算した時間差と所定時間とを加算してなるオフセット時間を生成するオフセット生成手段と、前記再生指定時間データによって指定された時間と前記バスサイクル時間との時間差に応じてオフセット時間を生成するオフセット生成手段と、前記再生指定時間データによって指定された時間に前記オフセット時間を加算したものを再生指定時間とする加算手段と、前記バスサイクル時間が前記再生指定時間と一致した時に基準クロックパルスを発生する一致検出手段と、前記基準クロックパルスに応じて該基準クロックパルスに位相同期したクロック信号を発生しこれを前記再生クロックとするPLL回路と、を有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、IEEEl394−1995規格によるネットワーク形態の一例を示す図である。
図lにおいて、ビデオカメラA、パーソナルコンピュータB、及びオーディオ装置Cなる各ノードは、IEEE1394−1995によるSBUSによって互いに接続されている。
【0007】
ここで、例えばビデオカメラAは、その撮影によって得られたディジタル音声信号及び映像信号各々をデータパケット化してデータパケットDAUD 及びDVID を夫々生成する。
図2は、上記ディジタル音声信号としての音声サンプルデータ系列の一例、並びにかかる音声サンプルデータ系列によって生成されるデータパケットDAUD の一例を示す図である。
【0008】
かかる図2に示される例においては、サンプリング周波数fs:44.1[KHz]の音声サンプルデータQ0〜Q9の内の音声サンプルデータQ0〜Q4なるデータ群が、データパケットDAUD1に合まれている。更に、音声サンプルデータQ5〜Q9なるデータ群が次のデータパケットDAUD2に合まれる。
更に、これらデータパケット各々には、かかる音声サンプルデータ群と共に、これら音声サンプルデータ各々を受信側でリアルタイム再生させる為のCIP (common isochronus packet)が存在する。かかるCIPには、各音声サンプルデータを受信側において再生すべきバスサイクル時間を指定する為の再生指定時間データSYTが付加されている。
【0009】
例えば、図2に示される実施例においては、音声サンプルデータQ0をバスサイクル時間taにて再生させるべく、データパケットDAUD1中には音声サンプルデータQ0の再生指定時間データSYTとして、”ta”を付加している。又、音声サンプルデータQ8をバスサイクル時間tbにて再生させるべく、データパケットDAUD2中には、音声サンプルデータQ8の再生指定時間データSYTとして、”tb”を付加している。
尚、かかる図2に示される例においては、再生指定時間データSYTを、8つの音声サンプルデータ毎にlつ記述するようにしている。
【0010】
尚、映像信号に対応したデータパケットDVID も、上述の如き方法によって生成される。ビデオカメラAは、これらデータパケットDAUD 、及びデータパケットDVID の各々を図3に示されるが如く、125[μs]のバスサイクルにて時分割伝送する。なお、この125[μs]を1サイクルとし、1Isoサイクルと呼ぶ。また、この際、ビデオカメラAは、上記データパケットDAUD をオーディオ装置Cに送信し、映像信号に対応したデータパケットDVID をパーソナルコンピュータBに送信するものとする。
【0011】
図4は、各ノードが持っているサイクルタイマレジスタを示しており、このサイクルタイマレジスタは、後述するルートノードにより送られてくるサイクルスタートパケットCSにより時刻合わせを行うために備えられているものである。図に示したように、当該サイクルタイマレジスタは、32bitで構成され、最初の7bitはサイクルセコンドと呼ばれ秒毎のカウントを行い、次の13bitはサイクルカウントと呼ばれ、1Isoサイクル(125μs)毎のカウントを行い、最後の12bitはサイクルオフセットと呼ばれ、24.756MHzのクロックでカウントを行うものである。
また、上述した再生指定時間データSYTは、サイクルタイマレジスタのうち下位16bitにより構成されている。この下位16bitのうち、上位4bitはサイクルカウントと呼ばれ、前述したように1Isoサイクル(125μs)毎のカウントを行い、下位12bitはサイクルオフセット呼ばれ、前述した用に24.756MHzのクロックでカウントを行う。
なお、各ノードはリアルタイムデータ送信時に、サイクルタイマレジスタの下位16bitを上述したCIPのSYTに貼り付けてデータを送信する。
【0012】
一方、図1に示されるネットワーク上においてIEEEl394−1995規格にて決められている所定の方法によりルートノードが決められ、ルートノードに割り当てられたパーソナルコンピュータBは、SBUS上において基準時間となる基準バスサイクル時間をパケット化したサイクルスタートパケットCSを生成し、これを上記図3に示されるように、125[μs]のバスサイクル毎にSBUS上に送出する。
【0013】
オーディオ装置Cは、かかるSBUSを介して、図3に示されるが如きデータ信号を受信する。
図5は、かかるオーディオ装置Cの内部構成を示す図である。
図5に示されるDAコンバータ2には、本発明による受信インターフェース装置(後述する)が搭載されている。かかる受信インターフェース装置は、上記SBUSを介して供給された受信データ信号中のデータパケットDAUD から、上記図2に示されるが如き音声サンプルデータ系列を復元する。DAコンバータ2は、この復元した音声サンプルデータ系列をアナログ音声信号に変換してアンプ3に供給する。アンプ3は、かかるアナログ音声信号を電力増幅した信号をスピーカ4に供給する。スピーカ4は、この電力増幅されたアナログ音声信号に応じた音響出力を行う。
【0014】
図6は、上記DAコンバータ2の内部構成を示す図である。
図6において、本発明による受信インターフェース回路20におけるデータパケット抽出回路21は、上記SBUSを介して受信した受信データ信号中から、例えば図4に示されるが如きデータパケットDAUD を順次抽出する。
受信バッファ22は、例えばFIFO(first in first out)メモリ等からなり、上記データパケット抽出回路21から供給されてくるデータパケットDAUD 中の各音声サンプルデータをシリアルに順次記憶して行く。
【0015】
SYT抽出回路23は、上記データパケットDAUD から再生指定時間データSYTの抽出を行いこれを順次記憶しつつオフセット生成回路30及び加算器28各々に供給する。
サイクルスタートパケット抽出回路24は、上記SBUSを介して受信した受信データ信号中から図3に示されるが如きサイクルスタートパケットCSを抽出してこれをサイクルタイマ25に供給する。
【0016】
サイクルタイマ25は、システムクロックCK(24.576MHz) 毎にlづつ計数カウントを行いそのカウント値をバスサイクル時間Tcとしてこれをオフセット生成回路30及び一致検出回路29各々に供給する。又、サイクルタイマ25は、上記サイクルスタートパケット抽出回路24からサイクルスタートパケットCSが供給される度に、上記バスサイクル時間Tcを、このサイクルスタートパケットCSにて示される基準バスサイクル時間に合わせ込む。
【0017】
オフセット生成回路30は、先ず、上記再生指定時間データSYTから上記バスサイクル時間Tcを減算して得られた時間差を求める。ここで、オフセット生成回路30は、かかる時間差が負の値になる場合、あるいは、所定時間Tよりも大なる場合には、以下の演算によって求めたオフセット時間COFを加算器28に供給する。
【0018】
【数1】
COF=バスサイクル時間Tc−再生指定時間データSYT+所定時間T
尚、かかる所定時間Tとは、受信バッファ22が空の状態からその全記憶領域にデータが満たされるまでに掛かる時間であり、例えば、
【0019】
【数2】
T={受信バッファ22(FIFO)のサイズ}/{lサンプルデータのサイズ×サンプリング周波数}
にて示される。一方、上記の如き求めた再生指定時間データSYTからバスサイクル時間Tcを減算して得られた時間差が正の値であり、かつ上記所定時間Tよりも小なる場合には、オフセット生成回路30は、”0”値のオフセット時間COFを加算器28に供給する。
【0020】
加算器28は、上記再生指定時間データSYTにて示される時間と、上記オフセット時間COFとを加算した時間を再生指定時間TD として一致検出回路29に供給する。
一致検出回路29は、上記バスサイクル時間Tcと、上記再生指定時間TD とが一致した場合に基準クロックパルスCREF を発生してこれをPLL(phase locked loop) 回路31に供給する。
【0021】
図7は、かかるPLL回路31の内部構成の一例を示す図である。
図7において、位相比較器311は、後述する分周器314から供給された分周クロックと、上記基準クロックパルスCREFとの位相を比較して、その位相差に対応した位相誤差信号をループフィルタ312に供給する。ループフィルタ312は、かかる位相誤差信号を平均化し、その平均位相誤差に対応した電圧レベルの位相誤差電圧を電圧制御発振器313に供給する。電圧制御発振器313は、かかる位相誤差電圧に対応した周波数のクロック信号を発生し、これを再生クロックとして出力する。分周器314は、かかる再生クロックの周波数を分周して得られた分周クロックを上記位相比較器311に供給する。
【0022】
かかる構成により、PLL回路31は、上記基準クロックパルスCREF に位相同期した周波数fs:44.1[KHz]の再生クロックを発生してこれを受信バッファ22及びD/A変換器26の各々に供給する。
受信バッファ22は、前述の如くシリアル形態にて記憶した音声サンプルデー夕各々を、記憶した順にかつ上記再生クロックのタイミング毎に読み出す。これにより、図2に示されるが如き、周波数fs:44.1[KHz]の音声サンプルデータ系列が、受信バッファ22から再生出力されるのである。D/A変換器26は、かかる音声サンプルデータ系列を、上記再生クロックに応じてアナログの音声信号に変換してこれを出力する。
【0023】
(第1の実施の形態)次に、かかる構成によって為される動作における第1の実施の形態について、以下の(I)〜(III)の各場合に分けて説明する。
(I) 再生指定時間データSYTが抽出されてからこの再生指定時間データSYTにて示される時間までの時間が、受信バッファ22が空の状態からその全記憶領域にデータが満たされるまでに掛かる時間(所定時間T)Tよりも短い場合
(II) 抽出された再生指定時間データSYTにて示される時間が、現時点でのバスサイクル時間Tcを過ぎていた場合
(III) 再生指定時間データSYTが抽出されてからこの再生指定時間データSYTにて示される時間までの時間が、受信バッファ22が空の状態からその全記憶領域にデータが満たされるまでに掛かる時間(所定時間T)よりも長い場合図8は、上記(I)〜(III)の各場合に対応した動作例を示す図である。尚、かかる図8に示される動作例においては、上記所定時間T、すなわち、受信バッファ22が空の状態からその全記憶領域にデータが満たされるまでに掛かる時間を”200”としている。
【0024】
(第1の実施の形態のI )
先ず、図8(I) においては、バスサイクル時間Tcが”5000”である時
に、”5150”なる再生指定時間データSYTが抽出された場合の動作を示している。
この際、再生指定時間データSYTから上記バスサイクル時間Tcを減算して得られた時間差は、
【0025】
【数3】
時間差=5150−5000=150
であり、これは上記所定時間T=200よりも短い。よって、この際オフセット生成回路30は、オフセット時間COFとして、”0”を加算器28に供給する。従って、加算器28は、以下の如き再生指定時間TDを一致検出回路29に供給することになる。
【0026】
【数4】
よって、一致検出回路29は、図8(I) に示されるが如く、バスサイクル時間Tcが”5150”になったタイミングにて基準クロックパルスCREF を発生する。PLL回路31は、かかる基準クロックパルスCREF の発生タイミングに同期したタイミングで、例えば、44.1[KHz]の再生クロックを発生する。受信バッファ22は、前述の如くシリアル形態にて記憶した音声サンプルデータ各々を、かかる再生クロックに応じて順次読み出すことにより、図2に示されるが如き音声サンプルデータ系列の再生を為すのである。
【0027】
(第1の実施の形態のII)
次に、図8(II)においては、バスサイクル時間Tcが”5000”である時
に、”1000”なる再生指定時間データSYTが抽出された場合の動作を示している。すなわち、上記(II)に示されるように、抽出された再生指定時間データSYTにて示される時間が、既にバスサイクル時間Tcを過ぎているのである。この際、再生指定時間データSYTから上記バスサイクル時間Tcを減算して得られた時間差は、
【0028】
【数5】
であり、負の値となる。
よって、オフセット生成回路30は、以下の如きオフセット時間COFを加算器28に供給する。
【0029】
【数6】
従って、加算器28は、以下の如き再生指定時間TD を一致検出回路29に供給することになる。
【0030】
【数7】
よって、一致検出回路29は、図8(II)に示されるが如く、バスサイクル時間Tcが”5200”になったタイミングにて基準クロックパルスCREF を発生するのである。PLL回路31は、かかる基準クロックパルスCREF の発生タイミングに同期したタイミングで、例えば、44.1[KHz]の再生クロックを発生する。受信バッファ22は、前述の如くシリアル形態にて記憶した音声サンプルデータ各々を、かかる再生クロックに応じて順次読み出すことにより、図2に示されるが如き音声サンプルデータ系列の再生を為すのである。
すなわち、例えば、送信されてきた再生指定時間データSYTによって指定された再生時間が、既にバスサイクル時間Tcを過ぎていても、上記の如き音声サンプルデータ系列の再生が正常に為されるのである。
【0031】
(第1の実施の形態のIII)次に、図8(III)においては、バスサイクル時間Tcが”5000”である時に、”5500”なる再生指定時間データSYTが抽出された場合の動作を示している。すなわち、上記(III) に示されるように、再生指定時間データSYT
が抽出されてからこの再生指定時間データSYTにて示される時間までの時間が、受信バッファ22が空の状態からその全記憶領域にデータが満たされるまでに掛かる時間よりも長いのである。この際、再生指定時間データSYTから上記バスサイクル時間Tcを減算して得られた時間差は、
【0032】
【数8】
時間差=5500−5000=500
であり、これは上記所定時間T=200よりも長期間となる。よって、この際オフセット生成回路30は、以下の如きオフセット時間COFを加算器28に供給する。
【0033】
【数9】
従って、加算器28は、以下の如き再生指定時間TD を一致検出回路29に供給することになる。
【0034】
【数10】
よって、一致検出回路29は、図8(III) に示されるが如く、バスサイクル時間Tcが”5200”になったタイミングにて基準クロックパルスCREF を発生する。PLL回路31は、かかる基準クロックパルスCREF の発生タイミングに同期したタイミングで、例えば、44.1[KHz]の再生クロックを発生する。受信バッファ22は、前述の如くシリアル形態にて記憶した音声サンプルデータ各々を、かかる再生クロックに応じて順次読み出すことにより、図2に示されるが如き音声サンプルデータ系列の再生を為すのである。
【0035】
すなわち、例えば、再生指定時間データSYTの抽出時点からこのSYTによって示される時間までの期間が、受信バッファ22の全記憶領域が一杯になるまでに掛かる時間よりも長い場合であっても、受信バッファ22はデータ溢れが生じないので、精度良く音声サンプルデータ系列の再生が為されるのである。
【0036】
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態による受信インターフェース回路20を備えたDAコンバータ2の構成を示す図である。
尚、かかる図9に示される構成においては、図6に示される機能モジュールと同一機能を有する機能モジュールには同一の符号が付されている。この際、かかる図9に示される構成においては、オフセット生成回路30’を除いた他の機能モジュールは上記図6に示されるものと同一であるのでその説明は省略する。
図9に示されるオフセット生成回路30’においては、受信バッファ22の現時点における空き容量に応じてオフセット時間COFを生成するものである。すなわち、受信バッファ22の現時点における空き容量が所定容量よりも小となった場合には、以下の演算によって求めたオフセット時間COFを加算器28に供給する。尚、下式においては、上記所定容量に相当する時間をXとしている。
【0037】
【数11】
COF=バスサイクル時間Tc−再生指定時間データSYT+所定時間X
(X≧0)
一方、オフセット生成回路30’は、受信バッファ22の現時点における空き容量が所定容量よりも大である場合には、”0”値のオフセット時間COFを加算器28に供給するのである。
【0038】
尚、上記各実施の形態においては、時分割伝送されてきたデータをリアルタイムかつ正確に元の時系列データに再生するためのオフセット生成方法に関して、再生指定時間データSYTの抽出時点からこのSYTによって示される時間までの期間と受信側のノードの受信バッファ量との関係によりオフセットを行ってきたが、上記方法ではそのオフセット処理のタイミングに関しては規定していな
い。
よって、下記に詳述する第3の実施の形態においては、オフセット処理のタイミングに関して説明する。
【0039】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態について、以下の手法1から手法4の各場合に分けて説明する。
(手法1)受信側のノードが、最初に受信したデ−タパケットを用いてオフセット処理を行う方法
(手法2)受信側のノードが、複数個のデ−タパケットを受信した後にオフセット処理を行う方法
(手法3)受信側のノードのSYT抽出回路のFIFOに、所定量以上のSYTが蓄積されたらオフセット処理を行う方法
(手法4)受信側のノードにて、再生時間データSYTとバスサイクル時間Tcとの差の前回値と今回値が、所定範囲以外の場合にオフセットを行う方法
以下、上記手法1乃至手法4について図を用いて詳述する。
【0040】
(第3の実施の形態の手法1)
手法1は、例えば、図1において、ノードCがSBUS上のデータを受信する場合に、ノードC内のDAコンバータ2によりデ−タパケットDAUD を受信するが、その際、DAコンバータ2が最初に受信したデ−タパケットDAUD1を用いてオフセット処理を行う方法である。
【0041】
本手法に関して図6の内部構成図、図10のフローチャート並びに図11及び図12のタイミングチャートを用いて説明する。
図10は、手法1に関するフローチャートである。
まず、受信インターフェース回路20は、SBUS上の最初の受信データDAUD1をデータパケット抽出回路21にて抽出する(ステップS101)。次に、前述したように、データパケット抽出回路21は、受信バッファ22及びSYT抽出回路23にデータパケットDAUD1を順次供給する。
【0042】
SYT抽出回路23では、再生指定時間データSYTの抽出が行われ、当該SYTをオフセット生成回路30に供給する。
また、サイクルスタートパケット抽出部24では、上述したルートノードから送られてくるサイクルスタートパケットCSを受信し、当該CSをサイクルタイマ25に供給する。
サイクルタイマ25では、サイクルスタートパケットCSによりバスサイクル時間Tcの設定動作を行い、当該サイクルスタートパケットCSを一致検出回路29及びオフセット生成回路30に供給する。
その後、オフセット生成回路30において、上記再生指定時間データSYTとバスサイクル時間Tcとの差(D1)が求められる(ステップS102)。
この差(D1)は、図示せぬオフセット生成回路30内のバッファに記憶される。
【0043】
オフセット生成回路30にて求められた差(D1)は、その差(D1)が後述する所定の範囲以内であるか否かを判別し(ステップS103)、所定の範囲以内であればオフセット値を0とする(ステップS104)。一方、所定の範囲以外であると判別された場合には、前述の計算式により求められたCOFの値をオフセット値とする(ステップS105)。
このように、手法1においては、受信側のノードに最初に到着したデータパケットによりオフセット処理を行っているので、例えば、受信バッファ22の容量が比較的小さい場合においても適切なオフセット処理が行われることになる。
【0044】
なお、図10のフローチャートにおいて、ステップS103の所定範囲以内は、差(D1)が2.01[μs]から340.9−α[μs]の範囲とするのが適切である。この範囲とした理由について図11及び図12のタイムチャートを用いて説明する。
【0045】
図11及び図12において、
(a)前述したバスサイクル時間Tcを示しており、本実施の形態においては1Isoサイクルが125[μs]の状態を示している。
(b)ShortBusReset を示しており、これはSBUSが接続または解除された時に発するバスリセット信号である。図の状態は信号レベルがlowレベルからHighレベルに切り替わっている状態の時にSBUSの接続または解除が行われたことを示している。
(c)CycleStartPacketを示しており、これは図3にて説明したサイクルスタートパケットCSと同一のものである。本実施の形態においても、サイクルスタートパケットCSは125[μs]毎にSBUS上に送出されている。
(d)送信側のノードが送信する送信データ(パケット化する前の状態)のことである。図の状態は、最初のIsoサイクルがデータAを表し、次のIsoサイクルがデータBを表している。
【0046】
(e)SYT Timing(送信側)を示しており、これは図2にて説明した再生指定時間データSYTと同一のものである(本実施例においては、125[μs]毎にSBUS上に送出されている)。図の状態は、SYTの信号レベルがlowレベルからHighレベルに切り替わっているときに、送信されるデータに対して、SYTが付加されていることを示している。
(f)Isoパケットを示しており、これは図2にて説明したデータパケットDAUD1及びDAUD2と同一のものである。本図において用いられているIsoパケットデータA及びBは、本図(d)の送信データにて用いた送信データA及びBをパケット化したものである。
(g)受信データを示しており、これは受信側のノードが受信したIsoパケットデータA及びBを復調したものである。本図においても受信データA及びBは、本図(d)の送信データにて用いた送信データA及びBに対応するものである。
(h)SYT Timing(受信側)を示しており、これは受信側のノードが受信したデータに付加されていた再生指定時間データSYTのタイミングを示したものである。図の状態は、SYTの信号レベルがlowレベルからHighレベルに切り替わっている状態のときに、受信されたデータに対して、SYTが付加されていたことを示している。
【0047】
まず、図11は、所定範囲の下限の値である2.01[μs]を説明するためのタイムチャートである。
尚、本実施の形態においては、Specification for Audio and Music Data Transmission (以下、A&M Protocolと称す)にて決められている伝送方式の1つであるNon−Blocking転送方式の場合を示したものであり、また、サンプリング周波数は32[KHz]の場合を示している。
ここでNon−Blocking転送方式の場合、再生時間データSYTに付加されるディレイ時間は352[μs]とA&M Protocolにて決められている。このディレイ時間とは、ShortBusReset が生じても、受信側でリアルタイムにオーディオデータが途切れることなく再生できるように、送信側のSYTの値に加算される値のことである。
【0048】
まず、送信側のノードにて送信されるデータAをIsoパケット化し送信し、受信側のノードにてデータAを受信した際に、送信から受信までの時間が最大の場合を考えてみる。
例えば、図11(a)のバスサイクル時間2000から2125の間のデータAを送出する場合、通常であれば、受信側のノードは、バスサイクル時間2125の時にIsoパケットAを受信することが可能である。しかしながら、本実施の形態の場合は、バスサイクル時間2125の直前にShortBusReset が発生したため、受信側のノードはバスサイクル時間2125から2250の期間ではIsoパケットAを受信することができない。
よって、この状態で2Isoサイクル(250[μs])の遅れが発生していることとなる。
【0049】
次に、バスサイクル時間2250の時に、受信側のノードは、IsoパケットAを受信することが可能となり、受信動作を開始する。
なお、バスサイクル時間2250の直前に再びShortBusReset が生じることも考えられるが、A&M Protocolにおいては、ShortBusReset が1回生じた場合において正しくデータが再生できるように、ディレイ時間が設定されているので、本実施の形態においても1回のShortBusReset が生じた場合を想定する。
受信側のノードがIsoパケットを受信する際は、まず、arb−delay 期間を有し、その後、サイクルスタートパケットCSを受信する。このarb−delay 期間とは、バスに接続されている機器のアービトレーション動作を保証するためのものであり、当該期間によって、全ノードがIsoサイクルの先頭を認識する。
なお、このarb−delay 期間及びサイクルスタートパケットCSの受信に要する時間は、IEEE1394−1995の規格にてそれぞれ、2.56[μs]、1.63[μs]と決められている。その後、実際のデータであるIsoパケットが受信される。このIsoパケットが伝送可能なサイクル時間はIEEE1394−1995の規格にて100[μs]の範囲と決められている。
【0050】
ここで、IsoパケットAが受信側のノードにて受信される場合、そのIsoパケットAの受信に要する受信時間は後述するように4.2[μs]を最低限必要とする。これは、Non−Blocking転送方式で、サンプリング周波数が32[KHz]の場合に取り得る値で、
【0051】
【数12】
13Quad(32[KHz])=416bit
【0052】
【数13】
416bit / 100Mbps=4.2[μs]
から求められる。
但し、13Quadとはオーディオパケットのデータサイズのことであり、100MbpsとはIEEE1394−1395バス上の伝送速度のことである。
【0053】
よって、送信側のノードにて送信されるデータAをIsoパケット化し送信し、受信側のノードにてデータAを受信した際に、送信から受信までの時間が最大の場合は、
【0054】
【数14】
となる。
この349.99[μs]と再生時間データ352[μs]との差が、Isoパケットが受信側のノードに到着した時のバスサイクル時間Tcとそのパケットに付加されている再生時間データSYTとの差の最小の場合であるから、
【0055】
【数15】
となる。
以上のように、所定範囲の下限の値は2.01[μs]となる。
【0056】
次に、図12は、所定範囲の上限の値である340.9−α[μs]を説明するためのタイムチャートである。
尚、本実施例においても、A&M Protocolにて決められている伝送方式の1つであるNon−Blocking転送方式の場合を示したものであり、また、サンプリング周波数は32[KHz]の場合を示している。
また、再生指定時間データSYTに付加されるディレイ時間も図11の場合と同様である。
【0057】
まず、送信側のノードにて送信されるデータAをIsoパケット化し送信し、受信側のノードにてデータAを受信した際に、送信から受信までの時間が最少の場合を考えてみる。また、再生指定時間データSYTは、図12(e)のように送信データAの終了直前のデータに付加されていることが条件となる。
【0058】
このようにIsoパケットAの受信が最も早い場合は、下記に示した場合が考えられる。
例えば、図12(a)のバスサイクル時間2000から2125のデータAを送出する場合、受信側のノードはバスサイクル時間2125から2250のIsoサイクルでIsoパケットを受信することが可能である。
受信側のノードは、バスサイクル時間2125になるとIsoパケットAの受信動作を開始する。
【0059】
先ず、受信側のノードにおいては、データ受信を行う前に、initial delay 期間を有する。このinitial delay 期間とは、前述したarb−delay 期間:2.56[μs]とサイクルスタートパケットCS:1.63[μs]の受信に要する期間にさらに、アイソクロナスgap期間:0.05[μs]とアイソクロナスアービトレーション期間:6.86[μs]を加えたものであり、
【0060】
【数16】
となる。
アイソクロナスgapとは、このギャップによって、全ノードがIsoサイクルモードになったことを認識するためのものである。また、アイソクロナスアービトレーション期間は、アイソクロナスデータを伝送したいノードがその期間中にその意志をルートノードに伝え、当該ルートノードがその調整を行うために設けられた期間である。
この期間を経た後、最初にIsoパケットAが受信されれば、最も早く受信されたことになる。
よって、最も早く受信された時のバスサイクル時間は
【0061】
【数17】
となる。
また、この時IsoパケットAに付加されているSYTは、
【0062】
【数18】
の時間であるので、受信側のノードにIsoパケットAが到着した時間とSYTとの時間差は、
【0063】
【数19】
但し、αは、SYTの立ち上がりのタイミングと次のバスサイクル時間のとの間隔のことである。なお、αの値は、SYT Timingが送信データAの終了直前であるため、数[μs]程度である。
よって、Isoパケットが受信側のノードに到着した時のバスサイクル時間Tcとそのパケットに付加されている再生時間データSYTとの差の最大の場合、すなわち、所定範囲の上限の値は340.9−α[μs]となる。
以上示したように、IsoパケットAの到着時間(受信時間)とIsoパケットAの再生時間データSYTとの時間差が、2.01[μs]から340.9−α[μs]の間であれば、正常な時間差とみなし、オフセットをかけなくても良いのである。また、この範囲以外であれば、オフセットをかける必要がある。
なお、上述したアイソクロナスgap期間とアイソクロナスアービトレーション期間は、図11の場合においても発生しているが、当該期間は図11の場合においては、Isoパケット時間:100[μs]に含まれているため説明を省略している。
【0064】
(第3の実施の形態の手法2)
手法2は、例えば、図1において、ノードCがSBUS上のデータを受信する場合に、ノードC内のDAコンバータ2によりデ−タパケットDAUD を受信するが、DAコンバータ2により受信したSYTを含んだデ−タパケットDAUD を複数個受信した後、オフセット処理を行う方法である。
その際、複数のIsoパケットが受信側のノードに受信されたときのバスサイクル時間Tcとそれらに付加されている再生指定時間データSYTとの差を求め、それらの値が所定の範囲以内でかつ連続した場合にオフセット処理を行うのである。
【0065】
本手法に関して図6の内部構成図、図13のフローチャート並びに図14のタイミングチャートを用いて説明する。
図13は、手法2に関するフローチャートである。
まず、受信インターフェース回路20は、SBUS上の最初の受信データDAUD1をデータパケット抽出回路21にて抽出する(ステップS131)。次に、前述したように、データパケット抽出回路21は、受信バッファ22及びSYT抽出回路23にデータパケットDAUD1を供給する。
【0066】
SYT抽出回路23では、再生指定時間データSYTの抽出が行われ、当該SYTをオフセット生成回路30に供給する。
また、サイクルスタートパケット抽出部24では、上述したルートノードから送られてくるサイクルスタートパケットCSを受信し、当該CSをサイクルタイマ25に供給する。
サイクルタイマ25では、サイクルスタートパケットCSによりバスサイクル時間Tcの設定動作を行い、当該サイクルスタートパケットCSを一致検出回路29及びオフセット生成回路30に供給する。
その後、オフセット生成回路30において、上記再生指定時間データSYTとバスサイクル時間Tcとの差(D1)が求められる(ステップS132)。
この差(D1)は、図示せぬオフセット生成回路30内のバッファに記憶される。
【0067】
次に、受信インターフェース回路20は、SBUS上の次の受信データDAUD2をデータパケット抽出回路21にて抽出する(ステップS133)。ついで、前述したように、データパケット抽出回路21は、受信バッファ22及びSYT抽出回路23にデータパケットDAUD2を供給し、SYT抽出回路23では、再生指定時間データSYTの抽出が行われ、当該SYTをオフセット生成回路30に供給する。
また、サイクルスタートパケット抽出部24では、上述したルートノードから送られてくるサイクルスタートパケットCSを受信し、当該CSをサイクルタイマ25に供給する。サイクルタイマ25では、バスサイクル時間Tcの設定動作を行い、当該サイクルスタートパケットCSを一致検出回路29及びオフセット生成回路30に供給する。
【0068】
その後、オフセット生成回路30において、上記再生指定時間データSYTとバスサイクル時間Tcとの差(D2)が求められる(ステップS134)。
この差(D2)は、図示せぬオフセット生成回路30内のバッファに記憶される。
オフセット生成回路30にて求められた差(D1)及び差(D2)は、その各々の差(D1−D2)が後述する所定範囲以内であるか否かを判別し(ステップS135)、その差が所定範囲以外であれば、D1が記憶されたバッファにD2を書き込む。その後、再度ステップS133,S134を経て次のIsoパケットの差を求める。
【0069】
一方、オフセット生成回路30にて求められた差(D1)及び差(D2)の差が所定範囲以内である場合は、ステップS137に進む。
ステップS137以降に関しては、手法1の図10のステップS103以降と同様の処理を行う。すなわち、ステップS137で差(D1)が所定の範囲以内であればオフセット値を0とする(ステップS138)。一方、所定の範囲以外であると判別された場合には、前述の計算式により求められたCOFの値をオフセット値とする(ステップS139)。
【0070】
すなわち、ステップS135で、差(D1)と差(D2)が後述する所定範囲以内であれば、差(D1)と差(D2)を求めたIsoパケットに付加されている再生指定時間データSYTが正しいデータであると判断し、ステップS137では、そのIsoパケットを用いて手法1の図10のステップS103と同じ判別方法を適用するのである。
【0071】
なお、上記ステップではデータパケットを2個抽出し、その差が所定時間範囲以内であった時にオフセット処理を行っているが、オフセット生成回路30内のバッファに複数個のデータパケットの各々の差(D1からDn)を記憶させ、それらの値の各々の差に基づいてステップ135の処理を行うことも可能である。この際には、各々の差が所定時間範囲以内に連続して生じている場合にオフセット処理を行うこととする。
このように、手法2においては、受信側のノードに複数個のデ−タパケットが受信された後、各々のデータパケットのバスサイクル時間Tcと再生指定時間データSYTとの差が所定時間範囲以内かつ所定回数連続している場合にオフセット処理を行っているので、信頼性の高いオフセット処理を行うことができる。
なお、図13のフローチャートにおいて、ステップS135の(D1−D2)が所定範囲以内とは、その差が−88.89[μs]から88.89[μs]の範囲とするのが適当である。この範囲とした理由について図14のタイムチャートを用いて説明する。
【0072】
図14において、(a)及び(c)から(h)は、図11にて用いた(a)及び(c)から(h)と同一なので、ここでは説明を省略する。
尚、本実施の形態においても、図11と同様に、A&M Protocolにて決められている伝送方式の1つであるNon−Blocking転送方式の場合を示したものであり、また、サンプリング周波数は32[KHz]の場合を示している。
また、Non−Blocking転送方式の場合、再生指定時間データSYTに付加されるディレイ時間は、352[μs]とA&M Protocolにて決められている。このディレイ時間とは、Short Bus Reset が生じても、受信側でリアルタイムにオーディオデータが途切れることなく再生できるように、送信側のSYTの値に加算される値のことである。
【0073】
まず、所定範囲の下限の値である−88.89[μs]について説明する。
例えば、送信側のノードにおいて、図14に示されているように、バスサイクル時間2000から2125までの送信データをパケット化し、(データA)、そのデータAにバスサイクル時間2000のときの再生指定時間データSYTが付加されているとする。
このとき、図14の(f)に示されているように、IsoパケットAがIsoパケット伝送時間100[μs]の一番最後に受信された場合には、IsoパケットAが受信された時のバスサイクル時間TcとIsoパケットAに付加されていた再生指定時間データSYTとの差(D1)は、127.01[μs]となる。これは、IsoパケットAのパケット化する前の送信データAの時間である1Isoサイクルと、手法1にて説明したarb−delay に要する時間2.56[μs]とサイクルスタートパケットCSに要する時間1.63[μs]と、データA以外の他のパケット(other packet)の受信に要する時間95.8[μs]とから、
【0074】
【数20】
として求められる。
一方、図14の(f)に示されているように、IsoパケットCがIsoパケット伝送時間100[μs]の一番最初に受信された場合には、IsoパケットCが受信された時のバスサイクル時間TcとIsoパケットCに付加されていた再生指定時間データSYTの差(D2)は、215.9[μs]となる。
これは、IsoパケットAのパケット化する前の送信データAの時間である1Isoサイクルと、手法1にて説明したinitial delay に要する時間11.1[μs]とから、
【0075】
【数21】
として求められる。
よって、D1とD2の差は、
【0076】
【数22】
となる。
以上のように、手法2の所定範囲の下限の値は−88.89[μs]となる。
【0077】
次に、所定範囲の上限の値である88.89[μs]に関して説明する。
例えば、IsoパケットAとIsoパケットCの受信タイミングが上記の場合と逆の場合には、差(D1)は、215.9[μs]となり、差(D2)は、120.1[μs]となる。よって、D1とD2の差は、
【0078】
【数23】
となる。
以上のように、手法2の所定範囲の上限の値は88.89[μs]となる。
このように、同一のノードから送信されるデータであっても、Isoパケット伝送時間の中で、どのタイミングで受信されるかは決められていないので、その結果、送信データA及び送信データCにおける再生時間データSYTとバスサイクル時間Tcとの差には、相違が生じてくる。
手法2では、この各々の差(D1,D2)の差が上記の範囲以内であれば、正常なパケットであると判断しオフセット処理を行うのである。
【0079】
(第3の実施の形態の手法3)
手法3は、例えば、図1において、ノードCがSBUS上のデータを受信する場合に、ノードC内のDAコンバーター2によりデ−タパケットDAUD を受信するが、DAコンバータ2により受信したデ−タパケットDAUD を複数個受信した際に、DAコンバータ2内のSYT抽出回路23のFIFOに所定量以上の再生指定時間データSYTが蓄積されたら、オフセット処理を行う方法である。
その際、正常なデータパケットであれば、SYT抽出回路23に再生指定時間データSYTが蓄積されることはないので通常の処理が行われるが、所定量以上の再生指定時間データSYTが蓄積された場合には過去のデータパケット等の可能性があるためオフセット処理を行わなければならないのである。
【0080】
本手法に関して図6の内部構成図、図15のフローチャート並びに図16のタイミングチャートを用いて説明する。
図15は、手法3に関するフローチャートである。
まず、受信インターフェース回路20は、オフセット生成回路30のオフセット値をゼロにセットする(ステップ151)。その後、SBUS上の受信データDAUD1をデータパケット抽出回路21にて抽出する(ステップS152)。次に、前述したように、データパケット抽出回路21は、受信バッファ22及びSYT抽出回路23にデータパケットDAUD1を供給する。
SYT抽出回路23では、再生指定時間データSYTが抽出される。抽出された再生指定時間データSYTは、図示せぬSYT抽出回路23内のFIFOに格納される(ステップS153)。
【0081】
つぎに、SYT抽出回路23内のFIFOのHalf Flag が検出されたか否かが判断され(ステップS154)、検出されない場合は、再度、ステップS152に戻り、Isoパケットの受信動作を継続する。
ここで、Half Flag とは、SYTがFIFOのメモリ容量の半分以上蓄積された場合に立つフラグであり、この他に、SYTがFIFOのメモリ容量の全てに蓄積された場合に立つフラグをFull Flag と呼び、FIFOのメモリ容量が空になった場合に立つフラグをEmpty Flagと呼ぶ。
本実施例においては、FIFOのメモリ容量の半分以上蓄積された場合に、フラグを立てているが、これに限らず、所定量以上蓄積された場合に立つフラグとしても良い。
【0082】
また、SYT抽出回路23内のFIFOのHalf Flag が検出された場合には、オフセット生成回路30において、フラグが立った時点におけるバスサイクル時間TcとSYT抽出回路23内のFIFOの一番最初に蓄積された再生指定時間データSYTとの差(D1)を計算する(ステップS155)。
この差(D1)は、図示せぬオフセット生成回路30内のバッファに記憶される。
ついで、オフセット生成回路30内に記憶された差(D1)を前述の計算式により求められたCOFの値とし、オフセット処理を行う(ステップS156)。
このように、手法3においては、SYT抽出回路23のFIFOに所定量以上のSYTが蓄積されたら、オフセット処理を行っているので、SYT抽出回路23のFIFO内のデータ量を監視するのみで、適切なオフセット処理を行うことができる。
なお、本実施の形態においては、SYT抽出回路23のFIFOの容量によってオフセット処理を行ったが、受信バッファ22の容量によりオフセット処理を行うことも可能である。
【0083】
なお、図15のフローチャートにおいてステップS153において説明したSYT抽出回路23内のFIFOの具体的な構成及びその蓄積方法について図16のタイムチャートを用いて説明する。
図16において、(a)及び(c)から(h)は、図11にて用いた(a)及び(c)から(h)と同一なので、ここでは説明を省略する。また、(i)のSYT FIFOは、本手法にて用いられるSYT抽出回路23内のFIFOの具体的な構成である。
【0084】
尚、本手法においても、図11と同様に、A&M Protocolにて決められている伝送方式の1つであるNon−Blocking転送方式の場合を示したものであり、また、サンプリング周波数は32[KHz] の場合を示している。
また、Non−Blocking転送方式の場合、再生指定時間データSYTに付加されるディレイ時間は、352[μs]とA&M Protocolにて決められている。このディレイ時間とは、ShortBusReset が生じても、受信側でリアルタイムにオーディオデータが途切れることなく再生できるように、送信側のSYTの値に加算される値のことである。
【0085】
図16では、送信データA及びCに、再生指定時間データSYTが付加されている。この再生指定時間データSYTが付加されたIsoパケットA及びCは、受信側のノードにて受信されると、各々の再生指定時間データSYTがSYT抽出回路23内のSYT FIFO(i)に順次蓄積されていく。
ここで、図16のSYT FIFO(i)は、縦軸が容量を示し、横軸が時間を示している。
本実施の形態では、例えば、送信データAに対するIsoパケットAが、受信側のノードで受信されると、IsoパケットAに付加されている再生指定時間データSYT1がSYT FIFOに蓄積される。この再生指定時間データSYT1は、再生指定時間データSYTに前述したように352[μs]の時間が付加されているので、受信側のノードは当該Isoパケットを受信した後、正常なデータであれば352[μs]経過後にIsoパケットAを復調することになる。そして、SYT FIFO内の再生指定時間データSYT1はクリアされるのである。
また、送信データCに対するIsoパケットCが、受信側のノードで受信されると、IsoパケットCに付加されている再生指定時間データSYT2がSYTFIFOに蓄積される。なお、この時点においては、IsoパケットAはまだ復調されていないので、SYT FIFOには2個の再生指定時間データSYTが蓄積されていることになる。
ここで、例えば、バスサイクル時間が再生指定時間データSYTの時間よりも過去の時間であると、上述した再生指定時間データSYT1及びSYT2はクリアされず、SYT FIFO内に維持し続ける。その状態が続くと、SYT FIFOには、再生指定時間データSYTがSYT1、SYT2、・・・SYTnと蓄積されていく。
よって、手法3では、このSYT FIFOの量を監視することにより、所定量以上の再生指定時間データSYTが蓄積されたら、オフセット処理を行うこととしている。
【0086】
(第3の実施の形態の手法4)
手法4は、例えば、図1において、ノードCがSBUS上のデータを受信する場合に、ノードC内のDAコンバータ2によりデ−タパケットDAUD を受信するが、DAコンバータ2により受信したデ−タパケットDAUD 内の再生指定時間データSYTとバスサイクル時間Tcとの差を求めるが、その差の前回値と今回値とが後述する所定範囲以外の場合、オフセット処理を行う方法である。
【0087】
本手法に関して図6の内部構成図、図17のフローチャートを用いて説明する。
図17は、手法4に関するフローチャートである。
まず、受信インターフェース回路20は、オフセット生成回路30のオフセット値をゼロにセットする(ステップS171)。その後、SBUS上の受信データDAUD1をデータパケット抽出回路21にて抽出する(ステップS172)。次に、前述したように、データパケット抽出回路21は、受信バッファ22及びSYT抽出回路23にデータパケットDAUD1を供給する。
【0088】
SYT抽出回路23では、再生指定時間データSYTの抽出が行われ、当該SYTをオフセット生成回路30に供給する。
また、サイクルスタートパケット抽出部では、上述したルートノードから送られてくるサイクルスタートパケットCSを受信し、当該CSをサイクルタイマ25に供給する。
サイクルタイマ25では、サイクルスタートパケットCSによりバスサイクル時間Tcの設定動作を行い、当該サイクルスタートパケットCSを一致検出回路29及びオフセット生成回路30に供給する。
その後、オフセット生成回路30において、上記再生指定時間データSYTとバスサイクル時間Tcとの差(D1)が求められる。
この差(D1)は、図示せぬオフセット生成回路30内のバッファに記憶される。なお、本ステップは、次々抽出されるデータパケットDAUD の再生指定時間データSYTとバスサイクル時間Tcとの差を演算し、その差(D1・・・Dn)を図示せぬオフセット生成回路30内のバッファに記憶する。
【0089】
つぎに、この差(Dn)と前回の差(Dn−1)との差を計算する(ステップS174)。この差が後述する所定範囲以内の場合には、ステップS172に戻りIsoパケットの受信を継続する。なお、差(D0)=0とする。
また、この差が所定範囲以外の場合には、ステップS175に進む。
ステップS175以降に関しては、手法1の図10のステップS103以降と同様の処理を行う。すなわち、ステップS175で差(Dn)が所定の範囲以内であればオフセット値を0とする(ステップS176)。一方、所定の範囲以外であると判別された場合には、前述の計算式により求められたCOFの値とする(ステップS177)。
その後、ステップS172に戻りIsoパケットの受信動作を行う。
【0090】
このように、受信側のノードにIsoパケットが到着した時のバスサイクル時間Tcとそれらのパケットに含まれている再生指定時間データSYTとの差を計算して、その差が前回値と今回値とで異なる場合には、オフセット処理を行うので、例えば、途中から過去の再生指定時間データSYTを有するオーディオデータが伝送されてきたとしても、その時点から再度、オフセット処理を行うことができるので、どのようなデータが送信されても適切に再生処理を行うことができるようになる。
【0091】
なお、図17のフローチャートにおいて、ステップS174の今回の差(Dn)と前回の差(Dn−1)が所定範囲以内とは、手法2の図13のステップS135の所定範囲と同じであり、その差が−88.89[μs]から88.89[μs]の範囲のことである。
【0092】
以上説明したように、第1及び第2の実施の形態は、受信側がデータを受信した際にその再生指定時間データがデータを受け取った時間よりも過去の再生指定時間データであった場合のオフセット処理の方法であり、第3の実施の形態は、そのオフセット処理の適切なタイミングに関するものであるので、本発明は、どのようなデータであってもリアルタイムにかつ正確に元の時系列データを再生することが可能なのである。
なお、第3の実施の形態におけるオフセット処理のタイミングに関しては、1Isoサイクル毎に行うと、回路規模が小さくなり、実用的である。これは、図4に示したように、SYTのうち上位4bitのサイクルカウントを用いるのみでオフセット処理が行えるからである。
【0093】
また、本発明においては、オフセット時間COFを再生指定時間データSYTに加える場合を説明したが、バスサイクル時間Tcから当該オフセット時間COFを減算するように構成しても同様の効果を得られる。
また、本発明はA&M Protocolにて決められている伝送方式の1つであるNon− Blocking転送方式の場合について説明してきたが、Blocking転送方式の場合についても適用可能である。また、サンプリング周波数も32[KHz] 以外の場合においても適用可能である。
【0094】
尚、上記各実施例においては、本発明による受信インターフェース回路20によって音声データの再生を実施する旨を述べたが、この再生対象となるデータは映像データであっても構わない。又、上記実施例においては、かかる受信インターフェース回路20をIEEEl394−1995規格による伝送システムに採用した場合の動作について説明したが、適用可能な伝送システムとしては、IEEE1394−1995規格に限定されるものではない。
【0095】
要するに、音声データ及び映像データの如き時系列データを複数のデータ群に分割し、これらデータ群中の各データを受信側において再生すべき時間を指定する再生指定時間データを上記データ群に付加してなるデータパケットを時分割伝送するような伝送システムの受信インターフェース装置として用いることにより、時分割伝送されたデータをリアルタイムで元の時系列データに再生するのである。
【図面の簡単な説明】
【図l】IEEE1394−1995規格によるネットワーク形態の一例を示す図である。
【図2】ディジタル音声信号としての音声サンプルデータ系列の一例、及びこの音声サンプルデータ系列によって生成されるデータパケットDAUD の一例を示す図である。
【図3】SBUS上における伝送フォーマットを示す図である。
【図4】サイクルタイマレジスタを示す図である。
【図5】オーディオ装置Cの内部構成を示す図である。
【図6】本発明による受信インターフェース回路20を備えたDAコンバータ2の内部構成を示す図である。
【図7】PLL回路31の内部構成を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態による受信インターフェース回路20の動作を説明する為の図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態による受信インターフェース回路20を備えたDAコンバータ2の内部構成を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の手法1に関するフローチャートを示す図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態の手法1に関するタイムチャートを示す図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の手法1に関するタイムチャートを示す図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態の手法2に関するフローチャートを示す図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態の手法2に関するタイムチャートを示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態の手法3に関するフローチャートを示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態の手法3に関するタイムチャートを示す図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態の手法4に関するフローチャートを示す図である。
【符号の簡単な説明】
20 受信インターフェース回路
21 データパケット抽出回路
22 受信バッファ
23 SYT抽出回路
24 サイクルスタートパケット抽出回路
25 サイクルタイマ
26 D/A変換器
28 加算器
29 一致検出回路
30 オフセット生成回路
31 PLL
Claims (9)
- 時系列データを複数のデータ群に分割して前記データ群中の各データを再生すべき時間を指定する再生指定時間データを前記データ群に付加してなるデータパケットを伝送バス上に時分割伝送する伝送システムにおける受信インターフェース装置であって、
前記伝送バス上におけるバスサイクル時間を計数するサイクルタイマと、
前記伝送バスを介して受信した信号から前記データ群及び前記再生指定時間データ各々を抽出する抽出手段と、
前記データ群中の各データを順次取り込んで記憶して行きこれを再生クロックに応じて記憶した順に読み出す受信バッファと、
前記バスサイクル時間と前記再生指定時間データによって指定された時間との時間差と所定時間とを加算してなるオフセット時間を生成するオフセット生成手段と、
前記再生指定時間データによって指定された時間に前記オフセット時間を加算したものを再生指定時間とする加算手段と、
前記バスサイクル時間が前記再生指定時間と一致した時に基準クロックパルスを発生する一致検出手段と、
前記基準クロックパルスに応じて該基準クロックパルスに位相同期したクロック信号を発生しこれを前記再生クロックとするPLL回路と、を有することを特徴とする伝送システムにおける受信インターフェース装置。 - 前記オフセット生成手段は、前記時間差が正の値でありかつ前記所定時間よりも小なる場合には前記オフセット時間を0とすることを特徴とする請求項l記載の伝送システムにおける受信インターフェース装置。
- 前記所定時間は、前記受信バッファが空の状態からその全記憶領域にデータが満たされるまでに掛かる時間であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の伝送システムにおける受信インターフェース装置。
- 前記オフセット生成手段は、前記抽出手段により抽出された最初の前記データ群に付加されている前記再生指定時間データと前記バスサイクル時間とによりオフセット処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の伝送システムにおける受信インターフェース装置。
- 前記オフセット生成手段は、前記時間差が所定範囲内でかつ所定回数連続して所定範囲内に収まっている場合にオフセット処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の伝送システムにおける受信インターフェース装置。
- 前記オフセット生成手段は、前記抽出手段に前記再生指定時間データが所定量以上蓄積されたときにオフセット処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の伝送システムにおける受信インターフェース装置。
- 前記オフセット生成手段は、前記時間差のうち前回値と今回値の差が、所定範囲外の場合にオフセット処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の伝送システムにおける受信インターフェース装置。
- 前記所定時間は、前記受信バッファの空き容量にデータが満たされるまでに掛かる時間であることを特徴とする請求項1に記載の伝送システムにおける受信インターフェース装置。
- 前記オフセット生成手段は、前記受信バッファの空き容量が所定容量よりも大である場合には0なるオフセット時間を生成することを特徴とする請求項8に記載の伝送システムにおける受信インターフェース装置。
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1998
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