JP3603187B2 - スペクトラム拡散通信方式における拡散変調方式を用いた送信方法及び受信方法、並びに送信装置及び受信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散通信方式における拡散変調方式を用いた送信方法及び受信方法、並びに送信装置及び受信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、符号分割多元接続方式の通信システムでの直交多重チャネルを有する送信装置の拡散変調方式に関し、特に、送信電力が他のチャネルより統計的に大きなチャネルが存在する場合、そのうちの2つのチャネルのいずれかを実数成分とし、他のチャネルを虚数成分として複素直交符号(Complex orthogonal code)を用いて1次直交複素拡散(complex spreading)を行なった後、前記直交複素拡散されたチャネルの同位相成分は直交実拡散(real spreading)された同位相チャネルと加算し、前記直交複素拡散されたチャネルの直交位相成分は、直交実拡散された直交位相チャネルと加算した後、前記1次直交複素拡散に用いられた直交符号に依存する送信装置の区分のためのスクランブリング(scrambling)符号を生成し、複素拡散を行なう多重チャネルを備えた符号分割多元接続方式送信装置の拡散変調方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来技術の一実施形態による直交多重チャネルを備えた符号分割多元接続方式の送信装置構造の概念を図示したものであり、第3世代移動通信システムであるIMT−2000システムの候補技術の1つであるcdma2000方式に基づいた端末の送信装置の構造である。
【0003】
以下、従来技術の実施形態を説明しながら用いた図面の符号は、本発明の実施形態を説明する時に、同一機能をする部分は同一符号を付する。
【0004】
送信装置は相互直交性が保持される5つの直交チャネル−同期復調のためのチャネル推定に用いられるパイロットチャネル(PiCH; Pilog Channel 、以下、PiCHと称する)、制御情報を伝送する専用制御チャネル(DCCH: Dedicated Control Channel, 以下、DCCHと称する)、音声のような低速のデータを伝送する基本チャネル(FCH: Fundamental Channel, 以下、FCHと称する)、高速のデータサービスのための2つの付加チャネル(SCH: Supplementary Channel, 以下、SCH#1,SCH#2と称する)を備えている。前記チャネルは、図1に示していないチャネル符号化器及びインタリーバ等を通ったものであり、各チャネルの品質要求事項に応じてチャネル符号化器とインタリーバ等は省略することが出来る。各チャネルは送信する2 進データ{0,−1}によって{+1,−1}に変換して信号処理を行なっており、本明細書では変換された{+1,−1}に基づいて説明するが、{00,01,11,10}を{+3,+1,−1,−3}に変換するように多種ビットで表現される情報に対しても同一に適用できる。
【0005】
各チャネルは、要求される品質及び伝送データ率等によって利得G (110),G (112),GS2(114),GS1(116),G (118)を調節する。特定利得を基準として他の利得は相対的な値により決定され、全体的な利得調節は増幅器170,172から行なわれる。たとえば、G =1にして他の利得G ,GS2,GS1, G を調節することが出来る。利得調整された各チャネルの信号は直交性が保障されるアダマール(Hadamard)符号WPiCH[n],WDCCH[n],WSCH2[n],WSCH1[n],WFCH [n]によって拡散120,122,124,126,128された信号が加算器130,132の入力となる。
【0006】
直交性が保障されるアダマール符号を構成するアダマール行列は次の式のような特性を持っている。
【0007】
(1)アダマール行列の行及び列間に直交性が保障される。
行列H(p) が、
【0008】
【数1】
Figure 0003603187
【0009】
となり、hi,j ∈{+1,−1};i,j∈{0,1,2,…,p−1}の場合に、次の数式が成り立つと行列H(p) はp×pアダマール行列である。
【0010】
【数2】
Figure 0003603187
【0011】
但し、I(p) は、p×p単位行列であり、δi,j は、i=jであれば1であり、i≠jであれば0のクロネッカー(kronecker )デルタ関数である。
【0012】
(2)アダマール行列H(p) の行及び列の順序を変えてもアダマール行列である。
【0013】
(3)アダマール行列H(p) の大きさpは1,2又は4の倍数である。すなわち、p∈{1,2}∪{4n|n∈Z }であり、Z は0より大きい整数の集合である。
【0014】
(4)行及び列間に直交性が保障されるm×mアダマール行列A(m) と、n×nアダマール行列B(n) とをクロネッカー合成して生成されたmn×mn行列H(mn)も行及び列間に直交性が保障されるアダマール行列である。
【0015】
【数3】
Figure 0003603187
【0016】
本願においては、次のような2×2アダマール行列に基づいて生成された2 ×2 アダマール行列H(2n)の行又は列ベクタを直交符号として用いる符号分割多元接続システムについて説明する。n=1,2,3,..., 8、特にこのように生成されたアダマール行列の行又は列ベクタの集合を2n次元ウォルシュ符号とも称する。
【0017】
【数4】
Figure 0003603187
【0018】
前記アダマール行列H(p) による直交ウォルシュ符号は、次のような特性を持っている(p=2 )。
【0019】
【数5】
Figure 0003603187
【0020】
前記数式で{i,j,k}⊂{0,1,2,・・・ ,2n−1}である。前記数式よりi,j,kがそれぞれ2進数により次の数式のように表現されるとき、
【0021】
Figure 0003603187
【0022】
i,j,kの間には次の数式のような関係がある。
【0023】
【数6】
Figure 0003603187
【0024】
は排他的論理和(XOR:eXclusive OR)を示す。従って、i∈{0,1,2,…,2 −1}に対して
【0025】
【数7】
Figure 0003603187
【0026】
であり、k∈{0,1,2,…,2n−1 −1}に対して
【数8】
Figure 0003603187
である。
【0027】
また、直交多重チャネルを区分するために用いられるアダマール行列H(p) の大きさp=2 を拡散係数(SF:Spreading Factor)という。直接シーケンススペクトラム拡散通信方式において拡散帯域幅が決められていることは、伝送チップ率が決められていることと同じである。固定された伝送チップ率を仮定した場合、異なるデータ率を有した複数個のチャネルが存在する時、前記チャネルを直交性を用いて受信側から所望のチャネルのみを復元するためには、木構造の直交可変拡散係数(OVSF:Orthogonal Variable Spreading Factor, 以下、OVSFと称する)符号というものを使わなければならない。
【0028】
(”0”←→”1”,”1”←→”1”)OVSF符号とウォルシュ関数との関係は次の数式のようである。木構造のOVSF符号を直交性を保持しながら割り当てる方法は、次の文献の方法に従う。
【0029】
(1) F.Adachi, M.Sawahashi and K.Okawa, ’Tree−structured generation of orthogonal spreading codes with different lengths for forward link of DS−CDMA mobile radio, ’Electronics Letter, Vol.33, Jan. 1997, pp27−28
【0030】
(2) US Patent# US5751761, ’System and method for orthogonal spread spectrum sequence generation in variable data rate systems’
【0031】
【数9】
Figure 0003603187
【0032】
前記数式は、直交可変拡散係数符号を表わす。
【0033】
【数10】
Figure 0003603187
【0034】
前記数式は、直交可変拡散係数符号と直交ウォルシュ符号との関係を表現するものである。
【0035】
図1の加算器130,132の出力は、それぞれx [n]とy [n]を次の数式のように表すことが出来る。
【0036】
【数11】
Figure 0003603187
【0037】
は、xより大きくない最も大きな整数である。
【0038】
前記WPiCH[n],WDCCH[n],WSCH2[n],WSCH1[n],WFCH [n]は、それぞれ、
【0039】
【数12】
Figure 0003603187
【0040】
から選択された直交ウォルシュ関数であり、各チャネルに直交性を保持しながら前記直交ウォルシュ関数を割り当てる方法は、前記OVSF符号割り当て方法に従う。
【0041】
SFPiCH,SFDCCH,WSCH2,WSCH1,WFCH は、該当する各チャネルの拡散係数を表わす。本明細書においては説明を容易にするために本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、SCH#1とSCH#2とがPiCH,DCCH,FCHに比べて送信電力が統計的に大きいと仮定する。即ち、統計的にGS1>G +G +G であり、GS2>G +G +G であると仮定する。統計的にSCH#1とSCH#2との送信データ率がPiCH,DCCH,FCHに比べて大きく、受信信号対干渉比のような品質要求事項又は送信データ率が似通っているか、品質要求事項がより厳格である場合が前記仮定が成り立つ場合である。チャネルが2つ以下だけ存在する送信装置においては前記仮定は常に成り立っており、存在するチャネルに、順にSCH#1,SCH#2を割り当てる。前記仮定が成り立つ送信時点においては前記数式は下記数式のように近似出来る。
【0042】
【数13】
Figure 0003603187
【0043】
前記x [n]とy [n]を第1の入力とし、スクランブリング符号C [n]とC [n]とを第2の入力として拡散変調器140から拡散変調して出力I [n],Q [n]を生成する。拡散変調器140の内部構造と任意の2つのPN(Pseudo−Noise)シーケンスC [n]とC [n]とを入力として如何にスクランブリング符号Cscramble,I[n]とCscramble,Q[n]とを生成するかによって尖頭送信電力対平均送信の電力比が改善される。前記拡散変調器140の従来の実施形態が図3a,図3b,図3c及び図3dに与えられている。前記拡散変調器140の出力I [n],Q [n]は低域濾波器160,162を通って電力増幅器170,172を経て所望の周波数帯域へ信号を遷移するために搬送波を用いて変調180,182した後、加算(190)してアンテナに伝送する。
【0044】
図2は、図1の送信装置の実施形態に係る受信装置の実施形態を図示したものである。アンテナを介して受信された信号を送信側で用いた同一の搬送波を用いて復調280,282した後、低域濾波器260,262を通った信号I [n],Q [n]と、PNシーケンスC [n]、C [n]とを用いて拡散復調器240からx [n],y [n]を生成する。
【0045】
前記符号分割多重化された受信信号xR[n],yR[n]から所望のチャネルのみを得るために、送信側と同一の直交符号WxxCH[n](xxCH=DCCHまたはFCH)又はWyyCH[n](yyCH=SCH#1またはSCH#2)を利用して乗じた224,226,225,227後、当該チャネルのデータ率に比例するシンボル区間T2xまたはT2yの間、積分して逆拡散を行なう。信号が歪曲され受信装置に到達するため、逆拡散された信号の歪曲された信号位相を補正するためにパイロットチャネルPiCHを用い、当該直交符号WPiCH[n]を乗じて積分区間に該当するT1時間の間積分する。パイロットチャネルPiCH内に位相補正のためのパイロット信号の他に受信側の送信電力を制御するための命令のような別途の情報が含まれている場合には、前記情報を逆多重化によって抽出した後、知られている位相を持つパイロット信号部分のみを用いて位相推定と補正とを行なう。本明細書においては、パイロットチャネルPiCHに別途の情報が含まれていない場合のみを例として説明する。積分器210,212を通って推定された位相情報を用いて受信用複素乗算器242,246から位相補正を行なう。
【0046】
本願においての送信用複素乗算器と受信用複素乗算器とは、それぞれ次のような機能を遂行する。
【0047】
Figure 0003603187
【0048】
図7a及び図7bは本明細書説明のための信号星座図を図示したものである。図7aで、四角は前記送信用複素乗算器の入力xI[n]+jxQ[N]を、○は前記送信用複素乗算器の出力oI[n]+joQ[n]の正規化させたものを表わす。図7bは、経時に伴って発生する送信要複素乗算器の入力xI[n]+jxQ[N]の4つの遷移、0,+π/2,−π/2,πを図示したものである。図7bにおいて原点遷移(またはπ遷移)がPAR特性を最も悪くする。
【0049】
前記受信用複素乗算器242,246の出力から所望のチャネルDCCH,FCH,SCH#1,SCH#2に応じて出力端子を選択して図2に図示されていないディインタリーバ、チャネル復号化器等を通って受信装置は送信側から送られたデータを復元する。
【0050】
図3aは、従来技術の実施形態に係る拡散変調器の構造を図示したものであり、既存のIS−95方式の符号分割多元接続システムの順方向(基地局から端末方向)リンクで用いられる拡散変調方式である。本明細書においてはかかる拡散変調方式をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying )拡散変調とする。
【0051】
Figure 0003603187
【0052】
図4aに与えられた2次スクランブリング符号発生器の出力Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]は次の数式と同じである。即ち、2次スクランブリング符号と1次スクランブリング符号とが同一である。
【0053】
Figure 0003603187
【0054】
IS−95方式では、x [n]=y [n]であるが、一般にQPSK拡散変調は、x [n]≠y [n]である。正規化によって|I [n]|=|Q [n]|=1にする場合、前記QPSK拡散変調によって発生出来る信号星座ポイントの遷移は次の数式のようであり、{0,+π/2,−π/2,π}遷移が発生し得る確率は1/4,1/4,1/4,1/4である。
【0055】
【数14】
Figure 0003603187
【0056】
図8aは、I [n]=±1,Q [n]=±1の場合、前記QPSK拡散変調による信号星座図と時間による遷移の例を図示したものである。
【0057】
また、図8aは拡散係数SF=4である場合を図示したものである。時刻n=0 mod SFの場合にI [n],Q [n]は確率1/4であり、(+1,+1),(+1,−1),(−1,−1),(−1,+1)のいずれかになるだろう。
【0058】
また、図8aは(+1,+1)から始まる場合を仮定して図示したものである。時刻n+1/2から信号星座図では変化がない。時刻n+1においてI [n],Q [n]は確率1/4であり、(+1,+1),(+1,−1),(−1,−1),(−1,+1)のいずれかに遷移する。
【0059】
図8aは、(+1,−1)に遷移した場合を図示したものである。時刻n+3/2においては信号星座図では変化がない。時刻n+2においてI [n],Q [n]は確率1/4であり、(+1,+1),(+1,−1),(−1,−1),(−1,+1)のいずれかに遷移する。
【0060】
更に、図8aは(−1,+1)に遷移した場合を図示したものである。この場合、原点遷移を行なうのでPAR特性が悪くなる。時刻n+5/2においては信号星座図では変化がない。時刻n+3においてI [n],Q [n]は確率1/4であり、(+1,+1),(+1,−1),(−1,−1),(−1,+1)のいずれかに遷移する。
【0061】
なお、図8aは(−1,−1)に遷移した場合を図示したものである。時刻n+7/2においては信号星座図では変化がない。時刻n+4においてI [n],Q [n]は被拡散データが変わるため、確率1/4であり、(+1,+1),(+1,−1),(−1,−1),(−1,+1)のいずれかに遷移する。前記遷移過程を確率に応じて繰り返して行なわれる。
【0062】
図3bは、従来技術の実施形態に係る拡散変調器の構造を図示したものであり,既存IS−95方式の符号分割多元接続システムの逆方向(端末から基地局方向)リンクで用いられる拡散変調方式である。本願では、かかる拡散変調方式をOQPSK(Offset QPSK )拡散変調といっており、信号構成は次の数式のように示される。
【0063】
【数15】
Figure 0003603187
【0064】
図4aに与えられた2次スクランブリング符号発生器の出力Cscramble,I[n],Cscramble, [n]は次の数式と同じである。即ち、OQPSK拡散変調と同一である。
【0065】
Figure 0003603187
【0066】
IS−95方式では、x [n]=y [n]であるが、一般にOQPSK拡散変調は、x [n]≠y [n]である。正規化によって|I [n]|=|Q [n]|=1にする場合、前記QPSK拡散変調により発生出来る信号星座ポイントの遷移は次の数式のようであり、{0,+π/2,−π/2,π}遷移が発生し得る確率は1/4,1/4,1/4,1/4である。
【0067】
【数16】
Figure 0003603187
【0068】
前記OQPSK拡散変調は、PARを改善するために図3aのQPSK拡散変調方式において直交位相チャネル(以下、Qチャネルと称する)の信号を同位相チャネル(以下、Iチャネルと称する)の信号に対して半チップ(Tc/2)だけ遅延させた。このようにすることにより、同時にIチャネルとQチャネルとの信号の符号が変わることにより原点を通ることが防がれ、信号が原点を通ることによって悪化されるPAR特性を改善する。
【0069】
図8bは、I [n]=±1,Q [n]=±1の場合、前記OQPSK拡散変調による信号星座図と時間による遷移の例を図示したものである。
【0070】
また、図8bは拡散係数SF=4の場合を図示したものである。時刻n=0 mod SFの場合に、I [n],Q [n]は確率1/4であり、(+1,+1),(+1,−1),(−1,−1),(−1,+1)のいずれかである。
【0071】
更に、図8bは(+1,+1)から始まる場合を仮定して図示したものである。時刻n+1/2においてI [n],Q [n]は確率1/2であり、(+1,+1),(+1,−1)のいずれかに遷移する。
【0072】
更に、図8bは(+1,+1)に遷移した場合を図示したものである。時刻n+1においてI [n],Q [n]は確率1/2であり、(+1,+1),(−1,+1)のいずれかに遷移する。
【0073】
また、図8bは(+1,+1)に遷移した場合を図示したものである。時刻n+3/2で確率1/2であり、(+1,+1),(+1,−1)のいずれかに遷移する。
【0074】
更に、図8bは(+1,−1)に遷移した場合を図示したものである。時刻n+2においてI [n],Q [n]は確率1/2であり、(+1,−1),(−1,−1)のいずれかに遷移する。
【0075】
更に、図8bは(−1,−1)に遷移した場合を図示したものである。時刻n+5/2において確率1/2であり、(−1,−1),(−1,+1)のいずれかに遷移する。
【0076】
更に、図8bは(−1,+1)に遷移した場合を図示したものである。時刻n+3でI [n],Q [n]は確率1/2として(+1,+1),(−1,+1)のいずれかに遷移する。
【0077】
更に、図8bは(−1,+1)に遷移した場合を図示したものである。時刻n+7/2において確率1/2であり、(−1,+1),(−1,−1)のいずれかに遷移する。
【0078】
なお、図8bは(−1,−1)に遷移した場合を図示したものである。時刻n+4においてI [n],Q [n]は被拡散データが変わるため、確率1/2であり、(+1,−1),(−1,−1)のいずれかに遷移する。前記遷移過程が確率に応じて繰り返して行なわれる。
【0079】
図3cは、従来技術の実施形態に係る拡散変調器の構造を図示したものであり、スクランブリング符号発生器150の構成方式に応じて次の3つの方式に細分化される。
【0080】
第1の方式は、cdma2000及びIMT−2000システムまた他の候補技術であるW−CDMA方式の符号分割多元接続システムの順方向(基地局から端末方向)リンクに用いられる拡散変調方式である。
【0081】
本願においては、かかる拡散変調方式をCQPSK(Complex QPSK)拡散変調といっており、信号構成は次の数式のように示される。
【0082】
【数17】
Figure 0003603187
【0083】
図4aに与えられた2次スクランブリング符号発生器の出力Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]は次の数式と同じである。即ち、前記QPSK及びOQPSK拡散変調と同一である。
【0084】
Figure 0003603187
【0085】
一般にCQPSK拡散変調は、x [n]≠y [n]である。正規化によって|I [n]|=|Q [n]|=1にする場合、前記CQPSK拡散変調により発生出来る信号星座ポイントの遷移は次の数式のようであり、{0,+π/2,−π/2,π}遷移が発生し得る確率は1/4,1/4,1/4,1/4である。
【0086】
【数18】
Figure 0003603187
【0087】
Qチャネル信号をIチャネル信号に対して半チップ(Tc/2)だけ遅延させるOQPSKは、IS−95逆方向チャネルのようにIチャネルの電力とQチャネルの電力とが同一の場合には有効であるが、QチャネルをIチャネルより遅延させなければならない問題があり、図1のように異なる送信電力を持つ複数個のチャネルが直交符号分割多重化されて伝送される場合、送信信号の振幅の分散が、送信電力が大きいチャネル(IまたはQ)側が大きい。
【0088】
線形増幅器の線形領域の大きさは、送信信号振幅の分散が大きな側に合わせて選択されることで、信号が非線形領域まで侵入したことにより発生される信号の歪曲及び相互変調(intermodulation )による隣接チャネルの干渉が減少する。反面、CQPSK拡散変調はIチャネルの信号x [n]及びQチャネルの信号y [n]を同一振幅を持つスクランブリング符号Cscramble,I[n]及びCscramble,Q[n]を用いて複素乗算を行なわせると、IチャネルとQチャネルの送信信号の振幅の分散が大きかった側は小さくなり、小さかった側は大きくなることで、均一化される効果があるため、多重チャネルがある場合にPARを改善するためにはCQPSK拡散変調を用いることがより効果的である。CQPSKの場合、x [n]+jy [n]が各時刻において原点を遷移する確率は1/4である。
【0089】
図8cは、x [n]=±1,y [n]=±1,I [n]=±1,Q [n]=±1の場合、前記CQPSK拡散変調による信号星座図と時間とによる遷移例を図示したものである。
【0090】
また、図8cは、拡散係数SF=4の場合を図示したものである。時刻n=0 mod SFの場合にx [n]+jy [n]及びCscramble,I[n]+jCscramble,Q[n]はそれぞれ確率1/4であり、1+j,1−j,−1−j,−1+jのいずれかである。
【0091】
また、図8cはx [n]+jy [n]=1+jであり、Cscramble,I[n]+jCscramble,Q[n]=1+jの場合を仮定して図示したものである。従って、
【0092】
【数19】
Figure 0003603187
【0093】
の場合である。本明細書における図面及び説明からは、全ての信号は大きさ1に正規化する。従って前記式はI [n]+JQ [n]=1+j0として表現される。時刻n+1/2において信号星座図では変化がない。時刻n+1においてはx [n]+jy [n]は1+j,1−j,−1−j,−1+jのいずれかに遷移し、Cscramble,I[n]+jCscramble,Q[n]も1+j,1−j,−1−j,−1+jのいずれかに遷移する。
【0094】
第2の方式は、1998年6月に国際電気通信連合(ITU:International Telecommunications Union, http://www.itu.int)にIMT−2000システムの候補技術として提案されたG−CDMA(Global CDMA )IとIIに用いられた逆方向(端末から基地局方向)リンクに用いられた拡散変調方式である。
【0095】
本願においては、かかる拡散変調方式を大韓民国特許庁公開番号特1999−269593−0000に基づいてOCQPSK(Orthogonal Complex QPSK)拡散変調と称する。各チャネルに対して下付き添え字が偶数である直交ウォルシュ符号のみを割り当てると次の関係が成り立つ。
【0096】
【数20】
Figure 0003603187
【0097】
図4bに与えられた2次スクランブリング符号発生器の出力Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]は次の数式と同じである。
【0098】
【数21】
Figure 0003603187
【0099】
であるためにk=0の場合、図4bと図4cの2次スクランブリング符号発生器は等価である。
【0100】
【数22】
Figure 0003603187
【0101】
一般にOCQPSK拡散変調は、x [n]≠y [n]である。正規化によって|I [n]|=|Q [n]|=1にする場合、前記QPSK拡散変調により発生出来る信号星座ポイントの遷移は次のようであり、{0,+π/2,−π/2,π}遷移が発生し得る確率は時刻n=2t+1(奇数)の場合、0,1/2,1/2,0であり、n=2t(偶数)の場合、1/4,1/4,1/4,1/4である。
【0102】
【数23】
Figure 0003603187
【0103】
OCQPSK拡散変調は下付き添え字が偶数である直交ウォルシュ符号は、
【0104】
【数24】
Figure 0003603187
【0105】
であり、下付き添え字が奇数である直交ウォルシュ符号は、
【0106】
【数25】
Figure 0003603187
【0107】
であるという性質を用いたものである。
【0108】
送信データ率が高くて不可避にチャネル区分のために下付き添え字が奇数の直交ウォルシュ符号を使用すべき場合を除いては可能な限り下付き添え字が偶数の直交ウォルシュ符号をチャネル区分に用いる。
【0109】
なぜならば、x [2T]=x [2t+1],y [2t]=y [2t+1],t∈{1,2,…}を成り立たせることで次の数式が成り立つ。
【0110】
【数26】
Figure 0003603187
【0111】
時刻n=2t+1においてPAR特性を悪くする原点遷移(または、π遷移)を作らないようにすることで、拡散された信号のPARをCQPSK拡散変調より改善することである。即ち、OCQPSK拡散変調においてx [n]+jy [n]が各時刻において原点遷移をする確率は、時刻n=2tではCQPSK拡散変調と同様の1/4であるが、時刻n=2t+1では0であるため、平均的に原点遷移をする確率は1/8である。スクランブリングのためのC [n]は送信装置の識別にも用いられる。
【0112】
第3の方式は、cdma2000及びW−CDAM方式の符号分割多元接続システムの逆方向(端末から基地局方向)リンクに用いられる拡散変調方式である。
【0113】
本願においては、かかる拡散変調方式を大韓民国特許庁公開番号特1999−269593−0000に基づいてPOCQPSK(Permuted Orthogonal Complex QPSK)拡散変調と称する。各チャネルに対して下付き添え字が偶数の直交ウォルシュ符号のみを割り当てると次の数式が成り立つ。
【0114】
【数27】
Figure 0003603187
【0115】
図4dに与えられた2次スクランブリング符号発生器の出力Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]は次の数式と同じである。
【0116】
【数28】
Figure 0003603187
【0117】
一般にPOQPSK拡散変調は、x [n]≠y [n]である。正規化によって|I [n]|=|Q [n]|=1にする場合、前記POQPSK拡散変調により発生出来る信号星座ポイントの遷移は次のようであり、{0,+π/2,−π/2,π}遷移が発生し得る確率は、時刻n=2t(偶数)の場合、1/4,1/4,1/4,1/であり、n=2t+1(奇数)の場合、0,1/2,1/2,0である。
【0118】
【数29】
Figure 0003603187
【0119】
POCQPSK拡散変調は、根本的にOCQPSK拡散変調と同一である。従って、POCQPSK拡散変調においてx [n]+jy [n]が各時刻において原点遷移をする確率は、時刻n=2tにおいてはCQPSK拡散変調のような1/4であるが、時刻n=2t+1においては0である。しかし、直交ウォルシュ関数の周期的な繰り返しによる任意性(randomness)不足を補完するために、C [n]をデシメーションしたC’ [n]を用いる。前記デシメーションは全てのt∈{0,1,2,…}に対して
【0120】
【数30】
Figure 0003603187
【0121】
とが成り立つようにすればよい。前記場合、C [n]を2:1デシメーションしたが、任意のd∈{1,2,3,…}に対して2 :1デシメーションすることも出来る。2 =max{SFPiCH,SFDCCH,SFSCH2,SFSCH1,SFFCH }の時、POCQPSKの任意性は、OCQPSKの任意性と等価であり、d=1である2:1デシメーションが最も任意性が高い。スペクトラム特性を良くするスクランブリングのためのC [n]とC [n]とは自己相関及び相互相関を通じた送信装置識別にも用いられ、識別可能な送信装置数は、スクランブリング符号としてC [n]のみを用いる場合より多い。
【0122】
図9と図10は、前記POCQPSK拡散変調による送信装置及び受信装置構造の実施形態を図示したものである。
【0123】
図9は、第3世代移動通信システムであるIMT−2000システムの候補技術の1つであるcdma2000方式に基づいた端末の送信装置構造である。送信装置は、相互直交性が保持される5つの直交チャネル−同期復調のためのチャネル推定に用いられるパイロットチャネルPiCH、制御情報を伝送する専用制御チャネルDCCH、音声のような低速のデータを伝送する基本チャネルFCH、高速のデータサービスのための2つの付加チャネルSCH#1,SCH#2を備えている。
【0124】
前記チャネルは、図9に図示していないチャネル符号化器及びインタリーバ等を通ったものであり、各チャネルの品質要求事項に応じてチャネル符号化器及びインタリーバ等は省略することが出来る。各チャネルは送信する2進データ{0,1}によって{+1,−1}に変換され信号処理を行ない、本願においては変換された{+1,−1}に基づいて説明したが、{00,01,11,10}を{+3,+1,−1,−3}に変換することと同じように複数ビットで表現される情報に対しても同一に適用することが出来る。各チャネルは要求される品質及び伝送データ率等によって利得G (110),G (112),GS2(114),GS1(116),G (118)を調節する。
【0125】
特定利得に基づいて他の利得は相対的な値に決定され、全体的な利得調節は増幅器170,172から行なわれる。例えば、GP=1にして他の利得GD,GS2,GS1, GFを調節することが出来る。利得調整された各チャネルの信号は直交性が保障されるアダマールOVSF符号WPiCH[n],WDCCH[n],WSCH2[n],WSCH1[n],WFCH[n]によって拡散120,122,124,126,128された信号が加算器130,132の入力になる。前記加算器130,132の出力xT[n],yT[n]を第1の入力として、1次スクランブル符号C1[n]とC2[n]を第2の入力として拡散変調器140から拡散変調して出力IT[n],QT[n]を生成する。拡散変調器140は前記1次スクランブリング符号C1[n]とC2[n]とを入力としてPAR特性を改善するために2次スクランブリング符号Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]を生成するスクランブリング符号発生器510と前記xT[n],yT[n]を第2の入力として前記2次スクランブリング符号Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]を第2の入力とする送信用複素乗算器143とから構成されている。
【0126】
cdma2000システムにおける1次スクランブリング符号は、図5aのように3つのPNシーケンスPN [n],PN [n],PNlong[n]を用いて次のような数式によって1次スクランブリング符号発生器550から発生される。
【0127】
Figure 0003603187
【0128】
2次スクランブリング符号Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]は次の数式のように示される。
【0129】
【数31】
Figure 0003603187
【0130】
前記拡散変調器140の出力I [n],Q [n]は低域濾波器160,162を通って電力増幅器170,172を経て所望の周波数帯域に信号を遷移するために搬送波を用いて変調180,182した後、加算190してアンテナに伝送する。
【0131】
図10は、図9の送信装置の実施形態に係る受信装置の実施形態を図示したものである。
【0132】
アンテナを介して受信された信号を送信側で用いた同一の搬送波を用いて復調280,282した後、低域濾波器260,262を通った信号IR[n],QR[n]と1次スクランブリング符号C1[n],C2[n]とを用いて拡散復調器240からxR[n],yR[n]を生成する。拡散復調器240は前記1次スクラブリング符号C1[n],C2[n]を入力としてPAR特性を改善するために2次スクランブリング符号Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]を生成するスクランブリング符号発生器510と、前記IR[n],QR[n]を第1の入力として前記2次スクランブリング符号Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]を第2の入力とする受信用複素乗算器243とから構成されている。1次スクランブリング符号と2次スクランブリング符号とは、送信側と同様の方法により発生させる。
【0133】
前記拡散復調器240の出力x [n],y [n]から所望のチャネルのみを得るために、送信側と同一の直交符号WxxCH[n](xxCH=DCCHまたはFCH)又はWyyCH[n](yyCH=SSH#1またはSCH#2)を用いて乗じた(224,226,225,227)後、当該チャネルのデータ率に比例するシンボル区間T2xまたはT2yの間、積分して逆拡散を行なう。
【0134】
信号が歪曲され受信装置に到達するため、逆拡散された信号の歪曲された信号位相を補正するためにパイロットチャネルPiCHを用い、当該直交符号WPiCH[n]を乗じて積分区間に該当するT 時間の間積分する。
【0135】
cdma2000方式の逆方向パイロットチャネルPiCHには位相補正のためのパイロット信号の他に受信側の送信電力を制御するための命令のような別途の情報が含まれることができ、かかる場合には前記情報を逆多重化によって抽出した後、知られた位相を持つパイロット信号部分のみを用いて位相推定と補正とを行なう。積分器210,212を通って推定された位相情報を用いて受信用複素乗算器242,246から位相補正を行なう。
【0136】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来技術の符号分割多元接続(CDMA)システムは、電力増幅器の線形性に厳格な条件が要求されることと、送信チャネル数が複数個の場合尖頭電力対平均電力比(PAR:Peak−to−Average Ratio )が大きいほど歪曲及び隣接周波数等からの干渉を減らすために、より広い線形領域を有した高価な電力増幅器を使用しなければならないこと等の問題がある。
【0137】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためのものであり、本発明の目的は、従来技術OCPSK及びPOCQPSK拡散変調において被スクランブリング信号x [n]+jy [n]が時刻n=2t,t∈{0,1,2,…}のみならず被拡散伝送データが変わる時点である時刻n≡0(mod min{SFPiCH,SFDCCH,SFSCH2,SFSCH1,SFFCH })を除外した全ての時刻から原点遷移する確率を0として原点遷移によるPAR特性の劣化を改善する符号分割多元接続方式のスペクトラム拡散通信システムにおける拡散変調方式及び装置を提供することにある。
【0138】
即ち、送信電力対平均送信電力の比を減少させる方式及び装置を提供することにある。
【0139】
【課題を解決するための手段】
前記本発明の目的を達成するための技術的思想として、本発明は、送信装置と受信装置とから構成された符号分割多元接続方式(CDMA)のスペクトラム拡散通信システムに関する。送信装置は異なる情報を有する複数のチャネルを備え、これらの複数のチャネルの内の少なくとも一対のチャネルは相互に直交性が保障される一対の直交符号を用いて直交複素拡散されることにより広帯域信号生成されて加算され、この加算された信号を疑似雑音シーケンスを用いて複素スクランブリングした後、搬送波を変調して送信する。受信装置は同一の搬送波を用いて復調した複数の送信装置からの混合された信号から所望の送信装置の信号を同期化された同一の疑似雑音シーケンスを用いて逆スクランブリングした後、該当するチャネルの信号を同期化された同一の直交符号を用いて逆拡散する信号処理過程により、送信側から送ろうとした情報を復元する
【0140】
また、本発明においては、前記拡散変調方式によるスぺクトラム拡散通信システムを具現するために直交符号発生器と、スクランブリング符号発生器とから構成されることを特徴とする。
【0141】
更に、被スクランブリング信号x [n]+jy [n]が時刻n=2t,t∈{0,1,2,…}のみならず、被拡散伝送データが変わる時点である時刻n≡0(mod min{SFPiCH,SFDCCH,SFSCH2,SFSCH1,SFFCH })を除外した全ての時刻から原点遷移する確率を0とするという特徴がある。
【0142】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に対する構成及びその作用について添付した図面に基づいて詳細に説明する。
【0143】
本発明の実施形態に対する説明において、既に説明された従来の技術による実施形態と同一の部分は同一図面符号を付し、前述で既に当該部分を説明したので、本発明の実施形態の説明の際には、変更及び追加されている部分を中心に説明する。
【0144】
図11及び図12は、本発明による送信装置及び受信装置構造の実施形態に関するものであり、図9及び図10に示されたPOQPSK拡散変調による送受信装置に本発明を適用した場合の概略的構造図である。
【0145】
11 (a) に示すように、送信装置は相互直交性が保持される5つの直交チャネル−同期復調のためのチャネル推定に用いられるパイロットチャネルPiCH、制御情報を伝送する専用制御チャネルDCCH、音声のような低速のデータを伝送する基本チャネルFCH、高速のデータサービスのための2つの付加チャネルSCH#1,SCH#2を備えている。
【0146】
各チャネルは送信する2進データ{0,1}によって{+1,−1}に変換して信号処理を行なっており、本願においては変換された{+1,−1}に基づいて説明したが、{00,01,11,10}を{+3,+1,−1,−3}に変換するように複数ビットで表現される情報についても同一に適用することが出来る。
【0147】
各チャネルは、要求される品質及び伝送データ率等に応じて利得G (110),G (112),GS2(114),GS1(116),G (118)を調節する。特定利得に基づき、他の利得は相対的な値に決定され、全体的な利得調節は増幅器170,172で行なわれる。例えば、G =1にして他の利得G ,GS2,GS1, G を調節することが出来る。
【0148】
本発明においては、図9とは異なり、統計的に送信電力が大きいSCH#1とSCH#2との伝送データ
【0149】
【数32】
Figure 0003603187
【0150】
を第1の入力とし、各チャネル相互間に直交性が保障されるOVSF符号HSCH1[n],HSCH2[n]を第2の入力として送信用第1複素乗算器142によって1次直交複素拡散を行なう。
【0151】
前記送信用第1複素乗算器142の出力 I [n]、H PiCH [n],H DCCH [n]によって拡散1120,1122されたPiCH,DCCHとを加算器130の入力とし、送信用第1複素乗算器142の出力S Q [n]と、H FCH [n]とによって拡散1128されたFCHとを加算器132の入力とする。
【0152】
前記加算器130,132の出力x [n],y [n]は次の数式に示される。
【0153】
【数33】
Figure 0003603187
【0154】
前記加算器130,132の出力x [n],y [n]を第1の入力とし、1次スクランブリング符号C [n]とC [n]とを第2の入力として拡散変調器141から拡散変調して出力I [n],Q [n]を生成する。
【0155】
拡散変調器141は、前記1次スクランブリング符号C1[n],C2[n]を入力としてPAR特性を改善するために本発明によって2次スクランブリング符号Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]を生成するスクランブリング符号発生器530と、前記xT[n],yT[n]を第1の入力とし、前記2次スクランブリング符号Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]を第2の入力とする送信用第2複素乗算器143とから構成されている。cdma2000システムにおいての1次スクランブリング符号は、図5aのように3つのPNシーケンスPNI[n],PNQ[n],PNlong[n]を用いて次のような数式によって1次スクランブリング符号発生器550から発生される。
【0156】
Figure 0003603187
【0157】
図11bに示された2次スクランブリング符号発生器530の出力Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]は次の数式に示される。
【0158】
【数34】
Figure 0003603187
【0159】
本願においては、本発明による前記のような拡散変調をDCQPSK(Double Complex QPSK )と称する。正規化によって|I [n]|=|Q [n]|=1にする場合、前記DCQPSK拡散変調によって生じる信号星座ポイントの遷移は次のようであり、各遷移が発生し得る確率は、時刻n=0 mod SFmin では1/4,1/4,1/4,1/4であり、
【0160】
【数35】
Figure 0003603187
【0161】
【数36】
Figure 0003603187
【0162】
特定チャネルが高速のデータを伝送するような不可避な場合を除いては、チャネルの区分のために偶数番目直交ウォルシュ符号を使用しなければならない従来のOCPSK及びPOCQPSK拡散変調とは異なり、本発明による拡散変調方式は前記数式からわかるように可変拡散係数を支援しながらチャネル間に直交性を保持させる任意の直交符号も可能である。
【0163】
そこで、従来技術で直交ウォルシュ符号を表わす‘W’の代わりに本発明の説明においては直交符号を‘H’で表示した。
【0164】
前記拡散変調器141の出力I [n],Q [n]は低域濾波器160,162を通って電力増幅器170,172を経て所望の周波数帯域へ信号を遷移するために搬送波を用いて変調180,182した後、加算190してアンテナに伝送する。
【0165】
図12は、図11aの送信装置の実施例に係る受信装置の実施例を図示したものである。
【0166】
アンテナを介して受信された信号を送信側で用いた同一の搬送波を用いて復調280,282した後、低域濾波器260,262を通った信号IR[n],QR[n]と、1次スクランブリング符号C1[n],C2[n]を用いて拡散復調器241からxR[n],yR[n]とを生成する。拡散復調器241は前記1次スクランブリング符号C1[n],C2[n]を入力としてPAR特性を改善するために本発明による2次スクランブリング符号Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]を生成するスクランブリング符号発生器530と、前記IR[n],QR[n]を第1の入力として前記2次スクランブリング符号Cscramble,I[n],Cscramble,Q[n]を第2の入力とする受信用第1複素乗算器243とから構成されている。
【0167】
1次スクランブリング符号と2次スクランブリング符号とは、送信側と同一の方法で発生させる。受信用第1複素乗算器243の出力xR[n],yR[n]から所望のチャネルのみを得るために、送信側と同一の直交符号HxxCH[n](xxCH=DCCHまたはFCH)を用いて乗じた(1224,226後、当該チャネルのデータ率に比例するシンボル区間T2xの間、積分して逆拡散を行なったり、HSCH1[n],HSCH2[n]を用いて受信用第3複素乗算245で複素乗算を行なった後当該チャネルのデータ率に比例するシンボル区間T2yの間積分して逆拡散を行なったりする。
【0168】
信号が歪曲され受信装置に到達するため、逆拡散された信号の歪曲された信号位相を補正するためにパイロットチャネルPiCHを用い、当該直交符号HPiCH[n]を乗じて積分区間に該当するT 時間の間積分する。cdma2000方式の逆方向パイロットチャネルPiCHには、位相補正のためのパイロット信号の他に受信側の送信電力を制御するための命令のような別途の情報が含まれることが出来、かかる場合には、前記情報を逆多重化によって抽出した後、既知の位相を持つパイロット信号部分のみを用いて位相推定と補正とを行なう。
【0169】
積分器210,212を通って推定された位相情報を用いて受信用第2複素乗算器242,246から位相補正を行なう。
【0170】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、被拡散伝送データを直交符号として複素乗算によって拡散して被スクランブリング信号を生成し、前記被スクランブリング信号を被拡散伝送データが変わる時点を除いた全ての時点において、原点遷移しないようにするスクランブリング符号を生成して前記被スクランブリング信号をスクランブリングすることにより、尖頭送信電力対平均送信電力の比を改善する効果がある。
【0171】
また、チャネル区分のために可能な限り偶数番目直交ウォルシュ符号のみを用いるように制限する従来の拡散変調技術とは異なり、直交性のみ保持される任意の直交符号が制限無く使われるようにすることにより、チャネル割り当てに柔軟性を提供することが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の実施形態による多重チャネルを備えた直交符号分割多元接続システムの送信装置を示す構造図である。
【図2】図1の従来技術の実施形態による多重チャネルを備えた直交符号分割多元接続方式の受信装置を示す構造図である。
【図3a】従来のQPSK拡散変調のための拡散変調部の構成図である。
【図3b】従来のOQPSK拡散変調のための拡散変調部の構成図である。
【図3c】従来のCQPSK,OCQPSK,POCQPSK及び本発明による拡散変調のための拡散変調部の構成図である。
【図3d】従来のOCQPSK,POCQPSK拡散変調のための拡散変調部の構成図である。
【図4a】従来のQPSK,OQPSK,CQPSK拡散変調のためのスクランブリング符号発生器の構造図である。
【図4b】従来のOCQPSK拡散変調のためのスクランブリング符号発生器の構造図である。
【図4c】従来の他のOCQPSK拡散変調のためのスクランブリング符号発生器の構造図である。
【図4d】従来のPOCQPSK拡散変調のためのスクランブリング符号発生器の構造図である。
【図5a】cdma2000の1次及び2次スクランブリング符号発生器の構造図である。
【図5b】図5aの2次スクランブリング符号発生器の一般的な構造図である。
【図6a】従来のCQPSK,OCQPSK,POCQPSK及び本発明による拡散変調に対応する拡散復調器の実施形態である。
【図6b】従来のOCQPSK,POCQPSK拡散変調に対応する拡散復調器の実施形態である。
【図7a】信号星座図及び信号遷移図である。
【図7b】可能な4つの信号星座遷移に関するものである。
【図8a】QPSK拡散変調に対する信号星座遷移に関するものである。
【図8b】OQPSK拡散変調に対する信号星座遷移に関するものである。
【図8c】CQPSK拡散変調に対する信号星座遷移に関するものである。
【図9】cdma2000の端末送信装置の構造図である。
【図10】cdma2000の基地局の受信装置の実施形態である。
【図11a】図9に本発明を適用した時の実施形態である。
【図11b】本発明による図11aのためのスクランブリング符号発生器の実施形態である。
【図12】図11aに対応する受信装置の実施形態である。
【符号の説明】
110,112,114,116,118 利得器
120,122,124,126,128 拡散器
130,132,190 加算器
141 拡散変調器
142 送信用(第1)複素乗算器
143 送信用(第2)複素乗算器
150,151 スクランブリング符号発生器
160,162 低域濾波器
170,172 電力増幅器
180,182 変調器
210,212,214,215,216,217 積分器
241 拡散復調器
242,246 受信用(第2)複素乗算器
243 受信用(第1)複素乗算器
245 受信用(第3)複素乗算器
260,262 低域濾波器
280,282 変調器
510,520,530,550 スクランブリング符号発生器
1120,1122,1124,1126,1128 拡散器

Claims (12)

  1. 符号分割多元接続システム(CDMA)の送信方法において、
    異なる情報を有する複数のチャネルの内の少なくとも一対のチャネルの信号を相互に直交性が保証された一対の直交符号を用いて直交複素拡散し、
    前記直交複素拡散した信号を加算し、
    前記加算した信号を疑似雑音シーケンスを用いて複素スクランブリングすること
    を特徴とする符号分割多元接続システムの送信方法。
  2. 送信装置及び受信装置を備えた符号分割多元接続システム(CDMA)の送信方法において、
    パイロット信号を発生すると共に、異なる情報を有する複数のチャネルの信号を送信するステップと、
    各チャネルの内の少なくとも一対のチャネルの信号を相互に直交性が保証された一対の直交符号を用いて直交複素拡散するステップと、
    直交複素拡散された信号を加算するステップと、
    加算された信号を疑似雑音シーケンスを用いて複素スクランブリングするステップと、
    複素スクランブリングされた信号を搬送波で変調するステップと、
    変調された信号を加算することにより生成された合成信号を送信するステップと
    を含むことを特徴とする符号分割多元接続システムの送信方法。
  3. 前記複素スクランブリングは、1次複素スクランブリング符号(C 1 [n],C 2 [n])から擬似雑音シーケンスを用いて、被拡散伝送データが変化する時点においては次の数式により、
    Figure 0003603187
    被拡散伝送データが変化しない時点においては前記一対の直交符号をH a 、H b とした場合に次の数式により、
    Figure 0003603187
    それぞれ2次複素スクランブリング符号(C scramble,I [n],C scramble,Q [n])を発生させ、該2次複素スクランブリング符号を用いて前記加算された信号をスクランブリングすること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の符号分割多元接続システムの送信方法。
  4. 前記直交複素拡散を直交アダマール符号を用いて行ない、
    前記複素スクランブリングのためのスクランブリング符号を直交アダマール符号を用いて生成すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の符号分割多元接続システムの送信方法。
  5. 前記直交複素拡散を直交ウォルシュ符号を用いて行ない、
    前記複素スクランブリングのためのスクランブリング符号を直交アダマール符号を用いて生成すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の符号分割多元接続システムの送信方法。
  6. 前記直交複素拡散を直交ゴールド符号を用いて行ない、
    前記複素スクランブリングのためのスクランブリング符号を直交アダマール符号を用いて生成すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の符号分割多元接続システムの送信方法。
  7. 符号分割多元接続システム(CDMA)受信方法において、
    複素スクランブリングされた信号を受信し、
    受信した信号を送信時と同一の疑似雑音シーケンスを用いて逆スクランブリングすることにより、直交複素拡散された信号に変換し、
    直交複素拡散された信号に変換された信号を送信時と同一の相互に直交性が保証された一対の直交符号を用いて逆拡散することにより少なくとも一対のチャネルの信号を得ること
    を特徴とする符号分割多元接続システムの受信方法。
  8. 送信装置及び受信装置を備えた符号分割多元接続システム(CDMA)の受信方法において、
    送信装置において使用された搬送波と同一の搬送波を用いて、受信した信号を複素スクランブリングされた信号に復調する復調ステップと、
    前記復調ステップで複素スクランブリングされた信号に復調された信号を送信装置において同期化に使用された疑似雑音シーケンスと同一の疑似雑音シーケンスを用いて直交複素拡散された信号に逆スクランブリングする逆スクランブリングステップと、
    各チャネルが送信装置において同期化された直交符号と同一の相互に直交性が保証された一対の直交符号を用いて、前記逆スクランブリングステップで得られた直交複素拡散された信号を逆拡散することにより少なくとも一対のチャネルの信号を得る逆拡散ステップと、
    前記逆拡散ステップで得られた信号から、送信されたデータを復元するステップと
    を含むことを特徴とする符号分割多元接続システムの受信方法。
  9. 送信装置及び受信装置を備えた符号分割多元接続システム(CDMA)の送信装置において、
    異なる情報を有する複数のチャネルの内の少なくとも一対のチャネルの信号を相互に直交性が保証された一対の直交符号を用いて直交複素拡散する手段と、
    前記直交複素拡散した信号を加算する手段と、
    前記加算した信号を疑似雑音シーケンスを用いて複素スクランブリングする手段と
    を備えたこと特徴とする符号分割多元接続システムの送信装置
  10. 送信装置及び受信装置を備えた符号分割多元接続システム(CDMA)の送信装置において、
    パイロット信号を発生すると共に、異なる情報を有する複数のチャネルの信号を送信する手段と、
    前記複数のチャネルの信号の利得を制御する手段と、
    前記複数のチャネルの内の少なくとも一対の付加チャネルを除くチャネルの信号を拡散させる手段と、
    前記少なくとも一対の付加チャネルの送信データとOVSF(Orthogonal Variable Spreading Factor:直交可変拡散係数)符号とを入力として、直交複素拡散を行なう送信用第1の複素乗算手段と、
    前記送信用第1の複素乗算手段の前記少なくとも二つの付加チャネルに対応する出力と前記拡散された信号とをそれぞれ加算する少なくとも二つの加算手段と、
    送信用第2の複素乗算手段及びスクランブリング符号発生手段を備え、前記少なくとも二つの加算手段でそれぞれ加算された信号を、前記スクランブリング符号発生手段が発生するスクランブリング符号により前記送信用第2の複素乗算手段で複素スクランブリングして変調する拡散変調手段と、
    前記拡散変調手段の少なくとも二つの出力信号をそれぞれ低域濾波する手段と、
    低域濾波された二つの信号の電力をそれぞれ増幅させる手段と、
    電力増幅された信号をそれぞれ搬送波を用いて所望の周波数帯域へ変調する手段と、
    所望の周波数帯域へ変調された少なくとも二つの信号を加算する手段と
    加算された信号を送信するアンテナと
    を備えたことを特徴とする符号分割多元接続システムの送信装置。
  11. 送信装置及び受信装置を備えた符号分割多元接続システム(CDMA)の受信装置において、
    複素スクランブリングされた信号を受信する手段と、
    受信した信号を前記送信装置と同一の疑似雑音シーケンスを用いて逆スクランブリングすることにより、直交複素拡散された信号に変換する手段と、
    直交複素拡散された信号に変換された信号を前記送信装置と同一の相互に直交性が保証された一対の直交符号を用いて逆拡散することにより少なくとも一対のチャネルの信号を得る手段と
    を備えたこと特徴とする符号分割多元接続システムの受信装置。
  12. 送信装置及び受信装置を備えた符号分割多元接続システム(CDMA)の受信装置において、
    アンテナを介して受信した、送信された信号を送信装置で変調に用いられた搬送波と同一の搬送波を用いて復調する手段と、
    前記復調手段で復調された信号を低域濾波する手段と、
    前記送信装置と同一のスクランブリング符号を発生するスクランブリング符号発生手段及び受信用第1の複素乗算手段を備え、低域濾波された復調信号を前記スクランブリング符号発生手段が発生するスクランブリング符号により前記受信用第1の複素乗算手段で逆スクランブリングして変調する拡散復調手段と、
    所望のチャネルの信号を得るために当該チャネルのデータレートに比例するシンボル区間にわたって積分することにより、逆スクランブリングされた信号を逆拡散する手段と、
    逆拡散された信号を位相補正する受信用第2の複素乗算手段と
    を備えたことを特徴とする符号分割多元接続システムの受信装置。
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