JP3603154B2 - ドアユニット - Google Patents

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聡 下藤
欣弘 大杉
元信 高橋
博義 武藤
真司 吉野
伸太郎 清水
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅、マンション、ビル等の建築物の開口部に取付けられるドアユニットの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ドアと、該ドアが蝶番を介して開閉自在に蝶着されるドア枠とからなるドアユニットにおいて、ドア枠には、全閉状態のドア面(ドア平面)に対して開口部前後方向に対向するよう内方に向けて突出する戸当りが形成されるが、このものでは、ドアが全閉する少し前位置でドアの戸尻側端と戸当りとの間隙が小さくなって、この段階以降の閉鎖作動では指詰め(指を挟むこと)が防止されるが、これ以前の半開状態での指詰め防止機能はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、実開昭48−54435号公報に示されるごとく、吊元側縦枠材とドアの蝶番側部位とのあいだに指挟み防止用の間隙を開けることが提唱されるが、このものでは、閉扉時、ドアと縦枠材とのあいだに指挟み防止用の大きな隙間がそのまま露呈されることになって不自然さがあるうえ、気密性に欠けることとなって問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、ドアと、ドアと、該ドアが蝶番を介して開閉自在に蝶着されるドア枠とからなるドアユニットにおいて、ドアの蝶番側端面とドア枠のドアが蝶着される側の縦枠材のドア蝶番側端面に対向する内側面とのあいだに指挟み回避用の第一間隙を設け、該第一間隙を、ドアと前記縦枠材とのあいだの気密を保つための第一気密材で塞ぐ一方、前記ドア枠に、全閉したドア後側板面に対向するようにして形成されるドア後側板面対向面を、指挟みを回避すべく全閉状態のドア後側板面から第二間隙を存するよう離間させて設け、該ドア後側板面対向面には、全閉状態のドア後側板面に当接して第二間隙を塞いでドアと前記縦枠材とのあいだの気密を保つための第二気密材を、該塞ぎ状態から挟まれた指によって押し戻される状態に退避するようにして設けたドアユニットある。
そして、この様にすることにより、ドアと縦枠材とのあいだに間隙を設けて指挟みが回避できるものでありながら該間隙が外部に露出しないようにできる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第一の実施の形態を図1〜図8の図面に基づいて説明する。
図面において、1は躯体開口部に建付けられるドアユニットであって、該ドアユニット1は、躯体開口部に止着されるドア枠2、該ドア枠2に対して一側部(吊元側)が蝶番3を介して蝶着され、前方(図2の矢印A方向)に開放されるドア4等の各種部材で構成されていること等は従来通りの構成となっている。
【0006】
前記ドア枠2は、左右一対の縦枠材5、6、上枠材7、そして下枠材(沓摺)8とが矩形状に枠組み形成されるものであって、各枠材5、6、7、8のうち、蝶番3によってドア4が蝶着される側の右側縦枠材6と、ドア4の吊元側とのあいだに本発明が実施されている。
つまり、前記ドア4の左右方向幅は、縦枠材5、6の内側面5a、6aの対向間よりも短い寸法設定となっており、ドア4の吊元側端面4aと右側縦枠材6の内側面6aとのあいだに指挟み回避用の第一間隙S1が設けられるように設定されている。ここで、ドア4を構成する前後一対の板面4b、4cのうち、前側板面4bの吊元側縁部には、右側縦枠材6の内側面6aに近接対向する延長部4dが形成されている。そして、ドア4の吊元側端面4aと延長部4dとで形成されるコーナー部に、ゴム質弾性材からなる第一気密材9が止着されて前記第一間隙S1を塞ぐように設定されており、これによって、ドア吊元側端面4aと内側面6aとのあいだに指を挟んだままドア4が全閉したような場合に、第一気密材9が弾性変形することによって指の保護が計れるように設定されている。尚、本実施の形態において、第一気密材9が第一間隙S1を塞ぐことによって、ドア4と縦枠材6とのあいだの気密性を確保できるようになっている。
さらに、本実施の形態で用いられている蝶番3は、ドア4と右側縦枠材6とのあいだに間隙を存した状態で蝶着するため、一対の支持板3a、3bのうちドア4側に止着される支持板3aには折曲部が形成されている。
【0007】
一方、右側縦枠材6は、金属製の型材で前記内側面6aとドア後側板面対向面6bとが一体形成されたものであり、該ドア後側板面対向面6bは、閉鎖状態のドア4の後側板面4cとのあいだに指挟み回避用の第二間隙S2が存する状態で後側板面4cに対向している。さらにドア後側板面対向面6bは、長手方向に長い開口6cが開設した凹陥状になっており、該凹陥状部に、第二気密材10が出没自在(退避自在)に内嵌されている。この第二気密材10は、凹陥状部に抜け止め状に内嵌される基台部10aと、該基台部10aの先端に抜け止め状に止着され後側板面4cに対向する先端部10bとで構成されるが、先端部10bは、前記第一気密材9と略同様のゴム質弾性材で形成されていて僅かに弾性変形するように設定されている。そして、第二気密材10は、基台部10aが凹陥状部に内装された付勢弾機(板バネ)11により凹陥状部から押出される方向に付勢されており、これによって、常時は付勢弾機11の付勢力を受けて先端部10bが凹陥状部から突出して、全閉した後側板面4cに当接して第二間隙S2を塞ぐ設定となっており、これによって第二間隙S2は、常時は第二気密材10により塞がれることになって、不自然さが解消されるうえ、ドア4と縦枠材6とのあいだの気密性も確保できるようになっている。一方、後側板面4cとドア後側板面対向面6bとのあいだに指が挟まった状態でドア4が全閉したような場合では、第二気密材10は挟まれた指によって押し戻される状態となり、これによって第二気密材10が弾機11の付勢力に抗してドア後側板面対向面6b内に没入退避して指が怪我をしてしまうことを回避して指の保護が計れるように設定されている。
尚、図中5bは左側縦枠材5に設けられた気密材であって、前記右側縦枠材6に設けられた第二気密材10と同様の構成となっている。また、7a、8aは、左縦枠材5、上下の枠材7、8の戸当たりに設けられる気密材である。
【0008】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、ドア4を開放すると、ドア4の吊元側端部と右側縦枠材6とのあいだに大きな隙間が形成され、該部位に誤って指を差し込んでしまうような場合があるが、この場合に、指を差し込んだままドア4が全閉してしまったとしても、ドア4の吊元側端部と右側縦枠材6とのあいだには第一、第二間隙S1、S2が形成されて第一、第二気密材9、10が設けられる構成となっているので、差し込まれた指が指挟み状態となって怪我することを防止できることになる。
【0009】
このように、本発明が実施されたものにおいては、ドア4の吊元側端部とこれに対向する縦枠材6とのあいだに間隙を設けて指挟み回避をするものであるが、第一、第二間隙S1、S2は、常時はそれぞれ第一、第二気密材9、10により塞がれることになって、不自然さが解消されるうえ、ドア4と縦枠材6とのあいだの気密性も確保できることになる。
【0010】
尚、本発明は前記実施例に限定されることは勿論なく、ドア枠の縦枠材に設けられる気密材は、第一の実施の形態のごとく、ドア板面からの退避を、縦枠材に対して弾機を介して前後方向に出没することで行うのではなく、図5、6に示す第二の実施の形態の如く、気密材12をドア枠13に対して前後方向に揺動する状態で取付けると共に、気密材12とドア枠13とのあいだに弾機14を介装して、常時は気密材12をドア4側に付勢する一方で、ドア4と気密材12とのあいだに異物の挟み込みがあったような場合では、弾機14に抗して気密材12が退避するように構成しても勿論良い。
さらには、図7、8に示す第三の実施の形態のごとく、縦戸枠15に取付けられる気密材16を、前後方向に長いゴム質弾性材で形成したものとして大きな弾性変形が得られるようにしたものを採用しても良く、この場合では、前記第一、第二の実施の形態のように気密材を戸当たりに対して退避自在に変位させる必要がなく、その分、部品点数を削減できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドア枠の組立状態を示す正面図である。
【図2】ドアユニットの横断面図である。
【図3】ドアユニットの要部の横断面図である。
【図4】ドアユニットの縦断面図である。
【図5】第二の実施の形態の横断面図である。
【図6】第二の実施の形態の要部の横断面図である。
【図7】第三の実施の形態の横断面図である。
【図8】第三の実施の形態の要部の横断面図である。
【符号の説明】
1 ドアユニット
2 ドア枠
3 蝶番
4 ドア
4a 吊元側端面
6 右側縦枠材
6b ドア後側板面対向面
9 第一気密材
10 第二気密材
11 付勢弾機
S1 第一間隙
S2 第二間隙

Claims (1)

  1. ドアと、該ドアが蝶番を介して開閉自在に蝶着されるドア枠とからなるドアユニットにおいて、ドアの蝶番側端面とドア枠のドアが蝶着される側の縦枠材のドア蝶番側端面に対向する内側面とのあいだに指挟み回避用の第一間隙を設け、該第一間隙を、ドアと前記縦枠材とのあいだの気密を保つための第一気密材で塞ぐ一方、前記ドア枠に、全閉したドア後側板面に対向するようにして形成されるドア後側板面対向面を、指挟みを回避すべく全閉状態のドア後側板面から第二間隙を存するよう離間させて設け、該ドア後側板面対向面には、全閉状態のドア後側板面に当接して第二間隙を塞いでドアと前記縦枠材とのあいだの気密を保つための第二気密材を、該塞ぎ状態から挟まれた指によって押し戻される状態に退避するようにして設けたドアユニット。
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