JP3602967B2 - テレビジョン信号送信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送局のスタジオ等で録画された映像信号や録音された音声信号等をテレビジョン信号に変換してCATVケーブルに送出するテレビジョン送信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6、図7に従って従来のテレビジョン信号送信機を説明する。先ず、従来のテレビジョン信号送信機は、図6のブロック構成図に示すように、変調器51、周波数変換器52、制御回路53、音声信号処理回路54等を有している。変調器51には、外部機器(図示せず)から送られてくる映像信号および音声信号が入力される。そして、映像信号および音声信号によって搬送波(中間映像搬送波)を変調し、次いで、周波数変換器52によって映像中間周波信号をVHF帯あるいはUHF帯の所定のテレビジョン信号に周波数変換して図示しないCATVケーブルに送出するようにしている。
【0003】
外部機器からの映像信号は、映像信号入力用の同軸コネクタ55に入力され、同軸ケーブル56によって変調器51に入力される。
変調器51内には搬送波の周波数を安定させるための基準発振器(図示せず)が設けられている。
【0004】
また、外部機器からの音声信号は音声信号入力端子部57、58に入力される。音声信号は、プラス側およびマイナス側の音声信号を有して音声信号入力端子部57、58にバランス入力される。そして、第一の音声信号入力端子部57と変調器51の第一の入力端51aとの間に接続された第一の音声信号入力用リード線59、および、第二の音声信号入力端子部58と変調器51の第二の入力端51bとの間に接続された第二の音声信号入力用リード線60によって音声信号が変調器51に入力される。
【0005】
なお、第一の音声信号入力端子部57と第二の音声信号入力端子部58との間には、これら音声信号入力端子部57、58と対となる第一の接地端子部61が設けられれており、一方、変調器51には、第一の入力端51aと第二の入力端51bとの間に第一の接地端51cが設けられている。この第一の接地端51cは、図示はしないが、変調器51のグランドに接続されている。そして、第一の接地端子部61と第一の接地端51cとが第一の接地用リード線62によって接続される。
【0006】
ところで、テレビジョン信号送信機は、入力された映像信号や音声信号に処理を施して他のテレビジョン信号送信機(図示せず)に出力する機能も有している。そのために、テレビジョン信号送信機は、第一および第二の音声信号出力端子部63、64と音声信号処理回路54を有している。そして、変調器51の第一のおよび第二の入力端51a、51bに入力された音声信号を、音声信号処理回路54を介して第一および第二の音声信号出力端子部63、64に出力するようにしている。
【0007】
音声信号処理回路54は、第一および第二の出力端54a、54bを有している。そして、第一の音声信号出力端子部63と第一の出力端54aとが第一の音声信号出力用リード線65で接続され、第二の音声信号出力端子部64と第二の出力端54bとが第二の音声信号出力用リード線66で接続される。
なお、第一の音声信号出力端子部63と第二の音声信号出力端子部64との間には、第二の接地端子部67が設けられ、第二の接地端子部67と第一の接地端子部61とは相互に接続される。
【0008】
さらに、テレビジョン信号送信機には、外部機器からの複数の制御信号が入力される。制御信号は変調器51、音声信号処理回路54等の機能回路の動作を制御するためのものであり、所定の直流電圧で送られてくる。図6では二つの制御信号が送られてくる場合について示している。第一の制御信号は第一の制御信号入力端子部68に入力され、第二の制御信号は第二の制御信号入力端子部69に入力される。そして、第一の制御信号入力端子部68と制御回路53の第一の制御信号入力端53aとを接続する第一の制御信号入力用リード線70、および、第二の制御信号入力端子部69と制御回路53の第二の制御信号入力端53bとを接続する第二の制御信号入力用リード線71によって制御信号が制御回路53に入力される。
【0009】
なお、第一の制御信号入力端子部68と第二の制御信号入力端子部69との間に第三の接地端子部72を設け、また、制御回路53の第一の制御信号入力端53aと第二の制御信号入力端53bとの間には制御回路53内で接地された第二の接地端53cを設け、第三の接地端子部72と第二の接地端53cとを第二の接地用リード線73で接続している。
【0010】
図7は従来のテレビジョン信号送信機の内部の斜視図である。金属性の筺体81内にはプリント基板82が収納され、図示しない保持部材によって底板81aに固定されている。プリント基板82には、図6に示す変調器51、周波数変換器52、制御回路53、音声信号処理回路54等の機能回路が構成されている。また、背面パネル81bの内側には、プリント基板で形成された端子板83がビス等の取付手段84、84によって取り付けられている。そして、端子板83上の導体によって図6に示す第一の音声信号入力端子部57等の各端子部が形成されている。
【0011】
また、背面パネル81bの外側には、端子板83に対応して、絶縁性部材からなる端子ブロック(図示せず)が取り付けられ、この端子ブロックには、外部機器に接続される複数の金属端子(図示せず)が植設されている。そして、金属端子が端子板83を貫通して第一の音声信号入力用端子部57等の各端子部に半田接続されている。
そして、端子板83には第一のコネクタ85が取り付けられており、第一の音声信号入力端子部57等の各端子部は、端子板83上に形成された導体パターン(図示せず)によって第一のコネクタ85に接続されている。
【0012】
一方、プリント基板82上には、第二のコネクタ86が取り付けられている。そして、図7では示されないが、図6に示す変調器51の第一及び第二の入力端51a、51b、第一の接地端51c、音声信号処理回路54の第一および第二の出力端54a、54b、制御回路53の第一および第二の制御信号入力端53a、53b、第二の接地端53cがプリント基板82上に設けられており、これらは、第二のコネクタ86に接続されている。そして、第一のコネクタ85と第二のコネクタ86とがフラットケーブル87で接続される。このフラットケーブル87が、図6に示す第一および第二の音声信号入力用リード線69、60、第一および第二の音声信号出力用リード線65、66、第一および第二の制御信号入力用リード線70、71、第一および第二の接地用リード線62、73となる。
【0013】
なお、映像信号が入力される同軸コネクタ55は、背面パネル81bに取り付けられる。また、映像信号を変調器51に入力する同軸コネクタ88がプリント基板82上に取り付けられ、同軸コネクタ56、88同士が同軸ケーブル56で接続されて映像信号が変調器51に入力される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した従来のテレビジョン信号送信機では、変調器51内の基準発振器から出力される基準発振信号や制御回路53から出力されるクロック信号が、プリント基板82を介して、あるいは、直接放射されることによって音声信号入力用のリード線59、60や音声信号出力用のリード線65、66に誘導して第一および第二の音声信号入力端子部57、58や第一および第二の音声信号出力端子部63、64に現れる。
【0015】
一方、第一の接地用リード線62は、変調器51の第一の接地端51Cのみで接地されているので、第一の接地端子部61にも基準発振信号やクロック信号が現れる。これらの基準信号やクロック信号は、不要信号となって各端子部から直接輻射されたり、また、接続された外部機器または他のテレビジョン信号送信機に入力され、外部機器等の動作を妨害することになる。
そこで、本発明では、音声信号入力端子部57、58、音声信号出力端子部63、64等に現れる不要信号を除去して不要輻射を発生させないようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明のテレビジョン信号送信器は、金属筺体と、前記金属筺体の背面パネルに取り付けられた端子板と、前記金属筺体内に収納されたプリント基板とを備え、前記プリント基板上には少なくとも変調器を構成し、前記端子板には、外部からの音声信号が入力されると共に前記変調器の入力端にリード線によって接続された音声信号入力端子部と、前記音声信号入力端子部に隣接して対をなすと共に前記変調器の接地端にリード線によって接続された接地端子部とを設け、前記接地端子部と前記背面パネルとを金属片によって相互接続し、前記音声信号入力端子部と前記接地端子部とを前記端子板上でコンデンサによって接続した。
【0017】
また、本発明のテレビジョン信号送信器は、前記音声信号入力端子部は第一の音声信号入力端子部と第二の音声信号入力端子部とを有し、前記変調器の入力端は第一の入力端と第二の入力端を有し、前記各音声信号入力端子部と前記各入力端とをそれぞれリード線によって接続し、前記第一の音声信号入力端子部と前記第二の音声入力端子部とを前記接地端子部の両側に設けた。
【0020】
また、本発明のテレビジョン信号送信機は、前記金属片を弾性部材で形成し、前記金属片に把持部と前記把持部から延在して形成された接触片部とを設け、前記把持部で前記端子板を把持するとともに、前記接触片部を前記金属筺体に弾接した。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5に従って本発明のテレビジョン信号送信機を説明する。ここで、図1は本発明のテレビジョン信号送信機のブロック構成図であり、図2は本発明のテレビジョン信号送信機の内部の斜視図であり、図3は本発明のテレビジョン信号に使用する端子板の詳細図であり、図4は本発明のテレビジョン信号送信機に使用する金属片の斜視図であり、図5は図3の要部断面図である。
【0022】
先ず、本発明のテレビジョン信号送信機は、図1のブロック構成図に示すように、変調器1、周波数変換器2、制御回路3、音声信号処理回路4等を有している。変調器1には、外部機器(図示せず)から送られてくる映像信号および音声信号が入力される。そして、映像信号および音声信号によって搬送波(中間映像搬送波)を変調し、次いで、周波数変換器2によって映像中間周波信号をVHF帯あるいはUHF帯の所定のテレビジョン信号に周波数変換して図示しないCATVケーブルに送出するようにしている。
なお、変調器1内には搬送波の周波数を安定させるための基準発振器(図示せず)が設けられている。
【0023】
外部機器からの映像信号は、映像信号入力用の同軸コネクタ5に入力され、同軸ケーブル6によって変調器1に入力される。
また、外部機器からの音声信号は音声信号入力端子部7、8に入力される。音声信号は、プラス側およびマイナス側の音声信号を有して、第一の音声信号入力端子部7と第二の音声信号入力端子部8とにバランス入力される。そして、第一の音声信号入力端子部7と変調器1の第一の入力端1aとの間に接続された第一の音声信号入力用リード線9、および、第二の音声信号入力端子部8と変調器1の第二の入力端1bとの間に接続された第二の音声信号入力用リード線10によって、音声信号が変調器1に入力される。
【0024】
なお、第一の音声信号入力端子部7と第二の音声信号入力端子部8との間には、これら音声信号入力端子部7、8と対となる第一の接地端子部11が設けられれており、一方、変調器1には、第一の入力端1aと第二の入力端1bとの間に第一の接地端1cが設けられている。この第一の接地端1cは、図示はしないが、変調器1のグランドに接続されている。また、第一の接地端子部11は、このテレビジョン信号送信機の金属筺体31(図2、図3および図5参照)に電気的に接続されるようになっている。そして、第一の接地端子部11と第一の接地端1cとが第一の接地用リード線12によって接続される。
【0025】
さらに、第一の音声信号入力端子部7と第一の接地端子部11とが第一の高周波信号減衰手段である第一のコンデンサ13によって接続され、第二の音声信号入力端子部8と第一の接地端子部11とが第二の高周波信号減衰手段である第二のコンデンサ14によって接続されている。第一および第二のコンデンサ13、14は、音声信号に対しては減衰効果を有せず、音声信号よりも高い周波数帯の信号に対して減衰効果を有するように容量値が設定されている。
【0026】
ところで、テレビジョン信号送信機は、入力された映像信号や音声信号を処理して他の外部機器である他のテレビジョン信号送信機(図示せず)に出力する機能も有している。そのために、テレビジョン信号送信機は、第一および第二の音声信号出力端子部15、16と音声信号処理回路4を有している。そして、変調器1の第一のおよび第二の入力端1a、1bに入力された音声信号を、音声信号処理回路4を介して第一および第二の音声信号出力端子部15、16に出力するようにしている。
【0027】
音声信号処理回路4は、第一および第二の出力端4a、4bを有している。そして、第一の音声信号出力端子部15と第一の出力端4aとが第一の音声信号出力用リード線17で接続され、第二の音声信号出力端子部16と第二の出力端4bとが第二の音声信号出力用リード線18で接続される。
【0028】
なお、第一の音声信号出力端子部15と第二の音声信号出力端子部16との間には、これら第一および第二の音声信号出力端子部15、16と対となる第二の接地端子部19が設けられ、第二の接地端子部19は金属筺体31に電気的に接続されるとともに第一の接地端子部11とに接続導体20によって接続されるようになっている。
そして、第一の音声信号出力端子部15と第二の接地端子部19とが第三の高周波信号減衰手段である第三のコンデンサ21によって接続され、第二の音声信号出力端子部16と第二の接地端子部19とが第四の高周波信号減衰手段である第四のコンデンサ22によって接続されている。第三および第四のコンデンサ21、22は、音声信号に対しては減衰効果を有せず、音声信号よりも高い周波数帯の信号に対して減衰効果を有するように容量値が設定されている。
【0029】
さらに、テレビジョン信号送信機には、外部機器からの複数の制御信号が入力される。制御信号は変調器1、音声信号処理回路4等の機能回路部の動作を制御するためのものであり、所定の直流電圧で送られてくる。図1では二つの制御信号が送られてくる場合について示している。第一の制御信号は第一の制御信号入力端子部23に入力され、第二の制御信号は第二の制御信号入力端子部24に入力される。そして、第一の制御信号入力端子部23と制御回路3の第一の制御信号入力端3aとを接続する第一の制御信号入力用リード線25、および、第二の制御信号入力端子部24と制御回路3の第二の制御信号入力端3bとを接続する第二の制御信号入力用リード線26によって制御信号が制御回路3に入力される。
【0030】
なお、第一の制御信号入力端子部23と第二の制御信号入力端子部24との間には、これら第一および第二の制御信号入力端子部23、24と対となる第三の接地端子部27を設け、また、制御回路3の第一の制御信号入力端3aと第二の制御信号入力端3bとの間には制御回路3内で接地された第二の接地端3cを設け、第三の接地端子部27と第二の接地端3cとを第二の接地用リード線28で接続している。また、第三の接地端子部27は金属筺体31に電気的に接続されるようになっている。
【0031】
そして、第一の制御信号入力端子部23と第三の接地端子部27とが第五の高周波信号減衰手段である第五のコンデンサ29によって接続され、第二の制御信号入力端子部24と第三の接地端子部27とが第六の高周波信号減衰手段である第六のコンデンサ30によって接続されている。第五および第六のコンデンサ29、30は、制御信号に対しては減衰効果を有せず、制御信号よりも高い周波数帯の信号に対して減衰効果を有するように容量値が設定されている。
【0032】
図2は本発明のテレビジョン信号送信機の内部の斜視図であり、金属性の筺体31内にはプリント基板32が収納され、図示しない保持部材によって底板31aに固定されている。プリント基板32上には、図1に示す変調器1、周波数変換器2、制御回路3、音声信号処理回路4等の機能回路が構成されている。
また、金属筺体31の背面パネル31bの内側には、プリント基板で形成された端子板33が、背面パネル31bとの間に間隔を保持した状態でビス等の取付手段34、34によって取り付けられている。そして、図2、図3に示すように、端子板33上の導体によって図1に示す第一の音声信号入力端子部7等の各端子部が形成されている。
また、端子板33には、第一の接地端子部11、第二の接地端子部19、第三の接地端子部27を金属筺体31に電気的に接続するための金属片35、35、35がこれら各接地端子部に対応して取り付けられ、さらに第一乃至第六のコンデンサ13、14、21、22、29、30が取り付けられている。
【0033】
端子板33には、第一のコネクタ36が取り付けられ、第一および第二の音声信号入力端子部7、8、第一および第二の音声信号出力端子部15、16、第一及び第二の制御信号入力端子部23、24、第一乃至第三の接地端子部11、19、27の各端子部を第一のコネクタ36に接続するための導体パターン37(一部図示せず)等が端子板33上に設けられる。また、第一の接地端子部11と第二の接地端子部19とを接続する接続導体20も端子板33上の導体パターン38によって形成されている。
【0034】
金属筺体31内のプリント基板32上には、第二のコネクタ39が取り付けられている。そして、図2では示されないが、図1に示す変調器1の第一及び第二の入力端1a、1b、第一の接地端1c、音声信号処理回路4の第一および第二の出力端4a、4b、制御回路3の第一および第二の制御信号入力端3a、3b、第二の接地端3cがプリント基板32設けられており、これらは、第二のコネクタ39に接続されている。そして、第一のコネクタ36と第二のコネクタ39とがフラットケーブル40で接続される。このフラットケーブル40が、図1に示す第一および第二の音声信号入力用リード線9、10、第一および第二の音声信号出力用リード線17、18、第一および第二の制御信号入力用リード線25、26、第一および第二の接地用リード線12、28となる。
【0035】
一方、背面パネル31bの外側には、端子板33に対応して、端子ブロック41(図5参照)が適宜の手段によって取り付けられる。端子ブロック41は、樹脂からなる直方体の端子台41aと、端子台41aに植設された複数の金属端子41bと、金属端子41bに螺合する金属ネジ41cからなり、金属端子41bの先端が端子板33を貫通して第一の音声信号入力用端子部7等の各端子部に半田接続されている。
【0036】
ここで、第一の接地端子部11、第二の接地端子部19、第三の接地端子部27に対応して端子板33に取り付けられる金属片35は、バネ性を有するリン青銅等の金属板によって形成される。そして、図4に示すように、二つの折り返し部35a、35bによって波形に折り曲げられ、第一の折り曲げ部35aと第二の折り曲げ部との間の中央片部35cに対向して第一の対向片部35dと第二の対向片部35eとが延在して形成されている。第一の対向片部35dは第一の折り曲げ部35aおよび中央片部35cとともに、端子板33を把持する把持部35fとなり、第二の対向片部35eは金属筺体31の背面パネル31bに接触する接触片部となる。
【0037】
この金属片35は、先ず、第一の対向片部35dが第一の接地端子部11等の各接地端子部に接触する状態で端子版33を把持して取り付けられる。そして、金属片35を取り付けた端子板33を金属筺体31の背面パネル31bに取り付ける。すると、図5に示すように、金属片35の第二の対向片部35が背面パネル31bに弾接する。これによって、各接地端子部11、19、27が金属筺体31の背面パネル31bに電気的に接続される。そして、第一の対向片部35dが第一の接地端子部11等の各接地端子部に半田42によって接続される。
【0038】
なお、映像信号が入力される同軸コネクタ5は、背面パネル31bに取り付けられる。また、映像信号を変調器1に入力する同軸コネクタ42がプリント基板32上に取り付けられ、同軸コネクタ5、42同士が同軸ケーブル43で接続されて映像信号が変調器1に入力される。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明のテレビジョン信号送信器は、金属筺体の背面パネルに取り付けられた端子板と、金属筺体内に収納されたプリント基板とを備え、プリント基板上には少なくとも変調器を構成し、端子板には、外部からの音声信号が入力されると共に前記変調器の入力端にリード線によって接続された音声信号入力端子部と、音声信号入力端子部に隣接して対をなすと共に変調器の接地端にリード線によって接続された接地端子部とを設け、接地端子部と背面パネルとをによって相互接続し、音声信号入力端子部と接地端子部とを端子板上でコンデンサによって接続したので、音声信号入力端子部と接地端子部とに現れる不要信号のレベルは極めて低く減衰し、輻射されることはない。従って、外部機器に妨害を与えない。
【0040】
また、本発明のテレビジョン信号送信器は、音声信号入力端子部は第一の音声信号入力端子部と第二の音声信号入力端子部とを有し、変調器の入力端は第一の入力端と第二の入力端を有し、各音声信号入力端子部と各入力端とをそれぞれリード線によって接続し、第一の音声信号入力端子部と第二の音声入力端子部とを接地端子部の両側に設けたので、2つの音声信号入力端子部に音声信号を平衡入力できる。
【0043】
また、本発明のテレビジョン信号送信機は、金属片を弾性部材で形成し、金属片に把持部と把持部から延在して形成された接触片部とを設け、把持部で端子板を把持するとともに、接触片部を金属筺体に弾接したので、金属片を取り付けた端子部を金属筺体のパネル等に取り付けるだけで金属片を金属筺体に電気的に接続でき、各接地端子部と金属筺体とを電気的に接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョン信号送信機のブロック構成図である。
【図2】本発明のテレビジョン信号送信機の内部の斜視図である。
【図3】本発明のテレビジョン信号に使用する端子板の詳細図である。
【図4】図3の要部断面図である。
【図5】本発明のテレビジョン信号送信機に使用する金属片の斜視図である。
【図6】従来のテレビジョン信号送信機のブロック構成図である。
【図7】従来のテレビジョン信号送信機の内部の斜視図である。
【符号の説明】
1 変調器
1a 第一の入力端
1b 第二の入力端
1c 第一の接地端
2 周波数変換器
3 制御回路
3a 第一の制御信号入力端
3b 第二の制御信号入力端
3c 第二の接地端
4 音声信号処理回路
4a 第一の音声信号出力端
4b 第二の音声信号出力端
5 同軸コネクタ
6 同軸ケーブル
7 第一の音声信号入力端子部
8 第二の音声信号入力端子部
9 第一の音声信号入力用リード線
10 第一の音声信号入力用リード線
11 第一の接地端子部
12 第一の接地用リード線
13 第一のコンデンサ
14 第二のコンデンサ
15 第一の音声信号出力端子部
16 第二の音声信号出力端子部
17 第一の音声信号出力用リード線
18 第二の音声信号出力用リード線
19 第二の接地端子部
20 接続導体
21 第三のコンデンサ
22 第四のコンデンサ
23 第一の制御信号入力端子部
24 第二の制御信号入力端子部
25 第一の制御信号入力用リード線
26 第二一の制御信号入力用リード線
27 第三の接地端子部
28 第二の接地用リード線
29 第五のコンデンサ
30 第六のコンデンサ
31 金属筺体
31a 底板
31b 背面パネル
32 プリント基板
33 端子板
34 取付手段
35 金属片
35a 第一の折り返し部
35b 第二の折り返し部
35c 中央片部
35d 第一の対向片部
35e 第二の対向片部(接触片部)
35f 把持部
36 第一のコネクタ
37、38 導体パターン
39 第二のコネクタ
40 フラットケーブル
41 端子ブロック
41a 端子台
41b 金属端子
41c 金属ネジ
Claims (3)
- 金属筺体と、前記金属筺体の背面パネルに取り付けられた端子板と、前記金属筺体内に収納されたプリント基板とを備え、前記プリント基板上には少なくとも変調器を構成し、前記端子板には、外部からの音声信号が入力されると共に前記変調器の入力端にリード線によって接続された音声信号入力端子部と、前記音声信号入力端子部に隣接して対をなすと共に前記変調器の接地端にリード線によって接続された接地端子部とを設け、前記接地端子部と前記背面パネルとを金属片によって相互接続し、前記音声信号入力端子部と前記接地端子部とを前記端子板上でコンデンサによって接続したことを特徴とするテレビジョン信号送信器。
- 前記音声信号入力端子部は第一の音声信号入力端子部と第二の音声信号入力端子部とを有し、前記変調器の入力端は第一の入力端と第二の入力端を有し、前記各音声信号入力端子部と前記各入力端とをそれぞれリード線によって接続し、前記第一の音声信号入力端子部と前記第二の音声入力端子部とを前記接地端子部の両側に設けたことを特徴とする請求項1記載のテレビジョン信号送信器。
- 前記金属片を弾性部材で形成し、前記金属片に把持部と前記把持部から延在して形成された接触片部とを設け、前記把持部で前記端子板を把持するとともに、前記接触片部を前記背面パネルに弾接したことを特徴とする請求項1または2記載のテレビジョン信号送信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23155398A JP3602967B2 (ja) | 1998-08-18 | 1998-08-18 | テレビジョン信号送信機 |
Applications Claiming Priority (1)
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