JPH01266800A - 高周波電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、高周波電子機器、より詳しくは衛星放送受信
用の屋内装置に使用するＢＳチューナ。

テレビ、電子機器等に組込まれた電子同調回路のように
、電波遮断を必要とする高周波電子機器に関するもので
ある。

（従来の技術） 近年の家電電子機器は、より一層の軽薄短小化とともに
高性能化を要求されている。−例として、衛星放送受信
用のＢＳチューナ、テレビ、ビデオ機器等に内蔵され、
中間周波信号に変換された衛星からの送信信号をＦＭ信
号に変換するダウンコンバータにおいても、占有体積の
縮少化、コストダウンおよび高品質化が要求されている
。

かかる技術的背景の下で製造されたこの種の回路装置は
、第３図および第４図に示すように、枠状の金属筺体３
１に仕切板３６．３７を組込んだ後、筺体の一側面に図
示しないナツト等でＦ接栓３３．３４を取付ける。次い
で９両接栓の端末部をＬ字状に屈曲して主回路基板３２
に挿通し、挿通位置３８にて半田付けし、Ｆ接栓を介し
て外部からの入力信号を主回路基板３２に導入するよう
にしている。

（発明が解決しようとする課題） 上記回路装置によると、Ｆ接栓の端末部をＬ字状に屈曲
引回しして取付けるため、配線の引回しを可及的に短く
してインピーダンスの整合をはかることができず、これ
により、入力信号の損失を生じるという問題がある。

さらに、この損失信号により誘起される電波干渉がＦ接
栓ばかりでなく、図示しない他の回路ブロックにも及ぶ
ため１回路ブロック毎に仕切板を配設しなければならず
、このため、その部品点数が増加して機器の大型化２重
量化、ひいてはコストアップを招く問題がある。

本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、インピーダンス整合を可能とするととも
に、電波干渉を阻止してこの種の部品点数を削減するほ
か、実装密度を高め、機器の小型化、軽量化をはかるこ
とができる高周波電子機器を提供することである。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は主回路基板を備える
筺体の一側面に端末部を有する入力信号導線が装着され
、平面を主回路基板の面と垂直に、かつ入力信号導線の
装着方向と対向する方向に向けて位置せしめて配設され
た補助回路板を備え、補助回路板に入力信号導線の端末
部を最短距離をもって接続する構成となしたものである
。

さらに、補助回路板の入力信号導線装着側と対向する平
面にアースパターンが設けられるとともに、その平面の
背面側の平面に回路パターンを設ける構成にしたもので
ある。

（作　用） 上記のように構成された高周波電子機器によると、入力
信号導線の端末部が最短距離をもって補助回路板に接続
することによりインピーダンス整合が行なわれるため、
入力信号は端末部で僅かな損失をもって補助回路板の回
路パターンおよび主回路基板に導入される。そして、入
力信号導線の端末部から放射される電波は、補助回路板
に設けたアースパターンにより遮蔽される。

（実施例） 実施例について添付した図面を参照して説明すると、第
１図および第２図において、枠状の金属筺体１の長手方
向に筺体１を２分するように仕切板６を組付けた後、筺
体１の一側面１ａに真直状の端末部３ａ、４ａを有する
Ｆ接栓３，４を装着し、次いで主回路基板２を取付ける
。

他方、誘電体の絶縁層からなる基板の一方の平面５ｄに
アースパターン８を形成するとともに、この平面５ｄの
背面側の他方の平面５ｅに回路パターン９を形成してマ
イクロストリップラインとなした補助回路板５には、仕
切板６を跨ぐ形で補助回路板５が挿入されるスリット５
ａを設けるとともに、真直端末部３ａ、４ａを挿入しう
るスリット５ｂ、５ｃがスリット５ａの左、右に設けら
れている。

このように構成された補助回路板５の平面５ｄ、つまり
アースパターン８を設けた平面をＦ接栓３゜４の装着方
向に対向させ、さらに、スリット５ａ。

５ｂ、５ｃに仕切板６．Ｆ接栓３，４の端末部３ａ。

４ａを挿入しうる位置に位置決めした上で、主回路基板
２の面に垂直となるよう補助回路板５を配設する。次い
で、Ｆ接栓３，４の端末部３ａ、　４ａを真直ぐに最短
距離をもって補助回路板５の挿通位置７で半田付は等に
より固定する。

このように構成された装置によると、Ｆ接栓３゜４の入
力信号は僅かな損失をもって端末部３ａ。

４ａを介して補助回路板５の回路パターン９に導入され
、端末部３ａ、４ａから放射される電波は補助回路板５
のアースパターン８により遮断され、その影響を他の回
路ブロックに及ぼさない。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明によれば、筺体の一側面に装
着した入力信号導線の装着方向と対向に補助回路板が配
設されているため、入力信号導線の端末部を最短距離を
もって補助回路板に接続することによりインピーダンス
の整合が行なわれ、これにより入力信号の損失を少なく
して伝送することが可能となるほか、電波干渉を軽減す
ることができ、このため、他の回路ブロックに電波遮蔽
用の部材を用いることが不要となり、その部品点数を大
幅に削減することが可能となり、さらに、補助回路板の
入力信号導線装着側の平面にアースパターンを設けるこ
とにより、端末部における電波遮蔽がより確実に行なえ
ることになり、また、補助回路板の上記平面の背面側平
面に回路パターンを設ける構成を採ることにより、その
実装密度を高め、機器の小型化、軽量化をはかり、ひい
てはコストダウンをはかることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す高周波機器の斜視図、
第２図は第１図に示すＡ−Ａ切断部からみた断面図、第
３図は従来の機器の斜視図、第４図は第３図に示すＢ−
Ｂ切断部がらみた断面図を示す。 １・・・筺体、　　１ａ・・・筺体の一側面、　　２・
・・主回路基板、　３，４・・・入力信号導線、３ａ、
　４ａ・・・端末部、　５・・・補助回路板。 ５ａ、５ｂ、５ｃｍスリット、　　５　ｄ　、　　５　
ｅ　−補助回路板５の平面、　８・・・アースパターン
、　　９・・・回路パターン。 特許出願人　松下電器産業株式会社 第１図 ２−　Ｌｆｆｉ発岑橡 第２図　　４入力価号″ｔｒ煤 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）主回路基板を備える筺体の一側面に端末部を有す
   る入力信号導線が装着され、 平面を上記主回路基板の面と垂直に、かつ上記入力信号
   導線の装着方向と対向する方向に向けて位置せしめて配
   設された補助回路板を備え、該補助回路板に上記入力信
   号導線の端末部を最短距離をもって接続してなる ことを特徴とする高周波電子機器。
2. （２）補助回路板の入力信号導線装着側と対向する平面
   にアースパターンが設けられるとともに、該平面の背面
   側の平面に回路パターンが設けられる ことを特徴とする請求項（１）記載の高周波電子機器。