JP3602068B2 - 塗装ライン搬送装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被塗装物移送コンベヤで順次移送する被塗装物ごとに自転させながら塗装する塗装ライン搬送装置に関するものであって、特に、自動二輪車用燃料タンクの塗装、乾燥工程で適用することができるものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、塗装ラインにおける被塗装物が自動二輪車用燃料タンクである場合には、以下のような点に配慮する必要があった。すなわち、
(1)自動二輪車用燃料タンクは、趣味的嗜好が強い部品であって、自動二輪車で最も目立つ位置に組付けられる部品であり、タンク塗装の善し悪しで自動二輪車の価値観が評価される。
(2)自動二輪車用燃料タンクは、その表面仕上り感と塗装面保護のため、上塗り完了後、低粘性UVクリア塗料を厚くコーティングして深みのある光沢を出すと同時に傷が付かないようにしている。
(3)自動二輪車用燃料タンクに低粘性塗料を用いる場合は、従来のような吊下げ方式の塗装方法では達成できないため、自動二輪車用燃料タンクを回転させながら塗装及び乾燥焼き付けを行うようにして塗料タレを防止する必要がある。
(4)塗装ラインにおける塗装ロボット及び焼付硬化用UVランプとの取合い上、これらの位置において自動二輪車用燃料タンクの回転角度が決まっている為、自動二輪車用燃料タンクごとにバラツキを生じないようにする必要がある。
【0003】
そこで、上述したような点を踏まえた従来技術として実公平4−4844号公報に開示された自動二輪車用燃料タンクの塗装装置がある。
この実公平4−4844号公報に開示された自動二輪車用燃料タンクの塗装装置は、塗料のタレを生じさせることなく、可及的に少ない工程でタンクの表面全体を均一に塗装することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような自動二輪車用燃料タンクの塗装装置は、被塗装物自転用のチェーンが、単に、移送用コンベヤとは異なる速度で被塗装物用コンベヤに沿って走行しているに過ぎなく、このため、被塗装物を支持する支持部材に固定した歯車が被塗装物自転用のチェーンに対して不安定に噛み合う恐れがあり、歯飛びが発生して歯車と自転用チェーンとの噛合いにバラツキが生じるとともに、塗装ロボット部における自動二輪車用燃料タンクの回転位置にバラツキが生じるので、均一な塗装作業が行えず、最悪の場合には塗装不良となるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、塗装ラインに移送されてくる被塗装物の自転開始タイミングを正確に動作させるとともに、被塗装物の塗装開始姿勢を統制することができ、正確な塗装作業と均一な塗装品質を確保することができる塗装ライン搬送装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
まず、本発明の請求項1に係る発明は、被塗装物を着脱自在に支持するとともに自転用鎖車を他端に軸着した多数の被搬送物自転軸と、前記多数の被搬送物自転軸を水平状態に軸支しながら軸支方向と直交する水平方向へ移送する被塗装物移送コンベヤと、前記被塗装物移送コンベヤとは異なる速度で循環併走して前記自転用鎖車とチェーン外周側で噛み合う自転用チェーンからなる被塗装物自転付加機構とを備え、前記被塗装物移送コンベヤで順次移送する被塗装物ごとに自転させながら塗装処理する塗装ライン搬送装置において、前記自転用チェーンを斜め前方へテークアップさせた噛み合い開始部のチェーン内周側に、前記被塗装物移送コンベヤとともに間欠的に送り込まれてくる自転用鎖車との噛み合いタイミングを調整する鎖車係合調整手段が設けられていることによって、前記課題を解決するものである。
【0007】
そして、本発明の請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、前記鎖車係合調整手段が、前記自転用チェーンを斜め上方へ偏向規制する固定チェーンガイドと、前記固定チェーンガイドに後続配置されて自転用チェーンを自転用鎖車に押し付ける可動チェーンガイドとで構成されていることによって、前記課題をさらに解決するものである。
【0008】
また、本発明の請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記鎖車係合調整手段の直前位置に、被塗装物の取り付け姿勢に対応して前記被搬送物自転軸に軸着した位置合わせ用カムを所定の回動状態に規制して被塗装物を所定の自転開始姿勢に統制するカムガイド手段が設置されていることによって、前記課題をより一層解決するものである。
【0009】
さらに、本発明の請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの構成に加えて、前記被塗装物が自動二輪車用燃料タンクであることによって、前記課題を解決するものである。
【0010】
【作用】
本発明の塗装ライン搬送装置は、上述したような装置構成を備えていることによって、被塗装物移送コンベヤで順次移送されてくる被塗装物ごとに自転させる際に、以下に詳説するような作用を奏する。
【0011】
まず、自転用チェーンを斜め前方へテークアップさせた噛み合い開始部のチェーン内周側に鎖車係合調整手段が設けられていることによって、被塗装物移送コンベヤに伴って送り込まれてくる自転用鎖車が噛み合い開始部に到達すると、鎖車係合調整手段が自転用チェーンを自転用鎖車に対して押し付けるように瞬時に作動し、積極的かつ円滑な噛み合うように誘導して自転させる。
そして、前記自転用鎖車と自転用チェーンとの円滑な噛み合いが始まると、鎖車係合調整手段は、自転用鎖車に対する自転用チェーンの押し付け動作を解除して元の位置に戻り、後続して移送されてくる自転用鎖車を待機する。
このような動作を自転用鎖車ごとに順次繰り返して、鎖車係合調整手段は、被塗装物移送コンベヤとともに間欠的に送り込まれてくる自転用鎖車に対して自転用チェーンの噛み合いタイミングを調整する。
【0012】
特に、前記鎖車係合調整手段が固定チェーンガイドを備えていることによって、自転用チェーンを斜め上方へ偏向規制することができるため、被塗装物移送コンベヤに伴って送り込まれてくる自転用鎖車が噛み合い開始部に円滑に進入する。
また、前記鎖車係合調整手段が固定チェーンガイドに後続配置された可動チェーンガイドを備えていることによって、固定チェーンガイドより後方位置で張架状態となっている自転用チェーンを自転用鎖車に対して押し付けることができるため、自転用鎖車と自転用チェーンとがより一層円滑に噛み合う。
【0013】
さらに、前記鎖車係合調整手段の直前位置にカムガイド手段が設置されていることによって、被塗装物の取り付け姿勢に対応して被搬送物自転軸に軸着した位置合わせ用カムが被塗装物移送コンベヤとともに移送されながら所定の回動状態に規制されるため、被塗装物移送コンベヤとともに間欠的に送り込まれてくる多数の被塗装物を所定の自転開始姿勢に統制する。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係る塗装ライン搬送装置の好ましい実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例である塗装ライン搬送装置の概要図であり、図2は、図1に示す被塗装物移送コンベヤの要部拡大図であり、図3は、被塗装物移送コンベヤを一部拡大した正面図であり、図4は、図1に示す被塗装物用自転付加機構と鎖車係合調整手段との配置図であり、図5は、図4の平面図であり、図6は、図1に示すカムガイド手段の正面図である。また、図7乃至図9は、本実施例の作動態様を説明するものであって、図7は、自転用鎖車に対する噛み合わせ待機状態を示した図であり、図8は、自転用鎖車との噛み合わせ開始状態を示した図であり、図9は、自転用鎖車との噛み合わせ完了状態を示した図である。
【0015】
まず、本発明の一実施例である塗装ライン搬送装置は、自動二輪車用燃料タンクTからなる被塗装物を移送時に自転させながら塗装するためのものであって、図1に示すように、自動二輪車用燃料タンクTを着脱自在に支持する多数の被搬送物自転軸10と、これらの被搬送物自転軸10を塗装ラインにおいて順次移送させる被塗装物移送コンベヤ20と、この被塗装物移送コンベヤ20とは異なる速度で循環併走するように配置した自転用チェーン31からなる被塗装物用自転付加機構30とを備えた基本的構造を有している。
【0016】
そして、前記被搬送物自転軸10は、図2に示すように、その一端に自動二輪車用燃料タンクTを着脱自在に支持するとともに、その他端に位置合わせカム11と自転用鎖車12を軸着して、これらの位置合わせカム11と自転用鎖車12とともに自転可能な状態で被塗装物移送コンベヤ20に軸支されるように、所定の間隔で多数組付けられている。
なお、本実施例の被搬送物自転軸10には、2段階の塗装などを施すために2枚の自転用鎖車12を軸着しているが、1枚の自転用鎖車12を軸着しても差し支えない。
【0017】
また、前記被塗装物移送コンベヤ20は、図2乃至図3に示すように、多数の被搬送物自転軸10を水平状態に軸支しながら軸支方向と直交する水平方向へ移送するために、前記被搬送物自転軸10を回転自在に軸受けしながら支持するキャリヤ本体21と、このキャリヤ本体21にそれぞれ取り付けた走行ローラ22と曲線走行可能なガイドローラ23と移送チェーン24と、移送方向に敷設されて走行ローラ22が走行する走行レール25とで構成されている。
【0018】
そして、前記被塗装物用自転付加機構30は、図4乃至図5に拡大して示すように、前記自転用鎖車12がチェーン外周側で噛み合う無端状の自転用チェーン31を備えているとともに、この自転用チェーン31を斜め前方へテークアップさせて噛み合い開始部を形成するためのテークアップ用エアシリンダー32と従動用鎖車33と偏向用鎖車34をそれぞれ備えており、このテークアップ用エアシリンダー32は、チェーン張力を常に一定となるように調整して噛み外れを防止している。なお、図1には、この自転用チェーン31を駆動するための駆動用鎖車35が示されている。
【0019】
さらに、本実施例の塗装ライン搬送装置は、図4乃至図5に示すように、前記被塗装物用自転付加機構30における噛み合い開始部のチェーン内周側に、被塗装物移送コンベヤ20とともに間欠的に送り込まれてくる自転用鎖車12との噛み合いタイミングを調整する鎖車係合調整手段40を備えている。
すなわち、この鎖車係合調整手段40は、前記自転用チェーン31を斜め上方へ偏向規制する固定チェーンガイド41と、この固定チェーンガイド41に後続配置されて自転用チェーン31を自転用鎖車12に押し付ける可動チェーンガイド42と、この可動チェーンガイド42を作動させるための鎖車係合用シリンダー43などで構成されている。
【0020】
なお、前記鎖車係合調整手段40は、図示していないが、自転用鎖車12が噛み合い開始部に到達したことを検知する到達センサーと、自転用鎖車12と自転用チェーン31との円滑な噛み合いが開始したことを検知する開始検知センサーとを備えており、これらの到達検知センサーと開始検知センサーからの検知信号に基づいて前記鎖車係合用シリンダー43を伸縮制御するようになっている。
【0021】
また、本実施例の塗装ライン搬送装置は、図4および図6に示すように、前記鎖車係合調整手段40の直前位置にカムガイド手段50を設置しており、前記被搬送物自転軸10に軸着した位置合わせ用カム11を所定の回動状態に規制して自動二輪車用燃料タンクTからなる被塗装物を所定の自転開始姿勢に統制するようになっている。
すなわち、前記カムガイド手段50は、前記位置合わせ用カム11が通過する際にその回動規制されるように、前後方向に開拡した一対のガイドレール51、52を上下に離間配置して構成されている。なお、前記カムガイド手段50は、位置合わせ用カム11が自転開始時に干渉しない位置であれば、上下いずれに設置してもよい。
【0022】
なお、本実施例の塗装ライン搬送装置では、被塗装物用自転付加機構30と鎖車係合調整手段40を自転用鎖車12の上方に配置しているが、装置レイアウトに制約があれば、自転用鎖車12の下方に配置して良い。
【0023】
したがって、本実施例の塗装ライン搬送装置は、図7乃至図9に示すように作動する。
まず、図7に示すように、被塗装物移送コンベヤ20に伴って送り込まれてくる自転用鎖車12が、自転用チェーン31が斜め上方へテークアップした噛み合い開始部に到達すると、図示していない到達検知センサーが自転用鎖車12の存在を検知して鎖車係合用シリンダー43を伸長させる。
図8に示すように、前記鎖車係合用シリンダー43を伸長すると、鎖車係合調整手段40の可動チェーンガイド42が自転用チェーン31を自転用鎖車12に対して押し付けるように瞬時に作動し、積極的かつ円滑な噛み合い開始となるように誘導して自転用鎖車12を自転させる。なお、前記鎖車係合調整手段40の固定チェーンガイド41が自転用チェーン31を斜め上方へ偏向規制しているため、自転用鎖車12は噛み合い開始部に円滑に進入して自転する。
【0024】
その後、前記自転用鎖車12と自転用チェーン31との円滑な噛み合いが開始すると、図示していない開始検知センサーが自転用鎖車12の存在を検知して鎖車係合用シリンダー43を縮小させる。
図9に示すように、鎖車係合用シリンダー43が縮小すると、可動チェーンガイド42が自転用鎖車12に対する自転用チェーン31の押し付け動作を解除して元の位置に戻り、後続して移送されてくる自転用鎖車12を待機する。
このようにして、鎖車係合調整手段40は、被塗装物移送コンベヤ20とともに間欠的に送り込まれてくる自転用鎖車12の自転用チェーン31に対する噛み合いタイミングを調整する。
【0025】
このようにして得られた本実施例の塗装ライン搬送装置は、上述したような装置構成を備えていることによって、以下のように効果を奏することができる。
すなわち、前記自転用鎖車12と自転用チェーン31の噛み合いタイミングを調整して、塗装ゾーンに配置した図示しない塗装ロボットとの相互間隔などの取り合いを乱すことなく正確な塗装作業を実施できるので、自動二輪車用燃料タンクTの塗装品質および塗装歩留まりを著しく向上させることができる。
また、自転用鎖車12と自転用チェーン31とが従来のような歯飛びなどの噛み合いの不具合を生じることなく円滑に噛み合うため、既に噛み合って移送されている自動二輪車用燃料タンクTに対して噛み合いの不具合による振動、衝撃などの影響を及ぼすことがなく、自動二輪車用燃料タンクTに対して塗装斑のない均一な塗装を施すことができる。
さらに、被塗装物移送コンベヤ20とともに間欠的に送り込まれてくる多数の自動二輪車用燃料タンクTを所定の自転開始姿勢に統制することができるため、正確な塗装作業と均一な塗装品質を確保することができる。
【0026】
なお、上述したような実施例は、本発明の好ましい実施の形態として、自動二輪車用燃料タンクTからなる被塗装物を移送時に自転させながら塗装する塗装ラインの場合を説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、食品分野でのベーキング加工ラインなどにも当然適用できることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】
本発明に係る塗装ライン搬送装置は、上述したような構成を備えていることによって、被塗装物移送コンベヤで順次移送されてくる被塗装物ごとに自転させる際に、次のような本発明に特有の効果を奏する。すなわち、
【0028】
本請求項1に係る発明の塗装ライン搬送装置によれば、自転用チェーンが斜め上方へテークアップした噛み合い開始部のチェーン内周側に鎖車係合調整手段が設けられていることによって、被塗装物移送コンベヤとともに間欠的に送り込まれてくる自転用鎖車に対して自転用チェーンの噛み合いタイミングを調整することができるため、塗装ゾーンに配置した塗装ロボットとの相互間隔などの取り合いを乱すことなく正確な塗装作業を実施することができるので、塗装品質および塗装歩留まりを著しく向上させることができる。
【0029】
そして、本請求項2に係る発明の塗装ライン搬送装置によれば、鎖車係合調整手段が、前記自転用チェーンを斜め上方へ偏向規制する固定チェーンガイドと、前記固定チェーンガイドに後続配置されて自転用チェーンを自転用鎖車に瞬時に押し付ける可動チェーンガイドとで構成されていることによって、上述した効果に加えて、自転用鎖車と自転用チェーンとが従来のような歯飛びなどの噛み合いの不具合を生じることなく円滑に噛み合うため、既に噛み合って移送されている被塗装物に対して噛み合いの不具合による振動、衝撃などの影響を自転用鎖車を介して及ぼすことがないので、被塗装物に対して塗装斑のない均一な塗装を施すことができる。
【0030】
また、本請求項3に係る発明の塗装ライン搬送装置によれば、鎖車係合調整手段の直前位置に、被塗装物の取り付け姿勢に対応して被搬送物自転軸に軸着した位置合わせ用カムを所定の回動状態に規制するカムガイド手段が設置されていることによって、上記の効果に加えて、被塗装物移送コンベヤとともに間欠的に送り込まれてくる多数の被塗装物を所定の自転開始姿勢に統制することができるため、多数の被塗装物に対して正確な塗装作業と均一な塗装品質を確保することができる。
【0031】
さらに、本請求項4に係る発明の塗装ライン搬送装置によれば、上記の効果に加えて、従来の自動二輪車用燃料タンク用塗装装置では塗装困難であった低粘性UVクリア塗料などの低粘性塗料を均一に塗装することができるので、自動二輪車の価値観を大きく左右する自動二輪車用燃料タンクに深みのある光沢を出すと同時に傷が付かないようなコーティング塗装を効率よく施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である塗装ライン搬送装置の概要図。
【図2】図1に示す被塗装物移送コンベヤの要部拡大図。
【図3】被塗装物移送コンベヤを一部拡大した正面図。
【図4】図1に示す被塗装物用自転付加機構と鎖車係合調整手段との配置図。
【図5】図4の平面図。
【図6】図1に示すカムガイド手段の正面図。
【図7】自転用鎖車に対する噛み合わせ待機状態を示した図。
【図8】自転用鎖車との噛み合わせ開始状態を示した図。
【図9】自転用鎖車との噛み合わせ完了状態を示した図。
【符号の説明】
10 ・・・ 被搬送物自転軸
11 ・・・ 位置合わせカム
12 ・・・ 自転用鎖車
20 ・・・ 被塗装物移送コンベヤ
21 ・・・ キャリヤ本体
22 ・・・ 走行ローラ
23 ・・・ ガイドローラ
24 ・・・ 移送チェーン
25 ・・・ 走行レール
30 ・・・ 被塗装物用自転付加機構
31 ・・・ 自転用チェーン
32 ・・・ テークアップ用エアシリンダー
33 ・・・ 従動用鎖車
34 ・・・ 偏向用鎖車
35 ・・・ 駆動用鎖車
40 ・・・ 鎖車係合調整手段
41 ・・・ 固定チェーンガイド
42 ・・・ 可動チェーンガイド
43 ・・・ 鎖車係合用シリンダー
50 ・・・ カムガイド手段
51 ・・・ ガイドレール
52 ・・・ ガイドレール
T ・・・・ 自動二輪車用燃料タンク

Claims (4)

  1. 被塗装物を着脱自在に支持するとともに自転用鎖車を他端に軸着した多数の被搬送物自転軸と、前記多数の被搬送物自転軸を水平状態に軸支しながら軸支方向と直交する水平方向へ移送する被塗装物移送コンベヤと、前記被塗装物移送コンベヤとは異なる速度で循環併走して前記自転用鎖車とチェーン外周側で噛み合う自転用チェーンからなる被塗装物自転付加機構とを備え、前記被塗装物移送コンベヤで順次移送する被塗装物ごとに自転させながら塗装処理する塗装ライン搬送装置において、
    前記自転用チェーンを斜め前方へテークアップさせた噛み合い開始部のチェーン内周側に、前記被塗装物移送コンベヤとともに間欠的に送り込まれてくる自転用鎖車との噛み合いタイミングを調整する鎖車係合調整手段が設けられていることを特徴とする塗装ライン搬送装置。
  2. 前記鎖車係合調整手段が、前記自転用チェーンを斜め上方へ偏向規制する固定チェーンガイドと、前記固定チェーンガイドに後続配置されて自転用チェーンを自転用鎖車に押し付ける可動チェーンガイドとで構成されていることを特徴とする請求項1記載の塗装ライン搬送装置。
  3. 前記鎖車係合調整手段の直前位置に、被塗装物の取り付け姿勢に対応して前記被搬送物自転軸に軸着した位置合わせ用カムを所定の回動状態に規制して被塗装物を所定の自転開始姿勢に統制するカムガイド手段が設置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の塗装ライン搬送装置。
  4. 前記被塗装物が、自動二輪車用燃料タンクであることを特徴とする請求項1乃至請求項3にいずれか記載の塗装ライン搬送装置。
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