JP3601952B2 - 乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席 - Google Patents

乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗物用座席のハンドルおよびそのハンドルを備えた乗物用座席に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、列車等の乗物においては、乗物内の通路を隔てて両側に並ぶ座席の背もたれの通路側にハンドルが取り付けられているものがあった。このハンドルは、通路に立っている乗客が掴まることで、その乗客の支えとなるものであって、例えば、図10で示すハンドルHのように、棒状の部材を略コの字形状に折曲げた形状をしており、その両端h1、h1が背もたれBに固定されるようにして取り付けられていた。つまり、このハンドルHは、乗客が、手の親指と、その他の指とを、互いに逆側から回し通すようにして握るものであった。したがって、乗客が通路の一定の場所に立ったままの状態では、このハンドルにしっかりと掴まることはできたが、走行中の揺れる乗物内で、乗客がハンドル伝いに通路を移動しようとする場合には、そのハンドルを掴み損ねる虞があった。
【0003】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、乗客が走行中の乗物内の通路を移動する際に、確実に掴むことのできる乗物用座席のハンドルおよびそのハンドルを備えた乗物用座席を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る乗物用座席のハンドルは、乗物用座席の背もたれの、通路側の側面から上面にかけての領域内に設けられるハンドルであって、手のひらで覆うようにして掴むことのできる突状の掴み部と、その掴み部の下方にある突出部とを備え、前記掴み部には、前記掴み部を掴んだときに親指等の指を掛けることのできる窪みが設けられており、また、前記突出部は、前記親指等の指の背もたれ側を支えるべく、前記窪みから前記背もたれ側に向かって連続するとともに、その窪みが窪む方向の逆方向に突出するものである。これにより、乗客は、走行中の揺れる乗物内の通路をハンドル伝いに移動する際、このハンドルが、手のひらで覆うようにして掴むことのできる掴み部を備えているので、乗客は、この掴み部に手のひらを上から被せるようにして宛がうだけで、この掴み部を容易に掴むことができる。また、乗客は、掴み部の窪みに親指等の指を掛けるようにしてその掴み部を掴むことで、その掴み部をしっかりと掴むことができる。さらに、乗客が、掴み部の窪みに親指等の指を掛けるようにしてその掴み部を掴んだとき、親指等の指の背もたれ側は、突出部に支えられる。したがって、親指等の指が背もたれに当たるようなことはなく、背もたれの布地等の表皮材が、手垢で汚れるのを確実に防ぐことができる。
【0005】
また、請求項2に記載の発明に係る乗物用座席のハンドルのように、前記窪みは、前記掴み部の前記通路側に設けられてもよい
【0006】
また、請求項3に記載の発明に係る乗物用座席のハンドルのように、前記掴み部は、前記通路側方向に湾曲するように突出しているのが望ましい。
【0007】
また、請求項4に記載の発明に係る乗物用座席は、背もたれ内にフレームを備えた乗物用座席であって、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物用座席のハンドルが、前記フレームに取り付けられてなるものである。これにより、上記請求項1ないし3に記載の乗物用座席のハンドルにおける作用に加えて、ハンドルが、背もたれ内のフレームに取り付けられるので、そのハンドルは、背もたれに強固に固定される。
【0008】
また、請求項5に記載の発明に係る乗物用座席のように、前記ハンドルは、前記背もたれ側に開口する取付け穴を備え、そして、前記フレームには、前記背もたれから突出するとともに、前記ハンドルの取付け穴に挿入されてそのハンドルが取り付けられる取付け部が設けられてもよい。こうして、ハンドルは、その取付け穴および取付け部を介して、フレームに取り付けられる。
【0009】
また、請求項6に記載の発明に係る乗物用座席は、背もたれの背面側にシートシェルを備えた乗物用座席であって、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物用座席のハンドルが、前記シートシェルに取り付けられてなるものである。これにより、上記請求項1ないし3に記載の乗物用座席のハンドルにおける作用に加えて、ハンドルが、背もたれのシートシェルに取り付けられるので、そのハンドルは、背もたれに強固に固定される。
【0010】
また、請求項7に記載の発明に係る乗物用座席のように、前記ハンドルは、前記背もたれ側に開口する取付け穴を備え、そして、前記シートシェルには、前記ハンドルの取付け穴に挿入されてそのハンドルが取り付けられる取付け部が設けられてもよい。こうして、ハンドルは、その取付け穴おび取付け部を介して、シートシェルに取り付けられる。
【0011】
また、請求項8に記載の発明に係る乗物用座席のように、前記ハンドルは、前記背もたれ内に挿入されて、前記シートシェルに取り付けられる取付け部を備えてもよい。こうして、ハンドルは、その取付け部を介して、シートシェルに取り付けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明は、バス、列車、船舶等の乗物に備えつけられる乗物用座席のハンドルおよびそのハンドルを備えた乗物用座席に関するものであり、以下、その実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1ないし図5は、本発明に係る乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席を、背もたれ内にフレームを備えた乗物用座席、例えば、バス等の車両用座席に適用した第一の実施の形態を示す。図1は、乗物内に、2脚を1セットとして、通路1に沿って並べられた乗物用座席の内の1セット分を示したものである。この乗物用座席2、2は、背もたれ3と座部4とからなり、特に、通路1側の乗物用座席2には、背もたれ3の、通路1側の側面3aから上面3bにかけての領域内の任意箇所に、ハンドル5が取り付けられている。このハンドル5は、走行中の乗物内で、乗客が通路1を移動する場合に、掴まりながら順に移動するために、つまりは、乗客が、このハンドル5伝いに通路1を移動するために主に利用されるものである。
【0014】
このハンドル5は、例えば、軟質塩化ビニル樹脂等の軟質樹脂を材料とする成形品であり、丸みを帯びて手のひらで覆うようにして掴むことのできる突状の掴み部5aと、その掴み部5aの下方の突出部5bとから構成されている。図示実施の形態においては、掴み部5aは、乗客が通路1を移動する際に掴み易いように、通路1側方向に湾曲するようにして突出している。さらに、掴み部5aには、掴んだときに親指等の指Fを掛けることのできるように(図6参照)、窪み5cが設けられている。そして、突出部5bは、窪み5cから背もたれ3側に向かって連続するとともに、その窪み5cが窪む方向の逆方向に突出するように、つまり図示実施の形態においては、斜め下方に向かって突出するように形成されている。また、ハンドル5の底面5d、つまりは背もたれ3に当接する面には、周囲をリブ状に残すように、浅い穴5eが形成されており、さらに、その穴5eの底面5jには、背もたれ3側に開口し、後述の取付け部としての取付け部材6aが挿入される、断面正方形形状の取付け穴5fが形成されている。そして、取付け穴5fの底面には、その取付け穴5fの内周面付近の空間を筒状に残すようにして、断面略正方形形状の凸部5gが突出するように形成されている。また、ハンドル5には、窪み5cと取付け穴5fとを連通するように孔5hが形成されている。そして、この孔5hの中間部分には、孔5hの一部を形成するように、リング形状をした金属製のカラー5iが、ハンドル5のインサート成形等の方法により埋設されている。
【0015】
一方、図3に示すように、このハンドル5が取り付けられる背もたれ3は、その内部に補強材としてのフレーム6を備えている。そして、このフレーム6には、ハンドル5を取り付けるための取付け部材6a、および、ハンドル5の穴5eの底面5jを受けるための受け部材6cが設けられている。取付け部材6aは、鋼材からなり、斜め上方に延びる、断面正方形形状の筒体であり、その上部部分の側面には孔6bが穿設されている。そして、取付け部材6aは、その下端が、フレーム6に溶接されて取り付けられており、その上部部分が、ハンドル5の取付け穴5fに挿入されるよう、背もたれ3から突出している。受け部材6cは、帯状の鋼板材がコの字形状に折り曲げられて形成されており、その中間部分には、前記取付け部材6aが挿通し得る程度の大きさからなる孔6dが穿設されている。そして、受け部材6cは、その孔6dが前記取付け部材6aに嵌まるようにして組み付けられるとともに、その両端がフレーム6に溶接されて取り付けられている。
【0016】
そこで、ハンドル5は、その取付け穴5fが、フレーム6に溶接された取付け部材6aに嵌まるように、そして、ハンドル5の穴5eの底面5jが、受け部材6cに載るように組み付けられる。このとき、ハンドル5の取付け穴5f内の凸部5gは、ちょうど取付け部材6aの筒内に入ることとなり、また、ハンドル5の孔5hは、取付け部材6aの孔6bと連通するように位置することとなる。その後、先端の尖ったタッピンネジ7等の取付具が、ハンドル5の孔5hに挿入されて、取付け部材6aの孔6bおよびハンドル5の凸部5gにネジを切るようにしてねじ込まれる。こうして、ハンドル5は、取付け穴5fを介して取付け部材6aに取り付けられることとなり、また、ハンドル5は、取付け部材6aを介してフレーム6に取り付けられることとなる。
【0017】
次に、第一の実施の形態における乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席の作用効果について説明する。この乗物用座席2のハンドル5においては、乗客は、走行中の揺れる乗物内の通路1を移動する際に、このハンドル5に掴まるようにしてハンドル5伝いに移動することができる。そのとき、このハンドル5が、手のひらで覆うようにして掴むことのできる突状の掴み部5aを備えているので、乗客は、この掴み部5aに手のひらを上から被せるようにして宛がうだけで、この掴み部5aを容易に掴むことができる。したがって、乗客は、揺れる乗物内であっても、このハンドル5を、掴み損ねることなく、確実に掴むことができる。また、乗客は、掴み部5aの窪み5cに親指等の指を掛けるようにしてその掴み部5aを掴むようにすることで、その掴み部5aをしっかりと掴むことができる。また、このとき、親指等の指の背もたれ3側は、突出部5bに支えられるので、親指等の指が背もたれ3に当たるようなことはなく、背もたれ3が、手垢で汚れるのを確実に防ぐことができる。
【0018】
また、このハンドル5を備えた乗物用座席2においては、ハンドル5が、背もたれ3内の補強材としてのフレーム6に取り付けられるので、そのハンドル5は、背もたれ3に強固に固定される。また、ハンドル5を受ける受け部材6cが、フレーム6に取り付けられているので、ハンドル5を背もたれ3に取り付ける際に、ハンドル5は、その穴5eの底面5jが、受け部材6cにより支えられて位置決めされるとともに、安定して取り付けられる。
【0019】
図7および図8は、本発明に係る乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席を、背もたれの背面側にシートシェルを備えた乗物用座席に適用した第二の実施の形態を示す。第二の実施の形態における乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席は、第一の実施の形態とほぼ同一であり、以下に、異なる点を中心に説明する。図7は、第一の実施の形態の図2相当図であり、乗物用座席11は、背もたれ12と座部13とからなる。この背もたれ12は、その背面側に、詳細には、背面12aおよびその背面12aから側面12bのほぼ中央および上面12cのほぼ中央にかけて、例えば、硬質樹脂材料からなる、補強材としてのシートシェル14を備えている。そして、ハンドル15は、背もたれ12の、通路側の側面12bから上面12cにかけての領域内、具体的には、シートシェル14の側面14aから上面14bにかけての領域内の任意箇所に当てられるようにして、取り付けられている。このハンドル15は、第一の実施の形態におけるハンドルと同様に、突状の掴み部15a、突出部15b、窪み15c、取付け穴15fおよび孔15hを備えるが、穴5eおよび凸部5gは形成されていない。つまり、取付け穴15fは、ハンドル15の底面15dに直接形成されている。また、シートシェル14には、ハンドル15の取付け穴15fに挿入されてそのハンドル15が取り付けられる取付け部14cが設けられている。この取付け部14cは、シートシェル14と一体に形成されており、ハンドル15の取付け穴15fに挿入されるよう、シートシェル14の側面14aから上面14bにかけての領域内において斜め上方に突出して延びる、断面正方形形状の柱体であり、その側面には孔14dが穿設されている。
【0020】
そこで、ハンドル15は、その取付け穴15fが、シートシェル14の取付け部14cに嵌まるように、そして、ハンドル15の底面15dが、シートシェル14に載るように組み付けられる。このとき、ハンドル15の孔15hは、取付け部14cの孔14dと連通するように位置することとなる。その後、先端の尖ったタッピンネジ16が、ハンドル15の孔15hに挿入されて、取付け部14cの孔14dおよびハンドル15の取付け穴15fの側壁にネジを切るようにしてねじ込まれる。こうして、ハンドル15は、取付け穴15fを介して取付け部14cに取り付けられることとなり、また、ハンドル15は、取付け部14cを介してシートシェル14に取り付けられることとなる。
【0021】
次に、第二の実施の形態における乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席の作用効果について説明する。この乗物用座席11のハンドル15においては、第一の実施の形態と同様の作用効果を備えている。また、このハンドル15を備えた乗物用座席11においては、ハンドル15が、背もたれ12の背面側の補強材としてのシートシェル14に取り付けられるので、そのハンドル15は、背もたれ12に強固に固定される。また、ハンドル15を背もたれ12に取り付ける際に、ハンドル15は、その底面15dが、シートシェル14により支えられて位置決めされるとともに、安定して取り付けられる。
【0022】
図9は、本発明に係る乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席を、第二の実施の形態と同様に、背もたれの背面側にシートシェルを備えた乗物用座席に適用した第三の実施の形態を示す。第三の実施の形態における乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席は、第二の実施の形態とほぼ同一であり、以下に、異なる点を中心に説明する。図9は、第二の実施の形態の図8相当図であり、ハンドル21は、第二の実施の形態におけるハンドル15と同様に、突状の掴み部21a、突出部21bおよび窪み21cを備えるが、取付け穴15fおよび孔15hは形成されておらず、代わりに、取付け部21fを備えている。この取付け部21fは、背もたれ22の、通路側の側面22bから上面22cにかけての領域内の任意箇所から、その背もたれ22内に挿入されて、シートシェル23に取り付けられるものであり、ハンドル21の底面21dから背もたれ22側に突出するように形成されている。また、シートシェル23には、ハンドル21の取付け部21fが挿入されるよう、シートシェル23の側面23aから上面23bにかけての領域内の任意箇所には、孔23cが形成されており、さらには、挿入された取付け部21fを取り付けるために、シートシェル23の背面23dの内側には、取付け板23eが固定されている。
【0023】
そこで、ハンドル21は、その取付け部21fが、シートシェル23の孔23cに挿入されるように、そして、ハンドル21の底面21dが、シートシェル23に載るように組み付けられる。その後、取付け部21fが、取付け板23eにねじ止めされる。こうして、取付け部21fは、取付け板23eを介してシートシェル23に取り付けられることとなり、したがって、ハンドル21は、取付け部21fおよび取付け板23eを介してシートシェル23に取り付けられることとなる。
【0024】
こうして、この第三の実施の形態における乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席は、第二の実施の形態と同様の作用効果を備えることとなる。
【0025】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、ハンドル5、15、21は、手のひらで覆うようにして掴むことのできる掴み部5a、15a、21aを備えていれば、窪み5c、15c、21cや突出部5b、15b、21bはなくともよく、また、その全体形状は、当然ながら図示の形状に限られず、例えば、棒形状とか球面形状のような単純な形状からなるものであってもよい。また、背もたれ3、12、22、に、フレーム6とシートシェル14、23との両者を備えた乗物用座席においては、ハンドル5、15、21を、フレーム6またはシートシェル14、23のいずれに取り付けてもよい。また、シートシェル14、23を備えた乗物用座席にあっては、ハンドル15、21をシートシェル14、23と一体に樹脂成形してもよい。また、第二の実施の形態において、タッピンネジ16により、ハンドル15をシートシェル14に取り付ける代わりに、ハンドル15とシートシェル14とを二重成形により形成してもよい。また、ハンドル5、15、21の材料は、軟質樹脂でなくとも、硬質樹脂でもよく、また、樹脂以外の材料であってもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席によれば、次の効果がある。
【0027】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載された乗物用座席のハンドル、または、請求項4ないし8のいずれか1項に記載された乗物用座席によれば、乗客が走行中の揺れる乗物内の通路を移動する際にも、掴み部を容易に掴むことができるので、ハンドルを、掴み損ねることなく、確実に掴むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席の第一の実施の形態の正面図である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】図1におけるA部の拡大断面図である。
【図4】ハンドルの拡大断面図である。
【図5】図4におけるB矢視図である。
【図6】ハンドルを掴んだ状態の一例を示す図である。
【図7】この発明に係る乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席の第二の実施の形態の側面図である。
【図8】同じく、部分拡大断面図である。
【図9】この発明に係る乗物用座席のハンドルおよび乗物用座席の第三の実施の形態の部分拡大断面図である。
【図10】従来の乗物用座席のハンドルを示す図である。
【符号の説明】
1 通路 2 乗物用座席
3 背もたれ 3a 側面
3b 上面 5 ハンドル
5a 掴み部 5b 突出部
5c 窪み 5f 取付け穴
6 フレーム 6a 取付け部材(取付け部)
11 乗物用座席 12 背もたれ
12b 側面 12c 上面
14 シートシェル 14c 取付け部
15 ハンドル 15a 掴み部
15b 突出部 15c 窪み
15f 取付け穴 21 ハンドル
21a 掴み部 21b 突出部
21c 窪み 21f 取付け部
22 背もたれ 22b 側面
22c 上面 23 シートシェル

Claims (8)

  1. 乗物用座席の背もたれの、通路側の側面から上面にかけての領域内に設けられるハンドルであって、
    手のひらで覆うようにして掴むことのできる突状の掴み部と、その掴み部の下方にある突出部とを備え、
    前記掴み部には、前記掴み部を掴んだときに親指等の指を掛けることのできる窪みが設けられており、また、
    前記突出部は、前記親指等の指の背もたれ側を支えるべく、前記窪みから前記背もたれ側に向かって連続するとともに、その窪みが窪む方向の逆方向に突出することを特徴とする乗物用座席のハンドル。
  2. 前記窪みは、前記掴み部の前記通路側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用座席のハンドル。
  3. 前記掴み部は、前記通路側方向に湾曲するように突出していることを特徴とする請求項1または2に記載の乗物用座席のハンドル。
  4. 背もたれ内にフレームを備えた乗物用座席であって、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物用座席のハンドルが、前記フレームに取り付けられてなることを特徴とする乗物用座席。
  5. 前記ハンドルは、前記背もたれ側に開口する取付け穴を備え、
    また、前記フレームには、前記背もたれから突出するとともに、前記取付け穴に挿入されて前記ハンドルが取り付けられる取付け部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の乗物用座席。
  6. 背もたれの背面側にシートシェルを備えた乗物用座席であって、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物用座席のハンドルが、前記シートシェルに取り付けられてなることを特徴とする乗物用座席。
  7. 前記ハンドルは、前記背もたれ側に開口する取付け穴を備え、
    また、前記シートシェルには、前記取付け穴に挿入されて前記ハンドルが取り付けられる取付け部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の乗物用座席。
  8. 前記ハンドルは、前記背もたれ内に挿入されて、前記シートシェルに取り付けられる取付け部を備えることを特徴とする請求項6に記載の乗物用座席。
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