JP3601839B2 - 実装機データの管理方法および生成方法 - Google Patents
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【産業上の利用分野】
本発明は、電子部品実装機のNCデータ生成における上位システム側のデータ管理方法とデータ生成方法とに関し、特に頻繁に行われる基板品種の設計変更に対応するための上位システム側のデータ管理方法とデータ生成方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来におけるデータ生成方法を図7をもとに説明する。図7に示したフローは、基板1品種の設計(CAD)データから設備のNCデータ生成までの上位システムにおける基本処理を示したものである。ステップ1において、設計部門からのCADデータを上位システム内に取り込み、上位システムにおける内部処理に都合の良いデータ形式に変換したCAMデータを作成する。ステップ2で、このCAMデータに対して、対象のラインを構成する設備間でのラインバランスを考慮して部品割りつけを行い、ステップ3で実装順序、部品カセット配列の決定を行う最適化処理を経て、ステップ4で該当設備に対するNCデータを生成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来例では下記の問題がある。第1に、基板の設計変更の度に、図7に示した一連の処理を行い、NCデータを1から作り直す必要があり、そ都度、設計変更内容に対応したCAMデータ、NCデータを作成し管理していくため、変更内容がわずかな場合であっても、データブロックにおいて、オリジナルNCデータとかなり重複するNCデータに関するものであっても、管理していくことにより、上位システムにおけるデータ領域の有効活用ができないばかりか、NCデータ生成に時間がかかる。
【0004】
第2に、従来の方法では、設計変更に対応して作成するデータの設計バージョン管理は、担当のオペレータがそこで作成するNCデータにつける名称を区分することによって区別していたため、設計変更に対応した一元的なデータバージョン管理ができにくい構造となっていた。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するもので、電子部品実装機のNCデータ生成システムにおいて、オリジナルNCデータと、以降発生する設計変更情報とをそれぞれ一次元的に管理することによって、データ生成時間を短縮でき、管理するデータ量を軽減できる実装機データの管理方法および生成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の実装機データの管理方法は、上位システムにおいて、対象基板品種に対するオリジナルNCデータを記憶しておき、さらにその基板品種に対して設計変更の都度、その設計変更内容をオリジナルNCデータと比較して、とりこみ、設計バージョン、変更日などの情報とともにその変更内容をその基板品種に対する設計変更履歴ファイルとして記憶し、これらを共に管理することを特徴とする。
【0007】
さらに、本発明の実装機データの生成方法は、上位システムでの実現に際し、生成する設計バージョンを指定し、この設計バージョンをキーコードとして設計変更履歴ファイルを検索し、当社仕様のオリジナルNCデータに対しての設計変更内容を読みとり、その設計変更内容を基に、当初の仕様に対する設計変更分に対応するNCデータを生成し、生成した設計変更分のNCデータを、当初仕様のオリジナルNCデータへ追加、削除、入れ替えなどを行って組みこみ、再チューニングして対象となる基板の設計バージョンのNCデータを生成することを特徴とする。
【0008】
【作用】
本発明の実装機データの管理方法と生成方法は、頻繁に発生する基板品種の設計変更にともなう実装機のNCデータ生成作業において、当初仕様のオリジナルNCデータに対する設計変更分だけのデータ生成を行い、これを当初仕様のオリジナルNCデータに組みこんで再チューニングし、対象となる基板の設計バージョンに対応するNCデータを生成することに特徴があり、下記の作用を有する。
【0009】
まず、設計変更履歴ファイルをオリジナルNCデータとあわせ持って管理することにより、当初仕様の設計変更情報の一元管理ができる。この管理方法により、当初仕様のオリジナルNCデータに対しての設計変更分が生成対象となるため、新たなるデータ生成量を減少でき、結果的に生成時間を短縮し、生成したデータを保管するための上位システムにおけるハード的なデータ領域の有効活用を図ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図1〜図6を参照しながら説明する。本実施例では、設計変更により、部品品番の変更と座標値の変更が発生した場合を示している。
【0011】
図1は本発明の一実施例の実装機データの管理方法および生成方法の内容を示すフローチャートである。本実施例では、その基板品種に対するオリジナルNCデータを記憶し、設計データとりこみ処理において、その基板品種に対して設計変更の都度、その設計変更内容となる新バージョンの設計データと当初仕様のオリジナルNCデータとを比較し、設計変更箇所を図2に示すように「設計変更履歴ファイル」にまとめて記憶する(ステップ5)。
【0012】
次に新規設計変更を行ったとき、上記変更履歴ファイル(図2)を検索し、CAMの各処理で用いる形式に変換されている当初仕様に対応するCAMデータ(図3)に対し、変更ブロックの絞りこみを行い、変更ブロックに対するCAMデータ(図4)を生成する(ステップ6)。本実施例では設計変更履歴ファイル(図2)における設計バージョン1.01のケース(▲1▼,▲2▼)を具体例として示す。▲1▼で示すブロックでは部品品番の変更,▲2▼で示すブロックでは座標値(X,Y)の変更が行われている。
【0013】
この設計バーション1.01のCAMデータ(図4)に対し、対象の設備名、号機No.に対するNCデータを行う(ステップ7)。生成したNCデータを、設計変更履歴ファイル内の回路番号をキーコードとして、オリジナルNCデータへ組みこみ(ステップ8)、ブロック入れ替えなどのチューニング処理(ステップ9)を行い、新しい設計バージョンのNCデータ生成を行う。
【0014】
設計バージョン1.01の例では、当初仕様のオリジナルNCデータ(図5)に対し、設計変更履歴ファイルに示す▲1▼部については、回路番号「SW1」をキーに当初仕様のオリジナルNCデータを検索し、オリジナルNCデータ(図5)の▲1▼部を新バージョンNCデータ(図6)の▲1▼部のようにデータの入れ替えを行う。同様に設計変更履歴ファイルに示す▲2▼部については、回路番号「IC3」をキーにオリジナルNCデータ(図5)の▲2▼部を新バージョンNCデータ(図6)の▲2▼部のようにデータの入れ替えを行い、設計バージョン1.01のNCデータを生成する。
【0015】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、当初仕様に対応するオリジナルNCデータと、設計変更の都度、その基板品種に対する設計変更情報に設計バージョンを付加して記録する設計変更履歴ファイルとを存在させることにより、設計バージョンの集中管理ができる。一方、設計変更が生じた場合の、新たなるデータ生成量の削減により、生成時間の短縮とともに生成したデータを管理する上での上位システム内部のハード的なデータ領域の有効活用が図れる。
【0016】
また、設計変更内容を集中管理することにより、従来データ名からしか設計バージョンおよびそのデータ仕様内容の判別が特定のデータ管理者でしかできなかったものが、担当者以外のオペレータにも識別でき、データ仕様の確認作業を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の実装機データの管理方法および生成方法を示すフローチャート
【図2】本発明の一実施例による、基板の設計変更内容を示す設計変更履歴ファイルの一例を示す図
【図3】本発明の一実施例による、CADデータをもとに生成された基板1品種に対応するCAMデータの一例を示す図
【図4】本発明の一実施例による、設計バージョン1.01に対応したCAMデータの一例を示す図
【図5】本発明の一実施例による、図3に示すCAMデータをもとに生成された基板のオリジナルNCデータの一例を示す図
【図6】本発明の一実施例による、設計バージョン1.01に対応したNCデータの一例を示す図
【図7】従来例を示すフローチャート
Claims (2)
- CADデータから基板に関する諸情報を得、実装する部品の寸法形状、実装するときの実装条件を記録したデータベースを用いて実装機のNCデータ生成を行う際の実装機データの管理方法であって、その基板品種に対するオリジナルNCデータを記憶しておき、さらに、その基板の当初の仕様に対する設計変更の都度、この時の設計バージョンの設計データと前記オリジナルNCデータとを比較し設計変更分を設計変更内容としてとりこみ、設計バージョンおよび変更日とともにその基板品種に対する設計変更履歴ファイルとして記憶し、当初仕様のオリジナルNCデータおよび前記設計バージョンを付加した設計変更内容を一元管理することを特徴とする実装機データの管理方法。
- 対象となる設計バージョンに対応するNCデータ生成に際し、指定された設計バージョンをキーコードとして設計変更履歴ファイルを検索し、前記設計バージョンの設計データと当初仕様のオリジナルNCデータとを比較した設計変更分である設計変更内容を読み取り、設計変更分のNCデータを設計変更の都度生成し、生成した設計変更分のNCデータを前記当初仕様のオリジナルNCデータへ追加、削除、入れ替えを行って、対象となる基板の設計バージョンのNCデータを生成することを特徴とする実装機データの生成方法。
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JP18056193A JP3601839B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 実装機データの管理方法および生成方法 |
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