JP3598716B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はナビゲーション装置に係り、例えば、目的地までの走行経路を画像や音声により案内するナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
地理に不案内な運転者に対して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置が広く普及している。このナビゲーション装置では、目的地を入力すると、車両の現在位置から目的地までの走行経路を探索し、探索経路に従って運転者を誘導するようになっている。走行経路の案内は、探索した走行経路や車両の現在位置、進行方向を示す矢印等を道路地図と共に表示装置に表示することで案内をしている。また、表示装置による経路案内では進路変更すべき交差点等に接近したか否かを運転者自信が画面で確認する必要があるため、最近のナビゲーション装置では、進路変更すべき交差点に接近したことや、進路変更方向等の情報を音声により案内する、音声案内も広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、無線により通話を行う携帯電話や自動車電話等の各種無線通信機器(本明細書では、総称して携帯電話という。)が広く普及していおり、歩行中だけでなく自動車の走行中にも通話できるようになっている。
従って、ナビゲーション装置により探索経路に従った誘導を受けながら走行している途中で、携帯電話がかかってくることも起こり得ることである。しかし、従来のナビゲーション装置と携帯電話とは互いに独立して使用されるため、一方の音声が聞き取りにくくなる可能性があった。このような場合、ナビゲーション装置の音声案内と携帯電話の通話とのいずれかを優先させるために、電話の音量を上げたり、または、ナビゲーション装置による案内用音声のボリュームを下げたりする操作を行う必要があり、面倒であった。
また、携帯電話の呼び出し中や通話中に、進路変更等についての音声案内があった場合、案内を聞き落とす可能性があった。この場合、再度音声案内を聞くためには、通話相手にその旨を告げて暫く待機してもらい音声案内キーの操作が必要であり、または、通話を継続したまま、表示装置の経路案内画面により右左折する交差点案内の詳細図等を確認する必要があった。
【0004】
そこで本発明は、車内における携帯電話の着信または発信に対する、運転者の負担を軽減することが可能なナビゲーション装置を提供することを第1の目的とする。
また本発明は、着信や発信時に案内用音声のボリュームを下げる操作を不要にしたナビゲーション装置を提供することを第2の目的とする。
また本発明は、通信終了後の走行経路を最適経路に戻すことが可能なナビゲーション装置を提供することを第3の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した発明では、目的地までの走行経路を探索する経路探索手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、無線通信機器の着信または発信の少なくとも一方を検出する検出手段と、この検出手段により着信または発信が検出された場合、前記現在位置検出手段で検出された現在位置以降の走行経路を、直進を優先させて再探索する再探索手段と、前記経路探索手段または、前記再探索手段により探索された経路を案内する経路案内手段と、をナビゲーション装置に具備させて前記第1の目的を達成する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載したナビゲーション装置において、前記経路案内手段は、走行経路を画像表示により案内する表示手段と、音声により走行経路を案内する音声案内手段を有し、前記検出手段により着信または発信が検出された場合、前記再探索手段により再探索された走行経路を前記表示手段に表示し、前記音声案内手段による案内を停止する、ことにより前記第1および第2の目的を達成する。
請求項3に記載の発明では、請求項1、または請求項2に記載したナビゲーション装置において、前記無線通信機器による通信の終了を検出する終了検出手段と、この終了検出手段により通信の終了が検出された場合、前記現在位置検出手段で検出された現在位置から、目的地または、前記経路探索手段で探索された走行経路上の地点までを再探する再々探索手段を、更に具備させることにより前記第1の目的および前記第3の目的を達成する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のナビゲーション装置における実施形態を図1ないし図4を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
この実施形態では、目的地までの探索経路を表示装置と音声により経路案内している場合、走行途中で携帯電話の着信を検知すると、直進を優先したオートリルート処理を行い、直進方向を優先した経路表示に切り替えるものである。
すなわち、ナビゲーション装置は、携帯電話の着信により、直進を優先させた経路の再探索を行い、再探索経路による誘導を表示装置により行うと共に、音声案内を停止させる。これにより、運転者は携帯電話を使用しながらでも、進路変更や音声案内に気を取られることなく安心して直進走行することができる。
【0007】
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施形態のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
この図1に示したナビゲーション装置は、ナビゲーションによる通常の経路案内処理や、装置全体の制御・演算処理のほか、本実施形態による携帯電話の着信の検知、直進を優先した経路の再探索、終話までの間の音声案内の出力停止等の各種処理を行うナビゲーション処理部1を備えている。
このナビゲーション処理部1は、これら各処理を行うCPU(中央処理装置)10を備えており、このCPU10にはデータバスや制御バス等のバスライン11により、ROM12、RAM13、記録媒体駆動装置14、音声処理部15、通信部16、および、図示しないその他の各部が接続されている。
【0008】
ROM12は、CPU10で制御を行うための各種データやプログラムが予め格納されたリードオンリーメモリである。
RAM13は、CPU10がワーキングメモリとして使用するランダムアクセスメモリである。このRAM13には、目的地エリア等の各種エリアが確保されるようになっている。目的地エリアにはユーザが設定した目的地に対応する座標(緯度、経度)が格納されるようになっている。この目的地エリアに格納された座標の目的地までの経路が各地点(出発地点、着信地点、終話地点等)において探索されるようになっている。
【0009】
本実施形態のナビゲーション処理部1では、CPU10がROM12に格納された各種プログラムを読み込んで各種処理を実行するようになっている。なお、CPU10は、記録媒体駆動装置14にセットされた外部の記録媒体からコンピュータプログラムを読み込んで、バスライン11により接続された図示しないハードディスク等の記憶装置に格納(インストール)し、この記憶装置から必要なプログラム等をRAM13に読み込んで実行するようにしてもよい。また、ナビゲーション処理部1の図示しない記憶装置に格納することなく、必要なプログラム等を記録媒体駆動装置14からRAM13に直接読み込んで実行するようにしてもよい。
【0010】
音声処理部15は、音声出力装置(スピーカ)7から出力される音声により車両の経路案内を行なう場合の制御を行うものである。この音声処理部17と音声出力装置7との間には、音声案内の音量を調整する音量調節部17が接続されている。この音量調節部17は、操作者によるマニュアル操作により音量が調整されるようになっている他、音声処理部15により自動調整されるようにもなっている。
音声処理部15は、携帯電話6の着信が検知された場合に、音声出力装置7からの出力音量がゼロになるように音量調節部17の音量を制御する。なお、音声処理部15は、携帯電話6の着信が検知された場合に、音声信号そのものの出力を停止するようにしてもよい。
また、音声処理部15により、運転者側の音声を、助手席側や後部側の音声と独立して制御することができる場合には、運転者側の音声出力装置7の音量を下げるように制御し、または音量をゼロに制御してもよい。
【0011】
通信部16には、着信検出部18を介して各種無線通信機器からなる携帯電話6が接続されるようになっている。
通信部16は、電話回線による通話の他、道路の混雑状況や交通規制等の交通情報に関するデータなどを提供する情報提供局との通信や、車内での通信カラオケのために使用するカラオケデータを提供する情報提供局との通信を行うことができるようになっている。
着信検出部18は、接続された携帯電話6の着信信号から着信および終話を検出するようになっている。
【0012】
記録媒体駆動装置14は、CPU221が外部の記録媒体からCPU10が各種処理を行うためのコンピュータプログラムを読み込むのに使用される駆動装置である。この記録媒体に記録されているコンピュータプログラムには、各種のプログラムやデータ等が含まれるが、本実施形態の経路案内装置で実行される各種処理のためのプログラム、および、そこで使用される辞書、データ等が含まれる。
ここで、記録媒体とは、コンピュータプログラムが記録される記録媒体をいい、具体的には、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記憶媒体、メモリチップやICカード等の半導体記憶媒体、CD−ROMやMO、PD(相変化書換型光ディスク)等の光学的に情報が読み取られる記憶媒体、紙カードや紙テープ、文字認識装置を使用してプログラムを読み込むための印刷物等の用紙(および、紙に相当する機能を持った媒体)を用いた記録媒体、その他各種方法でコンピュータプログラムが記録される記録媒体が含まれる。本実施形態のパソコン21において使用される記録媒体としては、主として、CD−ROMやフロッピーディスクが使用される。
記録媒体駆動装置14は、これらの各種記録媒体からコンピュータプログラムを読み込む他に、フロッピーディスクのように書き込み可能な記録媒体である場合にはRAM13やデータファイル装置4のデータ等を書き込むことが可能である。
【0013】
ナビゲーション処理部1には、図1に示すように、入力装置2、現在位置検出装置3、データファイル装置4、表示装置5、携帯電話6、音声出力装置7、その他の図示しない各種装置が接続されている。
入力装置2は、車両が走行開始時の現在地(出発地点)や目的地(到達地点)を入力する他に、携帯電話6のタイプ(型式)などを入力するためのものであり、タッチパネル、キーボード、マウス、ライトペン、ジョイスティック、音声認識装置などの各種の装置が使用可能である。
【0014】
現在位置検出装置3は、車両の絶対位置(緯度、経度による)を検出するためのものであり、人工衛星を利用して車両の位置を測定するGPS(Global Positioning System)受信装置31と、路上に配置されたビーコンからの位置情報を受信するビーコン受信装置32と、方位センサ33と、距離センサ34と、舵角センサ35が使用される。
GPS受信装置31とビーコン受信装置32は単独で位置測定が可能であるが、GPS受信装置31やビーコン受信装置32による受信が不可能な場所では、方位センサ33と距離センサ34の双方を用いた推測航法によって現在位置を検出するようになっている。
方位センサ33は、例えば、地磁気を検出して車両の方位を求める地磁気センサ、車両の回転角速度を検出しその角速度を積分して車両の方位を求めるガスレートジャイロや光ファイバジャイロ等のジャイロ、左右の車輪センサを配置しその出力パルス差(移動距離の差)により車両の旋回を検出することで方位の変位量を算出するようにした車輪センサ、等が使用される。
距離センサ34は、例えば、車輪の回転数を検出して計数し、または加速度を検出して2回積分するもの等の各種の方法が使用される。
舵角センサ35は、ステアリングの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転抵抗ボリューム等を用いてステアリングの角度αを検出する。舵角センサ35により検出されるステアリング角αは、現在位置の検出の他に、本実施形態における撮像タイミングの決定に使用される。
【0015】
データファイル装置4は、図1に示すように、通信地域データファイル41、描画地図データファイル42、交差点データファイル43、ノードデータファイル44、道路データファイル45、探索データファイル46、写真データファイル47、および、名所案内データファイル48を備えている。
このデータファイル装置4は、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、CD−ROM、光ディスク、磁気テープ、ICカード、光カード等の各種記憶媒体と、その駆動装置が使用される。
なお、このデータファイル装置4は、複数種類の異なる記憶媒体と駆動装置で構成するようにしてもよい。例えば、検索データファイル46を読み書き可能な記憶媒体とその駆動装置で構成し、その他のファイルをCD−ROMで構成するようにする。
【0016】
通信地域データファイル41には、携帯電話6が車内から通信できる地域を表示装置5に表示したり、その通信できる地域を経路探索の際に使用するための通信地域データが、携帯電話6のタイプ別に格納されている。この携帯電話6のタイプ別の各通信地域データには、検索しやすいように番号が付されて管理され、その通信可能な地域は、閉曲線で囲まれる内側により表現できるので、その閉曲線を短い線分に分割してその屈曲点の位置データによって特定する。なお、通信地域データは、通信可能地を大小各種の四角形エリアに分割し、対角関係にある2点の座標データによりデータ化するようにしてもよい。通信地域データファイル41に格納される内容は、携帯電話6の使用可能な地域の拡大や縮小に伴って、更新できるのが望ましく、このために、携帯電話6と通信部16を使用することにより、情報提供局との間で通信を行なって、通信地域データファイル41の内容を、最新のデータと更新できるように構成されている。なお、通信地域データファイル41をフロッピーディスク、ICカード等で構成し、最新のデータと書換えを行うようにしても良い。
描画地図データファイル42には、表示装置5に描画される描画地図データが格納されている。この描画地図データは、階層化された地図、例えば最上位層から日本、関東地方、東京、神田といった階層ごとの地図データが格納されている。各階層の地図データは、それぞれ地図コードが付されている。
【0017】
経路探索に使用されるデータファイルは、交差点データファイル43、ノードデータファイル44、道路データファイル45にそれぞれ格納された交差点データ、ノードデータ、道路データからなる道路網データである。
交差点データファイル43には、各交差点を特定する交差点番号、交差点名、交差点の座標(緯度と経度)、その交差点が始点や終点になっている道路の番号、および信号の有無などが交差点データとして格納されている。
ノードデータファイル44には、各道路における各地点の座標を指定する緯度、経度などの情報からなるノードデータが格納されている。すなわち、このノードデータは、道路上の一地点に関するデータであり、ノード間を接続するものをアークと呼ぶと、複数のノード列のそれぞれの間をアークで接続することによって表現される。また、後述の名所における各名所地点の座標を指定するノードデータも格納されている。
【0018】
道路データファイル45には、各道路を特定する道路番号、始点や終点となる交差点番号、同じ始点や終点を持つ道路の番号、道路の太さ、進入禁止等の禁止情報、後述の写真データの写真番号などが格納されている。
探索データファイル46には、経路探索により生成された経路を構成する交差点列データ、ノード列データなどが格納されている。交差点列データは、交差点名、交差点番号、その交差点の特徴的風景を写した写真番号、曲がる角、距離等の情報からなる。また、ノード列データは、そのノードの位置を表す東経、北緯などの情報からなる。
写真データファイル47には、各交差点や直進中に見える特徴的な風景等を撮影した写真が、その写真番号と対応してディジタル、アナログ、またはネガフィルムの形式で格納されている。
名所案内データファイル48には、各名所を案内するためのデータが格納されており、各名所の景観に関する写真やイラストによる画像データと、その名所の説明に関する文字データや音声データとが格納されている。
【0019】
表示装置5は、通常の経路案内用の道路地図の他、各種画像や文字情報を表示するようになっており、液晶表示装置、CRT等の各種表示装置が使用される。
携帯電話6は、他の携帯電話間や、情報提供局間で、主として、デジタル移動通信網を介した9600bps、または、19200bpsの高速通信により接続されるが、他の通信方法を使用するようにしてもよい。例えば、ISDN(Integrated Services Digital Network)や、通常の電話回線網、インターネット、FAX通信網、PHS、無線衛星通信、光通信等の各種のデータ通信網を介した通信を行うようにしてもい。なお、携帯電話6での通信速度については、携帯電話6や、通信部16の通信能力に応じて自動的に設定されるようにしてもよい。
音声出力装置7は、車内に配置された複数のスピーカで構成され、音声による経路案内を行う場合に音声が出力されるようになっている。この音声出力装置7は、オーディオ用のスピーカと兼用するようにしてもよい。
【0020】
次に、このように構成された本実施形態のナビゲーション装置における動作について説明する。
(3)動作の概要
本実施形態は、携帯電話6の使用による直進を優先したオートリルート処理を行うものである。
図2は、オートリルート処理により、ナビゲーション装置による経路誘導の途中で携帯電話6による通話が行われた場合の、誘導対象となる探索経路の変化について表したものである。
図2(A)に示すように、出発地点から目的地まで最初に探索された経路が太線で表された探索経路k1であり、実際に車両が走行した経路が太点線で表される。また、ナビゲーション装置を積んだ車両は現在矢印の矢が表示された地点aを走行しているものとする。
車両がナビゲーション装置による経路誘導(表示装置5による経路表示および音声案内)を受けながら、図2(B)に示すように、探索経路K1上の途中の地点bで携帯電話6の着信が検出されると、ナビゲーション処理部1は、まず音声案内を停止し、その後車両の現在地点bを出発点として目的地までの経路を、直進を優先させて再探索し、直進優先経路K2を求める。そして、表示装置5の表示を、探索経路K1から再探索した直進優先経路K2に切り替える(直進優先のオートリルート表示)。運転者は、音声による経路案内がないので安心して直進走行を継続しながら、携帯電話による通話を行うことができる。
そして、図2(C)に示すように、地点cにおいて、携帯電話による通話の終了を検知すると、地点cを出発地点として目的地までの最適経路K3を再探索し、音声案内を再開すると共に、表示装置5の表示を直進優先経路K2から経路K3に切り替えて表示する(通常のオートリルート表示)。
【0021】
(4)動作の詳細
図3は、オートリルート処理のうち、携帯電話6の着信があった時点での着信処理動作を表したフローチャートである。
CPU10は、着信検出部18により携帯電話6への着信があったか否かを監視しており(ステップ31)、着信が検出されると(;Y)、経路探索すべき目的地が設定されているか否かを、RAM13の目的地エリアに座標値が格納されているか否かによって確認する(ステップ32)。
目的地が設定されている場合(ステップ32;Y)、CPU10は、音声処理部15により音声案内の出力を停止させ(ステップ33)、車両の現在位置(図2(B)の地点b)を現在位置検出装置3から取得する(ステップ34)。
CPU10は、取得した現在位置からRAM13に格納されている目的地までの経路を直進を優先させて再探索し(ステップ35)、探索した直進優先経路K2を表示装置5に表示して(ステップ36)、メインルーチンにリターンする。
【0022】
図4は、オートリルート処理のうち、携帯電話6による通話が終了した時点での終話処理動作を表したフローチャートである。
CPU10は、着信検出部18により携帯電話6による通話が終了したか否かを監視しており(ステップ41)、終話が検出されると(;Y)、車両の現在位置(図2(C)の地点c)を現在位置検出装置3から取得する(ステップ42)。
そしてCPU10は、取得した現在位置からRAM13に格納されている目的地までの最適走行経路を通常の再探索処理により再探索する(ステップ43)。そして、探索した走行経路K3による音声案内を再開する(ステップ44)と共に、走行経路K3を表示装置5に表示して(ステップ45)、メインルーチンにリターンする。
【0023】
以上説明したように、本実施形態のナビゲーション装置によれば、携帯電話の着信から終話までの間、直進を優先した経路が表示装置に表示され、かつ音声による案内が停止されるので、運転者は携帯電話6を使用しているときでもナビゲーションの経路誘導を意識することとなく安心して直進走行を継続することができる。
【0024】
以上、ナビゲーション装置の一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲で各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した実施形態では、携帯電話6が着信検出部18に接続されている場合について説明したが、本発明では両者が接続されていない場合であってもよい。
この場合、本体から独立したバイブレータ等の機器に着信信号を送信する機能を備えた携帯電話6である場合、着信検出部18は、携帯電話6から送信される着信信号により着信を検出する。
また、着信信号を送信する形式の携帯電話6でない場合、携帯電話6の着信音の周波数等から着信を検出するようにしてもよい。携帯電話6による通話の終了についても同様に、携帯電話6のオンフック時の発信音を検出して、終話を検出するようにしてもよい。
【0025】
また、説明した実施形態では、着信の場合について説明したが、ナビゲーション装置の使用者(運転者)による携帯電話6のオフフック(発呼)を検出し、着信を検出した場合と同様に、直進を優先したオートリルート処理を行うようにしてもよい。この場合の発呼処理では、図3の着信処理のうち、ステップ31の着信を検出する処理が、発呼を検出する処理にかわり、他のステップは着信処理と同様に処理される。また、発呼処理が行われた後の終話処理については、図4で説明した処理が行われる。
【0026】
本実施形態の直進を優先させたオートリルート処理は、目的地まで探索した探索経路から車両の進路がはずれた場合に自動的に目的地までの経路を再探索する通常のオートリルート処理において、直進を優先した処理を行うものである。従って、オートリルート処理機能がユーザによってオフになっている場合、携帯電話6の着信による直進を優先したオートリルート処理を行うことができなくなる。そこで、オートリルート処理機能がオフになっているときに、携帯電話6の着信を検出した場合には、オートリルート処理機能をオンにする機能(オートリルート処理オン手段)を備えるようにしてもよい。
【0027】
また、本実施形態では、携帯電話6の着信を検出した場合、常にオートリルート処理を行うようになっているが、本実施形態の携帯電話6の着信に伴うオートリルート処理機能のみの不使用を選択するモードを設けユーザが選択できるようにしてもよい。この場合、ユーザが特にモードの選択をしなければ携帯電話6の着信に伴うオートリルート処理機能の使用モードが優先的に選択されるが、その逆にオートリルート処理機能の不使用モードが優先的に選択されるようにしてもよい。
【0028】
また本発明では、携帯電話6の着信を着信検出部18で検出した場合に、入力装置2等によるナビゲーションの手動操作をすべて無効にする機能(手動操作無効手段)を備えるようにしてもよい。
【0029】
なお、直進を優先させた経路探索では、常に直進方向の迂回ルートがあるとは限らず、着信を検出した地点のすぐ先にT字路がある場合のように直進できない場合があるが、このような場合には、T字路を出発点として、目的地までの直進を優先した経路探索を行う。
直進を優先した経路探索では、目的地まで全て直進で到達できることが希なので、進路変更が最も少なくなる経路を探索するようにする。この場合、現在位置に近い地点での進路変更ほど重み付けを小さくして、前記したT字路等の進路変更が避けられない場合を除き、着信を検出した現在位置付近では極力進路変更がないような経路を探索するようにする。
【0030】
なお、以上の実施形態及び変形例において説明した、各装置、各部、各動作、各処理等に対しては、それらを含む上位概念としての各手段(〜手段)により、実施形態を構成することが可能である。
【0031】
【発明の効果】
請求項1に記載したナビゲーション装置によれば、着信または発信が検出された場合、現在位置以降の走行経路を、直進を優先させて再探索した経路に従って誘導するのようにしたので、車内における携帯電話の着信または発信に対する、運転者の負担を軽減することができる。
請求項2に記載したナビゲーション装置によれば、着信または発信が検出された場合に音声による案内を停止するようにしたので、着信や発信時に案内用音声のボリュームを下げる操作を不要にすることができる。
請求項3に記載したナビゲーション装置によれば、通信の終了が検出された場合、現在位置からの走行経路を再探索するようにしたので、通信終了後の走行経路を最適な経路に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】オートリルート処理により、ナビゲーション装置による経路誘導の途中で携帯電話による通話が行われた場合の、誘導対象となる探索経路の変化について表したものである。
【図3】オートリルート処理のうち、携帯電話の着信があった時点での着信処理動作を表したフローチャートである。
【図4】オートリルート処理のうち、携帯電話による通話が終了した時点での終話処理動作を表したフローチャートである。
【符号の説明】
1 ナビゲーション処理部
10 CPU
12 ROM
13 RAM
14 記録媒体駆動装置
15 音声処理部
16 通信部
17 音量調節部
18 着信検出部
2 入力装置
3 現在位置検出装置
4 データファイル装置
5 表示装置
6 携帯電話(無線通信機器)
7 音声出力装置

Claims (3)

  1. 目的地までの走行経路を探索する経路探索手段と、
    車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    無線通信機器の着信または発信の少なくとも一方を検出する検出手段と、
    この検出手段により着信または発信が検出された場合、前記現在位置検出手段で検出された現在位置以降の走行経路を、直進を優先させて再探索する再探索手段と、
    前記経路探索手段または、前記再探索手段により探索された経路を案内する経路案内手段と、
    を具備することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記経路案内手段は、走行経路を画像表示により案内する表示手段と、音声により走行経路を案内する音声案内手段を有し、前記検出手段により着信または発信が検出された場合、前記再探索手段により再探索された走行経路を前記表示手段に表示し、前記音声案内手段による案内を停止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記無線通信機器による通信の終了を検出する終了検出手段と、
    この終了検出手段により通信の終了が検出された場合、前記現在位置検出手段で検出された現在位置から、目的地または、前記経路探索手段で探索された走行経路上の地点までを再探する再々探索手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1、または、請求項2に記載のナビゲーション装置。
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