JP3598098B2 - 二重昇降カーテン装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は二重昇降カーテン装置に関するものであり、より詳しくは、上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
窓部の上縁に沿って配設された直棒状の支持バーの前後に前のカーテンと後のカーテンを配置し、夫々のカーテンの上縁部分を前記支持バーに取着し、該前後のカーテンの昇降を、夫々のカーテンに対応して取り付けた昇降コードを個別に操作して行うように構成された二重昇降カーテン装置は、2台の昇降カーテン装置を前後に配設するよりも安価で、しかも全体をコンパクトに構成できるために人気が高い。
【0003】
かかる二重昇降カーテン装置としては、前後のカーテンを個別に昇降操作するための操作手段の相違により、次の二種類が提案されていた。
【0004】
その一つのタイプは図23に示すように、前記前のカーテンaに対応して設けた前のロック装置bと、後のカーテンcに対応させて設けた後のロック装置dを、前記支持バーeの両端側に固定する一方、該前のカーテンaの一面部にその幅方向で所要間隔をおいて取り付けた昇降コードfの複数本を纏めて前のロック装置bに通し、該ロック装置bを通った昇降コードの束を下方に引くことによって、該前のカーテンaが引き上げられる如くなし、所要の引き上げ状態で昇降コードをロックすることにより、前のカーテンaの所要の引上げ状態が保持されるように構成する一方、同様にして、後のカーテンcに取り付けた昇降コードgの複数本を纏めて前記後のロック装置dに通し、該ロック装置dを通った昇降コードの束を下方に引くことによって後のカーテンcを引上げ可能となし、所要の引上げ状態で昇降コードをロックすることにより、前のカーテンの所要の引上げ状態が保持されるように構成されていた。
【0005】
そしてもう一つのタイプは図24に示すように、前記前後のロック装置b,dを、前記支持バーeの一方の端側の前後に位置をずらして設けた構成のものであり、夫々のロック装置によって、前後のカーテンa,cを個別的に所要の引上げ状態でロック可能となされていた。
【0006】
前記ロック装置b,dについて説明を補足すれば、該ロック装置は図25に示すように、昇降コードf,gを挿通させるためのコードガイド部hが、左右方向のラック状歯jを下に突の内面に有した下片kと、該下片kに対向する上片mに回動自在に設けられたローラnとの間で形成されており、且つピニオン状のロックローラpが、前記ラック状歯jに噛合して左右動可能に前記下片kに設けられていた。そして、全ての昇降コードf,gを前記コードガイド部hに挿通せしめ、これを同図に示すように、前記ロックロールpの周面qに接触させて横方向に挿通状態とする。そして、このように挿通された昇降コードf,gは、該ロックロールpが前記下片kの左側の坂状部分rを噛合状態で登るように移動することにより、図25の実線で示すように、該ロックロールpと前記ローラnとの間で挟まれてロックされるように構成されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記構成の二重昇降カーテン装置によるときには次のような問題点があった。
【0008】
即ち、前記ロック装置b,dを支持バーeの両端側に固定する前者のタイプのものにあっては、前後のカーテンa,cの昇降操作を支持バーの片側では行うことができないため、一方のカーテンを支持バーの一端側で昇降操作した後に他方のカーテンを昇降操作するには、操作する人が支持バーの他端側に移動しなければならない面倒さがあった。特に、支持バーの一方の端側にタンス等の物が設置されている場合は、設置物に邪魔されて、昇降コードの操作が行いにくく、乃至、昇降コードを操作できない問題も発生した。
【0009】
一方、前後のロック装置b,dを支持バーeの一端側に固定した後者のタイプのものにあっては、前後のカーテンa,cを支持バーの片側で操作できる利点はあるものの、前後の昇降コードf,gが互いに絡まりやすく、カーテンの昇降操作を的確に行い難い問題があった。
【0010】
更に、前者及び後者のタイプのものに共通する欠点は、ロック装置b,dが前記構成を有するものであって、前記コードガイド部hの寸法が限られたものであったことから、該コードガイド部hに挿通させ得る昇降コードの本数が最大でも7本程度までであり、従って、カーテンの左右幅は精々3mが限度であった。なお、カーテンの左右幅が4〜5mの場合、隣り合う昇降コード間の間隔を大きくすることにより、7本程度の昇降コードで該カーテンの昇降を行わせることも可能ではあるが、この場合は、1本の昇降コードに加わる張力が非常に大きくなってカーテン装置の破損を招く恐れもあったため、このような左右幅の大なるカーテンを用いた二重昇降カーテン装置の実施化は極めて困難であった。
【0011】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、全体をコンパクトに構成できながら、カーテンの左右方向の一端側で前後のカーテンを確実に且つ容易に昇降操作でき、又、左右幅の大なるカーテンを用いる場合であっても、これを安全に構成することのできる二重昇降カーテン装置の提供を課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は以下の如き手段を採用する。
即ち本発明に係る二重昇降カーテン装置は、上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置である。そして前記した夫々の昇降コードは、前後いずれか一方のカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの上下方向の所要部位(カーテンの下端側や中間部位)に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられる。その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その先端部が、該カーテンの上下方向の所要部位(カーテンの下端側や中間部位)に固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とするものである。
【0013】
本発明に係る二重昇降カーテン装置の他の態様は、上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置である。そして前記した夫々の昇降コードは、前後いずれか一方のカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの下端側に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられる。その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その先端部が、該カーテンの下端側に固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とするものである。
【0014】
本発明に係る二重昇降カーテン装置のその他の態様は、上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置である。そして前記した夫々の昇降コードは、前後いずれか一方のカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられる。その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長され、その先端部が該カーテンの所要部位に固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とするものである。
【0015】
本発明に係る二重昇降カーテン装置のその他の態様は、上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置である。そして前記した夫々の昇降コードは、前後いずれかのカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられる。その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長され、その先端部が前記支持バーに固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とするものである。
【0016】
本発明に係る二重昇降カーテン装置のより好ましい態様は、上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する、室内側に配置された前のカーテンと窓側に配置された後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置である。そして前記した夫々の昇降コードは、前記前のカーテンに関し、その裏面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの下端側に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バーに設けた上案内部に経由せしめられる。その後、前記後のカーテンの裏面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その先端部が、該カーテンの下端側に固定状態とされており、且つ、前記前のカーテンの自重の1/2が前記後のカーテンの自重よりも小さく設定されており、又、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせることができ、昇降コードの基端側での引上げによって、前のカーテンが先に上昇し、その後に後のカーテンが上昇することを特徴とするものである。
【0017】
前記各二重昇降カーテン装置において、前記支持バーに、前記カーテンの幅方向に延長する巻取り軸を配設し、該巻取り軸に前記昇降コードの前記基端側を固定し、該巻取り軸を一方向に回転させることによって前記各昇降コードが該巻取り軸に巻き取られ、これにより前記前後のカーテンを上昇させることができ、一方、該巻取り軸を逆回転させることによって前記各昇降コードが巻き戻され、これにより前記前後のカーテンを下降させ得る如く構成するのがよい。或いは前記各二重昇降カーテン装置において、前記支持バーの一端側にロック装置を固定し、各昇降コードの前記基端側を該ロック装置に通し、該ロック装置を通った昇降コードを引くことによって前記前後のカーテンを上昇させることができ、所要の上昇状態で、前記昇降コードがロックされる如く構成するのがよい。
【0018】
本発明に係る二重昇降カーテン装置のその他の態様は、上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置である。そして前記前のカーテン及び後のカーテンは、共に、スラットを上下多段に並設してなるブラインドとして構成されており、前記した夫々の昇降コードは、前後いずれか一方のカーテンに関し、前記ブラインドの全てのスラットに設けられたコード挿通孔に上から下に向けて挿通して後、該ブラインドの下端側に設けられた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられる。その後、他方のブラインドの全てのスラットに設けられたコード挿通孔に上から下に向けて挿通し、その先端部が、該他方のブラインドの下端部に固定状態されており、該昇降コードの基端側での引上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のブラインドの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とするものである。
【0019】
ブラインドタイプの二重昇降カーテン装置の他の態様は、上縁部分が支持バーに取着された前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置である。そして前のカーテン又は後のカーテンのいずれか一方は、スラットを上下多段に並設してなるブラインドとして構成され、他方のカーテンは全体がシート状に構成されており、前記した夫々の昇降コードは、前記ブラインドとしてのカーテンに関し、全てのスラットに設けられたコード挿通孔に上から下に向けて挿通して後、該ブラインドの下端側に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられる。その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その先端部が、該カーテンの上下方向の所要部位に固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とするものである。
【0020】
ブラインドタイプの二重昇降カーテン装置のその他の態様は、上縁部分が支持バーに取着された前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置である。そして前のカーテン又は後のカーテンのいずれか一方は、スラットを上下多段に並設してなるブラインドとして構成され、他方のカーテンは全体がシート状に構成されており、前記した夫々の昇降コードは、前記シート状に構成されたカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられる。その後、前記ブラインドの全てのスラットに設けられたコード挿通孔に上から下に向けて挿通して後、その先端部が、該ブラインドの下端部に固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とするものである。
【0021】
前記各二重昇降カーテン装置において、いずれか一方のカーテンの自重の1/2を、他方のカーテンの自重よりも小さく設定し、昇降コードの基端側での引上げによって、前記一方のカーテンが先に上昇し、その後に他方のカーテンが上昇するように構成するのがよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜6において本発明に係る二重昇降カーテン装置(カーテン装置という)1は、上縁部分2,3が支持バー5に取着されて前後対向する前のカーテン6と後のカーテン7の上昇と下降を、該カーテン6,7の両側と中央部に対応させて上下方向で配設した昇降コード9の昇降操作によって行うように構成されている。
【0023】
前記支持バー5は、本実施の形態においては図6〜9に示すように、上下端が内方に屈曲した前後の側片10,11の内面側の上端寄り部位相互を連結片12で連結してなるボックス状を呈しており、例えば建物の窓開口部の天井部13に、該窓開口部の上縁と平行に延長する如く配置され、ブラケット15を介して固定可能となされている。そして両側片10,11の外面には、前記前後のカーテン6,7の上縁部分2,3を着脱可能に固定するための面状ファスナの一片16が固定されると共に、前記連結片12の下側をなす溝状空間17内にはその長さ方向に延長する如く巻取り軸19が納設されている。
【0024】
該巻取り軸19は、六角柱状の軸として形成されており、図6〜7、図9に示すように、前記溝状空間17内にその長さ方向に所要間隔を置いて納設された後述の3個の巻取り具20,20,20の各挿通孔21に支持されて、正逆回転可能となされている。そして図6、図10〜11に示すように、該巻取り軸19の一端部には駆動輪22が固設されており、該駆動輪22の周溝23に、球体25を小間隔で直列に連結してなるチェーン26を掛着してなり、該チェーン26を正逆方向に周回させることにより、前記球体25と前記駆動輪22に設けた係合凹部27との係合によって、該駆動輪22を正逆回転させ得るように構成されている。又、該駆動輪22には図示しない摩擦部材が常時接触するように構成されている。
【0025】
前記巻取り具20は、図7、図9〜11に示すように、前記昇降コード9を巻き取るもので、左右の支持片29,30の前側の下端相互及び後側の下端相互を前の繋ぎ片31と後の繋ぎ片32で連結した構成を有しており、前後の繋ぎ片31,32の下端33が、前記支持バー5の前後の側片10,11の下端に屈曲形成された水平屈曲片34,35で支持される如くなされている。そして、該左右の支持片29,30の中央部には軸受孔36,37が設けられ、該軸受孔36,37で、円筒状の巻取り筒39が回転自在に軸支されている。又該巻取り筒39の一方の支持片29側に設けた取付片38には、コード取付け孔40が設けられている。
【0026】
又前記支持バー5の下面部には、図7〜8に示すように、固定滑車41aとしての上案内部41が、前記納設された巻取り具20の前記一方の支持片29側で設けられている。該固定滑車41aは、支持バー5の下端で後方に向け突設された支持突片42の両側に支持片43を下設し、該支持片43にローラ44を回転自在に取り付けた構成を有している。
【0027】
又前記前のカーテン6は、図1、図3、図7〜8、図12〜13に示すように、室内側に配置され、暗幕生地やプリント生地を用いた、全体がシート状を呈する遮光性カーテンとして形成されており、下端に設けた袋状収容部45にウエイトバー46(図13)が収容されると共に、上縁部分2には、前記面状ファスナ16と着脱自在に係合し得る面状ファスナ47が取り付けられている。そして該カーテン6の後の面部49には、図6、図12に示すように、左右方向(カーテンの幅方向)に所要間隔で配設される前記昇降コード9を挿通させるためのコード挿通部50が、各昇降コード9に対応させて上下方向に所要間隔で並設されている。そして図12〜13に示すように、最下端に位置するコード挿通部50aの稍下側に位置させて、動滑車51aとしての下案内部51が設けられており、該動滑車51aは、球状取付け片52にローラ53を取り付けることによって形成されている。
【0028】
一方前記後のカーテン7は、図1〜5、図7〜8、図12〜13に示すように、窓側に配置され、レース生地を用いた、全体がシート状を呈する透光性カーテンとして形成されており、前記前のカーテン6と同様にして、下端に設けた袋状収容部55にウエイトバー56(図13)が収容されると共に、上縁部分3には、前記面状ファスナ16と着脱自在に係合し得る面状ファスナ47が取り付けられている。そして該後のカーテン7の上端部分には、該上端部分の左右方向に所要間隔で配設される昇降コード9と位置合わせして、図2、図4〜5、図7に示すように、コード挿通孔57がハトメを用いて形成されている。又該カーテン7の後の面部59には、図2、図4〜5、図12に示すように、左右方向に所要間隔で配設される前記昇降コード9を挿通させるためのコード挿通部50が、各昇降コードに対応させて上下方向に所要間隔で並設されている。又最下端に位置するコード挿通部50bの稍下側に位置させて、コード取付部60(図13)が設けられている。
【0029】
そして前後のカーテン6,7の、前記ウエイトバー46,56を含めた自重は、前のカーテン6の自重の1/2が後のカーテン7の自重よりも小さくなるように設定されている。
【0030】
又前記昇降コード9は、1本の紐状に構成されており、その基端側の端部61が、図7、図10に示すように、前記巻取り軸19に設けられた取付片38に抜け止め状態に設けられ、前記巻取り筒39の正回転に伴い、該昇降コード9が該巻取り筒39に順次巻き取られるようになされている。
【0031】
そして該昇降コード9は、図12〜13に示すように、前のカーテン6の後の面部49に上下方向に並設された前記コード挿通部50に上から下に向けて順次挿通せしめられると共に、前記動滑車51aのローラ53に案内され(即ち、下案内部51に経由せしめられ)、上方に延長せしめられ、その後図7に示すように、前記固定滑車41aのローラ44に案内され(即ち、上案内部41に経由せしめられ)、前記後のカーテン7のコード挿通孔57に、その前側から後側に向けて挿通せしめられる。その後図12に示すように、該後のカーテン7の後の面部59に上下方向に並設された前記コード挿通部50に上から下に向けて順次挿通せしめられ、その先端部62が図13に示すように、前記コード取付部60に固定状態とされている。
【0032】
然して、かかる構成を有するカーテン装置1において、前記チェーン26を図3、図10に矢印で示す一方向に周回させると、前記巻取り軸19が正回転して、昇降コード9が図11に示すように巻取り筒39(即ち巻取り軸19)に巻き取られる。前のカーテン6に係る前後のコード部9a1,9b1は、図12〜13に示すように、昇降コード9が動滑車51aとしての下案内部51を経由し、且つ、前のカーテン6の自重の1/2が後のカーテン7の自重よりも小さいために、昇降コード9の該基端側での引上げ操作により、先ず、室内側に位置する前のカーテン6が、図1に示すように、ひだ状部分63が積み重なる状態で引き上げられていく。そして、前のカーテン6が引き上げられた後も前記チェーン26を更に同方向に周回させると、今度は、窓側に位置する後のカーテン7が、ひだ状部分が積み重なる状態で引き上げられていく。図14は、後のカーテン7が完全に引き上げられてひだ状部分65が積み重なった状態を示す。前記のように、図示しない摩擦部材が前記駆動輪22に常時接触状態にあるため、前後のカーテン6,7の所要の引上げ状態は、該駆動輪22の戻りが阻止され、巻き取られた昇降コード9の巻き戻りが阻止されて、所要のカーテン引上げ状態が維持される。
【0033】
この状態で前記チェーン26を逆方向に周回させることにより、前後のカーテン6,7を下降させて図12に示す状態に戻すことができる。
【0034】
〔その他の実施の形態〕
本発明は、前記実施の形態で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
【0035】
(1) 図15は、前後のカーテン6,7の上縁部分2,3を一体化した態様を示すものであり、この場合は、後のカーテン7の上端部分に設けたコード挿通孔54に、前のカーテン6に関連して配設された、下方向に延び且つ下案内部51を経由して上方向に延長するコード部9a,9bが挿通せしめられ、上案内部41が後のカーテン7の後側に位置する。
【0036】
(2) 図16は前記昇降コード9が、後のカーテン7の後の面部59に上下所要間隔で設けられたコード挿通部50に上から下に向けて挿通せしめられ、その後、該カーテン7の下端側に設けた動滑車58aとしての下案内部58を経由して上方向に延長され、その先端部62が該動滑車58aの稍上側において後のカーテン7に固定状態とされた態様を示すものである。なお該動滑車58aは、例えば、前記動滑車51aと同様構成のものである。
このように構成した場合は、昇降コード9が、後のカーテン7の下端側の部分7aにおいては、該後のカーテン7の自重が、動滑車58aを経由した2本のコード部9a2,9b2で支持される状態となる。そのため、今、前のカーテン6の自重の1/2が後のカーテン7の自重の1/2よりも小さいときは、前のカーテン6が完全に上昇した後、後のカーテン7の下端側の部分7aが比較的ゆっくり上昇し、下案内部58が昇降コードの先端部62の高さに達した後は、後のカーテン7の残りの部分7bが比較的早く上昇することになる。
この場合、前のカーテン6の自重の1/2が後のカーテン7の自重よりも小さく、且つ後のカーテン7の自重の1/2が前のカーテンの自重の1/2よりも小さい場合は、昇降コードの基端側での引上げにより、前記下案内部58が昇降コードの先端部62の高さになるまでは、後のカーテンの下端側の部分7aが先に上昇する。その後、前のカーテン6が完全に上昇し、最後に、後のカーテン7の残りの部分7bが上昇することになる。
【0037】
(3) 図17は、図16における場合において、昇降コード9の先端部62が更に上方に延長され、前記支持バー5に固定状態とされた態様を示すものである。
このように構成した場合、前のカーテン6の自重の1/2が後のカーテン7の自重の1/2よりも小さいときは、前のカーテン6が完全に上昇した後に、後のカーテン7が上昇することになる。
【0038】
(4) 前記実施の形態においては、後のカーテン7のコード挿通部50が、該カーテンの後の面部59に設けられているが(図12)、該コード挿通部50が前の面部に設けられることもある。
【0039】
(5) 前後のカーテン6,7の丈は異なることもある。
【0040】
(6) 本発明に係るカーテン装置は、建物の窓部に設置されることの他、間仕切りとして用いられることもあり、前後のカーテン6,7を、使用目的に応じて所要の素材で形成できる。そして昇降コード9は、前後いずれかのカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの下端側に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バーに設けた上案内部に経由せしめられ、その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通せしめられ、その先端部が該カーテンの上下方向の所要部位に固定状態とされる。
【0041】
(7) 下案内部をカーテンの上下方向の所要部位に設けるとは、カーテンの下端側や中間の所要部位に設けることを意味する。特に下端側に設けるとは、カーテンの下端寄りの部位に設けることを意味し、カーテンの最下端乃至その近傍部位に設けるものには限られない。カーテンの最下端から稍上側に設ける態様の一つとしては、カーテンが、上下幅が5〜20cm程度に形成されたフリル状の裾装飾片を有する場合において、該裾装飾片の上側に位置させて設ける態様を挙げることができる。
【0042】
(8) 本発明に係るカーテン装置において前記上案内部は、前記のように支持バーに設けられることの他、カーテンの上端側やカーテンの中間部分等のカーテンの所要部位に設けられることもある。
【0043】
(9) 上案内部41及び下案内部51は、図7、図13に示すような回転自在のローラを用いて構成されることの他、昇降コードを挿通状態等によって案内させ得るものであれば、例えば図18に示すようなリング状をなすもの等、各種に構成できる。
【0044】
(10)昇降コードの先端部をカーテンの所要部位に固定状態とするとは、該先端部をカーテンに固着することの他、図19や図20に示すように、球状部等として形成された先端部62が、カーテンの所要部位に設けられたリング状等をなす係合部66の下縁部分67や上縁部分69と係合する固定状態を含むものである。
【0045】
(11)カーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部50は、例えば図21に示すように、カーテン6又はカーテン7に設けられた透孔として構成されることもある。
【0046】
(12)昇降コードの基端側での引き上げを、図11に示すようにコードの巻き上げによって行う場合、前記巻取り筒39を電動式で回転させるように構成してもよい。
【0047】
(13)昇降コードの基端側での引き上げを、前記のように巻取り具20による巻上げによって行う場合、昇降コードの本数を、前記実施の形態における3本よりも更に増やすことが可能である。これによって、本発明を、左右幅の大なるカーテンに対しても応用できることになる。例えば3〜5m幅のカーテン等、従来は対処し得なかったカーテンに対しても容易に応用できる
【0048】
(14)昇降コードの基端側での引き上げは、図11に示すような巻上げ方式の他、図24に関連して説明したところと同様にして、ロック装置を挿通した昇降コードの束を引き下げ、その後該ロック装置を作動させて行うこともある。
【0049】
(15)本発明に係るカーテン装置において、前後のカーテン6,7の双方又は何れか一方のカーテンを、スラットを多段に配設してなる従来と同様構成のブラインドを用いて構成することも可能である。
この場合は例えば図22に示すように、昇降コード9は、一方のブラインド72としての前のカーテン6の各スラット71に設けられたスリット状のコード挿通部50に上から下に向けて挿通せしめられ、最下端に位置するスラット受板73に設けられた下案内部51を経由して、前記コード挿通部50を下から上に向けて挿通せしめられて後、前記支持バー5に設けた上案内部41(隣り合うローラ74、74からなる)に経由せしめられ、その後、他方のブラインド75としての後カーテン7の各スラット76に設けられたコード挿通部50に、前記と同様にして上から下に向けて挿通せしめられ、その先端部62が、スラット受板77に固定状態とされる。然して、昇降コード9の基端側での引上げと戻しを伴う昇降操作により、前後のブラインド72,75としてのカーテン6,7の上昇と下降を行わせることができる。又、図示しない操作ロッドの回転操作によりラダーテープ78を傾動操作して、各スラット71,76を所要に傾かせることができる。
図22においては、前後のカーテンを共にブラインドとして構成したが、その何れか一方のみをブラインドとし、他方は、前記実施の形態で示したと同様の、全体がシート状を呈するカーテンとして構成することもできる。この場合における該シート状カーテンに対する昇降コードの配設状態は、前記各実施の形態で示したと同様である。
【0050】
【発明の効果】
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係るカーテン装置は、前後のカーテンの上縁部分を支持バーに取着すると共に、一本の昇降コードを、前後いずれかのカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通させて後、該カーテンの下端側等のカーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長させる共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめ、その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通させ、その先端部をカーテンの下端側等のカーテンの上下方向の所要部位に固定状態とし、又は該昇降コードの先端側を、該他方のカーテンの面部の下端側に設けた下案内部を経由して上方に延長させ、昇降コードの先端部をカーテンの所要部位に固定状態とし、或いは、該先端部を更に上方に延長して前記支持バーに固定状態とする構成を採用している。
従って本発明によるときは、該昇降コードの基端側での引上げと戻しを伴う昇降操作によって、前後のカーテンを選択的に或いは同時的に上昇させることができ、又、該上昇させたカーテンを下降させることができる
従来の二重昇降カーテン装置にあっては、前後のカーテンの夫々に対応させて昇降コードを設けていたため、前記したように、前後のカーテンの昇降のために、支持バーの両端側での昇降操作を要する面倒さがあり、又該支持バーの一方の端側で昇降操作を行う場合も、前後の昇降コードが絡む問題があったが、本発明によるときは、かかる問題点を解消でき、前後のカーテンを支持バーの一方の端部側において確実且つ容易に昇降操作できる利点がある。
【0051】
(2) 特に、カーテンの幅方向に所要間隔を置いて配設された昇降コードの基端側での引上げと戻しを、支持バーにその長さ方向に配設した巻取り軸の正逆回転操作によって行う場合は、図25に示すようなロック装置を用いる場合とは異なり、昇降コードの本数を自由に増やせる利点がある。
これにより本発明によるときは、従来のカーテン装置にあっては達成できなかった左右方向幅の大なるカーテンを用いた二重昇降カーテン装置を容易に構成できることとなる。例えば従来の二重昇降カーテン装置にあっては、カーテンの左右幅としては2m50cm程度が限度であったが、本発明によるときは3〜4m程度の左右幅を有するカーテンを用いるときも、二重昇降カーテン装置を容易に構成できる利点がある。
【0052】
(3) いずれか一方のカーテンの自重の1/2を他方のカーテンの自重よりも小さく設定する場合は、昇降コードの基端側での引き上げにより、先ず該一方のカーテンの引き上げを生じさせ、その後に他方のカーテンの引上げを生じさせることができ、カーテンの引き上げに順序を付けることができる。
その具体的な場合として、前記一方のカーテンを、室内側に配置されるカーテンとすると共に他方のカーテンを窓側に配置されるカーテンとするときは、暗幕生地等を用いて形成した室内側のカーテンのみを上昇させ、レース生地等を用いて形成した窓側のカーテンは閉じた状態とすることができ、必要に応じて、窓側のカーテンを所要の上昇状態となし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカーテン装置を正面側から見た斜視図である。
【図2】その背面側から見た部分斜視図である。
【図3】その正面側から見た一部欠切部分斜視図である。
【図4】その背面側から見た部分斜視図である。
【図5】本発明に係るカーテン装置を示す一部欠切の部分背面図である。
【図6】本発明に係るカーテン装置を、後のカーテンを省略して示す一部断面背面図である。
【図7】本発明に係るカーテン装置の上側部分を示す断面図である。
【図8】本発明に係るカーテン装置の上側部分を示す一部欠切斜視図である。
【図9】昇降コードの巻取り装置を示す断面図である。
【図10】昇降コードの巻取り装置を示す斜視図である。
【図11】昇降コードの巻取り装置を、昇降コードの一部を巻き取った状態で示す斜視図である。
【図12】本発明に係るカーテン装置の全体構成を示す一部断面側面図である。
【図13】前後のカーテンの下側部分を示す側面図である。
【図14】前後のカーテンの引上げ状態を示す側面図である。
【図15】本発明に係るカーテン装置の他の態様を示す断面図である。
【図16】本発明に係るカーテン装置のその他の態様を示す一部断面側面図である。
【図17】本発明に係るカーテン装置のその他の態様を示す一部断面側面図である。
【図18】下案内部の他の態様を示す側面図である。
【図19】昇降コードの先端部をカーテンに固定状態とする他の態様を示す側面図である。
【図20】昇降コードの先端部をカーテンに固定状態とする他の態様を示す側面図である。
【図21】コード挿通部の他の態様を示す断面図である。
【図22】ブラインドに応用されたカーテン装置のその他の態様を示す断面図である。
【図23】従来のカーテン装置の一例を示す背面図である。
【図24】従来のカーテン装置の他の例を示す部分斜視図である。
【図25】ロック装置の作用を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 カーテン装置
5 支持バー
6 前のカーテン
7 後のカーテン
9 昇降コード
19 巻取り軸
20 巻取り具
41 上案内部
50 コード挿通部
51 下案内部
71 スラット
76 スラット

Claims (11)

  1. 上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置であって、
    前記した夫々の昇降コードは、前後いずれか一方のカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられ、その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その先端部が、該カーテンの上下方向の所要部位に固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とする二重昇降カーテン装置。
  2. 上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置であって、
    前記した夫々の昇降コードは、前後いずれか一方のカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの下端側に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられ、その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その先端部が、該カーテンの下端側に固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とする二重昇降カーテン装置。
  3. 上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置であって、
    前記した夫々の昇降コードは、前後いずれか一方のカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられ、その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長され、その先端部が該カーテンの所要部位に固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とする二重昇降カーテン装置。
  4. 上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置であって、
    前記した夫々の昇降コードは、前後いずれかのカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられ、その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長され、その先端部が前記支持バーに固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とする二重昇降カーテン装置。
  5. 上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する、室内側に配置された前のカーテンと窓側に配置された後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置であって、
    前記した夫々の昇降コードは、前記前のカーテンに関し、その裏面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの下端側に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バーに設けた上案内部に経由せしめられ、その後、前記後のカーテンの裏面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その先端部が、該カーテンの下端側に固定状態とされており、且つ、前記前のカーテンの自重の1/2が前記後のカーテンの自重よりも小さく設定されており、又、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせることができ、昇降コードの基端側での引上げによって、前のカーテンが先に上昇し、その後に後のカーテンが上昇することを特徴とする二重昇降カーテン装置。
  6. 前記支持バーには、前記カーテンの幅方向に延長する巻取り軸が配設され、該巻取り軸に前記昇降コードの前記基端側が固定されており、該巻取り軸を一方向に回転させることによって前記各昇降コードが該巻取り軸に巻き取られ、これにより前記前後のカーテンを上昇させることができ、一方、該巻取り軸を逆回転させることによって前記各昇降コードが巻き戻され、これにより前記前後のカーテンを下降させ得ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の二重昇降カーテン装置。
  7. 前記支持バーの一端側にロック装置を固定し、各昇降コードの前記基端側を該ロック装置に通し、該ロック装置を通った昇降コードを引くことによって前記前後のカーテンを上昇させることができ、所要の上昇状態で、前記昇降コードがロックされることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の二重昇降カーテン装置。
  8. 上縁部分が支持バーに取着されて前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置であって、前記前のカーテン及び後のカーテンは、共に、スラットを上下多段に並設してなるブラインドとして構成されており、
    前記した夫々の昇降コードは、前後いずれか一方のカーテンに関し、前記ブラインドの全てのスラットに設けられたコード挿通孔に上から下に向けて挿通して後、該ブラインドの下端側に設けられた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられ、その後、他方のブラインドの全てのスラットに設けられたコード挿通孔に上から下に向けて挿通し、その先端部が、該他方のブラインドの下端部に固定状態されており、該昇降コードの基端側での引上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のブラインドの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とする二重昇降カーテン装置。
  9. 上縁部分が支持バーに取着された前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置であって、前のカーテン又は後のカーテンのいずれか一方は、スラットを上下多段に並設してなるブラインドとして構成され、他方のカーテンは全体がシート状に構成されており、
    前記した夫々の昇降コードは、前記ブラインドとしてのカーテンに関し、全てのスラットに設けられたコード挿通孔に上から下に向けて挿通して後、該ブラインドの下端側に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンに設けた上案内部に経由せしめられ、その後、他方のカーテンの面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通し、その先端部が、該カーテンの上下方向の所要部位に固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とする二重昇降カーテン装置。
  10. 上縁部分が支持バーに取着された前後対向する前のカーテンと後のカーテンの上昇と下降を、該カーテンの幅方向の少なくとも両側に対応させて上下方向で配設した昇降コードの昇降操作によって行うように構成された二重昇降カーテン装置であって、前のカーテン又は後のカーテンのいずれか一方は、スラットを上下多段に並設してなるブラインドとして構成され、他方のカーテンは全体がシート状に構成されており、
    前記した夫々の昇降コードは、前記シート状に構成されたカーテンに関し、その面部に上下所要間隔で設けられたコード挿通部に上から下に向けて挿通して後、該カーテンの上下方向の所要部位に設けた下案内部を経由して上方に延長されると共に、前記支持バー又は前記カーテンの所要部位に設けた上案内部に経由せしめられ、その後、前記ブラインドの全てのスラットに設けられたコード挿通孔に上から下に向けて挿通して後、その先端部が、該ブラインドの下端部に固定状態とされており、該昇降コードの基端側での引き上げと戻しを伴う前記昇降操作により、前後のカーテンの上昇と下降を行わせ得ることを特徴とする二重昇降カーテン装置。
  11. いずれか一方のカーテンの自重の1/2が、他方のカーテンの自重よりも小さく設定されており、昇降コードの基端側での引上げによって、前記一方のカーテンが先に上昇し、その後に他方のカーテンが上昇することを特徴とする請求項1、2、3、4、8、9又は10記載の二重昇降カーテン装置。
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