JP3597928B2 - 包装箱 - Google Patents
包装箱 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3597928B2 JP3597928B2 JP34709995A JP34709995A JP3597928B2 JP 3597928 B2 JP3597928 B2 JP 3597928B2 JP 34709995 A JP34709995 A JP 34709995A JP 34709995 A JP34709995 A JP 34709995A JP 3597928 B2 JP3597928 B2 JP 3597928B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- closing lid
- packaging box
- lid
- closed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- HYHMILBQJBUZKJ-UHFFFAOYSA-N CCC1OC=CC1 Chemical compound CCC1OC=CC1 HYHMILBQJBUZKJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/04—Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing annular, disc-shaped, or spherical or like small articles, e.g. tablets or pills
- B65D83/0409—Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing annular, disc-shaped, or spherical or like small articles, e.g. tablets or pills the dispensing means being adapted for delivering one article, or a single dose, upon each actuation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/04—Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing annular, disc-shaped, or spherical or like small articles, e.g. tablets or pills
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装箱に係り、更に詳しくは、タブレット状の清涼菓子またはチューイングガム等よりなる収容物を取出し自在に収容する包装箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
公知のこの種の包装箱は、互いにスライド自在に組み合わされた外箱と内箱とを有しており、よって複数の合成樹脂製の部品が組み合わされた構成となっている。
【0003】
したがって複数の部品を別々に射出成形して組み合わせなければならないという製造上手間がかかる問題があり、また使用者にとっても、余程器用に手指を動かさないと、片手で収容物を取り出すことができない不都合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑み、単一の部品よりなり、しかもフィルムヒンジを備えていて開閉操作時に容器と閉鎖蓋とを相対に回転させる構成であり、もって上記問題を解決することが可能な包装箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による包装箱は、タブレット状の収容物を取出し自在に収容する包装箱において、フィルムヒンジによって互いに結合された容器と、供給口チャンバを備えた閉鎖蓋とを有し、前記閉鎖蓋に設けられた操作部に前記フィルムヒンジを中心として前記閉鎖蓋を回転させるような圧力を加えて閉鎖状態にある閉鎖蓋を容器に対して一方向に回転させることにより閉鎖蓋が開放位置に移動して供給口チャンバが現われ、収容物を取出し可能となり、反対に、開放状態にある閉鎖蓋を容器に対して反対方向に回転させることにより閉鎖蓋が閉鎖位置に移動して供給口チャンバが閉鎖蓋ごと容器内に収容され、収容物を取り出すことができなくなることを特徴とする。
【0006】
また本発明の請求項2による包装箱は、請求項1の包装箱において、容器の内部底面に縦方向リブが設けられ、この縦方向リブが係止する表面凹みが閉鎖蓋の下面に設けられ、閉鎖蓋を開ける際、縦方向リブと係合してロック作用を奏し、閉鎖蓋が通常の開放位置を越えて容器から不測に開放されるのを防止するロック突起が表面凹みに設けられていることを特徴とする。
【0007】
また本発明の請求項3による包装箱は、請求項1の包装箱において、閉鎖蓋に、操作部に隣接して、容器内に挿入される舌片状の延長部が設けられていることにした。
【0008】
また本発明の請求項4による包装箱は、請求項1の包装箱において、閉鎖蓋が開放位置に位置するときに供給口チャンバが容器の内部から現われ、このときこの供給口チャンバの中にある一つまたは所要数の収容物を外部から視認可能であることにした。
【0009】
また本発明の請求項5による包装箱は、請求項1の包装箱において、閉鎖蓋の表面凹みに、この表面凹みを二つの凹みに分割するように中央突起が設けられており、前記中央突起が、開放時に縦方向リブと共働して可聴音を発生させるとともに閉鎖蓋を一定の開放位置にロックし、閉鎖時に縦方向リブと共働して可聴音を発生させるとともに閉鎖蓋を一定の閉鎖位置にロックし、使用者が、前記作動時に発生する音から、包装箱が開放されたことまたは閉鎖されたことを知得可能であることにした。
【0010】
また本発明の請求項6による包装箱は、請求項1の包装箱において、容器の外面に接着されるラベルに、閉鎖蓋の操作部を覆う被覆部が一体に設けられており、前記ラベルと前記被覆部の間にミシン目状の切断予定線が設けられており、閉鎖蓋を開く方向に所定の圧力を加えたときに前記切断予定線が自動的に切断されることにした。
【0011】
【作用】
上記構成を備えた本発明の請求項1による包装箱においては、容器、フィルムヒンジおよび閉鎖蓋が一体に成形されているために、当該包装箱を唯一回の射出成形によって成形することが可能である。他の構成要素である供給口チャンバおよび操作部はそれぞれ閉鎖蓋に一体成形されている。
【0012】
また上記構成を備えた本発明の請求項1による包装箱においては、容器と閉鎖蓋とがフィルムヒンジを介して所定の許容角度をもって相対に回転するようになっており、閉鎖状態にある閉鎖蓋を容器に対して一方向に回転させると、閉鎖蓋が開放位置に移動して供給口チャンバが現われ、タブレット状の収容物を取出し可能となる。また反対に、開放状態にある閉鎖蓋を容器に対して反対方向に回転させると、閉鎖蓋が閉鎖位置に移動して供給口チャンバが閉鎖蓋ごと容器内に収容され、収容物を取り出すことができなくなる。
【0013】
また当該包装箱における閉鎖蓋の回転作動は、手指の動きに叶った合理的な動きである。すなわち、使用者が当該包装箱を片手で持つと、その親指の腹が丁度閉鎖蓋の操作部に当たり、親指を伸ばしたり折り曲げたりする方向と閉鎖蓋の回転方向とが一致することになる。したがって片手で容器を握った状態で容易に親指で閉鎖蓋を開けたり閉めたりすることができ、これによって容易に片手で開閉操作することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
誰でも経験したことがあるように、多数のタブレット状の収容物が容器から零れ出るとその回収が極めて厄介であり、よってこれを未然に防ぐために、本発明は以下の構成を備えている。
【0015】
すなわち、先ず第一に、請求項2に記載されているように、縦方向リブと係合してロック作用を奏し、閉鎖蓋が通常の開放位置を越えて容器から不測に開放されるのを防止するロック突起が閉鎖蓋に設けられているために、このロック突起のロック作用によって収容物が零れ出るのを防止することが可能である。
【0016】
第二に、請求項3に記載されているように、閉鎖蓋に操作部に隣接して容器内に挿入される舌片状の延長部が設けられていて、この延長部が閉鎖蓋が開放位置に位置するときに容器の隔離作用を奏して収容物を落下させないために、この延長部の隔離作用によって収容物が零れ出るのを防止することが可能である。
【0017】
第三に、請求項4に記載されているように、閉鎖蓋が開放位置に位置するときに供給口チャンバが容器の内部から現われ、このときこの供給口チャンバの中にある一つまたは所要数の収容物を外部から視認可能であるために、使用者は、閉鎖蓋を開けてから包装箱を傾けて収容物を取り出すまでの間に、供給口チャンバの中にあってこれから取り出される収容物を目で視て確認することになる。供給口チャンバの中にあってこれから取り出される収容物を目で視て確認するということは、閉鎖蓋を開けたときにチャンバの中にある収容物が零れずにチャンバ内に収容されたままであることを意味しており、よってこのチャンバの収容作用により、収容物が零れ出るのを防止することが可能である。
【0018】
第四に、請求項5に記載されているように、閉鎖蓋の表面凹みにこの表面凹みを二つの凹みに分割するように中央突起が設けられていて、この中央突起が閉鎖時に縦方向リブと共働して可聴音を発生させるとともに閉鎖蓋を一定の閉鎖位置にロックし、使用者が前記作動時に発生する音から包装箱が閉鎖されたことを知得可能であるために、この中央突起の可聴音による告知作用および中央突起のロック作用によって、閉鎖蓋が閉じたことを確実に知ることができ、また閉鎖蓋が不測に開いて収容物が零れ出るのを防止することが可能である。尚、この中央突起の可聴音による告知作用および中央突起のロック作用は、閉鎖蓋の開放時にも発生する。
【0019】
樹脂を材料として一体に成形されるのは、容器、フィルムヒンジおよび閉鎖蓋よりなる包装箱の本体部分であって、包装箱が実際の流通段階に達する迄には更に、商標や商品説明を印刷したラベルがこの本体部分の外面に接着される。これに関して本発明の請求項6による包装箱においては、容器の外面に接着されるラベルに閉鎖蓋の操作部を覆う被覆部が一体に設けられ、ラベルと被覆部の間にミシン目状の切断予定線が設けられ、閉鎖蓋を開く方向に所定の圧力を加えたときに切断予定線が自動的に切断されるようになっているために、切断予定線が未だ切断されていないことによって包装箱が開封されていないことを確認することが可能である。また閉鎖蓋を開く方向に所定の圧力を加えると切断予定線が自動的に切断されるために、切断ないし開封に際して特別の作業を要しない。
【0020】
【実施例】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0021】
図1ないし図8に示すように、当該実施例に係る包装箱は、先ず、長手方向一端部を開口した合成樹脂製の容器1を備えており、この容器1の開口側に適宜の可撓性を備えたフィルムヒンジ2を介して閉鎖蓋3が一体に成形されており、この閉鎖蓋3が容器1に対してフィルムヒンジ2を中心として、図2の閉鎖位置から図6、図7の位置を経て図8の位置の方へ回転自在となっている。図1ないし図4は閉鎖蓋3を閉じた状態、図5および図6は、容器1の内部に収容したタブレット状の収容物Tを取り出すために閉鎖蓋3を開けた通常の開放状態を示しており、通常の使用において、使用者は、この二通りの状態を切替え操作する。また図5および図6に示した通常の開放状態では、これ以上、閉鎖蓋3が開かないよう後記するようにロック機構が作動するが、意図的に大きな力を加えてこのロックを無理やり外すと、閉鎖蓋3が図7の位置、更に図8の位置へと回転可能となる。図2、図6、図7および図8はそれぞれ、当該包装箱の内部構造を分かり易くするため、容器1の天壁1aを切除して描いている。
【0022】
容器1の内部底面1bに、この容器1の長手方向に沿って、縦方向リブ4が一体に成形されている。この縦方向リブ4の横断面は、図3および図4に示したように、斜辺を左側(閉鎖側)に配した略直角三角形とされており、よって閉鎖蓋3を開閉操作するときに、開けるにきつく閉じるに緩いという状態が作り出されている。
【0023】
閉鎖蓋3が容器1に対して図2の閉鎖位置にあるとき、この閉鎖蓋3はその操作部5以外の全部が容器1内に収容され、この状態から回転に応じて徐々に外部に出て来るようになっており、この閉鎖蓋3に、以下のものが一体成形されている。
【0024】
すなわち、先ず、フィルムヒンジ2から最も遠い所に、開閉時に手指を当てる操作部5が設けられており、この操作部5の外部側面に溝状の滑止め6が設けられている。操作部5のフィルムヒンジ2側に供給口チャンバ7が設けられ、また操作部5に隣接して、適宜の可撓性を備えた舌片状ないしトング状の延長部8が設けられている。供給口チャンバ7は、容器1内部に収容されたタブレット状の収容物Tを一つずつこの供給口チャンバ7へ移動させ、更にこの供給口チャンバ7から外部へ取り出すことができるように、容器1内部へ向けての後方と外部へ向けての上方とを開口され、残りの前方、左右側方および下方をそれぞれ壁部7a,7b,7c,7dによって画成されている。容器1内部の収容物Tは、閉鎖蓋3を下げるように当該包装箱を傾けると、延長部8の内面と反対側の案内壁部9とに案内されつつ矢印C方向に移動して来て、供給口チャンバ7内へ入り込むことになる。舌片状の延長部8は、成形後における閉鎖蓋3の閉方向への回転に伴って容器1の内部に差し込まれたもので、閉鎖蓋3が図6の通常の開放位置に位置するときにも延長部8の先端部が容器1内に位置するので、収容物Tを矢印D方向へ落下させない。
【0025】
供給口チャンバ7のフィルムヒンジ2側に位置して閉鎖蓋3の下面に、縦方向リブ4を係止する平面略扇形の表面凹み10が設けられており、この表面凹み10の天壁部分に中央突起11が下向きに設けられている。中央突起11は、閉鎖蓋3を開ける際、縦方向リブ4を乗り越えて「カチッ」という可聴音を発生させるとともに縦方向リブ4と係合して閉鎖蓋3を一定の開放位置にロックし、また閉鎖蓋3を閉じる際、反対方向に縦方向リブ4を乗り越えて「カチッ」という可聴音を発生させるとともに縦方向リブ4と係合して閉鎖蓋3を一定の閉鎖位置にロックするもので、表面凹み10を、回転方向に並んだ二つの凹みに分割する位置に設けられている。また表面凹み10の供給口チャンバ7側の側壁部分の一部または全部をもって、閉鎖蓋3を開ける際、縦方向リブ4と係合してロック作用を奏し、閉鎖蓋3が図6の通常の開放位置を越えて容器1から不測に開放されるのを防止するロック突起12が設けられている。尚、閉鎖蓋3の下面に表面凹み10を設けて、ここにロック機構を設けたのは、容器1の高さと閉鎖蓋3の高さとをできるだけ近付けるためである。
【0026】
また図9は、容器1の外面に接着される紙製のラベル13の展開状態を示している。すなわち、このラベル13は、容器1の上面に接着される接着部分13aと、容器1の側面に接着される接着部分13bと、容器1の下面に接着される接着部分13cとを一体に備えていて、このラベル13に、閉鎖蓋3の操作部5の一部を覆う被覆部14が一体に設けられ、更にこのラベル13と被覆部14の間にミシン目状の切断予定線15が設けられており、操作部5に手指を当てて閉鎖蓋3を開く方向に所定の圧力を加えると、この切断予定線15が自動的に切断されるようになっている。
【0027】
上記構成を備えた包装箱は、上記したようにこれを容易に片手で操作することが可能である。またその構成に基づいて以下の作用効果を奏する。
【0028】
(1) ラベル13に関する構成要素を除く全ての構成要素が容器1、フィルムヒンジ2および閉鎖蓋3を含めて樹脂によって一体に成形されているために、当該包装箱を唯一回の射出成形によって成形することが可能である。したがって当該包装箱を容易に製造することができる。
【0029】
(2) 上記した操作性の良さについては以下のとおりである。すなわち、使用者が当該包装箱を片手で持つと、その親指の腹が丁度、閉鎖蓋3の操作部5に当たり、親指を伸ばしたり折り曲げたりする方向と閉鎖蓋3の回転方向とが一致する。したがって片手で容器1を握った状態で容易に親指で閉鎖蓋3を開けたり閉めたりすることができ、これによって容易に片手で開閉操作することができる。また操作部5の外部側面に溝状の滑止め6が設けられているために、操作時に手指が滑りにくく、操作し易い。
【0030】
(3) 縦方向リブ4と係合してロック作用を奏し、閉鎖蓋3が図6の通常の開放位置を越えて容器1から不測に開放されるのを防止するロック突起12が設けられているために、このロック突起12のロック作用によって収容物Tが零れ出るのを防止することができる。
【0031】
(4) 容器1内に挿入された閉鎖蓋3側の舌片状の延長部8が、閉鎖蓋3が図6の通常の開放位置に位置するときに、容器1の隔離作用を奏して収容物Tを落下させないために、この延長部8の隔離作用によって収容物Tが零れ出るのを防止することができる。
【0032】
【0033】
(5) 閉鎖蓋3を開けたとき、供給口チャンバ7が容器1の内部から現われて来て、この供給口チャンバ7の中にある収容物Tを外部から視認可能であるために、閉鎖蓋3を開けてから包装箱を傾けて収容物Tを取り出すまでの間に、供給口チャンバ7の中にあってこれから取り出される収容物Tを目で視て確認し、それからゆっくりと収容物Tを取り出すことができる。供給口チャンバ7が収容作用を奏することにより、閉鎖蓋3を開けた瞬間に収容物Tが飛び出して来るようなことがない。
【0034】
(6) 閉鎖蓋3を閉じるとき、閉鎖蓋3の下面に設けられた中央突起11が縦方向リブ4を乗り越えて「カチッ」という可聴音を発生させるとともに縦方向リブ4と係合して閉鎖蓋3を一定の閉鎖位置にロックし、使用者が前記作動時に発生する音から包装箱が閉鎖されたことを知得可能であるために、この中央突起11の可聴音による告知作用および中央突起11のロック作用によって、閉鎖蓋3が閉じたことを確実に知ることができ、閉鎖状態を安定させることができ、また閉鎖蓋3が不測に開いて収容物Tが零れ出るのを防止することができる。また閉鎖蓋3を開けるときにも同様の効果がある。
【0035】
(7) 容器1の外面に接着されるラベル13に閉鎖蓋3の操作部5を覆う被覆部14が一体に設けられ、ラベル13と被覆部14の間にミシン目状の切断予定線15が設けられ、閉鎖蓋3を開く方向に所定の圧力を加えたときに切断予定線15が自動的に切断されるようになっているために、切断予定線15が未だ切断されていないことによって包装箱が開封されていないことを確認することができる。また閉鎖蓋3を開く方向に所定の圧力を加えると切断予定線15が自動的に切断されるために、切断ないし開封に際して特別の作業が不要である。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0037】
先ず、請求項1に係る発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、ラベルに関する構成要素を除く全ての構成要素が容器、フィルムヒンジおよび閉鎖蓋を含めて一体に成形されているために、当該包装箱を唯一回の射出成形によって成形することが可能である。したがって当該包装箱を容易に製造することができる。
【0038】
また使用者が当該包装箱を片手で持ったときに、その親指の腹が丁度、閉鎖蓋の操作部に当たり、親指を伸ばしたり折り曲げたりする方向と閉鎖蓋の回転方向とが一致する。したがって片手で容器を握った状態で容易に親指で閉鎖蓋を開けたり閉めたりすることができ、これによって容易に片手で開閉操作することができる。
【0039】
これに加えて、請求項2に係る発明は、以下の特有の効果を奏する。
すなわち、縦方向リブと係合してロック作用を奏し、閉鎖蓋が通常の開放位置を越えて容器から不測に開放されるのを防止するロック突起が設けられているために、このロック突起のロック作用によって収容物が零れ出るのを防止することができる。
【0040】
請求項3に係る発明は、以下の特有の効果を奏する。
すなわち、容器内に挿入された閉鎖蓋側の舌片状の延長部が、閉鎖蓋が通常の開放位置に位置するときに、容器の隔離作用を奏して収容物を落下させないために、この延長部の隔離作用によって収容物が零れ出るのを防止することができる。
【0041】
【0042】
請求項4に係る発明は、以下の特有の効果を奏する。
すなわち、閉鎖蓋を開けたとき、供給口チャンバが容器の内部から現われて来て、この供給口チャンバの中にある収容物を外部から視認可能であるために、閉鎖蓋を開けてから包装箱を傾けて収容物を取り出すまでの間に、供給口チャンバの中にあってこれから取り出される収容物を目で視て確認し、それからゆっくりと収容物を取り出すことができる。供給口チャンバが収容作用を奏することにより、閉鎖蓋を開けた瞬間に収容物が飛び出して来るようなことがない。
【0043】
請求項5に係る発明は、以下の特有の効果を奏する。
すなわち、閉鎖蓋を閉じるとき、閉鎖蓋に設けられた中央突起が縦方向リブと共働して可聴音を発生させるとともに閉鎖蓋を一定の閉鎖位置にロックし、使用者が前記作動時に発生する音から包装箱が閉鎖されたことを知得可能であるために、この中央突起の可聴音による告知作用および中央突起のロック作用によって、閉鎖蓋が閉じたことを確実に知ることができ、閉鎖状態を安定させることができ、また閉鎖蓋が不測に開いて収容物が零れ出るのを防止することができる。また閉鎖蓋を開けるときにも同様の効果がある。
【0044】
請求項6に係る発明は、以下の特有の効果を奏する。
すなわち、容器の外面に接着されるラベルに閉鎖蓋の操作部を覆う被覆部が一体に設けられ、ラベルと被覆部の間にミシン目状の切断予定線が設けられ、閉鎖蓋を開く方向に所定の圧力を加えたときに切断予定線が自動的に切断されるようになっているために、切断予定線が未だ切断されていないことによって包装箱が開封されていないことを確認することができる。また閉鎖蓋を開く方向に所定の圧力を加えると切断予定線が自動的に切断されるために、切断ないし開封に際して特別の作業が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る包装箱の閉鎖状態を示す斜視図
【図2】同閉鎖状態を示す一部切欠した平面図
【図3】図2におけるA−A線拡大断面図
【図4】図2におけるB−B線拡大断面図
【図5】同包装箱の通常の開放状態を示す斜視図
【図6】同開放状態を示す一部切欠した平面図
【図7】閉鎖蓋を更に開放した状態を示す一部切欠した平面図
【図8】閉鎖蓋を更に開放した状態を示す一部切欠した平面図
【図9】ラベルの展開図
【符号の説明】
1 容器
1a 天壁
1b 内部底面
1c 内部側面
2 フィルムヒンジ
3 閉鎖蓋
4 縦方向リブ
5 操作部
6 滑止め
7 供給口チャンバ
7a,7b,7c,7d 壁部
8 延長部
9 案内壁部
10 表面凹み
11 中央突起
12 ロック突起
13 ラベル
13a,13b,13c 接着部分
14 被覆部
15 切断予定線
T 収容物
Claims (6)
- タブレット状の収容物(T)を取出し自在に収容する包装箱において、
フィルムヒンジ(2)によって互いに結合された容器(1)と、供給口チャンバ(7)を備えた閉鎖蓋(3)とを有し、
前記閉鎖蓋(3)に設けられた操作部(5)に前記フィルムヒンジ(2)を中心として前記閉鎖蓋(3)を回転させるような圧力を加えて閉鎖状態にある閉鎖蓋(3)を容器(1)に対して一方向に回転させることにより閉鎖蓋(3)が開放位置に移動して供給口チャンバ(7)が現われ、収容物(T)を取出し可能となり、
反対に、開放状態にある閉鎖蓋(3)を容器(1)に対して反対方向に回転させることにより閉鎖蓋(3)が閉鎖位置に移動して供給口チャンバ(7)が閉鎖蓋(3)ごと容器(1)内に収容され、収容物(T)を取り出すことができなくなることを特徴とする包装箱。 - 請求項1の包装箱において、
容器(1)の内部底面(1b)に縦方向リブ(4)が設けられ、この縦方向リブ(4)が係止する表面凹み(10)が閉鎖蓋(3)の下面に設けられ、閉鎖蓋(3)を開ける際、縦方向リブ(4)と係合してロック作用を奏し、閉鎖蓋(3)が通常の開放位置を越えて容器(1)から不測に開放されるのを防止するロック突起(12)が表面凹み(10)に設けられていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1の包装箱において、
閉鎖蓋(3)に、操作部(5)に隣接して、容器(1)内に挿入される舌片状の延長部(8)が設けられていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1の包装箱において、
閉鎖蓋(3)が開放位置に位置するときに供給口チャンバ(7)が容器(1)の内部から現われ、このときこの供給口チャンバ(7)の中にある一つまたは所要数の収容物(T)を外部から視認可能であることを特徴とする包装箱。 - 請求項1の包装箱において、
閉鎖蓋(3)の表面凹み(10)に、この表面凹み(10)を二つの凹みに分割するように中央突起(11)が設けられており、
前記中央突起(11)が、開放時に縦方向リブ(4)と共働して可聴音を発生させるとともに閉鎖蓋(3)を一定の開放位置にロックし、閉鎖時に縦方向リブ(4)と共働して可聴音を発生させるとともに閉鎖蓋(3)を一定の閉鎖位置にロックし、
使用者が、前記作動時に発生する音から、包装箱が開放されたことまたは閉鎖されたことを知得可能であることを特徴とする包装箱。 - 請求項1の包装箱において、
容器(1)の外面に接着されるラベル(13)に、閉鎖蓋(3)の操作部(5)を覆う被覆部(14)が一体に設けられており、
前記ラベル(13)と前記被覆部(14)の間にミシン目状の切断予定線(15)が設けられており、
閉鎖蓋(3)を開く方向に所定の圧力を加えたときに前記切断予定線(15)が自動的に切断されることを特徴とする包装箱。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE29506540.0 | 1995-04-23 | ||
DE29506540U DE29506540U1 (de) | 1995-04-23 | 1995-04-23 | Tabletten Verpackungsschachtel |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08295375A JPH08295375A (ja) | 1996-11-12 |
JP3597928B2 true JP3597928B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=8006968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34709995A Expired - Fee Related JP3597928B2 (ja) | 1995-04-23 | 1995-12-15 | 包装箱 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0824485B1 (ja) |
JP (1) | JP3597928B2 (ja) |
KR (1) | KR100353759B1 (ja) |
CN (1) | CN1074378C (ja) |
AU (1) | AU5498996A (ja) |
CA (1) | CA2174695A1 (ja) |
DE (3) | DE29506540U1 (ja) |
RU (1) | RU2202503C2 (ja) |
WO (1) | WO1996033927A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20008235U1 (de) | 2000-05-11 | 2001-09-13 | Goh Djing San | Verpackungsschachtel für Tabletten |
JP3593089B2 (ja) * | 2001-11-06 | 2004-11-24 | 株式会社スダックス | 物品取出容器 |
MXPA05002992A (es) * | 2002-09-20 | 2005-06-22 | Meadwestvaco Corp | Despachador de pildoras a prueba de ninos. |
JP4329928B2 (ja) * | 2003-07-31 | 2009-09-09 | 株式会社吉野工業所 | 粒状物ケース |
GB2412369A (en) * | 2004-03-25 | 2005-09-28 | Fold Hill Foods Ltd | A tablet dispenser |
KR100574386B1 (ko) * | 2004-10-08 | 2006-04-27 | 구행완 | 유희용 행운숫자가 표현된 구형 껌 |
JP4961845B2 (ja) * | 2006-06-09 | 2012-06-27 | 凸版印刷株式会社 | 携帯用振出し容器への内容物充填方法 |
JP5620306B2 (ja) * | 2011-02-24 | 2014-11-05 | 株式会社吉野工業所 | 粒状物収納容器 |
CN104495101A (zh) * | 2015-01-05 | 2015-04-08 | 济南高达信息技术有限公司 | 一种盒装止咳棒棒方糖 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3042256A (en) * | 1959-11-27 | 1962-07-03 | Sanner Edward | Tablet dispensing device |
FR1459751A (fr) * | 1965-01-18 | 1966-11-25 | Safet Embamet Lethias | Boîte à distributeur pour cachets, pastilles et articles similaires |
FR2109222A5 (ja) * | 1970-10-07 | 1972-05-26 | Safet Embamet Lethias | |
DE3022411A1 (de) * | 1980-06-14 | 1982-01-07 | Alfred Von 4178 Kevelaer Schuckmann | Behaelter zur einzel-portionierten ausgabe von tabletten |
DE4319609C1 (de) * | 1993-06-14 | 1995-05-24 | Boehringer Ingelheim Kg | Spender für feste Arzneimittel |
-
1995
- 1995-04-23 DE DE29506540U patent/DE29506540U1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-12-15 JP JP34709995A patent/JP3597928B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-04-01 DE DE59605720T patent/DE59605720D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-04-01 AU AU54989/96A patent/AU5498996A/en not_active Abandoned
- 1996-04-01 CN CN96193458A patent/CN1074378C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1996-04-01 DE DE19680282T patent/DE19680282D2/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-04-01 WO PCT/EP1996/001423 patent/WO1996033927A1/de active IP Right Grant
- 1996-04-01 EP EP96911984A patent/EP0824485B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-04-01 RU RU97119645/13A patent/RU2202503C2/ru not_active IP Right Cessation
- 1996-04-01 KR KR1019970706832A patent/KR100353759B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-04-22 CA CA002174695A patent/CA2174695A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE59605720D1 (de) | 2000-09-14 |
RU2202503C2 (ru) | 2003-04-20 |
JPH08295375A (ja) | 1996-11-12 |
DE29506540U1 (de) | 1995-08-31 |
KR100353759B1 (ko) | 2003-08-21 |
WO1996033927A1 (de) | 1996-10-31 |
CA2174695A1 (en) | 1996-10-24 |
EP0824485B1 (de) | 2000-08-09 |
KR19980703428A (ko) | 1998-11-05 |
CN1074378C (zh) | 2001-11-07 |
AU5498996A (en) | 1996-11-18 |
DE19680282D2 (de) | 1999-03-11 |
CN1182401A (zh) | 1998-05-20 |
EP0824485A1 (de) | 1998-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7617935B2 (en) | Reusable child-resistant, senior friendly unit dose container | |
US9260237B2 (en) | Cap for dispensing liquids or gels | |
JP3597928B2 (ja) | 包装箱 | |
US4257537A (en) | Child resistant sifter type closure | |
US6561379B1 (en) | Packaging box for tablets | |
US5918758A (en) | Containers | |
US5715969A (en) | Container for health care product | |
US6379330B1 (en) | Container for a hypodermic syringe | |
US8181772B2 (en) | Dispenser with corner latches | |
WO2003094823A1 (en) | Container for blister pack | |
CA2107705C (en) | Package having a sliding closure for dispensing pill or pellet type products | |
KR100809763B1 (ko) | 정제용 패키징 박스 | |
EP2945873B1 (en) | Cap for dispensing liquids or gels | |
JP5867135B2 (ja) | 蓋付容器 | |
JP3936232B2 (ja) | 粒状物用容器 | |
JP3628835B2 (ja) | 容器のワンタッチキャップ | |
JP4961845B2 (ja) | 携帯用振出し容器への内容物充填方法 | |
JP4837178B2 (ja) | 物品収納容器 | |
JPH0335393Y2 (ja) | ||
WO2003055765A1 (en) | Small container | |
JP4653463B2 (ja) | 錠剤容器 | |
JP2023518817A (ja) | 容器用の再閉鎖可能な蓋 | |
JP4123010B2 (ja) | 錠剤容器 | |
JP2569740Y2 (ja) | 包装容器の注出口組立体 | |
JP2006193166A (ja) | センサーチップ振出し容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040414 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040610 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040811 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040910 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070917 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |