JP2569740Y2 - 包装容器の注出口組立体 - Google Patents
包装容器の注出口組立体Info
- Publication number
- JP2569740Y2 JP2569740Y2 JP1992041935U JP4193592U JP2569740Y2 JP 2569740 Y2 JP2569740 Y2 JP 2569740Y2 JP 1992041935 U JP1992041935 U JP 1992041935U JP 4193592 U JP4193592 U JP 4193592U JP 2569740 Y2 JP2569740 Y2 JP 2569740Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spout
- packaging container
- lid
- beverage
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cartons (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、包装容器の注出口組立
体に関するものである。
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体状又は流動体状の食品(以
下、「飲料」という。)を収容した包装容器から飲料を
注出する際に、例えばゲーブルトップタイプの紙容器で
ある場合、包装容器の密封部を押し開いて注出口を形成
するようにしている。ところが、この種の包装容器は、
密封部を押し開いて注出口を形成した後、収容した飲料
を一度で注出する場合には適しているが、複数回に分け
て注出する場合には、何度も注出口が開閉され、注出口
の部分に飲料が付着するなどして包材が劣化してしま
う。
下、「飲料」という。)を収容した包装容器から飲料を
注出する際に、例えばゲーブルトップタイプの紙容器で
ある場合、包装容器の密封部を押し開いて注出口を形成
するようにしている。ところが、この種の包装容器は、
密封部を押し開いて注出口を形成した後、収容した飲料
を一度で注出する場合には適しているが、複数回に分け
て注出する場合には、何度も注出口が開閉され、注出口
の部分に飲料が付着するなどして包材が劣化してしま
う。
【0003】そこで、包装容器のトップ部分の屋根状の
傾斜部に、注出口本体とキャップから成る注出口組立体
を埋め込み、前記注出口本体に形成された注出口を介し
て飲料を注出することができるようにしたものが提供さ
れている。この場合、注出口本体に注出口を閉じる封鎖
部が形成されていて、前記注出口本体をキャップが覆う
ようになっている。そして、包装容器から飲料を注出す
る場合には、前記キャップを外し、前記封鎖部を破断す
ることによって前記注出口を開封することができる。
傾斜部に、注出口本体とキャップから成る注出口組立体
を埋め込み、前記注出口本体に形成された注出口を介し
て飲料を注出することができるようにしたものが提供さ
れている。この場合、注出口本体に注出口を閉じる封鎖
部が形成されていて、前記注出口本体をキャップが覆う
ようになっている。そして、包装容器から飲料を注出す
る場合には、前記キャップを外し、前記封鎖部を破断す
ることによって前記注出口を開封することができる。
【0004】また、注出口本体と蓋(ふた)をヒンジ用
薄肉部を介して一体的に成形して注出口組立体とし、該
注出口組立体を包装容器のトップ部分の屋根状の傾斜部
に埋め込むようにしたものが提供されている。この場
合、前記蓋はヒンジ用薄肉部によって注出口本体に接続
されていて、包装容器から飲料を注出する場合には、前
記蓋の一部を破断することによって前記注出口を開封
し、その後は、ヒンジ支持された蓋を開閉することがで
きるようになっている。
薄肉部を介して一体的に成形して注出口組立体とし、該
注出口組立体を包装容器のトップ部分の屋根状の傾斜部
に埋め込むようにしたものが提供されている。この場
合、前記蓋はヒンジ用薄肉部によって注出口本体に接続
されていて、包装容器から飲料を注出する場合には、前
記蓋の一部を破断することによって前記注出口を開封
し、その後は、ヒンジ支持された蓋を開閉することがで
きるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の包装容器の注出口においては、包装容器のトップ部
分にキャップ、蓋等(以下、「蓋体」という。)が設け
られているため、トップ部分に印刷を施すことが困難と
なり、包装容器の各側壁において飲料の種類を表示する
印刷を施すようにしている。
来の包装容器の注出口においては、包装容器のトップ部
分にキャップ、蓋等(以下、「蓋体」という。)が設け
られているため、トップ部分に印刷を施すことが困難と
なり、包装容器の各側壁において飲料の種類を表示する
印刷を施すようにしている。
【0006】したがって、側壁を透視することができな
い箱枠の中に包装容器を密接させて並べた場合には、包
装容器を取り出すまで飲料の内容を表示した部分を見る
ことができず、包装容器に収容された飲料の種類を識別
することができない。また、店頭の冷蔵ショーケースの
棚などに多数の包装容器を密接させて並べた場合、棚の
奥の方に位置する包装容器の側壁が他の包装容器によっ
て隠されてしまうため、飲料の内容を表示した部分を見
ることができず、包装容器に収容された飲料の種類を識
別することができない。
い箱枠の中に包装容器を密接させて並べた場合には、包
装容器を取り出すまで飲料の内容を表示した部分を見る
ことができず、包装容器に収容された飲料の種類を識別
することができない。また、店頭の冷蔵ショーケースの
棚などに多数の包装容器を密接させて並べた場合、棚の
奥の方に位置する包装容器の側壁が他の包装容器によっ
て隠されてしまうため、飲料の内容を表示した部分を見
ることができず、包装容器に収容された飲料の種類を識
別することができない。
【0007】さらに、包装容器の注出口においては、飲
料が容易に漏れ出さないように蓋体が注出口本体に係止
されているため、ある程度の力で蓋体を引き剥(は)が
すか、押し込んで蓋体を開放させる必要がある。特に、
子供などが蓋体を開放させる際には、指の力が小さいた
めに注出口に指が触れることがあり、不衛生であるばか
りでなく、指に飲料が付着してしまう。
料が容易に漏れ出さないように蓋体が注出口本体に係止
されているため、ある程度の力で蓋体を引き剥(は)が
すか、押し込んで蓋体を開放させる必要がある。特に、
子供などが蓋体を開放させる際には、指の力が小さいた
めに注出口に指が触れることがあり、不衛生であるばか
りでなく、指に飲料が付着してしまう。
【0008】本考案は、前記従来の包装容器の注出口の
問題点を解決して、注出口の開封や蓋体の開放を容易に
し、開封や開放の際に注出口に指が触れたり、指に飲料
が付着することがなく、かつ、箱枠や冷蔵ショーケース
の棚などに多数の包装容器を密接させて並べた場合でも
収容された飲料の種類を容易に識別することができる包
装容器の注出口組立体を提供することを目的とする。
問題点を解決して、注出口の開封や蓋体の開放を容易に
し、開封や開放の際に注出口に指が触れたり、指に飲料
が付着することがなく、かつ、箱枠や冷蔵ショーケース
の棚などに多数の包装容器を密接させて並べた場合でも
収容された飲料の種類を容易に識別することができる包
装容器の注出口組立体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本考案の包
装容器の注出口組立体は、包装容器に装着されるように
なっている。そして、中央に注出口が、周縁に包装容器
への係止手段が形成された注出口本体と前記注出口に対
して着脱自在に配設された蓋体とを有する。
装容器の注出口組立体は、包装容器に装着されるように
なっている。そして、中央に注出口が、周縁に包装容器
への係止手段が形成された注出口本体と前記注出口に対
して着脱自在に配設された蓋体とを有する。
【0010】また、前記蓋体の本体部分の外側表面に、
飲料の種類を表示する表示部が形成される。そして、該
表示部は、前記本体部分より大きく、該本体部分の周縁
から外方に張り出して形成される。
飲料の種類を表示する表示部が形成される。そして、該
表示部は、前記本体部分より大きく、該本体部分の周縁
から外方に張り出して形成される。
【0011】
【作用】本考案によれば、前記のように、包装容器の注
出口組立体は、包装容器に装着されるようになってい
る。そして、中央に注出口が、周縁に包装容器への係止
手段が形成された注出口本体と前記注出口に対して着脱
自在に配設された蓋体とを有する。また、前記蓋体の本
体部分の外側表面に、飲料の種類を表示する表示部が形
成される。そして、該表示部は、前記本体部分より大き
く、該本体部分の周縁から外方に張り出して形成され
る。
出口組立体は、包装容器に装着されるようになってい
る。そして、中央に注出口が、周縁に包装容器への係止
手段が形成された注出口本体と前記注出口に対して着脱
自在に配設された蓋体とを有する。また、前記蓋体の本
体部分の外側表面に、飲料の種類を表示する表示部が形
成される。そして、該表示部は、前記本体部分より大き
く、該本体部分の周縁から外方に張り出して形成され
る。
【0012】この場合、表示部を見るだけで飲料の種類
を識別することができる。そして、表示部は、本体部分
より大きく、本体部分の周縁から外方に張り出して形成
されるので、注出口の周囲にほこりなどが付着するのを
防止することができるとともに、注出口を開封したり蓋
体を開放したりするための摘(つま)みを形成すること
ができる。したがって、例えば、前記蓋体と注出口本体
とが一体成形されたものにおいては、前記表示部の張り
出した部分に指をかけることによって蓋体を引き剥がし
て注出口を開封したり、開封した後に蓋体を開放したり
することができる。
を識別することができる。そして、表示部は、本体部分
より大きく、本体部分の周縁から外方に張り出して形成
されるので、注出口の周囲にほこりなどが付着するのを
防止することができるとともに、注出口を開封したり蓋
体を開放したりするための摘(つま)みを形成すること
ができる。したがって、例えば、前記蓋体と注出口本体
とが一体成形されたものにおいては、前記表示部の張り
出した部分に指をかけることによって蓋体を引き剥がし
て注出口を開封したり、開封した後に蓋体を開放したり
することができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本考案の第1の実施例を
示す包装容器の注出口組立体の平面図、図2は本考案の
第1の実施例を適用した包装容器の断面図、図3は本考
案の第1の実施例を示す包装容器の注出口組立体の斜視
図、図4は本考案の第1の実施例を示す包装容器の注出
口組立体の断面図、図5は本考案の第1の実施例におけ
る破断用薄肉部の断面図、図6は本考案の第1の実施例
におけるヒンジ用薄肉部の断面図である。
ながら詳細に説明する。図1は本考案の第1の実施例を
示す包装容器の注出口組立体の平面図、図2は本考案の
第1の実施例を適用した包装容器の断面図、図3は本考
案の第1の実施例を示す包装容器の注出口組立体の斜視
図、図4は本考案の第1の実施例を示す包装容器の注出
口組立体の断面図、図5は本考案の第1の実施例におけ
る破断用薄肉部の断面図、図6は本考案の第1の実施例
におけるヒンジ用薄肉部の断面図である。
【0014】図において、11は飲料を収容する包装容
器であり、該包装容器11は紙の内面及び外面をポリエ
チレンで被覆した包材で形成されている。12は該包装
容器11のトップ部分における屋根状の傾斜部16に装
着された注出口組立体である。該注出口組立体12は、
注出口本体13と蓋14から成るとともに、ポリエチレ
ンなどの樹脂を射出成形することによって一体的に成形
される。
器であり、該包装容器11は紙の内面及び外面をポリエ
チレンで被覆した包材で形成されている。12は該包装
容器11のトップ部分における屋根状の傾斜部16に装
着された注出口組立体である。該注出口組立体12は、
注出口本体13と蓋14から成るとともに、ポリエチレ
ンなどの樹脂を射出成形することによって一体的に成形
される。
【0015】前記注出口本体13は薄板部分21と厚板
部分22から成り、前記薄板部分21の中央に注出口2
0が、周縁に鍔(つば)状部18が形成され、また、前
記厚板部分22は蓋14に隣接する位置に形成され、蓋
14をヒンジ支持するための強度を与えている。そし
て、注出口本体13上の前記蓋14の周囲の所定箇所、
例えば蓋14の左右両側には所定の高さを有するリム2
3が突出して形成されていて、該リム23の外側壁面に
は係止用突起25〜28が一体成形されている。
部分22から成り、前記薄板部分21の中央に注出口2
0が、周縁に鍔(つば)状部18が形成され、また、前
記厚板部分22は蓋14に隣接する位置に形成され、蓋
14をヒンジ支持するための強度を与えている。そし
て、注出口本体13上の前記蓋14の周囲の所定箇所、
例えば蓋14の左右両側には所定の高さを有するリム2
3が突出して形成されていて、該リム23の外側壁面に
は係止用突起25〜28が一体成形されている。
【0016】一方、前記屋根状の傾斜部16には、前記
注出口組立体12を装着するために開口17が形成され
ている。そして、前記注出口本体13を包装容器11に
装着する場合は、包材の内側から前記開口17に沿って
リム23を挿入する。そして、鍔状部18を開口17の
周縁に当接するまで送り込むと、前記係止用突起25〜
28が開口17の周縁に係止されるようになっている。
注出口組立体12を装着するために開口17が形成され
ている。そして、前記注出口本体13を包装容器11に
装着する場合は、包材の内側から前記開口17に沿って
リム23を挿入する。そして、鍔状部18を開口17の
周縁に当接するまで送り込むと、前記係止用突起25〜
28が開口17の周縁に係止されるようになっている。
【0017】前記蓋14は、注出口20に対応する形状
を備えた本体部分31を有している。該本体部分31
は、破断用薄肉部32を介して前記薄板部分21と、ヒ
ンジ用薄肉部34を介して前記厚板部分22と接続され
ている。すなわち、注出口20を開封する前の状態にお
いては、前記破断用薄肉部32及びヒンジ用薄肉部34
によって注出口20は密封されている。
を備えた本体部分31を有している。該本体部分31
は、破断用薄肉部32を介して前記薄板部分21と、ヒ
ンジ用薄肉部34を介して前記厚板部分22と接続され
ている。すなわち、注出口20を開封する前の状態にお
いては、前記破断用薄肉部32及びヒンジ用薄肉部34
によって注出口20は密封されている。
【0018】そして、包装容器11から飲料を初めて注
出する場合、蓋14を引き剥がすことによって前記破断
用薄肉部32を破断し、注出口20を開封することがで
きる。この場合、前記本体部分31と厚板部分22がヒ
ンジ用薄肉部34を介して接続され、蓋14が厚板部分
22にヒンジ支持されているので、前記注出口20を開
封させた後、前記蓋14を繰り返し開閉することができ
る。
出する場合、蓋14を引き剥がすことによって前記破断
用薄肉部32を破断し、注出口20を開封することがで
きる。この場合、前記本体部分31と厚板部分22がヒ
ンジ用薄肉部34を介して接続され、蓋14が厚板部分
22にヒンジ支持されているので、前記注出口20を開
封させた後、前記蓋14を繰り返し開閉することができ
る。
【0019】また、本体部分31の側壁における前記破
断用薄肉部32の上方には、蓋係止用突起35が形成さ
れている。該蓋係止用突起35は、蓋14を引き剥がし
て注出口20を開封した後に再び閉じると、前記薄板部
分21に係止されるようになっていて、蓋14の閉鎖状
態を保つことができる。さらに、前記本体部分31の外
側表面には、飲料の種類を表示する表示部36が一体的
に形成されている。例えば、飲料がリンゴジュースであ
る場合、表示部36には図に示すように飲料の原料とな
るリンゴを表すイラストが描かれる。また、表示部36
を飲料の原料となるリンゴを表す立体形状とすることも
できる。したがって、購買者は、表示部36を見ること
によって飲料の種類を識別することができる。
断用薄肉部32の上方には、蓋係止用突起35が形成さ
れている。該蓋係止用突起35は、蓋14を引き剥がし
て注出口20を開封した後に再び閉じると、前記薄板部
分21に係止されるようになっていて、蓋14の閉鎖状
態を保つことができる。さらに、前記本体部分31の外
側表面には、飲料の種類を表示する表示部36が一体的
に形成されている。例えば、飲料がリンゴジュースであ
る場合、表示部36には図に示すように飲料の原料とな
るリンゴを表すイラストが描かれる。また、表示部36
を飲料の原料となるリンゴを表す立体形状とすることも
できる。したがって、購買者は、表示部36を見ること
によって飲料の種類を識別することができる。
【0020】図7は箱枠の積重ね状態図、図8は本考案
の第1の実施例が適用された包装容器を箱枠内に収容し
た状態図、図9は本考案の第1の実施例が適用された包
装容器を冷蔵ショーケースの棚に配列した状態図であ
る。図7において、11は包装容器、37は該包装容器
11を収容するH型箱枠である。該H型箱枠37は透視
することができない側壁を2面に有しており、内部に複
数の包装容器11を収容する。また、H型箱枠37は、
包装容器11を収容したまま90度角度を変えて、交互
に積み重ねることによって周囲全体を閉鎖することがで
きるようになっている。そして、複数のH型箱枠37を
積み重ねた状態で店頭に置き、購買者がH型箱枠37の
中から欲しいものを取り出すことができるようにした場
合、側方向から包装容器11を見ることができないが、
各包装容器11のトップ部分の表示部36(図1)を見
るだけで飲料の種類を識別することができる。
の第1の実施例が適用された包装容器を箱枠内に収容し
た状態図、図9は本考案の第1の実施例が適用された包
装容器を冷蔵ショーケースの棚に配列した状態図であ
る。図7において、11は包装容器、37は該包装容器
11を収容するH型箱枠である。該H型箱枠37は透視
することができない側壁を2面に有しており、内部に複
数の包装容器11を収容する。また、H型箱枠37は、
包装容器11を収容したまま90度角度を変えて、交互
に積み重ねることによって周囲全体を閉鎖することがで
きるようになっている。そして、複数のH型箱枠37を
積み重ねた状態で店頭に置き、購買者がH型箱枠37の
中から欲しいものを取り出すことができるようにした場
合、側方向から包装容器11を見ることができないが、
各包装容器11のトップ部分の表示部36(図1)を見
るだけで飲料の種類を識別することができる。
【0021】図8において、11は包装容器、38は該
包装容器11を収容する平型箱枠である。該平型箱枠3
8は透視することができない側壁を4面に有しており、
内部に複数の包装容器11を収容する。この場合も、平
型箱枠38は包装容器11を収容したまま積み重ねるこ
とができる。複数の平型箱枠38を積み重ねた状態で店
頭に置き、購買者が平型箱枠38の中から欲しいものを
取り出すことができるようにした場合、各包装容器11
のトップ部分の表示部36を見るだけで飲料の種類を識
別することができる。
包装容器11を収容する平型箱枠である。該平型箱枠3
8は透視することができない側壁を4面に有しており、
内部に複数の包装容器11を収容する。この場合も、平
型箱枠38は包装容器11を収容したまま積み重ねるこ
とができる。複数の平型箱枠38を積み重ねた状態で店
頭に置き、購買者が平型箱枠38の中から欲しいものを
取り出すことができるようにした場合、各包装容器11
のトップ部分の表示部36を見るだけで飲料の種類を識
別することができる。
【0022】なお、図8に示すように、それぞれ異なる
飲料を収容する多数の包装容器11を同じ平型箱枠38
などに収容することができるようになり、店頭における
展示機能が向上する。図9において、11は包装容器、
41は店頭の冷蔵ショーケースの棚、43は包装容器1
1のトップ部分、44は包装容器11の側壁における表
示部である。
飲料を収容する多数の包装容器11を同じ平型箱枠38
などに収容することができるようになり、店頭における
展示機能が向上する。図9において、11は包装容器、
41は店頭の冷蔵ショーケースの棚、43は包装容器1
1のトップ部分、44は包装容器11の側壁における表
示部である。
【0023】前記蓋14(図2)は包装容器11のトッ
プ部分43における屋根状の傾斜部16に設けられると
ともに、該蓋14に表示部36が形成されるため、図に
示すように、棚41の上に多数の包装容器11を密接さ
せて並べた場合でも、前記表示部36が隠れることはな
く、購買者は飲料の種類を容易に識別することができ
る。また、家庭用の冷蔵庫の扉棚などに包装容器11を
収容した場合、包装容器11を扉棚から取り出すことな
く前記表示部36を見るだけで飲料の種類を識別するこ
とができる。
プ部分43における屋根状の傾斜部16に設けられると
ともに、該蓋14に表示部36が形成されるため、図に
示すように、棚41の上に多数の包装容器11を密接さ
せて並べた場合でも、前記表示部36が隠れることはな
く、購買者は飲料の種類を容易に識別することができ
る。また、家庭用の冷蔵庫の扉棚などに包装容器11を
収容した場合、包装容器11を扉棚から取り出すことな
く前記表示部36を見るだけで飲料の種類を識別するこ
とができる。
【0024】また、該表示部36は前記本体部分31よ
り大きく、本体部分31の周縁から外方に張り出してい
て、注出口20の周囲にほこりなどが付着するのを防止
するとともに、摘みを形成する。したがって、前記表示
部36の張出し部分に指をかけ、蓋14を引き剥がして
注出口20を開封することができるとともに、開封した
後に閉鎖された蓋14を前記張出し部分に指をかけるこ
とによって解放することができる。
り大きく、本体部分31の周縁から外方に張り出してい
て、注出口20の周囲にほこりなどが付着するのを防止
するとともに、摘みを形成する。したがって、前記表示
部36の張出し部分に指をかけ、蓋14を引き剥がして
注出口20を開封することができるとともに、開封した
後に閉鎖された蓋14を前記張出し部分に指をかけるこ
とによって解放することができる。
【0025】この場合、表示部36の周縁の広い範囲に
指をかけることができるので、子供などでも容易に注出
口20を開封したり蓋14を開放したりすることがで
き、その際に注出口20に指が触れることがなくなり、
注出口20を清潔に保つことができる。また、指に飲料
が付着することもなくなる。本考案の包装容器11の注
出口組立体12は、各種の包装容器11や注出口20に
適用することができる。
指をかけることができるので、子供などでも容易に注出
口20を開封したり蓋14を開放したりすることがで
き、その際に注出口20に指が触れることがなくなり、
注出口20を清潔に保つことができる。また、指に飲料
が付着することもなくなる。本考案の包装容器11の注
出口組立体12は、各種の包装容器11や注出口20に
適用することができる。
【0026】図10は本考案の第2の実施例を示す包装
容器の注出口組立体の斜視図、図11は本考案の第3の
実施例を示す包装容器の注出口組立体の断面図、図12
は本考案の第4の実施例を示す包装容器の注出口組立体
の分解斜視図である。図10において、13は注出口本
体、14は蓋、36は表示部、43はトップ部分、45
は前記蓋14を開閉自在にヒンジ支持するヒンジであ
る。この場合、ヒンジ45は、注出口20(図2)の上
端に配設され、かつ、前記注出口本体13及び蓋14と
は別に形成される。
容器の注出口組立体の斜視図、図11は本考案の第3の
実施例を示す包装容器の注出口組立体の断面図、図12
は本考案の第4の実施例を示す包装容器の注出口組立体
の分解斜視図である。図10において、13は注出口本
体、14は蓋、36は表示部、43はトップ部分、45
は前記蓋14を開閉自在にヒンジ支持するヒンジであ
る。この場合、ヒンジ45は、注出口20(図2)の上
端に配設され、かつ、前記注出口本体13及び蓋14と
は別に形成される。
【0027】図11において、13は注出口本体、14
は蓋、32は破断用薄肉部、34はヒンジ用薄肉部、3
6は表示部、43はトップ部分、46は摘み兼用のスト
ッパである。前記注出口本体13、蓋14、破断用薄肉
部32、ヒンジ用薄肉部34及びストッパ46は一体成
形される。図12において、13は内外にねじを形成し
たスリーブ13aを有する注出口本体、47は該注出口
本体13にねじ止めされるキャップ、51は前記注出口
本体13に形成される図示しない封鎖部を破断するため
のカッタである。該カッタ51は、下端周縁にのこぎり
歯52が、上端に雌係止片53が形成され、一方、前記
キャップ47は、外側表面に表示部36が、内側表面に
雄係止片54が形成される。
は蓋、32は破断用薄肉部、34はヒンジ用薄肉部、3
6は表示部、43はトップ部分、46は摘み兼用のスト
ッパである。前記注出口本体13、蓋14、破断用薄肉
部32、ヒンジ用薄肉部34及びストッパ46は一体成
形される。図12において、13は内外にねじを形成し
たスリーブ13aを有する注出口本体、47は該注出口
本体13にねじ止めされるキャップ、51は前記注出口
本体13に形成される図示しない封鎖部を破断するため
のカッタである。該カッタ51は、下端周縁にのこぎり
歯52が、上端に雌係止片53が形成され、一方、前記
キャップ47は、外側表面に表示部36が、内側表面に
雄係止片54が形成される。
【0028】前記キャップ47の雄係止片54を雌係止
片53に係止して回転させると、前記カッタ51がスリ
ーブ13aに沿って下降し、のこぎり歯52によって封
鎖部を破断する。なお、本考案は前記実施例に限定され
るものではなく、本考案の趣旨に基づいて種々変形する
ことが可能であり、それらを本考案の範囲から排除する
ものではない。
片53に係止して回転させると、前記カッタ51がスリ
ーブ13aに沿って下降し、のこぎり歯52によって封
鎖部を破断する。なお、本考案は前記実施例に限定され
るものではなく、本考案の趣旨に基づいて種々変形する
ことが可能であり、それらを本考案の範囲から排除する
ものではない。
【0029】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、包装容器の注出口組立体は、包装容器に装着され
るようになっている。そして、中央に注出口が、周縁に
包装容器への係止手段が形成された注出口本体と前記注
出口に対して着脱自在に配設された蓋体とを有する。ま
た、前記蓋体の本体部分の外側表面に、飲料の種類を表
示する表示部が形成される。そして、該表示部は、前記
本体部分より大きく、該本体部分の周縁から外方に張り
出して形成される。
れば、包装容器の注出口組立体は、包装容器に装着され
るようになっている。そして、中央に注出口が、周縁に
包装容器への係止手段が形成された注出口本体と前記注
出口に対して着脱自在に配設された蓋体とを有する。ま
た、前記蓋体の本体部分の外側表面に、飲料の種類を表
示する表示部が形成される。そして、該表示部は、前記
本体部分より大きく、該本体部分の周縁から外方に張り
出して形成される。
【0030】この場合、表示部を見るだけで飲料の種類
を識別することができる。また、表示部は、本体部分よ
り大きく、本体部分の周縁から外方に張り出して形成さ
れるので、注出口の周囲にほこりなどが付着するのを防
止することができるとともに、注出口を開封したり蓋体
を開放したりするための摘みを形成することができる。
したがって、例えば、前記蓋体と注出口本体とが一体成
形されたものにおいては、前記表示部の張り出した部分
に指をかけることによって蓋体を引き剥がして注出口を
開封したり、開封した後に蓋体を開放したりすることが
できる。そして、前記張出し部分に指をかけるときに注
出口に指が触れることがないので、注出口を清潔に保つ
ことができる。また、指に飲料が付着することもなくな
る。
を識別することができる。また、表示部は、本体部分よ
り大きく、本体部分の周縁から外方に張り出して形成さ
れるので、注出口の周囲にほこりなどが付着するのを防
止することができるとともに、注出口を開封したり蓋体
を開放したりするための摘みを形成することができる。
したがって、例えば、前記蓋体と注出口本体とが一体成
形されたものにおいては、前記表示部の張り出した部分
に指をかけることによって蓋体を引き剥がして注出口を
開封したり、開封した後に蓋体を開放したりすることが
できる。そして、前記張出し部分に指をかけるときに注
出口に指が触れることがないので、注出口を清潔に保つ
ことができる。また、指に飲料が付着することもなくな
る。
【図1】本考案の第1の実施例を示す包装容器の注出口
組立体の平面図である。
組立体の平面図である。
【図2】本考案の第1の実施例を適用した包装容器の断
面図である。
面図である。
【図3】本考案の第1の実施例を示す包装容器の注出口
組立体の斜視図である。
組立体の斜視図である。
【図4】本考案の第1の実施例を示す包装容器の注出口
組立体の断面図である。
組立体の断面図である。
【図5】本考案の第1の実施例における破断用薄肉部の
断面図である。
断面図である。
【図6】本考案の第1の実施例におけるヒンジ用薄肉部
の断面図である。
の断面図である。
【図7】箱枠の積重ね状態図である。
【図8】本考案の第1の実施例が適用された包装容器を
箱枠内に収容した状態図である。
箱枠内に収容した状態図である。
【図9】本考案の第1の実施例が適用された包装容器を
冷蔵ショーケースの棚に配列した状態図である。
冷蔵ショーケースの棚に配列した状態図である。
【図10】本考案の第2の実施例を示す包装容器の注出
口組立体の斜視図である。
口組立体の斜視図である。
【図11】本考案の第3の実施例を示す包装容器の注出
口組立体の断面図である。
口組立体の断面図である。
【図12】本考案の第4の実施例を示す包装容器の注出
口組立体の分解斜視図である。
口組立体の分解斜視図である。
11 包装容器 12 注出口組立体 13 注出口本体 14 蓋 20 注出口 31 本体部分 36 表示部
Claims (3)
- 【請求項1】 包装容器に装着される注出口組立体にお
いて、 (a)中央に注出口が、周縁に包装容器への係止手段が
形成された注出口本体と、 (b)前記注出口に対して着脱自在に配設された蓋体と
を有するとともに、 (c)該蓋体の本体部分の外側表面に、飲料の種類を表
示する表示部が形成され、 (d)該表示部は、前記本体部分より大きく、該本体部
分の周縁から外方に張り出して形成される ことを特徴と
する包装容器の注出口組立体。 - 【請求項2】 前記表示部に、飲料の原料となる食品の
形状を表すイラストが表示される請求項1に記載の包装
容器の注出口組立体。 - 【請求項3】 前記表示部を、飲料の原料となる食品の
形状を表す立体形状とした請求項1に記載の包装容器の
注出口組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992041935U JP2569740Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 包装容器の注出口組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992041935U JP2569740Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 包装容器の注出口組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061231U JPH061231U (ja) | 1994-01-11 |
JP2569740Y2 true JP2569740Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12622087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992041935U Expired - Lifetime JP2569740Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 包装容器の注出口組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569740Y2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS545158U (ja) * | 1977-06-14 | 1979-01-13 | ||
JPS57171625U (ja) * | 1982-03-24 | 1982-10-28 | ||
JPS58183373A (ja) * | 1982-04-21 | 1983-10-26 | ヤマハ発動機株式会社 | 4サイクルエンジンを搭載したスク−タ型自動二輪車 |
JPS59791A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-05 | Fujitsu Ltd | パタ−ン認識方法及びその装置 |
JPH0374857A (ja) * | 1989-08-17 | 1991-03-29 | Ono Sokki Co Ltd | Lsi端子と基板とのボンディング状態の検査方法および装置 |
JP2535950Y2 (ja) * | 1991-02-26 | 1997-05-14 | 大日本印刷株式会社 | ヒンジキャップ付き注出口 |
JPH052039U (ja) * | 1991-06-21 | 1993-01-14 | 川崎重工業株式会社 | 荷重試験機 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP1992041935U patent/JP2569740Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH061231U (ja) | 1994-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5718347A (en) | Child resistant, user friendly container and closure | |
US20070068960A1 (en) | Pill dispenser | |
KR0163786B1 (ko) | 계량컵형 마개를 갖는 용기 | |
US20080156858A1 (en) | Container | |
EP2527265A1 (en) | Container with additional compartment | |
WO2003051744A1 (en) | A package for keeping a liquid and another substance separate prior to use | |
US5520296A (en) | Virtual hinge | |
IE56475B1 (en) | Combination container for two liquids | |
EP3326931B1 (en) | Container with hinge lid | |
RU2161949C2 (ru) | Контейнер для продукта медико-санитарной помощи | |
JP2554822Y2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JPS59209563A (ja) | 食品包装容器 | |
AU683667B2 (en) | Dispenser for drugs in solid form | |
JP2569740Y2 (ja) | 包装容器の注出口組立体 | |
WO1999036319A1 (en) | Integrated bottle and bottle cap assembly | |
AU2004292398B2 (en) | Pill dispenser | |
US3048308A (en) | Self-contained combined closure and liquid dispensing unit | |
EP1600396A1 (en) | Container cap | |
JP2519997Y2 (ja) | 注出キャップ | |
JPH092516A (ja) | 容器蓋体 | |
CN216762541U (zh) | 储物盒 | |
AU616482B2 (en) | Closure device, particularly for packages of food products | |
JPH0239948Y2 (ja) | ||
JP2569439Y2 (ja) | 注出キャップ | |
JP2534365Y2 (ja) | キャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080130 Year of fee payment: 10 |