JP3595975B2 - 接続部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、共通のバス配線を利用してトポロジーの異なる複数の通信サービスに対応させるための宅内配線構造に適用され、その複数のサービスのうちの特定のサービスに対応させるための接続部品(コードセット)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家庭内での通信サービス需要は多様化してきており、現在ではアナログ単体電話、ホームテレホン、ISDN等が多く普及している。また、今後、家庭内にLANの一種であるイーサネットやIEEE1394が普及してくることが予想されている。
【0003】
これらの通信サービスは全てペアケーブルで配線されるが、配線トポロジーはまちまちで、受動型バスとスター/ツリー型に分類でき、今後、配線トポロジーの異なる複数のサービスの中からユーザが任意のサービスを簡単に選択・変更できる仕組みが要求されてくる。
【0004】
ところで、宅内配線は、壁内に配管を埋め込みその配管内にケーブルを配線したものと直接壁内にケーブルを埋め込んで配線したものがある。前者の配線では、バス/スターの両方の配線用の配管を準備するのは不経済であり、といって一方のトポロジーの配管に他方のトポロジーの配線を施すのも困難である。後者の配線は安価であるが後で配線変更はできない。このようなことから、先行配線としては、一般には、バス配線の方が低コストであることから普及している。
【0005】
このようなバス配線を利用してイーサネットLANを構築する手法として、特願平9−127199号に、HUB(集線装置)を多段に接続することでバス配線に適応させ、自動短絡モジュラジャックと二又のコードセットでユーザが簡単に接続できるようにしたものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この配線方法は、アナログ電話、TA(ターミナルアダプタ)の内線機能、ホームテレホン、今後普及が予想されるIEEE1394等の通信サービスには対応していない。また、イーサネットの配線法に関しても、二又コードの左右どちらに接続するのかおよび接続コードのクロス/ストレートなどを意識して接続する必要がある等、ユーザにとって不便な点が残っており、改善が望まれている。
【0007】
また、ホームテレホン、ISDN等の受動バス配線にも適応させることを考えると、親機やDSUの設置場所の問題が生じてくる。親機やDSUは通常バスの起点に接続されなければならないが、ユーザはこれらの通信機器を任意に設置してしまうことがあり、この場合は前もってバス配線が施されていても、機器設置に伴う新たな工事が必要となる。
【0008】
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、その目的は、配線トポロジーの異なる複数の通信サービスに対応でき、受けるサービスの変更も容易で、機器設置位置も任意に選定できるようにした宅内配線構造に対して機器を接続するための接続部品を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の発明の接続部品は、8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと2心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側と前記下流側の4心のバス配線を互いに接続すると共に前記バス配線の4心の内の2心を前記2心コードを介して前記第2のプラグに接続する端子を有するよう構成した。
【0010】
第2の発明の接続部品は、8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと4心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側と前記下流側の4心のバス配線を互いに接続すると共に前記バス配線の4心を前記4心コードを介して前記第2のプラグにISDNのS/T点ピンアサインとして接続する端子を有するよう構成した。
【0011】
第3の発明の接続部品は、8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと先端が2心コードに2分岐した4心コードを介して接続される第2、第3のプラグを具備し、前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側の4心のバス配線の内の2心を前記4心コードの内の2心コードを介して前記2のプラグに接続すると共に残りの2心を前記4心コードの内の残りの2心コードを介して前記3のプラグに接続する端子を有するよう構成した。
【0012】
第4の発明の接続部品は、8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと4心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側の4心のバス配線を前記4心コードを介して前記第2のプラグにホームテレホン親機のピンアサインとして接続する端子を有するよう構成した。
【0013】
第5の発明の接続部品は、8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと4心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側と前記下流側の4心のバス配線を互いに接続すると共に前記バス配線の4心を前記4心コードを介して前記第2のプラグにホームテレホン子機のピンアサインとして接続する端子を有するよう構成した。
【0014】
第6の発明の接続部品は、8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと4心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記流側の4心のバス配線を前記4心コードを介して前記第2のプラグにイーサネットのストレート接続ピンアサインとして接続する端子を有するよう構成した。
【0015】
第7の発明の接続部品は、8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと4心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側の4心のバス配線を前記4心コードを介して前記第2のプラグにイーサネットのクロス接続ピンアサインとして接続する端子を有するよう構成した。
【0022】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態の通信用の宅内配線構造の説明図である。ここでは、5ヶの部屋A,B,C,D,Eにコンセント1が各々設けられている。部屋A,B,D,Eでのコンセント1は1個であるが、部屋Cには3個のコンセント1が設けられている。そして、各コンセント1をリング状に接続するように2対ペア線(4本)のバス配線2が、そのコンセント1の上流側、下流側の配管3内に配線されている。
【0023】
各コンセント1には、図2に示すように、RJ−45の自動短絡型の8心モジュラジャック4が1個ずつ取り付けられている。このジャック4では、バス配線2の上流側2aの4本の心線▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼が端子番号6,3,5,4の接続ピン4aに順次接続され、下流側2bの4本の心線▲1▼’,▲2▼’,▲3▼’,▲4▼’が端子番号8,7,2,1の接続ピン4aに順次接続されている。
【0024】
また、このジャック4には、図2に示した端子番号1〜8の接続ピン4aの他に、端子番号1,2,7、8の4個の接続ピン4aにしてプリント基板4c上の配線パターンで接続された4個の短絡ピン4bが設けられている(図3)。この短絡ピン4bの設置位置は、端子番号4,5,3,6の接続ピン4aの上である。そして、ジャック4単体では、短絡ピン4bの弾性により端子番号1−4,2−5,3−7,6−8の接続ピン4aが相互に短絡されている。
【0025】
したがって、図4(a)に示すように、そのジャック4にプラグが挿入されていないときは、短絡ピン4bの短絡によって、バス配線2の上流側4aと下流側4bの4本の心線▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼と▲1▼’,▲2▼’,▲3▼’,▲4▼’がスルーに接続され、4心の受動バス配線構造となる(図4(b)、(c))。
【0026】
しかし、図5(a)に示すように、ジャック4にプラグ5が挿入されると、短絡ピン4bが接続ピン4aから離れ、そのプラグ5が挿入されたジャック4において、図5(b)に示すようにバス配線2の上流側2aと下流側2bは分断される。
【0027】
なお、コンセント1の各々は、バス配線2の施工時に上流側のコンセントから下流側のコンセントにかけて順にシリアル番号が記入され、ユーザはあるコンセントがバス配線2上の何番目のコンセントであるかを把握することができる。この宅内のバス配線2を用いて、各サービス毎に用意された後記するコードセット(接続部品)を利用することにより複数のサービスに対応することができる。
【0028】
[第2の実施形態]
図6はアナログ電話のサービスを受ける場合の実施形態で使用するアナログ電話用コードセットの説明図である。ここでは、アナログ電話用第1コードセット6とアナログ電話用第2コードセット7を使用する。
【0029】
第1コードセット6は、前記したコンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ61、2心のコード62,およびアナログ電話機器8に接続するRJ−11のモジュラプラグ63から成る。
【0030】
そして、プラグ61の中ではメタル配線或いは金属パターンにより、端子番号1−4,2−5,3−7,6−8が共通接続され、その内の端子番号1,2がコード62を介してプラグ63の端子番号3,4に接続されている。
【0031】
したがって、このプラグ61は、ジャック4に接続することにより、バス配線2の上流側2aの心線▲3▼,▲4▼を下流側2bの心線▲3▼’、▲4▼’に接続すると共にプラグ63の端子番号3,4に接続する。また、上流側2aの心線▲1▼,▲2▼を下流側2bの心線▲1▼’、▲2▼’に接続する。よって、プラグ61を差し込むことによってジャック4の短絡ピン4bによる短絡接続が解除されても、その接続と同じ接続状態が、そのプラグ61によって実現される。
【0032】
第2コードセット7は、前記したコンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ71、2心のコード72,およびアナログ電話機器8に接続するRJ−11のモジュラプラグ73から成る。
【0033】
そして、プラグ71の中ではメタル配線或いは金属パターンにより、端子番号1−4,2−5,3−7,6−8が共通接続され、その内の端子番号3,6がコード72を介してプラグ73の端子番号3,4に接続されている。
【0034】
したがって、このプラグ71は、ジャック4に接続することにより、バス配線2の上流側2aの心線▲1▼,▲2▼を下流側2bの心線▲1▼’、▲2▼’に接続すると共にプラグ73の端子番号3,4に接続する。また、上流側2aの心線▲3▼,▲4▼を下流側2bの心線▲3▼’、▲4▼’に接続する。よって、プラグ71を差し込むことによってジャック4の短絡ピン4bによる接続が解除されても、その接続と同じ接続状態が、そのプラグ71によって実現される。
【0035】
図7はアナログ2回線が引き込まれている場合に、この第1,第2コードセット6,7を用いてアナログ電話機8を接続した配線例を示す図である。2回線中の第1回線31はバス配線2の心線▲3▼、▲4▼に接続され、第2回線32は心線▲1▼,▲2▼に接続されている(図8)。そして、ここでは、部屋Aのコンセント1と部屋Cの1つのコンセント1に、心線▲3▼、▲4▼に接続する第1コードセット6を用いてアナログ電話機8を接続し、部屋Dのコンセント1に心線▲1▼、▲2▼に接続する第2コードセット7を用いてアナログ電話機8を接続している。
【0036】
したがって、アナログの第1回線31には、第1コードセット6によって部屋A,Cのアナログ電話機8が接続され、第2回線32には第2コードセット7によって部屋Dのアナログ電話機8が接続される。なお、アナログの第1,第2回線31,32の引き込み箇所は、部屋Dに限られない。
【0037】
[第3の実施形態]
図9はISDNのサービスを受ける場合の実施形態で使用するコードセットの説明図である。ここではDSUコードセット9とISDN端末コードセット10を使用する。
【0038】
DSUコードセット9は、前記したコンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ91、4心のコード92,およびDSUに接続するRJ−45のモジュラプラグ93から成る。
【0039】
そして、プラグ91の中ではメタル配線或いは金属パターンにより、端子番号1−2間に終端抵抗R1(100Ω)が,7−8間に終端抵抗R2(100Ω)が各々接続され、他の端子番号3〜6はコード92を介してプラグ93の端子番号3〜6(DSUのS/T点のピンアサイン)に接続されている。
【0040】
このDSUコードセット9により、宅内のバス配線2の下流側2bの心線▲3▼’−▲4▼’間、▲1▼’−▲2▼’間に終端抵抗R1,R2が接続されるので、新たに終端抵抗付きのジャックを新設する工事を発生させず、ユーザが任意のコンセントに終端抵抗R1,R2を接続することができる。
【0041】
ISDN端末コードセット10は、前記したコンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ101、4心のコード102,およびISDN端末に接続するRJ−45のモジュラプラグ103から成る。
【0042】
そして、プラグ101の中ではメタル配線或いは金属パターンにより、端子番号1−4,2−5,3−7,6−8が各々接続され、そのうちの端子番号3〜6はコード102を介してプラグ103の端子番号3〜6に接続されている。
【0043】
このISDN端末コードセット10では、前記したアナログ第1コードセット6のプラグ61と同様に、プラグ101をジャック4に接続することにより、バス配線2の上流側2aの心線▲1▼〜▲4▼を下流側2bの心線▲1▼’〜▲4▼’に接続すると共にプラグ103の端子番号3〜6に接続する。よって、プラグ101を差し込むことによってジャック4の短絡ピン4bによる接続が解除されても、その接続と同じ接続状態が、そのプラグ101によって実現される。
【0044】
図10はISDN回線13を部屋Dに引き込み、そこにDSU11を設置して、このDSU11とコンセント1との間をDSUコードセット9で接続し、さらに他の部屋A,Cにおいてコンセント1にISDN端末コードセット10によりISDN機器12を接続したものである。
【0045】
このように、本実施形態では、DSU11の設置場所をユーザによって任意に決定し、その部屋DにおいてDSU11のS/T点とバス配線2とをDSUコードセット9で接続することができる。
【0046】
[第4の実施形態]
図11はTAの内線機能を利用する場合の実施形態で使用するコードセットの説明図である。この実施形態ではTAコードセット14と前記図6で説明したアナログ第1コードセット6、アナログ第2コードセット7を使用する。
【0047】
TAコードセット14は、コンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ141、先端が2心で二又に分岐した4心のコード142、DSU内蔵TA15のTEL1端子に接続するRJ−11のモジュラプラグ143、およびDSU内蔵TA15のTEL2端子に接続するRJ−11のモジュラプラグ144から成る。
【0048】
そして、TAコードセット14では、プラグ141の端子番号4,5(心線▲4▼、▲3▼に対応)をプラグ143の端子番号3,4に接続し、プラグ141の端子番号2,6(心線▲2▼、▲1▼に対応)をプラグ144の端子番号3,4に接続する。
【0049】
図12はISDN回線13を部屋Dに引き込み、そこにDSU内蔵TA15を設置して、このDSU内蔵TA15とコンセント1との間をTAコードセット14で接続すると共に、他の部屋Aのコンセント1にアナログ第1コードセット6によりアナログ電話機8を接続し、部屋Cの1個のコンセント1にアナログ第2コードセット7によりアナログ電話機8を接続したものである。
【0050】
したがって、部屋Aのアナログ電話機8は内線2の心線▲3▼,▲4▼を介してDSU内蔵TA11のTEL1端子に、部屋Cのアナログ電話機8は内線2の心線▲1▼,▲2▼を介してTA11のTEL2端子に接続される。
【0051】
このように、本実施形態では、部屋Aと部屋Cのアナログ電話機8はバス配線2の異なる心線によりDSU内蔵TA11のTEL1端子とTEL2端子に接続されるので、同時に外線通話が可能であり、且つDSU内蔵TA11の内線機能により、内線通話も可能となる。
【0052】
[第5の実施形態]
図13はHIIバス対応のホームテレホンを使用する場合の実施形態で使用するコードセットの説明図である。ここでは親機のピンアサインをコンセント側の下流側ピンに変換する親機コードセット16と、上流側と下流側を短絡させ子機を接続する子機コードセット17を使用する。
【0053】
親機コードセット16は、前記したコンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ161、4心のコード162,および親機に接続するRJ−45のモジュラプラグ163から成る。
【0054】
そして、プラグ161の端子番号3,4,5,6が4心のコード162を介してプラグ163の端子番号7,4,5,8に順次接続されている。
【0055】
子機コードセット17は、前記したコンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ171、4心のコード172,および子機に接続するRJ−11のモジュラプラグ173から成る。
【0056】
そして、プラグ171の中ではメタル配線或いは金属パターンにより、端子番号1−4,2−5,3−7,6−8が各々相互に接続され、そのうちの端子番号3〜6はコード172を介してプラグ173の端子番号3〜6に順次接続されている。
【0057】
図14はISDN回線13を部屋Dに引き込み、その部屋Dにおいてホームテレホン親機18とコンセント1との間を親機コードセット16で接続し、他の部屋A,Cのコンセント1に子機コードセット17でホームテレホン子機19を接続したものである。
【0058】
したがって、親機18に接続される親機コードセット16のプラグ163の端子番号4,5が内線2の心線▲4▼、▲3▼を介して子機19が接続される子機コードセット17のプラグ173の端子番号4,5に接続され、同プラグ163の端子7,8が内線2の心線▲1▼,▲2▼を介して同プラグ173の端子3,6に接続される。また、プラグ171が接続されるコンセント1では、バス配線2の心線の上流側2aと下流側2bが短絡される。
【0059】
[第6の実施形態]
図15はイーサネット機器を使用する場合の実施形態で使用するコードセットの説明図である。ここでは起点コードセット20、終点コードセット21、およびHUBコードセット22を用いる。
【0060】
起点コードセット20は、前記したコンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ201、4心のコード202、および起点の機器に接続するRJ−45のモジュラプラグ203から成る。
【0061】
そして、プラグ201の端子番号1,2,7,8(心線▲4▼’、▲3▼’、▲2▼’、▲1▼’に対応)がプラグ203の端子番号1,2,3,6に順次接続され、下流側2bのピンをイーサネットのストレート接続として取り出すようになっている。つまり、心線が▲4▼’、▲3▼’、▲2▼’、▲1▼’の並びで取り出される(ストレートアサイン変換)。
【0062】
終点コードセット21は、コンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ211、4心のコード212、および終点の機器に接続するRJ−45のモジュラプラグ213から成る。
【0063】
そして、プラグ211の端子番号3,4,5,6(心線▲2▼、▲4▼、▲3▼、▲1▼に対応)とプラグ213の端子番号1,3,6,2に順次接続され、上流側2aのピンをイーサネットのクロス接続として取り出すようになっている。つまり、心線が▲2▼、▲1▼、▲4▼、▲3▼の並びで取り出される(クロスアサイン変換)。
【0064】
HUBコードセット22は、コンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ221、8心から4心二又に分岐するコード222、およびHUB24に接続するRJ−45のモジュラプラグ223、224から成る。
【0065】
そして、プラグ221の端子番号1,2,7,8(心線の▲4▼’、▲3▼’、▲2▼’、▲1▼’に対応)がプラグ224の端子番号1,2,3,6に順次接続され、前記の起点コードセット20と同様のストレートアサイン変換が行われている。また、プラグ221の端子番号3,4,5,6(心線の▲2▼、▲4▼、▲3▼、▲1▼に対応)がプラグ223の端子1,3,6,2に順次接続され、前記の終点コードセット21と同様のクロスアサイン変換が行われている。
【0066】
本実施形態では、使用するコンセント1が2カ所のときは、起点コードセット20と終点コードセット21を用いることにより、任意の2カ所でイーサネット通信が可能となる。
【0067】
3カ所以上のコンセント1を使用する場合は、隣合う2つのコンセント番号の上流側に位置する番号のコンセント1に終点コードセット21を、他方のコンセント1に始点コードセット20を接続し、それ以外のコンセント1をHUBコードセット22でHUB24に接続する。この方法により、任意のコンセント間で通信が可能となり、HUB24のカスケード接続の制限を4段としても、6カ所のコンセントで通信可能となる。
【0068】
図16は部屋A,C,Dに設置されたイーサネット機器23をイーサネットで接続した構成例を示す図である。この場合は、部屋Aと部屋Cのコンセント、部屋Cと部屋Dのコンセント、部屋Dと部屋Aのコンセントがそれぞれ隣に位置するコンセントであり、ここでは部屋Dと部屋Aのコンセントをペアとして採用する。部屋Dのコンセント1と部屋Aのコンセント1では、前者が上流側であるので、部屋Dのコンセント1に起点コードセット20によりイーサネット機器23を接続し、部屋Aのコンセント1に終点コードセット21によりイーサネット機器23を接続する。残った部屋Cのコンセント1とHUB24をHUBコードセット22で接続し、そのHUB24にイーサネット機器23を接続する。
【0069】
[第7の実施形態]
図17はIEEE1394機器を使用する場合の実施形態で使用するコードセットの説明図である。ここではIEEE1394コードセット25を用いる。
【0070】
このIEEE1394コードセット25は、コンセント1の8心モジュラジャック4に結合するRJ−45のモジュラプラグ251、8心から4心二又に分岐するコード252、およびIEEE1394のHUB26に接続するRJ−45のモジュラプラグ253、254から成る。
【0071】
そして、プラグ251の端子番号1,2,7,8(心線の▲4▼’、▲3▼’、▲2▼’、▲1▼’に対応)がプラグ254の端子番号1,2,7,8に順次接続され、ストレートアサイン変換が行われている。また、プラグ251の端子番号3,4,5,5(心線の▲2▼、▲4▼、▲3▼、▲1▼に対応)がプラグ253の端子1,7,8,2に順次接続され、クロスアサイン変換が行われている。
【0072】
図18は部屋A,C,Dに設置されたIEEE1394機器27をバス配線2で接続した構成例を示す図である。この場合は、部屋A,C,Dのコンセント1にIEEE1394コードセット25を介してIEEE1394のHUB26を接続し、このHUB26にIEEE1394機器27を接続する。
【0073】
[第8の実施形態]
図19は12心の6対ペア線(4心×3)で宅内のバス配線28を構成し、複数の通信サービスに対応できるようにした例を示す図である。ユーザは部屋DにISDN回線13を引き込み、DSU/TA内蔵ルータ29を設置する。各部屋のコンセント1にはモジュラジャック4と同じ構成の3個のモジュラジャック4A,4B,4Cが設けられ、ユーザは希望する通信サービス用のコードセットを対応するモジュラジャックに接続することで、任意の部屋でサービスを利用することが可能となる。
【0074】
ここでは、TAコードセット14が接続されたモジュラジャック4Aに対応するバス配線にアナログ第1コードセット6やアナログ第2コードセット7を介して接続したアナログ電話機8によるTA内線機能、DSUコードセット9が接続されたモジュラジャック4Bに対応するバス配線にISDNコードセット10を介して接続したISDN機器12によるISDNサービス、HUBコードセット22が接続されたモジュラジャック4Cに対応するバス配線に起点コードセット20や終点コードセット21を介して接続したイーサネット機器23によるイーサネット利用を実現したものである。ユーザは機器とコードセットを変更することで容易にそのサービスを変更できる。
【0075】
[その他の実施形態]
なお、上記ではモジュラジャック4,4A,4B,4Cに短絡ピン4bを設けて、モジュラプラグが結合されないときそのジャック部分でバス配線2の上流側2aの心線▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼と下流側2bの心線▲1▼’、▲2▼’、▲3▼’、▲4▼’を短絡させたが、この短絡ピン4bに代えて、短絡プラグ(図示せず)を使用し、この短絡プラグをモジュラジャック4,4A,4B,4Cに結合することにより、短絡ピンと同様に上流側2aの心線▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼と下流側2bの心線▲1▼’、▲2▼’、▲3▼’、▲4▼’を短絡させるようにしても良い。
【0076】
【発明の効果】
以上から本発明によれば、安価な先行バス配線により配線トポロジーの異なる複数の通信サービスに対応することができると共に、機器設置位置をユーザが任意に選定できる。さらに接続部品を変更することで新たな工事の必要なくしてユーザ側において簡単に希望する通信サービスを変更できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】4心のバス配線を利用した宅内配線構造の説明図である。
【図2】自動短絡モジュラジャックとバス配線の接続図である。
【図3】自動短絡モジュラジャックの構造の説明図である。
【図4】自動短絡モジュラジャックにプラグを差し込まないときのバス配線の上流側と下流側の短絡の説明図である。
【図5】自動短絡モジュラジャックにプラグを差し込んだときのバス配線の上流側と下流側の分断の説明図である。
【図6】外線アナログ2回線を利用するとき使用するアナログ第1コードセットとアナログ第2コードセットの接続図である。
【図7】外線アナログ2回線にアナログ電話機を接続する場合の接続図である。
【図8】アナログ外線の第1回線と第2回線のバス配線に対する接続図である。
【図9】ISDNを利用するとき使用するDSUコードセットとISDN端末コードセットの接続図である。
【図10】ISDNを利用する場合のバス配線とISDN機器の接続図である。
【図11】TA内線機能を利用するとき使用するTAコードセットの接続図である。
【図12】TA内線機能を利用する場合のバス配線に対する機器の接続図である。
【図13】ホームテレホンを利用するとき使用する親機コードセットと子機コードセットの接続図である。
【図14】ホームテレホンを利用する場合のバス配線に対する機器の接続図である。
【図15】イーサネットを利用するときの起点コードセット、終点コードセット、HUBコードセットの接続図である。
【図16】イーサネットを利用する場合のバス配線に対する機器の接続図である。
【図17】IEEE1394を利用するとき使用するIEEE1394コードセットの接続図である。
【図18】IEEE1394を利用する場合のバス配線に対する機器の接続図である。
【図19】6対ペア線をバス配線とした場合のバス配線に対する機器の接続図である。
【符号の説明】
1:コンセント、2:2対ペア線(4心)のバス配線、3:配管、4、4A,4B,4C:RJ−45モジュラジャック、4a:接続ピン、4b:短絡ピン、4c:プリント基板、5:プラグ、6:アナログ第1コードセット、7:アナログ第2コードセット、8:アナログ電話機、9:DSUコードセット、10:ISDN端末コードセット、11:DSU、12:ISDN機器、13:ISDN回線、14:TAコードセット、15:DSU内蔵TA、16:親機コードセット、17:子機コードセット、18:ホームテレホン親機、19:ホームテレホン子機、20:起点コードセット、21:終点コードセット、22:HUBコードセット、23:イーサネット機器、24:HUB、25:IEEE1394コードセット、26:IEEE1394HUB、27:IEEE1394機器、28:6対ペア線(12心)のバス配線、29:DSU/TA内蔵ルータ、31,32:アナログ回線。

Claims (7)

  1. 8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、
    前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと2心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、
    前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側と前記下流側の4心のバス配線を互いに接続すると共に前記バス配線の4心の内の2心を前記2心コードを介して前記第2のプラグに接続する端子を有することを特徴とする接続部品。
  2. 8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、
    前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと4心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、
    前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側と前記下流側の4心のバス配線を互いに接続すると共に前記バス配線の4心を前記4心コードを介して前記第2のプラグにISDNのS/T点ピンアサインとして接続する端子を有することを特徴とする接続部品。
  3. 8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、
    前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと先端が2心コードに2分岐した4心コードを介して接続される第2、第3のプラグを具備し、
    前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側の4心のバス配線の内の2心を前記4心コードの内の2心コードを介して前記2のプラグに接続すると共に残りの2心を前記4心コードの内の残りの2心コードを介して前記3のプラグに接続する端子を有することを特徴とする接続部品。
  4. 8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、
    前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと4心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、
    前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側の4心のバス配線を前記4心コードを介して前記第2のプラグにホームテレホン親機のピンアサインとして接続する端子を有することを特徴とする接続部品。
  5. 8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、
    前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと4心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、
    前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側と前記下流側の4心のバス配線を互いに接続すると共に前記バス配線の4心を前記4心コードを介して前記第2のプラグにホームテレホン子機のピンアサインとして接続する端子を有することを特徴とする接続部品。
  6. 8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、
    前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと4心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、
    前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記流側の4心のバス配線を前記4心コードを介して前記第2のプラグにイーサネットのストレート接続ピンアサインとして接続する端子を有することを特徴とする接続部品。
  7. 8個の端子を持つモジュラジャックの4個の端子にバス配線の上流側となる4心を接続し、前記モジュラジャックの残りの4個の端子に前記バス配線の下流側となる4心を接続し、複数の前記モジュラジャックを介して前記バス配線をループ状に接続してなり、且つ前記モジュラジャックは、常時は前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡しプラグが結合されることにより該短絡を解除する短絡ピン、又は前記モジュラジャックに結合されることにより前記バス配線の前記上流側と前記下流側を短絡する短絡プラグを具備する宅内配線構造に適用する、接続部品であって、
    前記モジュラジャックに結合される第1のプラグと該第1のプラグと4心コードを介して接続される第2のプラグを具備し、
    前記第1のプラグが、前記モジュラジャックに結合されることにより前記上流側の4心のバス配線を前記4心コードを介して前記第2のプラグにイーサネットのクロス接続ピンアサインとして接続する端子を有することを特徴とする接続部品。
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