JP3595662B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンター等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーザービームプリンターや複写機といった電子写真方式による電子写真画像形成装置では粉体状の現像剤(以下「トナー」という)を使用している。
【0003】
トナーは、現像剤保有容器である現像容器内に収容され、トナー搬送手段により現像剤担持体(以下「現像スリーブ」という)へ搬送されてその上に保持される。そしてトナーはトナー層厚規制部材(以下「ドクターブレード」という)により所定の電荷を付与され、像を担持する像担持体(以下「感光体」という)上の静電潜像形成部へ移動し、感光体上の静電潜像を可視化する。その後この可視像は転写手段により紙等の転写材へ転写され、更に定着装置にて定着される。転写材に転写されずに感光体上に残ったトナーは感光体上に当接されたクリーニング部材により感光体上から剥ぎ取られクリーニング容器に送られる。以上で一連の画像形成プロセスが終了し、ユーザーは所望の画像を得ることができる。
【0004】
ところで現像法の一つとしては、現像装置のトナー担持体を感光体と非接触に保持しながら、感光体上の潜像の現像を行なうジャンンピング現像法が知られている。ジャンピング現像法を採用した現像装置の一例として、図12に示す従来の現像装置について説明する。
【0005】
図12の現像装置7では、現像容器3内に収容されたネガ極性のトナー32を現像スリーブ10上に保持し、現像スリーブ10が図中矢印b方向に回転することにより、保持されたトナー32が感光体1と対向した現像領域へ向けて搬送される。その搬送途上でトナー32は、現像スリーブ10と当接されたドクターブレード9により規制されて、現像スリーブ10上に薄層状に塗布される。現像領域において現像スリーブ10と感光体1とは、50〜500μmの間隙を隔てて保持されており、バイアス電源33により現像スリーブ10に直流に交流を重畳した現像バイアスを印加することにより、現像スリーブ10上に薄層状に塗布されたトナー32が感光体1上の静電潜像に飛翔、付着して、潜像が反転現像されトナー像として可視化される。
【0006】
また、上記現像バイアスは、感光体の画像形成時以外において回転している、画像形成前の前回転時、画像形成後の後回転時、連続プリント時の紙間時などの非印字領域にも同様に印加されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像形成装置では、寿命初期、即ち装置としての使用初期においては、トナーに付与される帯電量が安定しないため、画像濃度の立ち上がりが悪く(以下「初期濃度薄」という)、所望の濃度を得ることが困難であった。
【0008】
また、感光体上に発生するオゾン生成物が感光体上の転写材の紙粉中の水分に溶け込み、イオン解離することにより、感光体上の表面抵抗が下がり、感光体上の潜像部が欠落する画像流れが発生した。
【0009】
すなわち、従来の画像形成装置では、高解像、高精細な画像及び画像濃度の安定性を得ることと、画像流れとを共に解決することは難しかった。
【0010】
従って、本発明の目的は、耐久初期濃度薄を良化させ、画像流れを防止することができ、よって高品位画像形成が可能な画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、少なくとも、像を担持する像担持体と、該像担持体上を帯電処理する帯電装置と、前記像担持体上の潜像を顕像化する現像剤を担持し搬送する現像剤担持体と、現像剤を保有し、前記現像剤担持体に現像剤を補給する現像剤保有容器と、を有し、前記現像剤には現像剤と逆極性の粒子が外添され、前記像担持体と前記現像剤担持体との間の現像領域に、前記現像剤担持体により現像剤を担持搬送し、前記現像剤担持体に現像バイアスを印加して現像を行なう画像形成装置において、
非画像形成時においては、前記現像バイアスの、現像剤に外添されている現像剤と逆極性の粒子に対し、前記現像剤担持体から前記像担持体上の表面電位に向かう力を及ぼす成分の波形の表面電位に対する面積が印字枚数に関する情報に応じて変動可能とされ、
画像形成時においては、前記現像バイアスの前記面積が前記印字枚数に関する情報にかかわらず固定されることを特徴とする画像形成装置である。
【0012】
少なくとも、前記像担持体と、前記現像剤担持体と、現像剤を保有する前記現像剤保有容器とで装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを構成し、該プロセスカートリッジに対する印字総枚数に関する情報により、前記現像バイアスの前記面積を制御することが好ましい。前記プロセスカートリッジ上、もしくは前記プロセスカートリッジ内に、前記情報を記憶する記憶装置が配置され、前記記憶装置内の前記情報により前記現像バイアスの前記面積を制御することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0014】
実施例1
本発明の実施例1について図1〜図6を参照して説明する。図1には本実施例の画像形成装置が示される。
【0015】
画像形成装置100は、感光体1、帯電ローラ2、現像装置7、及びクリーニング装置14のプロセス装置が組込まれたプロセスカートリッジ43、転写ローラ13、定着装置19、及び光学系としてレーザースキャナ4、ミラー6等が配設されている。
【0016】
被帯電体(像担持体)としての感光体1は円筒状であるアルミニウム製の導電性基体1bの表面に光導電性の感光層1aを積層して構成し、図示矢印a方向に回転駆動される。
【0017】
感光体1は、回転過程において帯電ローラ2により負極性の均一帯電を受け、次いで、ビデオコントローラ(不図示)から送られる画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応したレーザー光5がレーザースキャナ4により出力され、画像形成装置100本体に設置されている、ミラー6を介して、表面に静電潜像が形成される。
【0018】
感光体1上の静電潜像は、現像装置7内の現像スリーブ10上に担持されたトナー8により反転現像され、トナー像として顕像化される。
【0019】
上記トナー像は転写ローラ13の作用によって、給紙トレー24から給紙された転写紙P上に転写される。トナー像の転写を受けた転写紙Pは、感光体1から分離されて定着装置19へ導入され、そこでトナー像の定着を受けた後、画像形成装置本体から排紙トレー23上に排出される。
【0020】
尚、トナー像転写後の感光体1上に残った転写残りトナーは、クリーニング装置14により除去され、次の像形成プロセスが行なわれる。
【0021】
帯電ローラ2は、芯金2aとその外周のローラ状に被覆された中抵抗弾性ゴム層2bとで構成されていて、芯金2aの両端を軸受で回転可能に、且つ帯電ローラ2が常時感光体1に当接するように支持されている。また、帯電ローラ2は感光体1に対して従動回転している。
【0022】
帯電ローラ2の芯金2aは、DCバイアスとACバイアスを介して重畳できる帯電バイアス印加電源17と電気的に接続しており、芯金2aを介して帯電ローラ2にバイアス印加することで感光体1表面を所定電位に帯電処理する。
【0023】
現像装置7は、非接触現像方式を採用したものでトナー8を担持してこれを感光体1へと搬送する現像スリーブ10と、トナー8を収容する現像剤保有容器である現像容器3とを有している。
【0024】
現像スリーブ10は、素管上にカーボンを分散させた塗料をコートしたものであり、非磁性であって、その素管はアルミニウム、ステンレス鋼等で構成されている。また塗料コートによって現像スリーブ10の表面上は粗さをもっており、その粗さは現像スリーブ10のトナー搬送に寄与する。
【0025】
さらに、現像スリーブ10は、不図示の軸受によって回転自在に支持されており、感光体1からギヤ(不図示)を介して、図示矢印b方向に回転している。また、現像スリーブ10はDCバイアスにACバイアスが重畳できる現像バイアス電源12に接続されており、現像バイアス電源12によるバイアス印加で感光体1上の潜像がトナー像として可視化される。また、現像スリーブ10は、感光体1に対して所定の現像間隔をもって対向支持されている。
【0026】
本実施例における現像スリーブ10上のトナー8の層厚規制を行なうトナー層厚規制部材であるドクターブレード9は、現像スリーブ10と共に、摩擦帯電によりトナー8に適正なトリボを与えている。
【0027】
ドクターブレード9は、ウレタン、シリコン等のゴム弾性体、リン青銅、ステンレス鋼等の金属弾性体、ポリエチレンテレフタレート等の剛性樹脂弾性体等を使用するとよい。また、ドクターブレード9は板金22に溶着されており、板金22は現像容器7内に固定されている。
【0028】
トナー8は、磁性一成分ネガトナーであり、現像容器3に収容されている。トナー8には画像流れ対策として外添剤(不図示)が外添されている。
【0029】
外添剤としては、画像流れが感光体上にトナーの乗らない非印字面で発生し易いため、非印字面により多く飛翔(正規現像)するポジ性の粒子が好ましい。また、ポジ性の粒子をネガ極性のトナーに外添することにより、プロセスカートリッジ43の寿命初期におけるトナーのトリボ量を安定して確保できるため、寿命を通じて安定した画像を得ることも可能である。
【0030】
ポジ性の粒子にはチタン酸ストロンチウム粒子やメラミン樹脂粒子などがあるが、本実施例においてはチタン酸ストロンチウム粒子(以下「ポジ性外添剤」という)を用いた。ポジ性外添剤はトナーに対して1.3重量%外添した。
【0031】
現像スリーブ10の内部にはマグネットローラ11が固定配設されている。現像スリーブ10内のマグネットローラ11は4つの磁極を持っている。4つの磁極のうち、感光体1に対向してS1極が配設され、トナー8が感光体1上に飛翔し現像されるときに、カブリの要因となるトナーを現像スリーブ10上に付着させておくために必要である。S1極の反対側にはS2極が配設されており、現像容器3のトナー8を現像スリーブ10に吸着させ、現像スリーブ10の回転に伴いその近傍でトナー8を循環させる(図中矢印E方向)機能がある。この循環はトナー8のトリボ付与に寄与する。N1、N2極は共に現像スリーブ10上にコートされているトナー8の搬送及びトリボ付与に寄与する。本実施例では、4極構成のマグネットローラを用いたが、上記機能を果たす極が存在すれば、4極に限ることはない。
【0032】
また、現像スリーブ10の下部にあたる現像容器3の内側にはトナー吹出し防止シート18が設けられており、現像スリーブ下部からのトナー漏れを防いでいる。
【0033】
尚、本実施例におけるプロセスカートリッジ43の寿命は1ページ当たりの平均ドット比4%印字で5000枚である。
【0034】
また、現像装置7の下部に、不揮発メモリを使用した記憶手段50が配設されている。記憶手段50は、画像形成装置本体100内に配置されたCPU104に接続器105を介して接続されている。記憶手段50には、CPU104から入力された印字枚数が記憶されており、1枚印字を行なう毎に印字枚数が加算される。また、この記憶手段50に対して記憶させる情報については、プロセスカートリッジ43の使用量を、画像形成装置100本体によって判断できるならば、特に制限はない。例えば、帯電ローラ2の感光体1への帯電バイアス印加時間や感光体1の駆動時間に関する情報などでももちろんよい。
【0035】
プロセスカートリッジ43が画像形成装置100内に装着されているときは、記憶手段50はCPU104と接続されており、CPU104によって印字枚数が随時書き込まれ、または読み出される。
【0036】
ここで本実施例における現像バイアス印加方法について詳述する。
【0037】
本実施例では、プロセスカートリッジ43の寿命即ち使用可能期間を通じて、現像剤に外添された現像剤とは逆極性のポジ性外添剤の感光体への飛翔量を適正化するために、現像スリーブ10に印加する現像バイアスの、そのポジ性外添剤を感光体上に飛翔させる波形成分の感光体上の非印字部の表面電位に対する面積(以下、単に飛翔側面積という)をプロセスカートリッジ43の印字枚数に応じて変更することが大きな特徴である。
【0038】
本実施例における画像形成装置100において、現像スリーブ10に印加する現像バイアスを、ACバイアス成分Vpp=1200V、AC周波数Vf=1800Hz、DCバイアス成分Vdc=−400Vのデューティー比1:1の矩形波に固定して5000枚の印字耐久試験を行なった。またこのとき、ポジ性外添剤の感光体上への飛翔量も同時に確認した。
【0039】
その結果、耐久初期濃度薄は改善できたが、画像流れに対する効果は5000枚印字通紙まで満足することができなかった。また、他にも、耐久初期にスジ画像、耐久後半に白ポチ画像が発生した。スジ画像については、感光体上に飛翔したポジ性外添剤の一部がクリーニングを擦り抜け潜像形成を阻害して発生することが判明した。また、白ポチ画像については、ポジ性外添剤が感光体上に埋め込まれ核となり、その上にトナーが付着して発生(いわゆる融着画像)したことが判明した。
【0040】
また、上記耐久試験におけるポジ性外添剤の感光体上への飛翔量の推移は、図2に示す通りであった。図2において、ポジ性外添剤の感光体上への飛翔量は、耐久初期において過剰であり、耐久を経るにつれて徐々に減少し、ついにはトナーに外添された外添量より少なくなってしまう推移を示した。つまり、初期の過剰飛翔が、ポジ性外添剤のクリーニング不良による画像上スジ、感光体上へのポジ性外添剤の埋め込まれによる融着を発生させた。また、ポジ性外添剤の飛翔量が所定の外添量より少なくなってしまい、画像流れに対する効果が持続せず、徐々に画像流れを悪化させていた。
【0041】
次に、現像バイアスとしてデューティー比が変更可能な矩形波バイアスを用い、飛翔側面積を振って、それぞれの場合のポジ性外添剤の感光体上への飛翔量(以下、単にポジ性外添剤の飛翔量という)を調べた。
【0042】
この実験に用いた現像バイアスについて、図4に基づいて詳細に説明する。
【0043】
図4は、現像スリーブ上に周波数1800Hzの現像バイアスが印加されたときの様子を示している。Vdcは現像バイアスの時間的平均値、即ち、現像バイアスのピーク値V1、V2の印加時間をT1、T2とすると、1周期(T1+T2)における時間的積分値(以下、単に積分値という)を表している。この積分値により画像濃度を制御することが可能である。VLは感光体上の潜像印字部の表面電位、VDは潜像の非印字部の表面電位である。また、V1、V2は現像バイアスの最小値、最大値、即ちピーク値を示す。
【0044】
なお、本実施例で用いた現像バイアスは、T1=T2(デューティー比1:1)のとき、|V1−V2|=1200Vなる現像バイアスであって、このときVdc=−400Vである。また、感光体上の表面電位は、それぞれVL=−150V、VD=−650Vとしたが、飛翔側面積の制御により画像濃度が大きく変わる場合は、|Vdc−VL|=250Vを光量の調整により制御し、|Vdc−VD|=250Vを、現像バイアス波形全体を−側、もしくは+側に移動させることで、同時に制御した。
【0045】
また、印字部では、負極性の潜像を負極性に帯電したトナーで反転現像するので、トナー8に電界が、時間T1において、トナー8の移動方向として現像スリーブ10から感光体1上に向かう方向(感光体上の潜像を現像する方向)に大きさ|VL−V1|で作用する。そのため、トナー8にはその移動方向に|VL−V1|に比例し力が働く。また、時間T2では、ポジ性外添剤に電界が、ポジ性外添剤の移動方向として現像スリーブ10から感光体上に向かう方向(このとき、トナーにとっては感光体上から現像スリーブ上へと引き剥される方向)となる向きに大きさ|V2−VL|で作用して、ポジ性外添剤にはその移動方向に|V2−VL|に比例した力が働く。
【0046】
非印字部では、トナー8に電界が、時間T1において、トナー8の移動方向として現像スリーブ10から感光体1上に向かう方向(感光体上のVD部を現像する方向)に大きさ|VD−V1|で作用する。そのため、トナー8にはその移動方向に|VD−V1|に比例し力が働く。また、時間T2では、ポジ性外添剤に電界が、ポジ性外添剤の移動方向として現像スリーブ10から感光体1上に向かう方向(このとき、トナーにとっては感光体上から現像スリーブ上へと引き剥される方向)となる向きに大きさ|V2−VD|で作用して、ポジ性外添剤にはその移動方向に|V2−VD|に比例した力が働く。
【0047】
また、飛翔側面積は、感光体の非印字部の表面電位VDと現像バイアスの最大値V2とのコントラストVと、現像バイアスの最大値V2の印加時間T2との積で定義される。
【0048】
以下の表1に飛翔側面積とポジ性外添剤の飛翔量との相関性を確認するための実験結果を示す。
【0049】
【表1】
【0050】
表1によれば、飛翔側面積とポジ性外添剤の感光体上への飛翔量には良好な関係がある。飛翔側面積を小さくとれば、ポジ性外添剤の飛翔量は少なくなり、逆に、飛翔側面積を大きくとれば、ポジ性外添剤の飛翔量が多くなる。つまり、飛翔側面積を制御することで、ポジ性外添剤の飛翔量を制御することが可能になる。尚、上記実験において、飛翔側面積を成す成分の、上記コントラストV、及び上記印加時間T2において、どちらがポジ性外添剤の感光体上への飛翔量との相関性が大きいということはなく、単に飛翔側面積と相関性があるということも確認された。従って、飛翔側面積の制御は、上記コントラストV、上記印加時間T2のどちらか一方の要素を用いてもよいし、また両方用いて行なってもよい。
【0051】
次に、ポジ性外添剤の感光体上への飛翔量と、各画像問題(初期濃度薄、ポジ性外添剤のクリーニング不良、融着、画像流れ)の関係を、上記デューティー比が変更可能な現像バイアスを用いて確認した。
【0052】
その結果を、下記の表2に示す。表2において、○は発生しない、△は発生するが実用上問題ない、×は発生することを表している。
【0053】
【表2】
【0054】
表2によれば、ポジ性外添剤の飛翔量と各画像問題には明らかに相関性があることがわかる。つまり、クリーニング不良、融着を発生させないためには、ポジ性外添剤の飛翔量を2重量%未満に抑えればよい。また、初期濃度薄、画像流れを発生させないためには、ポジ性外添剤の飛翔量を0.5重量%以上に保てばよいことがわかる。つまり、プロセスカートリッジ43の寿命即ち使用可能期間を通じて、上記各画像問題を発生させないためには、ポジ性外添剤の飛翔量を0.5重量%以上、2重量%未満の間に保てばよい。
【0055】
従って、ポジ性外添剤の飛翔量、飛翔側面積、各画像問題のそれぞれの上記相関性から、プロセスカートリッジ43の寿命を通じて上記各画像問題を発生させず良好な画像品位を保つには、飛翔側面積を0.38V・sec以上0.58V・sec未満に制御すればよいことがわかる。
【0056】
そこで、上記図2の現像バイアス固定による印字耐久試験でのポジ性外添剤の飛翔量推移を考察すると、初期から500枚印字までは、2重量%以上の飛翔量であり、画像上においても初期濃度薄は改善されているが、この間にクリーニング不良が発生していた。
【0057】
さらに、2500枚を過ぎて5000枚印字までは、ポジ性外添剤の飛翔量は0.5重量%未満になっており、画像流れもこの間に発生し徐々に悪化した。つまり、初期〜500枚印字までのポジ性飛翔量を0.5重量%以上2重量%未満(飛翔側面積を0.38V・sec以上0.50V/sec未満)に制御すれば、初期濃度薄を改善させつつ、クリーニング不良及び融着を防止でき、2500枚以降のポジ飛翔量を0.5重量%以上(飛翔側面積を0.38V・sec以上)にすれば、画像流れをプロセスカートリッジ43の寿命を通じて発生させないことが可能になる。
【0058】
そこで、プロセスカートリッジ43の寿命を通じて良好な画像を出力するために、現像バイアスの飛翔側面積を画像形成装置100内の記憶手段50の情報に基づいて、印字枚数0〜500枚までは0.43V・sec、501〜2500枚までは0.47V・sec、2501〜5000枚では0.48V・secに制御するようにシーケンスを設定した。
【0059】
また、本実施例の印字枚数に対応した現像バイアスの飛翔側面積の制御方法を図5と図6に基づいて詳細に説明する。図5に本実施例のブロック図を示す。
【0060】
図5において、プロセスカートリッジ43に印字枚数を記憶する記憶手段50が具備され、画像形成装置100内には、記憶手段50に対し情報の読み出し、書き込みを行なう読み出し/書き込み手段182と、記憶手段50から読み出した情報によりプロセスカートリッジ43の使用量を判断する判断手段183と、現像バイアス電源12と、CPU104とが具備されている。
【0061】
判断手段183は、プロセスカートリッジ43に記憶されている印字枚数から、プロセスカートリッジ43の使用量の状況によりCPU104に信号を発信する。
【0062】
CPU104は、判断手段183からの信号を受けて、現像バイアス電源12の出力する現像バイアスの飛翔側面積を制御する。
【0063】
また、印字終了後、印字した枚数を記憶手段50から読み出した印字枚数に加算して、読み出し/書き込み手段182を通じて記憶手段50に入力して記憶させる。
【0064】
次に、図6のフローチャートに基づいて、本実施例の画像形成装置100の制御を詳細に説明する。
【0065】
まず、コンピュータ等の画像信号入力手段から、画像信号の入力を受けると、CPU104は、読み出し/書き込み手段182を通じて、記憶手段50から印字枚数の情報を読み出す(ステップ1)。
【0066】
次に、判断手段183が、印字枚数が(a)0〜500枚以内、(b)501〜2500枚以内、(c)2501枚以上のいずれかであるか判断する(ステップ2)。
【0067】
ここの判断において、印字枚数が(a)の場合であれば、現像バイアス電源12の出力を現像バイアスの飛翔側面積が0.43V・secになるように設定する。印字枚数が(b)の場合であれば、現像バイアス電源12の出力を現像バイアスの飛翔側面積が0.47V・secになるよう設定する。印字枚数が(c)の場合であれば、現像バイアス電源12の出力を現像バイアスの飛翔側面積が0.48V・secになるように設定する(以上ステップ3)。
【0068】
そして上記設定に基づき印字を行ない(ステップ4)、印字した枚数を、随時記憶手段50から読み出した印字枚数に加算する(ステップ5)。次いで、読み出し/書き込み手段183を通じて記憶手段50に書き込み(ステップ6)、印字動作を終了する(ステップ7)。
【0069】
以上、説明した制御方法により、5000枚の印字耐久試験を行なった。またこのとき、ポジ性外添剤の感光体上への飛翔量も同時に確認した。
【0070】
その結果、クリーニング不良、融着、画像流れは発生せず、また初期画像も安定しており、耐久を通じて良好な画像を出力することができた。また、図3のグラフに示すように、このときのポジ性外添剤の飛翔量推移から、ポジ性外添剤の飛翔量もプロセスカートリッジ43の寿命を通じて、0.5重量%以上2重量%未満に制御されていることがわかる。
【0071】
以上説明したように、本実施例においては、プロセスカートリッジ43の寿命を通じて、ポジ性外添剤の感光体上への飛翔量を制御すべく飛翔側面積の変動可能な現像バイアスを用いることにより、寿命を通じてポジ性外添剤の感光体への飛翔量を適正化し、初期画像の安定性を保持しつつ、画像流れへの効果を持続させ、且つ画像スジ、融着の発生しない高品位画像形成が可能となった。
【0072】
実施例2
以下に、本発明の実施例2を図7〜図11に基づいて説明する。図7には本実施例の画像形成装置101が示される。
【0073】
画像形成装置101は、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置30、及びクリーニング装置14のプロセス装置が組込まれているプロセスカートリッジ44、転写装置13、定着装置19、及び光学系としてのレーザースキャナ4、ミラー6等が配設されている。尚、図7において、図1と同一要素には同一符号が付せられている。
【0074】
現像容器3中にはトナー21が収容されている。トナー21中のポジ性外添剤は、実施例1と同様のものであり、本実施例においては、0.75重量%外添されている。また、プロセスカートリッジ44の寿命は、1ページ当たりの平均ドット比4%印字で4000枚である。
【0075】
次の本実施例の特徴部分である現像バイアス印加方法について詳述する。
【0076】
本実施例において、プロセスカートリッジ44の寿命後半に悪化する画像流れを防止するため、寿命後半において、連続印字通紙の転写紙間、及び画像形成前の感光体に潜像が形成される前の感光体の前回転時(以下、単に前回転時という)により多くのポジ性外添剤を感光体上に飛翔させる現像バイアスを印加することが特徴である。
【0077】
ここで、本実施例における画像形成装置101において、現像スリーブ10に印加する現像バイアスを、ACバイアス成分Vpp=1600V、AC周波数Vf=2400Hz、DCバイアス成分Vdc=−400Vのデューティー比1:1の矩形波に固定して4000枚の印字耐久試験を行なってみた。またこのとき、ポジ性外添剤の感光体上への飛翔量も同時に確認した。その結果、耐久初期における画像濃度の立ち上がりは改善できたが、画像流れに対する効果は2000枚までで、寿命である4000枚印字通紙時まで満足することができなかった。また他にも耐久初期にスジ画像、耐久後半に白ポチ画像が発生したが実用上問題ないレベルであった。尚、スジ画像、及び白ポチ画像については、実施例1と同じ原因で発生していた。
【0078】
また、上記耐久試験におけるポジ性外添剤の感光体上への飛翔量の推移は図8のグラフに示す通りであった。図8において、ポジ性外添剤の感光体上への飛翔量は、実施例1と同様、耐久初期において多く、耐久を経るにつれて徐々に減少し、ついにはトナーに外添された外添量より少なくなってしまう推移を示した。つまり、初期の大量の飛翔が、実用上問題ないレベルであるがポジ性外添剤によるクリーニング不良及び融着の原因となる核を発生させ、耐久後半に至っては、ポジ性外添剤の飛翔量が所定の外添量よりも少なくなってしまい、画像流れへの効果が持続せず、徐々に画像流れを悪化させていた。
【0079】
つぎに、画像形成時には、上記耐久試験と同様、現像スリーブ10に印加する現像バイアスを、ACバイアス成分Vpp=1600V、AC周波数Vf=2400Hz、DCバイアス成分Vdc=−400Vのデューティー比1:1の矩形波に固定し、紙間、及び前回転時にも、現像バイアスとしてデューティー比が変更可能な矩形波バイアスを印加(以下、紙間現像バイアスという)し、その紙間現像バイアスの飛翔側面積を振って、それぞれの場合のポジ性外添剤の感光体上への飛翔量を調べる実験を行なった。
【0080】
なお、本実施例では、2000枚印字以降に発生する画像流れが実用上問題となるものであるため、プロセスカートリッジ44において印字を2000枚行なった時点でこの実験を行なった。また、紙間現像バイアスは、基本的には実施例1と同様のものであり、本実施例では、図4で説明したT1=T2のとき、|V1−V2|=1600Vとなる現像バイアスであって、このときの周波数は2400Hz、Vdc=−400Vである。また、紙間現像バイアス印加時の感光体上の表面電位はVD=−650Vに固定した。また、紙間、前回転時は、感光体円周長1周分設けることとした。
【0081】
以下の表3に飛翔側面積とポジ性外添剤の飛翔量との相関性を確認するためのの実験結果を示す。
【0082】
【表3】
【0083】
表3によれば、飛翔側面積とポジ性外添剤の感光体上への飛翔量には良好な関係がある。実施例1と同様、飛翔側面積を小さくとれば、ポジ性外添剤の飛翔量は少なくなり、逆に、飛翔側面積を大きくとれば、ポジ性外添剤の飛翔量が多くなる。つまり、飛翔側面積を制御することで、ポジ性外添剤の飛翔量を制御することが可能になる。また、実施例1の場合より飛翔量に対する飛翔側面積の割合が小さいのは、画像形成時に感光体上に飛翔するポジ性外添剤の飛翔量が約0.4重量%ほどあるためである。
【0084】
なお、上記実験において、飛翔側面積を成す成分の、上記コントラストV、及び上記印加時間T2において、どちらがポジ性外添剤の感光体上への飛翔量との相関性が大きいということはなく、単に飛翔側面積と相関性があるということも確認された。どちらがポジ性外添剤の感光体上への飛翔量ということはなく、単に飛翔側面積と相関性があるということも確認された。従って、飛翔側面積の制御は、上記コントラストV、上記印加時間T2のどちらか一方の要素を用いてもよいし、また両方用いて行なってもよい。
【0085】
次に、ポジ性外添剤の感光体上への飛翔量と、各画像問題(ポジ性外添剤のクリーニング不良、融着、画像流れ)の関係を、上記デューティー比が変更可能な現像バイアスを用いて確認した。なお、本実験もプロセスカートリッジ44の印字を2000枚行なった時点で行なった。
【0086】
その結果を表4に示す。表4において、○は発生しない、△は発生するが実用上問題ない、×は発生することを表している。
【0087】
【表4】
【0088】
表4によれば、ポジ性外添剤の飛翔量と各画像問題には明らかに相関性があることがわかる。つまり、クリーニング不良、融着を発生させないためには、ポジ性外添剤の飛翔量を2重量%未満に抑えればよい。また、画像流れを発生させないためには、ポジ性外添剤の飛翔量を0.5重量%以上に保てばよいことがわかる。つまり、プロセスカートリッジ44の寿命後半において、画像流れの発生を抑え、他のクリーニング不良、及び融着を発生させないためには、ポジ性外添剤の飛翔量を0.5重量%以上、2重量%未満の間に保てばよい。つまり、ポジ性外添剤の飛翔量、飛翔側面積、各画像問題(ポジ性外添剤のクリーニング不良、融着、画像流れ)のそれぞれの上記相関性から、プロセスカートリッジ44の寿命後半において、飛翔側面積0.25V・sec以上0.42V・sec未満に制御すればよいことがわかった。
【0089】
そこで、上記図8の現像バイアス固定による印字耐久試験でのポジ性外添剤の飛翔量推移を考察すると、初期から2000枚印字までは、0.5重量%以上3重量%未満の飛翔量であり、画像上においても初期濃度薄は改善され、この間にクリーニング不良の発生、融着の核もこの間に形成されていたが実用上問題ないレベルであった。更に、2000枚を過ぎて4000枚印字までは、ポジ性外添剤の飛翔量は0.5重量%未満になっており、画像流れもこの間に発生し徐々に悪化した。つまり、2000枚以降のポジ性飛翔量を0.5重量%以上(飛翔側面積を0.25V・sec以上)に制御すれば、初期濃度薄を改善しつつ、画像流れをプロセスカートリッジ44の寿命を通じて発生させないことが可能となる。
【0090】
そこで、プロセスカートリッジ44の寿命を通じて良好な画像を出力するために、紙間現像バイアスの飛翔側面積を画像形成装置101内の記憶手段50の情報に基づいて、印字枚数0〜2000枚までは紙間現像バイアスに印加なし、2000〜4000枚では0.33V・secに制御するようにシーケンスを設定した。
【0091】
また、本実施例の印字枚数に対応した現像バイアスの飛翔側面積の制御方法を図9と図10に基づいて説明する。図9には本実施例のブロック図が示され、図5と同一要素には同一符号が付せられている。また図9における機構は図5における説明と同じであるため、ここでは省略する。
【0092】
次に、図10のフローチャートに基づいて、本実施例の画像形成装置101の制御について説明する。尚、本実施例と実施例1の制御上の違いは、図6におけるステップ2とステップ3においてあり、他のステップについては、実施例1と同様であるのでここでの説明は省略する。
【0093】
本実施例のステップ2においては、判断手段183が、印字枚数が(a)0〜2000枚以内、(b)2001枚以上のいずれかであるか判断している。ステップ3においては、ステップ2の判断において、印字枚数が(a)の場合であれば、現像バイアス電源12から紙間現像バイアスを出力しないように設定する。印字枚数が(b)の場合であれば、現像バイアス電源12から出力される紙間現像バイアスの飛翔側面積が0.33V・secになるように設定している。
【0094】
以上説明した制御方法により、4000枚の印字耐久試験を行なった。また、このとき、ポジ性外添剤の感光体上への飛翔量も同時に確認した。
【0095】
その結果、2001枚以降、クリーニング不良、融着、画像流れは発生せず、耐久を通じて良好な画像を出力することができた。また、図11に示すように、このときのポジ性外添剤の飛翔量推移から、ポジ性外添剤の飛翔量もプロセスカートリッジ44の寿命後半において、0.5重量%以上2重量%未満に制御されていることがわかる。
【0096】
以上説明したように、プロセスカートリッジ44の印字枚数に応じて、飛翔側面積を制御して印加する紙間現像バイアスを用いることにより、ポジ性外添剤の感光体への飛翔量を制御することが可能となり、プロセスカートリッジ44の寿命を通じて、初期画像の安定性を保持しつつ、画像流れへの効果を持続させ、安定した高品位画像を出力することが可能となる。
【0097】
また、本実施例では、紙間においてポジ性外添剤の飛翔量を制御するので、画像形成時の印字率に左右されることなく確実に感光体上へ飛翔させることができる。さらには、非画像領域において飛翔側面積の制御を行なうため、それに伴う画像濃度の変動を考慮する必要がなく思い切った制御をすることが可能である。
【0098】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、非画像形成時においては、現像バイアスの、現像剤に外添されている現像剤と逆極性の粒子に対し、現像剤担持体から像担持体上の表面電位に向かう力を及ぼす成分の波形の表面電位に対する面積が印字枚数に関する情報に応じて変動可能とされ、画像形成時においては、現像バイアスの前記面積が前記印字枚数に関する情報にかかわらず固定される構成とされ、非画像形成時において、現像剤と逆極性の粒子の飛翔量を制御するので、画像形成時の印字率に左右されることなく確実に像担持体上へ飛翔させることができ、さらには、非画像領域において飛翔側面積の制御を行なうため、それに伴う画像濃度の変動を考慮する必要がなく思い切った制御をすることが可能となる。それによって、本発明では、装置の使用初期においても濃度薄を良化でき、画像流れを防止することができ、したがって高品位な画像の出力をすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の画像形成装置の概略構成図である。
【図2】実施例1の現像バイアスを固定させた場合のポジ性外添剤の飛翔量推移を表すグラフである。
【図3】実施例1の現像バイアスの飛翔側面積を制御した場合のポジ性外添剤の飛翔量推移を表すグラフである。
【図4】実施例1の現像バイアスにおける説明図である。
【図5】実施例1の画像形成装置のブロック図である。
【図6】実施例1の現像バイアスの飛翔側面積を制御するフローチャートである。
【図7】実施例2の画像形成装置の概略構成図である。
【図8】実施例2の現像バイアスを固定させた場合のポジ性外添剤の飛翔量推移を表すグラフである。
【図9】実施例2の画像形成装置のブロック図である。
【図10】実施例2の現像バイアスの飛翔側面積を制御するフローチャートである。
【図11】実施例2の現像バイアスの飛翔側面積を制御した場合のポジ性外添剤の飛翔量推移を表すグラフである。
【図12】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体)
2 帯電装置
3 現像容器(現像剤保有容器)
7 現像装置
8、21 現像剤
10 現像スリーブ(現像剤担持体)
43、44 プロセスカートリッジ
50 記憶装置
Claims (3)
- 少なくとも、像を担持する像担持体と、該像担持体上を帯電処理する帯電装置と、前記像担持体上の潜像を顕像化する現像剤を担持し搬送する現像剤担持体と、現像剤を保有し、前記現像剤担持体に現像剤を補給する現像剤保有容器と、を有し、前記現像剤には現像剤と逆極性の粒子が外添され、前記像担持体と前記現像剤担持体との間の現像領域に、前記現像剤担持体により現像剤を担持搬送し、前記現像剤担持体に現像バイアスを印加して現像を行なう画像形成装置において、
非画像形成時においては、前記現像バイアスの、現像剤に外添されている現像剤と逆極性の粒子に対し、前記現像剤担持体から前記像担持体上の表面電位に向かう力を及ぼす成分の波形の表面電位に対する面積が印字枚数に関する情報に応じて変動可能とされ、
画像形成時においては、前記現像バイアスの前記面積が前記印字枚数に関する情報にかかわらず固定されることを特徴とする画像形成装置。 - 少なくとも、前記像担持体と、前記現像剤担持体と、現像剤を保有する前記現像剤保有容器とで装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを構成し、該プロセスカートリッジに対する印字総枚数に関する情報により、前記現像バイアスの前記面積を制御することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
- 前記プロセスカートリッジ上、もしくは前記プロセスカートリッジ内に、前記情報を記憶する記憶装置が配置され、前記記憶装置内の前記情報により前記現像バイアスの前記面積を制御することを特徴とする請求項1または2の画像形成装置。
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