JP3595657B2 - ビデオ信号処理装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログビデオ信号の入出力を有し、ディジタルビデオ信号で動画像あるいは静止画像の記録再生を行うビデオ信号処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、アナログビデオ信号をディジタル化してテープあるいはディスクなどに記録再生するディジタルビデオ機器が民生レベルで普及し始めている。具体的には、DV規格に準拠するディジタルビデオカメラ(DVC)、MPEGに準拠するディジタルビデオディスク(DVD)などが代表的である。
【0003】
これらのデジタルビデオ機器は、ディジタルビデオ信号の記録再生は勿論、従来のアナログビデオ信号の記録再生にも対応している。
【0004】
図10はアナログビデオ信号をディジタルビデオ信号に変換する従来のビデオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。図において、103aはローパスフィルタ(LPF)、123aはバンドパスフィルタ(BPF)、104a,125aはクランプ回路、105a,126aはA/Dコンバータである。
【0005】
ビデオ信号処理装置において、入力信号101a、121aはそれぞれアナログ輝度(Y)信号、アナログクロマ(C)信号である。輝度信号101aはアンプ102aで所定の信号レベルにゲイン制御された後、ローパスフィルタ103aで帯域制限を受ける。
【0006】
このLPF103aは、A/Dコンバータのサンプリングクロックfsに基づき、1/2fsの周波数で−12dB程度の振幅減衰特性を有し、また、通過帯域内の群遅延時間YDLY(nS)を有する(図2参照)。
【0007】
LPF103aで所定の帯域制限を受けた輝度信号103baはクランプ回路104aに入力され、クランプ回路104aにより次段のA/Dコンバータ105aの入力レンジに適するように信号電位が設定される。具体的には、映像信号の平均輝度レベル(APL)が変動しても、基準となるペデスタルレベル(黒レベル)が一定のDC電位となるようなクランプ動作を行う。
【0008】
A/Dコンバータ105aは輝度信号108aを、例えば8ビットの分解能でアナログ輝度信号108aからディジタル輝度信号106aに変換する。
【0009】
一方、クロマ信号121aも同様に、アンプ122aで所定の信号レベルにゲイン制御された後、バンドパスフィルタ(BPF)123aで帯域制限を受ける。
【0010】
NTSC方式のクロマ信号ではfsc=3.58MHz、PAL方式のクロマ信号ではfsc=4.43MHzとなる。BPF123aは通過帯域内で群遅延時間CDLY(nS)を有し(図3参照)、このBPF123aで帯域制限を受けたクロマ信号123baは、ディレイ回路124aにより輝度信号103baと同じタイミングになるまで信号の遅延補正を受ける。
【0011】
この後、クランプ回路125aで次段のA/Dコンバータ126aの入力レンジに適するように信号電位が設定され、輝度信号系と同様にA/Dコンバータ126aでアナログクロマ信号129aからディジタルクロマ信号127aに変換される。
【0012】
ここで、アナログビデオ信号をディジタル信号化するための信号処理系では、A/Dコンバータ105aのサンプリング時に発生する折り返しノイズを抑圧するためのアナログフィルタの特性が重要なファクタとなる。
【0013】
図10に示した従来の信号処理系では、輝度信号101aのサンプリング周波数を例えば13.5MHzに設定した場合、通過帯域内の信号成分の品位(f特、パルス応答特性)を良好に保つために、またカットオフ周波数の設定などにより300〜800nS程度の群遅延特性を有することが一般的である。
【0014】
また一方、クロマ信号121aは信号帯域が狭いため、通常、図3に示すようなBPFで構成されるが、この群遅延時間CDLYは輝度信号用のLPF103aの群遅延時間YDLYより短いので、輝度信号101aと遅延時間を合わせるためにディレイ回路124aを設ける必要がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のように、信号遅延調整のためにアナログのディレイ回路を介在させることは、輝度信号とクロマ信号の遅延タイミングのばらつき抑制および精度確保に対して不利であり、また、SN比の悪化など信号の品位を低下させてしまう。
【0016】
さらに、ディジタルビデオ機器のアナログ信号の入出力信号処理系をコンパクトで高精度かつローコストに構成するためには、周辺回路のIC化が有効であるが、このような回路規模、電力消費の観点から輝度信号とクロマ信号のタイミング補正のためにディレイ回路をアナログ回路で構成することは得策でない。
【0017】
そこで、本発明は、輝度信号とクロマ信号の遅延タイミングのばらつき低減および高精度化を図ることができ、また、SN比など信号の品位を確保することができ、しかもローコスト化、省スペース化および消費電力低減を図ることができるビデオ信号処理装置および方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のビデオ信号処理装置は、アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理装置において、前記アナログビデオ信号を所定のサンプリングクロックを用いてディジタルビデオ信号に変換する変換手段と、該変換手段に前置され、前記アナログビデオ信号の帯域を制限する為の、輝度信号とクロマ信号との間で前記サンプリングクロックの周期の整数倍の遅延時間差を有するように設定された帯域制限手段と、前記変換手段に後置され、前記帯域制限手段における遅延時間差を前記変換手段のサンプリングクロック周期の単位で修正することにより、ディジタル輝度信号とディジタルクロマ信号のタイミングを修正する遅延修正手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項2に記載のビデオ信号処理装置は、請求項1に係るビデオ信号処理装置において前記帯域制限手段では、前記輝度信号の群遅延時間と前記クロマ信号の群遅延時間との差が、前記変換手段のサンプリングクロック周期の整数倍であることを特徴とする。
【0020】
請求項3に記載のビデオ信号処理装置は、請求項1に係るビデオ信号処理装置において、前記遅延修正手段は、前記帯域制限手段により生じた前記輝度信号と前記クロマ信号の遅延時間差を、前記ディジタルビデオ信号に変換された後、前記クロマ信号を遅延させることにより前記変換手段のサンプリングクロック周期単位に修正することを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載のビデオ信号処理装置は、アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理装置において、ディジタルビデオ信号を所定のクロックを用いて前記アナログビデオ信号に変換する変換手段と、該変換手段に後置され、前記アナログビデオ信号の帯域を制限する為の、輝度信号とクロマ信号との間で前記クロックの周期の整数倍の遅延時間差を有するように設定された帯域制限手段と、前記変換手段に前置され、前記帯域制限手段における遅延時間差を前記変換手段のクロック周期の単位であらかじめ修正することにより、ディジタル輝度信号とディジタルクロマ信号のタイミングを調整する遅延修正手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】
請求項5に記載のビデオ信号処理装置は、請求項4に係るビデオ信号処理装置において前記帯域制限手段では、前記輝度信号の群遅延時間と前記クロマ信号の群遅延時間との差が、前記変換手段のクロック周期の整数倍であることを特徴とする。
【0023】
請求項6に記載のビデオ信号処理装置は、請求項4に係るビデオ信号処理装置において、前記遅延修正手段は、前記帯域制限手段により生じた前記輝度信号と前記クロマ信号の遅延時間差を、前記アナログビデオ信号に変換される前、前記クロマ信号を遅延させることにより前記変換手段のクロック周期単位に修正することを特徴とする。
【0024】
請求項7に記載のビデオ信号処理装置では、請求項3に係るビデオ信号処理装置において前記遅延修正手段は前記変換手段の後に直列に接続されるシフトレジスタを有し、該シフトレジスタは前記変換手段のサンプリングクロックで動作することを特徴とする。
【0025】
請求項8に記載のビデオ信号処理装置では、請求項3に係るビデオ信号処理装置において前記遅延修正手段は前記変換手段の後にメモリおよびメモリ制御手段を有し、該メモリ制御手段によりディジタル信号に変換された前記クロマ信号の前記メモリに対する書き込みおよび読み出しが行われることを特徴とする。
【0026】
請求項9に記載のビデオ信号処理装置では、請求項6に係るビデオ信号処理装置において前記遅延修正手段は前記変換手段の前に直列に接続されたシフトレジスタを有し、該シフトレジスタは前記変換手段のクロックで動作することを特徴とする。
【0027】
請求項10に記載のビデオ信号処理装置では、請求項9に係るビデオ信号処理装置において前記変換手段のクロックは、前記輝度信号とクロマ信号とで異なる周波数に設定されたことを特徴とする。
【0028】
請求項11に記載のビデオ信号処理方法は、アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理方法において、前記アナログビデオ信号の帯域を制限し、該帯域制限されたアナログビデオ信号を所定のサンプリングクロックに基づいてディジタルビデオ信号に変換する際、前記帯域制限により生じる輝度信号の群遅延時間とクロマ信号の群遅延時間との差が、前記変換時のサンプリングクロック周期の整数倍となるよう設定し、前記群遅延時間の差を、前記ディジタルビデオ信号に変換された後、前記クロマ信号を遅延させることにより前記サンプリングクロック周期単位に修正することを特徴とする。
【0029】
請求項12に記載のビデオ信号処理方法は、アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理方法において、ディジタルビデオ信号を所定のクロックに基づいて前記アナログビデオ信号に変換して、前記アナログビデオ信号の帯域を制限する際、前記帯域制限により生じる輝度信号の群遅延時間とクロマ信号の群遅延時間との差が、前記変換時のクロック周期の整数倍となるよう設定し、前記群遅延時間の差を、前記アナログビデオ信号に変換される前、前記クロマ信号を遅延させることにより前記クロック周期単位であらかじめ修正することを特徴とする。
請求項13に記載のビデオ信号処理装置は、アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理装置において、アナログ輝度信号を帯域制限する為の、第 1 の群遅延時間を有する第1の帯域制限手段と、アナログクロマ信号を帯域制限する為の、第1の群遅延時間とは異なる第2の群遅延時間を有する第2の帯域制限手段と、前記第1の帯域制限手段で帯域制限された前記アナログ輝度信号を、第1のサンプリングクロックに基づいてディジタル輝度信号に変換する第1の変換手段と、前記第2の帯域制限手段で帯域制限された前記アナログクロマ信号を、第2のサンプリングクロックに基づいてディジタルクロマ信号に変換する第2の変換手段と、前記第1の帯域制限手段と前記第2の帯域制限手段との間で生じる群遅延時間の差を整合する為の前記ディジタルクロマ信号の遅延手段とを備え、前記第2のサンプリングクロックに基づいて、前記第 1 の群遅延時間と前記第2の群遅延時間との差が前記第2のサンプリングクロックの周期のn(nは自然数)倍となるよう前記第1の帯域制限手段と前記第2の帯域制限手段とを設定し、更に前記第2のサンプリングクロックの周期の単位で動作する前記遅延手段をn段用いて前記群遅延時間の差を整合することを特徴とする。
請求項14に記載のビデオ信号処理装置は、請求項13に係るビデオ信号処理装置において、前記遅延手段は、前記第1の群遅延時間と前記第2の群遅延時間との差が前記第2のサンプリングクロック周期の倍であるときに、ディジタルクロマ信号を遅延させることによってディジタル輝度信号とタイミングを整合させることを特徴とする。
請求項15に記載のビデオ信号処理装置は、請求項14に係るビデオ信号処理装置において、前記遅延手段は前記第2の変換手段の後段に直列に接続されるシフトレジスタを有し、該シフトレジスタは前記第2のサンプリングクロックで動作することを特徴とする。
請求項16に記載のビデオ信号処理装置は、請求項13乃至15のうちいずれか一項に係るビデオ信号処理装置において、前記第1のサンプリングクロックと前記第2のサンプリングクロックとは、等しいクロックであることを特徴とする。
請求項17に記載のビデオ信号処理装置は、アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理装置において、ディジタル輝度信号を、第1のリサンプリングクロックに基づいてアナログ輝度信号に変換する第1の変換手段と、ディジタルクロマ信号を、第2のリサンプリングクロックに基づいてアナログクロマ信号に変換する第2の変換手段と、前記第1の変換手段で変換された前記アナログ輝度信号を帯域制限する為の、第1の群遅延時間を有する第1の帯域制限手段と、前記第2の変換手段で変換された前記アナログクロマ信号を帯域制限する為の、第1の群遅延時間とは異なる第2の群遅延時間を有する第2の帯域制限手段と、前記第2の変換手段に前置され、前記第1の帯域制限手段と前記第2の帯域制限手段との間で生じる群遅延時間の差を整合する為の前記ディジタルクロマ信号の遅延手段とを備え、前記第2のリサンプリングクロックに基づいて、前記第1の群遅延時間と前記第2の群遅延時間との差が前記第2のリサンプリングクロックの周期のn(nは自然数)倍となるよう前記第1の帯域制限手段と前記第2の帯域制限手段とを設定し、更に前記第2のリサンプリングクロックの周期の単位で動作する前記遅延手段をn段用いて前記群遅延時間の差を整合することを特徴とする。
請求項18に記載のビデオ信号処理装置は、請求項17に係るビデオ信号処理装置において、前記遅延手段は、前記第1の群遅延時間と前記第2の群遅延時間との差が前記第2のリサンプリングクロック周期の倍であるときに、ディジタルクロマ信号を遅延させることによって第1の帯域制限手段で帯域制限されたアナログ輝度信号と第2の帯域制限手段で帯域制限されたアナログクロマ信号の出力タイミングを整合させることを特徴とする。
請求項19に記載のビデオ信号処理装置は、請求項18に係るビデオ信号処理装置において、前記遅延手段は前記第2の変換手段に前置した直列に接続されるシフトレジスタを有し、該シフトレジスタは前記第2のリサンプリングクロックで動作することを特徴とする。
請求項20に記載のビデオ信号処理装置は、請求項17乃至19のうちいずれか一項に係るビデオ信号処理装置において、前記第1のリサンプリングクロックと前記第2のリサンプリングクロックとは、等しいクロックであることを特徴とする。
請求項21に記載のビデオ信号処理装置は、請求項17乃至19のうちいずれか一項に係るビデオ信号処理装置において、前記第1のリサンプリングクロックと前記第2のリサンプリングクロックとは、異なるクロックであることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明のビデオ信号処理装置および方法の実施の形態について説明する。
【0031】
[第1の実施の形態]
始めに、ビデオ信号処理装置の記録部の構成および動作について説明する。図1は第1の実施形態におけるビデオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。図において、126はDフリップフロップであり、3個直列接続によるシフトレジスタを構成している。
【0032】
入力信号101、121はそれぞれアナログ輝度(Y)信号、クロマ(C)信号であり、アンプ102、122でそれぞれ所定のレベルにゲイン調整される。
【0033】
アンプ102でゲイン調整されたY信号130aはLPF103によって帯域制限される。図2はLPFの特性を示すグラフである。図において、201は振幅特性(Gain)、202は群遅延特性(GD)を示す。このLPF103は、A/Dコンバータ105のサンプリングクロックfsに基づき、1/2fsの周波数で−12dB程度の振幅減衰特性を有する。また、通過帯域内の群遅延時間はYDLY(nS)である。
【0034】
LPF103で所定の帯域制限を受けた輝度信号103bが次段のA/Dコンバータ105の入力レンジに適するように、その信号電位はクランプ回路104で設定される。具体的には、映像信号の平均輝度レベル(APL)が変動しても、基準となるペデスタルレベル(黒レベル)が一定のDC電位となるようなクランプ動作を行う。A/Dコンバータ105は輝度信号108を、例えば8ビットの分解能でアナログ信号からディジタル信号に変換する。
【0035】
一方、アンプ122でゲイン調整されたC信号123aはBPF123によって帯域制限される。図3はBPFの特性を示すグラフである。図において、301は振幅特性(Gain)、302は群遅延特性(GD)を示す。
【0036】
NTSC方式のクロマ信号ではfsc=3.58MHz、PAL方式ではfsc=4.43MHzとなる。このBPF123の帯域内群遅延時間は、CDLY(nS)である。
【0037】
本実施形態では、LPF103とBPF123の群遅延時間は、数式(1)で示されるように設定される。
【0038】
YDLY=(n×1/fs)+CDLY …… (1)
ここで、nは1,2,3……(自然数)であり、fsはA/Dコンバータのサンプリグクロックである。
【0039】
一例として、A/Dコンバータ105のサンプリングクロックfs=13.5MHzとした場合、1/fs=74nsとなる。このとき、LPF103とBPF123の群遅延時間を、YDLY=(3×1/13.5MHz)+CDLYに設定する。すなわち、YDLYとCDLYの群遅延時間の差をサンプリングクロック周期74nsの3倍に設定したことになる。
【0040】
その後、Y信号103b、C信号123bはそれぞれクランプ回路104,124を介してA/Dコンバータ105,125に入力され、8ビット精度の分解能でディジタル化データ106,127が得られる。
【0041】
ここで、A/Dコンバータの分解能、変換速度などは実用上、所定の目標に達成するために足るものであれば、特に指定されるものではない。
【0042】
図4はA/Dコンバータで変換された後のディジタルデータを示すタイミングチャートである。図において、クロック107の立ち上がりイベントでサンプリングされたデータは、前置フィルタの群遅延オフセットにより、Ydata106とCdata127では、C信号がY信号に対して3クロック周期進んでいる。ここで、フリップフロップ128を3個直列に接続して構成される3クロックのシフトレジスタによりC信号127を遅延せしめ、CLK4のタイミングでYdata106とCdata130のタイミングを合わせる。
【0043】
これにより、信号遅延調整のためにアナログのディレイ回路を介在させることなくなり、輝度信号とクロマ信号の遅延タイミングをばらつきなく揃えることができる。また、アナログのディレイ回路を設けないことにより、ローコスト化、省スペース化および消費電力低減を図ることができる。
【0044】
尚、前記第1の実施形態では、C信号の前置フィルタとしてBPFを用いたが、この代わりにLPFを用いても構わない。
【0045】
[第2の実施の形態]
図5は第2の実施形態におけるビデオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の番号を付してその説明を省略する。図において、926はメモリ、927はメモリ制御部である。
【0046】
第2の実施形態では、前記第1の実施形態のシフトレジスタによるC信号のタイミング遅延をメモリで代用する点に特徴がある。
【0047】
図において、メモリ制御部927はメモリ926への書き込み制御信号927aおよび読み出し制御信号927bによりディジタルC信号926aの遅延タイミングを制御する。
【0048】
すなわち、アナログ前置フイルタとしてのLPF103におけるY信号の群遅延時間とBPF123におけるC信号の群遅延時間との差が、サンプリングクロック107の整数倍に設定されているので、この時間差分に相当するクロック周期の期間をメモリ926の書き込みおよび読み出しで補正し、Y信号106とC信号926bの遅延タイミングが一致するように制御される。
【0049】
これにより、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、前記第1の実施形態では、YDLYとCDLYの群遅延時間の差がサンプリングクロック周期の整数倍に設定されているので、その整数倍に応じた数だけDフリップフロップを直列に接続しなければならないが、第2の実施形態では部品を増加させることなく、サンプリングクロック周期の任意の整数倍に対応できる。
【0050】
[第3の実施の形態]
つぎに、ビデオ信号処理装置の再生部の構成および動作について説明する。図6は第3の実施形態におけるビデオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。図において、502、525はクロック510でリサンプルされるD/Aコンバータ、503、526はバッファ、505はLPF、528はBPF、507、530はビデオ出力アンプである。
【0051】
入力信号501、521は8ビットのディジタル映像データでそれぞれYディジタル信号、Cディジタル信号である。クロック510はD/Aコンバータ502、525ならびにフリップフロップ126に供給され、Yディジタル信号、Cディジタル信号はクロック510に同期してディジタル信号からアナログ信号に変換される。
【0052】
図7はディジタル信号からアナログ信号に変換される際のディジタルY信号、ディジタルC信号を示すタイミングチャートである。
【0053】
CLK1のイベントでは、Ydata501とCdata521が同じタイミングで入力された後、Cdata521がフリップフロップ126で順次データ遅延され、CLK4のイベントで3クロック周期のデータ遅延されたCdata524が得られる。Ydata501とCdata524の信号遅延差は、Cdata524がYdata501に対して3/fs(nS)遅れたものとなる。
【0054】
この後、D/Aコンバータ502、525によりディジタル信号からアナログ信号に変換され、バッファ503、526を介してYdata504、Cdata527が得られる。
【0055】
バッファ503、526では、インピーダンス変換、ゲイン調整等の処理が行われ、処理後のY信号504、C信号527が次段に供給される。Y信号504とC信号527のタイミングは、C信号系においてフリップフロップ126を3個直列に接続して構成されたシフトレジスタによる遅延差、つまり3/fs(nS)にほぼ保持されている。
【0056】
LPF505、BPF528はそれぞれD/A変換に伴う折り返しノイズ成分の抑圧のために設けられている。これら各フィルタの通過帯域内での群遅延時間は、数式(2)に示すように設定されている。
【0057】
YDLY=CDLY+(n×1/fs) …… (2)
ここで、n=1,2,3……
図7では、D/Aコンバータ502,525のリサンプリングクロックfs=13.5MHzとした場合、1/fs=74nSとなる。このとき、LPF505とBPF528の群遅延時間差を、YDLY=(3×1/13.5MHz)+CDLYとなるように設定する。すなわち、YDLYとCDLYの群遅延時間の差をクロック周期の3倍に設定する。これにより、各フィルタを通過したY信号506とC信号529の遅延タイミングが一致することになる。
【0058】
しかる後、アンプ507、530により所定のビデオ出力信号をTVモニタ等に出力して供給することができる。
【0059】
尚、第3の実施形態では、C信号の後置フイルタとしてBPFを設けたが、この代わりにLPFを設けても構わない。
【0060】
[第4の実施の形態]
図8は第4の実施形態におけるビデオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。第4の実施形態におけるビデオ信号処理装置は前記第3の実施形態(図6参照)とほぼ同じ構成を有するが、D/Aコンバータのクロック周波数がY信号とC信号とで異なるという特徴がある。
【0061】
図において、710はY信号のクロックYCLK、711はC信号のクロックCCLKである。入力信号701、721は8ビットのディジタルビデオデータであり、それぞれディジタルY信号、ディジタルC信号である。
【0062】
クロック710はD/Aコンバータ702に供給され、一方、クロック711はD/Aコンバータ725ならびにフリップフロップ126に供給され、ディジタルY信号およびディジタルC信号はそれぞれディジタル信号からアナログ信号に変換される。
【0063】
図9はディジタル信号からアナログ信号に変換される際のY信号のクロックYCLK710およびC信号のクロックCCLK711の動作を示すタイミングチャートである。図9では、Y信号のクロックYCLK710をfs1=13.5MHz、C信号のクロックCCLK711をfs2=17.7MHzの場合における動作が示されている。
【0064】
入力ディジタル信号は、CLKY1=CLKC1のイベントであり、Ydata701とCdata721が同じタイミングで入力された後、Cdata721がフリップフロップ126で順次データ遅延され、CLKC4のイベントで3クロック周期分遅延されたCdata724が得られる。ここで、Ydata701とCdata724の信号遅延差は、Cdata724がYdata701に対して3/fs2(nS)遅れたものとなる。
【0065】
この後、D/Aコンバータ702、725によりディジタル信号からアナログ信号に変換され、バッファ703、726を介してY信号704、C信号727が得られる。
【0066】
バッファ703、726では、インピーダンス変換、ゲイン調整等の処理が行われ、処理後のY信号704およびC信号727が次段に供給される。ここで、Y信号704およびC信号727のタイミングは、C信号系でフリップフロップ126を3個直列に接続して構成されたシフトレジスタによる遅延差、つまり3/fs2(nS)にほぼ保持されている。
【0067】
LPF705、BPF728はそれぞれD/A変換に伴う折り返しノイズ成分の抑圧のために設けられいる。これら各フィルタの通過帯域内の群遅延時間は数式(3)に示す通りである。
【0068】
YDLY=CDLY+(n×1/fs2) ……(3)
ここで、n=1,2,3… である。
【0069】
図9では、D/AコンバータのリサンプリングクロックがY信号とC信号とで異なるが、C信号におけるfs2=17.7MHzとした場合、1/fs2=56nSとなる。このとき、LPF705とBPF728の群遅延時間差を、YDLY=(3×1/17.7MHz)+CDLYのように設定する。
【0070】
すなわち、YDLYとCDLYの群遅延時間の差をC信号のクロック周期の3倍に設定する。すると、各フィルタを通過したY信号706とC信号729の遅延タイミングが一致することになる。しかる後、アンプ707、730により所定のビデオ出力信号をTVモニタ等に出力して供給することができる。
【0071】
尚、第4の実施形態では、C信号の後置フィルタとしてBPFを用いているが、この代わりにLPFを用いても構わない。
【0072】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載のビデオ信号処理装置によれば、アナログビデオ信号をディジタルビデオ信号に変換する変換手段に前置された帯域制限手段に対しては、輝度信号とクロマ信号との間で前記変換手段におけるサンプリングクロック周期の整数倍の遅延時間差を有するよう設定し、更に前記輝度信号と前記クロマ信号の遅延時間差を、前記ディジタルビデオ信号に変換された後、前記変換手段のサンプリングクロック周期単位で修正することにより、輝度信号とクロマ信号のタイミングを容易に揃えることが可能となる。また、アナログのディレイ回路を設けないことにより、輝度信号とクロマ信号の遅延タイミングのばらつき低減および高精度化を図ることができ、また、SN比など信号の品位を確保することができる。しかも、ローコスト化、省スペース化および消費電力低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるビデオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】LPFの特性を示すグラフである。
【図3】BPFの特性を示すグラフである。
【図4】A/Dコンバータで変換された後のディジタルデータを示すタイミングチャートである。
【図5】第2の実施形態におけるビデオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】第3の実施形態におけるビデオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】ディジタル信号からアナログ信号に変換される際のディジタルY信号、ディジタルC信号を示すタイミングチャートである。
【図8】第4の実施形態におけるビデオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図9】ディジタル信号からアナログ信号に変換される際のY信号のクロックYCLK710およびC信号のクロックCCLK711の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】アナログビデオ信号をディジタルビデオ信号に変換する従来のビデオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
103、505 LPF
105、125 A/Dコンバータ
123、528 BPF
126 Dフリップフロップ
926 メモリ
927 メモリ制御部
502、525 D/Aコンバータ

Claims (21)

  1. アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理装置において、
    前記アナログビデオ信号を所定のサンプリングクロックを用いてディジタルビデオ信号に変換する変換手段と、
    該変換手段に前置され、前記アナログビデオ信号の帯域を制限する為の、輝度信号とクロマ信号との間で前記サンプリングクロックの周期の整数倍の遅延時間差を有するように設定された帯域制限手段と、
    前記変換手段に後置され、前記帯域制限手段における遅延時間差を前記変換手段のサンプリングクロック周期の単位で修正することにより、ディジタル輝度信号とディジタルクロマ信号のタイミングを修正する遅延修正手段とを備えたことを特徴とするビデオ信号処理装置。
  2. 前記帯域制限手段では、前記輝度信号の群遅延時間と前記クロマ信号の群遅延時間との差が、前記変換手段のサンプリングクロック周期の整数倍であることを特徴とする請求項1記載のビデオ信号処理装置。
  3. 前記遅延修正手段は、前記帯域制限手段により生じた前記輝度信号と前記クロマ信号の遅延時間差を、前記ディジタルビデオ信号に変換された後、前記クロマ信号を遅延させることにより前記変換手段のサンプリングクロック周期単位に修正することを特徴とする請求項1記載のビデオ信号処理装置。
  4. アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理装置において、
    ディジタルビデオ信号を所定のクロックを用いて前記アナログビデオ信号に変換する変換手段と、
    該変換手段に後置され、前記アナログビデオ信号の帯域を制限する為の、輝度信号とクロマ信号との間で前記クロックの周期の整数倍の遅延時間差を有するように設定された帯域制限手段と、
    前記変換手段に前置され、前記帯域制限手段における遅延時間差を前記変換手段のクロック周期の単位であらかじめ修正することにより、ディジタル輝度信号とディジタルクロマ信号のタイミングを調整する遅延修正手段とを備えたことを特徴とするビデオ信号処理装置。
  5. 前記帯域制限手段では、前記輝度信号の群遅延時間と前記クロマ信号の群遅延時間との差が、前記変換手段のクロック周期の整数倍であることを特徴とする請求項4記載のビデオ信号処理装置。
  6. 前記遅延修正手段は、前記帯域制限手段により生じた前記輝度信号と前記クロマ信号の遅延時間差を、前記アナログビデオ信号に変換される前、前記クロマ信号を遅延させることにより前記変換手段のクロック周期単位に修正することを特徴とする請求項4記載のビデオ信号処理装置。
  7. 前記遅延修正手段は前記変換手段の後に直列に接続されるシフトレジスタを有し、
    該シフトレジスタは前記変換手段のサンプリングクロックで動作することを特徴とする請求項3記載のビデオ信号処理装置。
  8. 前記遅延修正手段は前記変換手段の後にメモリおよびメモリ制御手段を有し、
    該メモリ制御手段によりディジタル信号に変換された前記クロマ信号の前記メモリに対する書き込みおよび読み出しが行われることを特徴とする請求項3記載のビデオ信号処理装置。
  9. 前記遅延修正手段は前記変換手段の前に直列に接続されたシフトレジスタを有し、
    該シフトレジスタは前記変換手段のクロックで動作することを特徴とする請求項6記載のビデオ信号処理装置。
  10. 前記変換手段のクロックは、前記輝度信号とクロマ信号とで異なる周波数に設定されたことを特徴とする請求項9記載のビデオ信号処理装置。
  11. アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理方法において、
    前記アナログビデオ信号の帯域を制限し、
    該帯域制限されたアナログビデオ信号を所定のサンプリングクロックに基づいてディジタルビデオ信号に変換する際、
    前記帯域制限により生じる輝度信号の群遅延時間とクロマ信号の群遅延時間との差が、前記変換時のサンプリングクロック周期の整数倍となるよう設定し
    前記群遅延時間の差を、前記ディジタルビデオ信号に変換された後、前記クロマ信号を遅延させることにより前記サンプリングクロック周期単位に修正することを特徴とするビデオ信号処理方法。
  12. アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理方法において、
    ディジタルビデオ信号を所定のクロックに基づいて前記アナログビデオ信号に変換して、前記アナログビデオ信号の帯域を制限する際、
    前記帯域制限により生じる輝度信号の群遅延時間とクロマ信号の群遅延時間との差が、前記変換時のクロック周期の整数倍となるよう設定し
    前記群遅延時間の差を、前記アナログビデオ信号に変換される前、前記クロマ信号を遅延させることにより前記クロック周期単位であらかじめ修正することを特徴とするビデオ信号処理方法。
  13. アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理装置において、
    アナログ輝度信号を帯域制限する為の、第1の群遅延時間を有する第1の帯域制限手段と、
    アナログクロマ信号を帯域制限する為の、第1の群遅延時間とは異なる第2の群遅延時間を有する第2の帯域制限手段と、
    前記第1の帯域制限手段で帯域制限された前記アナログ輝度信号を、第1のサンプリングクロックに基づいてディジタル輝度信号に変換する第1の変換手段と、
    前記第2の帯域制限手段で帯域制限された前記アナログクロマ信号を、第2のサンプリングクロックに基づいてディジタルクロマ信号に変換する第2の変換手段と、
    前記第1の帯域制限手段と前記第2の帯域制限手段との間で生じる群遅延時間の差を整合する為の前記ディジタルクロマ信号の遅延手段とを備え
    前記第2のサンプリングクロックに基づいて、前記第1の群遅延時間と前記第2の群遅延時間との差が前記第2のサンプリングクロックの周期のn(nは自然数)倍となるよう前記第1の帯域制限手段と前記第2の帯域制限手段とを設定し、更に前記第2のサンプリングクロックの周期の単位で動作する前記遅延手段をn段用いて前記群遅延時間の差を整合することを特徴とするビデオ信号処理装置。
  14. 前記遅延手段は、前記第1の群遅延時間と前記第2の群遅延時間との差が前記第2のサンプリングクロック周期の倍であるときに、ディジタルクロマ信号を遅延させることによってディジタル輝度信号とタイミングを整合させることを特徴とする請求項13記載のビデオ信号処理装置。
  15. 前記遅延手段は前記第2の変換手段の後段に直列に接続されるシフトレジスタを有し、
    該シフトレジスタは前記第2のサンプリングクロックで動作することを特徴とする請求項14記載のビデオ信号処理装置。
  16. 前記第1のサンプリングクロックと前記第2のサンプリングクロックとは、等しいクロックであることを特徴とする請求項13乃至15のうちいずれか一項記載のビデオ信号処理装置。
  17. アナログビデオ信号をディジタル化して記録再生を行うビデオ信号処理装置において、
    ディジタル輝度信号を、第1のリサンプリングクロックに基づいてアナログ輝度信号に変換する第1の変換手段と、
    ディジタルクロマ信号を、第2のリサンプリングクロックに基づいてアナログクロマ信号に変換する第2の変換手段と、
    前記第1の変換手段で変換された前記アナログ輝度信号を帯域制限する為の、第1の群遅延時間を有する第1の帯域制限手段と、
    前記第2の変換手段で変換された前記アナログクロマ信号を帯域制限する為の、第1の群遅延時間とは異なる第2の群遅延時間を有する第2の帯域制限手段と、
    前記第2の変換手段に前置され、前記第1の帯域制限手段と前記第2の帯域制限手段との間で生じる群遅延時間の差を整合する為の前記ディジタルクロマ信号の遅延手段とを備え
    前記第2のリサンプリングクロックに基づいて、前記第 1 の群遅延時間と前記第2の群遅延時間との差が前記第2のリサンプリングクロックの周期のn(nは自然数)倍となるよう前記第1の帯域制限手段と前記第2の帯域制限手段とを設定し、更に前記第2のリサンプリングクロックの周期の単位で動作する前記遅延手段をn段用いて前記群遅延時間の差を整合することを特徴とするビデオ信号処理装置。
  18. 前記遅延手段は、前記第1の群遅延時間と前記第2の群遅延時間との差が前記第2のリサンプリングクロック周期の倍であるときに、ディジタルクロマ信号を遅延させることによって第1の帯域制限手段で帯域制限されたアナログ輝度信号と第2の帯域制限手段で帯域制限されたアナログクロマ信号の出力タイミングを整合させることを特徴とする請求項17記載のビデオ信号処理装置。
  19. 前記遅延手段は前記第2の変換手段に前置した直列に接続されるシフトレジスタを有し、
    該シフトレジスタは前記第2のリサンプリングクロックで動作することを特徴とする請求項18記載のビデオ信号処理装置。
  20. 前記第1のリサンプリングクロックと前記第2のリサンプリングクロックとは、等しいクロックであることを特徴とする請求項17乃至19のうちいずれか一項記載のビデオ信号処理装置。
  21. 前記第1のリサンプリングクロックと前記第2のリサンプリングクロックとは、異なるクロックであることを特徴とする請求項17乃至19のうちいずれか一項記載のビデオ信号処理装置。
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