JP2801291B2 - 情報信号再生装置 - Google Patents

情報信号再生装置

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JP2801291B2 JP1258347A JP25834789A JP2801291B2 JP 2801291 B2 JP2801291 B2 JP 2801291B2 JP 1258347 A JP1258347 A JP 1258347A JP 25834789 A JP25834789 A JP 25834789A JP 2801291 B2 JP2801291 B2 JP 2801291B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は情報信号再生装置、特に再生された情報信号
中の基準信号に従い再生情報信号の特性を補正する情報
信号再生装置に関するものである。
〔従来の技術〕 この種の装置として各フレームに1ライン分の基準信
号を含むビデオ信号を記録再生し、再生時に上記基準信
号が所定の波形となるように処理するビデオテープレコ
ーダ(VTR)が知られている。
また、近年ビデオ信号の高精細化、高品位化による情
報量(記録帯域)の増加に伴い、ビデオ信号を複数チヤ
ンネルの信号として記録再生することが考えられるが、
特にこの種の装置に於ては各チヤンネルの記録再生特性
を揃えることは困難である。即ち、各チヤンネル間で再
生信号の特性に差異が生じ、この差異は再生画像上に縞
模様となって現われてしまう。そのため、この種の装置
では上記基準信号を用いて再生時に各チヤンネル間の再
生信号の差異を小さくするための補正を行うことが望ま
しい。
第2図は従来のこの種のVTRの再生系の概略構成を示
す図である。第2図に於て101,101は夫々Aチヤンネル
(A−CH)、Bチヤンネル(B−CH)用の再生ヘツド、
102,103は再生アンプ、104,105はFM復調器、106,107は
アナログ−デジタル(A/D)変換器、118はメモリ、119
はデジタル信号処理回路、112はデジタル−アナログ(D
/A)変換器、401はルツクアツプテーブル(LUT)、402
はマイクロプロセツサ(以下CPUと記す)、403はタミン
グコントローラである。
ヘツド100,101から再生された信号は再生アンプ102,1
03で増幅され、FM復調器104,105でFM復調された後、A/D
変換器106,107でデジタル化され、メモリ118に書込まれ
る。
ここで、A−CH,B−CHのヘツド100,101、再生アンプ1
02,103及びFM復調器104,105等アナログ回路の特性を同
じにすることは非常に難しい。このためFM復調器104,10
5から得られる再生信号はチヤンネル間で異なる特性を
持つ。
CPU402はメモリ118にアクセスして、ビデオ信号中に
1フレームに1ライン分含まれている基準信号に対応す
るデータをA−CH,B−CHのそれぞれについて取込む。CP
U402は取込んだA−CH,B−CHの再生基準信号の歪に応じ
て、A−CH,B−CHの再生信号の特性差をなくすべくA−
CH,B−CH用の補正データを演算し、垂直もしくは水平ブ
ランキング期間にこの補正データをLUT401に書込む。こ
こで、A/D変換器106,107でデジタル化された再生データ
を8ビツトとすると、特性の補正を適切に行おうとする
と補正値データは10ビツト程度必要となる。従って、CP
U402は8ビツトのアドレス指定データAに従い10ビツト
の補正データDをLUT401に書込むことになる。
一方、メモリ118ではタイミングコントローラ403によ
りタイミング制御されて再生ビデオデータがシヤツクル
されている場合には元のデータ配列に戻し、又時間軸が
変換されている場合には時間軸伸長、圧縮等の処理を施
してLUT401に再生ビデオデータを送出する。
LUT401では、A−CHから再生されたビデオデータには
A−CH用の補正データに従い補正を施し、B−CHから再
生されたビデオデータにはB−CH用の補正を施すことに
よって、A−CH,B−CHの再生ビデオ信号の特性差を取り
除く。
LUT401で補正の施されたデータはデジタル信号処理回
路119に送出され、フイルタリング、デイエンフアシス
等のデジタル信号処理が施され、D/A変換器112に供給さ
れる。D/A変換器112の出力するアナログビデオ信号は出
力端子113から出力されることになる。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら上記従来例では、CPU402がLUT401にアク
セスしてエーブル内の補正値データを書き換えている間
は出力が出ず、再生ビデオデータが得られない。このた
めCPU402は垂直ブランキング、あるいは水平ブランキン
グ期間内にのみしかLUT401にアクセスできず、そのため
テーブルの書き換えが数フイールドにまたがってしまう
時には、適応的にLUT401を動作させることができない。
つまり数フイールドにわたってテーブルを書き換えてい
る間、再生ビデオ信号の補正が行なえず、再生画像に歪
が生じてしまうという問題がある。
斯かる背景下に、本件発明の目的は、テーブルの書き
換え時にも再生特性の補正が可能で、テーブルへの書き
込みアクセスを遅くしてもテーブルの書き換えが行える
情報信号再生装置を提供する処にある。また、本件発明
の他の目的は複数チャンネルの再生情報信号間の再生特
性の差が様々に変化してもこれに追従して、当該特性差
を小さくするように補正することのできる情報信号再生
装置を提供する処にある。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる目的下において、本件請求項1に記載の情報信
号再生装置にあっては、基準信号を含む情報信号を記録
媒体から再生する再生手段と、該再生手段で再生された
情報信号中の基準信号に従う補正データを形成するデー
タ処理手段と、前記補正データを用いて前記再生情報信
号に対応するデジタル再生情報信号の特性を補正する補
正手段とを具え、前記補正手段は前記補正データが選択
的に書込まれる複数のテーブルを具え、該複数のテーブ
ルを選択的に用いることにより、前記複数のテーブル
中、当該補正データが書き込まれているテーブル以外の
テーブルを用いて前記特性の補正を行う構成としてい
る。
また、本件請求項2に記載の情報信号再生装置におい
ては、基準信号を含む複数チャンネルの情報信号を記録
媒体から再生する再生手段と、該再生手段で再生された
情報信号中の基準信号に従う補正データを形成するデー
タ処理手段と、前記補正データを用いて前記複数チャン
ネルの再生情報信号にのチャンネル間の特性の差を小さ
くするべく補正する補正手段とを具え、前記補正手段は
前記補正データが選択的に書込まれる複数のテーブルを
具え、該複数のテーブルを選択的に用いて前記補正を行
う構成としている。
〔作用〕
上述の如く構成することにより、一方のテーブルへ補
正データの書込みを行なっている期間においても再生情
報信号の特性の補正を行なうことができる。また、補正
データの書き換えを頻繁に行なうことができ、より適応
的な再生特性の補正が可能である。また、複数チャンネ
ルの再生情報信号間の再生特性の差が様々に変化しても
これに追従して、当該特性差をなくすように補正するこ
とが可能となった。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例としてのVTRの再生系の構
成を示す図であり、第2図と同じ働きをするものには同
じ番号が付してある。108はメモリ、109はデジタル信号
処理回路、110、111はLUT、114はCPU、115はタイミング
コントローラである。
以下、従来例と異なる箇所のみ説明する。
デジタル信号処理回路109はメモリ108に格納されてい
る再生ビデオデータに対し、フイルタリングやデイエン
フアシス等の処理を施し、後段のLUT110に8ビツトのデ
ータを出力する。
LUT110、111はどちらか一方がCPU114によるテーブル
書き換えのアクセス待ち状態にあるとき、もう一方が再
生ビデオデータの補正動作を行う状態に設定されてい
る。今、例えばCPU114からの切り換え信号aがローレベ
ルのとき、LUT111は再生ビデオデータはうけつけず、CP
U114からのテーブル書き換えのアクセス待ち状態にあ
り、他方LUT110はCPU114からのテーブル書き換えのアク
セスはうけつけず、再生ビデオデータの特定補正を行う
様に動作しているものとする。
CPU114はメモリ108にアクセスして、ビデオ信号の1
フレームに1ライン含まれている基準信号に対応するデ
ータをA−CH,B−CHの夫々について取り込む。次にCPU1
14は取り込んだA−CH,B−CHの再生基準信号データの歪
を検出し、A−CH,B−CHのそれぞれの補正値を計算し、
A−CH用の補正値データ、B−CH用の補正値データをLU
T111に書込む。
CPU114はLUT111に補正値データを書き込み終えると切
り換え信号aをハイレベルにし、LUT111を再生ビデオデ
ータの再生特性を補正する様動作させ、CPU114からのテ
ーブル書き換えのアクセスを受けつけないようにすると
同時に、LUT110をCPU114からのテーブル書き換えのアク
セス待ち状態にし、再生ビデオデータを受けつけなくす
る。
タイミングコントローラ115からタイミング制御され
て、メモリ108、デジタル信号処理回路109より再生ビデ
オデータが読み出され、LUT111によりA−CHから再生さ
れたデータはA−CH用の補正を施し、B−CHから再生さ
れたデータはB−CH用の補正を施しD/A変換器112により
アナログ信号に変換され出力113から出力される。
CPU114からのテーブル書き換えのアクセス待ち状態に
あるLUT110がCPU114からアクセスを受け補正値データを
書き換えられるとCPU114は切り換え信号aを再びローレ
ベルにし、LUT110を再生ビデオ信号の補正するために動
作させ、LUT111をCPU114からのテーブル書き換えのアク
セス待ち状態にし、上記に説明した動作を繰り返す。
以上、説明したように、上述の実施例によればLUTを
2つ設けることによって、LUTの補正値データを書き換
えている間も、再生特性の補正された再生ビデオデータ
が得られるようになり、適宜、適応的に歪のない再生デ
ータが得られる。更に、一方のLUTを書き換えたときの
み切り換えてやればよいので、ブランキング用の複雑な
タイミング制御も不用となり、タイミング制御も簡単に
なる。
以上、説明したように上述の実施例によればLUTを2
つ設けたことにより、CPUがLUTを書き換え中でも再生ビ
デオデータが得られ、CPUがブランキング期間内にのみ
しかLUTにアクセスできないという制約がなく、テーブ
ルの書き換えが数フイールドに渡ることがないので、適
応的に再生ビデオ信号の補正動作を行なうことができ、
常に歪のない補正が可能となる。
また、CPUがLUTにアクセスするタイミング制御も簡単
化される。
尚、上述の実施例においては2チヤンネルの信号を再
生する装置を例にとり、再生特性の補正はこれらの2チ
ヤンネルの再生特性の差を補償するものとして説明した
が、1チヤンネルの信号を再生する装置において再生信
号の直線性を補償するための再生特性の補正をLUTにて
行なう装置についても本発明を適用して同様の効果があ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本件請求項1に記載の情報信号
再生装置によればテーブルの書き換え時にも再生特性の
補正が可能で、テーブルへの書込みアクセスを高速化す
ることがなく、常に適応的の再生情報信号の補正が可能
で、常に歪のない再生情報信号を得ることができる。ま
た、本件請求項2に記載の情報信号再生装置によれば、
再生された複数チヤンネルの情報信号間の再生特性の差
が様々に変化してもこれに追従して、当該特性差をなく
すように補正することのできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としてのVTRの再生系の構成
を示す図、 第2図は従来のVTRの再生系の構成例を示す図である。 図中、100,101は再生ヘツド、102,103は再生アンプ、10
4,105はFM復調器、106,107はA/D変換器、108はメモリ、
109はデジタル信号処理回路、110,111はルツクアツプテ
ーブル、112はD/A変換器、113は出力端子、114はマイク
ロプロセツサ、115はタイミングコントローラである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/91 - 5/956 G11B 20/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準信号を含む情報信号を記録媒体から再
    生する再生手段と、 該再生手段で再生された情報信号中の基準信号に従う補
    正データを形成するデータ処理手段と、 前記補正データを用いて前記再生情報信号に対応するデ
    ジタル再生情報信号の特性を補正する補正手段とを具
    え、 前記補正手段は前記補正データが選択的に書込まれる複
    数のテーブルを具え、該複数のテーブルを選択的に用い
    ることにより、前記複数のテーブル中、当該補正データ
    が書き込まれているテーブル以外のテーブルを用いて前
    記特性の補正を行うことを特徴とする情報信号再生装
    置。
  2. 【請求項2】基準信号を含む複数チャンネルの情報信号
    を記録媒体から再生する再生手段と、 該再生手段で再生された情報信号中の基準信号に従う補
    正データを形成するデータ処理手段と、 前記補正データを用いて前記複数チャンネルの再生情報
    信号にのチャンネル間の特性の差を小さくするべく補正
    する補正手段とを具え、 前記補正手段は前記補正データが選択的に書込まれる複
    数のテーブルを具え、該複数のテーブルを選択的に用い
    て前記補正を行うことを特徴とする情報信号再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6392995A (ja) * 1986-10-08 1988-04-23 セイコーインスツルメンツ株式会社 デイスプレイ用ルツクアツプテ−ブルバツフア装置
JPS63153586A (ja) * 1986-12-17 1988-06-25 富士通株式会社 画像表示装置

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