JP3595231B2 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置及びその製造方法に関するもので、特にDRAMのセルキャパシタの周辺構造及びその製造方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体記憶装置には、微細化、低電圧化、高速化、及び高信頼性化などの様々な要求がある。特にDRAM(Dynamic Random Access Memory)における微細化技術は以前にも増して加速しており、単位記憶素子(セル)の占める面積がますます縮小されている。そのため、限られたセル面積の中で如何に十分なセルキャパシタ容量を確保するかが大きな課題となってきている。
【0003】
セルキャパシタ容量を大きくするには、セルキャパシタの表面積を増大させることで実現できる。そこで、セルキャパシタの表面積の増大と微細化を両立させるための提案が数多くなされている。
【0004】
従来のセルキャパシタ表面積を増大させる構造の一例が、W.Wakamiya et al., ”Novel Stacked Capacitor Cell for 64Mb DRAM”, Symposium on VLSI Technology Digest, pp.69−70, 1989記載のシリンダ構造である。これは、スタック・キャパシタ(stacked capacitor)の一種で、円筒形のキャパシタを3次元的に配置することで、占有面積を抑えるものである。しかし、このシリンダ構造では、セルキャパシタ形成後のグローバル平坦化が難しいという欠点があった。この問題を解決するために、例えば特開平11−26718号に記載されている半導体集積回路装置の製造方法では、シリンダ構造のスタック・キャパシタにおいて、平坦化が簡単なプロセスを提案している。また、DRAMはコスト競争が激しく、製造工程をなるべく短縮するべく各社様々な工夫がなされている。この観点から見ると、特開平11−26718号記載の半導体集積回路の製造方法は製造工程数が多く製造工期が長いため、コストが高いという問題があった。
【0005】
従来のDRAMの構造について図30(a)はDRAMの断面図であり、メモリセルアレイ領域、図30(b)はメモリセルアレイ領域に隣接する周辺回路領域を示している。ここではキャパシタにシリンダ構造のスタック型を、セル構造にはセルキャパシタをビット線の上に形成するCOB(Capacitor Over Bitline)構造をそれぞれ採用したDRAMについて示している。
【0006】
まず図30(a)に示すメモリセルアレイ領域について説明する。半導体基板10中には素子領域11とそれを取り囲む素子分離領域12とが形成されており、この素子領域11内にセルトランジスタ(図示せず)が形成されている。そして、全面には層間絶縁膜23が形成されており、この層間絶縁膜23にはセルトランジスタとセルキャパシタとを接続するためのコンタクトプラグ24とビット線17が形成されている。
【0007】
層間絶縁膜23上にはSiN膜25と、コンタクトプラグ24と接続するストレージノード電極26がシリンダ状に形成され、メモリセルアレイ領域54の周辺部55ではSiN膜25上にSiO膜34が形成されている。そして、図示するようにメモリセルアレイ領域54の全域にわたってセルキャパシタ絶縁膜27、プレート電極28が形成され、シリンダ構造でスタック型のセルキャパシタが構成されている。尚、メモリセルアレイ領域54の周辺部55のSiO膜34上にもストレージノード電極26、キャパシタ絶縁膜27、及びプレート電極28が形成されているのは、外部とのコンタクトを取るコンタクトプラグの形成のためである。更に全面に層間絶縁膜29が形成され、メモリセルアレイ領域54の周辺部55においてプレート電極28とのコンタクトを取るコンタクトプラグ30が形成され、この層間絶縁膜29上には金属配線層31が形成されている。
【0008】
次に図30(b)に示す周辺回路領域56の構造について説明する。DRAMのメモリセルアレイに隣接する周辺回路領域56に形成される回路は、例えばイコライズ回路やセンスアンプ回路である。図30(b)は、一例としてMOSトランジスタが形成されている場合について示しており、半導体基板10の素子領域11上にはゲート絶縁膜20を介してゲート電極32が形成されている。そして、ゲート電極32の両側の半導体基板10中には、ソース、ドレイン領域となる不純物拡散層21、21が形成され、MOSトランジスタを形成している。そして、ゲート電極32の上部及び両側面はSiN膜22で覆われており、全面に層間絶縁膜23が形成されている。この層間絶縁膜23にはMOSトランジスタの不純物拡散層21とコンタクトを取るための金属配線層33がビット線17のレベルで配線されている。層間絶縁膜23上にはSiN膜25とSiO膜34が形成され、このSiO膜34上に層間絶縁膜29が形成されている。この層間絶縁膜29には、MOSトランジスタの金属配線層33とコンタクトを取るコンタクトプラグ35が形成され、層間絶縁膜29上には金属配線層36が形成されている。なお、メモリセルアレイの最も端に位置するセルキャパシタは、その構造上ダミーのセルキャパシタとなる。
【0009】
以上のような構成のDRAMの製造方法について図31乃至図40を用いて説明する。図31乃至図40は、DRAMのメモリセルアレイの断面図を工程順に示している。なお図31乃至図39では、説明を簡単にするためにセルキャパシタの製造工程に着目して示しており、他の構成ならびに工程については省略している。また、図40には周辺回路領域56の断面図もあわせて示している。
【0010】
まずセルキャパシタのストレージノード電極とのコンタクトを取るためのコンタクトプラグ24が形成された層間絶縁膜23上に、図31に示すように、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法等によりSiN膜25、SiO膜34を形成する。
【0011】
次に全面にレジスト37を塗布し、図32に示すように、リソグラフィ技術と異方性のエッチング、例えばRIE(Reactive Ion Etching)法等により、コンタクトプラグ24上にセルキャパシタのストレージノード電極を形成するための溝38を形成する。
【0012】
そして図33のように、全面にストレージノード電極26を形成する。ストレージノード電極26は例えばCVD法等により形成された多結晶シリコン膜である。
【0013】
次に図34のように、全面にSOG(Spin on Glass)膜39を塗布する。
【0014】
そして再度全面にレジスト37を塗布し、リソグラフィ技術とRIE法等により、図35のようにSOG膜39とストレージノード電極26である多結晶シリコン膜の一部を除去する。この際、図示するようにメモリセルアレイ領域54の周辺部55のSiO膜34上のストレージノード電極26を残存させる。
【0015】
レジスト37を除去した後、HF溶液等によるウェットエッチングでSOG膜39とSiO膜34とを除去する。この際SiN膜25はエッチングのストッパーとして機能する。この結果、図36に示すようなシリンダ型のストレージノード電極が形成される。
【0016】
そして、図37に示すように、全面にセルキャパシタ絶縁膜27となるTa膜をCVD法等により形成する。
【0017】
引き続き、全面にプレート電極28となるTiN膜をCVD法等により形成し、再度レジスト37を塗布する。そして、リソグラフィ技術とRIE法等により、図38のように、周辺回路領域56のプレート電極28、セルキャパシタ絶縁膜27、ストレージノード電極26を除去する。
【0018】
その後、図39に示すように、レジスト37を除去して全面に層間絶縁膜29を形成する。
【0019】
そして図40に示すように、この層間絶縁膜29にレジストを塗布し、再度リソグラフィ技術とRIE法等により、プレート電極28とコンタクトを取るコンタクトホール40を、メモリセルアレイ領域54の周辺部55に形成する。この際、周辺回路領域56におけるビット線17のレベルに配線されている金属配線層33とコンタクトを取るためのコンタクトホール41も同時に形成されるのが普通である。
【0020】
その後、このコンタクトホール40、41を金属により埋め込み、CMP(Chemical Mechanical Etching)法等により平坦化することでコンタクトプラグ30、35を形成する。また、層間絶縁膜29上には金属配線層31、36を形成して、図30のような構造を得る。
【0021】
上記のような従来のDRAMの形成方法は、セルキャパシタ形成からコンタクトプラグ形成までの間に4回ものリソグラフィ工程を要し、製造工程数が多い。そのため歩留まりが悪くDRAMのコストが高くなるという問題があった。更に、メモリセルアレイ領域54の周辺部55でセルキャパシタのプレート電極28とコンタクトを取るコンタクトホール40の底面はセルキャパシタの上方にある。それに対して周辺回路領域56の金属配線層33とコンタクトを取るためのコンタクトホール41の底面は、コンタクトホール40の底面よりも深いビット線17のレベルにある。そのためRIE法等によりコンタクトホール40、41を形成する工程において、コンタクトホール40が完全に開口されて露出したプレート電極28が、コンタクトホール41が開口するまでの間プラズマダメージを受け続けることになる。これは、セルキャパシタのキャパシタ性能の劣化、あるいは信頼性の劣化したセルキャパシタが形成されてしまう原因となる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の半導体記憶装置及びその製造方法は、リソグラフィ工程を初めとして製造工程数が多く、そのため半導体記憶装置の歩留まりが悪く、コストが高くなるという問題があった。更に、DRAM等においてはセルキャパシタのプレート電極とコンタクトを取るコンタクトホールの底部は、周辺回路のビット線レベルの配線とコンタクトを取るコンタクトホールの底部より高いレベルにある。そのため、セルキャパシタとコンタクトを取るコンタクトホールが完全に開口された後も、他方のコンタクトホールが開口するまでの間、露出されたプレート電極はプラズマダメージを受けることになり、キャパシタ性能が劣化する、あるいは信頼性の劣化したセルキャパシタが形成されてしまうという問題があった。
【0023】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、製造工程を少なくすることで歩留まりを向上させ、コストを抑えることが出来る半導体記憶装置及びその製造方法を提供することにある。
【0024】
また、この発明の他の目的は、製造過程におけるセルキャパシタの電極劣化を抑制し、高性能、高信頼性の半導体記憶装置及びその製造方法を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の態様に係る半導体記憶装置は、メモリセルのセルトランジスタが形成されたメモリセルアレイ領域と、前記メモリセル以外の周辺回路が形成された周辺回路領域と、前記メモリセルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界を成すメモリセルアレイ領域周辺部とを有する半導体基体と、前記半導体基体上に形成され、メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に開口を有する絶縁膜と、前記半導体基体上のメモリセルアレイ領域内に設けられ、前記セルトランジスタの不純物拡散層と電気的に接続される複数のシリンダ型のセルキャパシタ下部電極と、前記セルキャパシタ下部電極を被覆するセルキャパシタ絶縁膜と、前記セルキャパシタ絶縁膜を被覆すると共に、前記半導体基体上の前記メモリセルアレイ領域から前記メモリセルアレイ領域周辺部に渡って延設されたセルキャパシタ上部電極と、前記セルキャパシタ上部電極及び前記絶縁膜上に形成された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜中に設けられ、前記メモリセルアレイ領域周辺部において前記セルキャパシタ上部電極に接続される第1コンタクトプラグとを具備し、前記メモリセルアレイ領域から前記メモリセルアレイ領域周辺部にかけて形成された前記セルキャパシタ上部電極は、前記絶縁膜の開口部の側壁に沿って設けられ、前記周辺回路領域上に設けられた前記絶縁膜の上面は、前記メモリセルアレイ領域内に設けられた前記セルキャパシタ下部電極の上面よりも高い
また、この発明の第2の態様に係る半導体記憶装置は、メモリセルのセルトランジスタが形成されたメモリセルアレイ領域と、前記メモリセル以外の周辺回路が形成された周辺回路領域と、前記メモリセルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界を成すメモリセルアレイ領域周辺部とを有する半導体基体と、前記半導体基体上に形成され、メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に開口を有する絶縁膜と、前記半導体基体上のメモリセルアレイ領域内に設けられ、前記セルトランジスタの不純物拡散層と電気的に接続される複数のシリンダ型のセルキャパシタ下部電極と、前記セルキャパシタ下部電極を被覆するセルキャパシタ絶縁膜と、前記セルキャパシタ絶縁膜を被覆すると共に、前記半導体基体上の前記メモリセルアレイ領域から前記メモリセルアレイ領域周辺部に渡って延設されたセルキャパシタ上部電極と、前記セルキャパシタ上部電極及び前記絶縁膜上に形成された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜中に設けられ、前記メモリセルアレイ領域周辺部において前記セルキャパシタ上部電極に接続されるコンタクトプラグとを具備し、前記コンタクトプラグは、該コンタクトプラグの底面と側面が前記キャパシタ上部電極に接している。
【0028】
また、この発明の第の態様に係る半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板のメモリセルアレイ領域上及び周辺回路領域上に、セルトランジスタ及び周辺トランジスタを各々形成する工程と、前記セルトランジスタ及び周辺トランジスタを被覆するようにして、前記メモリセルアレイ領域、前記周辺回路領域、及び該メモリセルアレイ領域と該周辺回路領域との境界を成すメモリセルアレイ領域周辺部に層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜内に前記セルトランジスタと接続するコンタクトプラグを形成する工程と、前記層間絶縁膜上に絶縁膜を形成する工程と、前記メモリセルアレイ領域において、前記層間絶縁膜の上面に達する溝を前記絶縁膜に形成して、前記溝底部に前記コンタクトプラグの上面を露出させる工程と、前記メモリセルアレイ領域から前記周辺回路領域に渡って、前記溝の底面、側面及び前記絶縁膜上面に、該溝底部において前記コンタクプラグと接するようにして、セルキャパシタ下部電極を形成する工程と、前記周辺回路領域における前記セルキャパシタ下部電極上、及び前記溝内部を埋め込むようにしてエッチングマスクを形成する工程と、前記エッチングマスクを用いて前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部の前記絶縁膜をエッチングすることにより、シリンダ型のセルキャパシタ下部電極を形成する工程とを具備する。
【0030】
更に、この発明の第の態様に係る半導体記憶装置の製造方法は、メモリセルのセルトランジスタが形成されたメモリセルアレイ領域と、前記メモリセル以外の周辺回路が形成された周辺回路領域と、前記メモリセルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界を成すメモリセルアレイ領域周辺部とを有する半導体基体上に絶縁膜を形成する工程と、前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部における前記絶縁膜を除去して、開口を形成する工程と、前記開口部に複数のシリンダ型のセルキャパシタ下部電極を形成する工程と、少なくとも前記セルキャパシタ下部電極を被覆するようにしてセルキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、前記メモリセルアレイ領域から前記周辺回路領域に沿って、前記セルキャパシタ絶縁膜上にセルキャパシタ上部電極を形成する工程と、前記セルキャパシタ上部電極上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、前記周辺回路領域上に形成された前記セルキャパシタ上部電極をストッパーに用いて前記第1層間絶縁膜を平坦化し、該周辺回路領域における前記セルキャパシタ上部電極を露出させる工程と、前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に形成された前記第1層間絶縁膜をマスクに用いて、前記周辺回路領域における少なくとも前記セルキャパシタ上部電極をエッチングして除去する工程と、前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に形成された前記第1層間絶縁膜をマスクに用いて、前記周辺回路領域における前記セルキャパシタ絶縁膜及び前記セルキャパシタ下部電極をエッチングして除去する工程とを具備する。
【0031】
更にこの発明の第の態様に係る半導体記憶装置の製造方法は、メモリセルのセルトランジスタが形成されたメモリセルアレイ領域と、前記メモリセル以外の周辺回路が形成された周辺回路領域と、前記メモリセルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界を成すメモリセルアレイ領域周辺部とを有する半導体基体上に、絶縁膜を形成する工程と、前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部における前記絶縁膜を除去して、開口を形成する工程と、前記開口部に複数のシリンダ型のセルキャパシタ下部電極を形成する工程と、少なくとも前記セルキャパシタ下部電極を被覆するようにセルキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、前記メモリセルアレイ領域から前記周辺回路領域に沿って、前記セルキャパシタ絶縁膜上にセルキャパシタ上部電極を形成する工程と、前記セルキャパシタ上部電極上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、前記周辺回路領域上に形成された前記セルキャパシタ上部電極をストッパーに用いて前記第1層間絶縁膜を平坦化し、該周辺回路領域における前記セルキャパシタ上部電極を露出させる工程と、前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に形成された前記第1層間絶縁膜をマスクに用いて、前記周辺回路領域における少なくとも前記セルキャパシタ上部電極をエッチングして除去する工程と、前記メモリセルアレイ領域から前記周辺回路領域に沿って第2層間絶縁膜を形成する工程と、前記メモリセルアレイ領域周辺部に形成された前記セルキャパシタ上部電極に接続する第1コンタクトプラグと、前記周辺回路領域の前記半導体基体内に形成された金属配線層に接続する第2コンタクトプラグとを形成する工程と具備する。
【0034】
この発明の第1、第2の態様に係る半導体記憶装置によれば、メモリセルアレイの最も端に位置するセルキャパシタをダミーにする必要が無く、効率的にメモリセルアレイを利用できる。従って、チップサイズを小さくすることが出来、よりいっそうの低コスト化を図ることが出来る。
【0037】
また、この発明の第の態様に係る半導体記憶装置の製造方法によれば、溝内にもエッチングマスクを形成することで、セルキャパシタ下部電極を保護することが出来る。また、メモリセルアレイ領域内におけるセルキャパシタ下部電極の一部と絶縁膜の全てとを除去し、絶縁膜上に残存するセルキャパシタ下部電極をメモリセルアレイ領域内に形成されたセルキャパシタ下部電極の上面よりも高い位置にすることにより、後の工程におけるリソグラフィ工程の削減を図ることが出来るので、製造工程を少なくすることで歩留まりを向上させ、コストを抑えることが出来る。更に、メモリセルアレイ領域における絶縁膜を全て除去するため、コンタクトホールを形成する領域でのキャパシタの電極層はセルキャパシタ底部のレベルに位置することとなり、周辺回路の金属配線層のレベルと大差ない。すなわち、それぞれとコンタクトを取るコンタクトホールの深さをほぼ同じに出来、RIE法等によるコンタクトホールの形成の際、片方が完全に開口した後も受けるプラズマダメージを最小限に抑えることが出来る。そのため、キャパシタの電極劣化を抑えることが出来、高性能、高信頼性のセルキャパシタを形成できる。
【0040】
更にこの発明の第4、第5の態様に係る半導体記憶装置の製造方法によれば、メモリセルアレイ領域外の絶縁膜上のセルキャパシタ上部電極をストッパーに用いて層間絶縁膜の平坦化を行い、この絶縁膜上のセルキャパシタ上部電極を露出させる。そしてこの平坦化した層間絶縁膜をマスクに用いるので、リソグラフィ工程を必要とせずメモリセルアレイ領域外のセルキャパシタ上部電極を除去できる。そのため、半導体装置の製造工程を少なくすることが出来、歩留まりを向上させコストを抑えることが出来る。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
【0044】
この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法について、DRAMを例に挙げて説明する。
【0045】
図1はDRAMのメモリセルアレイの平面図である。半導体基板10内には素子領域11と素子分離領域12とが形成されている。図示するように千鳥状に配置された素子領域11には、セルトランジスタが形成されており、ゲート電極13(ワード線)とビット線17とが交差するように形成されている。ビット線17は、コンタクトプラグ14、15により多結晶シリコン配線層16を介してセルトランジスタの不純物拡散層に接続される。そして、素子領域11上にはセルキャパシタ18が形成されている。
【0046】
図2(a)は図1におけるA−A’線の方向の断面図であり、メモリセルアレイ領域、図2(b)はメモリセルアレイに隣接する周辺回路領域を示している。また、図3は図1におけるB−B’線に対応するメモリセルアレイの断面図である。
【0047】
周辺回路領域56については従来と同様であるため説明は省略し、メモリセルアレイ領域について図2(a)、図3を用いて説明する。半導体基板10中の素子領域11を素子分離領域12が取り囲んでおり、この素子領域11内にはセルトランジスタが形成されている。すなわち、半導体基板10上にゲート絶縁膜20を介してゲート電極13(ワード線)が形成され、ゲート電極13の両側の半導体基板10中にはソース、ドレイン領域となる不純物拡散層21、21が形成されている。また、ゲート電極13の上部及び両側面はSiN膜22で覆われており、全面に層間絶縁膜23が形成されている。この層間絶縁膜23には、素子領域11に形成されたセルトランジスタとセルキャパシタとを接続するためのコンタクトプラグ24とビット線17が形成されている。
【0048】
層間絶縁膜23上にはSiN膜25と、コンタクトプラグ24と接続するようにシリンダ型のストレージノード電極(セルキャパシタ上部電極)26が形成されている。そして、図2に示すようにメモリセルアレイ領域54全域にわたってセルキャパシタ絶縁膜27、プレート電極28(セルキャパシタ下部電極)とが形成され、シリンダ構造でスタック型のセルキャパシタが構成されている。注目すべき事は、メモリセルアレイ領域54の周辺部55においては従来と異なりSiO膜34が形成されておらず、この領域でのプレート電極28はほぼセルキャパシタの底面のレベルにあるということである。更に全面に層間絶縁膜29が形成され、メモリセルアレイ領域54の周辺部55においてプレート電極28とのコンタクトを取るためのコンタクトプラグ30が形成され、この層間絶縁膜29上には金属配線層31が形成されている。
【0049】
以上のような構造によれば、メモリセルアレイの最も端に位置するセルキャパシタをダミーにする必要が無く、効率的にメモリセルアレイを利用できる。
【0050】
次に、以上の構成を有するDRAMの製造方法について図4乃至図15を用いて説明する。図4乃至図15は、DRAMのメモリセルアレイの断面図を工程順に示している。なお従来技術と同様に、説明の簡単化のために図4乃至図14の工程において、セルキャパシタ以外の構成については省略している。また、図15には周辺回路領域の断面図もあわせて示している。
【0051】
まず図4に示すように、層間絶縁膜23上に、CVD法等によりSiN膜25、SiO膜34、そしてアモルファスシリコン膜50を形成する。このアモルファスシリコン膜50は一般的に言われるパターン転写膜であり、SiN膜25、SiO膜34に対してエッチング選択比の高いものであれば良く、例えばRu(Ruthenium)やTiN、C(Carbon)であってもよい。
【0052】
次に全面にレジストを塗布し、リソグラフィ技術とRIE法等の異方性エッチングにより、セルキャパシタのストレージノード電極を形成するための溝38を図5のように形成する。なお、ここでアモルファスシリコン膜50を除去してもかまわない。
【0053】
次に図6のように、ストレージノード電極26としてのRu膜をCVD法等により全面に形成する。
【0054】
そして、再度全面にレジスト37を塗布し、リソグラフィ技術によりパターニングを行う。すなわち、図7に示すように溝38内と周辺回路領域56にレジスト37が残存するようにパターン形成する。この際、レジスト37には染料入りのカラーレジストなどを用いるのが好ましい。
【0055】
次に、このパターニングされたレジスト37をマスクに用いてRIE法等により、ストレージノード電極26とアモルファスシリコン膜50とを、図8に示すように除去する。ストレージノード電極26はレジスト37により保護されているので、RIE法によるプラズマダメージを回避することが出来る。ここで、メモリセルアレイ領域54におけるストレージノード電極26の一部がエッチングされることにより、この領域のストレージノード電極26よりも、エッチングされずに残存する周辺回路領域56のストレージノード電極26の方が高い位置にあることが重要である。
【0056】
続いて、RIE法等によりSiO膜34を図9のように除去する。
【0057】
引き続き、ストレージノード電極26の側壁に残存したSiO膜34を、例えばHF溶液等によるウェットエッチングにより、図10に示すように全て除去する。この際、SiN膜25がエッチングのストッパーとして機能する。なお、この工程で周辺回路領域56のSiO膜34上に残存しているアモルファスシリコン膜50とストレージノード電極26を除去しても良い。これらの工程により図示するような、Ru膜が上方に突出したシリンダ型のストレージノード電極が形成され、また周辺回路領域56以外のSiO膜34が全て除去される。
【0058】
なお、従来このSiO膜34を除去する工程はウェットエッチングのみにより行っていたが、この場合エッチャントがストレージノード電極26を浸食しストレージノード電極26の性能が劣化することがあった。しかし、本実施形態のようにRIE法等の異方性エッチングとウェットエッチングとを組み合わせることでウェットエッチングの時間を短くすることが出来るので、ストレージノード電極26の性能を落とさずに済む。
【0059】
次に図11に示すように、キャパシタ絶縁膜27となるTa膜を、例えばCVD法等により全面に形成する。
【0060】
そして図12に示すように、プレート電極28となるTiN膜を全面に形成する。ストレージノード電極26と同様に、メモリセルアレイ領域54のプレート電極28の上面より周辺回路領域56のプレート電極28の上面の方が高い位置になるように形成されることなる。
【0061】
その後、全面に層間絶縁膜29、例えばHDP(High Density Plasma)法によるUSG(Undoped Silicate Glass)膜や、CVD法による段差被覆性の高いTEOS(Tetraethylorthosilicate ; Si(OC)を用いたUSG膜やBPSG(Boron Phosphorous Silicate Glass)膜等で形成し、図13のように、CMP法等により平坦化する。この際には周辺回路領域56に形成されたプレート電極28であるTiN膜がCMPのストッパーとなる。このCMPにより周辺回路領域56にはプレート電極28が、メモリセルアレイ領域54にはプレート電極28上に形成された層間絶縁膜29が現れる。
【0062】
引き続き図14のように、RIE法等により周辺回路領域56のプレート電極28、セルキャパシタ絶縁膜27、ストレージノード電極26、アモルファスシリコン膜50を除去する。この際には、メモリセルアレイ領域54の周辺部55の層間絶縁膜29がマスクとして機能するため、リソグラフィ工程を必要としない。
【0063】
そして再度、USG膜等の層間絶縁膜29をHDP法やCVD法等により全面に形成し、CMP法等により平坦化を行う。その後図15のように、周知のリソグラフィ技術及びRIE法により、プレート電極28とコンタクトを取るコンタクトホール51を、メモリセルアレイ領域54の周辺部55に形成する。この際、周辺回路領域56におけるビット線17レベルに配線されている金属配線層33とコンタクトを取るコンタクトホール52も同時に形成する。
【0064】
その後、このコンタクトホール51、52を金属により埋め込み、CMP法等により平坦化することでコンタクトプラグ30、35を形成する。また、層間絶縁膜29上には金属配線層31、36を形成して、図2のような構造を得る。
【0065】
以上のような製造方法によれば、従来のセルキャパシタ形成からコンタクトプラグ形成までの間に4回必要であったリソグラフィ工程を、3回に減らすことが出来る。すなわち、従来周辺回路領域56のストレージノード電極26、セルキャパシタ絶縁膜27、プレート電極28を除去するために行っていたリソグラフィ工程を省くことが出来る。本実施形態では、プレート電極28の形成後に層間絶縁膜29を形成し、周辺回路領域56のSiO膜34上のプレート電極28をストッパーにCMPを行い、平坦化している。これにより、ストレージノード電極26、セルキャパシタ絶縁膜27、プレート電極28の3層を除去すべき周辺回路領域56にはプレート電極28が露出され、除去すべきでないメモリセルアレイ領域54には層間絶縁膜29が現れており、この層間絶縁膜29が実質的にエッチングマスクとして機能する。そのため、リソグラフィ技術によるパターニング処理を必要とせずにエッチングマスクの形成、エッチングを行うことが出来る。
【0066】
これは、層間絶縁膜29上に形成したSiO膜34の処理方法とメモリセルアレイ領域54内外におけるプレート電極28の位置関係に起因している。従来、メモリセルアレイ領域54の周辺部55全域にSiO膜34を残存させ、このSiO膜34上にストレージノード電極26、セルキャパシタ絶縁膜27、プレート電極28を形成していた。そのため、プレート電極28の残存させるべき部分(メモリセルアレイ領域54の周辺部55)と除去すべき部分(周辺回路領域56)とが同一のレベルにあるため上述の処理の際にリソグラフィ工程を必要としていたと言える。
【0067】
それに対して、本実施形態では周辺回路領域56のSiO膜34のみ残し、その他の領域では全てエッチングにより取り除いている。そのため、周辺回路領域56におけるプレート電極28はSiO膜34上に形成され、メモリセルアレイ領域54の周辺部55ではセルキャパシタ絶縁膜27とともに層間絶縁膜23上のSiN膜25に直接形成される。また、周辺回路領域56に形成されたキャパシタ上部電極28はセルキャパシタを構成するプレート電極28の上面よりも高い位置にある。従って、両者の間の段差を層間絶縁膜29で埋め込み平坦化すると、周辺回路領域56にのみプレート電極28が露出されることになり、層間絶縁膜29によるエッチングマスクを形成できる。
【0068】
更に、メモリセルアレイ領域54の周辺部55におけるプレート電極28がほぼセルキャパシタ底面のレベルにあるため、このプレート電極28とコンタクトを取るコンタクトホール51の底面と、周辺回路領域56のビット線レベルの配線33とコンタクトを取るコンタクトホール52の底面とのレベル差を従来に比べて小さくできる。このため、RIE等によるコンタクトホール51、52の開口の際にプレート電極28が受けるプラズマダメージを軽減でき、高性能、高信頼性のセルキャパシタを形成できる。
【0069】
またコンタクトプラグ30は、図2に示すようにメモリセルアレイ領域54の周辺部55におけるプレート電極28の必ずしも中央部に形成する必要はない。すなわち図16、図17に示すように、コンタクトプラグ30の一方の側面が最外部の上方向に延びるプレート電極28に接したり、またはセルキャパシタに接するように形成しても良い。この場合、コンタクトプラグ30とプレート電極28との接触面積が増大するのでむしろ好ましいと言える。図18はメモリセルアレイ領域54の周辺部55を非常に狭くした場合について示している。この場合はコンタクトプラグ30が、周辺回路領域56のSiO膜34の側壁に従って上方向に延びるプレート電極28とセルキャパシタとに接するためコンタクトプラグ30とプレート電極28との接触面積を更に大きくする事が出来る。
【0070】
上記のように、第1の実施形態によればリソグラフィ工程を1回減らすことで製造工程を少なくできるので、歩留まりを向上でき、DRAMのコストを抑えることが出来る。また、メモリセルアレイ領域54内のコンタクトホールと周辺回路領域56内のコンタクトホールの深さをほぼ同じに出来るので、製造過程におけるセルキャパシタの電極劣化を抑制できる。
【0071】
次に、本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法について、同じくDRAMを例に挙げて説明する。本実施形態に係るDRAMの構造は第1の実施形態で説明したDRAMのセルキャパシタにHSG(Hemispherical Grained)−シリコンを付加したものである。
【0072】
図19はこのDRAMの構造について示している。尚、セルキャパシタ以外の構造については第1の実施形態と同様であるため省略している。図示するように、セルキャパシタのストレージノード電極28の表面にHSG−シリコン53を設け、このHSG−シリコン53上にセルキャパシタ絶縁膜27を設けている。
【0073】
以上のような構成によれば、メモリセルアレイの最も端に位置するセルキャパシタをダミーにする必要が無く、効率的にメモリセルアレイを利用できる。
【0074】
更に、HSG−シリコン53によりキャパシタ表面積が増大するため、効率的にセルキャパシタ容量を増加することが出来る。
【0075】
次に、以上のような構成のDRAMの製造方法について図20乃至図29を用いて説明する。図20乃至図29は、DRAMのメモリセルアレイの製造工程の断面図を順次示している。
【0076】
まず、層間絶縁膜23上に、CVD法等によりSiN膜25、SiO膜34、そしてパターン転写膜としてのアモルファスシリコン膜50を形成する。
【0077】
次に全面にレジストを塗布し、リソグラフィ技術とRIE法等の異方性エッチングにより、セルキャパシタのストレージノード電極を形成するための溝38を形成する。
【0078】
そして、全面にストレージノード電極26として多結晶シリコン膜を形成する。引き続き、多結晶シリコン膜上にアモルファスシリコン膜を形成し、真空中でアニールする。このアニール処理により多結晶シリコン膜上のアモルファスシリコンが粒状になりHSG−シリコン53が形成され、図20のような構造が得られる。このようにHSG−シリコンは多結晶シリコン膜上のアモルファスシリコンを真空中でアニールして形成することが一般的である。また、多結晶シリコンの成長温度とアモルファスシリコンの成長温度には温度差があり、アモルファスシリコンの成長温度の方が低いのが通常である。ここで、多結晶とアモルファスの成長温度の中間の温度でシリコンを形成すると、シリコンは多結晶とアモルファスの中間の相で形成され、やはりその形状は粒状になる。このようなシリコンはRugged Polycrystalline Siliconと呼ばれる。
【0079】
その後の工程は、第1の実施形態と同様であり、まず全面にレジスト37を塗布し、リソグラフィ技術により図21に示すようなパターンを形成する。すなわち、メモリセルアレイ領域54に形成された溝38内と、周辺回路領域56にレジスト37が残存するようにパターニングする。
【0080】
次に、このパターニングされたレジスト37をマスクに用いてRIE法等により、ストレージノード電極26、HSG−シリコン53、そしてアモルファスシリコン膜50とを、図22に示すように除去する。
【0081】
続いて、RIE法等によりSiO膜34を図23のように除去する。
【0082】
引き続き、ストレージノード電極26の側壁に残存したSiO膜34をウェットエッチングにより、図24に示すように全て除去する。この際、SiN膜25がエッチングのストッパーとして機能する。なお、この工程で周辺回路領域56のSiO膜34上に残存しているアモルファスシリコン膜50、ストレージノード電極26、HSG−シリコン53を除去しても良い。これらの工程により図示するような、多結晶シリコン膜とHSG−シリコンが上方に突出したシリンダ型ストレージノード電極が形成される。
【0083】
次に図25に示すように、セルキャパシタ絶縁膜27となるTa膜を、例えばCVD法等により全面に形成する。
【0084】
そして図26に示すように、プレート電極28となるTiN膜を全面に形成する。勿論、メモリセルアレイ領域54のプレート電極28の上面より高い位置に、周辺回路領域56のプレート電極28の上面が形成される。
【0085】
その後、全面に層間絶縁膜29、例えば、HDP法によるUSG膜や、段差被覆性の高いCVD法によるTEOSを用いたUSG膜やBPSG膜等により形成し、図27のようにCMP法等により平坦化する。この際には周辺回路領域56のプレート電極28であるTiN膜がCMPのストッパーとなる。このCMPにより周辺回路領域56にはプレート電極28が、メモリセルアレイ領域54にはプレート電極28上に形成された層間絶縁膜29が現れている。
【0086】
引き続き図28のように、RIE法等により周辺回路領域56のプレート電極28、セルキャパシタ絶縁膜27、HSG−シリコン53、ストレージノード電極26、アモルファスシリコン膜50を除去する。この際、層間絶縁膜29がマスクとして機能するため、リソグラフィ工程を必要としない。
【0087】
そして再度、USG膜等の層間絶縁膜29をCVD法等により全面に形成し、CMP法等により平坦化を行う。その後、周知のリソグラフィ技術及びRIE法により、図29のようにプレート電極28とコンタクトを取るコンタクトホール51を、メモリセルアレイ領域54の周辺部55に形成する。図示しないが、この際周辺回路領域56に形成された周辺回路のビット線レベルの金属配線層とのコンタクトホールも同時に形成される。
【0088】
その後、このコンタクトホール51と周辺回路領域56のコンタクトホールを金属により埋め込み、CMP法等により平坦化することでコンタクトプラグ30を形成して図19のような構造を得る。
【0089】
以上のような製造方法によれば、従来のセルキャパシタ形成からコンタクトプラグ形成までの間に4回必要であったリソグラフィ工程を、3回に減らし製造工程を少なくできるので、歩留まりを向上させることが出来、DRAMのコストを抑えることが出来る。
【0090】
更に、メモリセルアレイ領域54の周辺部55におけるプレート電極28はほぼセルキャパシタ底面のレベルにあるため、このプレート電極28とコンタクトを取るコンタクトホール51の底面と、周辺回路領域56のビット線レベルの配線とコンタクトを取るコンタクトホールの底面とのレベル差を従来に比べて小さくできる。このため、RIE等によりプレート電極28が受けるプラズマダメージを軽減でき、高性能、高信頼性のセルキャパシタを形成できる。
【0091】
また、ストレージノード電極26上にHSG−シリコン53を形成することによりセルキャパシタ表面積を増大させることが出来、キャパシタ容量を増加させることが出来る。
【0092】
無論、第1の実施形態同様、コンタクトプラグ30は図19に示すようにメモリセルアレイ領域54の周辺部55のプレート電極28の中央に形成する必要はなく、コンタクトプラグ30の一方の側面が最外部の上方向に延びるプレート電極28に接したり、またはセルキャパシタに接するように形成しても良いし、メモリセルアレイ領域54の周辺部55を非常に狭くして、両者に接触するようにしても良い。
【0093】
上述のように第1、第2の実施形態ではDRAMを例に挙げて説明したが、同様の構造を有するような素子全般に適用できるのは言うまでもない。また、コンタクトプラグ30、35は金属配線層31、36の一部で形成されていても良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜実施することができる。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、製造工程を少なくすることで歩留まりを向上させ、コストを抑えることが出来る半導体記憶装置及びその製造方法を提供できる。
【0095】
また、製造過程におけるセルキャパシタの電極劣化を抑制し、高性能、高信頼性の半導体記憶装置及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、DRAM平面図。
【図2】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、図1のA−A’線の方向に沿ったDRAMの断面図を示しており、(a)図はメモリセルアレイ領域、(b)図は周辺回路領域。
【図3】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、図1のB−B’線に相当するDRAMのメモリセルアレイ領域の断面図。
【図4】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第1の製造工程を示す断面図。
【図5】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第2の製造工程を示す断面図。
【図6】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第3の製造工程を示す断面図。
【図7】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第4の製造工程を示す断面図。
【図8】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第5の製造工程を示す断面図。
【図9】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第6の製造工程を示す断面図。
【図10】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第7の製造工程を示す断面図。
【図11】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第8の製造工程を示す断面図。
【図12】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第9の製造工程を示す断面図。
【図13】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第10の製造工程を示す断面図。
【図14】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第11の製造工程を示す断面図。
【図15】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第12の製造工程を示す断面図で、(a)図はメモリセルアレイ領域、(b)図は周辺回路領域。
【図16】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の変形例について説明するためのもので、DRAMの断面図。
【図17】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の別の変形例について説明するためのもので、DRAMの断面図。
【図18】この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の更に別の変形例について説明するためのもので、DRAMの断面図。
【図19】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、DRAMの断面図。
【図20】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第1の製造工程を示す断面図。
【図21】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第2の製造工程を示す断面図。
【図22】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第3の製造工程を示す断面図。
【図23】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第4の製造工程を示す断面図。
【図24】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第5の製造工程を示す断面図。
【図25】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第6の製造工程を示す断面図。
【図26】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第7の製造工程を示す断面図。
【図27】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第8の製造工程を示す断面図。
【図28】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第9の製造工程を示す断面図。
【図29】この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第10の製造工程を示す断面図。
【図30】従来の半導体記憶装置について説明するためのもので、DRAMの断面図を示しており、(a)図はメモリセルアレイ領域、(b)図は周辺回路領域。
【図31】従来の半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第1の製造工程を示す断面図。
【図32】従来の半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第2の製造工程を示す断面図。
【図33】従来の半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第3の製造工程を示す断面図。
【図34】従来の半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第4の製造工程を示す断面図。
【図35】従来の半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第5の製造工程を示す断面図。
【図36】従来の半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第6の製造工程を示す断面図。
【図37】従来の半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第7の製造工程を示す断面図。
【図38】従来の半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第8の製造工程を示す断面図。
【図39】従来の半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第9の製造工程を示す断面図。
【図40】従来の半導体記憶装置の製造方法について説明するためのもので、DRAMの第10の製造工程を示す断面図であり、(a)図はメモリセルアレイ領域、(b)図は周辺回路領域。
【符号の説明】
10…半導体基板
11…素子領域
12…素子分離領域
13…ゲート電極(ワード線)
14、15、24、30、35…コンタクトプラグ
16…多結晶シリコン配線層
17…ビット線
18…セルキャパシタ
19…MOSトランジスタ
20…ゲート絶縁膜
21…不純物拡散層
22、25…SiN膜
23、29…層間絶縁膜
26…ストレージノード電極
27…キャパシタ絶縁膜
28…プレート電極
31、33、36…金属配線層
32…ゲート電極
34…SiO
37…レジスト
38…溝
39…SOG膜
40、41、51、52…コンタクトホール
50…アモルファスシリコン膜
53…HSG−シリコン
54…メモリセルアレイ領域
55…メモリセルアレイ領域の周辺部
56…周辺回路領域

Claims (13)

  1. メモリセルのセルトランジスタが形成されたメモリセルアレイ領域と、前記メモリセル以外の周辺回路が形成された周辺回路領域と、前記メモリセルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界を成すメモリセルアレイ領域周辺部とを有する半導体基体と、
    前記半導体基体上に形成され、メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に開口を有する絶縁膜と、
    前記半導体基体上のメモリセルアレイ領域内に設けられ、前記セルトランジスタの不純物拡散層と電気的に接続される複数のシリンダ型のセルキャパシタ下部電極と、
    前記セルキャパシタ下部電極を被覆するセルキャパシタ絶縁膜と、
    前記セルキャパシタ絶縁膜を被覆すると共に、前記半導体基体上の前記メモリセルアレイ領域から前記メモリセルアレイ領域周辺部に渡って延設されたセルキャパシタ上部電極と、
    前記セルキャパシタ上部電極及び前記絶縁膜上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜中に設けられ、前記メモリセルアレイ領域周辺部において前記セルキャパシタ上部電極に接続されるコンタクトプラグと
    を具備し、前記メモリセルアレイ領域から前記メモリセルアレイ領域周辺部にかけて形成された前記セルキャパシタ上部電極は、前記絶縁膜の開口部の側壁に沿って設けられ、前記周辺回路領域上に設けられた前記絶縁膜の上面は、前記メモリセルアレイ領域内に設けられた前記セルキャパシタ下部電極の上面よりも高い
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. メモリセルのセルトランジスタが形成されたメモリセルアレイ領域と、前記メモリセル以外の周辺回路が形成された周辺回路領域と、前記メモリセルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界を成すメモリセルアレイ領域周辺部とを有する半導体基体と、
    前記半導体基体上に形成され、メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に開口を有する絶縁膜と、
    前記半導体基体上のメモリセルアレイ領域内に設けられ、前記セルトランジスタの不純物拡散層と電気的に接続される複数のシリンダ型のセルキャパシタ下部電極と、
    前記セルキャパシタ下部電極を被覆するセルキャパシタ絶縁膜と、
    前記セルキャパシタ絶縁膜を被覆すると共に、前記半導体基体上の前記メモリセルアレイ領域から前記メモリセルアレイ領域周辺部に渡って延設されたセルキャパシタ上部電極と、
    前記セルキャパシタ上部電極及び前記絶縁膜上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜中に設けられ、前記メモリセルアレイ領域周辺部において前記セルキャパシタ上部電極に接続されるコンタクトプラグと
    を具備し、前記メモリセルアレイ領域から前記メモリセルアレイ領域周辺部にかけて形成された前記セルキャパシタ上部電極は、前記絶縁膜の開口部の側壁に沿って設けられ、前記コンタクトプラグは、該コンタクトプラグの底面と側面が前記キャパシタ上部電極に接している
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記周辺回路領域上に設けられた前記絶縁膜の上面は、前記メモリセルアレイ領域内に設けられた前記セルキャパシタ下部電極の上面よりも高い
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記コンタクトプラグは、該コンタクトプラグの底面と側面が前記キャパシタ上部電極に接している
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記コンタクトプラグは、前記層間絶縁膜上に設けられる金属配線層の一部である
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の半導体記憶装置。
  6. 半導体基板のメモリセルアレイ領域上及び周辺回路領域上に、セルトランジスタ及び周辺トランジスタを各々形成する工程と、
    前記セルトランジスタ及び周辺トランジスタを被覆するようにして、前記メモリセルアレイ領域、前記周辺回路領域、及び該メモリセルアレイ領域と該周辺回路領域との境界を成すメモリセルアレイ領域周辺部に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜内に、前記セルトランジスタと接続するコンタクトプラグを形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記メモリセルアレイ領域において、前記層間絶縁膜の上面に達する溝を前記絶縁膜に形成して、前記溝底部に前記コンタクトプラグの上面を露出させる工程と、
    前記メモリセルアレイ領域から前記周辺回路領域に渡って、前記溝の底面、側面、及び前記絶縁膜上面に、該溝底部において前記コンタクトプラグと接するようにして、セルキャパシタ下部電極を形成する工程と、
    前記周辺回路領域における前記セルキャパシタ下部電極上、及び前記溝内部を埋め込むようにしてエッチングマスクを形成する工程と、
    前記エッチングマスクを用いて前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部の前記絶縁膜をエッチングすることにより、シリンダ型のセルキャパシタ下部電極を形成する工程と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  7. 前記シリンダ型のセルキャパシタ下部電極を形成する工程の後、前記エッチングマスクを除去する工程と、
    少なくとも前記キャパシタ下部電極を被覆するようにしてセルキャパシタ絶縁膜を形成する工程と
    を更に備えることを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置の製造方法。
  8. 前記周辺回路領域の前記絶縁膜上に残存する前記セルキャパシタ下部電極は、前記メモリセルアレイ領域内に形成されたシリンダ型のセルキャパシタ下部電極の上面よりも高い位置にある
    とを特徴とする請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方法。
  9. メモリセルのセルトランジスタが形成されたメモリセルアレイ領域と、前記メモリセル以外の周辺回路が形成された周辺回路領域と、前記メモリセルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界を成すメモリセルアレイ領域周辺部とを有する半導体基体上に、絶縁膜を形成する工程と、
    前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部における前記絶縁膜を除去して、開口を形成する工程と、
    前記開口部に複数のシリンダ型のセルキャパシタ下部電極を形成する工程と、
    少なくとも前記セルキャパシタ下部電極を被覆するようにしてセルキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、
    前記メモリセルアレイ領域から前記周辺回路領域に沿って、前記セルキャパシタ絶縁膜上にセルキャパシタ上部電極を形成する工程と、
    前記セルキャパシタ上部電極上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記周辺回路領域上に形成された前記セルキャパシタ上部電極をストッパーに用いて前記第1層間絶縁膜を平坦化し、該周辺回路領域における前記セルキャパシタ上部電極を露出させる工程と、
    前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に形成された前記第1層間絶縁膜をマスクに用いて、前記周辺回路領域における少なくとも前記セルキャパシタ上部電極をエッチングして除去する工程と、
    前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に形成された前記第1層間絶縁膜をマスクに用いて、前記周辺回路領域における前記セルキャパシタ絶縁膜及び前記セルキャパシタ下部電極をエッチングして除去する工程と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  10. メモリセルのセルトランジスタが形成されたメモリセルアレイ領域と、前記メモリセル以外の周辺回路が形成された周辺回路領域と、前記メモリセルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界を成すメモリセルアレイ領域周辺部とを有する半導体基体上に、絶縁膜を形成する工程と、
    前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部における前記絶縁膜を除去して、開口を形成する工程と、
    前記開口部に複数のシリンダ型のセルキャパシタ下部電極を形成する工程と、
    少なくとも前記セルキャパシタ下部電極を被覆するようにしてセルキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、
    前記メモリセルアレイ領域から前記周辺回路領域に沿って、前記セルキャパシタ絶縁膜上にセルキャパシタ上部電極を形成する工程と、
    前記セルキャパシタ上部電極上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記周辺回路領域上に形成された前記セルキャパシタ上部電極をストッパーに用いて前記第1層間絶縁膜を平坦化し、該周辺回路領域における前記セルキャパシタ上部電極を露出させる工程と、
    前記メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に形成された前記第1層間絶縁膜をマスクに用いて、前記周辺回路領域における少なくとも前記セルキャパシタ上部電極をエッチングして除去する工程と、
    前記メモリセルアレイ領域から前記周辺回路領域に沿って第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記メモリセルアレイ領域周辺部に形成された前記セルキャパシタ上部電極に接続する第1コンタクトプラグと、前記周辺回路領域の前記半導体基体内に形成された金属配線層に接続する第2コンタクトプラグとを形成する工程と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  11. 前記セルキャパシタ上部電極をエッチングして除去する工程の後、 前記メモリセルアレイ領域から前記周辺回路領域に沿って第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記メモリセルアレイ領域周辺部に形成された前記セルキャパシタ上部電極に接続する第1コンタクトプラグと、前記周辺回路領域の前記半導体基体内に形成された金属配線層に接続する第2コンタクトプラグとを形成する工程と
    を更に備えることを特徴とする請求項9記載の半導体記憶装置の製造方法。
  12. 前記セルキャパシタ上部電極をエッチングして除去する工程の後、メモリセルアレイ領域及び前記メモリセルアレイ領域周辺部に形成された前記第1層間絶縁膜をマスクに用いて、前記周辺回路領域における前記セルキャパシタ絶縁膜及び前記セルキャパシタ下部電極をエッチングして除去する工程を更に備える
    ことを特徴とする請求項10記載の半導体記憶装置の製造方法。
  13. 前記周辺回路領域の前記絶縁膜上に残存する前記セルキャパシタ上部電極は、前記メモリセルアレイ領域内に形成されたシリンダ型のセルキャパシタ上部電極の上面よりも高い位置にある
    ことを特徴とする請求項9乃至12記載の半導体記憶装置の製造方法。
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