JP3594249B2 - 高倍率な実像式ファインダー光学系 - Google Patents

高倍率な実像式ファインダー光学系 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、写真用カメラやビデオカメラ等の小型カメラに好適な実像式ファインダー光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、小型LS(レンズシャッター)カメラに使用されているファインダー光学系は、アルバダ式や逆ガリレオ式等に代わり、ケプラー式の実像式ファインダー光学系(例えば、特開平3−289610号公報,特開平3−289611号公報に記載の装置等)が多く使用されるようになってきた。
これら従来の実像式ファインダー光学系は、高いファインダー倍率を有する装置であっても、そのファインダー入射半画角は15°程度にすぎず、一方、広いファインダー視野を有する装置であっても、そのファインダー倍率は0.4倍程度に留まり、高いファインダー倍率と広いファインダー視野を兼ね備えた実像式ファインダー光学系は皆無であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の実像式ファインダー光学系で高いファインダー倍率を得るためには、接眼レンズの焦点距離に対して対物レンズの焦点距離を相対的に大きくするか、或いは対物レンズの焦点距離に対して接眼レンズの焦点距離を相対的に小さくするかの何れかの方法に限られた。
しかしながら、上記方法で対物レンズの焦点距離を大きくすると、比較的広画角を得るためには、中間結像高も大きくせざるを得なくなり、装置の小型化や収差の補正等が困難となる。又、接眼レンズの焦点距離を小さくすると、中間結像高は大きくしなくても良いが、ファインダー射出角が大きくなる。そのため、接眼レンズ最終面からアイポイントまでの距離を比較的長く確保しようとすると、射出瞳径が一定なので接眼レンズでの最大光束径が大きくなってしまい、像正立のための反射部材等の接眼光学系を構成するスペースの確保が困難になるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記のような従来技術の有する問題点に鑑み、高いファインダー倍率を得る場合でも、広い画角が得られ、且つ、接眼レンズ最終面からアイポイントまでの距離を長く確保できる観察し易い実像式ファインダー光学系を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記目的を達成するために、本発明による高倍率な実像式ファインダー光学系は、最も物体側に配され瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズと、このメニスカスレンズの瞳側に正の屈折力を有するレンズ成分とを含み全体として正の屈折力を有する対物レンズ系と、像正立のための反射部材と、正の屈折力を有する接眼レンズ系とから構成されている高倍率な実像式ファインダー光学系であって、以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴としている。
0.1<|(R1−R2)/(R1+R2)|≦0.6 ・・・(1)
0.5<|f1/f0|<4.0 ・・・(2)
但し、R1は負の屈折力を有するメニスカスレンズの物体側面の曲率半径、R2は負の屈折力を有するメニスカスレンズの瞳側面の曲率半径、f1は負の屈折力を有するメニスカスレンズの焦点距離、f0は対物レンズ系の焦点距離である。
また、本発明による高倍率な実像式ファインダー光学系は、撮影用光学系とは独立に設けられたファインダー光学系であって、前記正の屈折力を有するレンズ成分は正レンズであり、前記反射部材は、前記対物レンズ系によって形成された物体像を正立するための複数の反射面を有するプリズムからなることを特徴としている
た、本発明による高倍率な実像式ファインダー光学系は、物体側から順に、瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ及び該メニスカスレンズと間隔を挟んで設けられた正レンズのみからなる対物レンズ系と、像正立のための反射部材と、正の屈折力を有する接眼レンズ系とから構成されている高倍率な実像式ファインダー光学系であって、以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴としている。
0.1<|(R1−R2)/(R1+R2)|≦0.6
0.5<|f1/f0|<4.0
但し、R1は負の屈折力を有するメニスカスレンズの物体側面の曲率半径、R2は負の屈折力を有するメニスカスレンズの瞳側面の曲率半径、f1は負の屈折力を有するメニスカスレンズの焦点距離、f0は対物レンズ系の焦点距離である。
0.1<|(R1−R2)/(R1+R2)|≦0.6 ・・・(1)
0.5<|f1/f0|<4.0 ・・・(2)
【0006】
従って、本発明による装置は、上記構成により対物レンズ系で発生するペッツバール像面湾曲を良好に補正することができ、又、高いファインダー倍率で、広いファインダー視野を得る場合でも非点収差の補正が比較的容易にできる。更に、対物レンズ系で長いバックフォーカスを確保できるので、中間結像面までの間に、像正立のための少なくとも2回の像反転を行う反射部材を構成できる。それ故、高いファインダー倍率でファインダー射出角が大きい場合でも、中間結像面から接眼レンズの間に像正立の反射部材を構成するスペースが従来よりも小さくて済むため、接眼レンズ最終面からアイポイントまでの距離を比較的長く確保することができる。
【0007】
また、本発明の高倍率な実像式ファインダー光学系においては、以下の条件式を満足することが好ましい。
0.2<|(R 1 −R 2 / (R 1 +R 2 )|≦0.6 ・・・・(1’)
但し、1は負の屈折力を有するメニスカスレンズの物体側の曲率半径、R2は負の屈折力を有するメニスカスレンズの瞳側の曲率半径である。
【0008】
上記条件式(1)は、メニスカスレンズの形状を規定するものである。条件式(1)の値がその式の満たすべき値の範囲の上限を越えると、瞳側の曲率半径が緩くなり歪曲収差が大きく発生し、又、条件式(1)の値がその式の満たすべき値の範囲の下限を越えると、今度は物体側の曲率半径がきつくなりペッツバール像面湾曲が大きく発生してしまうため、何れの場合も好ましくない。
尚、上記メニスカスレンズの形状は、条件式(1)を満足していれば本発明の目的を十分達成することはできるが、更なる効果を得るためには、かかるメニスカスレンズの形状は、条件式(1’)を満たすように決定されることが好ましい。
又、上記条件式(2)は、対物レンズ系中のメニスカスレンズと対物レンズ系全体との焦点距離の比に関するものある。条件式(2)がその式の満たすべき値の範囲の上限を越えると、対物レンズでバックフォーカスの距離を長く確保できず、対物レンズ系で反射部材を構成するスペースがなくなる。一方、条件式(2)がその式の満たすべき値の範囲の下限を越えると、収差補正が困難となり、特に歪曲収差の補正が困難である。
【0009】
また、本発明の高倍率な実像式ファインダー光学系においては、上記各反射部材がポロプリズムから構成されているのが好ましい。
また、本発明の高倍率な実像式ファインダー光学系においては、上記反射部材は、物体側から順に、第一の反射部材と、中間結像面近傍に配置された視野枠と、第二の反射部材とから構成されているのが好ましい。
また、本発明の高倍率な実像式ファインダー光学系においては、上記第一反射部材は、少なくとも2枚の反射面を有しているのが好ましい。
また、本発明の高倍率な実像式ファインダー光学系においては、上記第一反射部材は、上記正レンズの少なくとも一面に非球面を設けるのが好ましい。
また、本発明の高倍率な実像式ファインダー光学系においては、上記正レンズを両凸レンズにより構成するのが好ましい。
また、本発明の高倍率な実像式ファインダー光学系においては、上記第二反射部材は、少なくとも2枚の反射面を有しているのが好ましい。
発明は、対物レンズを物体側から順に、瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ,正の屈折力を有する両凸レンズで構成することにより、諸収差を良好に補正することができる。又、本構成のときにファインダー視野を広くしても諸収差を良好に補正するには、凸レンズの眼側の面に、光軸から離れるに従って曲率が緩くなる非球面を用いることが好ましい。
【0010】
【実施例】
以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細に説明する。
図1及び2は夫々第1実施例の構成を示す図及び収差曲線図である。図中、1は対物レンズ系、2は対物レンズ系1によって形成される像を上下反転させる第一反射部材、3は対物レンズ系1によって形成される像を左右反転させる第二反射部材、4は正の屈折力を有する接眼レンズ系である。対物レンズ系1は、瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ1aと、正の屈折力を有するレンズ1bとにより構成され、全体として正の屈折力を有している。又、第一反射部材2及び第二反射部材3は、夫々少なくとも2つ以上の反射面を含むプリズムにより構成されている。更に、第一反射部材2と第二反射部材3との間には、視野枠5が設けられている。この視野枠5は、第一反射部材2の射出面近傍及び対物レンズ系1によって形成される像面近傍に配置されることが好ましい。
【0011】
以下、本実施例の光学系におけるレンズの数値データを示す。
Figure 0003594249
【0012】
Figure 0003594249
【0013】
Figure 0003594249
【0014】
本実施例における上記条件式(1)の値は
|(R−R)/(R+R)|=0.47
であり、又、上記条件式(2)の値は
|f/f|=2.22
である。
【0015】
図3及び4は夫々第2実施例の構成を示す図及び収差曲線図である。図中、6は対物レンズ系、7は対物レンズ系6によって形成される像を上下反転させる第一反射部材、8は対物レンズ系6によって形成される像を左右反転させる第二反射部材、9は正の屈折力を有する接眼レンズ系である。対物レンズ系6は、瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ6aと、正の屈折力を有するレンズ6bとにより構成され、全体として正の屈折力を有している。又、第一反射部材7及び第二反射部材8は、夫々少なくとも2つ以上の反射面を含むプリズムにより構成されている。更に、第一反射部材7と第二反射部材8との間には、視野枠5が設けられている。この視野枠5の配置位置は、第1実施例において示した光学系と同様である。
【0016】
以下、本実施例の光学系におけるレンズの数値データを示す。
Figure 0003594249
【0017】
Figure 0003594249
【0018】
Figure 0003594249
【0019】
本実施例における上記条件式(1)の値は
|(R−R)/(R+R)|=0.25
であり、又、上記条件式(2)の値は
|f/f|=2.8
である。
【0020】
図5及び6は夫々第3実施例の構成を示す図及び収差曲線図である。図中、10は対物レンズ系、11は対物レンズ系10によって形成される像を上下反転させる第一反射部材、12は対物レンズ系10によって形成される像を左右反転させる第二反射部材、13は正の屈折力を有する接眼レンズ系である。対物レンズ系10は、瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ10aと、正の屈折力を有するレンズ10bとにより構成され、全体として正の屈折力を有している。又、第一反射部材11及び第二反射部材12は、夫々少なくとも2つ以上の反射面を含むプリズムにより構成されている。更に、第一反射部材11と第二反射部材12との間には、視野枠5が設けられている。この視野枠5の配置位置は、第1実施例において示した光学系と同様である。
【0021】
以下、本実施例の光学系におけるレンズの数値データを示す。
Figure 0003594249
【0022】
Figure 0003594249
【0023】
Figure 0003594249
【0024】
本実施例における上記条件式(1)の値は
|(R−R)/(R+R)|=0.6
であり、又、上記条件式(2)の値は
|f/f|=0.93
である。
【0025】
図7及び8は夫々第4実施例の構成を示す図及び収差曲線図である。図中、14は対物レンズ系、15は対物レンズ系14によって形成される像を上下反転させる第一反射部材、16は対物レンズ系14によって形成される像を左右反転させる第二反射部材、17は正の屈折力を有する接眼レンズ系である。対物レンズ系14は、瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ14aと、正の屈折力を有するレンズ14bとにより構成され、全体として正の屈折力を有している。又、第一反射部材15及び第二反射部材16は、夫々少なくとも2つ以上の反射面を含むプリズムにより構成されている。更に、第一反射部材15と第二反射部材16との間には、視野枠5が設けられている。この視野枠5の配置位置は、第1実施例において示した光学系と同様である。
【0026】
以下、本実施例の光学系におけるレンズの数値データを示す。
Figure 0003594249
【0027】
Figure 0003594249
【0028】
Figure 0003594249
【0029】
本実施例における上記条件式(1)の値は
|(R−R)/(R+R)|=0.21
であり、又、上記条件式(2)の値は
|f/f|=2.85
である。
【0030】
図9及び10は夫々第5実施例の構成を示す図及び収差曲線図である。図中、18は対物レンズ系、19は対物レンズ系18によって形成される像を上下反転させる第一反射部材、20は対物レンズ系18によって形成される像を左右反転させる第二反射部材、21は正の屈折力を有する接眼レンズ系である。対物レンズ系18は、瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ18aと、正の屈折力を有するレンズ18b及び18cとにより構成され、全体として正の屈折力を有している。又、第一反射部材19及び第二反射部材20は、夫々少なくとも2つ以上の反射面を含むプリズムにより構成されている。更に、第一反射部材19と第二反射部材20との間には、視野枠5が設けられている。この視野枠5の配置位置は、第1実施例において示した光学系と同様である。
【0031】
以下、本実施例の光学系におけるレンズの数値データを示す。
Figure 0003594249
【0032】
Figure 0003594249
【0033】
Figure 0003594249
【0034】
本実施例における上記条件式(1)の値は
|(R−R)/(R+R)|=0.22
であり、又、上記条件式(2)の値は
|f/f|=2.44
である。
【0035】
図11及び12は夫々第6実施例の構成を示す図及び収差曲線図である。図中、22は対物レンズ系、23は対物レンズ22によって形成される像を上下反転させる第一反射部材、24は対物レンズ22によって形成される像を左右反転させる第二反射部材、25は正の屈折力を有する接眼レンズ系である。対物レンズ系22は、瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ22aと、正の屈折力を有するレンズ22b及び22cとにより構成され、全体として正の屈折力を有している。又、第一反射部材23及び第二反射部材24は、夫々少なくとも2つ以上の反射面を含むプリズムにより構成されている。更に、第一反射部材23と第二反射部材24との間には、視野枠5が設けられている。この視野枠5の配置位置は、第1実施例において示した光学系と同様である。
【0036】
以下、本実施例における光学系のレンズ数値データを示す。
Figure 0003594249
【0037】
Figure 0003594249
【0038】
Figure 0003594249
【0039】
本実施例における上記条件式(1)の値は
|(R−R)/(R+R)|=0.19
であり、又、上記条件式(2)の値は
|f/f|=3.19
である。
【0040】
但し、上記各実施例中のr,r,・・・・は各レンズ面の曲率半径、d,d,・・・・は各レンズ面の間隔、n,n・・・・は各レンズの屈折率、ν,ν・・・・は各レンズのアッベ数である。
又、上記各実施例中の非球面形状は、上記非球面係数を用いて以下の式で表される。但し、光軸方向はX,光軸と垂直な方向はSとする。
Figure 0003594249
ここで、Cは非球面頂点での曲率(=1/r)である。
【0041】
又、図13は、本発明による高倍率な実像式ファインダー光学系をカメラ本体に搭載した例を示している。図中、31はカメラ本体、32は撮影光学系、33はカメラ本体31に搭載した本発明の光学系、Lは撮影光学系32の光軸、Lはファインダー光学系33の光軸である。
更に、図14は図13に示したカメラ本体の光軸方向に沿う断面図である。図のように、物体側から順に、対物レンズ系41と、複数の反射面を有する第一反射部材42と、複数の反射面を有する第二反射部材43と、接眼レンズ系44とからなる本発明のファインダー光学系33は、カメラ本体31に搭載されている。又、第一反射部材42は第一反射面42aと第二反射面42bとを、第二反射部材43は第三反射面43aと第四反射面43bとを夫々含んでいる。45は第一反射部材42と第二反射部材43との間に設けられた視野枠、46は撮影用対物レンズ、47はフィルムである。
【0044】
【発明の効果】
上述のように本発明による高倍率な実像式ファインダー光学系は、高いファインダー倍率を得る場合でも比較的広い視野を確保でき、且つ、接眼レンズ最終面からアイポイントまでの距離を長くとれるので、観察し易いファインダー光学系の実現ができる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例の構成図である。
【図2】本発明による第1実施例の収差曲線図である。
【図3】本発明による第2実施例の構成図である。
【図4】本発明による第2実施例の収差曲線図である。
【図5】本発明による第3実施例の構成図である。
【図6】本発明による第3実施例の収差曲線図である。
【図7】本発明による第4実施例の構成図である。
【図8】本発明による第4実施例の収差曲線図である。
【図9】本発明による第5実施例の構成図である。
【図10】本発明による第5実施例の収差曲線図である。
【図11】本発明による第6実施例の構成図である。
【図12】本発明による第6実施例の収差曲線図である。
【図13】本発明による光学系が搭載されたカメラ本体を示す斜視図である。
【図14】図13に示したカメラ本体の光軸に沿う断面図である。
【符号の説明】
1,6,10,14,18,22 対物レンズ系
2,7,11,15,19,23 第一反射部材
3,8,12,16,20,24 第二反射部材
4,9,13,17,21,25 接眼レンズ系
5 視野枠

Claims (11)

  1. 最も物体側に配され瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズと該メニスカスレンズの瞳側に正の屈折力を有するレンズ成分とを含み全体として正の屈折力を有する対物レンズ系と、像正立のための反射部材と、正の屈折力を有する接眼レンズ系とから構成されている高倍率な実像式ファインダー光学系であって、
    以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする高倍率な実像式ファインダー光学系。
    0.1<|(R1−R2)/(R1+R2)|≦0.6
    0.5<|f1/f0|<4.0
    但し、R1は負の屈折力を有するメニスカスレンズの物体側面の曲率半径、R2は負の屈折力を有するメニスカスレンズの瞳側面の曲率半径、f1は負の屈折力を有するメニスカスレンズの焦点距離、f0は対物レンズ系の焦点距離である。
  2. 前記実像式ファインダー光学系は、撮影用光学系とは独立に設けられたファインダー光学系であって、前記正の屈折力を有するレンズ成分は正レンズであり、前記反射部材は、前記対物レンズ系によって形成された物体像を正立するための複数の反射面を有するプリズムからなることを特徴とする請求項1に記載の高倍率な実像式ファインダー光学系。
  3. 物体側から順に、瞳側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ及び該メニスカスレンズと間隔を挟んで設けられた正レンズのみからなる対物レンズ系と、像正立のための反射部材と、正の屈折力を有する接眼レンズ系とから構成されている高倍率な実像式ファインダー光学系であって、
    以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする高倍率な実像式ファインダー光学系。
    0.1<|(R1−R2)/(R1+R2)|≦0.6
    0.5<|f1/f0|<4.0
    但し、R1は負の屈折力を有するメニスカスレンズの物体側面の曲率半径、R2は負の屈折力を有するメニスカスレンズの瞳側面の曲率半径、f1は負の屈折力を有するメニスカスレンズの焦点距離、f0は対物レンズ系の焦点距離である。
  4. 上記正レンズの瞳側に空気間隔を挟んで正レンズを設けるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の高倍率な実像式ファインダー光学系。
  5. 上記各反射部材がポロプリズムから構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の高倍率な実像式ファインダー光学系。
  6. 以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の高倍率な実像式ファインダー光学系。
    0.2<|(R1−R2)/(R1+R2)|≦0.6
    但し、R1は負の屈折力を有するメニスカスレンズの物体側面の曲率半径、R2は負の屈折力を有するメニスカスレンズの瞳側面の曲率半径である。
  7. 上記反射部材は、物体側から順に、第一の反射部材と、中間結像面近傍に配置された視野枠と、第二の反射部材とから構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の高倍率な実像式ファインダー光学系。
  8. 上記第一反射部材は、少なくとも2枚の反射面を有していることを特徴とする請求項に記載の高倍率な実像式ファインダー光学系。
  9. 上記正レンズの少なくとも一面に非球面を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の高倍率な実像式ファインダー光学系。
  10. 上記正レンズを両凸レンズにより構成したことを特徴とする請求項2、3及び9の何れかに記載の高倍率な実像式ファインダー光学系。
  11. 上記第二反射部材は、少なくとも2枚の反射面を有していることを特徴とする請求項7又は8に記載の高倍率な実像式ファインダー光学系。
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