JP3425817B2 - 接眼レンズ - Google Patents

接眼レンズ

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JP3425817B2
JP3425817B2 JP00655495A JP655495A JP3425817B2 JP 3425817 B2 JP3425817 B2 JP 3425817B2 JP 00655495 A JP00655495 A JP 00655495A JP 655495 A JP655495 A JP 655495A JP 3425817 B2 JP3425817 B2 JP 3425817B2
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    • G02B25/001Eyepieces
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/18Optical objectives specially designed for the purposes specified below with lenses having one or more non-spherical faces, e.g. for reducing geometrical aberration
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/14Viewfinders

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのファインダー
等に用いられる接眼レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より最も簡単な構成の接眼レンズと
して、正レンズ一枚からなる接眼レンズが多く使用され
ている。撮影レンズ又は対物レンズにより結像された像
は、その前後左右が必ずしも一致しているわけではない
ため、接眼系中にプリズムやミラー等を用いると、結像
面から接眼レンズまでの光路長を長くとる必要がある。
このようなとき、接眼レンズを正のメニスカスレンズで
構成すると、両凸レンズで構成した場合と比べて主点を
物体側に近づけることができるため、結像面から接眼レ
ンズまでの光路長を長く形成することができる。
【0003】しかしながら、この光路長を空気換算長と
して接眼系の焦点距離と同程度の距離にまで長くしよう
とすると、諸収差の補正が困難になる。そこで、接眼レ
ンズの両面を非球面に構成すれば、収差の適切な補正等
が行え、光学性能のバランスを保つことができる。この
ように構成された一眼レフカメラ用の接眼レンズとして
は、特開平4−204619号公報に開示されているも
のがある。又、レンズシャッターカメラの実像式ファイ
ンダー用の接眼レンズとしては、特開平3−13960
6号及び特開平4−230719号の各公報において開
示されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それらの各公
報に記載されている接眼レンズは、いずれも瞳径がφ4
mmとして設計されているため、かかる接眼レンズをフ
ァインダーに用いた場合に、ファインダーを覗きにくい
という欠点がある。又、その接眼レンズの焦点距離はあ
まり小さくないため、ファインダーの小型化は困難であ
り、ファインダー倍率を大きくする際にも不利となる。
【0005】そこで、本発明は、上記従来技術の有する
問題点に鑑み、結像面から接眼レンズまでの光路長を長
く形成でき、瞳径が大きく、焦点距離が短い小型の接眼
レンズを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本発明による接眼レンズは、対物レンズによ
って結像された像を観察する接眼レンズにおいて、両面
が非球面形状を有し物体側に凸面を向けた一枚の正のメ
ニスカスレンズにより構成され、且つ、以下に示す条件
式を満足するようにしたことを特徴とする。 −1×10-3<X1 /f<0 ・・・・(1) 但し、fは接眼レンズの焦点距離、X1 は光軸から高さ
0.12fの位置における物体側の面の基準球面からの
ズレ量である。
【0007】このように、本発明の接眼レンズは、最も
簡単な構成で諸収差を良好に補正しながらも結像面から
この接眼レンズまでの光路長を十分長く形成でき、接眼
レンズからアイポイントまでの距離も十分に確保できる
ようにするために、両面が非球面形状に構成された正の
メニスカス単レンズにより構成されている。この両面の
非球面は、主に球面収差及びコマ収差を補正するのに効
果を発揮する。特に、接眼レンズでは、その瞳径をφ5
まで拡げる場合に、高次の球面収差の発生が著しくな
る。しかし、この場合、ただ接眼レンズの両面を非球面
形状に構成するのみでは、球面収差の良好な補正は可能
であるが、同時にコマ収差の補正を行うことは困難であ
る。
【0008】そこで、本発明の接眼レンズでは、物体側
の面の非球面量(X1 /f)が上記条件式(1)を満足
するように構成されているため、球面収差及びコマ収差
をバランスよく補正することができる。この条件式を満
足すれば、接眼レンズの瞳径をφ5mmとしても、球面
収差の良好な補正が可能になり、コマフレアーの発生も
抑制することができるようになる。尚、X1 /fの値が
条件式(1)の取り得る値の範囲の下限を下回ると、非
球面量が過大となるため高次の球面収差の補正ができな
くなる。又、X1 /fの値が条件式(1)の取り得る値
の範囲の上限を越えると、球面収差を補正しきれなくな
り、コマ収差も良好に補正することが困難になる。
【0009】又、本発明の接眼レンズは、対物レンズに
よって結像された像を観察する接眼レンズにおいて、
面が非球面形状を有し物体側に凸面を向けた一枚の正の
メニスカスレンズにより構成され、且つ、以下に示す条
件式を満足するようにしたことを特徴とする。 8.4≦f/A<12 ・・・・(2) 但し、fは接眼レンズの焦点距離、Aは接眼レンズの射
出瞳の半径の大きさである。
【0010】この条件式(2)は、本発明の接眼レンズ
を用いてファインダーを構成した際に、そのファインダ
ーの小型化を図るための接眼系の焦点距離と瞳半径との
比を定めたものである。f/Aの値が上記条件式(2)
の取り得る値の範囲の下限を下回ると、接眼レンズの焦
点距離が小さくなる点においては、このレンズを用いた
ファインダーの小型化には好適であるが、ファインダー
の各ユニットにおいて発生する多少の製作誤差がそのフ
ァインダーの光学性能の著しい劣化につながるため、好
ましくない。又、f/Aの値が上記条件式(2)の取り
得る値の範囲の上限を越えた場合には、接眼レンズの射
出角度を同一に保持すると中間像高が大きくなるため、
その接眼レンズを用いたファインダーの小型化には不向
きとなる。
【0011】更に、本発明の接眼レンズは、fを接眼レ
ンズの焦点距離、x2 を光軸から高さ0.17fの位置
における物体側の面の基準球面からのズレ量としたと
き、以下に示す条件式を満足するようにしたことも特徴
としている。 1×10-4<X2 /f<5×10-2 ・・・・(3)
【0012】この条件式(3)は、接眼レンズの瞳側の
面の非球面量に関するもので、条件式(1)と同様に球
面収差及びコマ収差を補正するための条件を示したもの
である。特に、コマ収差を良好に補正するためには、こ
の条件式(3)を満足することが好ましい。尚、X2
fの値が条件式(3)の取り得る値の範囲の下限を下回
ると、コマ収差の補正が困難になり、特にレンズ両面の
周辺での補正は殆ど不可能になる。又、X2 /fの値が
条件式(3)の取り得る値の範囲の上限を越えると、接
眼レンズの非球面量が大きくなりすぎて、例え条件式
(1)を満足しても球面収差とコマ収差とをバランスよ
く補正できなくなる。
【0013】更に、本発明の接眼レンズはその物体側の
面の近軸曲率半径rに関し、以下の条件式を満足するこ
とが好ましい。 0.3<r/f<0.6 ・・・・(4) 但し、fは接眼レンズの焦点距離である。尚、r/fの
値が条件式(4)の取り得る値の範囲の下限を下回る
と、曲率半径がきつくなるため、収差を補正しきれなく
なる。又、主点が瞳位置に近づきすぎて、結像面から接
眼レンズまでの光路長を長く形成することが不可能にな
る。一方、r/fの値が条件式(4)の取り得る値の範
囲の上限を越えると、正の歪曲収差が大きく発生してし
まうため、好ましくない。
【0014】又、本発明の接眼レンズにおいて発生する
非点収差を良好に補正するためには、この接眼レンズの
厚さdに関し、以下の条件式を満足することが好まし
い。 0.05<d/f<0.3 ・・・・(5) 但し、fは接眼レンズの焦点距離である。尚、d/fの
値が条件式(5)の取り得る値の範囲の下限を下回る
と、非点収差が大きく発生してしまう。又、d/fの値
が条件式(5)の取り得る値の範囲の上限を越えると、
像面湾曲が大きくなるため、画角による視度差が大きく
なり、好ましくない。
【0015】更に、本発明の接眼レンズにおいて、上記
条件式(1)に示した物体側の面の非球面量が以下の条
件式を満足するように構成することで、発生する球面収
差及びコマ収差をより良好に補正することができる。 −5×10-4<X1 /f<0 ・・・・(1)’ 接眼レンズの物体側の面の非球面量(X1 /f)がこの
条件式(1)’を満足することにより、球面収差及びコ
マ収差をバランスよく容易に補正することが可能にな
り、本発明の接眼レンズの更なる光学性能の向上を図る
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき本発明を説明
する。第1実施例 図1は、本実施例にかかる接眼レンズを用いた実像式フ
ァインダー光学系中の接眼系の構成を示す光軸に沿う断
面図である。図中、Sは図示しない対物レンズによる像
の結像面を、Pは像反転作用を有するプリズムを、Lは
本実施例の接眼レンズを、LC は光軸を、示している。
接眼レンズLは、図示しない物体側(図の左側)に凸面
を有し、更に、両面を非球面に構成されている。又、プ
リズムPの入射面r1 はフィールドレンズとしての作用
を有している。
【0017】以下、図1に示したファインダーの接眼系
を構成しているレンズ又はプリズムの数値データを示
す。 d0 (結像面SからプリズムPの入射面までの距離(m
m))=0 ER(接眼レンズLの最終面からアイポイントまでの距
離(mm))=18.5 f(接眼系の焦点距離(mm))=21 D(視度(diopter))=−0.5 ω(射出半画角)=11.2°
【0018】 r1 =9.321 d1 =30 n1 =1.52542 ν1 =55.78 r2 =∞ d2 =1.5 r3 =9.832 (非球面) d3 =2.6 n3 =1.49241 ν3 =57.66 r4 =146.581(非球面)
【0019】円錐係数及び非球面係数 第3面 κ=1 E=-0.27327×10-3, F=0.16976 ×10-4, G=-0.17798×10-6 第4面 κ=1 E=-0.89668×10-4, F=0.20135 ×10-4, G=-0.23439×10-6
【0020】又、本実施例の接眼レンズにおける上記条
件式(1)乃至(5)の値は夫々以下に示す通りであ
る。 X1/f=‐3.314×10‐4,f/A=8.4,X2/f=9.967×10‐4 r/f=0.468,d/f=0.124
【0021】図2は、本実施例にかかる接眼レンズの収
差曲線図である。
【0022】第2実施例 図3は、本実施例にかかる接眼レンズを用いた実像式フ
ァインダー光学系中の接眼系の構成を示す光軸に沿う断
面図である。図中、Sは図示しない対物レンズによる像
の結像面を、Pは像反転作用を有するプリズムを、Lは
本実施例の接眼レンズを、LC は光軸を、示している。
接眼レンズLは、図示しない物体側(図の左側)に凸面
を有し、更に、両面を非球面に構成されている。又、プ
リズムPの入射面r1 はフィールドレンズとしての作用
を有している。
【0023】以下、図3に示したファインダーの接眼系
を構成しているレンズ又はプリズムの数値データを示
す。 d0 (結像面SからプリズムPの入射面までの距離(m
m))=0 ER(接眼レンズLの最終面からアイポイントまでの距
離(mm))=18.5 f(接眼系の焦点距離(mm))=21 D(視度(diopter))=−0.5 ω(射出半画角)=11.1°
【0024】 r1 =8.786 d1 =31 n1 =1.52542 ν1 =55.78 r2 =∞ d2 =1.5 r3 =8.299 (非球面) d3 =3.7 n3 =1.49241 ν3 =57.66 r4 =34.002 (非球面)
【0025】円錐係数及び非球面係数 第3面 κ=1.0914 E=-0.46486×10-4, F=0.30691 ×10-5, G=0.60497 ×10-7 第4面 κ=0.9985 E=0.30154 ×10-3, F=0.67635 ×10-5, G=0.18613 ×10-6
【0026】又、本実施例の接眼レンズにおける上記条
件式(1)乃至(5)の値は夫々以下に示す通りであ
る。 X1/f=‐4.762×10‐6,f/A=8.4,X2/f=3.246×10‐3 r/f=0.395,d/f=0.176
【0027】図4は、本実施例にかかる接眼レンズの収
差曲線図である。
【0028】第3実施例 図5は、本実施例にかかる接眼レンズの構成を示す光軸
に沿う断面図である。図中、Sは図示しない対物レンズ
による像の結像面を、Lは接眼レンズを、LCは光軸
を、示している。接眼レンズLは、図示しない物体側
(図の左側)に凸面を有し、更に、両面を非球面に構成
されている。
【0029】以下、本実施例の接眼レンズの数値データ
を示す。 d0 (結像面Sから接眼レンズLの入射面までの距離
(mm))=20.8 ER(接眼レンズLの最終面からアイポイントまでの距
離(mm))=18.5 f(接眼系の焦点距離(mm))=21 D(視度(diopter))=−0.5 ω(射出半画角)=10.7
【0030】 r1 =10.267 (非球面) d1 =3.5 n1 =1.49241 ν1 =57.66 r2 =1278.109 (非球面)
【0031】円錐係数及び非球面係数 第1面 κ=1 E=-0.29525×10-3, F=0.38578 ×10-4, G=-0.13778×10-5, H=0.22386 ×10-7, 第2面 κ=1 E=-0.16575×10-3, F=0.56487 ×10-4, G=-0.25469×10-5, H=0.51092 ×10-7
【0032】又、本実施例の接眼レンズにおける上記条
件式(1)乃至(5)の値は夫々以下に示す通りであ
る。 X1/f=‐1.924×10‐4,f/A=8.4,X2/f=4.469×10‐3 r/f=0.489,d/f=0.167
【0033】図6は、本実施例にかかる接眼レンズの収
差曲線図である。
【0034】尚、上記各実施例の数値データにおいて、
1 ,r2 ,・・・・は各レンズ又はプリズム面の曲率
半径を、d1 ,d2 ,・・・・は各レンズ若しくはプリ
ズムの肉厚又は各レンズ若しくはプリズムの間隔を、n
1 ,n2 ,・・・・は各レンズの屈折率(波長587.
56nmに対する)を、ν1 ,ν2 ・・・・は各レンズ
のアッベ数を、夫々示している。又、κは円錐係数を、
E,F,G,Hは非球面係数を示している。更に、上記
非球面形状は、Xを光軸方向、Yを光軸と直交する方向
としたとき、以下の式によって与えられる。 X=CY2 /{1+(1−κC2 2 1/2 }+EY4
+FY6 +GY8 +HY10 但し、Cは非球面頂点での曲率(1/r)を示してい
る。
【0035】以上のように、本発明による接眼レンズ
は、両面を非球面形状とした正のメニスカス単レンズに
より構成されているため、発生する諸収差を良好に補正
でき、小型でレンズの瞳径が大きく、焦点距離を短くす
ることができる。又、結像面から接眼レンズまでの光路
長を長く形成できる。
【0036】又、図7は本発明の接眼レンズと共に用い
られるプリズムをペンタプリズムP 1 により構成した例
を示す光軸に沿う断面図であり、図8はそのプリズムを
ポロプリズムP2 により構成した例を示す斜視図であ
る。
【0037】本発明による接眼レンズは、一眼レフレッ
クスカメラのファインダーにもコンパクトカメラのファ
インダーにも最適に用いることができる。図9は、本発
明による接眼レンズを一眼レフレックスカメラのファイ
ンダーに用いた例を示している。一眼レフレックスカメ
ラは、対物レンズOb から入射する図示しない被写体か
らの光をフィルムF上に結像させて撮影するものであ
る。対物レンズOb とフィルムFとの間にクイックリタ
ーンミラーRMが退避自在に取り付けられており、撮影
の前に被写体をねらったり構図を決めるために、光路内
に挿入されたクイックリターンミラーRMを経て、対物
レンズOb による被写体像は結像面S上に結像される。
そして、この結像面S上に結像された被写体像はペンタ
プリズムP1 を経て本発明の接眼レンズLを介すること
により、拡大されてアイポイントEPの位置で拡大観察
されるようになっている。
【0038】一方、図10及び図11は本発明の接眼レ
ンズをコンパクトカメラに用いた例を示す斜視図及び光
軸に沿う断面図である。このように本発明の接眼レンズ
Lはコンパクトカメラのファインダーにも良好に用いる
ことができる。尚、これらの図において、Lb は撮影用
光路、Le はファインダー用光路を示しており、又、撮
影用光路Lb とファインダー用光路Le とは平行に並ん
でいる。被写体像は、ファインダー用対物レンズ,像正
立プリズム(ポロプリズムP2),絞り及び本発明の接
眼レンズLからなるファインダーにより観察され、又、
撮影用対物レンズによりフィルムF上に結像される。
【0039】更に、本発明による接眼レンズは、特許請
求の範囲に記載した特徴に加えて以下に示すような特徴
も兼ね備えている。
【0040】(1)上記接眼レンズの物体側の面の近軸
曲率半径をr,焦点距離をfとするとき、以下の条件式
を満足するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3
の何れかに記載の接眼レンズ。 0.3<r/f<0.6
【0041】(2)上記接眼レンズの厚さをd,焦点距
離をfとするとき、以下の条件式を満足するようにした
ことを特徴とする請求項1乃至3又は上記(1)の何れ
かに記載の接眼レンズ。 0.05<d/f<0.3
【0042】(3)上記接眼レンズは、実像式ファイン
ダー光学系中に配置されるか、又は像面側の凸面を物体
側に向けた像正立光学系の像側に配置されることを特徴
とする請求項1乃至3又は上記(1)乃至(2)の何れ
かに記載の接眼レンズ。
【0043】
【発明の効果】上述のように、本発明による接眼レンズ
は、両面が非球面形状を有する正のメニスカス単レンズ
により構成されているため、瞳径が大きく、結像面から
接眼レンズまでの光路長を長く形成でき、発生する諸収
差を良好に補正することができるという利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる接眼レンズを用い
た実像式ファインダー光学系中の接眼系の構成を示す光
軸に沿う断面図である。
【図2】第1実施例にかかる接眼レンズの収差曲線図で
ある。
【図3】本発明の第2実施例にかかる接眼レンズを用い
た実像式ファインダー光学系中の接眼系の構成を示す光
軸に沿う断面図である。
【図4】第2実施例にかかる接眼レンズの収差曲線図で
ある。
【図5】本発明の第3実施例にかかる接眼レンズの構成
を示す光軸に沿う断面図である。
【図6】第3実施例にかかる接眼レンズの収差曲線図で
ある。
【図7】本発明の接眼レンズと共に用いられるプリズム
をペンタプリズムにより構成した例を示す光軸に沿う断
面図である。
【図8】本発明の接眼レンズと共に用いられるプリズム
をポロプリズムにより構成した例を示す斜視図である。
【図9】本発明による接眼レンズを一眼レフレックスカ
メラのファインダーに用いた例を示す光軸に沿う断面図
である。
【図10】本発明の接眼レンズをコンパクトカメラのフ
ァインダーに用いた例を示す斜視図である。
【図11】本発明の接眼レンズをコンパクトカメラのフ
ァインダーに用いた例を示す光軸に沿う断面図である。
【符号の説明】
S 結像面 P プリズム P1 ペンタプリズム P2 ポロプリズム L 接眼レンズ Ob 対物レンズ RM クイックリターンミラー F フイルム Lb 撮影用光路 Lc 光軸 Le ファインダー用光路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズによって結像された像を観察
    する接眼レンズにおいて、 両面が非球面形状を有し物体側に凸面を向けた一枚の正
    のメニスカスレンズにより構成され、且つ、以下に示す
    条件式を満足するようにしたことを特徴とする接眼レン
    ズ。 −1×10-3<X1/f<0 但し、fは接眼レンズの焦点距離、X1は光軸から高さ
    0.12fの位置における物体側の面の基準球面からの
    ズレ量である。
  2. 【請求項2】 対物レンズによって結像された像を観察
    する接眼レンズにおいて、 両面が非球面形状を有し物体側に凸面を向けた一枚の正
    のメニスカスレンズにより構成され、且つ、以下に示す
    条件式を満足するようにしたことを特徴とする接眼レン
    ズ。8.4≦ f/A<12 但し、fは接眼レンズの焦点距離、Aは接眼レンズの射
    出瞳の半径の大きさである。
  3. 【請求項3】 fを接眼レンズの焦点距離、X2を光軸
    から高さ0.17fの位置における物体側の面の基準球
    面からのズレ量としたとき、以下に示す条件式を満足す
    るようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    接眼レンズ。 1×10-4<X2/f<5×10-2
  4. 【請求項4】 上記接眼レンズの物体側の面の近軸曲率
    半径をr,焦点距離をfとするとき、以下の条件式を満
    足するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載の接眼レンズ。 0.3<r/f<0.6
  5. 【請求項5】 上記接眼レンズの厚さをd,焦点距離を
    fとするとき、以下の条件式を満足するようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の接眼レン
    ズ。 0.05<d/f<0.3
  6. 【請求項6】 対物レンズによって結像された像を観察
    する接眼レンズにおいて、 両面が非球面形状を有し物体側に凸面を向けた一枚の正
    のメニスカスレンズにより構成され、且つ、以下に示す
    条件式を満足するようにしたことを特徴とする接眼レン
    ズ。 −5×10-4<X1/f<0 但し、fは接眼レンズの焦点距離、X1は光軸から高さ
    0.12fの位置における物体側の面の基準球面からの
    ズレ量である。
  7. 【請求項7】 対物レンズによって結像された像を観察
    する接眼レンズにおいて、 両面が非球面形状を有し物体側に凸面を向けた一枚の正
    のメニスカスレンズにより構成され、且つ、以下に示す
    条件式を満足するようにしたことを特徴とする接眼レン
    ズ。 −1×10 -3 <X 1 /f≦−4.762×10 -6 但し、fは接眼レンズの焦点距離、X 1 は光軸から高さ
    0.12fの位置における物体側の面の基準球面からの
    ズレ量である。
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