JP3593287B2 - スピーカ駆動装置用強制空冷装置 - Google Patents

スピーカ駆動装置用強制空冷装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばオーディオ機器等に装備されるスピーカ駆動装置用強制空冷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スピーカ装備のオーディオ機器では、スピーカ駆動用パワーアンプを強制空冷するために、冷却ファンが装備されることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスピーカ駆動装置用強制空冷装置では、スピーカ駆動用パワーアンプの温度及びスピーカ駆動用パワーアンプの出力レベルを検出し、それら検出値に基づいて、冷却ファンの回転速度を制御しているが、その制御は、冷却ファンの作動をオン、オフするのみか、せいぜい、冷却ファンの回転速度を高速及び低速の2段に切替えるのみであった。また、冷却ファンの風切り音がユーザにとり騒音となることがあった。
【0004】
この発明の目的は、上述の問題点を克服するを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明のスピーカ駆動装置用強制空冷装置は、
スピーカ(11)へ、その駆動電流を供給するスピーカ駆動用パワーアンプ(12)、
スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度を検出する温度検出手段(19)、
スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の出力レベルを検出する出力レベル検出手段(13)、
出力レベル検出手段(13)の出力に関係するファン駆動用電流を生成するファン駆動電流生成部(14,25)、及び
ファン駆動電流生成部(14,25)のファン駆動用電流により駆動されてスピーカ駆動用パワーアンプ(12)への冷却風を生成する冷却ファン(26)、
を備えている。
そして、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度が所定範囲(以下、「第1の所定温度範囲」と言う。)にあるときは、ファン駆動電流生成部(14,25)は、冷却ファン(26)の生成する冷却風の風量が、出力レベル検出手段(13)の大きさの増大に連れて連続的に増大するように、冷却ファン(26)へのファン駆動用電流を出力するようになっている。
【0006】
スピーカ(11)は、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)と同一の筐体内に配備されても、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)とは別個の筐体に配備されていてよいとする。例えばオーディオシステムでは、スピーカ(11)はスピーカボックスに配備され、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)はアンプに配備される。ファン駆動電流生成部(14,25)は、例えばCPU(14)と、CPU(14)から入力されるディジタル値をアナログ値の駆動電流へ変換して冷却ファン(26)へ出力するドライバ(25)とから構成されてもよい。冷却ファン(26)は、通常は、電動機で回転駆動される回転型であり、冷却ファン(26)の生成する風の風量は冷却ファン(26)の回転速度に比例する。冷却ファン(26)は、回転型に限定されず、横流ファン型であっもよい。温度検出手段(19)は例えばサーミスタ(19)である。
【0007】
温度検出手段(19)の検出するスピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度は、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)自体の温度であってもよいし、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)自体の温度と密接に関連するスピーカ駆動用パワーアンプ(12)の周囲の気温を検出してもよいとする。スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の第1の所定温度範囲とは、例えば、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の通常の動作時の温度範囲である。
【0008】
スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の出力レベルが増大するに連れて、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)及び直流電力生成部(24)からの発生熱が増大する。こうして、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)からの発生熱に対して、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度上昇を防止できる最適な風量の冷却風を生成して、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)を冷却することができるとともに、冷却ファン(26)の風切り音等の騒音量を最大限、抑制することができる。
【0009】
この発明のスピーカ駆動装置用強制空冷装置は、
スピーカ(11)へ、その駆動電流を供給するスピーカ駆動用パワーアンプ(12)、
スピーカ駆動用パワーアンプ(12)を含む電気機器(10)内の各電気素子の作動用直流電力を交流電源より生成する直流電力生成部(24)、
直流電力生成部(24)の温度を検出する温度検出手段(19)、
スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の出力レベルを検出する出力レベル検出手段(13)、
出力レベル検出手段(13)の出力に関係するファン駆動用電流を生成するファン駆動電流生成部(14,25)、及び
ファン駆動電流生成部(14,25)のファン駆動用電流により駆動されて直流電力生成部(24)への冷却風を生成する冷却ファン(26)、
を備えている。
そして、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度が所定範囲(以下、「第1の所定温度範囲」と言う。)にあるときは、ファン駆動電流生成部(14,25)は、冷却ファン(26)の生成する冷却風の風量が、出力レベル検出手段(13)の大きさの増大に連れて連続的に増大するように、冷却ファン(26)へのファン駆動用電流を出力するようになっている。
【0010】
スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の出力レベルが増大するに連れて、直流電力生成部(24)の負荷が増大し、直流電力生成部(24)からの発生熱が増大する。こうして、直流電力生成部(24)からの発生熱に対して、直流電力生成部(24)の温度上昇を防止できる最適な風量の冷却風を生成して、直流電力生成部(24)を冷却することができるとともに、冷却ファン(26)の風切り音等の騒音量を最大限、抑制することができる。
【0011】
この発明のスピーカ駆動装置用強制空冷装置によれば、第1の所定温度範囲の上限をTuと定義し、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)からファン駆動電流生成部(14,25)への入力に基づいてスピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度TがTu<T≦Taと判断されるときは、ファン駆動電流生成部(14,25)は、冷却ファン(26)へ最大ファン駆動電流を冷却ファン(26)へ出力して、冷却ファン(26)の冷却風の風量を最大にするようになっている。
【0012】
Tu及びTlは、後述の発明の実施の形態の説明における図2では、それぞれ95°C及び50°Cに相当する。また、Ta及びTbは、後述の発明の実施の形態の説明における図2では、それぞれ135°C及び−20°Cに相当する。
【0013】
スピーカ駆動用パワーアンプ(12)が、温度上昇して、Tu<T≦Taとなっているときは、冷却ファン(26)の風量は、出力レベル検出手段(13)の出力レベルに関係なく、一律に最大とされることにより、高温になったスピーカ駆動用パワーアンプ(12)及び/又は直流電力生成部(24)を速やかに温度低下させることができる。また、出力レベル検出手段(13)が故障したときは、ファン駆動電流生成部(14,25)への出力レベル検出手段(13)の入力は不適切になり、この結果、冷却ファン(26)の風量も不適切になって、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度が、上昇して、Tu以上になることがあるが、Tu以上になると、冷却ファン(26)は最大風量になるので、出力レベル検出手段(13)が故障しても、安全が確保される。
【0014】
この発明のスピーカ駆動装置用強制空冷装置によれば、第1の所定温度範囲の下限をTlと定義し、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)からファン駆動電流生成部(14,25)への入力に基づいてスピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度TがTb<T≦Tlと判断されるときは、ファン駆動電流生成部(14,25)は、冷却ファン(26)の作動を停止させる。
【0015】
スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度が、十分に低い温度範囲としてのTb<T≦Tlにあるとき、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の出力レベルに関係なく、冷却ファン(26)の駆動を停止することにより、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)及び/又は直流電力生成部(24)の不必要な冷却を防止できる。
【0016】
この発明のスピーカ駆動装置用強制空冷装置によれば、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)からファン駆動電流生成部(14,25)への入力に基づいてスピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度TがT≦Tb又はT>Taと判断されるときは、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)及び/又は直流電力生成部(24)の作動を停止させるようになっている。
【0017】
スピーカ駆動用パワーアンプ(12)及び/又は直流電力生成部(24)の作動停止とは、スピーカ駆動装置用強制空冷装置の装備されている電気機器(10)の作動を全面的に停止する結果として、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)及び/又は直流電力生成部(24)の作動が停止することも含む。そのような全面停止の場合には、ファン駆動電流生成部(14,25)がマイクロプロセッサを含むときには、ファン駆動電流生成部(14,25)は、次回の該電気機器(10)の起動時に、支障が生じないように、処理中のプログラムのデータの格納等のプロテクションを実施してから、停止する。
【0018】
T≦Tb及びT>Taは、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度としては例えばあり得ない状態であり、温度検出手段(19)からの入力に信頼性がなく、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度検出不能状態になったことを意味する。このようなときには、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)及び/又は直流電力生成部(24)の作動を停止することにより、安全を確保できる。
【0019】
この発明のスピーカ駆動装置用強制空冷装置によれば、温度検出手段(19)の故障時は、ファン駆動電流生成部(14,25)における温度検出手段(19)からの入力端子がほぼアース電圧かほぼ給電電圧へ引っ張られるように、なっている。
【0020】
温度検出手段(19)の故障時は、温度検出手段(19)の短絡や断線等のために、ファン駆動電流生成部(14,25)における前記温度検出手段(19)からの入力端子がほぼアース電圧かほぼ給電電圧へ引っ張られる。これにより、ファン駆動電流生成部(14,25)は、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度TがT≦Tb又はT>Taと判断するので、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)及び/又は直流電力生成部(24)は作動停止され、安全が確保される。
【0021】
この発明のスピーカ駆動装置用強制空冷装置によれば、ファン駆動電流生成部(14,25)は、その出力故障時では、ファン駆動電流を最大か0かにするように、なっている。
【0022】
ファン駆動電流生成部(14,25)の出力故障時は、ファン駆動電流生成部(14,25)の出力端子は、ほぼ給電圧かほぼアース電圧へ引っ張られて、ファン駆動電流生成部(14,25)から冷却ファン(26)へのファン駆動用電流は最大か0になる。ファン駆動用電流が最大になると、冷却ファン(26)の風量は最大に維持され、安全が確保される。また、ファン駆動用電流が0になると、冷却ファン(26)の作動は停止し、これにより、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度は、上昇して、ついにはTa以上になり、スピーカ駆動用パワーアンプ(12)及び/又は直流電力生成部(24)の作動は停止して、安全が確保される。
【0023】
この発明のスピーカ駆動装置用強制空冷装置によれば、ファン駆動電流生成部(14,25)は、出力レベル検出手段(13)の検出した出力レベルの移動平均値に基づいてファン駆動用電流を生成するものとし、出力レベル検出手段(13)の検出した出力レベルの上昇時の移動平均値算出の移動時間は、基準値Raより大きく設定している。
【0024】
冷却ファン(26)の作動による風切り音等は、スピーカからの音を聞くユーザにとり騒音となる。スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の出力レベルが増大するときとは、スピーカ(11)からの音量がこれから増大することを意味する。スピーカ(11)からの音量が、風切り音等の騒音に対して適当に大きいと、マスキング効果により騒音はユーザにほぼ聞こえなくなる。そこで、スピーカ(11)からの音量がこれから増大するときでは、出力レベル検出手段(13)の検出した出力レベルの上昇時の移動平均値算出の移動時間は、基準値Raより大きく設定することにより、冷却ファン(26)の風量の増大、すなわち騒音の増大は、スピーカ(11)からの音量の増大よりも適当に遅れることになり、ユーザが聞き障りの騒音を聞くことを抑制できる。
【0025】
この発明のスピーカ駆動装置用強制空冷装置によれば、ファン駆動電流生成部(14,25)は、出力レベル検出手段(13)の検出した出力レベルの移動平均値に基づいてファン駆動用電流を生成するものとし、出力レベル検出手段(13)の検出した出力レベルの下降時の移動平均値算出の移動時間は、基準値Rb(ただし、Rb≦Ra)より小さく設定している。
【0026】
スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の出力レベルが減少するときとは、スピーカ(11)からの音量がこれから減少することを意味する。そこで、スピーカ(11)からの音量がこれから減少するときでは、出力レベル検出手段(13)の検出した出力レベルの上昇時の移動平均値算出の移動時間は、基準値Rbより小さく設定することにより、冷却ファン(26)の風量、すなわち騒音を速やかに減少させることができ、ユーザが聞き障りの騒音を聞くことを極力、抑制できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はオーディオ機器10におけるスピーカ駆動装置用強制空冷装置の概略図である。スピーカ11は、パワーアンプ12から駆動電流を送られて、駆動電流に対応する音波を生成する。出力レベル検出用端子13は、パワーアンプ12の出力端とアースとの間に相互に直列に接続されている2個の抵抗の接続点となっており、CPU14の入力端子へ接続されている。サーミスタ19は、パワーアンプ12の温度を検出できる場所(例:放熱器、パワートランジスタ、及び整流用ダイオード等)に配置され、一端側においてアースへ接続され、他端側において抵抗20を介して給電電圧21へ接続される。サーミスタ19の抵抗20側の端子は、CPU14の他の入力端子へ接続されている。直流電力生成部24は、図示していないプラグから入力されて来る商用交流電圧を所定の直流電圧へ変換し、オーディオ機器10の各電気素子へ供給する。CPU14は、出力レベル検出用端子13及びサーミスタ19からのアナログ入力をディジタル値へ変換し、所定の処理を行う。CPU14は、処理結果に基づくディジタル値をドライバ25へ送る。ドライバ25は、CPU14から入力したディジタル値に対応するアナログ駆動電流を生成し、冷却ファン装置26の直流モータ27へ送る。直流モータ27は、ドライバ25から送られて来る電流に比例する回転速度で翼部28を回転駆動する。翼部28の生成する冷却風は、このオーディオ機器10では、パワーアンプ12に当てられて、パワーアンプ12を冷却するが、パワーアンプ12の代わりに直流電力生成部24へ送られて、直流電力生成部24を冷却しても、又はパワーアンプ12及び直流電力生成部24の両方へ送られて、両方を冷却してもよいとする。
【0028】
図2はCPU14がサーミスタ19からの入力により検出した検出温度ToとCPU14の処理モードとの関係を示している。検出温度Toは、(a)To<−20°C、(b)−20°C≦To<50°C、(c)50°C≦To<95°C、(d)95<To≦135°C、及び(e)135°C<Toの場合に分けられる。
【0029】
(a)及び(e)は現実問題として有り得ず、CPU14は、サーミスタ19からの入力が(a)及び(e)の場合には、サーミスタ19の故障等によりパワーアンプ12の温度検出は不能となったと判断して、プロテクション処理を実施する。具体的には、CPU14は、現在実行中のプログラムを速やかに終了したり、データを保存したり等、オーディオ機器10を支障なく停止できるすべての措置を行ってから、電源スイッチ(図示せず)をオフにして、パワーアンプ12及び直流電力生成部24を含むオーディオ機器10の全部の電気素子、及びCPU14自身の作動を速やかに停止する。
【0030】
なお、(a)の場合では、同時に2個所以上、故障することは有り得ないと判断し、すなわち、故障はサーミスタ18のみで、他は正常と判断し、サーミスタ18のみの故障に対しては、ユーザがこのオーディオ機器10を差し障りなく使用できる最低限の動作として、上述のプロテクション処理を実施する代わりに、後述の(c)の場合と同様に、CPU14に冷却ファン装置26の無段階速度制御を行わせるようにしてもよい。
【0031】
(b)の場合には、CPU14は、パワーアンプ12の冷却は不必要と判断し、ドライバ25へ出力を0とする。これにより、冷却ファン装置26は翼部28を回転せず、パワーアンプ12は冷却ファン装置26からの冷却風を受けない。
【0032】
(c)の場合には、CPU14は、冷却ファン装置26を無段階速度制御する。無段階速度制御については後で詳述する。
【0033】
(d)の場合には、CPU14は、ドライバ25へのディジタル出力値を最大とし、これにより、冷却ファン装置26は、最大回転速度で回転し、冷却ファン装置26の風量は最大となる。
【0034】
サーミスタ19からCPU14への入力電圧は、パワーアンプ12の温度が上昇するに連れて、連続的に低下するようになっている。サーミスタ19が短絡したり、CPU14の入力端子−サーミスタ19間が断線する等、CPU14へのサーミスタ19からの入力に支障が生じると、CPU14におけるサーミスタ19の入力端子はアース又は直流電力生成部24からのCPU14の給電圧程度に引っ張られる。CPU14におけるサーミスタ19の入力端子がアース電圧程度になっているときは、CPU14は、パワーアンプ12の温度を−20°Cより低いと判断するので、(a)の場合のプロテクション処理が行われ、安全が確保される。CPU14におけるサーミスタ19の入力端子が直流電力生成部24からのCPU14の給電圧程度になっているときは、CPU14は、パワーアンプ12の温度を135°Cより高いと判断するので、(e)の場合の処理が行われる。
【0035】
CPU14からドライバ25への出力が不適切になると、CPU14におけるドライバ25への出力端子はアース又は直流電力生成部24からのCPU14の給電圧程度に引っ張られる。CPU14におけるサーミスタ19の入力端子がアース電圧程度になっているときは、ドライバ25は、冷却ファン装置26への駆動電流を0とし、これにより、冷却ファン装置26は、翼部28の回転を停止する。結果、パワーアンプ12の温度が上昇し、ついには、(e)の場合になると、プロテクション処理が行われ、安全が確保される。CPU14におけるサーミスタ19の入力端子が直流電力生成部24からのCPU14の給電圧程度になっているときは、ドライバ25は、冷却ファン装置26への駆動電流を最大にし、冷却ファン装置26は、(d)の場合と同様に、翼部28を最大回転速度で回転させ、パワーアンプ12は、冷却ファン装置26から最大風量の冷却風で冷却され、安全が確保される。
【0036】
出力レベル検出用端子13が短絡したり、CPU14の入力端子−出力レベル検出用端子13間が断線する等、CPU14への出力レベル検出用端子13からの入力に支障が生じると、CPU14における出力レベル検出用端子13の入力端子はアース又は直流電力生成部24からのCPU14の給電圧程度に引っ張られる。(a)及び(e)の場合は、プロテクション処理が行われ、また、(d)の場合は、冷却ファン装置26が最大風量で作動し、安全が確保される。(b)及び(c)の場合で、ドライバ25からの冷却風の風量が、パワーアンプ12を冷却するのに不十分であるときは、その結果として、パワーアンプ12の温度が上昇し、ついには、(d)又は(e)の場合になり、安全が確保される。
【0037】
図3は出力レベル検出用端子13から入力よりパワーアンプ12の出力レベルLoを検出するプログラムのフローチャートである。このプログラムは500msecの時間割込みで実施される。S40では、出力レベル検出用端子13からの今回の入力Liを読み込む。S41では、今回のLiと前回の(=500msec前の)Liとを対比し、今回のLi≧前回のLiであれば、S42へ進み、今回のLi<前回のLiであれば、S43へ進む。S42では、すなわちLiの上昇時では、過去のオーディオ機器10秒のLi(=今回のLiを含む21個のLi)の平均値をLoとする。S43では、すなわちLiの下降時では、過去の3秒のLi(=今回のLiを含む直近7個のLi)の平均値をLoとする。移動平均の移動時間を上昇時において長く、下降時において短くする理由は次のとおりである。すなわち、冷却ファン装置26の風切り音はスピーカ11からの音を聞くユーザにとり騒音となる。パワーアンプ12の出力レベルが増大する場合は、スピーカ11からの音量が増大する場合である。そのような場合には、スピーカ11からの音量の増大を先行させ、冷却ファン装置26の回転速度の増大、すなわち冷却ファン装置26の騒音の音量増大を後に続かせ、マスキング効果により、冷却ファン装置26の騒音がユーザに聞こえるのを抑制する。パワーアンプ12の出力レベルが減少する場合は、スピーカ11からの音量が減少する場合である。そのような場合には、冷却ファン装置26の回転速度の減少、すなわち冷却ファン装置26の騒音の音量減少を迅速に行い、冷却ファン装置26の騒音がユーザに聞こえるのを抑制する。
【0038】
図4はサーミスタ19から入力Tiよりパワーアンプ12の温度Toを検出するプログラムのフローチャートである。このプログラムも500msecの時間割込みで実施される。S50では、サーミスタ19からの今回の入力Tiを読み込む。S51では、今回のTiと前回の(=500msec前の)Tiとを対比し、一致していれば、S52へ進み、不一致であれば、該プログラムを終了する。S52では、検出温度Toを今回のTiへ変更する。こうして、信頼性の高いToを取得できる。
【0039】
図5は図2の無段階速度制御を実行するプログラムのフローチャートである。このプログラムは、Toが(c)50°C≦To<95°C、である場合に、実施される。S57では、パワーアンプ12の出力レベルLoをメモリから読み出す。S58では、CPU14がドライバ25へ出力するディジタル値Voを、Vo=a・Lo+bから算出する。ただし、a,bは正の数である。Loの範囲をLomin≦Lo≦Lomaxとすると、Lo=Lominのとき、Vo≧0とされるように、a,bは設定されなければならない。また、Lo=Lomaxのとき、Voが、冷却ファン装置26を最大回転速度で回転させるものとなるように、a,bが設定されることが好ましい。S58の式:Vo=a・Lo+bは例示であり、Loの増大に連れて、Voが増大するならば、Voは、Loの複数次の関数に設定されてよい。S59では、VoがCPU14よりドライバ25へ出力される。こうして、冷却ファン装置26は、Voに対応する回転速度で回転し、パワーアンプ12へ冷却風を送る。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーディオ機器におけるスピーカ駆動装置用強制空冷装置の概略図である。
【図2】CPUがサーミスタからの入力により検出した検出温度ToとCPUの処理モードとの関係を示す図である。
【図3】出力レベル検出用端子から入力よりパワーアンプの出力レベルLoを検出するプログラムのフローチャートである。
【図4】サーミスタから入力Tiよりパワーアンプの温度Toを検出するプログラムのフローチャートである。
【図5】図2の無段階速度制御を実行するプログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10 オーディオ機器(スピーカ駆動装置)
11 スピーカ
12 パワーアンプ(スピーカ駆動用パワーアンプ)
13 出力レベル検出用端子(出力レベル検出手段)
14 CPU(ファン駆動電流生成部)
19 サーミスタ(温度検出手段)
24 直流電力生成部
25 ドライバ(ファン駆動電流生成部)
26 冷却ファン装置(冷却ファン)

Claims (9)

  1. スピーカ(11)へ、その駆動電流を供給するスピーカ駆動用パワーアンプ(12)、
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度を検出する温度検出手段(19)、
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の出力レベルを検出する出力レベル検出手段(13)、
    前記出力レベル検出手段(13)の出力に関係するファン駆動用電流を生成するファン駆動電流生成部(14,25)、及び
    前記ファン駆動電流生成部(14,25)のファン駆動用電流により駆動されて前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)への冷却風を生成する冷却ファン(26)、
    を備え、
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度が所定範囲(以下、「第1の所定温度範囲」と言う。)にあるときは、前記ファン駆動電流生成部(14,25)は、前記冷却ファン(26)の生成する冷却風の風量が、出力レベル検出手段(13)の出力の増大又は減少に連れて連続的に増大又は減少するように、前記冷却ファン(26)へのファン駆動用電流を出力するようになっており、
    前記ファン駆動電流生成部 (14,25) は、前記出力レベル検出手段 (13) の検出した出力レベルの移動平均値に基づいてファン駆動用電流を生成するものとし、前記出力レベル検出手段 (13) の検出した出力レベルの上昇時の移動平均値算出用の移動時間は、基準値Raより大きく設定していることを特徴とするスピーカ駆動装置用強制空冷装置。
  2. スピーカ(11)へ、その駆動電流を供給するスピーカ駆動用パワーアンプ(12)、
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)を含む電気機器(10)内の各電気素子の作動用直流電力を交流電源より生成する直流電力生成部(24)、
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ (12)の温度を検出する温度検出手段(19)、
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の出力レベルを検出する出力レベル検出手段(13)、
    前記出力レベル検出手段(13)の出力に関係するファン駆動用電流を生成するファン駆動電流生成部(14,25)、及び
    前記ファン駆動電流生成部(14,25)のファン駆動用電流により駆動されて前記直流電力生成部(24)への冷却風を生成する冷却ファン(26)、
    を備え、
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度が所定範囲(以下、「第1の所定温度範囲」と言う。)にあるときは、前記ファン駆動電流生成部(14,25)は、前記冷却ファン(26)の生成する冷却風の風量が、出力レベル検出手段(13)の出力の増大又は減少に連れて連続的に増大又は減少するように、前記冷却ファン(26)へのファン駆動用電流を出力するようになっており、
    前記ファン駆動電流生成部 (14,25) は、前記出力レベル検出手段 (13) の検出した出力レベルの移動平均値に基づいてファン駆動用電流を生成するものとし、前記出力レベル検出手段 (13) の検出した出力レベルの上昇時の移動平均値算出用の移動時間は、基準値Raより大きく設定していることを特徴とするスピーカ駆動装置用強制空冷装置。
  3. スピーカ (11) へ、その駆動電流を供給するスピーカ駆動用パワーアンプ (12)
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ (12) の温度を検出する温度検出手段 (19)
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ (12) の出力レベルを検出する出力レベル検出手段 (13)
    前記出力レベル検出手段 (13) の出力に関係するファン駆動用電流を生成するファン駆動電流生成部 (14,25) 、及び
    前記ファン駆動電流生成部 (14,25) のファン駆動用電流により駆動されて前記スピーカ駆動用パワーアンプ (12) への冷却風を生成する冷却ファン (26)
    を備え、
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ (12) の温度が所定範囲(以下、「第1の所定温度範囲」と言う。)にあるときは、前記ファン駆動電流生成部 (14,25) は、前記冷却ファン (26) の生成する冷却風の風量が、出力レベル検出手段 (13) の出力の増大又は減少に連れて連続的に増大又は減少するように、前記冷却ファン (26) へのファン駆動用電流を出力するようになっており、
    前記ファン駆動電流生成部 (14,25) は、前記出力レベル検出手段 (13) の検出した出力レベルの移動平均値に基づいてファン駆動用電流を生成するものとし、前記出力レベル検出手段 (13) の検出した出力レベルの下降時の移動平均値算出用の移動時間は、基準値Rb ( ただし、Rb≦Ra ) より小さく設定していることを特徴とするスピーカ駆動装置用強制空冷装置。
  4. スピーカ (11) へ、その駆動電流を供給するスピーカ駆動用パワーアンプ (12)
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ (12) を含む電気機器 (10) 内の各電気素子の作動用直流電力を交流電源より生成する直流電力生成部 (24)
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ (12) の温度を検出する温度検出手段 (19)
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ (12) の出力レベルを検出する出力レベル検出手段 (13)
    前記出力レベル検出手段 (13) の出力に関係するファン駆動用電流を生成するファン駆動電流生成部 (14,25) 、及び
    前記ファン駆動電流生成部 (14,25) のファン駆動用電流により駆動されて前記直流電力生成部 (24) への冷却風を生成する冷却ファン (26)
    を備え、
    前記スピーカ駆動用パワーアンプ (12) の温度が所定範囲(以下、「第1の所定温度範囲」と言う。)にあるときは、前記ファン駆動電流生成部 (14,25) は、前記冷却ファン (26) の生成する冷却風の風量が、出力レベル検出手段 (13) の出力の増大又は減少に連れて連続的に増大又は減少するように、前記冷却ファン (26) へのファン駆動用電流を出力するようになっており、
    前記ファン駆動電流生成部 (14,25) は、前記出力レベル検出手段 (13) の検出した出力レベルの移動平均値に基づいてファン駆動用電流を生成するものとし、前記出力レベル検出手段 (13) の検出した出力レベルの下降時の移動平均値算出用の移動時間は、基準値Rb ( ただし、Rb≦Ra ) より小さく設定していることを特徴とするスピーカ駆動装置用強制空冷装置。
  5. 前記第1の所定温度範囲の上限をTuと定義し、前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)から前記ファン駆動電流生成部(14,25)への入力に基づいて前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度TがTu<T≦Taと判断されるときは、前記ファン駆動電流生成部(14,25)は、前記冷却ファン(26)へ最大ファン駆動電流を前記冷却ファン(26)へ出力して、前記冷却ファン(26)の冷却風の風量を最大にするようになっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスピーカ駆動装置用強制空冷装置。
  6. 前記第1の所定温度範囲の下限をTlと定義し、前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)から前記ファン駆動電流生成部(14,25)への入力に基づいて前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度TがTb<T≦Tlと判断されるときは、前記ファン駆動電流生成部(14,25)は、冷却ファン(26)の作動を停止させることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のスピーカ駆動装置用強制空冷装置。
  7. 前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)から前記ファン駆動電流生成部(14,25)への入力に基づいて前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)の温度TがT≦Tb又はT>Taと判断されるときは、前記スピーカ駆動用パワーアンプ(12)及び/又は前記直流電力生成部(24)の作動を停止させるようになっていることを特徴とする請求項又は記載のスピーカ駆動装置用強制空冷装置。
  8. 前記温度検出手段(19)の故障時は、前記ファン駆動電流生成部(14,25)における前記温度検出手段(19)からの入力端子がほぼアース電圧かほぼ給電電圧へ引っ張られるように、なっていることを特徴とする請求項記載のスピーカ駆動装置用強制空冷装置。
  9. 前記ファン駆動電流生成部(14,25)は、その出力故障時では、ファン駆動電流を最大か0かにするように、なっていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のスピーカ駆動装置用強制空冷装置。
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