JP2004032906A - インバータ装置、および、空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】必要に応じて、保護レベルを可変できるインバータ装置、および、負荷などの運転状態を考慮した保護を行なう空気調和装置を提供することにある。
【解決手段】パワー・トランジスタモジュール6に流れる電流を、電流検出抵抗8で検出して保護回路9で前記電流が過電流であるか否かを判定して、パワート・ランジスタモジュール6の保護を行なっているインバータ装置1において、この保護回路9内に保護レベル調整手段を設け、インバータ制御部5から保護レベル変更信号Zを保護回路9へ入力させることにより、保護回路9の保護レベルを任意に可変することが可能となる。
また、このイバータ装置1を空気調和装置へ搭載し、負荷となる圧縮機30や、パワー・トランジスタモジュール6などの温度を検出して運転させることにより、運転状況に合わせた保護を行わせることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】パワー・トランジスタモジュール6に流れる電流を、電流検出抵抗8で検出して保護回路9で前記電流が過電流であるか否かを判定して、パワート・ランジスタモジュール6の保護を行なっているインバータ装置1において、この保護回路9内に保護レベル調整手段を設け、インバータ制御部5から保護レベル変更信号Zを保護回路9へ入力させることにより、保護回路9の保護レベルを任意に可変することが可能となる。
また、このイバータ装置1を空気調和装置へ搭載し、負荷となる圧縮機30や、パワー・トランジスタモジュール6などの温度を検出して運転させることにより、運転状況に合わせた保護を行わせることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
電流検出抵抗を用いて、過電流保護を行なうインバータ装置、および、このインバータ装置を搭載し、圧縮機の能力を可変させて運転を行う空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでのインバータ装置では、パワー・トランジスタモジュールを内蔵し、インバータ制御部からの制御信号により電動機などの負荷の可変速運転を行い、能力可変の運転制御を行っているが、このパワー・トランジスタモジュールは、過電流が一瞬でも流れると破壊に至ってしまうことがあった。
【0003】
このため、このインバータ装置の直流電源上に電流検出抵抗を設け、この電流検出抵抗で検出された電圧を保護回路へ入力して、前記過電流が、前記パワー・トランジスタモジュールに流れない様に、常時直流入力電流を検出し、もし、前記過電流が検出された場合には、前記インバータ制御部から前記パワー・トランジスタモジュールを駆動する制御信号を緊急停止させるなどの保護を行っていた。
【0004】
また、前記インバータ装置から前記負荷へ供給される交流電源は、3相の正弦波となっているが、前記電流検出抵抗が設けられている前記直流電源に流れる電流は、前記パワー・トランジスタモジュールでチョッピングされた電流が流れるため、パルス状の電流となっており、その電流値は、例えば、空気調和装置では、数十アンペアにも達する電流値となり、前記電流検出抵抗は、数十ミリオーム程度の極低抵抗ではあるものの、数十ワットもの抵抗が使用されていた。
【0005】
そして、この電流検出抵抗で検出された電圧を入力する保護回路では、フォトカプラや、オペアンプを用いて回路を構成し、この電流検出抵抗の両端に生じた電圧を、分圧抵抗で分圧して前記フォトカプラや、オペアンプへ入力し、その出力を保護信号として、前記インバータ装置の制御信号を出力している前記インバータ制御部の割り込み入力端子などへ入力していた。
【0006】
これにより、前記インバータ装置に過電流が流れて、この電流検出抵抗の両端に前記過電流に相当する電圧が生じ、一定値以上の電圧が検出されると、前記保護回路から前記インバータ制御部への前記保護信号が変化し、これを前記インバータ制御部で検出して、前記インバータ装置への制御信号を緊急停止させ、前記パワー・トランジスタモジュールの破壊を防止していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これまでの保護回路では、上記の様に、電流検出抵抗は、もちろん、この保護回路を構成している前記分圧抵抗も、一定値の固定抵抗で構成されているため、前記電動機の捲線の温度上昇による電流値変化や、前記パワー・トランジスタモジュールの温度上昇に関しては、考慮されていない保護回路となってしまっていた。
【0008】
そこで、本発明の目的は、必要に応じて、保護レベルを可変できるインバータ装置、および、負荷などの運転状態を考慮した保護を行なう空気調和装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、直流電源をインバータ回路で交流電源に変換し、電動機などの負荷を駆動するインバータ装置において、前記インバータ回路の過電流保護を行なう保護回路へ保護レベル調整手段を設け、この保護レベル調整手段へ前記インバータ回路を制御する制御部の出力ポートを接続して前記保護回路の保護レベルを制御したことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記保護回路の判定部へ前記制御部の出力ポートを接続し、前記インバータ回路を流通する電流の入力レベルを前記出力ポートからの出力信号により制御したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記保護回路の判定部へ前記制御部の出力ポートを接続し、前記インバータ回路を流通する電流の入力レベルと比較する判定基準レベルを前記出力ポートからの出力信号により制御したことを特徴とするものである。
【0012】
請求項4に記載の発明は、直流電源を交流電源に変換するインバータ装置を内蔵し、圧縮機を能力可変に制御して空調運転を行う空気調和装置において、前記インバータ装置の過電流保護を行なう保護回路へ保護レベル調整手段を設け、この保護レベル調整手段へ前記インバータ回路を制御する制御部の出力ポートを接続し、前記圧縮機の温度、或いは、前記インバータ装置の温度に基づいて、前記保護回路の保護レベルを制御したことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について、図1から図4を参照して説明を行なう。
【0014】
まず、図1は、本発明によるインバータ装置の回路について示したブロック図である。
【0015】
このインバータ装置1は、交流電源2を入力して直流電源に変換する整流回路3と、この整流回路3で直流に変換された電源をインバータ制御部5からの制御信号により任意の周波数の交流電源に変換するインバータ回路4とから構成されており、このインバータ装置1の出力側には、電動機や、圧縮機などの負荷10が接続されている。
【0016】
インバータ回路4は、前記直流電源を交流電源へと変換するパワー・トランジスタモジュール6と、このパワー・トランジスタモージュール6を駆動するドライブ回路7と、パワー・トランジスタモジュール6に流れる電流の電流値を検出する電流検出抵抗8と、この電流検出抵抗8で検出された電流値が、一定電流値以上の過電流であるか否かを判定する保護回路9とが内蔵されて構成されている。
【0017】
そして、このインバータ装置1では、交流電源2からの電力を整流回路3内で全波整流するとともに、図示していない平滑用コンデンサで平滑して、直流電源へと変換し、インバータ制御部5の運転が開始すると、このインバータ制御部5からドライブ回路7へ制御信号が出力され、この制御信号により、パワー・トランジスタモジュール6が駆動され、前記直流電源を、前記インバータ制御部5からの制御信号により、再度、交流電源へと変換して負荷10へ印加することにより、負荷10の能力を任意に可変させて運転させていた。
【0018】
また、パワー・トランジスタモジュール6へ流入する直流電源の負側には、電流検出抵抗8をが設けられており、ドライブ回路7を介して、インバータ制御部5からの制御信号により、パワー・トランジスタモジュール6が駆動されると、このパワー・トランジスタモジュール6へ供給される電流が、同時に、この電流検出抵抗8を流通する様になっている。
【0019】
そして、電流検出抵抗8へ前記パワー・トランジスタモジュール6を流れる電流が流通することにより、前記電流に相当する電圧が、この電流検出抵抗8の両端に発生し、この電圧が、保護回路9への入力とされている。
【0020】
そして、パワー・トランジスタモジュール6に過電流となる電流値が流れると、この過電流に相当する電圧が、電圧検出抵抗8の両端に発生して保護回路9へ入力されるため、保護回路9で過電流が流れたとの判断が行なわれて、保護信号Yが変化してインバータ制御部5へ伝えられ、インバータ制御部5では、ドライブ回路7への前記駆動信号の出力を中断し、パワー・トランジスタモジュール6を緊急停止させている。
【0021】
この保護回路9内の回路は、図2に示す様に、電流検出抵抗8の両端に発生した電圧を、帰還抵抗R2を備えた増幅器OPで増幅し、この増幅された電圧信号を分圧抵抗R3と、分圧抵抗R4、および、R5とで分圧して、比較器CPで基準電圧Vrefとの比較を行ない、フォトカプラPC1を介して、インバータ制御部5へと伝達する回路となっている。
【0022】
また、分圧抵抗R5には、保護レベル調整手段として、並列にフォトカプラPC2が接続されており、インバータ制御部5からの保護レベル変更信号Zにより、このフォトカプラPC2をオンさせることにより、この分圧抵抗5を短絡できる様になっている。
【0023】
この保護回路9の動作について説明をすると、まず、インバータ制御部5から出力される保護レベル変更信号Zが、例えば、Hiレベルであった場合、トランジスタQ2はオフとなり、フォトカプラPC2もオフとなっている。
【0024】
電流検出抵抗8に電流が流れ、その電流値に応じて、電流検出抵抗8の両端に電圧が生じ、この電圧を増幅器OPで増幅して出力することにより、分圧抵抗R3〜R5へ増幅器OPの出力電圧が印可される。
【0025】
この時、X点の電位は、分圧抵抗R3と、分圧抵抗R4、および、R5とで分圧された電位となる。
【0026】
比較器CPでは、前記X点の電位と、基準電圧Vrefとが入力されており、この基準電圧Vrefに比べ、X点の電位の方が低い時は、Loレベルが出力され、トランジスタQ1は、オフとなり、フォトカプラPC1もオフとなって、保護信号Yは、プルアップ抵抗R7によりHiレベルとなり、インバータ制御部5では保護信号Yは入力されて無いものと判断される。
【0027】
これに対し、X点での電位が、基準電圧Vrefより高い場合は、比較器CPよりHiレベルが出力され、トランジスタQ1がオンとなり、フォトカプラPC1もオンとなるためインバータ制御部5の保護信号Yは、Loレベルとなり、インバータ制御部5では保護信号Yが入力されたとの判断が行なわれる。
【0028】
また、インバータ制御部5からの保護レベル変更信号Zが、Loレベルであった場合は、トランジスタQ2がオンとなるため、フォトカプラPC2もオンとなり、分圧抵抗R5が短絡される。
【0029】
これにより、上記X点の電位は、分圧抵抗R3と、分圧抵抗R4とで分圧された電位となるため、上述の分圧抵抗R3〜R5で分圧される場合に対して、低い電位となる。
【0030】
これにより、電流検出抵抗8の両端に発生する前記電圧が、より高い電圧でなければ、比較器CPへ入力される基準電圧Vref以下となるため、比較器CPの出力は、Loレベルとなり、フォトカプラPC1もオフとなり、保護信号YがHiレベルとなるため、インバータ制御部5では保護信号Yは入力されて無いものと判断されることとなる。
【0031】
この様にして、インバータ制御部5からの出力信号により保護回路9での保護レベルを変更することが可能となり、電流検出抵抗8で検出され、保護回路9で過電流と判定される保護レベルを可変することが可能となる。
【0032】
このインバータ装置1を備えた空気調和装置の一実施の形態として、図3に示す。
【0033】
この図3に示す空気調和装置100は、室外ユニット50と、室内ユニット51とをユニット間配管52、および、ユニット間配線53で接続して構成されている。
【0034】
また、この時のインバータ装置1のブロック図を図4に示す。
【0035】
室外ユニット50には、上記説明したインバータ装置1が備えられており、このインバータ装置1の負荷となる冷媒を圧縮して吐出する圧縮機30と、前記圧縮機30より吐出された前記冷媒の循環方向を制御する四方弁31と、前記冷媒と、外気との熱交換を行なわせる室内熱交換器32と、前記冷媒を減圧して室内ユニット51へ流通させる室外電動弁33と、室内ユニット51を循環して戻った前記冷媒の気液分離を行なうアキュームレータ34とが冷媒配管で接続されて内蔵されている。
【0036】
また、このインバータ装置1へは、負荷である圧縮機30の温度を検出する負荷温度センサ40と、インバータ装置1に備えられたパワー・トランジスタモジュール6の温度を検出するPT温度センサ41とが設けられている。
【0037】
さらに、この室外ユニット50には、室外熱交換器32への送風を行なう室外送風機35と、この室外ユニット50の制御、および、室内ユニット51に内蔵された室内制御部39との通信を行なう室外制御部36が備えられている。
【0038】
室内ユニット51には、前記冷媒を室内空気と熱交換させる室内熱交換器37と、この室内熱交換器37への送風を行なう室内送風機38と、この室内ユニット51の制御、および、室外ユニット50に内蔵された室外制御部36との通信を行なう室内制御部39とが内蔵されている。
【0039】
そして、この空気調和装置100の運転について説明をすると、室内制御部39で運転開始の操作が行なわれると、この室内制御部39は、室内送風機38をオンさせて、室内ユニット51の運転を行なわせると共に、ユニット間配線53を通じて、室外制御部36へも運転開始の通信データを送信する。
【0040】
前記運転開始の通信データを受信した室外制御部36では、前記通信データに含まれる冷暖房の信号により四方弁31をオン、或いは、オフのいずれかとし、室外送風機35をオンさせ、室外電動弁33の開度を制御して、インバータ装置1へ圧縮機30の運転開始を指示する。
【0041】
室外制御部36からの運転指示を受けたインバータ装置1では、ドライブ回路7への運転信号を出力するが、この時、保護回路9へのインバータ制御部5からの保護レベル変更信号Zは、負荷温度センサ40、および、PT温度センサ41からの温度信号を検出し、これらの温度信号が、いずれも一定温度以下の温度信号であれば、Loレベルを出力する。
【0042】
これにより、保護回路9では、トランジスタQ2、および、フォトカプラPC2はオフとなり、保護レベルは、電流値の高いラインとして、圧縮機30の運転を開始させる。
【0043】
これは、圧縮機30の停止時間が長く、コールドスタートの状態であった場合、電流検出抵抗8で検出される電流値が伸びるため、この時の電流値を不用意に過電流と判断して、運転出来無く成ることが無い様、保護レベルの電流値を高めている。
【0044】
そして、圧縮機30の運転が継続して、圧縮機30の温度が十分に暖まったことが、負荷温度センサ40からの温度信号で検出されると、圧縮機30に内蔵されたモータ部の捲線抵抗が上昇しているため、上記運転開始時ほどの電流値が流れることは、通常有り得ないことから、インバータ制御部5では、保護回路9への保護レベル変更信号をHiレベルとして、前記保護レベルを電流値の低いラインとし、より、パワー・トランジスタモジュール6の破壊レベルからの余裕を持たせた前記保護レベルでの運転を行わせる。
【0045】
同様に、パワー・トランジスタモジュール6の温度を検出するPT温度センサ41からの温度信号を検出して、運転しているパワー・トランジスタモジュール6の温度が高い場合、保護レベル変更信号ZをHiレベルとして、保護回路9の前記保護レベルを電流値の低いラインとさせることにより、さらに、パワー・トランジスタモジュール6の運転状態も加味されることから、より前記破壊レベルからの余裕を持った安全圏内での運転を行わせることが可能となる。
【0046】
なお、本実施の形態では、一例として、保護回路9内で判定させる電流検出抵抗8で検出された電圧レベルを、インバータ制御部5からの保護レベル変更信号Zで、分圧抵抗5を短絡させることにより変更して、前記保護レベルの変更を行なう様に説明して来たが、これに限らず、分圧抵抗R5を、インバータ制御部5からの出力信号により電圧レベルや、抵抗値を可変できる素子として、分圧抵抗R4の電位を可変し、上記説明のX点の電位を制御するかたちとしても、前記保護レベルを変更させることが可能であり、或いは、前記電流検出抵抗8で検出された前記電圧レベルと比較する基準電圧Vrefの電圧レベルを変更させて前記保護レベルを変更することも可能である。
【0047】
また、図3に示す本発明によるインバータ装置1を搭載した空気調和装置100において、室外制御部36と、前記インバータ装置1のインバータ制御部5とを別置の制御部として説明しているが、これも、特にこれに限らず、インバータ制御部5を室外制御部36に含まれるものとすることも可能である。
【0048】
さらに、本実施の形態では、負荷温度センサ40や、PT温度センサ41の温度センサを備え、これら温度センサからの温度信号により、保護回路9の保護レベルを変更するものとして説明して来たが、上述の空気調和装置100などの場合では、冷媒配管上に圧力センサを設け、この圧力センサで検出される圧力信号により、前記保護レベルを変更させることも可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明より、インバータ装置の過電流保護を行なう保護回路へ保護レベル調整手段を設けて、このインバータ装置を制御する制御部からの出力信号を接続することにより、前記保護回路の保護レベルを可変させて制御することが可能となる。
【0050】
また、このインバータ装置を空気調和装置へ搭載することにより、運転状況に合わせた保護レベルの設定が可能となるため、インバータ制御される圧縮機や、この圧縮機を運転するインバータ回路の運転状態を考慮した保護を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインバータ装置について示したブロック図である。
【図2】保護回路9について示した回路図である。
【図3】本発明によるインバータ装置を搭載した空気調和装置の冷媒回路図である。
【図4】図3の空気調和装置のインバータ装置について示したブロック図である。
【符号の説明】
1 インバータ装置
4 インバータ回路
5 制御部
6 パワー・トランジスタモジュール
7 ドライブ回路
8 電流検出抵抗
9 保護回路
40 温度センサ
41 温度センサ
Y 保護信号
Z 保護レベル変更信号
【発明の属する技術分野】
電流検出抵抗を用いて、過電流保護を行なうインバータ装置、および、このインバータ装置を搭載し、圧縮機の能力を可変させて運転を行う空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでのインバータ装置では、パワー・トランジスタモジュールを内蔵し、インバータ制御部からの制御信号により電動機などの負荷の可変速運転を行い、能力可変の運転制御を行っているが、このパワー・トランジスタモジュールは、過電流が一瞬でも流れると破壊に至ってしまうことがあった。
【0003】
このため、このインバータ装置の直流電源上に電流検出抵抗を設け、この電流検出抵抗で検出された電圧を保護回路へ入力して、前記過電流が、前記パワー・トランジスタモジュールに流れない様に、常時直流入力電流を検出し、もし、前記過電流が検出された場合には、前記インバータ制御部から前記パワー・トランジスタモジュールを駆動する制御信号を緊急停止させるなどの保護を行っていた。
【0004】
また、前記インバータ装置から前記負荷へ供給される交流電源は、3相の正弦波となっているが、前記電流検出抵抗が設けられている前記直流電源に流れる電流は、前記パワー・トランジスタモジュールでチョッピングされた電流が流れるため、パルス状の電流となっており、その電流値は、例えば、空気調和装置では、数十アンペアにも達する電流値となり、前記電流検出抵抗は、数十ミリオーム程度の極低抵抗ではあるものの、数十ワットもの抵抗が使用されていた。
【0005】
そして、この電流検出抵抗で検出された電圧を入力する保護回路では、フォトカプラや、オペアンプを用いて回路を構成し、この電流検出抵抗の両端に生じた電圧を、分圧抵抗で分圧して前記フォトカプラや、オペアンプへ入力し、その出力を保護信号として、前記インバータ装置の制御信号を出力している前記インバータ制御部の割り込み入力端子などへ入力していた。
【0006】
これにより、前記インバータ装置に過電流が流れて、この電流検出抵抗の両端に前記過電流に相当する電圧が生じ、一定値以上の電圧が検出されると、前記保護回路から前記インバータ制御部への前記保護信号が変化し、これを前記インバータ制御部で検出して、前記インバータ装置への制御信号を緊急停止させ、前記パワー・トランジスタモジュールの破壊を防止していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これまでの保護回路では、上記の様に、電流検出抵抗は、もちろん、この保護回路を構成している前記分圧抵抗も、一定値の固定抵抗で構成されているため、前記電動機の捲線の温度上昇による電流値変化や、前記パワー・トランジスタモジュールの温度上昇に関しては、考慮されていない保護回路となってしまっていた。
【0008】
そこで、本発明の目的は、必要に応じて、保護レベルを可変できるインバータ装置、および、負荷などの運転状態を考慮した保護を行なう空気調和装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、直流電源をインバータ回路で交流電源に変換し、電動機などの負荷を駆動するインバータ装置において、前記インバータ回路の過電流保護を行なう保護回路へ保護レベル調整手段を設け、この保護レベル調整手段へ前記インバータ回路を制御する制御部の出力ポートを接続して前記保護回路の保護レベルを制御したことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記保護回路の判定部へ前記制御部の出力ポートを接続し、前記インバータ回路を流通する電流の入力レベルを前記出力ポートからの出力信号により制御したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記保護回路の判定部へ前記制御部の出力ポートを接続し、前記インバータ回路を流通する電流の入力レベルと比較する判定基準レベルを前記出力ポートからの出力信号により制御したことを特徴とするものである。
【0012】
請求項4に記載の発明は、直流電源を交流電源に変換するインバータ装置を内蔵し、圧縮機を能力可変に制御して空調運転を行う空気調和装置において、前記インバータ装置の過電流保護を行なう保護回路へ保護レベル調整手段を設け、この保護レベル調整手段へ前記インバータ回路を制御する制御部の出力ポートを接続し、前記圧縮機の温度、或いは、前記インバータ装置の温度に基づいて、前記保護回路の保護レベルを制御したことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について、図1から図4を参照して説明を行なう。
【0014】
まず、図1は、本発明によるインバータ装置の回路について示したブロック図である。
【0015】
このインバータ装置1は、交流電源2を入力して直流電源に変換する整流回路3と、この整流回路3で直流に変換された電源をインバータ制御部5からの制御信号により任意の周波数の交流電源に変換するインバータ回路4とから構成されており、このインバータ装置1の出力側には、電動機や、圧縮機などの負荷10が接続されている。
【0016】
インバータ回路4は、前記直流電源を交流電源へと変換するパワー・トランジスタモジュール6と、このパワー・トランジスタモージュール6を駆動するドライブ回路7と、パワー・トランジスタモジュール6に流れる電流の電流値を検出する電流検出抵抗8と、この電流検出抵抗8で検出された電流値が、一定電流値以上の過電流であるか否かを判定する保護回路9とが内蔵されて構成されている。
【0017】
そして、このインバータ装置1では、交流電源2からの電力を整流回路3内で全波整流するとともに、図示していない平滑用コンデンサで平滑して、直流電源へと変換し、インバータ制御部5の運転が開始すると、このインバータ制御部5からドライブ回路7へ制御信号が出力され、この制御信号により、パワー・トランジスタモジュール6が駆動され、前記直流電源を、前記インバータ制御部5からの制御信号により、再度、交流電源へと変換して負荷10へ印加することにより、負荷10の能力を任意に可変させて運転させていた。
【0018】
また、パワー・トランジスタモジュール6へ流入する直流電源の負側には、電流検出抵抗8をが設けられており、ドライブ回路7を介して、インバータ制御部5からの制御信号により、パワー・トランジスタモジュール6が駆動されると、このパワー・トランジスタモジュール6へ供給される電流が、同時に、この電流検出抵抗8を流通する様になっている。
【0019】
そして、電流検出抵抗8へ前記パワー・トランジスタモジュール6を流れる電流が流通することにより、前記電流に相当する電圧が、この電流検出抵抗8の両端に発生し、この電圧が、保護回路9への入力とされている。
【0020】
そして、パワー・トランジスタモジュール6に過電流となる電流値が流れると、この過電流に相当する電圧が、電圧検出抵抗8の両端に発生して保護回路9へ入力されるため、保護回路9で過電流が流れたとの判断が行なわれて、保護信号Yが変化してインバータ制御部5へ伝えられ、インバータ制御部5では、ドライブ回路7への前記駆動信号の出力を中断し、パワー・トランジスタモジュール6を緊急停止させている。
【0021】
この保護回路9内の回路は、図2に示す様に、電流検出抵抗8の両端に発生した電圧を、帰還抵抗R2を備えた増幅器OPで増幅し、この増幅された電圧信号を分圧抵抗R3と、分圧抵抗R4、および、R5とで分圧して、比較器CPで基準電圧Vrefとの比較を行ない、フォトカプラPC1を介して、インバータ制御部5へと伝達する回路となっている。
【0022】
また、分圧抵抗R5には、保護レベル調整手段として、並列にフォトカプラPC2が接続されており、インバータ制御部5からの保護レベル変更信号Zにより、このフォトカプラPC2をオンさせることにより、この分圧抵抗5を短絡できる様になっている。
【0023】
この保護回路9の動作について説明をすると、まず、インバータ制御部5から出力される保護レベル変更信号Zが、例えば、Hiレベルであった場合、トランジスタQ2はオフとなり、フォトカプラPC2もオフとなっている。
【0024】
電流検出抵抗8に電流が流れ、その電流値に応じて、電流検出抵抗8の両端に電圧が生じ、この電圧を増幅器OPで増幅して出力することにより、分圧抵抗R3〜R5へ増幅器OPの出力電圧が印可される。
【0025】
この時、X点の電位は、分圧抵抗R3と、分圧抵抗R4、および、R5とで分圧された電位となる。
【0026】
比較器CPでは、前記X点の電位と、基準電圧Vrefとが入力されており、この基準電圧Vrefに比べ、X点の電位の方が低い時は、Loレベルが出力され、トランジスタQ1は、オフとなり、フォトカプラPC1もオフとなって、保護信号Yは、プルアップ抵抗R7によりHiレベルとなり、インバータ制御部5では保護信号Yは入力されて無いものと判断される。
【0027】
これに対し、X点での電位が、基準電圧Vrefより高い場合は、比較器CPよりHiレベルが出力され、トランジスタQ1がオンとなり、フォトカプラPC1もオンとなるためインバータ制御部5の保護信号Yは、Loレベルとなり、インバータ制御部5では保護信号Yが入力されたとの判断が行なわれる。
【0028】
また、インバータ制御部5からの保護レベル変更信号Zが、Loレベルであった場合は、トランジスタQ2がオンとなるため、フォトカプラPC2もオンとなり、分圧抵抗R5が短絡される。
【0029】
これにより、上記X点の電位は、分圧抵抗R3と、分圧抵抗R4とで分圧された電位となるため、上述の分圧抵抗R3〜R5で分圧される場合に対して、低い電位となる。
【0030】
これにより、電流検出抵抗8の両端に発生する前記電圧が、より高い電圧でなければ、比較器CPへ入力される基準電圧Vref以下となるため、比較器CPの出力は、Loレベルとなり、フォトカプラPC1もオフとなり、保護信号YがHiレベルとなるため、インバータ制御部5では保護信号Yは入力されて無いものと判断されることとなる。
【0031】
この様にして、インバータ制御部5からの出力信号により保護回路9での保護レベルを変更することが可能となり、電流検出抵抗8で検出され、保護回路9で過電流と判定される保護レベルを可変することが可能となる。
【0032】
このインバータ装置1を備えた空気調和装置の一実施の形態として、図3に示す。
【0033】
この図3に示す空気調和装置100は、室外ユニット50と、室内ユニット51とをユニット間配管52、および、ユニット間配線53で接続して構成されている。
【0034】
また、この時のインバータ装置1のブロック図を図4に示す。
【0035】
室外ユニット50には、上記説明したインバータ装置1が備えられており、このインバータ装置1の負荷となる冷媒を圧縮して吐出する圧縮機30と、前記圧縮機30より吐出された前記冷媒の循環方向を制御する四方弁31と、前記冷媒と、外気との熱交換を行なわせる室内熱交換器32と、前記冷媒を減圧して室内ユニット51へ流通させる室外電動弁33と、室内ユニット51を循環して戻った前記冷媒の気液分離を行なうアキュームレータ34とが冷媒配管で接続されて内蔵されている。
【0036】
また、このインバータ装置1へは、負荷である圧縮機30の温度を検出する負荷温度センサ40と、インバータ装置1に備えられたパワー・トランジスタモジュール6の温度を検出するPT温度センサ41とが設けられている。
【0037】
さらに、この室外ユニット50には、室外熱交換器32への送風を行なう室外送風機35と、この室外ユニット50の制御、および、室内ユニット51に内蔵された室内制御部39との通信を行なう室外制御部36が備えられている。
【0038】
室内ユニット51には、前記冷媒を室内空気と熱交換させる室内熱交換器37と、この室内熱交換器37への送風を行なう室内送風機38と、この室内ユニット51の制御、および、室外ユニット50に内蔵された室外制御部36との通信を行なう室内制御部39とが内蔵されている。
【0039】
そして、この空気調和装置100の運転について説明をすると、室内制御部39で運転開始の操作が行なわれると、この室内制御部39は、室内送風機38をオンさせて、室内ユニット51の運転を行なわせると共に、ユニット間配線53を通じて、室外制御部36へも運転開始の通信データを送信する。
【0040】
前記運転開始の通信データを受信した室外制御部36では、前記通信データに含まれる冷暖房の信号により四方弁31をオン、或いは、オフのいずれかとし、室外送風機35をオンさせ、室外電動弁33の開度を制御して、インバータ装置1へ圧縮機30の運転開始を指示する。
【0041】
室外制御部36からの運転指示を受けたインバータ装置1では、ドライブ回路7への運転信号を出力するが、この時、保護回路9へのインバータ制御部5からの保護レベル変更信号Zは、負荷温度センサ40、および、PT温度センサ41からの温度信号を検出し、これらの温度信号が、いずれも一定温度以下の温度信号であれば、Loレベルを出力する。
【0042】
これにより、保護回路9では、トランジスタQ2、および、フォトカプラPC2はオフとなり、保護レベルは、電流値の高いラインとして、圧縮機30の運転を開始させる。
【0043】
これは、圧縮機30の停止時間が長く、コールドスタートの状態であった場合、電流検出抵抗8で検出される電流値が伸びるため、この時の電流値を不用意に過電流と判断して、運転出来無く成ることが無い様、保護レベルの電流値を高めている。
【0044】
そして、圧縮機30の運転が継続して、圧縮機30の温度が十分に暖まったことが、負荷温度センサ40からの温度信号で検出されると、圧縮機30に内蔵されたモータ部の捲線抵抗が上昇しているため、上記運転開始時ほどの電流値が流れることは、通常有り得ないことから、インバータ制御部5では、保護回路9への保護レベル変更信号をHiレベルとして、前記保護レベルを電流値の低いラインとし、より、パワー・トランジスタモジュール6の破壊レベルからの余裕を持たせた前記保護レベルでの運転を行わせる。
【0045】
同様に、パワー・トランジスタモジュール6の温度を検出するPT温度センサ41からの温度信号を検出して、運転しているパワー・トランジスタモジュール6の温度が高い場合、保護レベル変更信号ZをHiレベルとして、保護回路9の前記保護レベルを電流値の低いラインとさせることにより、さらに、パワー・トランジスタモジュール6の運転状態も加味されることから、より前記破壊レベルからの余裕を持った安全圏内での運転を行わせることが可能となる。
【0046】
なお、本実施の形態では、一例として、保護回路9内で判定させる電流検出抵抗8で検出された電圧レベルを、インバータ制御部5からの保護レベル変更信号Zで、分圧抵抗5を短絡させることにより変更して、前記保護レベルの変更を行なう様に説明して来たが、これに限らず、分圧抵抗R5を、インバータ制御部5からの出力信号により電圧レベルや、抵抗値を可変できる素子として、分圧抵抗R4の電位を可変し、上記説明のX点の電位を制御するかたちとしても、前記保護レベルを変更させることが可能であり、或いは、前記電流検出抵抗8で検出された前記電圧レベルと比較する基準電圧Vrefの電圧レベルを変更させて前記保護レベルを変更することも可能である。
【0047】
また、図3に示す本発明によるインバータ装置1を搭載した空気調和装置100において、室外制御部36と、前記インバータ装置1のインバータ制御部5とを別置の制御部として説明しているが、これも、特にこれに限らず、インバータ制御部5を室外制御部36に含まれるものとすることも可能である。
【0048】
さらに、本実施の形態では、負荷温度センサ40や、PT温度センサ41の温度センサを備え、これら温度センサからの温度信号により、保護回路9の保護レベルを変更するものとして説明して来たが、上述の空気調和装置100などの場合では、冷媒配管上に圧力センサを設け、この圧力センサで検出される圧力信号により、前記保護レベルを変更させることも可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明より、インバータ装置の過電流保護を行なう保護回路へ保護レベル調整手段を設けて、このインバータ装置を制御する制御部からの出力信号を接続することにより、前記保護回路の保護レベルを可変させて制御することが可能となる。
【0050】
また、このインバータ装置を空気調和装置へ搭載することにより、運転状況に合わせた保護レベルの設定が可能となるため、インバータ制御される圧縮機や、この圧縮機を運転するインバータ回路の運転状態を考慮した保護を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインバータ装置について示したブロック図である。
【図2】保護回路9について示した回路図である。
【図3】本発明によるインバータ装置を搭載した空気調和装置の冷媒回路図である。
【図4】図3の空気調和装置のインバータ装置について示したブロック図である。
【符号の説明】
1 インバータ装置
4 インバータ回路
5 制御部
6 パワー・トランジスタモジュール
7 ドライブ回路
8 電流検出抵抗
9 保護回路
40 温度センサ
41 温度センサ
Y 保護信号
Z 保護レベル変更信号
Claims (4)
- 直流電源をインバータ回路で交流電源に変換し、電動機などの負荷を駆動するインバータ装置において、
前記インバータ回路の過電流保護を行なう保護回路へ保護レベル調整手段を設け、この保護レベル調整手段へ前記インバータ回路を制御する制御部の出力ポートを接続して前記保護回路の保護レベルを制御したことを特徴とするインバータ装置。 - 前記保護回路の判定部へ前記制御部の出力ポートを接続し、前記インバータ回路を流通する電流の入力レベルを前記出力ポートからの出力信号により制御したことを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
- 前記保護回路の判定部へ前記制御部の出力ポートを接続し、前記インバータ回路を流通する電流の入力レベルと比較する判定基準レベルを前記出力ポートからの出力信号により制御したことを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
- 直流電源を交流電源に変換するインバータ装置を内蔵し、圧縮機を能力可変に制御して空調運転を行う空気調和装置において、
前記インバータ装置の過電流保護を行なう保護回路へ保護レベル調整手段を設け、この保護レベル調整手段へ前記インバータ回路を制御する制御部の出力ポートを接続し、前記圧縮機の温度、或いは、前記インバータ装置の温度に基づいて、前記保護回路の保護レベルを制御したことを特徴とする空気調和装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007135310A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Yaskawa Electric Corp | 過電流検出回路、過電流検出回路を備えたpwmインバータ装置およびpwmサイクロコンバータ装置 |
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-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002185576A patent/JP2004032906A/ja active Pending
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