JP3592865B2 - 自動販売機の運転制御装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料を製造するための冷却装置や製氷装置を備えた自動販売機の運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホットレギュラーコーヒ等のホット飲料水、コールドレギュラーコーヒや氷入りレギュラーコーヒ等のコールド飲料水を販売動作する自動販売機には、ホット飲料水を製造するための加熱装置を備えた湯タンク、コールド飲料を製造するための冷却装置や製氷装置などが備えられている。
【0003】
このような自動販売機には、湯タンクの加熱装置、或いは冷却装置及び製氷装置を動作するにあたり、その優先運転すなわちホット優先運転か又はコールド優先運転かを切り換える機能が備えられている。
【0004】
この優先運転の切り換え方法は、次の通り行われている。
第1に、日ごとにホット優先運転又はコールド優先運転を設定し、これに基づいてホット優先運転又はコールド優先運転を実行する。
【0005】
第2に、季節ごとにホット優先運転又はコールド優先運転を設定し、これに基づいてホット優先運転又はコールド優先運転を実行する。
第3に、ホット飲料水とコールド飲料水との各売れ行きに基づき、ホット優先運転又はコールド優先運転に切り換える、或いはホット優先運転又はコールド優先運転のいずれかを省エネルギー運転制御として実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、日又は季節ごとにホット優先運転又はコールド優先運転を設定する方法では、ホット飲料水やコールド飲料水の売れ行きに見合った効率的な運転制御ができず、例えば冬季に売れ行きのよいホット飲料水の販売が売れ切れとなることもある。
【0007】
又、ホット飲料水とコールド飲料水との各売れ行きに基づくホット優先運転又はコールド優先運転の方法では、これら飲料水の売れ行きに基づいて優先運転、省エネルギー運転を行うものの、売れ行きのよい飲料水の変化があっても、それに直ぐに追従して優先運転を切り換えることはできず、かつある程度売れないと優先運転を切り換えることはできない。
そこで本発明は、実際の飲料水の需要に見合ったホット優先又はコールド優先の運転制御ができる自動販売機の運転制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1によれば、ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料水を製造するための冷却装置などを備えた自動販売機の運転制御装置において、少なくとも湯タンク内の湯温と、冷却装置により得られる飲料用冷水の温度と、ホット飲料水及びコールド飲料水の各売れ切れか否かの判断結果とに基づいて、湯タンク又は冷却装置に対する優先運転制御を実行し、かつホット飲料水及びコールド飲料水のいずれもが売れ切れであれば、湯タンク及び冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する運転制御手段を備えた自動販売機の運転制御装置である。
【0009】
請求項2によれば、ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料を製造するための冷却装置などを備えた自動販売機の運転制御装置において、
ホット飲料水とコールド飲料水との売上げの割合、ホット飲料水とコールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、湯タンク又は冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する運転制御手段を備えた自動販売機の運転制御装置である。
【0010】
請求項3によれば、ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料を製造するための冷却装置などを備えた自動販売機の運転制御装置において、少なくとも湯タンク内の湯温と、冷却装置により得られる飲料用冷水の温度と、ホット飲料水及びコールド飲料水の各売れ切れか否かの判断結果とに基づいて、湯タンク又は冷却装置に対する優先運転制御を実行し、かつホット飲料水及びコールド飲料水のいずれもが売れ切れであれば、湯タンク及び冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する第1の運転制御手段と、ホット飲料水とコールド飲料水との売上げの割合、ホット飲料水とコールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、湯タンク又は冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する第2の運転制御手段とを備えた自動販売機の運転制御装置である。
【0011】
請求項4によれば、請求項1又は3記載の自動販売機の運転制御装置において、湯タンク内の湯温が低いとともに冷却装置の飲料用冷水が適温又はホット飲料水が売れ切れでなくコールド飲料水が売れ切れの場合に湯タンクに対する優先運転制御を実行し、かつ冷却装置の飲料用冷水が不適温、ホット飲料水が売れ切れでコールド飲料水が売れ切れでない場合に冷却装置に対する優先運転制御を実行する機能を備えた。
【0012】
請求項5によれば、請求項1又は3記載の自動販売機の運転制御装置において、湯タンク内の湯温が低温で冷却装置の水温が適温である場合、又は湯タンク内の湯温が適温で冷却装置の水温も適温、冷却装置内に氷があり、ホット飲料水が売れ切れでなく、コールド飲料水が売れ切れの場合に湯タンクに対する優先運転制御を実行し、かつ湯タンク内の湯温が適温で冷却装置の水温が高温の場合、湯タンク内の湯温及び冷却装置の水温が共に適温で、冷却装置内に氷が無い場合、又は湯タンク内の湯温及び冷却装置の水温が共に適温で、冷却装置内に氷があり、かつホット飲料水が全て売れ切れであるが、コールド飲料水は全て売れ切れでない場合に冷却装置に対する優先運転制御を実行する機能を備えた。
請求項6によれば、請求項2又は3記載の自動販売機の運転制御装置において、ホット飲料水の売上げ数が多い場合、ホット飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンクに対して通常運転制御を実行するとともに冷却装置に対して省エネルギー運転制御を実行し、コールド飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク及び冷却装置に対して各省エネルギー運転制御を実行し、かつコールド飲料水の売上げ数が多い場合、コールド飲料水の販売の割り当てが多ければ冷却装置に対して通常運転制御を実行するとともに湯タンクに対して省エネルギー運転制御を実行し、ホット飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク及び冷却装置に対して各省エネルギー運転制御を実行する機能を備えた。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
湯タンク1には、その底部にヒータ2が設けられている。又、湯タンク1の上部には湯供給口3が設けられ、この湯供給口3に電磁弁4が設けられている。この湯供給口3は、電磁弁4を介して湯供給パイプが接続され、この湯供給パイプが図示しないレギュラーコーヒ用のコーヒ抽出器又はミキシングボールなどを経て、或いはダイレクトでカップの供給される販売口まで延びている。
【0014】
又、湯タンク外壁面の上部には、湯タンク1の内部の湯温を検出するための温度センサ5が設けられている。
冷却装置10の水槽11には、水が貯水され、かつこの水の中には、水槽コンプレッサ12に接続された冷却器13が配置されている。
【0015】
又、水槽10の内部には、羽根14が配置され、これが図示しない水槽アジモータに連結されている。この羽根14は、水槽アジモータにより回転し、水槽11内の氷に対して水を撹拌し、冷水を水槽11内に貯えておくものである。
【0016】
さらに、水道水を供給する給水管15に給水ポンプ16を介して冷却管17が接続され、これが水槽11の水の内に配置され、飲料用冷水として冷却用希釈水に主として用いられるようになっている。なお、冷却管17の後続側には、冷却水供給パイプが接続され、これが必要によりミキシングボールなどを経て、又はダイレクトでカップの供給される販売口まで延びている。
【0017】
又、温度センサ18は、水槽11の水の温度を検出し、その水温信号を出力する機能を有している。
製氷装置20には、製氷するための製氷コンプレッサが備えられ、かつ製氷機内に製氷された氷21を細かく砕くための粉砕機22が設けられている。この製氷装置20の上部には、製氷機内に製氷された氷21が満氷であるか否かを検出する満氷センサ23が設けられている。この満氷センサ23は、製氷機内に製氷された氷21が満氷とする上位レベル又は下位レベルかを検出し、かつ残量ゼロレベルを検出する機能を有している。
【0018】
この製氷機20には、氷放出口24が設けられ、これに氷供給パイプが接続され、カップの供給される販売口まで延びている。
なお、販売口に投入されるカップには、レギュラーコーヒの抽出液やインスタントコーヒの粉末、又クリーム、砂糖、シロップ等が投入されるようになっている。
【0019】
一方、運転制御判断装置30は、湯タンク1のヒータ2への通電制御、冷却装置の水槽コンプレッサ12の動作制御、製氷装置20の動作制御を実行する機能を有するもので、コイン機構31、レギュラーコーヒなどのホット飲料水やコールド飲料水、氷入り飲料水を選択するためのファンクションスイッチ群32などが接続されている。
【0020】
このうちコイン機構31は、コインが投入されると、ファンクションスイッチ群32で選択された飲料水の代金の決済を行い、釣り銭があれば、この釣り銭に相当するコインを返金する機能を有している。
【0021】
又、運転制御判断装置30は、飲料販売カウンタ部33、セレクションの飲料割当て部34及び売切要因判断部35の各機能を動作制御する機能を有している。
【0022】
このうち飲料販売カウンタ部33は、ホットレギュラーコーヒ、コールドレギュラーコーヒ等の各飲料水別に売上げ数をカウントする機能を有するもので、図2にその具体的な構成を示す。
【0023】
運転制御判断装置30のCPU40には、I/Oポート41が接続され、このI/Oポート41に複数の駆動用トランジスタ42−1〜42−nが接続されている。
【0024】
そして、これら駆動用トランジスタ42−1〜42−nには、コネクタ43を介して複数の電磁カウンタ44−1〜44−nが接続され、さらにこれら電磁カウンタ44−1〜44−nが共通接続され、再びコネクタ43を介して運転制御判断装置30側の電源Vに接続されている。
【0025】
これら電磁カウンタ44−1〜44−nは、上記の如くホットレギュラーコーヒ、コールドレギュラーコーヒ等の各飲料水別に売上げ数をカウントし、記憶又は表示するものである。
【0026】
又、各電磁カウンタ44−1〜44−nの共通接続されたラインは、コネクタ43からインバータ45を介してI/Oポート41に接続されている。なお、インバータ45に限らず、CPU40の処理に応じてアンプを接続してもよい。
【0027】
上記CPU40は、ファンクションスイッチ群32からの選択信号及びコイン機構31からのコイン投入信号に基づいて、選択された飲料水に対応する駆動用トランジスタ42−1〜42−nに対して駆動信号を送出し、その該当する電磁カウンタ44−1〜44−nをカウント動作させて売上げ数を記憶・表示させる機能を有し、コイン回収(売り上げ金額回収)時にプリントアウトして売り上げ照合する場合などにも利用される。
【0028】
又、CPU40は、電磁カウンタ44−1〜44−nからコネクタ43、インバータ45、I/Oポート41を通して各電磁カウンタ44−1〜44−nの駆動信号とは反対電位の信号を取り込み、この信号レベルから各電磁カウンタ44−1〜44−nが運転制御判断装置30に接続されていることを認識する機能を有している。
【0029】
なお、CPU40には、I/Oポート46を介して販売制御回路47が接続され、かつ販売停止部48の機能を有している。
販売制御回路47は、ファンクションスイッチ群32からの選択信号及びコイン機構31からのコイン投入信号を取り込むと、ファンクションスイッチ群32からの選択信号に基づいて、湯タンク1の電磁弁4の開閉制御、冷却装置10からの飲料用冷水の供給量の制御、又は製氷機20の氷放出口24の開閉制御を実行し、ホットレギュラーコーヒ又はコールドレギュラーコーヒ等の各飲料水を製造販売する機能を有している。
【0030】
又、販売停止部48は、インバータ45を通して各電磁カウンタ44−1〜44−nの駆動信号とは反対電位の信号を取り込み、電磁カウンタ44−1〜44−nが接続されていないと判断したとき、販売停止を行う機能を有している。
【0031】
この販売停止部48は、運転制御判断装置30の外部に設けられたリセットスイッチ49が操作されたとき、上記販売停止を復帰する機能を有している。
上記セレクションの飲料割当て部34は、ファンクションスイッチ群32においてホット飲料水のスイッチ数とコールド飲料水のスイッチ数との割当て、例えば冬季においてホット飲料水のスイッチ数を「10」とするとともにコールド飲料水のスイッチ数を「1」として割当て設定し、又は夏季においてコールド飲料水のスイッチ数を「10」とするとともにホット飲料水のスイッチ数を「1」として割当て設定するものである。
【0032】
売切要因判断部35は、温度センサ5から湯タンク1内の湯温信号a、温度センサ18から冷却装置20内の水温信号b、及び満氷センサ23からの製氷機20内の氷レベル信号cを取り込み、売れ切れ要因として、湯タンク1内の湯温が低下したか、冷却装置10内の水温が上昇したか、製氷機内の氷レベルが減少したかを判断すると共に、レギュラーコーヒやインスタントコーヒなどの原料切れによりホット又はコールド飲料水の全売れ切れを判断し、その旨を運転制御判断部30に知らせる機能を有している。
【0033】
この運転制御判断部30は、優先運転制御又は省エネルギー運転制御のための第1の運転制御部30a及び第2の運転制御部30bの各機能を有している。
このうち第1の運転制御部30aは、図3に示す売切要因判断のシーケンスに従い、売切要因判断部35から受け取った湯タンク1内の湯温、冷却装置10の飲料用冷水の水温、ホット飲料水及びコールド飲料水の各売れ切れか否かの判断結果とに基づいて、湯タンク1のヒータ2、冷却装置10の水槽コンプレッサ12、製氷機20に対する優先運転制御を実行し、かつホット飲料水及びコールド飲料水のいずれもが売れ切れであれば、湯タンク1のヒータ2、冷却装置10の水槽コンプレッサ12、製氷機20に対する省エネルギー運転制御を実行する機能を有している。
【0034】
具体的に第1の運転制御部30aは、湯タンク1内の湯温が低いとともに冷却装置10からの飲料用冷水が適温又はホット飲料水が売れ切れでなくコールド飲料水が売れ切れの場合に湯タンク1のヒータ2に対するホット優先運転制御を実行し、かつ冷却装置10からの飲料用冷水が不適温、ホット飲料水が売れ切れでコールド飲料水が売れ切れでない場合に冷却装置10の水槽コンプレッサ12に対するコールド優先運転制御を実行する機能を有している。
【0035】
なお、ホット優先運転は例えば冬季における制御であり、コールド優先運転は例えば夏季における制御である。
第2の運転制御部30bは、図4に示す販売セレクション割当てのシーケンスに従い、ホット飲料水とコールド飲料水との売上げの割合、ホット飲料水とコールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、湯タンク1又は冷却装置20又は製氷機20に対する省エネルギー運転制御を実行する機能を有している。
【0036】
具体的に第2の運転制御部30bは、ホット飲料水の売上げ数が多い場合、ホット飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク1のヒータ2に対して通常運転制御を実行するとともに冷却装置20の水槽コンプレッサ12及び製氷機20に対して省エネルギー運転制御を実行し、コールド飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク1のヒータ2、冷却装置20の水槽コンプレッサ12及び製氷機20に対して各省エネルギー運転制御を実行する機能を有している。
【0037】
第2の運転制御部30bは、コールド飲料水の売上げ数が多い場合、コールド飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク1のヒータ2に対して省エネルギー運転制御を実行し、ホット飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク1のヒータ2、冷却装置20の水槽コンプレッサ12及び製氷機20に対して各省エネルギー運転制御を実行する機能を有している。
【0038】
次に上記の如く構成された装置の作用について説明する。
先ず、売切れ要因による優先運転制御について図3に示す売切要因判断のシーケンスに従って説明する。
【0039】
通常、運転制御判断部30は、湯タンク1の温度センサ5から出力される湯温信号aを取り込み、湯タンク1内の湯温が例えば沸き上げ温度95℃一定になるようにヒータ2への通電制御を実行する。
【0040】
これと共に運転制御判断部30は、冷却装置10の温度センサ18から出力される水温信号bを取り込み、水槽11内の水温が例えば0℃〜2℃になるような水槽コンプレッサ12を動作制御する。
【0041】
さらに、運転制御判断部30は、製氷機20の満氷センサ23から出力される氷レベル信号cを取り込み、製氷機20内の氷量を満杯とするように製氷動作制御する。
【0042】
このような通常の動作状態に、コイン機構31にコインが投入され、例えばホットレギュラーコーヒのファンクションスイッチ32が操作されると、運転制御判断部30は、販売口にカップを投入制御し、かつこのカップに湯タンク1からの給湯を受けて製造されたレギュラーコーヒの抽出液を投入し、かつカップ内には選択されたクリーム等を必要により投入する。
【0043】
又、運転制御判断部30は、粉末原料を用いるものでは、湯タンク1内の湯を原料入りカップに供給する。これにより例えばホットレギュラーコーヒが販売される。
【0044】
このような販売動作が行われると共に、運転制御判断部30のCPU40は、ファンクションスイッチ群32からの選択信号及びコイン機構31からのコイン投入信号に基づいて、選択された飲料水、例えばホットレギュラーコーヒに対応する駆動用トランジスタ42−1に対して駆動信号を送出する。
【0045】
この駆動信号により駆動用トランジスタ42−1が導通するので、該当する電磁カウンタ44−1は、カウント動作し、ホットレギュラーコーヒの売上げ数を表示する。
【0046】
このときCPU40は、電磁カウンタ44−1からコネクタ43、インバータ45、I/Oポート41を通して電磁カウンタ44−1の駆動信号とは反対電位の信号を取り込み、この信号レベルから電磁カウンタ44−1が運転制御判断装置30に接続されていることを認識する。
【0047】
一方、売切要因判断部35は、温度センサ5からの湯温信号a、温度センサ18からの水温信号b、及び満氷センサ23からの氷レベル信号cを取り込み、湯タンク1内の湯温が低下したか、冷却装置10内の水温が上昇したか、製氷機内の氷レベルが減少したかを判断し、かつレギュラーコーヒやインスタントコーヒなどの原料切れによりホット又はコールド飲料水の全売れ切れか否かを判断し、この判断結果を運転制御判断部30に知らせる。
【0048】
運転制御判断部30の第1の運転制御部30aは、売切要因判断部35の判断結果を受け取り、ステップ#1において湯タンク1内の湯温が低いか否かを判断し、この湯温が低ければ、ホット飲料水を製造するには不適温であると判断し、ステップ#2に移って冷却装置20の水温が高温であるか否かを判断する。
【0049】
この判断の結果、冷却装置20の水温が高温であれば、冷却装置20の水温によりコールド飲料水を製造するには不適温であると判断し、元に戻る。
冷却装置20の水温が高温でなく、コールド飲料水を製造するに適温であれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#3に移ってホット優先運転を実行する。
【0050】
すなわち、冷却装置20の水温は適温であり、特に運転制御しなくても今の状態であれば、水温は適温を保たれており、第1の運転制御部30aは、ホット優先運転としてヒータ2に対して連続して通電を行い、フルパワーで湯タンク1内の湯温を95℃に沸き上げる。
【0051】
このように湯タンク1内の湯温が低温で、冷却装置20の水温が適温になるのは、ホット飲料の需要が増大する例えば冬季に多く生じる状態である。
次に上記ステップ#1の判断の結果、湯タンク1内の湯温が低温でなく、ホット飲料水を製造するのに適温であれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#4に移って冷却装置20の水温が高温であるか否かを判断する。
【0052】
この判断の結果、冷却装置20の水温が高温で、コールド飲料水を製造するに不適温であれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#5に移ってコールド優先運転を実行する。
【0053】
すなわち、湯タンク1内の湯温は適温であり、特に運転制御しなくてもよく、従って、第1の運転制御部30aは、コールド優先運転として冷却装置10の水槽コンプレッサ12を最大定格で動作させ、水槽11内の水温を0℃〜2℃に下げる。
【0054】
このように湯タンク1内の湯温が最適で、冷却装置20の水温が高く不適温になるのは、コールド飲料の需要が増大する例えば夏季に多く生じる状態である。次に上記ステップ#4の判断の結果、冷却装置10の水温が適温であれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#6に移って製氷機20内の氷21の有無を判断する。
【0055】
この判断の結果、製氷機20内に氷21が無ければ、第1の運転制御部30aは、ステップ#7に移ってコールド優先運転を実行する。すなわち、第1の運転制御部30aは、コールド優先運転として製氷機20を最大定格で動作させ、製氷機20内に氷21を満杯とする。
【0056】
次に上記ステップ#6の判断の結果、製氷機20内に氷21が有れば、第1の運転制御部30aは、ステップ#8に移ってホット飲料水すなわちホットレギュラーコーヒ、ホットインスタントコーヒ等が全て売れ切れか否かを判断する。
【0057】
この判断の結果、レギュラーコーヒやインスタントコーヒなどの全ての原料が切れていれば、第1の運転制御部30aは、全て売れ切れであると判断し、ステップ#9に移って、今度はコールド飲料水すなわちコールドレギュラーコーヒ、コールドインスタントコーヒ等が全て売れ切れか否かを判断する。
【0058】
この判断もレギュラーコーヒやインスタントコーヒなどの全ての原料が切れているか否かにより判断するもので、この判断の結果、全て売れ切れでなければ、第1の運転制御部30aは、ステップ#10に移ってコールド優先運転、すなわち製氷機20を最大定格で動作させ、製氷機20内に氷21を満杯とする。なお、このときホット飲料水の販売の売れ切れ表示で、販売を中止したとき状態での原料補給の待機状態となる。
【0059】
又、上記ステップ#9の判断の結果、コールド飲料水が全て売れ切れであれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#11に移って省エネルギー運転を実行する。
【0060】
この省エネルギー運転は、通常、運転制御判断部30により湯タンク1内の湯温を例えば沸き上げ温度95℃一定になるようにヒータ2を通電制御し、冷却装置10の水槽11内の水温を例えば0℃〜2℃になるような水槽コンプレッサ12を動作制御し、かつ製氷機20内の氷量を満杯とするように製氷機20を動作制御するが、湯タンク1内を例えば沸き上げ温度65℃〜80℃に抑え、冷却装置10の水槽11内の水温を例えば5℃〜8℃とし、かつ製氷機20の動作を停止して氷量が使い切るまで運転しないものとする。
【0061】
又、省エネルギー運転は、湯タンク1のヒータ2への通電、冷却装置10及び製氷機20の動作を間欠的に行ってもよく、湯タンク1内の湯温を保温したり、売れ切れの解消に備えて湯タンク1内の湯をある程度沸き上げるためのヒータ1への通電も含める。
【0062】
なお、このときは、ホット及びコールト飲料水の売れ切れとして、共に原料の補充待ちの状態となる。
次に上記ステップ#8の判断の結果、ホット飲料水が売れ切れでなければ、第1の運転制御部30aは、ステップ#12に移ってコールド飲料水が全て売れ切れか否かを判断する。
【0063】
この判断の結果、コールド飲料水が全て売れ切れであれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#13に移ってホット優先運転を実行する。なお、このときコールド飲料水の販売の売れ切り表示で、販売を中止した状態での原料補給の待機状態となる。
【0064】
又、上記ステップ#12の判断の結果、コールド飲料水が売れ切れでなければ、湯タンク1内の湯温、冷却装置10の水温、製氷機20の氷量、さらにホット及びコールド飲料水のいずれも売れ切れていないという全ての条件が満たされた販売待機状態となる。
【0065】
以上のようにホット優先運転は、次の場合に実行される。
湯タンク1内の湯温が低温で、冷却装置10の水温が適温である場合、
湯タンク1内の湯温が適温で、冷却装置10の水温も適温、製氷機20内の氷もあり、ホット飲料水が売れ切れでなく、コールド飲料水が売れ切れの場合である。
【0066】
一方、コールド優先運転は、次の場合に実行される。
湯タンク1内の湯温が適温で、冷却装置10の水温が高温の場合、
湯タンク1内の湯温及び冷却装置10の水温が共に適温で、製氷機20内の氷が無い場合、
湯タンク1内の湯温及び冷却装置10の水温が共に適温で、製氷機20内にも氷があり、かつホット飲料水が全て売れ切れであるが、コールド飲料水は全て売れ切れでない場合である。
【0067】
これに対して第2の運転制御部30bは、図4に示す販売セレクション割当てのシーケンスに従い、ホット飲料水及びコールド飲料水の売上げ数、ホット飲料水とコールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、湯タンク1又は冷却装置20又は製氷機20に対する省エネルギー運転制御を実行する。
【0068】
すなわち、第2の運転制御部30bは、ステップ#20において、ホットレギュラーコーヒ、コールドレギュラーコーヒ等の各飲料水別の売上げ数をカウントする飲料販売カウンタ部33、すなわち各電磁カウンタ44−1〜44−nのカウントを読み取り、このうちホット飲料水の売上げ数Hとコールド飲料水の売上げ数Cとを求め、これらホット飲料水売上げ数Hとコールド飲料水売上げ数Cとを比較する。
【0069】
この比較の結果、ホット飲料水売上げ数Hがコールド飲料水売上げ数Cよりも多ければ、第2の運転制御部30bは、ステップ#21に移ってセレクションの飲料割当て部34に割り当て設定されたファンクションスイッチ群32におけるホット飲料水のスイッチ数とコールド飲料水のスイッチ数との割当て、例えば冬季においてホット飲料水のスイッチ数を「10」、コールド飲料水のスイッチ数を「1」とする割当て設定を読み取る。
【0070】
そして、第2の運転制御部30bは、ホット飲料水のスイッチ数とコールド飲料水のスイッチ数との割当てから、コールド飲料水のスイッチ数の方が多ければ、ステップ#22に移り、ホット飲料水に対する省エネルギー運転制御を実行すると共にコールド飲料水に対しても省エネルギー運転制御を実行する。
【0071】
このようにホット飲料水の売上げ数が多いが、コールド飲料水のスイッチ数の方が多く設定されるのは、例えば夏季であり、このときにホット飲料水及びコールド飲料水に対して省エネルギー運転制御を実行する。
【0072】
ここで、ホット飲料水に対する省エネルギー運転制御は、上記同様に湯タンク1内を例えば沸き上げ温度65℃〜80℃に抑えてヒータ2に通電制御するものであり、コールド飲料水に対する省エネルギー運転制御は、冷却装置10の水槽11内の水温を例えば5℃〜8℃とし運転し、かつ製氷機20の動作を停止して氷量が使い切るまで運転しないものとする。
【0073】
又、上記ステップ#21の判断の結果、ホット飲料水のスイッチ数の方が多ければ、第2の運転制御部30bは、ステップ#23に移り、ホット飲料水に対する通常運転、コールド飲料水に対して省エネルギー運転制御を実行する。
【0074】
このようにホット飲料水の売上げ数が多く、かつホット飲料水のスイッチ数の方が多く設定されるのは例えば冬季であり、このときにホット飲料水に対する通常運転、コールド飲料水に対して省エネルギー運転制御が実行される。
【0075】
一方、上記ステップ#20での比較の結果、コールド飲料水売上げ数Cがホット飲料水売上げ数Hよりも多ければ、第2の運転制御部30bは、ステップ#24に移って、上記ステップ#21と同様に、セレクションの飲料割当て部34に割り当て設定されたファンクションスイッチ群32におけるホット飲料水のスイッチ数とコールド飲料水のスイッチ数との割当て、例えば冬季においてホット飲料水のスイッチ数を「10」、コールド飲料水のスイッチ数を「1」とする割当て設定を読み取る。
【0076】
そして、第2の運転制御部30bは、ホット飲料水のスイッチ数とコールド飲料水のスイッチ数との割当てから、ホット飲料水のスイッチ数の方が多ければ、ステップ#25に移り、ホット飲料水に対する省エネルギー運転制御を実行すると共にコールド飲料水に対しても省エネルギー運転制御を実行する。
【0077】
このようにコールド飲料水の売上げ数が多く、かつホット飲料水のスイッチ数の方が多く設定されるのは、例えば秋から冬にかけてであり、このときにはホット飲料水に対する省エネルギー運転、コールド飲料水に対しても省エネルギー運転制御が実行される。
【0078】
又、上記ステップ#24での判断の結果、コールド飲料水のスイッチ数の方が多ければ、第2の運転制御部30bは、ステップ#26に移ってホット飲料水に対して省エネルギー運転制御を実行し、コールド飲料水に対して通常の運転制御を実行する。
【0079】
このようにコールド飲料水の売上げ数が多く、かつコールド飲料水のスイッチ数の方が多く設定されるのは、例えば春から夏にかけてであり、このときにはホット飲料水に対する省エネルギー運転制御、コールド飲料水に対して通常の運転制御が実行される。
【0080】
このように上記一実施の形態においては、湯タンク1内の湯温、冷却装置10により得られる飲料用冷水の温度、製氷機20の氷量、ホット飲料水及びコールド飲料水の売上げ数に基づいて、湯タンク1、冷却装置10及び製氷機20に対する優先運転制御又は省エネルギー運転制御を実行し、かつホット飲料水及びコールド飲料水の売上げ数、ホット飲料水とコールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、湯タンク1、冷却装置10及び製氷機20に対する省エネルギー運転制御を実行するので、販売するホット飲料水、コールド飲料水の売上げ数の割合が急変した場合、又ファンクションスイッチ群32におけるホット飲料水とコールド飲料水との割り当てが変更された場合でも、これら場合に顧客に対して適温のホット飲料水、コールド飲料水を早く販売できる。
【0081】
そのうえ、湯タンク1内の湯温、冷却装置10により得られる飲料用冷水の温度、製氷機20の氷量、さらにホット飲料水及びコールド飲料水の各売上げ数に応じてホット又はコールドの優先運転ができ、かつ湯タンク1、冷却装置10及び製氷機20に対して省エネルギー運転も実行できる。
【0082】
さらに、ホット飲料水及びコールド飲料水の各売上げ数やこれら飲料水の割り当てからホット又はコールド優先運転、省エネルギー運転を行うので、実際の顧客の需要に応じた効果的な運転制御ができる。
【0083】
又、ファンクションスイッチ群32により選択された飲料水に対応する例えば電磁カウンタ44−1でその売上げ数をカウントしたとき、この電磁カウンタ44−1の駆動信号とは反対電位の信号を運転制御判断装置30で取り込むようにしたので、電磁カウンタ44−1が運転制御判断装置30に接続されていることを認識できる。
【0084】
このような電磁カウンタ44−1の接続の認識においては、電磁カウンタ44−1〜44−nと運転制御判断装置30とを接続する配線が1つの電磁カウンタ当たり1本であり、電磁カウンタ44−1〜44−nが増加しても接続確認用の配線は複雑となることはない。
【0085】
又、運転制御判断装置30側も各電磁カウンタ44−1〜44−nに対する接続確認用の配線は1本でよい。
これにより、回路全体が単純にでき、低コストにできる。
【0086】
なお、本発明は、上記一実施の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよい。
例えば、省エネルギー運転としては、湯温や水温等の目標温度を変えて制御する方法でも、又湯タンク1のヒータ2や冷却装置10、製氷機20を間欠運転する方法としてもよい。
【0087】
又、ホット又はコールド優先運転、省エネルギー運転は、湯タンク1の湯温や冷却装置20の水温、製氷機20の氷量の条件を全て満たすのでなく、他の条件を用い、上記いずれかの条件のみを用いて行うようにしてもよい。
【0088】
ホット又はコールド優先運転は、立上がり時の制御も通常運転中(電流制限コントロール時)の制御も該当する。
飲料販売カウンタ部33、セレクションの飲料割当て部34は、ホット飲料水とコールド飲料水のカウント値を相対的に比較するのでなく、所定の限定値と比較して判断するようにしてもよい。
又、各電磁カウンタ44−1〜44−nの共通ラインは、「+」極側でも「−」極側でも、回路構成で対応が可能である。
【0089】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、実際の飲料水の需要に見合ったホット優先又はコールド優先の運転制御、さらには湯タンク及び冷却装置に対する省エネルギー運転制御ができる自動販売機の運転制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動販売機の運転制御装置の一実施の形態を示す構成図。
【図2】同装置における飲料販売カウンタ部の具体的な構成図。
【図3】同装置における売切要因判断のシーケンスを示す図。
【図4】同装置における販売セレクション割当てのシーケンスを示す図。
【符号の説明】
1…湯タンク、
2…ヒータ、
10…冷却装置、
12…水槽コンプレッサ、
20…製氷装置、
30…運転制御判断部、
33…飲料販売カウンタ部、
34…セレクションの飲料割当て部、
35…売切要因判断部、
43…コネクタ、
44−1〜44−n…電磁カウンタ、
30a…第1の運転制御部、
30b…第2の運転制御部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料を製造するための冷却装置や製氷装置を備えた自動販売機の運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホットレギュラーコーヒ等のホット飲料水、コールドレギュラーコーヒや氷入りレギュラーコーヒ等のコールド飲料水を販売動作する自動販売機には、ホット飲料水を製造するための加熱装置を備えた湯タンク、コールド飲料を製造するための冷却装置や製氷装置などが備えられている。
【0003】
このような自動販売機には、湯タンクの加熱装置、或いは冷却装置及び製氷装置を動作するにあたり、その優先運転すなわちホット優先運転か又はコールド優先運転かを切り換える機能が備えられている。
【0004】
この優先運転の切り換え方法は、次の通り行われている。
第1に、日ごとにホット優先運転又はコールド優先運転を設定し、これに基づいてホット優先運転又はコールド優先運転を実行する。
【0005】
第2に、季節ごとにホット優先運転又はコールド優先運転を設定し、これに基づいてホット優先運転又はコールド優先運転を実行する。
第3に、ホット飲料水とコールド飲料水との各売れ行きに基づき、ホット優先運転又はコールド優先運転に切り換える、或いはホット優先運転又はコールド優先運転のいずれかを省エネルギー運転制御として実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、日又は季節ごとにホット優先運転又はコールド優先運転を設定する方法では、ホット飲料水やコールド飲料水の売れ行きに見合った効率的な運転制御ができず、例えば冬季に売れ行きのよいホット飲料水の販売が売れ切れとなることもある。
【0007】
又、ホット飲料水とコールド飲料水との各売れ行きに基づくホット優先運転又はコールド優先運転の方法では、これら飲料水の売れ行きに基づいて優先運転、省エネルギー運転を行うものの、売れ行きのよい飲料水の変化があっても、それに直ぐに追従して優先運転を切り換えることはできず、かつある程度売れないと優先運転を切り換えることはできない。
そこで本発明は、実際の飲料水の需要に見合ったホット優先又はコールド優先の運転制御ができる自動販売機の運転制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1によれば、ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料水を製造するための冷却装置などを備えた自動販売機の運転制御装置において、少なくとも湯タンク内の湯温と、冷却装置により得られる飲料用冷水の温度と、ホット飲料水及びコールド飲料水の各売れ切れか否かの判断結果とに基づいて、湯タンク又は冷却装置に対する優先運転制御を実行し、かつホット飲料水及びコールド飲料水のいずれもが売れ切れであれば、湯タンク及び冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する運転制御手段を備えた自動販売機の運転制御装置である。
【0009】
請求項2によれば、ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料を製造するための冷却装置などを備えた自動販売機の運転制御装置において、
ホット飲料水とコールド飲料水との売上げの割合、ホット飲料水とコールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、湯タンク又は冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する運転制御手段を備えた自動販売機の運転制御装置である。
【0010】
請求項3によれば、ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料を製造するための冷却装置などを備えた自動販売機の運転制御装置において、少なくとも湯タンク内の湯温と、冷却装置により得られる飲料用冷水の温度と、ホット飲料水及びコールド飲料水の各売れ切れか否かの判断結果とに基づいて、湯タンク又は冷却装置に対する優先運転制御を実行し、かつホット飲料水及びコールド飲料水のいずれもが売れ切れであれば、湯タンク及び冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する第1の運転制御手段と、ホット飲料水とコールド飲料水との売上げの割合、ホット飲料水とコールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、湯タンク又は冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する第2の運転制御手段とを備えた自動販売機の運転制御装置である。
【0011】
請求項4によれば、請求項1又は3記載の自動販売機の運転制御装置において、湯タンク内の湯温が低いとともに冷却装置の飲料用冷水が適温又はホット飲料水が売れ切れでなくコールド飲料水が売れ切れの場合に湯タンクに対する優先運転制御を実行し、かつ冷却装置の飲料用冷水が不適温、ホット飲料水が売れ切れでコールド飲料水が売れ切れでない場合に冷却装置に対する優先運転制御を実行する機能を備えた。
【0012】
請求項5によれば、請求項1又は3記載の自動販売機の運転制御装置において、湯タンク内の湯温が低温で冷却装置の水温が適温である場合、又は湯タンク内の湯温が適温で冷却装置の水温も適温、冷却装置内に氷があり、ホット飲料水が売れ切れでなく、コールド飲料水が売れ切れの場合に湯タンクに対する優先運転制御を実行し、かつ湯タンク内の湯温が適温で冷却装置の水温が高温の場合、湯タンク内の湯温及び冷却装置の水温が共に適温で、冷却装置内に氷が無い場合、又は湯タンク内の湯温及び冷却装置の水温が共に適温で、冷却装置内に氷があり、かつホット飲料水が全て売れ切れであるが、コールド飲料水は全て売れ切れでない場合に冷却装置に対する優先運転制御を実行する機能を備えた。
請求項6によれば、請求項2又は3記載の自動販売機の運転制御装置において、ホット飲料水の売上げ数が多い場合、ホット飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンクに対して通常運転制御を実行するとともに冷却装置に対して省エネルギー運転制御を実行し、コールド飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク及び冷却装置に対して各省エネルギー運転制御を実行し、かつコールド飲料水の売上げ数が多い場合、コールド飲料水の販売の割り当てが多ければ冷却装置に対して通常運転制御を実行するとともに湯タンクに対して省エネルギー運転制御を実行し、ホット飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク及び冷却装置に対して各省エネルギー運転制御を実行する機能を備えた。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
湯タンク1には、その底部にヒータ2が設けられている。又、湯タンク1の上部には湯供給口3が設けられ、この湯供給口3に電磁弁4が設けられている。この湯供給口3は、電磁弁4を介して湯供給パイプが接続され、この湯供給パイプが図示しないレギュラーコーヒ用のコーヒ抽出器又はミキシングボールなどを経て、或いはダイレクトでカップの供給される販売口まで延びている。
【0014】
又、湯タンク外壁面の上部には、湯タンク1の内部の湯温を検出するための温度センサ5が設けられている。
冷却装置10の水槽11には、水が貯水され、かつこの水の中には、水槽コンプレッサ12に接続された冷却器13が配置されている。
【0015】
又、水槽10の内部には、羽根14が配置され、これが図示しない水槽アジモータに連結されている。この羽根14は、水槽アジモータにより回転し、水槽11内の氷に対して水を撹拌し、冷水を水槽11内に貯えておくものである。
【0016】
さらに、水道水を供給する給水管15に給水ポンプ16を介して冷却管17が接続され、これが水槽11の水の内に配置され、飲料用冷水として冷却用希釈水に主として用いられるようになっている。なお、冷却管17の後続側には、冷却水供給パイプが接続され、これが必要によりミキシングボールなどを経て、又はダイレクトでカップの供給される販売口まで延びている。
【0017】
又、温度センサ18は、水槽11の水の温度を検出し、その水温信号を出力する機能を有している。
製氷装置20には、製氷するための製氷コンプレッサが備えられ、かつ製氷機内に製氷された氷21を細かく砕くための粉砕機22が設けられている。この製氷装置20の上部には、製氷機内に製氷された氷21が満氷であるか否かを検出する満氷センサ23が設けられている。この満氷センサ23は、製氷機内に製氷された氷21が満氷とする上位レベル又は下位レベルかを検出し、かつ残量ゼロレベルを検出する機能を有している。
【0018】
この製氷機20には、氷放出口24が設けられ、これに氷供給パイプが接続され、カップの供給される販売口まで延びている。
なお、販売口に投入されるカップには、レギュラーコーヒの抽出液やインスタントコーヒの粉末、又クリーム、砂糖、シロップ等が投入されるようになっている。
【0019】
一方、運転制御判断装置30は、湯タンク1のヒータ2への通電制御、冷却装置の水槽コンプレッサ12の動作制御、製氷装置20の動作制御を実行する機能を有するもので、コイン機構31、レギュラーコーヒなどのホット飲料水やコールド飲料水、氷入り飲料水を選択するためのファンクションスイッチ群32などが接続されている。
【0020】
このうちコイン機構31は、コインが投入されると、ファンクションスイッチ群32で選択された飲料水の代金の決済を行い、釣り銭があれば、この釣り銭に相当するコインを返金する機能を有している。
【0021】
又、運転制御判断装置30は、飲料販売カウンタ部33、セレクションの飲料割当て部34及び売切要因判断部35の各機能を動作制御する機能を有している。
【0022】
このうち飲料販売カウンタ部33は、ホットレギュラーコーヒ、コールドレギュラーコーヒ等の各飲料水別に売上げ数をカウントする機能を有するもので、図2にその具体的な構成を示す。
【0023】
運転制御判断装置30のCPU40には、I/Oポート41が接続され、このI/Oポート41に複数の駆動用トランジスタ42−1〜42−nが接続されている。
【0024】
そして、これら駆動用トランジスタ42−1〜42−nには、コネクタ43を介して複数の電磁カウンタ44−1〜44−nが接続され、さらにこれら電磁カウンタ44−1〜44−nが共通接続され、再びコネクタ43を介して運転制御判断装置30側の電源Vに接続されている。
【0025】
これら電磁カウンタ44−1〜44−nは、上記の如くホットレギュラーコーヒ、コールドレギュラーコーヒ等の各飲料水別に売上げ数をカウントし、記憶又は表示するものである。
【0026】
又、各電磁カウンタ44−1〜44−nの共通接続されたラインは、コネクタ43からインバータ45を介してI/Oポート41に接続されている。なお、インバータ45に限らず、CPU40の処理に応じてアンプを接続してもよい。
【0027】
上記CPU40は、ファンクションスイッチ群32からの選択信号及びコイン機構31からのコイン投入信号に基づいて、選択された飲料水に対応する駆動用トランジスタ42−1〜42−nに対して駆動信号を送出し、その該当する電磁カウンタ44−1〜44−nをカウント動作させて売上げ数を記憶・表示させる機能を有し、コイン回収(売り上げ金額回収)時にプリントアウトして売り上げ照合する場合などにも利用される。
【0028】
又、CPU40は、電磁カウンタ44−1〜44−nからコネクタ43、インバータ45、I/Oポート41を通して各電磁カウンタ44−1〜44−nの駆動信号とは反対電位の信号を取り込み、この信号レベルから各電磁カウンタ44−1〜44−nが運転制御判断装置30に接続されていることを認識する機能を有している。
【0029】
なお、CPU40には、I/Oポート46を介して販売制御回路47が接続され、かつ販売停止部48の機能を有している。
販売制御回路47は、ファンクションスイッチ群32からの選択信号及びコイン機構31からのコイン投入信号を取り込むと、ファンクションスイッチ群32からの選択信号に基づいて、湯タンク1の電磁弁4の開閉制御、冷却装置10からの飲料用冷水の供給量の制御、又は製氷機20の氷放出口24の開閉制御を実行し、ホットレギュラーコーヒ又はコールドレギュラーコーヒ等の各飲料水を製造販売する機能を有している。
【0030】
又、販売停止部48は、インバータ45を通して各電磁カウンタ44−1〜44−nの駆動信号とは反対電位の信号を取り込み、電磁カウンタ44−1〜44−nが接続されていないと判断したとき、販売停止を行う機能を有している。
【0031】
この販売停止部48は、運転制御判断装置30の外部に設けられたリセットスイッチ49が操作されたとき、上記販売停止を復帰する機能を有している。
上記セレクションの飲料割当て部34は、ファンクションスイッチ群32においてホット飲料水のスイッチ数とコールド飲料水のスイッチ数との割当て、例えば冬季においてホット飲料水のスイッチ数を「10」とするとともにコールド飲料水のスイッチ数を「1」として割当て設定し、又は夏季においてコールド飲料水のスイッチ数を「10」とするとともにホット飲料水のスイッチ数を「1」として割当て設定するものである。
【0032】
売切要因判断部35は、温度センサ5から湯タンク1内の湯温信号a、温度センサ18から冷却装置20内の水温信号b、及び満氷センサ23からの製氷機20内の氷レベル信号cを取り込み、売れ切れ要因として、湯タンク1内の湯温が低下したか、冷却装置10内の水温が上昇したか、製氷機内の氷レベルが減少したかを判断すると共に、レギュラーコーヒやインスタントコーヒなどの原料切れによりホット又はコールド飲料水の全売れ切れを判断し、その旨を運転制御判断部30に知らせる機能を有している。
【0033】
この運転制御判断部30は、優先運転制御又は省エネルギー運転制御のための第1の運転制御部30a及び第2の運転制御部30bの各機能を有している。
このうち第1の運転制御部30aは、図3に示す売切要因判断のシーケンスに従い、売切要因判断部35から受け取った湯タンク1内の湯温、冷却装置10の飲料用冷水の水温、ホット飲料水及びコールド飲料水の各売れ切れか否かの判断結果とに基づいて、湯タンク1のヒータ2、冷却装置10の水槽コンプレッサ12、製氷機20に対する優先運転制御を実行し、かつホット飲料水及びコールド飲料水のいずれもが売れ切れであれば、湯タンク1のヒータ2、冷却装置10の水槽コンプレッサ12、製氷機20に対する省エネルギー運転制御を実行する機能を有している。
【0034】
具体的に第1の運転制御部30aは、湯タンク1内の湯温が低いとともに冷却装置10からの飲料用冷水が適温又はホット飲料水が売れ切れでなくコールド飲料水が売れ切れの場合に湯タンク1のヒータ2に対するホット優先運転制御を実行し、かつ冷却装置10からの飲料用冷水が不適温、ホット飲料水が売れ切れでコールド飲料水が売れ切れでない場合に冷却装置10の水槽コンプレッサ12に対するコールド優先運転制御を実行する機能を有している。
【0035】
なお、ホット優先運転は例えば冬季における制御であり、コールド優先運転は例えば夏季における制御である。
第2の運転制御部30bは、図4に示す販売セレクション割当てのシーケンスに従い、ホット飲料水とコールド飲料水との売上げの割合、ホット飲料水とコールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、湯タンク1又は冷却装置20又は製氷機20に対する省エネルギー運転制御を実行する機能を有している。
【0036】
具体的に第2の運転制御部30bは、ホット飲料水の売上げ数が多い場合、ホット飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク1のヒータ2に対して通常運転制御を実行するとともに冷却装置20の水槽コンプレッサ12及び製氷機20に対して省エネルギー運転制御を実行し、コールド飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク1のヒータ2、冷却装置20の水槽コンプレッサ12及び製氷機20に対して各省エネルギー運転制御を実行する機能を有している。
【0037】
第2の運転制御部30bは、コールド飲料水の売上げ数が多い場合、コールド飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク1のヒータ2に対して省エネルギー運転制御を実行し、ホット飲料水の販売の割り当てが多ければ湯タンク1のヒータ2、冷却装置20の水槽コンプレッサ12及び製氷機20に対して各省エネルギー運転制御を実行する機能を有している。
【0038】
次に上記の如く構成された装置の作用について説明する。
先ず、売切れ要因による優先運転制御について図3に示す売切要因判断のシーケンスに従って説明する。
【0039】
通常、運転制御判断部30は、湯タンク1の温度センサ5から出力される湯温信号aを取り込み、湯タンク1内の湯温が例えば沸き上げ温度95℃一定になるようにヒータ2への通電制御を実行する。
【0040】
これと共に運転制御判断部30は、冷却装置10の温度センサ18から出力される水温信号bを取り込み、水槽11内の水温が例えば0℃〜2℃になるような水槽コンプレッサ12を動作制御する。
【0041】
さらに、運転制御判断部30は、製氷機20の満氷センサ23から出力される氷レベル信号cを取り込み、製氷機20内の氷量を満杯とするように製氷動作制御する。
【0042】
このような通常の動作状態に、コイン機構31にコインが投入され、例えばホットレギュラーコーヒのファンクションスイッチ32が操作されると、運転制御判断部30は、販売口にカップを投入制御し、かつこのカップに湯タンク1からの給湯を受けて製造されたレギュラーコーヒの抽出液を投入し、かつカップ内には選択されたクリーム等を必要により投入する。
【0043】
又、運転制御判断部30は、粉末原料を用いるものでは、湯タンク1内の湯を原料入りカップに供給する。これにより例えばホットレギュラーコーヒが販売される。
【0044】
このような販売動作が行われると共に、運転制御判断部30のCPU40は、ファンクションスイッチ群32からの選択信号及びコイン機構31からのコイン投入信号に基づいて、選択された飲料水、例えばホットレギュラーコーヒに対応する駆動用トランジスタ42−1に対して駆動信号を送出する。
【0045】
この駆動信号により駆動用トランジスタ42−1が導通するので、該当する電磁カウンタ44−1は、カウント動作し、ホットレギュラーコーヒの売上げ数を表示する。
【0046】
このときCPU40は、電磁カウンタ44−1からコネクタ43、インバータ45、I/Oポート41を通して電磁カウンタ44−1の駆動信号とは反対電位の信号を取り込み、この信号レベルから電磁カウンタ44−1が運転制御判断装置30に接続されていることを認識する。
【0047】
一方、売切要因判断部35は、温度センサ5からの湯温信号a、温度センサ18からの水温信号b、及び満氷センサ23からの氷レベル信号cを取り込み、湯タンク1内の湯温が低下したか、冷却装置10内の水温が上昇したか、製氷機内の氷レベルが減少したかを判断し、かつレギュラーコーヒやインスタントコーヒなどの原料切れによりホット又はコールド飲料水の全売れ切れか否かを判断し、この判断結果を運転制御判断部30に知らせる。
【0048】
運転制御判断部30の第1の運転制御部30aは、売切要因判断部35の判断結果を受け取り、ステップ#1において湯タンク1内の湯温が低いか否かを判断し、この湯温が低ければ、ホット飲料水を製造するには不適温であると判断し、ステップ#2に移って冷却装置20の水温が高温であるか否かを判断する。
【0049】
この判断の結果、冷却装置20の水温が高温であれば、冷却装置20の水温によりコールド飲料水を製造するには不適温であると判断し、元に戻る。
冷却装置20の水温が高温でなく、コールド飲料水を製造するに適温であれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#3に移ってホット優先運転を実行する。
【0050】
すなわち、冷却装置20の水温は適温であり、特に運転制御しなくても今の状態であれば、水温は適温を保たれており、第1の運転制御部30aは、ホット優先運転としてヒータ2に対して連続して通電を行い、フルパワーで湯タンク1内の湯温を95℃に沸き上げる。
【0051】
このように湯タンク1内の湯温が低温で、冷却装置20の水温が適温になるのは、ホット飲料の需要が増大する例えば冬季に多く生じる状態である。
次に上記ステップ#1の判断の結果、湯タンク1内の湯温が低温でなく、ホット飲料水を製造するのに適温であれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#4に移って冷却装置20の水温が高温であるか否かを判断する。
【0052】
この判断の結果、冷却装置20の水温が高温で、コールド飲料水を製造するに不適温であれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#5に移ってコールド優先運転を実行する。
【0053】
すなわち、湯タンク1内の湯温は適温であり、特に運転制御しなくてもよく、従って、第1の運転制御部30aは、コールド優先運転として冷却装置10の水槽コンプレッサ12を最大定格で動作させ、水槽11内の水温を0℃〜2℃に下げる。
【0054】
このように湯タンク1内の湯温が最適で、冷却装置20の水温が高く不適温になるのは、コールド飲料の需要が増大する例えば夏季に多く生じる状態である。次に上記ステップ#4の判断の結果、冷却装置10の水温が適温であれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#6に移って製氷機20内の氷21の有無を判断する。
【0055】
この判断の結果、製氷機20内に氷21が無ければ、第1の運転制御部30aは、ステップ#7に移ってコールド優先運転を実行する。すなわち、第1の運転制御部30aは、コールド優先運転として製氷機20を最大定格で動作させ、製氷機20内に氷21を満杯とする。
【0056】
次に上記ステップ#6の判断の結果、製氷機20内に氷21が有れば、第1の運転制御部30aは、ステップ#8に移ってホット飲料水すなわちホットレギュラーコーヒ、ホットインスタントコーヒ等が全て売れ切れか否かを判断する。
【0057】
この判断の結果、レギュラーコーヒやインスタントコーヒなどの全ての原料が切れていれば、第1の運転制御部30aは、全て売れ切れであると判断し、ステップ#9に移って、今度はコールド飲料水すなわちコールドレギュラーコーヒ、コールドインスタントコーヒ等が全て売れ切れか否かを判断する。
【0058】
この判断もレギュラーコーヒやインスタントコーヒなどの全ての原料が切れているか否かにより判断するもので、この判断の結果、全て売れ切れでなければ、第1の運転制御部30aは、ステップ#10に移ってコールド優先運転、すなわち製氷機20を最大定格で動作させ、製氷機20内に氷21を満杯とする。なお、このときホット飲料水の販売の売れ切れ表示で、販売を中止したとき状態での原料補給の待機状態となる。
【0059】
又、上記ステップ#9の判断の結果、コールド飲料水が全て売れ切れであれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#11に移って省エネルギー運転を実行する。
【0060】
この省エネルギー運転は、通常、運転制御判断部30により湯タンク1内の湯温を例えば沸き上げ温度95℃一定になるようにヒータ2を通電制御し、冷却装置10の水槽11内の水温を例えば0℃〜2℃になるような水槽コンプレッサ12を動作制御し、かつ製氷機20内の氷量を満杯とするように製氷機20を動作制御するが、湯タンク1内を例えば沸き上げ温度65℃〜80℃に抑え、冷却装置10の水槽11内の水温を例えば5℃〜8℃とし、かつ製氷機20の動作を停止して氷量が使い切るまで運転しないものとする。
【0061】
又、省エネルギー運転は、湯タンク1のヒータ2への通電、冷却装置10及び製氷機20の動作を間欠的に行ってもよく、湯タンク1内の湯温を保温したり、売れ切れの解消に備えて湯タンク1内の湯をある程度沸き上げるためのヒータ1への通電も含める。
【0062】
なお、このときは、ホット及びコールト飲料水の売れ切れとして、共に原料の補充待ちの状態となる。
次に上記ステップ#8の判断の結果、ホット飲料水が売れ切れでなければ、第1の運転制御部30aは、ステップ#12に移ってコールド飲料水が全て売れ切れか否かを判断する。
【0063】
この判断の結果、コールド飲料水が全て売れ切れであれば、第1の運転制御部30aは、ステップ#13に移ってホット優先運転を実行する。なお、このときコールド飲料水の販売の売れ切り表示で、販売を中止した状態での原料補給の待機状態となる。
【0064】
又、上記ステップ#12の判断の結果、コールド飲料水が売れ切れでなければ、湯タンク1内の湯温、冷却装置10の水温、製氷機20の氷量、さらにホット及びコールド飲料水のいずれも売れ切れていないという全ての条件が満たされた販売待機状態となる。
【0065】
以上のようにホット優先運転は、次の場合に実行される。
湯タンク1内の湯温が低温で、冷却装置10の水温が適温である場合、
湯タンク1内の湯温が適温で、冷却装置10の水温も適温、製氷機20内の氷もあり、ホット飲料水が売れ切れでなく、コールド飲料水が売れ切れの場合である。
【0066】
一方、コールド優先運転は、次の場合に実行される。
湯タンク1内の湯温が適温で、冷却装置10の水温が高温の場合、
湯タンク1内の湯温及び冷却装置10の水温が共に適温で、製氷機20内の氷が無い場合、
湯タンク1内の湯温及び冷却装置10の水温が共に適温で、製氷機20内にも氷があり、かつホット飲料水が全て売れ切れであるが、コールド飲料水は全て売れ切れでない場合である。
【0067】
これに対して第2の運転制御部30bは、図4に示す販売セレクション割当てのシーケンスに従い、ホット飲料水及びコールド飲料水の売上げ数、ホット飲料水とコールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、湯タンク1又は冷却装置20又は製氷機20に対する省エネルギー運転制御を実行する。
【0068】
すなわち、第2の運転制御部30bは、ステップ#20において、ホットレギュラーコーヒ、コールドレギュラーコーヒ等の各飲料水別の売上げ数をカウントする飲料販売カウンタ部33、すなわち各電磁カウンタ44−1〜44−nのカウントを読み取り、このうちホット飲料水の売上げ数Hとコールド飲料水の売上げ数Cとを求め、これらホット飲料水売上げ数Hとコールド飲料水売上げ数Cとを比較する。
【0069】
この比較の結果、ホット飲料水売上げ数Hがコールド飲料水売上げ数Cよりも多ければ、第2の運転制御部30bは、ステップ#21に移ってセレクションの飲料割当て部34に割り当て設定されたファンクションスイッチ群32におけるホット飲料水のスイッチ数とコールド飲料水のスイッチ数との割当て、例えば冬季においてホット飲料水のスイッチ数を「10」、コールド飲料水のスイッチ数を「1」とする割当て設定を読み取る。
【0070】
そして、第2の運転制御部30bは、ホット飲料水のスイッチ数とコールド飲料水のスイッチ数との割当てから、コールド飲料水のスイッチ数の方が多ければ、ステップ#22に移り、ホット飲料水に対する省エネルギー運転制御を実行すると共にコールド飲料水に対しても省エネルギー運転制御を実行する。
【0071】
このようにホット飲料水の売上げ数が多いが、コールド飲料水のスイッチ数の方が多く設定されるのは、例えば夏季であり、このときにホット飲料水及びコールド飲料水に対して省エネルギー運転制御を実行する。
【0072】
ここで、ホット飲料水に対する省エネルギー運転制御は、上記同様に湯タンク1内を例えば沸き上げ温度65℃〜80℃に抑えてヒータ2に通電制御するものであり、コールド飲料水に対する省エネルギー運転制御は、冷却装置10の水槽11内の水温を例えば5℃〜8℃とし運転し、かつ製氷機20の動作を停止して氷量が使い切るまで運転しないものとする。
【0073】
又、上記ステップ#21の判断の結果、ホット飲料水のスイッチ数の方が多ければ、第2の運転制御部30bは、ステップ#23に移り、ホット飲料水に対する通常運転、コールド飲料水に対して省エネルギー運転制御を実行する。
【0074】
このようにホット飲料水の売上げ数が多く、かつホット飲料水のスイッチ数の方が多く設定されるのは例えば冬季であり、このときにホット飲料水に対する通常運転、コールド飲料水に対して省エネルギー運転制御が実行される。
【0075】
一方、上記ステップ#20での比較の結果、コールド飲料水売上げ数Cがホット飲料水売上げ数Hよりも多ければ、第2の運転制御部30bは、ステップ#24に移って、上記ステップ#21と同様に、セレクションの飲料割当て部34に割り当て設定されたファンクションスイッチ群32におけるホット飲料水のスイッチ数とコールド飲料水のスイッチ数との割当て、例えば冬季においてホット飲料水のスイッチ数を「10」、コールド飲料水のスイッチ数を「1」とする割当て設定を読み取る。
【0076】
そして、第2の運転制御部30bは、ホット飲料水のスイッチ数とコールド飲料水のスイッチ数との割当てから、ホット飲料水のスイッチ数の方が多ければ、ステップ#25に移り、ホット飲料水に対する省エネルギー運転制御を実行すると共にコールド飲料水に対しても省エネルギー運転制御を実行する。
【0077】
このようにコールド飲料水の売上げ数が多く、かつホット飲料水のスイッチ数の方が多く設定されるのは、例えば秋から冬にかけてであり、このときにはホット飲料水に対する省エネルギー運転、コールド飲料水に対しても省エネルギー運転制御が実行される。
【0078】
又、上記ステップ#24での判断の結果、コールド飲料水のスイッチ数の方が多ければ、第2の運転制御部30bは、ステップ#26に移ってホット飲料水に対して省エネルギー運転制御を実行し、コールド飲料水に対して通常の運転制御を実行する。
【0079】
このようにコールド飲料水の売上げ数が多く、かつコールド飲料水のスイッチ数の方が多く設定されるのは、例えば春から夏にかけてであり、このときにはホット飲料水に対する省エネルギー運転制御、コールド飲料水に対して通常の運転制御が実行される。
【0080】
このように上記一実施の形態においては、湯タンク1内の湯温、冷却装置10により得られる飲料用冷水の温度、製氷機20の氷量、ホット飲料水及びコールド飲料水の売上げ数に基づいて、湯タンク1、冷却装置10及び製氷機20に対する優先運転制御又は省エネルギー運転制御を実行し、かつホット飲料水及びコールド飲料水の売上げ数、ホット飲料水とコールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、湯タンク1、冷却装置10及び製氷機20に対する省エネルギー運転制御を実行するので、販売するホット飲料水、コールド飲料水の売上げ数の割合が急変した場合、又ファンクションスイッチ群32におけるホット飲料水とコールド飲料水との割り当てが変更された場合でも、これら場合に顧客に対して適温のホット飲料水、コールド飲料水を早く販売できる。
【0081】
そのうえ、湯タンク1内の湯温、冷却装置10により得られる飲料用冷水の温度、製氷機20の氷量、さらにホット飲料水及びコールド飲料水の各売上げ数に応じてホット又はコールドの優先運転ができ、かつ湯タンク1、冷却装置10及び製氷機20に対して省エネルギー運転も実行できる。
【0082】
さらに、ホット飲料水及びコールド飲料水の各売上げ数やこれら飲料水の割り当てからホット又はコールド優先運転、省エネルギー運転を行うので、実際の顧客の需要に応じた効果的な運転制御ができる。
【0083】
又、ファンクションスイッチ群32により選択された飲料水に対応する例えば電磁カウンタ44−1でその売上げ数をカウントしたとき、この電磁カウンタ44−1の駆動信号とは反対電位の信号を運転制御判断装置30で取り込むようにしたので、電磁カウンタ44−1が運転制御判断装置30に接続されていることを認識できる。
【0084】
このような電磁カウンタ44−1の接続の認識においては、電磁カウンタ44−1〜44−nと運転制御判断装置30とを接続する配線が1つの電磁カウンタ当たり1本であり、電磁カウンタ44−1〜44−nが増加しても接続確認用の配線は複雑となることはない。
【0085】
又、運転制御判断装置30側も各電磁カウンタ44−1〜44−nに対する接続確認用の配線は1本でよい。
これにより、回路全体が単純にでき、低コストにできる。
【0086】
なお、本発明は、上記一実施の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよい。
例えば、省エネルギー運転としては、湯温や水温等の目標温度を変えて制御する方法でも、又湯タンク1のヒータ2や冷却装置10、製氷機20を間欠運転する方法としてもよい。
【0087】
又、ホット又はコールド優先運転、省エネルギー運転は、湯タンク1の湯温や冷却装置20の水温、製氷機20の氷量の条件を全て満たすのでなく、他の条件を用い、上記いずれかの条件のみを用いて行うようにしてもよい。
【0088】
ホット又はコールド優先運転は、立上がり時の制御も通常運転中(電流制限コントロール時)の制御も該当する。
飲料販売カウンタ部33、セレクションの飲料割当て部34は、ホット飲料水とコールド飲料水のカウント値を相対的に比較するのでなく、所定の限定値と比較して判断するようにしてもよい。
又、各電磁カウンタ44−1〜44−nの共通ラインは、「+」極側でも「−」極側でも、回路構成で対応が可能である。
【0089】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、実際の飲料水の需要に見合ったホット優先又はコールド優先の運転制御、さらには湯タンク及び冷却装置に対する省エネルギー運転制御ができる自動販売機の運転制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動販売機の運転制御装置の一実施の形態を示す構成図。
【図2】同装置における飲料販売カウンタ部の具体的な構成図。
【図3】同装置における売切要因判断のシーケンスを示す図。
【図4】同装置における販売セレクション割当てのシーケンスを示す図。
【符号の説明】
1…湯タンク、
2…ヒータ、
10…冷却装置、
12…水槽コンプレッサ、
20…製氷装置、
30…運転制御判断部、
33…飲料販売カウンタ部、
34…セレクションの飲料割当て部、
35…売切要因判断部、
43…コネクタ、
44−1〜44−n…電磁カウンタ、
30a…第1の運転制御部、
30b…第2の運転制御部。
Claims (6)
- ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料水を製造するための冷却装置などを備えた自動販売機の運転制御装置において、
少なくとも前記湯タンク内の湯温と、前記冷却装置により得られる飲料用冷水の温度と、前記ホット飲料水及び前記コールド飲料水の各売れ切れか否かの判断結果とに基づいて、前記湯タンク又は前記冷却装置に対する優先運転制御を実行し、かつ前記ホット飲料水及び前記コールド飲料水のいずれもが売れ切れであれば、前記湯タンク及び前記冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する運転制御手段、
を具備したことを特徴とする自動販売機の運転制御装置。 - ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料を製造するための冷却装置などを備えた自動販売機の運転制御装置において、
前記ホット飲料水と前記コールド飲料水との売上げの割合、前記ホット飲料水と前記コールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、前記湯タンク又は前記冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する運転制御手段、
を具備したことを特徴とする自動販売機の運転制御装置。 - ホット飲料水を製造するための湯タンク、コールド飲料を製造するための冷却装置などを備えた自動販売機の運転制御装置において、
少なくとも前記湯タンク内の湯温と、前記冷却装置により得られる飲料用冷水の温度と、前記ホット飲料水及び前記コールド飲料水の各売れ切れか否かの判断結果とに基づいて、前記湯タンク又は前記冷却装置に対する優先運転制御を実行し、かつ前記ホット飲料水及び前記コールド飲料水のいずれもが売れ切れであれば、前記湯タンク及び前記冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する第1の運転制御手段と、
前記ホット飲料水と前記コールド飲料水との売上げの割合、前記ホット飲料水と前記コールド飲料水との各販売の割り当てに基づいて、前記湯タンク又は前記冷却装置に対する省エネルギー運転制御を実行する第2の運転制御手段と、
を具備したことを特徴とする自動販売機の運転制御装置。 - 前記湯タンク内の湯温が低いとともに前記冷却装置の飲料用冷水が適温又は前記ホット飲料水が売れ切れでなく前記コールド飲料水が売れ切れの場合に前記湯タンクに対する優先運転制御を実行し、
かつ前記冷却装置の飲料用冷水が不適温、前記ホット飲料水が売れ切れで前記コールド飲料水が売れ切れでない場合に前記冷却装置に対する優先運転制御を実行する機能を備えたことを特徴とする請求項1又は3記載の自動販売機の運転制御装置。 - 前記湯タンク内の湯温が低温で前記冷却装置の水温が適温である場合、又は前記湯タンク内の湯温が適温で前記冷却装置の水温も適温、前記冷却装置内に氷があり、前記ホット飲料水が売れ切れでなく、前記コールド飲料水が売れ切れの場合に前記湯タンクに対する優先運転制御を実行し、
かつ前記湯タンク内の湯温が適温で前記冷却装置の水温が高温の場合、前記湯タンク内の湯温及び前記冷却装置の水温が共に適温で、前記冷却装置内に前記氷が無い場合、又は前記湯タンク内の湯温及び前記冷却装置の水温が共に適温で、前記冷却装置内に前記氷があり、かつ前記ホット飲料水が全て売れ切れであるが、前記コールド飲料水は全て売れ切れでない場合に前記冷却装置に対する優先運転制御を実行する機能を備えたことを特徴とする請求項1又は3記載の自動販売機の運転制御装置。 - 前記ホット飲料水の売上げ数が多い場合、前記ホット飲料水の販売の割り当てが多ければ前記湯タンクに対して通常運転制御を実行するとともに前記冷却装置に対して省エネルギー運転制御を実行し、前記コールド飲料水の販売の割り当てが多ければ前記湯タンク及び前記冷却装置に対して各省エネルギー運転制御を実行し、
かつ前記コールド飲料水の売上げ数が多い場合、前記コールド飲料水の販売の割り当てが多ければ前記冷却装置に対して通常運転制御を実行するとともに前記湯タンクに対して省エネルギー運転制御を実行し、前記ホット飲料水の販売の割り当てが多ければ前記湯タンク及び前記冷却装置に対して各省エネルギー運転制御を実行する機能を備えたことを特 徴とする請求項2又は3記載の自動販売機の運転制御装置。
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