JP3591933B2 - 作業用保護カバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の組立てラインにおいて、ボディーの傷付きを防ぐ作業用保護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の組立て作業において、ときとして工具や部品等がボディーに接触して塗装面に傷を付けてしまうことがある。このため、自動車の組み立てラインにおいて傷防止用の作業用保護カバーが使用されてきた。この種の保護カバーは、柔らかな合成樹脂皮膜や発泡体等でできており、組み立てラインにおいてずり落ちないようにするため、保護カバー本体の外周縁に自動車のボディーに引っ掛ける係止具が取り付けられている。
【0003】
従来の保護カバーに取り付けられた係止具は、硬質の合成樹脂からなる板体で製作され、自動車の車体に係止するため、先端部がU字形に折り曲げられ、後端部にパイプ状のゴム紐ないしは帯状のゴムバンドが取り付けられていた。そして、保護カバー本体に、前記ゴム紐ないしはゴムバンドを介して係止具が取り付けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の保護カバーでは、係止具が硬質の合成樹脂で出来ているため、例えば、ドアに被着した作業用保護カバーを、作業が完了して後取り外す場合にいちいちドアを開き、ドアに係止された係止具を外さなければならなかった。そのため、組み立てラインにおいてその分時間のロスとなる。
【0005】
また、従来の保護カバーは、係止具がゴム紐ないしは帯状のゴムバンドを介して保護カバー本体に取り付けられているため、作業用保護カバーをピッタリ自動車のボディー表面に被着し難く、作業用保護カバーがズレたり動くという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点を解決するもので、作業が完了して後、保護カバーを簡単に取り外しができ、しかも自動車のボディーにピッタリと被着することが可能な作業用保護カバーを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の作業用保護カバーは、自動車のボディーに合わせて形成された保護カバー本体の外周縁部に、柔軟な板体からなり先端部に係止部が形成され、かつ引っ張ることにより変形して外れ、元の状態にもどる係止具を直接取り付けている。
【0008】
保護カバー本体は、自動車の車体を保護するために、柔らかな素材でできており、例えば、架橋ポリエチレン発泡体を使用し、表面側に補強用のポリエステルシートを貼着している。
【0009】
係止具は、柔軟な板体から製作されているが、具体的には軟質な合成樹脂や、合成ゴムを使用する。この係止具を軟質な板体で製作することによって、係止具を自動車のボディーから外す場合は、係止具を強く引っ張ると簡単に外れ、しかも外れても係止具が破損することなく元の状態にもどり、再使用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は本発明の作業用保護カバーの使用状態の斜視図、図2は断面図である。これらの図において、1は作業用保護カバーであって、この保護カバー1には保護カバー本体2の外周縁部に係止具3が取り付けられている。
【0011】
保護カバー本体2は、ポリオレフィン系樹脂と合成ゴムからなる発泡シートを基材とし、この基材の表面にポリエステルシートを貼着している。ポリオレフィン系樹脂としてPE(ポリエチレン)などを使用し、合成ゴムとしてEPDM(ethylene−propylene−diene monomer ) を使用している。発泡シートの発泡倍率は、10倍程度の材料が適当であるが、10倍程度のものには限定されないことは言うまでもない。保護カバー本体の素材は、前記のような発泡シートには限定されず、その他に外側が熱可塑性樹脂シートであって、裏面に不織布等の布製シートを張り合わせて構成したものであってもよい。熱可塑性樹脂シートとしては、ポリオレフィン系樹脂、例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、EVA(エチレン酢酸ビニル)などのシートを使用したり、TPE(thermoplastic elastomer )などを使用する。
【0012】
係止具3は、矩形の板体の先端部にU字形の係止部4が形成されている。係止具3自体の材料は弾性プラスチック、例えは、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA樹脂)を使用している。具体的には三井・デュポン ポリケミカル株式会社製のエバフレックス(登録商標)を使用した。このEVA樹脂は、柔軟で弾力の有る素材であって、ある一定以上の力を加えると変形するが、力を除くと元の状態に復帰する。この係止具3の係止部4は2mmの厚さで製作されており、保護カバー本体2を自動車のボディーに保持することが可能である。
【0013】
この係止具3は、前記保護カバー本体2の外周縁部の表面側に接着剤を用いて接着されており、その係止具3の上からさらに固定用テープ5が張り付けられている。このように係止具3を保護カバー本体2に取り付けると、係止具3は完全に保護カバー1に固定される。
【0014】
このような作業用保護カバー1を自動車のドア6に被着する場合は、まずドア6を開けて、ドア6の先端縁に一方の係止具3を係止し、ドア6の後端縁に他方の係止具(図示せず)を係止した後、ドア6を閉める。この係止具3の先端部4の厚みは、ドア6とボディー7の隙間8に嵌まる厚みとしている。この作業用保護カバー1を自動車のボディーに被着すると、保護カバー1ががたつくことなくピッタリと取り付けることができる。
【0015】
係止具3をはずす時、従来の係止具は弾力性が無く硬かったので、ドア6を開いて係止具をそれぞれ取りはずさなければ、取り外すことは不可能であった。無理に外そうとすると係止具が破損したり、ボディーに傷を付けることになる。これに対し、本実施の形態の係止具3は弾力性、柔軟性に富んでいるので、作業が終了した後、保護カバー1を取り外す場合は、係止具3を強く引っ張ると、係止部4が変形してドア6から簡単に外れ、いちいちドア6を開いて係止具3を取り外す必要がなくなる。
【0016】
なお、この係止具3の素材はEVA樹脂に限定されず、例えば、合成ゴムやその他の軟質な合成樹脂を使用してもよい。また、図1ではドア用の保護カバーを図示しているが、本発明はかかる用途に限定されない。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の作業用保護カバーは、上記構成のように係止具を柔軟な板体により製作したため、係止具を強く引っ張ると、係止具が変形してドアから簡単に外れ、自動車の組み立てラインにおいて作業性が良くなる。また、この係止具を直接保護カバー本体に取り付けると、作業用保護カバーを自動車のボディーにがたつくことなくピッタリと被着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の作業用保護カバーの部分斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の作業用保護カバーの部分断面図である。
【符号の説明】
1 作業用保護カバー
2 保護カバー本体
3 係止具
4 係止部
Claims (1)
- 自動車の組立て作業時に、ボディーの傷付きを防止するために取り付けられる作業用保護カバーであって、自動車のボディーに合わせて形成された保護カバー本体の外周縁部に、柔軟な板体からなり先端部に係止部が形成され、かつ引っ張ることにより変形して外れ、元の状態にもどる係止具を直接取り付けた作業用保護カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24399895A JP3591933B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 作業用保護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24399895A JP3591933B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 作業用保護カバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0986187A JPH0986187A (ja) | 1997-03-31 |
JP3591933B2 true JP3591933B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=17112202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24399895A Expired - Fee Related JP3591933B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 作業用保護カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3591933B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2009050782A1 (ja) * | 2007-10-16 | 2011-02-24 | 名古屋油化株式会社 | 作業用保護カバー |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24399895A patent/JP3591933B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0986187A (ja) | 1997-03-31 |
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