JP2798376B2 - 車両塗装面保護シート - Google Patents

車両塗装面保護シート

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗装面保護シートに
関し、車両の組立製造ラインにおける塗装後の表面の保
護シートに係るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車や建設機械等の車両の組立製造ラ
インにあって、躯体表面の塗装が完了した後に各種内装
材が組込まれる。この組込み作業中にあって、作業者が
塗装面に接触したり、組立の内装材が接触したりして傷
を付けやすい状況にある。又、この作業中にゴミ等の付
着によって汚れる等の問題があり、このため塗装面を組
立作業終了までカバーしておく、塗装面保護シートが利
用されている。例えば、自動車の塗装面の保護シートと
してポリエチレンフォーム材に塩化ビニルシートを貼り
合わせ、真空成形等で塗装面である被保護部の形状にほ
ぼ合せて成形したシートが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の塗装面保護
シートは、側縁部分等にフック材を取り付けておき、被
保護部に取り付けておくものであるが、真空成形等によ
って被保護面の形状に合せて癖付けされた成形品である
ため、保護部の形状が若干でも異なればこれを使用する
ことができないという欠点があった。例えば、乗用車用
フェンダーに形成された塗装面保護シートは、若干でも
形状の異なるフェンダーにもはや利用不可であり、従っ
て、車種別に塗装面保護シートを形成しなくてはならな
いものであった。
【0004】又、この従来例にあっては、塗装面保護シ
ートはフック材による被保護部との側部の縁における着
脱であり、かかる着脱作業に手間取り、又、この取り付
けが完全な位置にないと、例えば斜めに取り付けられた
りすると、塗装面保護シートが被保護部の形状に合せた
成形品であるが由に密着性が悪く、かえってこの隙間等
にゴミ等が侵入し塗装面を傷つけてしまうことも発生し
ている。勿論、フック材に負担がかかるため破損しやす
く、フック材が一つでも破損すると破棄処分されること
となっていた。更に、かかる従来の塗装面保護シートは
ポリエチレンフォームをコアーとした成形品のため、作
業者が組立中に接触していると違和感が大きかった。
【0005】従って、本出願人は、従来の塗装面保護シ
ートの欠点を解決すべく、軟質ポリウレタンフォームと
シートと布地を重ね合わせ、少なくともその端部に磁石
を包み込んで保持した塗装面保護シートを既に提供して
おり、現在、車両の組立ラインに広く使用されるように
なってきた。この発明にあって、磁石を使用する点が極
めてユニークであるが、一部の組立てラインにおいては
更なる改良が要求されている。これは、磁石が微細な鉄
粉等を拾ってしまうからであり、このため、場合によっ
ては、磁石に拾われたこの鉄粉によって、塗装面が傷つ
くことも考えられるからである。又、一方で、保護シー
ト面の汚れを更に落しやすいものに改良すべきであると
の指摘もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる要請に基
づいて更に改良を進めたものであって、その要旨は次の
通りである。即ち、本発明は、塗装面を覆うに足る柔軟
性のあるフォームシートと、略同形状の柔軟性のある合
成樹脂フィルム又は合成樹脂レザーとを重ね合せて一体
シートとし、塗装面の上端縁に沿う硬質芯材を当該シー
ト上部の縁部に縫着し、かかる芯材より塗装面の上端に
掛け止めするフックを突出させたことを特徴とする車両
塗装面保護シートであって、好ましくは、柔軟性のある
フォームシートを挟んで合成樹脂フィルム又は合成樹脂
レザーと布地とを一体に積層した車両塗装面保護シート
である。
【0007】そして、柔軟性のあるフォームシートは軟
質ポリウレタンフォームシートとするのがよい。ここで
言う合成樹脂フィムル又は合成樹脂レザーとしては、特
別限定されることはなく、極く一般的なものでよく、例
えば塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン製
の柔軟なフィルムやシボ付けをした皮膜であれば十分で
ある。尚、本発明の車両塗装面保護シートを被塗装面に
沿って支持するために当該シートの下部の縁部に長尺重
りを固着することもよく、この長尺重りは比較的柔軟な
ゴム様の重りが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は表面側を合成樹脂フィル
ム或いは合成樹脂レザーとし、被保護部に面して軟質ポ
リウレタンフォームシートとし、或いはこのシート一体
に積層した生地を対向させたものであって、塗装面に当
たりのやわらかい面と、表面には容易に傷のつかないし
かも汚れを簡単にふき取ることができる合成樹脂表面と
したものであって、その効能は高く、更に本発明の特徴
としては、塗装面の上端に沿って、保護シートの上端に
芯材を縫着したものであり、このため、広い塗装面を確
実に広げて覆うことができると共に、この芯材より塗装
面の上端に掛り止めするフックを備えたものであって、
従って、保護シートを簡単に塗装面に沿って広げかつ固
定することができるのである。
【0009】更に、本保護シートにあって、風等の影響
がないように保護シートの下端に長尺の、好ましくは比
較的柔軟な重りを取り付けたものである。このため、工
場内に流れる風の力によっても保護シートがめくれあが
ることはなく、常に一定状態を保ち得るものとなったの
である。
【0010】
【実施例】本発明を更に図面をもって詳細に説明する。
図1は自動車のドアパネル1の一例であって、2が塗装
面である。そしてこのドアパネル1の塗装面2に対し
て、本発明の保護シート10が装着される。
【0011】図2はこの保護シート10のA−A線での
断面斜視図である。かかる保護シート10にあっては、
厚さ5mmポリウレタンフォームシート11に、塩化ビ
ニル樹脂レザー12がフレームラミネート法によって一
体化されており、この例では、更にポリウレタンフォー
ムシート11の面に薄いトリコット生地13が積層さ
れ、保護シート10の基体10をなしている。
【0012】そして、基体10の上端には、例えば押
出成型品である長尺のポリプロビレン製の芯材14が縫
着16されており、この芯材14はその長さが略ドアパ
ネルの枠の長さとされている。そして、この芯材14に
は、ドアパネル1の上端3のドアパネル1全体、或いは
ガラス挿入部に、掛け止めさせるためにフック15が形
成されているものである。このフック15は、芯材14
の押出成型時に同時に形成してしまうのが好ましいが、
場合によってはごく短いフック15でもよく、更には、
芯材14と別体のフック15をもって掛け止めに供して
もよい。尚、芯体14は、必ずしもドアパネル1の幅に
近い長さを有さず、例えば2本の芯体14をもってドア
パネル1の幅に近い長さを形成してもよく、こうするこ
とによって収納時に折り畳むことも可能である。
【0013】又、保護シート基体10にあって、その
下端にはゴム製の柔軟性のある重り17を封じこめてあ
り、この例では、保護シート基体10にて重り17を
くるんだ後に縫着18した。
【0014】図3にあっては、保護シート基体10の別
例を示すものであって、芯材14と一体縫着されるのは
保護シート基体10の合成樹脂レザー12とトリコッ
ト地13であって、ポリウレタンシート11は芯材14
には達していない例である。このようにすることによっ
て、保護シート10を塗装面に装着した場合、その芯材
14から下側の保護シート基体10が塗装面に沿って
極めて密着して垂れ下がることができることとなったの
である。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上の通り塗装面に簡単に取
り付け、かつ、取りはずしのできる保護シートを提供す
るものであって、保護シート自体は塗装面に対してなん
らのくせづけもないため、各種車両の塗装面に兼用で
き、装着が確実になるばかりでなく、汚れに対しても簡
単にこれを洗い落すことができるため、何回も繰り返し
用いることが可能となったものでその利用価値は極めて
高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は自動車のドアパネルと、保護シートの斜
視図である。
【図2】図2は保護シートのA−A線での断面斜視図で
ある。
【図3】図3は保護シートの別例を示す中央断面図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥ドアパネル 2‥‥塗装面 3‥‥ドアパネル上端 10‥‥保護シート 10‥‥保護シート基体 11‥‥ポリウレタンフォームシート 12‥‥合成樹脂レザー 13‥‥トリコット生地 14‥‥芯材 15‥‥フック 16、18‥‥縫着 17‥‥重り
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−197429(JP,A) 実開 平5−26159(JP,U) 実開 平5−22280(JP,U) 実開 昭63−93216(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 15/00 B05C 17/06 B60J 11/00 B62D 65/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装面を覆うに足る柔軟性のあるフォー
    ムシートと、略同形状の柔軟性のある合成樹脂フィルム
    又は合成樹脂レザーとを重ね合せて一体シートとし、塗
    装面の上端縁に沿う硬質芯材を当該シート上部の縁部に
    縫着し、かかる芯材より塗装面の上端に掛け止めするフ
    ックを突出させたことを特徴とする車両塗装面保護シー
    ト。
  2. 【請求項2】 柔軟性のあるフォームシートが軟質ポリ
    ウレタンフォームシートであり、合成樹脂レザーが塩化
    ビニル樹脂系レザーである請求項第1項記載の車両塗装
    面保護シート。
  3. 【請求項3】 柔軟性のあるフォームシートを挟んで合
    成樹脂フィルム又は合成樹脂レザーと布地とを一体に積
    層した請求項第1項記載の車両塗装面保護シート。
  4. 【請求項4】 硬質芯材とフックとが別体である請求項
    第1項記載の車両塗装面保護シート。
  5. 【請求項5】 一体シートの下部の縁部に長尺重りを固
    着した請求項第1項記載の車両塗装面保護シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012121492A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Mitsubishi Motors Corp 車体用保護シート

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JPWO2009050782A1 (ja) * 2007-10-16 2011-02-24 名古屋油化株式会社 作業用保護カバー

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JPH0526159U (ja) * 1991-06-19 1993-04-06 ブリヂストン化成品中部販売株式会社 車両塗装面保護シ−ト

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