JP2526234Y2 - 塗装面保護シ−ト - Google Patents

塗装面保護シ−ト

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JP2526234Y2
JP2526234Y2 JP688291U JP688291U JP2526234Y2 JP 2526234 Y2 JP2526234 Y2 JP 2526234Y2 JP 688291 U JP688291 U JP 688291U JP 688291 U JP688291 U JP 688291U JP 2526234 Y2 JP2526234 Y2 JP 2526234Y2
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宏一 安恒
一尚 堀
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  • Coating Apparatus (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は塗装面保護シ−トに関
し、車輌や大型家電製品の組立製造ラインにおける塗装
後の表面の保護シ−トに係るものである。
【0002】
【従来技術】自動車や建設機械等の車輌や電気冷蔵庫に
て代表される大型家電製品の組立製造ラインにあって、
躯体表面の塗装が完了した後に各種内装材が組込まれ
る。この組込み作業中にあって、作業者が塗装面に接触
したり、組立のための内装材が接触したりして傷を付け
やすい状況にある。又この作業中にゴミ等の付着によっ
て汚れる等の問題があり、このため塗装面を組立作業終
了までカバ−しておく塗装面保護シ−トが利用されてい
る。例えば自動車の塗装面の保護シ−トとして、ポリエ
チレンフォ−ム材に塩化ビニルシ−トを貼り合わせ、真
空成形等で塗装面である被保護部の形状にほぼ合せて成
形したシ−トが使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来の塗装面保護
シ−トは、シ−トのコ−ナ−部分等にフック材を取り付
けておき、被保護部に取り付けておくものであるが、真
空成形等によって被保護面の形状に合わせて癖付けされ
た成形品であるため、被保護部の形状が若干でも異なれ
ばこれを使用することができないという欠点があった。
例えば、乗用車用のフェンダ−に成形された塗装面保護
シ−トは、若干でも形状の異なるフェンダ−にはもはや
利用不可能であり、従って、車種別に塗装面保護シ−ト
を成形しなくてはならないものであった。
【0004】また、この従来例にあっては、塗装面保護
シ−トはフック材による被保護部との着脱であり、かか
る着脱作業に手間取り、また、この取り付けが完全な位
置にないと、例えば斜めに取り付けられたりすると、塗
装面保護シ−トが被保護部の形状に合せた成形品である
が由に密着性が悪く、かえってこの隙間等にゴミ等が侵
入し塗装面を傷つけてしまうことも発生している。勿
論、フック材に負担がかかるため破損しやすく、フック
材が1つでも破損すると破棄処分されることとなってい
た。更に、かかる従来の塗装面保護シ−トはポリエチレ
ンフォ−ムをコア−とした成形品のため、作業者が組立
作業中に接触していると異和感が大きかった。
【0005】
【課題を解決する手段】本考案は、従来の塗装面保護シ
−トの欠点を解決した、利用価値の高い塗装面保護シ−
トを提供するものであって、その考案の要旨は軟質ポリ
ウレタンフォ−ムシ−トと布地を重ね合わせ、少なくと
もその端部に磁石を包み込んで保持した塗装面保護シ−
トであって、前記軟質ポリウレタンフォ−ムシ−トは2
〜15mmの厚さを有し、また、見掛密度0.02〜
0.06のポリエステル系ウレタンフォ−ムシ−トであ
ることが好ましく、一方、前記磁石は一般にはゴムまた
は可撓性プラスチックにフェライトを練り込み、着磁化
した可撓性を有する磁石である。そして、前記布地の表
面に可撓性フィルムがラミネ−トされ、或いは布地の表
面がアルミ蒸着処理されている塗装面保護シ−トが特に
好ましいものである。かかる布地は、保護シ−トの全体
の形状の保形のためもあるが、特に防水性を付与した布
地にあっては、塗装面に悪影響をもたらす水や有機溶剤
の付着を阻止する機能を合わせ持つものである。
【0006】
【作用】本考案は表面側を布地とし、被保護部に面して
軟質ポリウレタンフォ−ムを採用し、更に磁石を包み込
んで一体化した塗装面保護シ−トであって、鉄製の塗装
面にかかる磁石をもって簡単に磁着することが可能とな
ったもので、着脱が極めて簡単でしかも固着力が強く、
更には、本考案の塗装面保護シ−トは成形品ではなく一
枚のシ−ト物であるために、被保護部の表面が多少異な
ってもそのまま適用できる等その利用度は高い。このよ
うに本考案の塗装面保護シ−トは、各種の被保護材とし
て兼用でき、更にはこれが汚れた際には簡単に洗濯して
再利用することも可能である等その特徴は大きい。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の塗装面保護シ
−トを更に詳細に説明する。図1は本考案の塗装面保護
シ−トの平面図であり、図2は図1のA−A線での断面
図である。図中1は厚さ5mmのポリエステルウレタン
フォ−ムシ−トであり、2は表面に防水被膜3のついた
ポリエステル布地である。そしてポリウレタンフォ−ム
シ−ト1の外周縁の内側に、断面長方形をなす可撓性の
棒状の磁石4を添え、布地2の先端5を折り返して磁石
4を巻き込んで縫製6したものである。この例にあって
は、被保護部表面(図示せず)に布地2の折り返し部5
をはさんで磁石4をもって磁着することとなる。
【0008】なお、この図例にあっては塗装面保護シ−
トの四周を夫々一本の長尺の棒状磁石4をもって構成し
たが、これは短尺の磁石を複数個巻き込んだものであっ
てもよく、更にはかかる塗装面保護シ−トの周囲のみな
らず、塗装面保護シ−トの中央内面に磁石を配置しても
よい。このような短尺の磁石を用いることによって、被
保護部に少々の窪みや曲げがあってもこれに追随して表
面を保護することができることとなる。また、軟質ポリ
ウレタンフォ−ムシ−ト1と布地2との間は単に接して
いるだけでもよいが、場合によっては接着剤やフレ−ム
ラミネ−ト等によって一体化してあってもよい。更に、
磁石4を巻き込んだ布地先端部5の支着にあっては、縫
製6に代えてこれに代えてヒ−トシ−ルや高周波ウエル
ダ−等にて溶着することもでき、場合によっては一般に
用いられている接着剤やホットメルト接着を行なって磁
石4を巻き込み保持してもよい。
【0009】図3、図4は磁石4をポリウレタンフォ−
ムシ−ト1の先端7にて巻き込んだ1例であって、この
ポリウレタンフォ−ムシ−ト1の先端7は、更に図5に
示すように布地2の端部5と共に縫製6することも可能
である。
【0010】図6にあっては、磁石4をポリウレタンフ
ォ−ムシ−ト1の表側に配置し、これを布地2にて巻き
込んでなる例を示している。この場合は被保護部表面に
ポリウレタンフォ−ムシ−ト1を介して磁着することと
なり、磁力はやや大きいものを要するが、磁石4が被保
護部表面に当接することがなく、この点での傷は全く付
かないことになる。このように、磁石4をポリウレタン
フォ−ムシ−ト1の表側に配置した場合には、図3乃至
図5にて示した場合と同様に、ポリウレタンフォ−ムシ
−ト1の先端7をもって磁石3を巻き込む(この場合は
外側に)ことも可能である。
【0011】図7は袋状布地8をもってポリウレタンフ
ォ−ムシ−ト1及び磁石4を保持したものであって、こ
の図例にあっては磁石4をポリウレタンフォ−ムシ−ト
1の内側に配置して縫製6したが、磁石4の位置は前述
したようにポリウレタンフォ−ムシ−ト1の外側に配置
することもでき、またポリウレタンフォ−ムシ−ト1の
先端7による磁石4の巻き込みは、図3乃至図5及び図
6にて説明したと同様の構造が取られ得ることは勿論で
ある。そして布地8とポリウレタンフォ−ムシ−ト1と
の間も前述したように接着剤等によって貼りあわせてお
いてもよく、支着にあっても縫製6に代わってヒ−トシ
−ル、高周波ウエルダ−等が採用されることは前例にて
説明した通りである。以上の説明において、布地2
(8)又は布地2(8)とポリウレタンフォ−ムシ−ト
1にて磁石4を巻き込んで支着するという説明をした
が、予め布地2(8)又は布地2(8)とポリウレタン
フォ−ムシ−ト1とを支着して磁石4を挿入する孔を形
成しておき、ここに後から磁石4を挿入して塗装面保護
シ−トとすることもできる。
【0012】図8はポリウレタンフォ−ムシ−ト1と磁
石4との取り得る位置関係を示した他の例であり、ポリ
ウレタンフォ−ムシ−ト1に熱プレスや溝切り等によっ
て窪み9を形成し、ここに磁石4を嵌込むことも可能で
ある(布地は図示せず)。
【0013】図9は更に図8の変形例であって、打ち抜
きによってポリウレタンフォ−ムシ−ト1に孔10を開
け、これに磁石4を嵌込んだものである。
【0014】図10は本考案の別例を示す塗装面保護シ
−トの、図2と同様位置の断面図であり、予め布地11
をもって磁石挿入用孔12を形成しておき、この孔12
内に磁石4を挿入するものである。
【0015】
【効果】本考案は、以上説明したように表面に布地、裏
面に軟質ポリウレタンフォ−ムシ−トをもって基体とな
し、これに磁石を包み込んでなる塗装面保護シ−トであ
る。従って、例えば自動車の組み立てラインにおいて、
塗装された自動車のフェンダ−部分に、かかる塗装面保
護シ−トを磁着させて作業者が内装材等を順次組み立て
て行くことになり、この作業の際、作業者がかかる塗装
面保護シ−トに接触しても、或いは内装材がこの塗装面
保護シ−トに衝突してもフェンダ−の塗装面に傷が付く
ことはない。
【0016】そして、フェンダ−部へは磁着によって取
り付けられているため、その位置の修正も、又は取り外
しも簡単であって、そのための作業時間はほとんど要し
ないものである。また、かかる塗装面保護シ−トは真空
成形等によって癖付けされたものではなく、従って、別
の車種のフェンダ−の保護に利用したとしても、単に被
保護面に磁着するだけで済むので汎用性のある保護シ−
トであり、車種毎に別々の塗装面保護シ−トを使い分け
る必要は全くなくなるという便利さがある。尚、使用さ
れる軟質ポリウレタンフォ−ムシ−トがポリエステルウ
レタンフォ−ムシ−トである場合、フォ−ムが比較的帯
電し易く、このためシ−ト自身もまた塗装面に貼り付く
性質があるので作業上好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の塗装面保護シ−トの平面図であ
る。
【図2】図2は図1のA−A線での断面図である。
【図3】図3は磁石をシ−トの裏側に配置した支着例の
1例を示す断面図である。
【図4】図4は磁石の支着例の他の例を示す断面図であ
る。
【図5】図5は磁石の支着例の更に他の例を示す断面図
である。
【図6】図6は磁石をシ−トの表側に配置した支着例の
1例を示す断面図である。
【図7】図7は袋状布地をもって磁石の支着例とした断
面図である。
【図8】図8はシ−トと磁石との位置関係を示した他の
例の断面図である。
【図9】図9はシ−トと磁石との位置関係を示した更に
他の例の断面図である。
【図10】図10は本考案の別例を示す塗装面保護シ−
トの、図2と同様位置の断面図である。
【符号の説明】
1‥‥ポリエステルウレタンフォ−ムシ−ト 2、8、11‥‥布地 3‥‥防水被膜 4‥‥磁石 5‥‥布地の先端 6‥‥縫製 7‥‥ポリウレタンフォ−ムシ−トの先端 9‥‥窪み 10‥‥孔 12‥‥磁石挿入用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B05C 21/00 B05C 21/00

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質ポリウレタンフォ−ムシ−トと布地
    を重ね合わせ、少なくともその端部に磁石を包み込んで
    保持した塗装面保護シ−ト。
  2. 【請求項2】 前記軟質ポリウレタンフォ−ムシ−ト
    は、2〜15mmの厚さを有する請求項第1項記載の塗
    装面保護シ−ト。
  3. 【請求項3】 前記軟質ポリウレタンフォ−ムシ−ト
    は、見掛密度0.02〜0.06のポリエステル系ウレ
    タンフォ−ムシ−トである請求項第1項記載の塗装面保
    護シ−ト。
  4. 【請求項4】 前記磁石は、ゴムまたは可撓性プラスチ
    ックに、フェライトを練り込み、着磁化した可撓性を有
    する磁石である請求項第1項記載の塗装面保護シ−ト。
  5. 【請求項5】 前記布地の表面に、可撓性フィルムがラ
    ミネ−トされている請求項第1項記載の塗装面保護シ−
    ト。
  6. 【請求項6】 前記布地の表面が、アルミ蒸着処理され
    ている請求項第1項記載の塗装面保護シ−ト。
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