JP3590902B2 - 接着性が改善されたポリイミドフィルム及びその製造方法 - Google Patents

接着性が改善されたポリイミドフィルム及びその製造方法 Download PDF

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接着性が改善されたポリイミドフィルム、及びその製造方法に関し、詳しくは、主として、半導体デバイスの組み立て工程において、デバイスの多ピン化、小型化、高密度実装に際し、注目されているTAB(Tape Automated Bonding)方式に用いられるフィルムキャリアテープ(FCテープ)用ベースフィルム、及びフレキシブルプリント基板(FPC)用ベースフィルムに有用な接着性が改善されたポリイミドフィルム、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
近年、各種電子機器において、プリント基板及び接続ケーブルとして柔軟性に優れているフレキシブルプリント基板(以下FPCという。)が多く使用されている。FPCは、長尺の絶縁材であるベースフィルムをロールツーロールで、▲1▼接着剤塗布・乾燥、▲2▼銅箔ラミネーティング・接着剤硬化、▲3▼配線パターン形成(レジスト塗布・銅のエッチング・レジスト剥離)というような加工工程より製造される。
【0003】
また近年、半導体デバイスの多ピン化、小型化、高密度実装に対応できる技術として、長尺の絶縁フィルムにLSI等の半導体チップを搭載するための孔(デバイスフォール)を設け、その上に非常に薄い銅箔リードを形成し、このリードを介してLSI等とプリント配線板等を接続するTAB技術が注目されている。TABテープの加工工程は、▲1▼テープ状のベースフィルムに接着剤層と保護層を設けたフィルムキャリアテープ(FCテープ)をパンチングによりスプロッケトホール、デバイスホールを形成する工程、▲2▼保護層を除去した後、銅箔ラミネーティング後、接着剤を硬化する工程、▲3▼配線パターン形成工程(レジスト塗布、銅のエッチング、レジスト剥離)、▲4▼メッキ処理工程、▲5▼インナーリードボンディング工程、▲6▼樹脂封止工程、▲7▼パンチング工程、▲8▼アウターリードボンディング工程の8工程で行われ、LSIが実装されるのである。
【0004】
FPC及びTABテープともに絶縁材であるフィルムに接着剤により銅箔が接着されており、その銅箔は近年の電子機器の小型化、高密度化により、非常に細線化されている。そのため細線化した銅箔を安定して固定するため接着剤の高接着化が図られてきており、接着剤とフィルム界面での接着強度は向上してきた。しかしながら、接着剤とフィルム界面での接着強度が強くなったため、フィルム界面に近いフィルム内で破壊(フィルムの凝集破壊と呼ぶこととする。)してしまい充分な接着強度が得られないという新たな問題が生じた。
【0005】
[発明の目的]
本発明の目的は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フィルムの厚み方向の破壊強度を向上させることにより、従来のフィルムにおける上記のような問題、つまりフィルムの凝集破壊を起こすことのない接着性が改善されたポリイミドフィルム、及びその製造方法を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、この目的を達成するために鋭意検討の結果、接着性が改善されたフィルムを見い出し完成した。
【0007】
すなわち、請求項1に記載のポリイミドフィルムは、接着剤により銅箔と接着されるポリイミドフィルムであって、平面方向の熱膨張係数/厚み方向の熱膨張係数の比が0.1以上0.9以下であることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載のフレキシブルプリント基板は、下記(1)〜(3)の3層を含むフレキシブルプリント基板であることを特徴とする。
(1)平面方向の熱膨張係数/厚み方向の熱膨張係数の比が0.1以上0.9以下である接着性が改善されたポリイミドフィルムからなるフィルム層、
(2)前記フィルム層上に形成される接着剤層、及び
(3)前記接着剤層を介して前記フィルム層に接着される銅箔の層。
【0009】
請求項3に記載のポリイミドフィルムは、ポリアミド酸の溶液から化学的方法によりイミド化して得られるポリイミドフィルムであって、平面方向の熱膨張係数/厚み方向の熱膨張係数の比が0.1以上0.9以下であることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載のポリイミドフィルムは、下記の要件を全て満たすことを特徴とする接着性が改善されたポリイミドフィルムであることを特徴とする。
(1)接着剤により銅箔と接着され、フレキシブルプリント基板に用いられること。
(2)ポリアミド酸の溶液から化学的方法によりイミド化して得られること。
(3)平面方向の熱膨張係数/厚み方向の熱膨張係数の比が0.1以上0.9以下であること。
【0011】
請求項5に記載のポリイミドフィルムは、請求項1、3または4に記載のポリイミドフィルムにおいて、前記ポリイミドフィルムが、ジアミン成分と酸無水物成分とを重合して得たポリアミド酸重合体またはその溶液に、化学量論以上の脱水剤と触媒量の第3級アミンを加えた溶液を流延または塗布して膜状とし、その膜を150℃以下の温度で約5〜90分間乾燥し、残存する溶媒量が固形分に対して60〜500重量%である自己支持性のポリアミド酸膜を得、ついで、これを支持体より引き剥し、100g/mm2以下の張力下で40〜250℃の温度で乾燥し、その少なくとも一方の端部を固定し、その後約100〜500℃まで徐々に加熱することによりイミド化し、冷却後取り外すことによって得られたものであることを特徴とする
【0013】
請求項6記載のフレキシブルプリント基板は、請求項2記載のフレキシブルプリント基板において、前記ポリイミドフィルムが、ジアミン成分と酸無水物成分とを重合して得たポリアミド酸重合体またはその溶液に、化学量論以上の脱水剤と触媒量の第3級アミンを加えた溶液を流延または塗布して膜状とし、その膜を150℃以下の温度で約5〜90分間乾燥し、残存する溶媒量が固形分に対して60〜500重量%である自己支持性のポリアミド酸膜を得、ついで、これを支持体より引き剥し、100g/mm2以下の張力下で40〜250℃の温度で乾燥し、その少なくとも一方の端部を固定し、その後約100〜500℃まで徐々に加熱することによりイミド化し、冷却後取り外すことによって得られたものであることを特徴とする。
【0014】
請求項7記載のポリイミドフィルムは、請求項5記載のポリイミドフィルムにおいて、 前記ジアミン成分の30%以上が、1種以上の直線性ジアミンであることを特徴とする
【0015】
請求項8記載のポリイミドフィルムは、請求項5記載のポリイミドフィルムにおいて、前記酸無水物成分の30%以上が化合物(1)から選ばれる1種以上の酸無水物であることを特徴とする。
【0016】
【化4】
Figure 0003590902
【0017】
【発明の実施の形態】
ポリイミドフィルムは、その前駆体であるポリアミド酸共重合体を脱水閉環して得られる。このポリアミド酸共重合体溶液は、酸二無水物とジアミン成分を実質的に等モル使用し、有機極性溶媒中で重合して得られる。このポリイミドフィルムの1例として、その製造方法を述べる。まず、ポリアミド酸共重合体の製造方法について述べる。
【0018】
アルゴン、窒素等の不活性ガス雰囲気中において、下記一般式(2)、
N−R−NH…(2)(式中、Rは、2価の有機基を示す。)で表される1種或いは、2種以上のジアミンを有機溶媒に溶解、或いは、スラリー状に拡散させる。この溶液に、一般式(3)
【化5】
Figure 0003590902
(式中、Rは、4価の有機基を示す。)で表される少なくとも1種の芳香族酸二無水物を固体またはスラリー或いは有機溶媒溶液の状態で添加し、ポリアミド酸共重合体の溶液を得る。ジアミン成分の総量と酸二無水物成分の総量は、実質的に等モルにする事が好ましい。
【0019】
この時の反応温度は−20℃〜100℃、望ましくは60℃以下が好ましい。反応時間は0.5〜12時間程度である。
【0020】
また、この反応において、上記添加順序とは逆に、まず少なくとも1種の芳香族酸二無水物を有機溶媒中に溶解または拡散させ、該溶液中に1種或いは、2種以上の前記ジアミンの固体もしくは有機溶媒による溶液もしくはスラリーを添加しても良い。あるいは両者を同時に混合させてもよく、芳香族酸二無水物成分、ジアミン成分の混合の順序は限定されない。
【0021】
ポリアミド酸の平均分子量は10,000〜1,000,000であることが望ましい。平均分子量が10,000未満の場合、得られるフィルムが脆くなる傾向にあり、一方、1,000,000を超えるとポリアミド酸ワニスの粘度が高くなりすぎる傾向にあり、取扱いが難しくなって好ましくない。
【0022】
本発明で用いる直線性ジアミンとは、エーテル結合等の屈曲基を含まず、2つの窒素原子を結ぶ直線とジアミンの主鎖方向が一致するような構造を有するジアミン化合物及び特定のエステル基或いはアミド基を含むジアミン化合物をさす。例えば、
【化6】
Figure 0003590902
(ただし、XはF,Cl,Br,CH,CHO,CFを示す。)等のジアミンを例示することができる。
【0023】
一方、屈曲性ジアミンとは、主鎖中に、エーテル結合やカルボニル基等の屈曲基を含む様な構造をさし、例えば、
【化7】
Figure 0003590902
等のジアミンを例示することができる。
【0024】
ジアミン成分として直線性ジアミンを用いれば、高弾性のフィルムを得ることができ、屈曲性ジアミンを用いれば、低吸水性のフィルムを得ることができる。もちろん、直線性ジアミンや屈曲性ジアミンの共重合比を調整し、物性バランスを取ることが好ましい。
【0025】
また、本発明に係るポリイミドフィルムに用いられる酸無水物は、本質的に種々の酸二無水物が使用可能であるが、より具体的には、諸物性のバランスから、
【化8】
Figure 0003590902
(式中、Rは、化9を示す。)
から選択される酸二無水物を用いることが望ましい。
【0026】
【化9】
Figure 0003590902
【0027】
また、このポリイミドフィルムに各種の有機添加剤、或は無機のフィラー類、或は各種の強化材を複合することも可能である。
【0028】
ここで該ポリアミド酸の生成反応に使用される有機極性溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミドなどのホルムアミド系溶媒、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミドなどのアセトアミド系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドンなどのピロリドン系溶媒、フェノール、o−、m−、またはp−クレゾール、キシレノール、ハロゲン化フェノ−ル、カテコールなどのフェノール系溶媒、あるいはヘキサメチルホスホルアミド、γ−ブチロラクトンなどをあげることができ、これらを単独または混合物として用いるのが望ましいが、更にはキシレン、トルエンのような芳香族炭化水素の一部使用も可能である。
【0029】
このポリアミド酸は各々前記の有機極性溶媒中に5〜40重量%、好ましくは10〜30重量%溶解されているのが取扱いの面からも望ましい。
【0030】
このポリアミド酸溶液から本発明のポリイミド組成物を得るためには熱的に脱水する熱的方法、脱水剤を用いる化学的方法のいずれを用いてもよいが、化学的方法によると生成するポリイミド組成物の伸びや引張強度等の機械特性がすぐれたものになるので好ましい。
【0031】
以下にポリイミドフィルムの作成方法についての例を説明する。
【0032】
1)化学脱水法
上記ポリアミド酸重合体またはその溶液に化学量論以上の脱水剤と触媒量の第3級アミンを加えた溶液をドラム或はエンドレスベルト上に流延または塗布して膜状とし、その膜を150℃以下の温度で約5〜90分間乾燥し、自己支持性のポリアミド酸の膜を得る(この際の膜の残存する溶媒量は、固形分に対して60〜500重量%である)。ついで、これを支持体より引き剥し、100g/mm以下の張力下で40〜250℃の温度で乾燥し、その後端部を固定する。その後約100〜500℃まで徐々に加熱することによりイミド化し、冷却後これより取り外し本発明のポリイミドフィルムを得る。
【0033】
ここで言う脱水剤としては、例えば無水酢酸等の脂肪族酸無水物、芳香族酸無水物などが挙げられる。また触媒としては、例えばトリエチルアミンなどの脂肪族第3級アミン類、ジメチルアニリン等の芳香族第3級アミン類、ピリジン、ピコリン、イソキノリン等の複素環式第3級アミン類などが挙げられる。
【0034】
2)熱的脱水法
上記ポリアミド酸重合体またはその溶液をドラム或はエンドレスベルト上に流延または塗布して膜状とし、その膜を200℃以下の温度で約5〜90分間乾燥し、自己支持性のポリアミド酸の膜を得る(この際の膜の残存する溶媒量は、固形分に対して60〜200重量%である)。ついで、これを支持体より引き剥し、100g/mm以下の張力下で80〜250℃の温度で乾燥し、その後端部を固定する。その後約100〜500℃まで徐々に加熱することによりイミド化し、冷却後これより取り外し本発明のポリイミドフィルムを得る。
【0035】
最高焼成温度が400℃以上であれば、ポリイミドの密度上昇、分子量の上昇が起こり、機械的にタフなポリイミドフィルムが得られる。
【0036】
ポリイミドフィルムは、その前駆体であるポリアミド酸共重合体溶液から得られるが、このポリアミド酸共重合体溶液は、酸無水物とジアミン成分を実質等モル使用し有機極性溶媒中で重合して得られる。
【0037】
ポリイミドフィルムの厚みは7.5μm〜250μm程度で用いられるが、取扱い上の利便性、フィルム強度、小型化対応のための薄厚化要求などのバランスから12.5μm〜125μmがより好適である。
【0038】
本発明の接着剤としては、例えばエポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ゴム系樹脂等を単独または種々の割合で溶剤とともに混合し、必要に応じて硬化剤や硬化促進剤などの添加剤を添加したものを用いることが出来る。
【0039】
接着性を向上させるためにコロナ処理、プラズマ処理、カップリング剤処理などを行っても良い。
【0040】
上記の方法で得られたポリイミドフィルムは、熱膨張係数の比(平面方向/厚み方向)が0.1以上0.9以下であり、接着性が改善されるという特徴を有しており、FPC及びTABテープ用に有用である。
【0041】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0042】
なお、下記実施例中、ODAは4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、p−PDAはパラフェニレンジアミン、PMDAは無水ピロメリット酸、TMHQは、p−フェニレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、s−BPDAは、3,3’4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸2無水物、ODPAは、3,3’4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸2無水物、BTDAはベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物、DMAcはジメチルアセトアミドを表す。
【0043】
また、熱膨張係数の測定方法としては、セイコー電子(株)製TMA120Cを用い、平面方向は3mm×10mmのサンプルに3gfの加重下(引っ張りモード)で測定し、厚み方向は、サンプルに5gfの加重をかけて(圧縮モード)で測定した。
【0044】
実施例1
セパラブルフラスコにDMAcとp−PDAを2当量、ODAを1当量とりジアミン化合物が完全に溶解するまで室温でよく撹拌した。次に、PMDA2.85当量を粉体で徐々に加え、その後40分撹拌した。そして、PMDA0.15当量をDMAcに溶かし、徐々に加え、このあと1時間冷却撹拌し、ポリアミド酸のDMAc溶液を得た。なおDMAcの使用量はジアミン類および芳トラカルボン酸二無水物類のモノマー仕込濃度が、18重量%となるようにした。
【0045】
次に、ポリアミド酸溶液を化学量論以上の無水酢酸とβピコリンとを混合し、ガラス板上に流延塗布し、約100℃に約5分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥し、その塗膜にしわがよらないようにクリップで固定し、100g/mm以下の張力下、約130℃で10分乾燥した。次にその塗膜を、これの一方の端部を固定して支持枠に固定し、その後、約200℃で約5分間、約300℃で約5分間加熱し、約400℃で約5分間加熱し、約450℃で約5分間加熱して脱水閉環乾燥し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性を表1に示した。
【0046】
デュポン製pyralux と上記ポリイミドフィルム及び銅箔を、180℃の熱ラミネーターによりラミネートし、その後180℃1時間オープンにて乾燥することにより、ポリイミドフィルム/pyralux /銅箔の3層積層体(以後CCLと呼ぶ)が得られる。ピール強度はJIS C 5016に従って測定した。
【0047】
実施例2
先の実施例1で作製したポリアミド酸溶液をガラス板上に流延塗布し、約100℃に約10分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥し、その塗膜にしわがよらないようにクリップで固定し、100g/mm以下の張力下、約130℃で20分乾燥した、次にその塗膜を、これの一方の端部を固定して支持枠に固定し、その後、約200℃で約20分間、約300℃で約20分間加熱し、約350℃で約20分間加熱し、約400℃で約5分間加熱し、約450℃で約5分間加熱して脱水閉環乾燥し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性と実施例1と同様に測定したピール強度を表1に示した。
【0048】
実施例3
セパラブルフラスコにDMAcとp−PDAを3当量とりジアミン化合物が完全に溶解するまで室温でよく撹拌した。s−BPDA2当量を粉体で徐々に加え、その後40分撹拌した。次にODPA0.85当量を粉体で徐々に加え、その後40分撹拌した。そして、ODPA0.15当量をDMAcに溶かし、徐々に加え、このあと1時間冷却撹拌し、ポリアミド酸のDMAc溶液を得た。なおDMAcの使用量はジアミン類および芳トラカルボン酸二無水物類のモノマー仕込濃度が、18重量%となるようにした。
【0049】
次に実施例2と同様の方法で、焼成し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性と実施例1と同様に測定したピール強度を表1に示した。
【0050】
実施例4
セパラブルフラスコにDMAcとp−PDAを3当量とりジアミン化合物が完全に溶解するまで室温でよく撹拌しした。TMHQ2当量を粉体で徐々に加え、その後40分撹拌した。次にODPA0.85当量を粉体で徐々に加え、その後40分撹拌した。そして、ODPA0.15当量をDMAcに溶かし、徐々に加え、このあと1時間冷却撹拌し、ポリアミド酸のDMAc溶液を得た。なおDMAcの使用量はジアミン類および芳トラカルボン酸二無水物類のモノマー仕込濃度が、18重量%となるようにした。
【0051】
次に実施例2と同様の方法で焼成し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性と実施例1と同様に測定したピール強度を表1に示した。
【0052】
実施例5
セパラブルフラスコにDMAcとp−PDAを1当量とりジアミン化合物が完全に溶解するまで室温でよく撹拌した。s−BPDA0.95当量を粉体で徐々に加え、その後40分撹拌した。そして、s−BPPA0.05当量のDMAcスラリー溶液を徐々に加え、そのあと1時間冷却撹拌し、ポリアミド酸のDMAc溶液を得た。なおDMAcの使用量はジアミン類および芳トラカルボン酸二無水物類のモノマー仕込濃度が、18重量%となるようにした。
【0053】
次に実施例2と同様の方法で焼成し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性と実施例1と同様に測定したピール強度を表1に示した。
【0054】
実施例6
セパラブルフラスコにDMAcとp−PDA4当量、ODA2当量とりジアミン化合物が完全に溶解するまで室温でよく撹拌した。BTDA5当量を粉体で徐々に加え、その後40分撹拌した。次にPMDA0.9当量を粉体で徐々に加え、その後40分撹拌した。そして、PMDA0.1当量をDMAcに溶かし、徐々に加え、このあと1時間冷却撹拌し、ポリアミド酸のDMAc溶液を得た。なおDMAcの使用量はジアミン類および芳トラカルボン酸二無水物類のモノマー仕込濃度が、18重量%となるようにした。
【0055】
次に実施例2と同様の方法で、焼成し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性と実施例1と同様に測定したピール強度を表1に示した。
【0056】
比較例1
先の実施例1で作製したポリアミド酸溶液を、化学量論以上の無水酢酸とβピコリンとを混合し、ガラス板上に流延塗布し、約100℃に約5分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥し、約130℃で10分乾燥した。次にその塗膜を支持枠に固定し、その後、約200℃で約5分間、約300℃で約5分間加熱し、約400℃で約5分間加熱し、約450℃で約5分間加熱して脱水閉環乾燥し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性と実施例1と同様に測定したピール強度を表1に示した。
【0057】
比較例2
先の実施例3で作製したポリアミド酸溶液を比較例1と同様の条件で加熱乾燥し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性と実施例1と同様に測定したピール強度を表1に示した。
【0058】
比較例3
先の実施例4で作製したポリアミド酸溶液を比較例1と同様の条件で加熱乾燥し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性と実施例1と同様に測定したピール強度を表1に示した。
【0059】
比較例4
先の実施例5で作製したポリアミド酸溶液を、化学量論以上の無水酢酸とβピコリンとを混合し、ガラス板上に流延塗布し、約100℃に約5分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥し、約130℃で10分乾燥した、次にその塗膜を支持枠に固定し、その後、約200℃で約5分間、約300℃で約5分間加熱し、約400℃で約5分間加熱し、約450℃で約5分間加熱して脱水閉環乾燥し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性と実施例1と同様に測定したピール強度を表1に示した。
【0060】
比較例5
先の実施例6で作製したポリアミド酸溶液を、化学量論以上の無水酢酸とβピコリンとを混合し、ガラス板上に流延塗布し、約100℃に約5分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥し、約130℃で10分乾燥した、次にその塗膜を支持枠に固定し、その後、約200℃で約5分間、約300℃で約5分間加熱し、約400℃で約5分間加熱し、約450℃で約5分間加熱して脱水閉環乾燥し、約75μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性と実施例1と同様に測定したピール強度を表1に示した。
【0061】
【表1】
Figure 0003590902
【0062】
【発明の効果】
本発明により、フィルムの凝集破壊を起こすことのない接着性が改善されたフィルム、及びその製造方法を提供することができる。

Claims (8)

  1. 接着剤により銅箔と接着されるポリイミドフィルムであって、平面方向の熱膨張係数/厚み方向の熱膨張係数の比が0.1以上0.9以下である接着性が改善されたポリイミドフィルム。
  2. 下記(1)〜(3)の3つの層を含むことを特徴とするフレキシブルプリント基板。
    (1)平面方向の熱膨張係数/厚み方向の熱膨張係数の比が0.1以上0.9以下である接着性が改善されたポリイミドフィルムからなるフィルム層、
    (2)前記フィルム層上に形成される接着剤層、及び
    (3)前記接着剤層を介して前記フィルム層に接着される銅箔の層。
  3. ポリアミド酸の溶液から化学的方法によりイミド化して得られる、接着性が改善されたポリイミドフィルムであって、
    平面方向の熱膨張係数/厚み方向の熱膨張係数の比が0.1以上0.9以下である接着性が改善されたポリイミドフィルム。
  4. 下記の要件を全て満たすことを特徴とする接着性が改善されたポリイミドフィルム。
    (1)接着剤により銅箔と接着され、フレキシブルプリント基板に用いられること。
    (2)ポリアミド酸の溶液から化学的方法によりイミド化して得られること。
    (3)平面方向の熱膨張係数/厚み方向の熱膨張係数の比が0.1以上0.9以下であること。
  5. 請求項1、3または4に記載のポリイミドフィルムにおいて、
    前記ポリイミドフィルムが、
    ジアミン成分と酸無水物成分とを重合して得たポリアミド酸重合体またはその溶液に、化学量論以上の脱水剤と触媒量の第3級アミンを加えた溶液を流延または塗布して膜状とし、その膜を150℃以下の温度で約5〜90分間乾燥し、残存する溶媒量が固形分に対して60〜500重量%である自己支持性のポリアミド酸膜を得、ついで、これを支持体より引き剥し、100g/mm2以下の張力下で40〜250℃の温度で乾燥し、その少なくとも一方の端部を固定し、その後約100〜500℃まで徐々に加熱することによりイミド化し、冷却後取り外すことによって得られたものであることを特徴とするポリイミドフィルム。
  6. 請求項2記載のフレキシブルプリント基板において、
    前記ポリイミドフィルムが、
    ジアミン成分と酸無水物成分とを重合して得たポリアミド酸重合体またはその溶液に、化学量論以上の脱水剤と触媒量の第3級アミンを加えた溶液を流延または塗布して膜状とし、その膜を150℃以下の温度で約5〜90分間乾燥し、残存する溶媒量が固形分に対して60〜500重量%である自己支持性のポリアミド酸膜を得、ついで、これを支持体より引き剥し、100g/mm2以下の張力下で40〜250℃の温度で乾燥し、その少なくとも一方の端部を固定し、その後約100〜500℃まで徐々に加熱することによりイミド化し、冷却後取り外すことによって得られたものであることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
  7. 請求項5に記載のポリイミドフィルムにおいて、
    前記ジアミン成分の30%以上が、1種以上の直線性ジアミンであることを特徴とするポリイミドフィルム。
  8. 請求項5に記載のポリイミドフィルムにおいて、
    前記酸無水物成分の30%以上が化合物(1)から選ばれる1種以上の酸無水物であることを特徴とするポリイミドフィルム。
    Figure 0003590902
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