JP3589731B2 - 写真フイルムパトローネ用ホルダ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、写真フイルムパトローネを簡易に収納、保持する、写真フイルムパトローネ用ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最も普及している135フイルムは、パトローネと共に用いられるのが通常で、販売時にはリーダー部を残してフイルムを巻き込んだパトローネがPケースと称されるプラスチック製容器に収納され、更に、これを紙箱で包装した形態となっている。撮影後にはフイルム現像、プリント処理が行われるが、ネガフイルムの場合、現像済みのフイルムは6コマ毎に切断され、ネガシースに入れてユーザーに返却される。
【0003】
また、特開平6−301157号公報で知られるように、リーダー部をパトローネから突出させることなく、フイルムを全てパトローネ内に巻き込んだフイルムパトローネが提案されている。これに用いられている改良型のパトローネは、スプールを回転させたときにフイルムを送り出す機能を有しており、特開平5−297559号公報に記載されているように、現像済みのフイルムを長尺のまま再びそのパトローネに収納してユーザーに返却することが検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の135フイルムの販売時の形態は、フイルムパトローネを収納したPケースをさらに直方体形状に組み立てた紙箱で包装しているため、包装コストが高いという欠点がある。紙箱に代えて、例えば意匠第690463号公報で知られるように筒状をした2つの紙ケースを組み合わせてフイルムパトローネを包装することも工夫されているが、材料費や包装工数の点で未だ充分なローコスト化を達成できるとは言い難い。また、パトローネに現像済みのフイルムを収納してユーザーに返却する場合にも、適切な包装を行うことが好ましいが、この際の包装についてもやはり包装コストが掛からず、しかもユーザーが整理保管しやすい包装形態が望まれる。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、販売時、あるいは返却時のフイルムパトローネを簡便に包装でき、包装コストも大幅に節約できる写真フイルムパトローネホルダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダでは、前記写真フイルムパトローネよりも幅が広い略矩形状のシート材を、その長手方向に直交する幅方向に沿って二つ折りに折り曲げて筒状に形成し、前記写真フイルムパトローネを挟持して収納する収納部と、前記収納部の外形から突出するように前記シート材の端部どうしを貼着した平板部と、前記二つ折に折り曲げられたシート材のどちらか一方の側辺付近を、前記収納部に収納された写真フイルムパトローネの端面に接するように折り曲げて、前記写真フイルムパトローネを係止する係止部とを備えたものである。
【0007】
請求項2においては、前記収納部に、写真フイルムパトローネのラベルを露出させる開口を設けたものである。請求項3においては、前記平板部に情報を記入するメモ欄を設けたものである。請求項4においては、前記平板部に吊り下げ用の開口を設けたものである。
【0008】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダと、これに収納される写真フイルムパトローネを示す説明図である。また、図2は、この写真フイルムパトローネ用ホルダの構造を示す説明図である。写真フイルムパトローネ用ホルダ2は、短冊状のシート材を折り返し部3で折り返して、表紙3aと裏紙3bを重ね、貼着部4で重なり合った部分を張りつけたものである。
【0009】
そして、貼着部4の下部の両側面には、切り欠き5a、5b、及び折り線6a、6bが設けられている。さらに、貼着部4の下部の中央部付近には、開口7が設けられている。このような構造により、写真フイルムパトローネ用ホルダ2の折り返し部3と貼着部4との間の、重なっている表紙3aと裏紙3bとを互いに離すように開くと、図1のように写真フイルムパトローネ11の収納空間である収納部8が形成される。
【0010】
この収納部8に写真フイルムパトローネ11を挿入し、折り線6a、6bから表紙3aの一部を各々折り曲げると、写真フイルムパトローネ11の両側面に当接して、収納部8から写真フイルムパトローネ11が脱落することを防止する係止部8a、8bが形成される。また、貼着部4の表面には、収納される写真フイルムパトローネ11等の情報を記入するメモ欄9が設けられる。
【0011】
この様な構成の写真フイルムパトローネ用ホルダ2に収納される写真フイルムパトローネ11は、パトローネ本体12に軸着されたスプール13を回動させると、パトローネ本体12から写真フイルム(図示せず)が繰り出されるものである。そして、このような写真フイルムは、プリント処理後はパトローネ本体12に全量巻き込まれた状態でユーザーに返却される。
【0012】
このような構成の写真フイルムパトローネ用ホルダの作用について説明する。本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダ2を製造する際には、予めメモ欄9が印刷されたシート材を所定のサイズで短冊状に切断し、開口7、及び切り欠き5a、5bを打抜きにより開ける。次に折り線6a、6b、及び折り返し部3に凹状の折り線を設ける。そして、シート材を折り返し部3から折り曲げて2つに重ねて、表紙3aと裏紙3bとを貼着部4で貼着することにより製造される。
【0013】
このように、本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダ2は、紙等の安価なシート材を所定サイズに切断して、打抜き機で開口等を開けた後に2つに折り重ね、端部を貼着するだけで完成するので、極めて安価に、且つ短時間で大量に製造が可能である。また、この写真フイルムパトローネ用ホルダ2は、使用するまでは平たく積み重ねておくことが出来るので、極めて省スペースで運搬、ストックが可能である。
【0014】
次に、本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダ2を使用する際には、切り欠き5a、5bを摘むようにして、表紙3aを手前に引き起こして表紙3aと裏紙3bとの間に収納部8を形成する。そして、この収納部8に写真フイルムパトローネ11を挿入し、折り線6a、6bに沿って表紙3aを裏紙3b方向に各々折り曲げると、係止部8a、8bが形成される。これにより、収納部8の両端の一部が閉じられ、写真フイルムパトローネ11は収納部8に確実に保持される。
【0015】
また、開口7から写真フイルムパトローネ11のラベル等が視認できるので、写真フイルムパトローネ11を写真フイルムパトローネ用ホルダ2からいちいち取り出さずとも、写真フイルムパトローネ11の種類等を確認できる。さらに、メモ欄9に撮影内容を記録しておくことにより、効率的に複数の写真フイルムパトローネを写真フイルムパトローネ用ホルダ2に収納したまま管理できる。なお、この写真フイルムパトローネ用ホルダ2は、写真フイルムパトローネを収納した状態でも一部が平板状になっているので、机上等に載置したときでも転動して落下することがなく、軽量で使い勝手にも優れている。
【0016】
このような写真フイルムパトローネ用ホルダ2は、例えば図3のように、プリント処理後にプリント写真とともに写真フイルムパトローネ11をユーザーに返却する際にも、プリント写真を収納する収納袋15の一部にクリップ16等で止めるだけで、収納袋15と写真フイルムパトローネ11を対応させて一緒にすることができるので、現像取扱店等での効率的なプリント写真と写真フイルムパトローネの管理にも大変便利である。
【0017】
なお、本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダは、図4に示す第2実施例のように、写真フイルムパトローネ用ホルダ22の上部に吊り下げ用の開口23を設け、収納部24に防湿用のケースやビニルパックした未露光の写真フイルムパトローネを収納することにより、写真フイルムパトローネの販売用にも利用することが出来る。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダによれば、写真フイルムパトローネよりも幅が広い略矩形状のシート材を、その長手方向に直交する幅方向に沿って二つ折りに折り曲げて筒状に形成し、写真フイルムパトローネを挟持して収納する収納部と、収納部の外形から突出するようにシート材の端部どうしを貼着した平板部と、二つ折に折り曲げられたシート材のどちらか一方の側辺付近を、収納部に収納された写真フイルムパトローネの端面に接するように折り曲げて、写真フイルムパトローネを係止する係止部とを備えたので、販売時、あるいは返却時のフイルムパトローネを簡便に包装でき、包装コストも大幅に節約できる写真フイルムパトローネホルダを提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダと、これに収納される写真フイルムパトローネを示す説明図である。
【図2】本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダの構造を示す説明図である。
【図3】本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダの利用例を示す説明図である。
【図4】本発明の写真フイルムパトローネ用ホルダの別な実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 写真フイルムパトローネ用ホルダ
3 折り返し部
5a,5b 切り欠き
6a、6b 折り線
7 開口
11 写真フイルムパトローネ
Claims (4)
- 写真フイルムパトローネを収納する写真フイルムパトローネ用ホルダにおいて、
前記写真フイルムパトローネよりも幅が広い略矩形状のシート材を、その長手方向に直交する幅方向に沿って二つ折りに折り曲げて筒状に形成し、前記写真フイルムパトローネを挟持して収納する収納部と、
前記収納部の外形から突出するように前記シート材の端部どうしを貼着した平板部と、 前記二つ折に折り曲げられたシート材のどちらか一方の側辺付近を、前記収納部に収納された写真フイルムパトローネの端面に接するように折り曲げて、前記写真フイルムパトローネを係止する係止部とを備えたことを特徴とする写真フイルムパトローネ用ホルダ。 - 前記収納部に、写真フイルムパトローネのラベルを露出させる開口を設けたことを特徴とする請求項1記載の写真フイルムパトローネ用ホルダ。
- 前記平板部に情報を記入するメモ欄を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の写真フイルムパトローネ用ホルダ。
- 前記平板部に吊り下げ用の開口を設けたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の写真フイルムパトローネ用ホルダ。
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JP06620195A Expired - Fee Related JP3589731B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 写真フイルムパトローネ用ホルダ |
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- 1995-03-24 JP JP06620195A patent/JP3589731B2/ja not_active Expired - Fee Related
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