JP3588385B2 - 遠隔制御システム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はAV(Audio Vision)機器の遠隔制御方法およびそのシステムに係り、特に1つのリモコンで複数のAV機器を制御する遠隔制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、被制御器は自体の制御器を有する。また、被制御器を制御する方法中の1つは無線で被制御器を制御する遠隔制御方法がある。遠隔制御方法は所定の距離で被制御器を制御し得る有用な機能を提供する。
現在に家庭でテレビジョンを視聴しようとする際、最も先に探すものがリモコンである。使用者はテレビジョンが手元にあるとしてもリモコンがあってこそ安心してテレビジョンを見はじめる。すなわち、リモコンはあまりにも慣れている。その理由は前述したように、所定の距離に離れているテレビジョンをじっと座って制御することができるからである。また、リモコンはテレビジョンにのみ必要なものではない。ビデオテ−プレコ−ダをテレビジョンに連結して映画を視聴しようとする場合、ビデオテ−プレコ−ダ用およびテレビジョン用の2つのリモコンが必要である。
【0003】
すなわち、使用者が2つ以上のAV機器を同時に制御しようとする時、使用しょうとするAV機器の数に該当するリモコンが求められる。
一方、複数のAV機器を同時に制御する場合でなくても、1つのリモコンで好みのAV機器が制御できれば使用者はさらに便利さを感じることであろう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、1つのリモコンで複数のAV機器を同時にまたは独立に制御できるようにする遠隔制御システムを提供することにある。
【0006】
【課題を達成するための手段】
複数のAV装置を中継装置を介して一つのリモコンで遠隔制御する遠隔制御システムにおいて、前記リモコンは、ディスプレイ装置上に前記複数のAV機器をそれぞれ示すメインメニュー、前記メインメニューのサブメニュー、前記サブメニューの調整メニューに分類されるメニューをディスプレイするためのメニュー選択キーと、前記ディスプレイ装置上にディスプレイされる前記メインメニュー、サブメニュー及び調整メニューを選択及び調整するためにカーソルを移動させるためのカーソル移動手段と、前記カーソルが現在位置したメニューを実行させるためのエンターキーと、前記メニュー選択キー及び前記エンターキーを含む複数のキーと、前記複数のキーのそれぞれに該当する信号を伝送し、前記カーソル移動手段に該当する信号を伝送するための第1伝送手段と、前記中継装置の第2伝送手段から伝送される該当するコード信号を受信する第3受信手段と、前記第3受信手段により受信された前記該当するコード信号を変形して前記第1伝送手段に提供する信号変形手段とを有し、前記中継装置は、前記第1伝送手段から伝送される前記カーソル移動手段に該当する信号及び複数のキーそれぞれに該当する信号のうち一つを受信する第1受信手段と、前記リモコンのメニュー選択キーをユーザが押すことにより前記複数のAV装置それぞれに該当する前記メインメニュー、該メインメニューのサブメニュー、前記サブメニューの調整メニューをディスプレイし、前記カーソルをディスプレイするためのディスプレイ手段と、前記メインメニュー、サブメニュー、調整メニューそれぞれに該当する複数のコード信号それぞれをコーディングした後前記複数のコード信号を貯蔵する貯蔵手段と、前記リモコンのエンターキーをユーザが押すことにより該当するAV装置にカーソルを位置させた調整メニュー、サブメニュー、メインメニューのうち一つの該当するコード信号を伝送するための前記第2伝送手段と、前記第1受信手段により受信された前記カーソル移動手段に該当する信号及び複数キーそれぞれに該当する信号のうち一つを認識して動作を制御し、前記認識によりメインメニュー、サブメニュー、調整メニュー及びカーソルのうち少なくとも一つをディスプレイし、前記貯蔵手段に複数のコード信号を貯蔵し、前記第2伝送手段を通して該当するコード信号を伝送する制御手段とを有し、前記第1伝送手段は、前記信号変形手段から提供されたコード信号を前記AV装置に伝送することを特徴とする。
【0007】
【作用】
制御しようとするAV機器のメニュ−アイコンをディスプレイさせカ−ソルを調整して所望のメニュ−の機能を選択し実行することにより、1つのリモコンで複数のAV機器を同時にまたは独立に制御できる。
【0008】
【実施例】
以下、添付した図面に基づき本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例による遠隔制御システムを説明するための概略図である。図1において、参照符号100はリモコンで、102は遠隔制御中継装置であり、104a,104b,…,104nはAV機器である。遠隔制御中継装置102にメニュ−とカ−ソルをディスプレイさせ、リモコン100でカ−ソルを移動させ所望のメニュ−上にカ−ソルを位置させ、リモコン100の入力キ−の押しにより選択されたメニュ−が実行される。メニュ−の実行は遠隔制御中継装置102に貯蔵されたメニュ−のコ−ド信号がそれぞれのAV機器104a,104b,…,104nに伝送され遂行される。図1において、遠隔制御中継装置102は少なくともディスプレイ手段、信号の送受信手段、所定のメニュ−の内容を記憶している貯蔵手段および制御手段を含む。テレビジョンはテレビジョンの固有の機能によりディスプレイ装置が備えられているために、遠隔制御中継装置の信号の送受信装置、貯蔵装置および制御装置を追加して備えれば適切な遠隔制御中継装置として機能を遂行することができる。
【0009】
すると、リモコンと遠隔制御中継装置および複数のAV機器からなる本発明による遠隔制御方法を説明する。
図2は本発明による遠隔制御方法を説明するための図面である。図2において、遠隔制御方法はメニュ−貯蔵段階200、メニュ−ディスプレイ段階202、メニュ−選択段階204、メニュ−コ−ド伝送段階206およびメニュ−実行段階208からなる。
【0010】
前記メニュ−貯蔵段階200は少なくとも2つ以上のAV機器を段階的に制御するために、それぞれのAV機器の制御信号をメインメニュ−、サブメニュ−および調整モ−ドに分類し、それぞれのメニュ−に該当する信号をコ−ド化して貯蔵する段階であり、前記メニュ−ディスプレイ段階202は前記メニュ−貯蔵段階200に貯蔵された1つまたは2つ以上のAV機器のメニュ−を所定のディスプレイ装置上にディスプレイする段階である。前記メニュ−選択段階204は前記メニュ−ディスプレイ段階202でディスプレイされたメニュ−をディスプレイ装置上で選択するための段階であり、前記メニュ−コ−ド伝送段階206は前記メニュ−選択段階204で選択されたメニュ−を認識し、前記メニュ−貯蔵段階200に貯蔵されたメニュ−のコ−ドを発生してそれぞれのAV機器の所定の受信装置に伝送する段階であり、前記メニュ−実行段階208は前記メニュ−コ−ド伝送段階206から伝送された信号を受信してメニュ−を実行する段階である。
【0011】
図3は本発明の一実施例による遠隔制御システムを説明するための詳細図である。リモコン100とそれぞれのAV機器104a,104b,…,104nを連結する遠隔制御中継装置102が存在するのが本発明の外観的な特徴である。リモコン100は少なくともメニュ−選択のためのメニュ−ディスプレイングキ−300、カ−ソル移動手段302、入力キ−304および第1伝送手段306を持っている。遠隔制御中継装置102は少なくともリモコンの伝送手段により伝送された信号を受信するための第1受信手段308、メニュ−(メインメニュ−、サブメニュ−および調整モ−ド)のディスプレイのためのディスプレイ手段310、前記メニュ−のコ−ドを貯蔵している貯蔵手段312、選択されたメニュ−のコ−ド信号をAV機器に伝送する第2伝送手段314および前記諸般の手段を制御するための制御手段316を持っている。それぞれのAV機器104a,104b,…,104nは相異なる機器であり、相異なるコ−ドに定型化されており、認識するコ−ドも別の第2受信手段318a,318b,…,318nを持っている。
【0012】
リモコン100のメニュ−ディスプレイングキ−300を押すと、第1伝送手段306を通じてメニュ−ディスプレイングキ−300の固有のコ−ド信号が伝送される。第1伝送手段306を通じて伝送された信号は遠隔制御中継装置102の第1受信手段308で受信される。制御手段316は第1受信手段308で受信された信号を認識し、ディスプレイ手段310にメニュ−をディスプレイすることを命ずる。
【0013】
図4はディスプレイ装置上にメインメニュ−がディスプレイされた一実施例を示す図面である。図4は所定の過程を通じて遠隔制御中継装置内の設定されたAV機器を示す。図4において、参照符号400はディスプレイ装置、402は‘TV’、404は‘VTR’、406は‘CDP’(コンパクトディスクプレイヤ)、408は‘オ−ディオシステム’、401はカ−ソルである。図4に示すAV機器は一実施例である。現在にカ−ソルは‘VTR’に位置する。リモコン100のカ−ソル移動手段302を通じてカ−ソルの位置を移動することができる。所定のカ−ソル移動手段302の固有のコ−ド信号が第1伝送手段302を通じて伝送される。伝送された信号は第1受信手段308により受信され制御手段316により認識されてカ−ソルが当該位置に位置する。入力キ−304を押すと現在カ−ソルが位置するメニュ−の機能が実現される。これはリモコン100の入力キ−304の固有のコ−ド信号が第1伝送手段306を通じて伝送され、第1受信手段308が伝送されたコ−ド信号を受信して制御手段316が認識し、現在カ−ソルが位置しているメニュ−の固有コ−ドが貯蔵手段312から呼び出されて第2伝送手段を通じて各AV機器に伝送され、各AV機器104の第2受信手段318が信号を受信して該当するコ−ド信号を認識する。
【0014】
本発明はリモコンの所定信号が遠隔制御中継装置に伝送され所定の過程を経てAV機器に伝送されるものである。これは図1の図面から容易に理解できる。次に、本発明の基本概念と同様のさらに他の実施例を提示する。図5は本発明のさらに他の実施例であり、遠隔制御システムを説明するための概略図である。図5において、参照符号500はリモコン、502は遠隔制御中継装置、504a,504b,…,504nは複数のAV機器である。また、510はリモコン500から遠隔制御中継装置502に伝送される信号、512は遠隔制御中継装置502からリモコン500に所定の過程を経た後に再伝送される信号、514はリモコン500からそれぞれのAV機器504に伝送される信号である。前記図1とは異なる、さらに他の実施例である。図5によるさらに他の実施例は基本的に図1による本発明の1つの実施例を反映する。すなわち、図5の実施例の基本的な概念は図1の概念と同様である。
【0015】
前記図5によるリモコン500、遠隔制御中継装置502およびAV機器504を図1と比較して説明する。
先ず、図5のリモコン500が図1のリモコン100の機能に追加される要素は遠隔制御中継装置502の伝送信号を受信して、最初に遠隔制御中継装置502に伝送された信号と信号上の干渉の余地のない信号に変形して、AV機器504の受信手段に伝送する。
【0016】
すなわち、図5によるリモコン500は図1によるリモコン100に所定の受信手段と信号変形手段が追加され構成される。図6は図5の遠隔制御システムを説明するための詳細図である。図6において、参照符号500、502および504は図5のリモコン、遠隔制御中継装置および複数のAV機器である。リモコン500のメニュ−ディスプレイングキ−300、カ−ソル移動手段302、入力キ−304および第1伝送手段306は図3で説明した部分と同一であってこの部分の説明は省略する。600は第3受信手段として第2伝送手段314から伝送された信号を受信し、602は信号変形手段として第3受信手段600で受信した信号のコ−ドを、第2伝送手段314から伝送される信号と干渉のない範囲内のコ−ドに変形する手段である。遠隔制御中継装置502は図3で説明した部分と同一であってこの部分の説明は省略する。それぞれのAV機器504は図3と同様の第2受信手段318を有する。このそれぞれのAV機器の第2受信手段318は信号変形手段602で変形され、第1伝送手段306を通じて伝送される信号を認識する。
【0017】
リモコン500のメニュ−ディスプレイング器300、カ−ソル移動手段302および入力キ−304は第1伝送手段306を通じて遠隔制御中継装置502の第1受信手段308に伝送される。遠隔制御中継装置502内の所定の過程は図3で説明した部分と同様であってこの部分の説明は省略する。遠隔制御中継装置502の第2伝送手段314から伝送された信号はリモコン500の第3受信手段600で受信し、信号変形手段602で受信された信号を変形させる。もし、第2伝送手段314の信号を変換せずそのままリモコン500の第3受信手段600を経て第1伝送手段306から伝送すれば、AV機器304の第2受信手段318で些かの問題が発生する。例えば、電源キ−のように交代にオン/オフが実行されるトグルキ−の場合、遠隔制御中継装置502の第2伝送手段314から伝送されてきた信号により‘オン’状態から‘オフ’状態に変換された後、リモコン500の第3受信手段600を経て第1伝送手段306から伝送されてきた同一の信号により‘オフ’状態から‘オン’状態に再び復帰するであろう。これは使用者をして遠隔制御操作の混沌をもたらす原因となる。このような混沌を防止するために、リモコン500の第3受信手段600で受信された信号を変形しなければならない。
【0018】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明による遠隔制御システムは1つのリモコンで複数のAV機器を同時にまたは独立に制御し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による遠隔制御を遂行するシステムを説明するための概略的な図である。
【図2】本発明による図1に示した遠隔制御方法を説明するための流れ図である。
【図3】本発明の一実施例による遠隔制御システムを説明するための詳細図である。
【図4】ディスプレイ装置上にメインメニュ−がディスプレイされた状態示す図である。
【図5】本発明の他の一実施例であり遠隔制御システムを説明するための概略的な図である。
【図6】図5の遠隔制御システムを説明するための図である。
【符号の説明】
100 リモコン
102 遠隔制御中継装置
104a,104b,…104n AV機器
300 メニュ−ディスプレイングキ−
302 カ−ソル移動手段
304 入力キ−
306 第1伝送手段
308 第1受信手段
310 ディスプレイ手段
312 貯蔵手段
314 第2伝送手段
316 制御手段
318a,318b,…318n 第2受信手段
Claims (2)
- 複数のAV装置を中継装置を介して一つのリモコンで遠隔制御する遠隔制御システムにおいて、
前記リモコンは、
ディスプレイ装置上に前記複数のAV機器をそれぞれ示すメインメニュー、前記メインメニューのサブメニュー、前記サブメニューの調整メニューに分類されるメニューをディスプレイするためのメニュー選択キーと、
前記ディスプレイ装置上にディスプレイされる前記メインメニュー、サブメニュー及び調整メニューを選択及び調整するためにカーソルを移動させるためのカーソル移動手段と、
前記カーソルが現在位置したメニューを実行させるためのエンターキーと、
前記メニュー選択キー及び前記エンターキーを含む複数のキーと、
前記複数のキーのそれぞれに該当する信号を伝送し、前記カーソル移動手段に該当する信号を伝送するための第1伝送手段と、
前記中継装置の第2伝送手段から伝送される該当するコード信号を受信する第3受信手段と、
前記第3受信手段により受信された前記該当するコード信号を変形して前記第1伝送手段に提供する信号変形手段とを有し、
前記中継装置は、
前記第1伝送手段から伝送される前記カーソル移動手段に該当する信号及び複数のキーそれぞれに該当する信号のうち一つを受信する第1受信手段と、
前記リモコンのメニュー選択キーをユーザが押すことにより前記複数のAV装置それぞれに該当する前記メインメニュー、該メインメニューのサブメニュー、前記サブメニューの調整メニューをディスプレイし、前記カーソルをディスプレイするためのディスプレイ手段と、
前記メインメニュー、サブメニュー、調整メニューそれぞれに該当する複数のコード信号それぞれをコーディングした後前記複数のコード信号を貯蔵する貯蔵手段と、
前記リモコンのエンターキーをユーザが押すことにより該当するAV装置にカーソルを位置させた調整メニュー、サブメニュー、メインメニューのうち一つの該当するコード信号を伝送するための前記第2伝送手段と、
前記第1受信手段により受信された前記カーソル移動手段に該当する信号及び複数キーそれぞれに該当する信号のうち一つを認識して動作を制御し、前記認識によりメインメニュー、サブメニュー、調整メニュー及びカーソルのうち少なくとも一つをディスプレイし、前記貯蔵手段に複数のコード信号を貯蔵し、前記第2伝送手段を通して該当するコード信号を伝送する制御手段とを有し、
前記第1伝送手段は、前記信号変形手段から提供されたコード信号を前記AV装置に伝送することを特徴とする遠隔制御システム。 - 前記信号変形手段は、前記第3受信手段により受信された信号を前記第2伝送手段から伝送される信号と干渉のない範囲内のコード信号に変形することを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御システム。
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