JP3588373B2 - 耐プレッシャーマーク性に優れた黒色プレコート鋼板 - Google Patents

耐プレッシャーマーク性に優れた黒色プレコート鋼板 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、特にオーディオ製品やクッキング製品等の家電製品に要求されるプレコート鋼板をガードフィルムフリー化した黒色プレコート鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家電や自動車分野における塗装鋼板の低コスト化のニーズは高く、ポストコートのプレコート化が一段と進む中で、機能差をつけた高機能プレコート鋼板の市場要求が高まっている。
【0003】
特にオーディオ製品やクッキング製品の外板に多用される意匠性の高いプレコート鋼板(以下、単にプレコートという)については、需要家での製品成形過程において発生するトップ塗膜の外観取扱い疵の防止策として、プレコートを製造する側では、意匠性の高いトップ塗装面に対し膜厚が数10〜100μmのガードフィルムを別途貼付けて市場提供している。このため安価なプレコートの市場提供はなかなか難しく、加えて需要家における最終商品段階でのこのフィルム剥ぎや剥いだフィルムの後処置等の作業の煩雑さもあって、プレコートのガードフィルムフリー化要求は最近益々高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、ガードフィルムフリー型プレコートを高生産性のラインで製造する場合には、切り板製品になるまでの間はコイル製品として一旦床置され在庫されることが多く、この期間にコイル自重により塗装面への圧痕疵(プレッシャーマーク)発生があり、この改善対策がコイル製品の床置方法を含めて問題となる。
【0005】
ガードフィルムフリーでは、コイル単重によって床との接触部分の塗膜に板幅方向に線又は帯状の圧痕マークが少なからず発生し、これがコイル長手方向に一定ピッチで発生し生産性の大幅低下を招くため、塗膜の耐圧痕疵対策(以下、単に耐PM性という)が最大の解決課題である。又、耐PM性についての同様の問題は、スキッド上にフープ掛けして床置する切板製品においてもみられ、改善要求も高い。こうした意味では、従来耐PM性を付与したガードフィルムフリー型プレコート或はその製造方法は殆ど見当たらない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、化成処理した鋼板の表側をプライマー塗装し、その上層に、塗膜のガラス転移点が40〜70℃であり、平均分子量が15000〜50000のメラミン硬化型高分子ポリエステル樹脂を固形分重量比で40〜90%、一次平均粒径が0.5〜10μmの骨材シリカを固形分重量比で1〜15%、及び滑剤としてポリエチレン粉末を固形分重量比で1〜5%含有する黒色塗膜を形成し、裏面側1C1B塗膜の表面光沢度が表側塗膜の表面光沢度の50〜100%であることを特徴とする耐プレッシャーマーク性に優れた黒色プレコート鋼板である。なお、化成処理は公知のクロメート処理又はリン酸塩処理のいずれでもよい。更にプレコート塗膜も公知の塗装系でよく、トップ黒色系塗膜と同じ樹脂系が好ましい。又、これらの塗装下地の処理又は塗装方法も公知のものでよい。
【0007】
【作用】
本発明は、耐PM性を安定して付与したガードフィルムフリー型黒色プレコートを安価で市場供給するものであり、そのためには生産から需要家での最終商品に至るまで、一貫して耐PM性を含めた加工取扱い疵が発生しないプレコートでなければならず、▲1▼耐PM性を付与するためには耐圧強度を上げなければならず、塗膜自身が適宜硬くなければならず、▲2▼安定した耐PM性を付与するためには、裏面塗膜の表面光沢を制御する必要があり、▲3▼他の塗膜性能を阻害してはならない。このように、安定した耐PM性を確保するには、基本的に硬質塗膜を用い、かつ裏面塗膜の光沢を制御する必要がある。
【0008】
そこで、本発明は、次の▲1▼〜▲3▼に基づき、意匠性の高いトップ黒色塗膜、すなわち表側の耐PM性を安定して付与する。
【0009】
▲1▼耐PM性を付与するためのトップ塗膜の硬質化は、塗膜のガラス転移点(Tg)を高くすること、バインダー樹脂の分子量と配合量の適正化などによる。
【0010】
▲2▼トップ塗膜の耐PM性を安定付与するために、裏面塗膜の表面光沢を適正化する。
【0011】
▲3▼トップ塗膜の耐疵付性を向上させるため、潤滑剤の配合を適正化する。
【0012】
以下、本発明の塗膜構成について説明する。
【0013】
本発明は表裏とも適宜に化成処理された鋼板を基板とし、表側には下層として適宜なプライマー塗膜を形成し、その上層にトップ塗膜として耐PM性を付与した2C2Bの塗膜を有し、その裏面側は表面光沢度を特定した1C1Bのサービス塗膜を有する。あるいは、表裏とも同種の塗装仕様により2C2B塗装してもよい。トップ塗膜は、塗膜としてのTgが40〜70℃であり、平均分子量が15000〜50000のメラミン樹脂で塗膜硬化させるタイプの高分子ポリエステル樹脂を固形分重量比として40〜90%含有し、これに一次平均粒径が0.5〜10μmの骨材シリカを固形分重量比で1〜15%含有し、更にポリエチレン粉末を滑剤として固形分重量比で1〜5%含有する。又、裏面塗膜の表面光沢度は、トップ塗膜の表面光沢度に対し50〜100%とする。
【0014】
本発明は、塗膜の高Tg化による塗膜強度の増大を基本とし、裏面塗膜の表面光沢度をトップ塗膜と同等以下にすることとの相乗効果によって、トップ塗膜の耐PM性を安定して得る。
【0015】
又、本発明で使用する鋼板は裸鋼板又は亜鉛系めっき鋼板の何れであってもよい。亜鉛系めっき鋼板としては公知のめっき方法によって得られる何れであってもよく、例えば電気めっき系では、Znめっき、合金元素がNi、Cr、Feの何れか1種以上からなるZn系合金めっき鋼板を用いることができる。又、電気分散めっき系では、Zn−Ni、Zn−FeをベースにSiO 、TiO 、ZrO 、BaCrO 等の金属酸化物を均一分散析出させたZn系分散合金めっき鋼板を用いることができる。さらに、溶融めっき系において、溶融亜鉛めっき鋼板、Zn−Al系合金めっき鋼板、及びそれらの合金化処理した亜鉛めっき鋼板を用いることができる。
【0016】
以下、本発明鋼板の各塗膜構成要件について述べる。
【0017】
(1)トップ塗膜:
▲1▼バインダーとしての高分子ポリエステル樹脂の分子量:
トップ塗膜に耐PM性を付与するには、塗膜を適宜に硬質化して圧下に耐えるようにすることが前提で、そのためにはバインダーとして高分子ポリエステル樹脂の分子量範囲を特定する必要がある。分子量が15000未満では、架橋密度が上がり過ぎるため塗膜に加工割れが生じ易く、50000以上では、塗膜の伸び加工性の低下や、ユズ肌など製品外観としての塗膜欠陥が生じる。従って、分子量は15000〜50000とし、20000〜30000が好ましい。
【0018】
▲2▼高分子ポリエステル樹脂の配合量:
バインダー樹脂の配合量は固形分重量比として40〜90%とする。40%未満では、塗膜強度が低下して塗膜の耐疵付性や加工性の低下があり、又、均一な塗装外観も得られ難くなる。一方、90%超では、着色、光沢度といった所望の均一塗膜外観の制御が難しくなり、コスト高ともなる。従って、該樹脂の配合量は40〜90%とし、好ましくは50〜80%とする。
【0019】
▲3▼塗膜Tg:
塗膜Tgは、トップ塗膜の耐PM性をより安定して得るために特に制御すべき因子である。Tgが40℃未満では十分な耐PM性は得られず、又、70℃超では塗膜の耐PM性は飽和状態にあるものの、逆に塗膜の伸び加工性が乏しくなって割れが生じ易くなり、コスト高ともなる。従って、塗膜Tgは40〜70℃とし、中でも50〜65℃が好ましい。
【0020】
▲4▼骨材シリカの粒径及び配合量:
骨材シリカは塗膜の耐疵付性付与のため配合する。結晶性が比較的高い硬質シリカがよいが、その粒径と配合量については十分な配慮が必要である。
【0021】
一次平均粒径が0.5μm未満では、塗料中でのシリカの二次凝集のため塗膜への均一分散性が害され、塗膜の耐疵付性が低下したり、外観の均一性に欠ける。又10μm超では、パンチング等の機械加工における鋼板への連続孔明け作業性(耐パンチング性)に欠け、金型摩耗が大きくなって鋼板にバリ又は押疵が多発し、コスト高ともなる。従って、粒径は0.5〜10μmとし、中でも1〜3μmが好ましい。
【0022】
配合量は、固形分重量比で1%未満では塗膜の安定した耐疵付性が得られにくく、又15%超では塗膜の伸び加工性が低下し、耐パンチング性が十分でない。従って、配合量は1〜15%とし、好ましくは5〜10%とする。
【0023】
▲5▼ポリエチレン滑剤の配合量:
ポリエチレン滑剤は塗膜の耐スリ疵性やプレス加工における加工性付与のために用いる。固形分重量比として1%未満では、上記塗膜性能を十分安定して得ることが難しく、又5%超では塗膜焼付時の水冷模様から、均一な塗装外観が得られ難い。従って、滑剤の配合量は1〜5%とし、好ましくは1.5〜3%とする。
【0024】
(2)裏面塗膜の表面光沢度:
裏面塗膜の表面光沢は、トップ塗膜の耐PM性をより安定して得るための制御因子である。裏面塗膜の光沢度がトップ塗膜の光沢度に対して50%未満ではトップ塗膜の耐PM性が低下し、又100%超でも同様にトップ塗膜の耐PM性が低下する。従って、トップ塗膜の耐PM性を安定して得るには、裏面光沢度をトップ塗膜の光沢度の50〜100%とし、好ましくは60〜90%とする。尚、裏面塗膜の光沢は、粉末シリカなどを用いる公知の方法で制御することができる。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の実施例を詳述する。
【0026】
板厚0.7mm、板幅914mmの亜鉛系めっき鋼板の両面に対し、ライン速度70m/分で従来技術による塗装下地処理として総クロム付着量50mg/m の市販のクロメート処理を施した後、乾燥して直ちに塗装工程に入れた。
【0027】
意匠性の高いトップ塗装面(2C2B)にはプライマー塗装及びトップ塗装のいずれにも有機溶剤系の高分子ポリエステル樹脂系塗料を用い、所定条件で塗装焼付けた。プライマー塗装は、日本ペイント製のフレキコート600EUプライマーを固形皮膜として5μm塗装し、その上層にトップ塗膜として表1〜表5に記載の黒色塗膜を固形皮膜として19μmになるようカーテン塗装したのち、標準条件で焼付け、水冷乾燥した。尚、この時のトップ塗膜の表面光沢度は市場ニーズが高い30%に制御した。一方、鋼板の裏面塗装については塗膜の艶出しを調整した日本ペイント製のNP02塗料を用い、公知のロール塗装法により、塗膜厚が固形皮膜として1.5μmになるよう塗装し、所定板温で焼付け、水洗乾燥した。
【0028】
こうして製造した黒色プレコートは、以下に記載するように、意匠性の高いトップ塗膜に要求される耐PM性が十分安定して得られることが分かった。
【0029】
(1)バインダー樹脂について:
塗膜へ耐PM性を付与するバインダー樹脂について、実施例、比較例を含めてNo.1〜No.22に示す。
【0030】
樹脂分子量を変化させた実施例をNo.1〜No.5に示し、比較例をNo.6〜No.7に示す。又、塗膜Tgを変化させた実施例をNo.8〜No.13に、比較例をNo.14〜No.15に示す。更に、配合量を変化させた実施例をNo.16〜No.20に、比較例をNo.21〜No.22に示す。
【0031】
これらから明らかなように、塗膜の他の性能を阻害することなく塗膜に耐PM性を付与するためには塗膜の高Tg化が基本となり、加えて塗膜の外観均一性や加工性を安定して得られるようにするためには樹脂分子量及び配合量の限定が必要である。
【0032】
(2)塗膜中の骨材シリカについて:
骨材シリカの粒径を変化させた実施例をNo.2及びNo.23〜No.28に、比較例をNo.29〜No.30に示す。又、配合量を変化させた実施例をNo.2及びNo.31〜No.36に、比較例をN37〜No.38に示す。
【0033】
これらから明らかなように、耐パンチング性ほかの塗膜性能を低下させることなく耐PM性を塗膜に付与するには、骨材シリカの性状の粒径及び配合量を制御することが必要である。
【0034】
(3)ポリエチレン滑剤について:
ポリエチレン滑剤の配合量を変化させた実施例をNo.2及びNo.39〜No.45に、比較例をN46〜No.47に示す。
【0035】
これらから明らかなように、塗膜に潤滑性を付与し安定したプレス加工性を得るにはポリエチレン滑剤の適正配合が必要で、特に上限を外れると塗膜外観に焼付後の水冷模様が発生し、加工性も低下する。
【0036】
(4)裏面塗膜の光沢度について:
裏面塗膜の光沢度を変化させた実施例をNo.2及びNo.48〜No.52に、比較例をNo.53〜No.54に示す。
【0037】
これらより明らかなように、裏面光沢度の制御範囲を逸脱すると、高生産性のラインにおける商品価値の高いトップ塗膜の耐PM性の安定維持は難しくなり、コスト高ともなる。
【0038】
(5)下地鋼板のめっき系適用事例:
本発明に使用する下地鋼板のめっき系について実施例をNo.2及びNo.55〜No.64に示す。これらの実施例から明かなように、本発明は下地鋼板のめっき系が異なっても塗膜機能には何等支障となるものではない。
【0039】
【表1】
Figure 0003588373
【0040】
【表2】
Figure 0003588373
【0041】
【表3】
Figure 0003588373
【0042】
【表4】
Figure 0003588373
【0043】
【表5】
Figure 0003588373
【0044】
(注)*1.めっき系:
EZ:電気亜鉛めっき。
ZN:電気Zn−Ni合金めっき(Ni;11.5%)。
EC:電気Zn−Cr−Ni合金めっき(Cr;10%、Ni;2%)。
EF:電気Zn−Fe合金めっき(Fe;15%)。
ZNS:電気Zn−Ni−SiO (Ni:12%、SiO ;3%)。
ZNT:電気Zn−Ni−TiO (Ni:12%、TiO ;3%)。
ZNB:電気Zn−Ni−BaSO (Ni:12%、BaSO ;3%)。
ZNS:電気Zn−Fe−SiO (Fe;10%、SiO ;3%)。
GZ:溶融Znめっき。
GA:溶融Zn−Alめっき(Al;5%)。
GF:合金化溶融Znめっき(Fe;8〜11%)。
【0045】
(注)*2.トップ塗膜性状:
▲1▼メラミン樹脂硬化による高分子ポリエステル樹脂を使用。
▲2▼TgはTMAで実測したもの。
▲3▼配合量はすべて塗膜固形分に対する重量比でいう。
【0046】
(注)*3.裏面塗膜の光沢度:
60度鏡面反射によるトップ側塗膜の光沢度比をいう。
【0047】
(注)*4.耐PM性評価:
トップ塗膜面に裏面塗膜を重ね合わせた試験片上に荷重1.6kg/cm を載せ、RH95%、40℃の湿潤雰囲気に168hrs静置したのち、試験片を取り出し塗装面の圧痕状態を目視評価。
◎:初期外観と変化なし。
○:透かすと極く僅かな圧痕転写。
△:正面から見て僅かな圧痕転写。
×:明瞭な圧痕転写。
【0048】
(注)*5.耐孔明性評価:
パンチング孔明機:電動式クランクプレス機による連続孔明け。
金型:表面硬質化加工による金型を使用。肉厚1mm×幅4.5mmの刃が4連セットされたものを使用。
評価:パンチング孔30万個目を対象に、その孔周辺へのバリ発生状態を目視評価。
◎:バリなし。
○:僅かに押疵あるがバリなし。
△:バリ数個発生。
×:バリ頻発。
【0049】
(注)*6.加工性:
角筒プレス、50W×50L×50H、ダイス接触した塗膜の掻き疵発生程度を目視評価。
◎:塗膜疵なし。
○:僅か発生。
△:部分発生。
×全面発生。
【0050】
(注)*7.塗膜外観(目視):
◎:外観均質。
○:透かして極く僅かに不均一模様。
△:部分的に不均一。
×:全面不均一。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、市場におけるプレコートのガードフィルムフリー化要求に対し、他の塗装性能を低下させることなく、工業的レベルで耐プレッシャーマーク性に優れた黒色プレコートの市場提供を可能にする。すなわち、本発明の黒色プレコートは、切り板製品及びコイル製品としての耐PM性、耐パンチング性を有する。

Claims (1)

  1. 化成処理した鋼板の表側をプライマー塗装し、その上層に、塗膜のガラス転移点が40〜70℃であり、平均分子量が15000〜50000のメラミン硬化型高分子ポリエステル樹脂を固形分重量比で40〜90%、一次平均粒径が0.5〜10μmの骨材シリカを固形分重量比で1〜15%、及び滑剤としてポリエチレン粉末を固形分重量比で1〜5%含有する黒色塗膜を形成し、裏面側1C1B塗膜の表面光沢度が表側塗膜の表面光沢度の50〜100%であることを特徴とする耐プレッシャーマーク性に優れた黒色プレコート鋼板。
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